ミドル2
GM:ミドル2に行きます。
GM:――――――――――――――――――――――――――
GM:ではミドル2。シーンプレイヤーは寧さん。他登場自由。
GM:侵蝕をどうぞ
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (35 → 38)
喜美 貞治:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 6[6]+51 → 57
鎹衣 集:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+7[7] → 51
GM:OK
GM:では、ミドルについては情報収集判定および、生活のための判定を行ないます。
鎹衣 集:せいかつ!
GM:まずは情報収集の項目から出しますね
情報項目
【古西メディシン株式会社について】情報:噂話 ウェブ 7
【脅迫の容疑者について】情報:UGN 8
GM:今回はこの二つだけです。
GM:そして生活判定について。
《生活判定について》
護衛対象および、護衛者であるPCたち自身の心身を保つための判定。
使用技能は以下の三つ。ただし、複数のPCが同一の判定に挑戦することは出来ない。
『料理』芸術:料理
『掃除』意志
『買物』調達
これは調達判定の代わりに行うことが出来る。
(達成値×2)点までの購入ができる。また、財産点を事前に消費して、1点につきダイスを1増やせる。(通常の財産点使用も可能)
GM:また、長期拘束が伴う任務の事前報酬として、UGNから共有で使える財産点を10点あげます。
GM:全員が消費できるので、うまく使ってください。
鎹衣 集:ありがてえ
喜美 貞治:うれしい
松橋 寧:わあい
鎹衣 集:まずは情報かな
GM:ですね。どうぞ
喜美 貞治:ですね。とはいえ喜美はダイス一個だからなぁ。
喜美 貞治:コネが使用可能な【脅迫の容疑者について】を狙います
喜美 貞治:コネ、UGN幹部使用
喜美 貞治:3dx>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 6[1,5,6] → 6 → 失敗
喜美 貞治:ぐはーー!
松橋 寧:おっと
鎹衣 集:【古西メディシン株式会社について】噂話で
鎹衣 集:2dx10
DoubleCross : (2DX10) → 7[5,7] → 7
鎹衣 集:っし!
松橋 寧:では脅迫の容疑者について、続けていきます
松橋 寧:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 5[4,4,4,5]+2 → 7
松橋 寧:ふむ、財産1切ります、残り15
GM:起源種と社会弱者チーム、情報が怖すぎる
GM:では情報開示~
【古西メディシン株式会社について】
神城系列の末端を取引先に持つ、新興の中小企業。
今度行なわれる発表の内容は、薬そのものではなく製法に関する特許。特定のいくつかの薬剤を、より低コストで精製することが出来る。ただし、かなり条件が限定的なものであり、本人達もこれほど大規模な妨害を受ける理由が思い当たらない。
岸田伸太郎:開発室室長。目玉焼きは、妻の作るスクランブルエッグが好き。
笹見いお:開発室のホープ。がさつだが知識は折り紙つき。
にゃ助:会社敷地を縄張りにしていた元野良の黒猫。ちゅーるはかつお味しか認めない。
【脅迫の容疑者について】
現時点で、これといった候補者は絞り切れていない。
同業他社だけで見るならば候補が多すぎる。ただし、社用車の破損が最も目立つが、それ以前の妨害記録も、よく見ると不可能性が高いものが多く、かなり初期からオーヴァードの関係が見える。
また、社用車の破損事件の際、敷地内に侵入する二人組が監視カメラに映っていた。
うち一人はかなり小柄な少女であり、超常の説明とUGNの介入を受け入れたのも、そのことが大きい。
松橋 寧:ではGMから許可頂いたので生活判定
松橋 寧:買い物します
松橋 寧:4dx+4 調達
DoubleCross : (4DX10+4) → 10[3,3,4,10]+10[10]+1[1]+4 → 25
鎹衣 集:おそうじ!
GM:?
鎹衣 集:思い出の一品+ブランケット
鎹衣 集:3dx10+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 7[4,6,7]+2 → 9
喜美 貞治:寧ちゃん。
松橋 寧:……達成値の2倍でしたっけ、買えるの
喜美 貞治:何を”買った”の?
GM:ですね……。
GM:商店街のくじ当てた?
鎹衣 集:車買えるわ50
松橋 寧:当たっちゃった……?
GM:にんじんハンバーグか温泉旅行券か
喜美 貞治:4dx 料理
DoubleCross : (4DX10) → 9[4,5,6,9] → 9
松橋 寧:とりあえずさっき貰ってた買い物の中で一番高いクリスタルシールドを買います
喜美 貞治:わぁい?
松橋 寧:そして喜美さんにパス
鎹衣 集:ジャージとTシャツで掃除機をかける男
喜美 貞治:カッチカチになりました
鎹衣 集:敢えてウエポンケース
松橋 寧:どうしてこの人ジャージとTシャツだけでも様になるんだろう
GM:眼鏡かけてやがるこのイケメン
鎹衣 集:ふふん
鎹衣 集:知性!
GM:喜美さんは何買います?
喜美 貞治:アルティメイド服を買いましょう
喜美 貞治:それでボデマの代わりに着ます。
GM:アルティメイド服は達成値20だぜ
GM:9の二倍で18! 共有財産が2減るでいいのかな
鎹衣 集:あ、いらなかったらボデマ頂戴
喜美 貞治:はい。共有財産点2を使い購入します。
喜美 貞治:ボデマもあげるよ
鎹衣 集:わーい
鎹衣 集:これで次はリアクティブアーマーかリアクティブコートを…!
GM:がんばるといい
GM:では家事結果と情報結果の共有シーン!
GM:――――――――――――――――
GM:【護衛生活 一日目】
GM:日中、社員二人はほぼ発表会の準備を行なっており、部屋から出てこない。
GM:冷蔵庫の軽食やコーヒーを淹れに出てくる程度だ。だが、貴方たちはそうはいかない。
GM:この任務は、この部屋を離れることを想定していない。生活環境を適切に整えること、また有事の際の防護を固めるのも、
GM:護衛任務の重要な一部である。
GM:そして、ひととおりの初日の活動が終わった頃には、夕方になっていた。
鎹衣 集:「?食わんな……あぁ、味が違うのか贅沢ものめ」猫と戯れている。
松橋 寧:ピンポーン、と音がしてほとんどすぐに扉が開き、中から小柄な少女が出てくる
松橋 寧:「戻りました」台車の上に荷物を乗せて返ってきた
鎹衣 集:「お帰り」猫を連れて出迎える。
にゃ助:「ふすふす」尻尾で集さんの手を叩いている。
喜美 貞治:「帰って来たか。こっちもできたぞ。」
喜美 貞治:「…まて、お前。松橋。お前一体…何を買ってきた?」
松橋 寧:「ありがとうございます、生鮮食品は上の方に、下の方には……」
鎹衣 集:「悪いな、任せて」喜んでいるのかと思って撫でる。おそらく違う。
喜美 貞治:松橋の荷物に視線を送る。
喜美 貞治:「いくら初日だからって、これほどのものが買えるほど資金はあったか?」
喜美 貞治:「君がとんでもないお嬢さんか、或いはやりくり上手なのかもしれないがね」
松橋 寧:「福引でホームセンターの50000円分の券が当たったので、盾やバリケードなど守りになりそうなものを買い込んできました」
鎹衣 集:「なんと」
松橋 寧:「玄関入ってすぐの棚にしまっておくので、有事に使ってください」
喜美 貞治:「女神だったか…幸運の。」
鎹衣 集:「俺はさっきごみ捨てを終えたところだよ、往復しまくりだったが」
鎹衣 集:「掃除もなかなか……着替える程度にはガッツリ行ったな……」いつの間にかジャージになっている。
松橋 寧:「お疲れ様です、何着ても似合いますね」
松橋 寧:部屋も見回す、かなり綺麗になった
鎹衣 集:「素直に受け取っておく」
喜美 貞治:「松橋…ずいぶん堂々と鎹衣にモーションをかけるな…」
松橋 寧:「?」
鎹衣 集:「喜美さん……これは違う」
喜美 貞治:「違う?付き合ってるんだろ。君たち」
鎹衣 集:「松橋に、特に意図は無い」
鎹衣 集:「……」
松橋 寧:段ボールをしまい込んでいる、窓ガラスの飛散防止テープなども買ったのでこれは明日貼ろう
松橋 寧:「付き合っている?」
喜美 貞治:「え、なにその他人事みたいな顔」
松橋 寧:「失礼、あまりに現実感が無い言葉だったのでついそのまま返してしまいました」
にゃ助:台車の端を興味深げに匂いを嗅いでいる。
鎹衣 集:「同僚だよ、もう一度言うが」「松橋に、特に意図は無い」真顔
喜美 貞治:「うーん…。」そういうロールプレイなのだろうかと思いながらも腕を組み。
喜美 貞治:「まぁ、そういうことにしておくか。」
喜美 貞治:「一応、僕もあり合わせではあるが食事を作った。本当に軽食になってしまったがな。」
松橋 寧:「あっキャットフード、それはまだですよー」買ってきたかつお味のフードを上に避けて
鎹衣 集:ハッキリ言葉にすると普通にしんどいな。これでも、自分も若い男子なのだが。
松橋 寧:「ああ、失礼しました、片づけ終わったらすぐにご飯にしましょうか、こちらもあとは」これだけです、と言おうとして
松橋 寧:荷物の重さによろめく
鎹衣 集:「まだ、誤解してそうだな……」同期とチルドレンが殆ど勘違いしていた過去を思い出す。
鎹衣 集:自然に支える。
鎹衣 集:「大丈夫か?」
喜美 貞治:「…お前はどうおもう?」
喜美 貞治:にゃ助に語り掛ける
松橋 寧:「すみません、後はこれだけなので……」支えてもらったところを起点にして荷物をしまい込んで
松橋 寧:「助かりました」
鎹衣 集:「ん」
にゃ助:にゃー。
にゃ助:くるくると松橋さんと鎹衣さんの周りを周回する。
松橋 寧:「あなたもご飯にしましょうねえ」キャットフードを持って、廊下を歩く
喜美 貞治:「だよな。ああやって見せつけてるんだよな。宛ら太陽を回り軌道を描く地球のように。」
鎹衣 集:「意図がありそうな動きはやめろ」にゃ助を持ち上げて移動。
喜美 貞治:食卓に着く
喜美 貞治:「メインはエッグベネディクト。軽く焦げ目をつけたイングリッシュ・マフィンの上にベーコンとポーチチドエッグを載せただけのものだがな。」
喜美 貞治:「本当はホワイトソースを作って掛けたかったが、まぁあり合わせではそれも手間でな。」
松橋 寧:「…………」
喜美 貞治:「マヨネーズ、卵黄、レモン汁からソースを作り代用した。最近はキューピーのページって便利だよな。」
鎹衣 集:「……」
喜美 貞治:「付け合わせはブロッコリーとオニオンのソテー。味付けは濃くしてあるから。ちゃんと食えよ」
松橋 寧:「あれ、エッグベネディクトって卵料理でも難易度高い方でしたよね……?」
松橋 寧:さっとにゃ助君の分のご飯をボウルに入れ、手を洗って食卓につく
鎹衣 集:「カタカナが多すぎて理解が追い付かん」
喜美 貞治:「まぁ、要はゆで卵とマフィンだよ。あと野菜」
鎹衣 集:「すごいな…」男鎹衣、日本家屋出身。
松橋 寧:「できる人だ……」この女、普段はお茶とサプリと携帯食料しかとってない
喜美 貞治:「一応野菜に掛ける為のエキストラヴァージンオイルもあったな。」
鎹衣 集:「では……いただきます」手を合わせる。
喜美 貞治:「…まぁ、ここではヴァージンオイルで炒め物もしてたようだが…」
喜美 貞治:「それはまぁ良い。」”まぁ”を二度言った。
松橋 寧:「いただきます」手を合わせていただく
鎹衣 集:「???」???
鎹衣 集:んまいんまい、とモグモグ食べ進める。パンを追加でトーストしまくりだ。
松橋 寧:かりっとしたベーコンの上に、卵黄とソースの甘味とうまみがすぐに追いついてくる
松橋 寧:ソテーもくどくないオリーブオイルでするする食べられる、塩味も程よい
鎹衣 集:「美味いな。こういう小洒落たものは見た目重視かと思ってたが」高ぇし。
鎹衣 集:めっちゃ食ってる。男子高校生だから
喜美 貞治:「…ブロッコリーはビタミンが豊富で疲労回復にも優れた野菜だ」
喜美 貞治:「イングリッシュ・ファーストは暖かい食事を、素早く体に行き渡らせる為に。温かいもてなしの為に在る」
喜美 貞治:「俺も見た目が目的で齧っただけだがな。…見た目だけでは、決してない。」
鎹衣 集:「なるほど」
松橋 寧:「助かります、健康指導として言うことはあれど、普段の自分の食生活が安定しているとは言えないので……」
喜美 貞治:(栄養だけで取ると俺の場合、ほとんどレバーになる。それは…味気ない)
鎹衣 集:「……まだあのわびしい栄養摂取してるのか?」
松橋 寧:「お恥ずかしながら……この前の事件の処理も大がかりで時間無かったので……」
鎹衣 集:「医者の不養生」ボソッ
喜美 貞治:「ひょっとして栄養剤とミカンとコーヒーみたいな生活してるのか?」
松橋 寧:「うっ」ほぼ図星
鎹衣 集:「まぁ、この件は後で聞くとして……」
喜美 貞治:「品位は少しづつ表に出るぞ。…まぁ、僕も君くらいの年の頃は病院食だったが」
喜美 貞治:「そうだな。」席を立ち、キッチンで何を準備する。
喜美 貞治:「僕は料理に精いっぱいだったが、君らは何か掴んだ風なのだろう?」
喜美 貞治:「UGNチルドレンの働きを聞かせてくれよ」
喜美 貞治:ポットに紅茶を注ぎ、配膳していく。
松橋 寧:「ええ、とはいえ1日目ですし主だった進展も少ないですが」
鎹衣 集:「俺からいいか?」
松橋 寧:「どうぞ」
鎹衣 集:「この会社についていくつか調べた。古西メディシン……新興の企業で取引先は神城の系列……まぁ末端のひとつだがその線からの依頼になっているな」
松橋 寧:「なるほど、窓口は神城でしたか」
鎹衣 集:「件の発表については、薬ではなく製法の特許らしい……詳しいことは分からんがいくつかの薬が低コストで複製できるらしい」
鎹衣 集:「ーーーが、かなり限定的な条件みたいだな……だからこそ、妨害の意図は読みづらい」
鎹衣 集:「目的がわからん」
喜美 貞治:「なるほど?」
鎹衣 集:あまり大したことは分からずすまんな……と言って水をのむ。
松橋 寧:「なるほど、個人的に興味があるので後で詳細を回してもらっても?」
GM:薬に詳しい松橋さんや喜美さんなら、薬剤の名前で多少思い当たることがあるかもしれません。
鎹衣 集:「了解した」
GM:該当する現場は助かるものの、処方できるのは一部の大学病院くらいで、使用法の近い代替品も多く、決してメジャーに使われるものではない。
喜美 貞治:「僕にも回してくれ。心当たりはあるかもしれない。」もっとも心当たりがあるという事は。レネゲイドとは関係なさそうだが。
鎹衣 集:こくりと頷いて「そちらは何かわかったか?」松橋さんに
松橋 寧:「……え、これですか?」
鎹衣 集:「ん、どうした?」
喜美 貞治:「良く見せてくれ。ここからじゃ見えづらい。」
松橋 寧:「はい、どうぞ、かなりマイナーな物ですね」
松橋 寧:「元の薬の特許も切れて、ジェネリック医薬品もそれなりに出ています」
松橋 寧:「取り立ててこの発表を襲う理由が見当たらないですね、今のところ」
鎹衣 集:「そうか…」
喜美 貞治:「親父が使ってるやつだな。それ。大したものではない。少なくとも、こうして襲われる故は」
喜美 貞治:「多大な利益?は見込める様なものではないよ」
鎹衣 集:「…もう少し深く調査をする必要があるかもしれんな」
松橋 寧:「内容に不審点は見当たらない、とすれば次の手がかりは製法でしょうか」
松橋 寧:「その段になったら言ってください、お力になれるかもしれません」
鎹衣 集:「そうなるな。その時は任せるかもしれん……妨害理由については保留として」
松橋 寧:「次は相手、でしょうか」
鎹衣 集:「ああ。何かわかったか?」
松橋 寧:「とはいえ、こちらも大して情報を持っているわけでは無いですが」
松橋 寧:事件報告のファイルと、写真を数点出す
松橋 寧:「全妨害記録から、不可解性の高い……オーヴァードが関わっていそうな案件を抜き出しました」
松橋 寧:「多いですね」
松橋 寧:「時系列順にまとまってますがかなり古くからあります」
喜美 貞治:「…ふむ。」
鎹衣 集:「多いな、ずいぶん手間だったろう」
松橋 寧:「それほどでは」
松橋 寧:「それと、これも」白黒写真を擦ったA4用紙を2枚
喜美 貞治:「随分心強いお嬢さんだな。こんなに小さいのに」
喜美 貞治:「これは…。」
鎹衣 集:「む…」
松橋 寧:「社用車妨害の日の監視カメラの映像です」
松橋 寧:「画質が良くないのですが二人組の侵入と……こっち、わかります?」片方の人影を指さす
喜美 貞治:「小さい子供だな。君とおなじくらいか?」
松橋 寧:「車高から推測できる身長がだいぶ低いです、恐らく150センチ程度」
松橋 寧:「ええ、身幅も含めたら少女と言っても差し支えないでしょう」
喜美 貞治:「そして、彼らは車をひっくり返した犯人でもある、と。」
鎹衣 集:「何者かはまだ分からんが、少なくとも二人。単独犯ではない」
喜美 貞治:「全米ヘビーボクサー級の体型なら、まだヒトの仕業と受け入れる余地はあったかもしれないが。」
喜美 貞治:「これほど華奢な少女が、車を幾つもひっくり返すと。それは確かに現実としては受け入れられない。」
鎹衣 集:「あぁ、十中八九オーヴァードだろう」
喜美 貞治:「"超人"を彼らが受け入れたのも納得のいく理由だろう。」
松橋 寧:「はい、依頼が来た理由まではある程度納得いく形で分かったかと」
鎹衣 集:「だな……だが、まぁ」
鎹衣 集:「こちらも、まだまだ何も分からんな」
松橋 寧:「全部の事例に言えるんですけど、衝動性が薄いんですよね……だからこそ難しいんですけれど」
喜美 貞治:「衝動性が薄いが、超能力を使用した威圧を繰り返す…。オマケに薬は利益とは関係があまりないときた。」
喜美 貞治:「不可解極まりない。何を目的として、誰に向けた脅迫なのだろうな。」
鎹衣 集:「わからん」
松橋 寧:「とにかく、明日明後日と情報をまた集めて絞り込みが必要そうですね……」
鎹衣 集:「色々と判断材料が足りなさすぎる……少し骨だが詰めていこう」
喜美 貞治:「或いは…どこかで考えを変える事が必要になるかもしれない。」
喜美 貞治:「君は知ってるかい?」
喜美 貞治:にゃ助を持ち上げて自問するように聞く。
にゃ助:「ふんす」
にゃ助:ぺろ、と男の鼻先を、ざらついた舌が舐めた。
GM:――――――――――――――――――――
GM:シーン終了。調達判定は消費済みのためロイスのみ可能です。
松橋 寧:保留で
喜美 貞治:ロイスは…なし!
鎹衣 集:ロイホ
GM:はあい!
GM:では本日の分は終わりです。
GM:続きは10日の21時からです。よろしくお願いします。
喜美 貞治:わいわい、アスハルさんありがとうございました!
喜美 貞治:次回もよろしくお願いします!
鎹衣 集:よろしくお願いします!!
松橋 寧:お疲れさまでした!!ありがとうございました!1
GM:よろしくお願いします~。
GM:それでは護衛生活セッション2日目、初めていきましょう
松橋 寧:よろしくお願いします!
喜美 貞治:よろしくお願いします!
鎹衣 集:よろしくお願いします
ミドル3
GM:ではミドル3からです。シーンプレイヤーは松橋さん、他自由!
喜美 貞治:シーンイン!
喜美 貞治:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 8[8]+57 → 65
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (38 → 47)
鎹衣 集:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+4[4] → 55
GM:OK。ではまずは情報項目から。
情報項目
【古西メディシン株式会社について2】交渉or知識:医療 8
【周辺警戒/接近者について】白兵or知覚 10
GM:この二つです。
GM:あとはおなじみ生活判定。
GM:使用技能は以下の三つ。ただし、複数のPCが同一の判定に挑戦することは出来ない。
『料理』芸術:料理
『掃除』意志
『買物』調達
これは調達判定の代わりに行うことが出来る。
(達成値×2)点までの購入ができる。また、財産点を事前に消費して、1点につきダイスを1増やせる。(通常の財産点使用も可能)
鎹衣 集:先ずは情報を
鎹衣 集:【周辺警戒/接近者について】白兵で判定します
鎹衣 集:3dx10+4>=10
DoubleCross : (3DX10+4>=10) → 8[3,3,8]+4 → 12 → 成功
喜美 貞治:すごい!
松橋 寧:さすが
松橋 寧:じゃあ会社について、交渉で
松橋 寧:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[3,4,5,8]+1 → 9
松橋 寧:オーキードーキー
GM:お見事だぜ
GM:では情報公開1
喜美 貞治:優秀なチルドレンだ
【古西メディシン株式会社について2】
利益の競合という点では、妨害を受ける心当たりがない。
ただし、社員二人に話を聞いたところ、新たな製法では、今はあまり用途の少ない触媒Aを主に使うことになるらしい。正式に特許をとった際は、国内における触媒Aの大半がその生産の為に使われるだろう。
あなたは思い出すことができる。過去、R事案の報告書で、触媒Aの名前を見た覚えがある。
→【触媒Aの用途について】情報:UGN 10 次回から情報収集可能
【周辺警戒/接近者について】
マンションの近郊で、不審な動きをする人物を発見できた。
羽鳥ら別働隊と協力し、これを捕縛。装備から判断すると、対ワーディングマスクを保有したギルドの一般構成員であると思われた。
首から提げるタイプのワーディングマスクに加え、『LP』と刻まれたエンブレムを保有していた。
現在は支部に拘束されているが、詳しい取り調べにはしばらくかかりそうだ。
GM:これで全部です。
GM:では生活判定もやってしまいましょうか。
GM:ロールについてはそれらの結果に合わせてということで。
松橋 寧:はーい
松橋 寧:また買い出しへ
松橋 寧:4dx+4
DoubleCross : (4DX10+4) → 9[3,4,4,9]+4 → 13
喜美 貞治:掃除
喜美 貞治:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[4,5,8,9,10]+9[9] → 19
松橋 寧:ひとまず高性能治療キットを1つ
鎹衣 集:シュウ's キッチン
鎹衣 集:1dx10
DoubleCross : (1DX10) → 6[6] → 6
喜美 貞治:19か何を買おう。欲しい人がいないなら財産点つかってブルゲ買います。
松橋 寧:3d10で回復足りそうです?
鎹衣 集:×2だから38じゃない?
喜美 貞治:19で買える回復アイテムだとどういうのありましたっけ。ホワイトリボンが18で2d10なのは今確認してる
松橋 寧:医療トランクがシーン1回2d10ですね
松橋 寧:難易度は20
喜美 貞治:簡易手術キット買うか…
喜美 貞治:使い切りですが4d10回復できる
松橋 寧:よさそう
鎹衣 集:6×2で12か
鎹衣 集:なんかあるかな
喜美 貞治:では難易度18の簡易手術キットを購入します。
松橋 寧:12……
松橋 寧:良ければ僕の分のボデマとか?
鎹衣 集:おけ!
鎹衣 集:ボデマ買います
松橋 寧:装甲8にして僕からは以上です
GM:OK。ではシーンからやっていきましょう。社員二人と
GM:劇的ビフォーアフターを遂げた部屋での会話からです
GM:―――――――――――――――――――――――――
GM:護衛生活、2日目――――
GM:ひとまず、一日目は何事もなかった。生まれたのは、綺麗に片付いた部屋と、補給された十分な生活必需品。
GM:余裕も生まれた結果、作業の小休止に入った岸田たちと、改めての状況確認を行なっていた。
岸田:「……な、なんということでしょう」
喜美 貞治:ほこりを払い、松橋寧の協力によって得たアルコールで消毒を済ませ
喜美 貞治:壁際寄せられていたペットボトルやゴミ袋はすっかり消えていた。
岸田:「まさかこれが……皆さんの超能力……?」 一気に向上した生活スタイルに目を見開いている。
喜美 貞治:「それほどでも。ただの生活力だよ。」
笹見:「昨日の夜に出てきたイケメン飯……幻覚じゃなかったんスね」
喜美 貞治:「それに、本当はワックスがけもしたかったが…。」「にゃ助が傍を離れなくてな」
喜美 貞治:そういい視線を落とす。
松橋 寧:「現実的な人手、ひいてはお金の力です」
松橋 寧:「あれは私たちも驚きましたけどね……」さて今日は何が出てくるのやら
にゃ助:なご~。
にゃ助:喜美さんの足先を抱え込んで蹴っている。
喜美 貞治:「!」「…やるなにゃ助。今のでHP1くらい減ったかもしれないぞ、僕は。」
喜美 貞治:そう言い自嘲する。実際かなり痛かった。
笹見:「元野良の誇り高さがどっかいってるス。あたしらが構ってやれなかったからって……」
松橋 寧:「大変、内服薬も手当て用の品も数日分用意しているので何かあればおっしゃってください」
松橋 寧:「元野良なんですね……」
にゃ助:なーごなーご。五人の中心に位置どる。
にゃ助:視線を独り占めしたい。
岸田:「いえ、本当に助かりました……」発表のための資料を抱えている。
岸田:「栄養ドリンクとサプリだけだと、非常時とはいえ限界があったので……」
松橋 寧:「お忙しい中資料のコピーまでいただいてしまいすみません……」
鎹衣 集:「だろうな」
松橋 寧:手には数枚のコピーを持っている
喜美 貞治:「状況が状況だ。アレでも十分整理できていた。」
岸田:「いえ、松橋さんが医学の心得をお持ちだったとは」
岸田:「今は猫の手も借りたい状況で……何か気になるところがありましたら教えてください」
松橋 寧:「いえいえ……あ、誤字かなと思ったところは一応つけていますので後でまとめてお返ししますね」
笹見:「護衛の人を想定問答集に首尾良く使うわけッスね」
松橋 寧:「それ以外だと……この研究は基本的には触媒Aを使用し既存のこれらの薬の複製を安価に行うという認識で大丈夫でしょうか?」
喜美 貞治:「医学ね。なるほど興味深い。」掃除に夢中で資料に気づかなかったと言えない。
岸田:「ええ、そうなんです。この素材、国内で十分に生産できるのですが使い道があまりなくて」
岸田:「そこに我々は目をつけまして上手くいけば同様の手法を他の薬剤の生成にも使えるようになるのがゆくゆくは」
岸田:早口!
笹見:「室長、ヒかれてるっスよ」
喜美 貞治:「多重生成。魅力的な言葉だ。」それとなくうなづく。
松橋 寧:「なるほど、確かにこの方法なら安価に触媒Aを使え複製も楽に、現場も供給が増えますね………」はた、と
松橋 寧:「……これうちの報告書で聞いたことあるような……?」
笹見:「ま、ギョーカイからしたら些細なことでも、うちにとっちゃ社運かかってるスからねー」
岸田:「些細なことじゃないぞ笹見! 症例こそ少ないが、この薬剤が最適解の患者だっている」
笹見:「ま、薬が安く作れて損をする人はいないスね」
喜美 貞治:「そうだな。例え主流でなくともそれで助かる人は確かに、いる。」「僕はそれを知っている。」
鎹衣 集:「違いない……すまん、少し鍋の様子を見てくる」一人、キッチンへと向かう。今日の担当だ。
岸田:疲れた顔は変わらないが、仕事には誇りを持っている様子が分かる。
松橋 寧:「…………」黙って触媒Aの特徴をメモ帳に書き込んでおく、報告書を後で洗うためだ
笹見:こちらも、見かけはドライだが、力はきちんと籠もっている。
喜美 貞治:「松橋。さっきの話が正しければ…。古西メディシンが使うその媒体は」
松橋 寧:「最近は薬価も上がってますからね……」
喜美 貞治:「国内での使用亭は少ないもののUGNでも使われている。それは確かなのか。」
岸田:「む……しまった。もうweb会議の時間だ」
松橋 寧:「おっと、ではご脱字の訂正などを行ったコピーは後程お渡ししますね」
笹見:「あ、そッスね。もっかい引っ込みます」 お菓子を抱え込んで下がっていく。
松橋 寧:「いってらっしゃいませ」ピコピコ手を振って二人を見送り
松橋 寧:「そう、ですね、確か何件かの報告書で見たことがあります」
松橋 寧:「ただ、頻繁に出てくるものでもないのでちょっと裏取りに報告書見直したいです」
喜美 貞治:「頼む。琴医療に関しては…それもUGN関係は、お前だけが頼みだ。」
喜美 貞治:頭を下げる。
松橋 寧:「わかっています、本職ですからね」
喜美 貞治:信頼と。専門家には、いつだってそうするしかないという申し訳なさと共に。
喜美 貞治:(いつも見ているだけだな。僕は…)
鎹衣 集:「ーーーさて、どうなるか」
鎹衣 集:お玉を持ってたっぷりの野菜と水が入った鍋の前に仁王立つ。
鎹衣 集:不動である。
鎹衣 集:なんか肉とかもブロックを使っちゃったのでとにかく煮る。
鎹衣 集:なんか水減ってるな……と思ったら足してさらに煮る。めっちゃ煮る。
鎹衣 集:「…………分量」大体あっている。記憶力とバランス感覚はよい。
鎹衣 集:「そろそろか」ルーをいれようかなー
喜美 貞治:(………)
喜美 貞治:黙って、それを見ていた。
鎹衣 集:ーーーーー弱火に、切り替えた。
松橋 寧:「?」資料を整理して、窓辺に背を向けている、気づいていない
GM:では、喜美さんと鎹衣さんは気付くでしょう。
?:窓の外。マンションの入口前。
?:道路を通りがかる、何気ないランニング中の青年のように見えるが
?:キラリ、と一瞬。こちらに向けられた手元が光った。
鎹衣 集:「ーーー!」
?:UGNチルドレン、あるいは俳優にとっても身近なものだ。
?:盗撮用の小型カメラのレンズ。
?:そのまま何もなかったかのように、男は駆け抜けていく。
喜美 貞治:「集!」
鎹衣 集:「喜美さん、スポッターを頼む……俺が止めよう」
鎹衣 集:通信器具を投げ渡し、近くの窓から飛び降りる。
喜美 貞治:「ああ、仕事の時間だ。観測役は任せてくれ。」
松橋 寧:「??何かいました?」
喜美 貞治:「招かれざる客人が来ただけだ。」
喜美 貞治:「…流石にこれくらいなら、手伝ってもいいだろう。」
喜美 貞治:コンロの火を止め、後を追いかける
松橋 寧:「あ、嫌がらせ、追いかけます」
鎹衣 集:「大まかな位置でいい」
鎹衣 集:「見つけたら伝えてくれ」
?:「……!?」
喜美 貞治:ベランダで目を閉じ空気の震えを捉える「南50m、そこそこの速度で進んでいる」
鎹衣 集:重力操作等はなく、単純に受け身をとり衝撃を極小さなものに変える。そのまま追跡。
喜美 貞治:「─────まぁ、お前なら心配いらないが」
?:マンションの上層の窓から躊躇もなく飛び降りた男に、瞠目する。
?:フォームが乱れる。首元にかけたネックレスを捻り、偽装を捨てて逃げ出す。
鎹衣 集:「把握した」呟き、ほんの少しだけ刃を鞘から覗かせる。
鎹衣 集:それだけで、周囲が凍える。静止する。
?:「……っ! クソッ!」 何か嫌な予感を受ける。腰のポーチから、改造銃を引き抜こうとし――――
鎹衣 集:「使えんよ」
鎹衣 集:細かな調整も完了。逃亡者も気づくだろうーーー身体が上手く動かない。
?:ぱ き 「ひゅ」「?」
?:噛み締めた歯の隙間から、白い吐息が漏れた。
鎹衣 集:「身体から熱を奪わせてもらった……大人しくは、もうなってるか」
鎹衣 集:通信端末から別動隊に連絡、確保の準備を依頼する。
?:凍り付いた銃を落としながら、その場に倒れ伏す。
鎹衣 集:「さて、何者か……」
松橋 寧:様子を見てから階段から降りようと窓を覗いて
松橋 寧:「…全部終わってますね?」
松橋 寧:と喜美さんに聞く
男:「く、そ……ふざけ……」
喜美 貞治:「ああ、やりすぎるなよ。と言いたいが。」
喜美 貞治:「いう間もなくやられたな。」
松橋 寧:「そこはご心配なく、安定性は随一の方なので」
喜美 貞治:「やっぱり奴は優秀だよ。」「紛れもない、世界の守護者の一員なんだな。」
鎹衣 集:「ーーしまった」冷気のなかに関わらず、冷や汗が出る。やっべえ
鎹衣 集:「鍋に火が」
羽鳥七海:――程なくして、要請を受けた羽鳥が駆けつけた。
羽鳥七海:男は何も喋らず……それ以前に大したことは知らされていないようだったが。
羽鳥七海:改造銃の型式から、恐らくR犯罪組織"ギルド"の末端構成員であること。
羽鳥七海:また、一見は装飾品にしか見えない、特殊性の対ワーディングマスクを装備していた非オーヴァードであることが分かった程度だった。
羽鳥七海:更に詳しい調査のため、男は近隣の支部へと連行された。
GM:鍋はやや焦げた。
GM:――――――――――――――――――――――
GM:――――――――――――――――――――
GM:――――――――――――――
GM:――――――――――――
GM:同日 夜
鎹衣 集:「こだわりカレーだ、召し上がれ」ドロッとしたカレーを盛り付けます。
鎹衣 集:【シェフ鎹衣のこだわりカレー】肉とかでかい!野菜どろどろ!旨味とかすごい気がする!大体数日かけて食う!
鎹衣 集:「松橋はどれくらい食べるだろうか?」喜美さんにはほどほどの盛り。
喜美 貞治:「集。とても、とても良く煮込んだんだな。」
喜美 貞治:「…………」
鎹衣 集:「……」
喜美 貞治:半固形状でライスの上に乗っかっているそれを見ている。
鎹衣 集:「……こだわりドライカレーだ」
喜美 貞治:「いや。皮肉を言っているんじゃない。僕は、こういうカレーを一度食べてみたかった。」
鎹衣 集:【シェフ鎹衣のこだわりドライカレー】そういうことになった!
喜美 貞治:「こういうパワフルな味を食べる機会はなかったからな」
喜美 貞治:(本当は、作ってくれる友達がいなかった。とはいえず)
鎹衣 集:「それならよかった……いや、昨日のメニューをみるにそうだろうが」
鎹衣 集:「俺も自炊が得意というわけではないが、一人暮らしだからな。多少は飯も作る」
喜美 貞治:「…お前らしい料理だと思うよ。」
喜美 貞治:「後で少し、俺に盛られたライスを食べてもらってもいいか。」
鎹衣 集:「友人なんかは喜んで食べるのだが……まぁ奴らの味覚など濃いか油かの判別しか出来まい。意見を聞けてよかったよ」
鎹衣 集:「了解した」
松橋 寧:「………みませーん、すみませーん」
鎹衣 集:「?」
松橋 寧:バスルームの方から声
松橋 寧:「ボディーソープバッグに忘れちゃって、誰か取ってきてもらえますかー」
鎹衣 集:「…………」
鎹衣 集:喜美さんに視線を【これ行って大丈夫かな?】
喜美 貞治:こくり とうなづき、サムズアップ
喜美 貞治:(奴なら大丈夫だ)
鎹衣 集:こくり、頷き返す「(……というか、バック漁らせて良いのか、普通嫌がるだろう)」
鎹衣 集:「わかった」ボディーソープをとっていそいそと向かいます。
喜美 貞治:そういうロールプレイなんだろうなと思っている。
松橋 寧:取り立てて高くもないドラッグストアのボディーソープだ、ホワイトソープの香り。
鎹衣 集:「松橋、洗面台に置いてーーー」
松橋 寧:「あ、ありがとうございます、助かりました」
松橋 寧:待っていたのかそのまま扉を開けて出てくる
鎹衣 集:ドアの前に立ってました。
松橋 寧:そのままボディーソープを手で受け取って
松橋 寧:「ありがとうございます……寒いので早めに失礼しますね」
松橋 寧:そのまま何事も無かったかのようにバスルームに戻っていく
松橋 寧:タオルは、巻いていなかった
喜美 貞治:(……集、ここからでも聞こえるぞ。お前の心拍)
鎹衣 集:「……」
鎹衣 集:無言でトボトボと戻り、カレーを大盛でわけます。
喜美 貞治:少し呆れた表情でカレーにタバスコをかける。
鎹衣 集:「ーーーっ!!ーーーー!」そしてかっ食らう、いつもは食べ方は上品なのに。
鎹衣 集:「辛い!美味いが……!」「ーーーはっ!!」
喜美 貞治:「僕は、瀉血はしてやれない。お前を冷静にはしてやれないが。」彼の現状は察しきれぬが
喜美 貞治:「代わりに今は、食べろ。刺激で頭を満たせ!」心拍数が並々ならぬことになっている事だけは分かった。
鎹衣 集:「……おかしいのは絶対あちらだろう」
喜美 貞治:「(ロールプレイで齟齬が発生したのか?)」
喜美 貞治:「まぁ、人生そういう時もある」
にゃ助:にゃーん。
鎹衣 集:脳が記憶を保存しようとする。普通するよな?いや、任務中ーーーークソ!
松橋 寧:「失礼しました、もうご飯食べ始まってるみたいですね」
松橋 寧:そういった懊悩をよそに、何食わぬ顔で戻ってくる
鎹衣 集:「……はぁ」何てことのない態度を見て、血が冷えてくる。
鎹衣 集:「……甲斐がないな」
松橋 寧:「??」
松橋 寧:「あ、カレーおいしそうですね、私もいただきましょうか」
喜美 貞治:「癖はあるが中々これも、うまいぞ。」カレーを口に運びながら続ける。
松橋 寧:風呂上りの熱冷めぬ足で、パタパタとキッチンに歩いていく
喜美 貞治:「集を見ろ。もうこんなに食べてる。」
松橋 寧:「ますます楽しみです」
喜美 貞治:湯上りの姿を無防備に公衆に晒すとは。
喜美 貞治:気にならないほどの事を先ほどこの二人はしていたのか?
鎹衣 集:誤解がさらに生じている気がするが、これはもう駄目だろう。後で上司とかに相談したら良いのかな……と黄昏ます。
喜美 貞治:「……」「ガキなのだか、大人なのだか。お前たちの事が、時々僕は分からないよ。」
喜美 貞治:そう思いながらも、スプーンを動かす手に意識を移した。
GM:そして。
GM:特に何事もなかったかのように、二日目の夜は更けていった。
GM:――――――――――――――――――――――――――――――――
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
松橋 寧:ロイス保留で
喜美 貞治:ロイス保留で
鎹衣 集:松橋 寧 連帯感/脅威◯ に変更
鎹衣 集:以上です。
GM:何がどう脅威なんでしょうか
GM:具体的にどこらへんが脅威でしたか? やっぱりきょういが?
喜美 貞治:ロールプレイに齟齬が発生してるのかな
鎹衣 集:上手いこと言うな!
GM:ではシーン終了。
ミドル4
GM:それではその流れのまま、ミドル4。
GM:今回は全員登場です。
喜美 貞治:65+1d10
DoubleCross : (65+1D10) → 65+9[9] → 74
GM:侵蝕をどうぞ
鎹衣 集:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+2[2] → 57
喜美 貞治:やばい
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (47 → 49)
GM:なんだこの格差……
喜美 貞治:松橋さん、侵蝕率お裾分けしてもいい?
松橋 寧:ちょっと魅力的な提案
GM:カバーキャラが一番登場侵蝕増えるの、あるある
GM:では
GM:――――――――――――――――――――――
GM:3日目。
GM:護衛生活3日目。
GM:相も変わらず社員二人は資料室に籠もり、あなたがたは特に外出の予定もなく、鍛錬や家事を行いながら過ごしていた。
GM:物資も今のところ十分にあり、松橋の思い当たる資料の取り寄せや、羽鳥から取り調べの結果が来るかどうか。
GM:目下、動きがあるとしたらそのくらいだ。
GM:皆さんは何をしていますか?
鎹衣 集:素振りとかしてます。室内で物に当てないようにブンブンやる。後は指立てとか。
喜美 貞治:それをじっと見てます。殺陣の勉強になるなと思ってる。
松橋 寧:風を切る音や掛け声をBGMに読みかけていた論文を読んでます
GM:では、あなた方がそうしていると。
GM:ぴーんぽーん。
GM:間の抜けたインターホン音が鳴った。
セールス:「すいませぇーん!」
鎹衣 集:「……む」集中をほどき、意識を警戒へと移す。
セールス:「……すいませぇ~~ん! 私、役所の方から来まして、この近辺の水道をですね、国の意向で調査している者ですがー!」
GM:役所の方。国の意向。それそのものではない。典型的な水道セールスの文言である。
GM:誰が出ますか?
喜美 貞治:「僕が出る。念には念を入れて、だ。」
松橋 寧:「お願いします」
鎹衣 集:「わかった、任せる」
喜美 貞治:蒼白の顔色はそのままにセールスマンの待つドアを開ける。
セールス:「あ、どうも~! ありがとうございますぅ~」
喜美 貞治:「少し声を下げてもらえますか。近所迷惑ですよ。」
セールス:「あ、これは失礼しました~。」帽子を目深に被った青年だ。
喜美 貞治:「そちらも要件があるのは、分かりますがね。世間体というのはお互い大事でしょう?」
セールス:「えへへ……そうしますぅ。お兄さん、モデルか何かやってらっしゃいます?」
セールス:「いやぁー。大変カッコイイ……おっといけない」
喜美 貞治:「はは…ただ病気がちなだけですよ。茅棒みたいな躰なだけです。」
セールス:「実はこの周囲で水道から錆汚れが出たって報告がありまして~。他の皆さんに迷惑がかからないか、調べて回ってるんですよぉ」
喜美 貞治:(目元は見えない、やはり怪しいな)
セールス:「良ければ調べさせて貰えませんかねえ?」
喜美 貞治:「結構。うちはミネラルウォーターしか飲んでいません」
GM:ちなみに、扉のチェーンはかかっていますか?
喜美 貞治:掛かってます。
GM:なるほど。
セールス:「あ、そうですかぁ~。うーん、困ったなあ」
セールス:「ミネラルウォーターだけですかあ。ははあ。なるほど」
セールス:「それは全く、全く。当然の対応ですよねえ……」
喜美 貞治:「ええ。僕らはこれでも忙しい。そろそろお引き取り願えますか。」
喜美 貞治:「…これ以上は、こちらも警察を呼びますよ?」
セールス:ゆるりと帽子を外す。「――だって"彼ら"」
セールス:「お弁当も、怖くて食べられないんでしょう?」
喜美 貞治:きゅっと一瞬大きく息をのむ
喜美 貞治:「っ、なぜ。それを」
喜美 貞治:松橋や鎹衣ならば見せなかったであろう動揺の表情がそこにはあった。
喜美 貞治:そして、大きな意識の隙も。
セールス:「ティト」
小柄な少女:「は、ぁ、ーーーーいっ?」
小柄な少女:次の瞬間。
小柄な少女:玄関の扉が、チェーンごと。その奥の喜美さんごと。
小柄な少女:殴り飛ばされ、部屋の奥に吹っ飛んだ。
喜美 貞治:「っ、か…!」肺をつぶされ声にならない声を上げる。
糸目の青年:「それでは、ネ」
松橋 寧:「!?」ドアの隙間から顔を出していた、吹き飛ばされる風を肌で感じる
糸目の青年:先程までとは打って変わったような、冷たい、カタコトの言葉。「お仕事、ハジメテいきましょうか」
喜美 貞治:尋常ではない吐血と共に部屋の奥で身動きがとれない中、何とか立とうとする。
小柄な少女:「そうね、そうね! ああん、おにいさん、私のプレゼント、受け取ってくれたぁ?」
小柄な少女:「どうかしら? ね、スーシャ? ねえどうかしら?」
喜美 貞治:「最高の目覚ましだ。モーニングコールには遅すぎたがな」
喜美 貞治:応えながら立つ。まだ立てる。戦える。
鎹衣 集:「無事か?喜美さん」
《スーシャ》:「きちんと伝わっていますヨ、ティト。やはり第一印象がだいじですからネ」
喜美 貞治:「戦えるさ。僕を誰だと思ってる。」
喜美 貞治:「…君らを、まもる役だ」
鎹衣 集:「なら、いい」「ーーーあぁ、それと貴様ら」
《ティト》:「そう? ああ……良かったわ、良かったわ! 素敵な人ね!」
鎹衣 集:瞬間、室内に冷気が溢れる。否、熱が奪われる。
鎹衣 集:「わざわざ来てくれて、手間が省ける。二人とも、凍えて沈めよ」
《スーシャ》:「ふぅーむ」漏れた冷気に、わざとらしく肩を竦める。「コレマタ、分かりやすいご挨拶デ」
鎹衣 集:「相手になってやる」
松橋 寧:喜美さんが前に出るのを通し、革製のナイフハンドルを構える
松橋 寧:「……0924、走馬灯標他2名、状況開始します」
喜美 貞治:(肺に骨が刺さってる、昔なら死んでたな。オーヴァード様様。…最も、それは奴も同じか。)
《スーシャ》:「君タチに恨みや害意はないんですヨ? ただ、部屋の奥のヒトたちを引き渡して欲しいだけで……」
喜美 貞治:「断る。」
松橋 寧:「彼らを守るのが、私たちの仕事ですので」
《スーシャ》:「ハァン。やる気十分。では仕方ない。……次善策と参りますカ」
《スーシャ》:ピ、と指先を翻す。壊れた部屋の空中に、名刺が一枚ふわりと広がる。
鎹衣 集:「言っただろう?凍えて沈め、そのあとで口を割らせてやる」ニヤリと唇が弧を描く。
喜美 貞治:「名刺…。小洒落た真似を。」「美学に免じてその名乗り、甘んじて受け取ろう。」
《スーシャ》:「『背信会社ラインパウダー』威力業務部門、翻北戴(ホン・ベイダイ)です」
《スーシャ》:LPが組み合わさった社章が翻る。「お見知りおきを、頑固者のUGN」
GM:では、簡易ミドル戦闘を行います。
鎹衣 集:あい!
喜美 貞治:はい!
松橋 寧:はーい
《ラインパウダー》
↑
5m
↓
PCたち
GM:まずエンゲージがこちら。
GM:社員たちは既に攻撃を開始しています。
GM:
『簡易戦闘ルール』
PC三人で攻撃判定を行い、総ダメージ量によって撃退および自陣被害が決まる。
1~20 失敗 再度判定
21~40 成功 ただしシーン全員に8d10ダメージ。
41~60 成功 ただしシーン全員に6d10ダメージ。
61~80 成功 ただしシーン全員に4d10ダメージ。
81~100 成功 ただしシーン全員に2d10ダメージ。
101~ 成功 ダメージなし。
ダメージに対しては装甲のみ有効とする。
GM:こういう感じです。
GM:手早く、判定からやっていきましょうか。行動値順です。
喜美 貞治:では、喜美から。
喜美 貞治:マイナー移動、メジャー 『月光』《ブラッドスパイク》《コンセ:br》
喜美 貞治:7dx8+5
DoubleCross : (7DX8+5) → 10[1,3,5,6,7,9,9]+10[8,8]+10[3,10]+7[7]+5 → 42
松橋 寧:「君の首を絞める夢」(凍てつく刃L5)ダメージ+1D+15、コスト3
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を3(→ 3)増加 (49 → 52)
松橋 寧:ダメージ追加どうぞ
GM:馬鹿な! 7dx8の期待値は11くらいでは!?
GM:命中判定ないです。自動でどうぞ
喜美 貞治:はい!
喜美 貞治:9+5d10+1d+15
DoubleCross : (9+5D10+1D10+15) → 9+43[9,10,10,6,8]+7[7]+15 → 74
喜美 貞治:?
喜美 貞治:お前…
喜美 貞治:やるやないか
喜美 貞治:侵蝕率5上昇で79!HPも3消費で27へ!
GM:???
GM:こ、固定値9の範囲攻撃が!
GM:なんだこの威力。
喜美 貞治:武器火力とかないのにね
GM:ええと……では74です……
GM:鎹衣さんどうぞ……
鎹衣 集:あい
鎹衣 集:マイナー移動、オート武器装備
鎹衣 集:メジャー【簒奪の虚光】コンセントレイト:サラマンダー+炎神の怒り+煉獄魔神 侵蝕+8
鎹衣 集:7dx8+4
DoubleCross : (7DX8+4) → 10[1,3,4,5,5,9,10]+10[4,10]+5[5]+4 → 29
鎹衣 集:こんなもんやぞふつう
鎹衣 集:ダメージ
鎹衣 集:3d10+9+15
DoubleCross : (3D10+9+15) → 11[1,1,9]+9+15 → 35
GM:うん、このくらいを想定してた
GM:いやちょっと低いかな……
GM:では……109なんですが……寧さんもお願いします
松橋 寧:はーい、マイナー無し、メジャー
松橋 寧:「朝焼けも夕焼けも無い国」(ツインバーストL3+エクスプロージョンL3)ATK+17、範囲選択、ドッジ不可、コスト6
松橋 寧:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 9[2,2,2,4,9]+1 → 10
松橋 寧:ダメージ
松橋 寧:2d10+17
DoubleCross : (2D10+17) → 14[5,9]+17 → 31
GM:こういう感じね
松橋 寧:運による上下がしにくい
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を6(→ 6)増加 (52 → 58)
GM:74+35+31で 合計ダメージ140。
GM:無傷! です! ええ~~~~~~?
喜美 貞治:正直一番火力低くなると思ってたけど…やったぜ!
GM:それでは演出。
GM:――――――――――――――――――――
GM:響き渡る、轟音と衝撃。瞬きも出来ない、一触即発の状況。
GM:だが、それを理解できない存在もいた。
岸田:がちゃりと、奥の扉が開く。
岸田:「松橋さん、皆さん? すごい音がしましたが、何が……」
岸田:「え?」 倒れる喜美さん。凍り付く気温。目を丸くする。
松橋 寧:「閉めて岸田さん!」
鎹衣 集:「ーーー!」
喜美 貞治:「岸田さん、とうとうその時が来てしまったようだ。…落ち着いて、そして逃げてくれ。」
喜美 貞治:ごぱっ。見たことがないほどの血を吐いた喜美が声を上げる。それはこの状況では握手であり─────
《スーシャ》:ギラリ、と。その隙を見逃す男ではない。
《スーシャ》:「瑪蝗、泥鰍、蝦蟇、蛇、石、三屍」
《スーシャ》:両腕の包帯から、血が滴る。それを吸った影が、ざわりと蠢く。
《スーシャ》:「?来(こい)――――毘沙門蟲!」
《スーシャ》:巨大な影で出来た百足が、男の足下から無数に生まれ、鎌首をもたげる。
《スーシャ》:号令と共に、壁を伝って四人に襲いかかる。
鎹衣 集:「(速い、そして多いな)」思考を立て直す。生まれた隙を狙わない相手ではないだろう。
《ティト》:同時。「え? いいの? いいのね?」 少女が、祈るように両手を胸の前で組む。
《ティト》:――その背から、大木めいた三本目の腕が生える。
《ティト》:壁に突き込み、ぐるりと抉り、まるで鍋の蓋のように。
《ティト》:横壁が、ばくりと丸ごと引き抜かれる。
《ティト》:「受け止めて! 私の、愛!」 飛び掛かり、鈍器を振り回す。
喜美 貞治:「寧、支援を頼む。ありったけのものをな。」
松橋 寧:やってくる百足にまだ顔が青いが
松橋 寧:「はい」その言葉で正気に戻る
松橋 寧:振り上げられた鈍器の下に体を滑り込ませ、ナイフハンドルの先を彼女の顎先へ
松橋 寧:生成1、二酸化炭素
松橋 寧:一瞬で蒸発し作られた白霧が彼女の視界を覆い
松橋 寧:生成2、水
松橋 寧:足元を氷で固めていく
《ティト》:「あら!」 戯れるように笑う。がくりと姿勢が傾ぐ。
喜美 貞治:その隙を逃がさない彼では、ない
喜美 貞治:「君のお陰で随分血を吐いた。手間が省けるな。」
喜美 貞治:彼の流血は半月を描き、バルディッシュ
喜美 貞治:ヒトの力で人間を両断しうるとされる業物へと変わっていく。
喜美 貞治:そして、彼女を「捉えた。」
喜美 貞治:半月斧全力の一撃は、素人の放てる最高火力。
喜美 貞治:「痛いぞ、我慢しろ。我が身は月光─────!」
喜美 貞治:そこから更に血の刃より波打つ水面のような光の波紋が放たれる
《ティト》:「あ」 「はっ!」
《ティト》:奔った血の刃に、突進を弾き返される。
《ティト》:第三の腕が切り裂かれ、掴んだ壁板は、誰も居ないテレビを微塵に砕き。
《ティト》:血の線を引きながら、もんどりうって自分も収納棚とめり込む。
《ティト》:「あはっはははは!」 仰向けに倒れた足だけが、無邪気にバタつく。
《スーシャ》:「ああ、悪い癖ですねティト。プロレスしてるんじゃないですよ」
鎹衣 集:前方での攻防を知覚しつつ、岸田さんの元へ駆け寄りーーー前に立つ。
《スーシャ》:だが、二者は引きつけた。その隙を突いて、数多の影百足が奔る。狙いは無論、奥の岸田だ。
鎹衣 集:無数の百足と対峙しながら静かに佩刀を構えた。
鎹衣 集:高速で接近する影の百足を捉え、鞘付きのまま振るい、当てる。
鎹衣 集:捉える、当てる。
《スーシャ》:「そんな棒切れで――」
鎹衣 集:繰り返し数度、足元に動かなくなった百足が数十体と転がっていく。
鎹衣 集:繰り返す。捉える、当てる、停止させる。
《スーシャ》:「……ッ! 鬱陶しい!」
鎹衣 集:「いい訓練だよ、貴様も来るか?単調ではつまらん」
鎹衣 集:「まぁ、いい加減鬱陶しいか……魔眼、限定解放」
《スーシャ》:「冗談を。我が蠱毒、たかが棒振りで防ぐこと能わず!」
《スーシャ》:「撕下、毘沙門蟲!」
鎹衣 集:カチリ、小さな音がなり……静寂が生まれる。
《スーシャ》:無数の残骸が、毒々しい血液を纏いながら合体と収束を繰り返す。
《スーシャ》:名状しがたき多頭の百足が、剣一本では追いつかない連撃を浴びせる、はずだった。
《スーシャ》:「――――」
鎹衣 集:「動いているなら、生きていようが、死んでいようが、影だろうが……熱は生まれる。まぁ、科学的というより概念的なものだが」
《スーシャ》:鎌首をもたげた、その時点で停止している。
鎹衣 集:「なら、奪える」
《スーシャ》:ぴし、ぴしぴし。百足の?ではない、無数の亀裂が生まれ。
《スーシャ》:なお術者の手で強引に動かそうとした歪な呪蟲が、爆ぜ砕ける。
鎹衣 集:「気を取られすぎだよ、数の有利は………こちらが上だぞ?」
喜美 貞治:「そういうことだ。」「我が身は月光!」
喜美 貞治:血の光波が援護するように迫りくる。
《スーシャ》:「これはこれは」
《スーシャ》:「思ったよりも――」 血の光波を、荊のように纏った百足の影が防ぐ。
《スーシャ》:そして返す刀で、伸び上がった一匹で喜美さんを貫こうとする。
松橋 寧:伸びた百足が、かくん、とその動きを止める
喜美 貞治:「寧、世話をかける。…僕の業は貴様には届かないか。やはり強いな、集は。」
松橋 寧:見れば、バターナイフ程度の身幅の刃が百足の節に突き刺さっており
松橋 寧:無色透明の個体は、血の温度で溶けだす
松橋 寧:ピレトリン、エクスミン、シラフルオフェン、フィプロニルイミダクロプリド、ピペロニルブトキサイド
松橋 寧:その他諸々、凡そ民間で流通はできないほど濃度の殺虫成分を添えて
《スーシャ》:文字通りに「消毒」され、オゾン臭と共に蠱毒が弾ける。
《スーシャ》:だが、同時に壁際に伸ばしていた別の百足が、
《スーシャ》:壁にめり込んでいた少女の首根っこを捕まえて引っ張っている。
《ティト》:「きゃーっ」
《ティト》:破壊された玄関に降り立つ。「スーシャ! もう! これからいいところだったのに!」
松橋 寧:浴びた返り血と裏腹に蒼白な顔で一連の工程を見ている
《スーシャ》:「いいえ、下がりますよ。準備時間を与えすぎたようでス」
喜美 貞治:「もう少し気づくのが遅れてたらうれしかったのだがな。残念だ。」
《スーシャ》:「介入がここまで早いとハ……情報部の杜撰さの被害を受けるのはいつも現場だと思いませんカ?」
喜美 貞治:「悪いが、僕らのバックはいつも優秀でな。そういう経験はない。」薄っぺらいはったりを返す。
松橋 寧:「その言葉、自分でそう思ってるときは相手も大なり小なりそう思ってますよ」
鎹衣 集:「転職をお勧めする」「無論、服役後にな」
《スーシャ》:肩を竦める。「まあ良いでス。――最低限の目的は果たせましたカラ」
《スーシャ》:変奏用の帽子を被り直して。「それでは、UGN。また近いうちニ」
《スーシャ》:その視線は、三人の奥を向いている。
喜美 貞治:男の視線の奥に思わず視線を走らせる。
《スーシャ》:《瞬間退場》。百足が姿を隠し、離脱します。
《ティト》:「ああ、もう! じゃあね、素敵な人たち!」
《ティト》:「次はもっと愛させてね!」 同じく《瞬間退場》。飛び降りて去っていった。
鎹衣 集:「ッ!」逃がすまいと構えるがこれ以上の低温はオーヴァード以外には厳しい。
岸田:……スーシャの視線の先。
喜美 貞治:「……!」
岸田:ずれた眼鏡を直す暇もなく、壁際にへたり込んでいる男。
喜美 貞治:「き、岸田さ」「…寧、早く来てくれ!」
喜美 貞治:戦闘の負荷でまたも吐血する。がそれも構わず彼女を呼んだ。
松橋 寧:「は、はい」自分もへたり込みそうではあるが、慌ててその声に答え走る
岸田:「は……! っは、……」浅い呼吸を繰り返す。交錯は一瞬で行なわれた。その全てを見た。
松橋 寧:「岸田さん、大丈夫ですか」
岸田:「……ひ! さ、触るなッ!」近づいた少女を、強く突き飛ばした。
松橋 寧:力が抜けそうだったのもあり、成人男性のその腕力だけで
松橋 寧:あっけなく、ふらりと倒れる
岸田:「な、何だ! 今のは! なんなんだ、あいつらも――あなたた、お前らも!」
鎹衣 集:「すまない、驚かせてしまった」
岸田:一瞬、倒れた少女に罪悪感を覗かせるも、ずりずりと壁に沿って後ずさる。
鎹衣 集:突き飛ばされた松橋さんを、起こし、ささえながら言う。
岸田:「ふざけるな! 何で僕があんな……こんな……ただ、新商品を……!」
喜美 貞治:「…人ですよ。貴方と変わらない。痛みを感じる人です。」
岸田:「……冗談じゃない。なんであんなのが来る。なんであんなのを撃退できる!」
鎹衣 集:「それについても迅速に調べ、対応させて頂く。しかし、今回に限っては此方の不手際だ……貴方に此方の仕事を見せるべきでは無かった」不可抗力であっても、それを引き起こしたのは自分達の対応に不足があったからだ。いい言い訳は出来ない。
岸田:砕けた壁。一瞬で荒れ果てた部屋。転覆した車。割れ砕ける百足。血痕。血飛沫。
鎹衣 集:「すまない」頭を下げます。
岸田:「だまれ、だまってくれ!」 錯乱が、頭を下げる男にすら、その言葉を吐かせた。
岸田:「――――お前達も、どう見たって、化け物じゃあないか!」
喜美 貞治:その言葉に、思わず頭がかっとなってしまう。
喜美 貞治:「…岸田さん。ちょっといいか。」
喜美 貞治:「貴方は勘違いしているが、僕は別にそこまで優しい奴でも。良い奴でもない。貴方を守るのは」
鎹衣 集:「喜美さん」制止しようとするが、間に合わない。
松橋 寧:正直ここまで起こったことだけでいっぱいいっぱいだ、支えられた端からずり落ちそうになっている
喜美 貞治:「……仕事だよ。僕らも。奴らも。貴方と同じ理由で動いて生きているんだ」
喜美 貞治:「なのに…!」
岸田:「……うるさい、うるさい、…………っ……!」
岸田:そのまま、かろうじて扉が無事な、奥の部屋に籠もってしまった。
鎹衣 集:「……今は混乱しているのだろう」
鎹衣 集:「無理はない、あまりに日常とかけ離れた光景だ」
鎹衣 集:「最悪の場合は羽鳥に掛け合ってもらうか、もしくは別のやり取りを用意するかだ」「俺達も休もう、別動隊に連絡は済ませた」
鎹衣 集:部屋の修復は依頼済み、二人に落ち着くよう促す。
喜美 貞治:「…」どうして、とは言えなかった。なぜ、自分より年若い彼がこんなに落ち着いているのか。
喜美 貞治:「すま、ない。」ただこれだけしか言えなかった。
GM:――『最低限の仕事は済ませた』。
GM:大穴の開いた部屋に、去り際の敵エージェントの言葉が、静かに反響した。
GM:―――――――――――――――――――
GM:シーン終了です。ロイスのみ可能。
松橋 寧:ロイス保留
喜美 貞治:ロイスは保留!
鎹衣 集:岸田 庇護◯/不安
鎹衣 集:いじょう
GM:OK。
ミドル5
GM:では続いてミドル5。
GM:保護部屋が壊れてしまったため、別の非常時用セーフハウスで色々と相談することになります。
GM:シーンプレイヤーは松橋さん。他自由。どうぞ。
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (58 → 61)
喜美 貞治:79+1d10
DoubleCross : (79+1D10) → 79+9[9] → 88
喜美 貞治:?
鎹衣 集:65+1d10
DoubleCross : (65+1D10) → 65+7[7] → 72
GM:格差が
GM:それでは先に情報収集項目から。
情報項目
【触媒Aの用途について】情報:UGN 8
【背信会社ラインパウダーについて】情報:裏社会orUGN 7
GM:これがラスト!
松橋 寧:触媒A行きます
松橋 寧:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 8[2,4,6,8]+2 → 10
松橋 寧:〇
鎹衣 集:じゃあ【背信会社ラインパウダーについて】を
鎹衣 集:3dx10+1>=7
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 3[1,2,3]+1 → 4 → 失敗
鎹衣 集:あ
喜美 貞治:社会1の俺は後ろで見守ってるぞ
喜美 貞治:oh
松橋 寧:共有財産ってまだあります?
喜美 貞治:いや、ここは僕も振ります
松橋 寧:ではお願いします……
喜美 貞治:ではコネ、UGN幹部使用 ダイス+2
鎹衣 集:みせてくれ、社会性を
GM:共有財産、生活判定用だったから……
喜美 貞治:5dx+1>=7
DoubleCross : (5DX10+1>=7) → 9[3,3,4,4,9]+1 → 10 → 成功
松橋 寧:ほっ
鎹衣 集:うおおお
鎹衣 集:大人だ
喜美 貞治:侵蝕率ダイスボーナスってありがたいわ
GM:これが俳優の社会性……!
GM:では情報項目を。
喜美 貞治:ほっほっほ
【触媒Aの用途について】
過去に、あるFHセルが製造するレネゲイド薬害事件で、触媒Aが原料に使われていた記録があった。侵蝕を急激に上昇させる薬品である。
該当セルにとって、原料が被る古西社の技術は不都合だったが「古西社を潰すため該当セルが動いた」と知られると、イコールで対象薬剤の製法が他の組織にバレる危険がある。
そのため、利益目的の競合他社のフリをして圧を掛ける必要があった。
明らかに手口の目立つ殺人や拉致ではなく、発表を諦めさせること。
その依頼を受けたのが、ラインパウダーである。
【背信会社ラインパウダーについて】
FHの同名セルと、ギルドの一部門が事業協同し設立した会社。
「レネゲイド技術を“経済活動の一部”にする」という社標を掲げる。
その到達点は、裏でのエージェントのやりとりを『業界の常識』として組み込むことで、社会に対しオーヴァードの居場所を強制的に生み出すことにある。
現在、威力業務部門の二名がこの任についている。
《撕下填上(スーシャヘンシャン)》翻北戴
大陸の呪詛格闘家。影の百足を扱う蠱毒と、それを利用した拳打の熟練者。
《恋多き》ティトリット
怪力乱神の少女。自らが愛せる相手を探す、破壊衝動の暴走者。
GM:情報は以上です。
GM:――――――――――――――――――――――――――――
GM:UGN 非常用セーフハウス
GM:護衛生活、四日目。
GM:近隣の、林の中の平屋にあなたたちは避難していた。
GM:マンションよりは広いものの、身を隠すことを重点においており、研究発表の準備に十分とはいえない。
GM:それでも、休息は出来る。あなたたちは社員達とは別の部屋で、今後のことについて考えていた。
羽鳥七海:「……皆さん、お疲れ様です」
羽鳥七海:非常時につき再合流したチルドレン。「岸田室長は、今、睡眠薬を飲んで眠られています」
羽鳥七海:「あ、普通の処方品ですよ。彼らの自前の……というと良くないですが……」
松橋 寧:「お疲れ様です」ひとまず顔の青みは少し引いた、消えてはいない
鎹衣 集:「お互い様だよ」「かなり神経に来ているようだな……さて」
喜美 貞治:「迷惑をかけてしまったな。面目ない。」
羽鳥七海:「笹見さんとにゃ助さんが様子を見ているので、とりあえずは安心かと。……皆さん、本当にお疲れ様でした」
松橋 寧:「いえ、すぐに戸を閉めなかったこちらの落ち度です、申し訳ございません」
羽鳥七海:首を振る。「現場を見ました。あの状況で、彼らに怪我がなかったことの方が奇跡です」
鎹衣 集:「一般人と行動を共にするのを踏まえた警戒が十全でなかったのは事実だよ……ただ、問題はこれからどうするかだ」
羽鳥七海:「背信会社ラインパウダー」 名称をもとに調べられた、机上の資料を見る。
羽鳥七海:「あるいはラインパウダーセル……ですか。厄介な相手です」
松橋 寧:「レネゲイドによるエフェクトのやり取りを現代企業社会の中心に、ですか」
喜美 貞治:「レネゲイドを、オーヴァードを裏の資本に組み込む。現代社会に生きる俺達にはわかりやすい目的だ。」
鎹衣 集:「ふむ、分かりやすく我々の敵だな」
鎹衣 集:「ある意味では近いと言っていいだろうが……」UGNもラインパウダーも目指す点としては共生だ。
鎹衣 集:「現時点で容認できる相手ではあるまいよ」
羽鳥七海:「そうです。オーヴァードによる人類の支配、だとか掲げるセルよりは大人しく……つまり巧妙です」
松橋 寧:「ですね、全貌が明らかになるまでここまでの調査を要する辺り、非常につかみにくい」
羽鳥七海:「今でも、UGN内での協力企業の扱いには最大限の注意を払っているのに」
羽鳥七海:「表向きは警備会社、人材派遣。ビルの警備員が勤務中にジャーム化、なんて目も当てられない」
羽鳥七海:「……いえ。セルそのものについては持ち帰ります」
鎹衣 集:「安定性がない資本だからな、オーヴァードは」「ああ、今は置いておこう」
羽鳥七海:「ひとまずは、我々の任務についてです」
羽鳥七海:「こちらが松橋さんに頼まれていた資料です」
喜美 貞治:「…古西社が新たに使う予定の例の触媒についての資料か。よくも短い時間でこれだけ。」
松橋 寧:「助かります、件名とタグは……FH、薬害」
松橋 寧:「レネゲイド活性剤をばらまいた一般的な事件ですが材料は……ああ、確かにありましたね」
松橋 寧:「触媒A、この件では侵蝕上昇補助作用が買われている」
松橋 寧:「分量も多いです、確かにこれは一般流通されると作りにくくなる」
羽鳥七海:「古西社の発表は、間接的にですが……危険なR薬剤を減らすのに一役買うことになっているわけですね」
喜美 貞治:「そして、面倒だからと古西社を直接的にたたけば製法をバラしかねない。」
喜美 貞治:「これが、一連の嫌がらせや脅迫の背景か。」
松橋 寧:「足がつかないように発表を諦めさせたかった、ということでしょうね」
羽鳥七海:「神城と細い繋がりがあったことが、この場合は幸運でした」
羽鳥七海:「そうしたツテがなければ、ただ怪異に怯えるしかない」
喜美 貞治:「確かに僕らの存在で最悪の事態は防げた。」
松橋 寧:「とはいえ、足をつけたくない場合は差し向ける人数も少なくしたい、これ以上の増援は出しにくいとは思いますが」
鎹衣 集:「しかし、少人数での我々への直接攻撃も凌がれた……次に、奴らはどう動くと思う?」
喜美 貞治:『最低限の仕事は済ませた』スーシャの言葉が頭の中で木霊する。
喜美 貞治:「何もしなければまた、攻めてくるだろうな。」
喜美 貞治:「完璧に守り切ることは難しい。命だけじゃない。」
喜美 貞治:「『心の問題』もある。」
喜美 貞治:「結局奴らは古西社の発表を中止できれば良い、勝利条件は向こうが有利だ。」
羽鳥七海:「特許の発表まで……ですか」
羽鳥七海:「ただ……」
羽鳥七海:言いかけた時、奥の扉が開く。
笹見:「……ちゃす」
鎹衣 集:「む…」
松橋 寧:「こんにちは」そちらを向いて頭を下げる
笹見:所在なさげに視線を彷徨わせながらゆっくりと部屋へと入ってくる。
笹見:「ども、ッス」
喜美 貞治:「こんにちは。先日は驚かせてすまなかったな。」
笹見:「アタシはその……直接見なかったんで」
笹見:「大丈夫ス。室長よりは……」
松橋 寧:「それでもです、こちらの不手際で見たくないような光景をお見せすることになってしまい申し訳ございません」
喜美 貞治:「ありがとう。岸田さんについては…完璧に守り切れなかった。僕らの努力不足だった。」
鎹衣 集:「ああ、不自由を強いている。すまない」
松橋 寧:笹見さんの分の椅子を取ろうと立ちあがる
笹見:「あの。ちょっと話、聞いちゃったんスけど」
松橋 寧:ふらつきそうになったが何とか耐えて椅子を運んだ
松橋 寧:「立ち話も何ですし椅子を……どうされました?」
笹見:「相手は……発表されると困る、けど、目立つことも出来ない……ってことでいいんスかね」
笹見:「ウチの社屋を爆弾で吹っ飛ばすとか、そういうのはナシ?」
松橋 寧:「そうなりますね、これまでの状況を見るに、なるだけ裏で済ませたいのだと見て取れます」
喜美 貞治:「流石にそれは目立ちすぎるからないだろう。…それがどうかしたのか?」
笹見:「……スよね。じゃ……」
笹見:松橋さんに出してもらった椅子の隣に立つ。
笹見:その場で、勢いよく、深々と頭を下げる。
笹見:がつ、と椅子の背もたれに額をぶつけた。
松橋 寧:「あっ」慌てて椅子を頭をぶつけない位置まで引く
鎹衣 集:「大丈夫か」
笹見:「あいだっ! ……じゃなくて!」
笹見:「守ってくれないスか! アタシらのこと!」
笹見:「PCに縛り付けてでも発表までは持ってきます! 絶対に!」
鎹衣 集:「……」
松橋 寧:「笹見さん……」
笹見:「色々言っちゃって、何を都合良いことを言ってんだって話なんですけど!」
笹見:「あんなこと、言う人じゃないんです! 普段なら!」
笹見:「アタシがどんだけガサツなことしても、女らしくとか何も言わないで実力見てくれて」
喜美 貞治:「‥‥‥‥」
鎹衣 集:「あぁ、わかってる」「追い詰められた状況で出る行動が真実などと言うつもりはない」
笹見:「室長も、あたしらも、他の皆も、今までで一番のでかいプロジェクトなんス……!」
笹見:顔を上げる。額は赤く腫れて、目には涙がにじんでいる。
鎹衣 集:「忌むべきは、追い詰められる……その状況を作った相手なのだから」
松橋 寧:「…………」きゅ、と自分の手を握り
喜美 貞治:笹見と見る、視線が合うがそのまま堂ぜずに彼女を見ている。
松橋 寧:「申し訳ない、あの時突き飛ばされて放心していたのがまだ残っていたようで」
喜美 貞治:「集はああいってるが…寧はどうだ?」
笹見:「……っ」
松橋 寧:「少しでも守ることに疑問を覚えていたところでしたが、貴女の誠意を聞いて、そうも言ってられないと痛感しました」
松橋 寧:「こちらからもお願いします、どうか発表を行って、その薬で助けられるだけの人を助けてください」
喜美 貞治:(言葉に、そして動きに迷いがない。心からの言葉、か。)
松橋 寧:「そこに至るまでの道であれば、命に代えてもお守りいたします」
松橋 寧:といい、頭を下げて
松橋 寧:自分も頭を背もたれにぶつけた
鎹衣 集:「本当に…はっきりとモノを言うな、お前は」
鎹衣 集:「大丈夫か?」
松橋 寧:「……」顔を上げた、少しおでこが赤くはれている
喜美 貞治:「やっぱりできた人間だよ。お前たちは。」
笹見:「ずいまぜんっ。ありがとう、ございますぅ……!」
笹見:「あどでじづじょうにもどげざざぜまず…………」
喜美 貞治:「‥‥‥‥」
喜美 貞治:「そんなことさせずとも、知ってるよ。岸田さんは仕事に真面目な素晴らしい人だ。」
喜美 貞治:「僕は元より、三人を必ず守るつもりだったからな。」
喜美 貞治:「仕事、だからな。」本業は俳優なんだが。
にゃ助:座り込む女性の横を、すり抜けるように歩いてくる。
にゃ助:机の上にするすると登って、三人の視界の中心に居座って。
にゃ助:だまって身を伏せた。
松橋 寧:「……お茶、お持ちしますね。コピーも。大体のチェックは入れましたので」
GM:――――――――――――――――――――――
GM:―――――――――――――――――――
GM:―――――――――――――――
GM:方針は決まった。増援を呼ぶほどの余裕はないものの、羽鳥が一般支部員とともに情報収集に走り回る。
GM:迂闊な行動は出来ない。しばし貴方たち三人は、手持ち無沙汰の時間が生まれた。
鎹衣 集:コンディションに異常はない。いつも通りの鍛練をルーティーンに変わらぬ行動を取る。
鎹衣 集:一通りの動きを終え、水をとりにキッチンへと向かう。
松橋 寧:料理判定します、事前財産点-3して4dへ、残り12
GM:OKです。ただし設備が整っていないため。
GM:獲得できる購入アイテムは『達成値+3』までとします。
松橋 寧:了解です
松橋 寧:いざ
松橋 寧:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 6[2,2,2,6] → 6
松橋 寧:危ない……
GM:ほぼ2じゃん では9までの購入が出来ます
松橋 寧:残りの財産点全部使って合計21にし、ブルーゲイルを買います
GM:OKです! 綺麗に使い切ったわね
松橋 寧:怖いなあ本当、描写続けます
松橋 寧:「……あ、鎹衣君」
松橋 寧:備え付けのエプロンを着こみ、目の前で何やら測っている
松橋 寧:コニカルビーカーとか転がっている、本当にこれ料理なのだろうか
喜美 貞治:「………」喜美はただ、寧の料理工程を黙って見ていた。
鎹衣 集:「松橋か…ええと、なにを?」
松橋 寧:「卵と鶏肉が余っていたので親子丼を……」
にゃ助:喜美さんの隣で毛繕いしている。
喜美 貞治:(集、気づけ。そしてどうかお前からつっこんでくれ…!)
鎹衣 集:「あぁ、料理か」
鎹衣 集:「(なんか、見たことの無い調理器具があるな)」
松橋 寧:「435……違う……447……足りてない……470……あっ多すぎた……」
松橋 寧:鶏肉は切りすぎて切れ端が積みあがっている
鎹衣 集:「……」
鎹衣 集:「火もちゃんとみた方がいいぞ」
松橋 寧:「えっと火、今だし汁沸かして……わわっ蒸発してる」
鎹衣 集:「……火は俺が見る。松橋は続けていてくれ」
松橋 寧:「えっと150mlに対し小さじ1入れたから一旦止めて分量入れ直して再計算して」
松橋 寧:「あっすみませんお願いします……450……よし丁度」
松橋 寧:「玉ねぎは切っているから次は沸いただし汁に……蒸発したばっかりだった……」
松橋 寧:なお、火は強火である
鎹衣 集:「こっちは俺がやるよ」出汁を作る。ザッと。
鎹衣 集:目分量なのに迷いはない。無いだけだ。
松橋 寧:「ありがとうございます、そうしたら鶏肉と玉ねぎを入れてしばらく待って、調味料と卵を入れたら完成みたいです」
鎹衣 集:「というより、見ていたらな手伝ってやればよかったのでは?」喜美さんに視線。
鎹衣 集:「了解した」
喜美 貞治:「…前々から思っていたんだがな。」僕が黙っていたのは集。お前が寧を止めると思っていたからだぞ
喜美 貞治:「お前たち、一体どんな社会経験を積んできたんだ。」
喜美 貞治:台所に広がる化学実験のような調理器具と大量の鶏肉が視界に入る。
鎹衣 集:「俺は単に一人暮らしが長いんだよ。小学生の頃から殆どだな……自然となれる」
鎹衣 集:「自炊も……任務もな」
喜美 貞治:「なるほど?(家族については…聞かない方がよさげだろうな)」
松橋 寧:「鎹衣君のところは自由度が高いですね、少し羨ましくもありますが頼もしいです」
松橋 寧:「私は……どうなのでしょう」
松橋 寧:「少なくとも戦闘教練を積んでいるチルドレンとはまた違うと思うのですが」
鎹衣 集:「まぁ、任務慣れはしてる方じゃないか?UGN家系だろう?」
喜美 貞治:「そうだな。普段一緒にいる人、食べてるもの、何をしていたか。話題としてはそんなところか。」
松橋 寧:「親だけですよ、私は元々戦えなかったので」
松橋 寧:「仕方が無いのでホワイトハンドで専門教育を受けて……教官はいましたけど、担当というほどじゃありませんでしたし」
松橋 寧:「日替わりで仕事をして終わるまでやって栄養だけ帳尻合わせて寝るくらいです」
鎹衣 集:「まぁ珍しくはあるか……普段の生活という点では俺はかなり普通だと思っているぞ?」
鎹衣 集:「訓練をして、学校に行き、任務を果たし、訓練をする。その繰り返しだ……まぁ、この歳になると生活の自由度が増えて気楽だがな」
鎹衣 集:「あとは暇があればまた訓練か遊ぶかだよ」
喜美 貞治:「立派じゃないか。窮屈かもしれないが、僕には集がうらやましく思えるな。」
松橋 寧:「自由ですねえ」規定量以外の肉の切れ端をどうすべきか悩みながら眺める
鎹衣 集:「そうか?まぁ、典型的なチルドレンと比べると好き勝手やってる方だとは思うが…肉はあるだけ入れていい。食べる」
松橋 寧:「はあ」追い肉
喜美 貞治:「寧は。本当に、技能を伸ばす日々だったのだな。」
松橋 寧:「そうですね、親も忙しいので。」
喜美 貞治:「お陰で助かってる。造血剤も手に入った。」
喜美 貞治:「これで、僕でも戦える。」
喜美 貞治:「…あまり踏み込むことは言えないが。」
喜美 貞治:「寧も、集も両親と同じ仕事ができて。それに満足しているか?」
松橋 寧:「………」調理器具を洗おうとスポンジを取った手が止まる
喜美 貞治:「これからまた、《撕下填上(スーシャヘンシャン)》翻北戴、そして《恋多き》ティトリットと戦うことにもなるだろう。」
喜美 貞治:「戦いには危険が伴う。そして必ずしも報われるわけでは、ない。」
鎹衣 集:「ふむ……俺の事情は少し複雑ではあるのだが」どちらかと言うと扱いが難しい子供を預けた様なものだ。
鎹衣 集:「報われないから、戦わないというのも性に合わん」
鎹衣 集:「使命を持って生まれる、あるいは生まれた時点で運命が定まる……それを不幸と思うほど俺は人生を生きていないのでな」
鎹衣 集:「まぁ、言ってみればまだ青いんだよ……折れたときは先達として助けてくれ」
松橋 寧:「かっこいいです」手放しに褒める
鎹衣 集:そう小さく笑いかける
喜美 貞治:「ああ。骨は拾ってやる。その日が来たらの話だがな。」
喜美 貞治:「寧はどうだ?」
松橋 寧:「……正直、満足してるかどうかで言ったら『どうでもいい』というのが一番近いのでしょう」
松橋 寧:「ただ、目の前で人が助かるか助からないかを預かっている、というのは事実なので」
松橋 寧:「そこを見捨てていきたくはないな、と思っています」
鎹衣 集:「真面目だな」
松橋 寧:「社会経験が足りないのでしょうね、多分」
喜美 貞治:「寧は優しい子だ。お前のような人間のお陰で僕は生きてこられた。」
喜美 貞治:「社会経験なんて今からでも積めばいい。」
鎹衣 集:「そんなもの、我々の歳で足りている者の方が少ないだろうしな」
喜美 貞治:「それよりも誰かを救ってきたことに、自信と誇りを持て。」
鎹衣 集:「喜美さんは、なんというか……大人だな。まるで、教師のようだ」
松橋 寧:「助かります、そういう人に今まで滅多に会わなかったので」
喜美 貞治:「いや、僕は。なにもないよ。」
喜美 貞治:「もしそう見ているのなら。それはきっと。君らが自分の人生を生きてるからだ。」
喜美 貞治:「今を必死な人ほど、足元の小さな石に気づかないから」
鎹衣 集:「そうか。いや、しかし」
鎹衣 集:「いいことを聞けたよ、この任務について良かったと思えるくらいには」
松橋 寧:「はい、とても勉強になりました」
喜美 貞治:「…だな。僕も、お前たちを守る役になれてよかったと思う。」
鎹衣 集:「ふふっ」
鎹衣 集:「……そういえば親子丼はどうなってる?」
喜美 貞治:「……あっ」
松橋 寧:「えっと計算であればそろそろ煮えて……あれ?」
松橋 寧:水分はすっかり抜け、鶏肉はあちこち焦げている
松橋 寧:「……ガスの出力と照らし合わせて計算したのに」
鎹衣 集:「ククッ、ハハハッ……松橋は俺と同じグループ(料理技能的な意味で)だな」「ありがたく頂くよ」
喜美 貞治:「しょうがない。あとでイロハ程度は教えよう。」「まずはその前に楽しく食べなきゃな。皆で。」
GM:――――――――――――――――――――――
GM:他愛のない、調理と食事。ささやかな歓談の後。
GM:羽鳥七海から、一報が入った。件のマンションの被害痕に放り込まれていた手紙。
GM:背信会社ラインパウダーからのメッセージ。日時と場所の指定がされていた。
GM:松橋たち3名のみを呼び出す、交渉の要求。もしも破れば、どこが”業務”の対象になるかは、保証しない。
GM:護衛任務は、最終地点に至る。
GM:―――――――――――――――――――――――――――
GM:シーン終了。ロイスのみ可能です。
松橋 寧:笹見さん 〇誠意/不安
松橋 寧:これを取得
松橋 寧:以上
喜美 貞治:ロイス保留!
鎹衣 集:笹見さん 庇護○/不安 これで全部かな
GM:OK。次はクライマックスです。
GM:今のうちにHP回復とか……ジェネシフトとか……
GM:ない!
喜美 貞治:簡易手術キット使用
喜美 貞治:4d10
DoubleCross : (4D10) → 28[7,10,7,4] → 28
GM:あ、そうか
喜美 貞治:HP満タン!
鎹衣 集:あ、一応ジェネシフト
GM:ブラッドスパイクはHP消費だったね
松橋 寧:ジェネシフトします、4つで
松橋 寧:4d10
DoubleCross : (4D10) → 19[2,7,6,4] → 19
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を19(→ 19)増加 (61 → 80)
鎹衣 集:72+1d10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+1[1] → 73
喜美 貞治:ブラムはこれがあるから大変
鎹衣 集:??
GM:追い越されてる
GM:まあクライマックスと衝動判定あるからね
喜美 貞治:─────早く僕に追いついてこい
鎹衣 集:遠くに行かないでね…
喜美 貞治:ジェネシフト
喜美 貞治:88+1d10
DoubleCross : (88+1D10) → 88+8[8] → 96
喜美 貞治:?
松橋 寧:こわいって
喜美 貞治:なんでこんなところでも高いの
GM:喜美さんはいらなかったのでは……?
GM:仲良しだね
GM:では本日分は以上です。続きは12日の21時からです。
鎹衣 集:はーい
喜美 貞治:はーい。今日はありがとうございました!
松橋 寧:了解です!本日もありがとうございました!!
GM:ありがとうございました~。
鎹衣 集:お疲れ様でしたー!
クライマックス
GM:それではクライマックスです。
GM:全員登場。
鎹衣 集:73+1d10
DoubleCross : (73+1D10) → 73+7[7] → 80
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (80 → 82)
喜美 貞治:1d10+96
DoubleCross : (1D10+96) → 8[8]+96 → 104
GM:OK。かなあこれ!。
GM:―――――――――――――――――――
GM:護衛生活、五日目。非常用セーフハウス前。
GM:貴方たちはラインパウダー社の指定する区画で、再度の交渉に臨む出立の準備をしていた。
羽鳥七海:「皆さん……お気をつけて」
羽鳥七海:「いえ、私が言えることかは分かりませんが……」
喜美 貞治:「任せてください。ここにいる皆は優秀ですから。」
松橋 寧:「ありがとうございます、少ない可能性だとは思いますが、もし私たちがいない間に彼らに何かがあるのでしたら、その時はお願いします」
羽鳥七海:「はい。それに関しては間違いなく」
鎹衣 集:「確かに策がなければ交渉の要求など考えにくい。警戒をするに越したことはないがーーー」
鎹衣 集:「決裂し、戦闘になった場合ならば遅れを取るつもりはない」
羽鳥七海:「今は間に合いませんでしたが、移動を担当するエージェントと連絡を取っています。皆さんが無事に帰ってきてくだされば」
羽鳥七海:「発表までの間、彼らを守りきることは出来るはずです」
松橋 寧:「わかりました、こちらも最善を尽くします」
羽鳥七海:「それと……これは、万が一ですが」
羽鳥七海:少し考え込む仕草。
喜美 貞治:「ここが峠と。ならば一層気が引き締めていきます。…なにか?」
羽鳥七海:「……鎹衣さん。少しこちらに」 小さく手招き。
鎹衣 集:「?」向かいます。
羽鳥七海:二人に背を向けて、こそこそと。
羽鳥七海:一つ、秘話でギミックをお渡しします。
喜美 貞治:「寧、あれをどう思う?」
喜美 貞治:軽く肘をつく。(付き合ってるのだろ…愚痴くらい言ってもいいんだぞ)
松橋 寧:「?」
松橋 寧:「何話しているんだろうなあ、とは」
喜美 貞治:「そうじゃなくてだな…はぁ。奴もとんだ苦労人だ。」マイペース…或いは彼女の余裕なのか
鎹衣 集:「ーーーー」
GM:というわけです。秘話おわり!
羽鳥七海:ひそひそ話ながら。「……ということです。お願い、出来ますか」
鎹衣 集:「ああ、わかった」こくりと頷き、了承。
羽鳥七海:微笑んで頷く。「すみません、お待たせしました」 と、二人の下に戻ってくる。
鎹衣 集:「待たせたな」
喜美 貞治:「ああ。だいぶ苦労してそうだな。」
松橋 寧:「いえいえ、お疲れ様です」
鎹衣 集:「?」「それほどでもないが…」
喜美 貞治:正気か…?と思いつつ
喜美 貞治:「なるほど、ならいい。」
羽鳥七海:「変わってしまった世界の人々に、少しでも変わらぬ日常を」
羽鳥七海:「UGNの理念を、皆さんが守ってくださると信じています」
鎹衣 集:「ああ、任された」
GM:――――――――――――――――――――――――
GM:―――――――――――――――――――――――
GM:――――――――――――――――――――――
GM:指定された場所は、郊外の廃墟。
GM:かつては工場か、何かの研究施設だったか。吹きさらしの柱と、草木の絡んだ天井が、放置された時間を示している。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「ああ、すいませんネ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「流石はUGNの人達だ。時間通りでありがたいです」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:倒壊した柱に腰掛けている。
松橋 寧:「こんにちは」いたって平常に声をかける
喜美 貞治:「そちらも似合わない変装はやめたのだな。今日の方がよほど、らしく見える。」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「褒め言葉と受け取っておきマス。あれはあれで良いんですけどネ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「ティト、ティト!」
《恋多き》ティトリット:「あら、いらっしゃい!」 天井の上から身を乗り出す。
《恋多き》ティトリット:そのまま落ちる。ワンピースを翻し、滑らかな動作で爪先から着地。
鎹衣 集:「して、交渉だったか?」怜悧な視線を向ける。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「ええ。結論から言うと、この件から手を引いてほしいんデスね」
松橋 寧:「なるほど、予想通りと言えば予想通りですね」
鎹衣 集:「だな。通ると思ったのか?」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:当然帰ってくるだろう回答に、変わらぬ笑みを見せる。「まあまあ、聞いてくださいナ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「あなた方が手を引けば、僕たちもこれ以上、彼らへの手出しは致しまセン」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「貴方たちの庇護なしに発表をしようとするほど、コニシメディシンも阿呆ではない」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「よーく怯えてらっしゃったでしょう? そう見えるように使いましたから当然ですが」
喜美 貞治:「貴様…!ここまで織り込み詰みというわけか。確かにそちらの主張には筋が通っている。」
松橋 寧:「つまるところ」
松橋 寧:「先ほどの襲撃での脅しを材料に、こちらもあなた方も手を引き」
松橋 寧:「お互い損害0、発表も無しということにしたい、というわけですね」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「素敵な要約です、お嬢さん!」指先の影に、小さな百足が顔を覗かせる。「ラインパウダーの社是として、人命の保護というのがありましてネ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「だってそうでしょう。人なら誰しも、オーヴァードになって巨万の富を生む可能性がある」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「その可能性を奪うのは、あまりに非経済的」
鎹衣 集:「ーーー話しにならん」
鎹衣 集:「貴様らの理念など知ったことでは無いんだよ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……フゥム?」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「貴方たちは人命を守れ、僕たちはコストを最小限に目標を達成できる」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「それが何の問題なのデス?」
鎹衣 集:「彼らの信念ある行動が、自らの利益を得るために邪魔だから手を出した」「元をただせばそれだけだ」
鎹衣 集:「釣り合わんといってるんだ」
松橋 寧:「確かに、理にかなってはいますし、だからこそまだあなた方は人間の範疇なのでしょうが」
松橋 寧:「それは『この状態で我々が引いたら彼らは発表をやめる』という前提の話ですよね」
松橋 寧:「教えなくてもよかったですが、恐らくこのまま我々が手を引いたとしても発表はされますよ」
喜美 貞治:「そもそも、罪なき人々に手を挙げた貴様らの意見を通すわけがないだろう。」
喜美 貞治:「理があるのならば行う以上、手を出した時点で”これで甘い蜜を吸える”と思われてはな。秩序が壊れるんだよ」
喜美 貞治:「これでも両親は警察官でな。子供の頃は警察官になるのが夢だった。…治安が乱れるのは、癪だ。」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……ううん。」
鎹衣 集:「ああ、それに彼らが理想を諦めることと、貴様らが利益を得ることが」
鎹衣 集:「天秤に乗るわけがないだろうが」
鎹衣 集:「決裂だよ、貴様らの企みはここで止める」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「”裏の理”を弁えた強者が、弱者を抑える」首を鳴らしながら。「当たり前の話です」立ち上がる。
《恋多き》ティトリット:「ふふ。ええ、そうね、そうよね! あなたたちは、きっとそう言うって信じてた!」
松橋 寧:「腰を上げましたね、これ以上の手札は無いと見ました」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「ええ。最後の一手です。人命は奪いません」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……貴方たちが血の海に沈む姿でも撮って」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「彼らに送りつける。それで、僕のオシゴトは終わりです」
松橋 寧:「そこまでやっても彼女の心を折れるかはわかりかねますが、そうですね」
松橋 寧:「私も医療者の端くれですので、全力で抵抗はさせていただきましょうか」
喜美 貞治:「撮られることには慣れているが、それは叶わない望みだ。」
喜美 貞治:「役者は、生きて人を楽しませるのが仕事だからな。」
鎹衣 集:静かに真白の鞘に手を伸ばす。
鎹衣 集:「貴様らにいちいち語る言葉もない―――状況開始だ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「散華工廠、Dー03番」種と薬液の入った硝子瓶を、足下に落とす。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:割れ砕けた種は、猛烈な勢いで育ち始め、
散華工廠:廃墟を覆い尽くす、巨大な花を中心とした壁となる。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「――我らラインパウダー。あなた方の不毛な反経済活動に、境界白線を引いてあげましょう」
散華工廠:花が、周りを覆い尽くすような凶悪なレネゲイドを放つ。
散華工廠:《悪意の伝染》。これが存在する限り、他者の介入を許さない。
散華工廠:衝動判定です。 目標値は9。
松橋 寧:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 8[4,8]+1 → 9
喜美 貞治:えっ
松橋 寧:あっ暴走なし、儲け
喜美 貞治:9dx>=9
DoubleCross : (9DX10>=9) → 10[1,2,2,5,5,9,9,10,10]+9[3,9] → 19 → 成功
喜美 貞治:よっしゃ
松橋 寧:2d10
DoubleCross : (2D10) → 16[10,6] → 16
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を16(→ 16)増加 (82 → 98)
鎹衣 集:5dx10+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 8[1,6,7,7,8]+2 → 10 → 成功
鎹衣 集:80+2d10
DoubleCross : (80+2D10) → 80+12[7,5] → 92
喜美 貞治:104+2d10
DoubleCross : (104+2D10) → 104+12[8,4] → 116
GM:大丈夫??
喜美 貞治:頑張る…!
鎹衣 集:耐えて
GM:
ティトリット、散華工廠、ホン・ベイダイ
↑
10m
↓
PCたち
GM:エンゲージはこちら。ではセットアップから。
松橋 寧:無いです
鎹衣 集:なし
喜美 貞治:『七色』《血色の花嫁》《紅のベーゼ》
喜美 貞治:HPをLV×10失い、自身はHPをLV×10増加する。シーン終了まで持続、1シーンに一回まで。
喜美 貞治:対象を自身に設定します。失う分のHPは造血剤を使用して、解決!最大HP、及びHP+80!
散華工廠:《爆裂重力》《雷神の降臨》
喜美 貞治:HP30→110、侵蝕率104→109
散華工廠:攻撃力+40上昇。次に攻撃を受けたら解除。攻撃力+15上昇。行動値0になる。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:《鮮血の奏者》+サングイン
《撕下填上》ホン・ベイダイ:HP-2し、攻撃力+21。
《恋多き》ティトリット:なし。
GM:ボス達は演出ないです。そちらはどうぞ。
喜美 貞治:演出
喜美 貞治:造血剤の入ったアンプルを首に差し込む。
喜美 貞治:「 『" 我が身 は 七色 "』 」
喜美 貞治:喜美の全身が極彩色の血となり爆ぜ
喜美 貞治:瞬きする間もなく集まり人影を形創り、口を開く。
喜美 貞治:「役者なんでな。少し衣装直しをしてみた。」
喜美 貞治:現れたのは、陶器のような白い異形
喜美 貞治:体にはヒーローのような意匠があり。頭部には巨大なヒマワリが咲き顔を隠している
喜美 貞治:…RCに精通していれば分かるだろう。"仲間の血入った造血剤"を差し込んだと同時に《リザレクト》を人為的に起こした。
喜美 貞治:吸血による興奮と活性。ブラムストーカーの根本を利用し自分を騙し作り直した。
喜美 貞治:超人として格上の仲間達の協力あって初めてこれは成り立つ。
喜美 貞治:「僕はな。 お前らや集、寧達とは違うんだよ。」
喜美 貞治:「輝きが足りない華がない。己を偽りここまで騙さなければお前達と同じ舞台に立てない。」
喜美 貞治:「さぁ、これでこちらの準備は終わりだ。いつでもかかってこい。」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「おやおや。これはまた、とびきりだ」腕に巻いた。包帯から血が流れ出す
《恋多き》ティトリット:「……まあ!」 顔を輝かせる。
GM:ではイニシアチブ。何もなければ喜美さん!
鎹衣 集:あいあい
鎹衣 集:差し込みます
GM:ヘイ!
鎹衣 集:【静寂の極光】イニシアチブプロセスでメインプロセスを行う。侵蝕+5
鎹衣 集:マイナーで接敵します あとhp-20
GM:
ティトリット、散華工廠、ホン、鎹衣
↑
10m
↓
喜美、松橋
鎹衣 集:【簒奪の虚光】コンセントレイト:サラマンダー+炎神の怒り+煉獄魔神 侵蝕+8 ホンに攻撃
《撕下填上》ホン・ベイダイ:インフェルノはなし?
鎹衣 集:若干侵蝕足りなくてタイミングミスったかも知れんが押せ押せのが良いかもしれんの感じです
GM:あ、ほんとだ
GM:足りてない
松橋 寧:100%制限……
鎹衣 集:まあ花とかに食らわせるよ
鎹衣 集:行くぜ判定
《撕下填上》ホン・ベイダイ:きませい!
鎹衣 集:8dx8+4
DoubleCross : (8DX8+4) → 10[2,3,5,9,9,9,10,10]+10[3,4,5,8,9]+2[1,2]+4 → 26
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ドッジ!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 10[1,2,4,5,9,10]+4[4] → 14
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ちょと ガンバタ
鎹衣 集:3d10+15+9
DoubleCross : (3D10+15+9) → 14[5,7,2]+15+9 → 38
鎹衣 集:諸々有効
散華工廠:《マグネットフォース》。ホンを庇います。
散華工廠:38ダメージくらう。演出どうぞ
鎹衣 集:あい
鎹衣 集:「魔眼、解放」
鎹衣 集:呟くと共に疾走し、佩刀の鯉口を鳴らしながら接近する。
鎹衣 集:点源魔眼──起動開始。
鎹衣 集:点源魔眼、"クアザール"鎹衣 集の所有する唯一の魔眼であり、能力者である本人にも存在を確認することが出来ない鞘の内部に巣食いあらゆる熱を、光を簒奪する虚ろの星。
鎹衣 集:わずかな瞬間刃が顔を覗かせ、鞘口から眩いばかりの光が溢れだし周囲から熱を喪失させる。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「!」一瞬、笑みが消える。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:だが、彼の身を守るように、薔薇の葉が落ちてくる。
鎹衣 集:「チィッーーー」
鎹衣 集:鞘ごと叩き込む、葉は氷細工のように皹が入るが、しかし
鎹衣 集:「打ち損じたか」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「散華工廠。我が社の試作ジャーム兵器。D-03は陣地構築に優れたモデルでしてネ」
《恋多き》ティトリット:「ねえスーシャ。営業文句とかうっとうしいわ!」
鎹衣 集:「なるほど理解した―――次はそいつごと静止させてやる」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……。ええどうぞ。無策に罠に突っ込んできた理由があると期待しますよ」
GM:では再度イニシアチブ、喜美さん!
喜美 貞治:はーい!
喜美 貞治:マイナー、戦闘移動っ、集くんたちと同じエンゲージへ移動します。
GM:
ティトリット、散華工廠、ホン、鎹衣、喜美
↑
10m
↓
松橋
喜美 貞治:メジャー、『月光』《ブラッドスパイク》《コンセントレイト:ブラム》侵蝕率+5、HP消費3
喜美 貞治:距離は至近、対象は範囲(選択)。同一エンゲージの敵を全員対象にします。
GM:わーい!
喜美 貞治:くらえっ
喜美 貞治:9dx7+5
DoubleCross : (9DX7+5) → 10[3,5,5,6,7,8,9,10,10]+10[1,3,3,7,9]+5[1,5]+5 → 30
喜美 貞治:よしっ
散華工廠:回避固定値10。命中。
《恋多き》ティトリット:ガード。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ドッジ。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 9[1,1,3,4,5,9] → 9
GM:命中です。
松橋 寧:「空飛ぶ海月の街」(凍てつく刃L6)ダメージ+1D+18、コスト3
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を3(→ 3)増加 (98 → 101)
喜美 貞治:わーい
GM:コスト3の効率じゃねえんだよな…………。
喜美 貞治:12+4d10+1d10+18
DoubleCross : (12+4D10+1D10+18) → 12+32[8,9,7,8]+3[3]+18 → 65
喜美 貞治:では月月コンボのダメージを受けてください!
喜美 貞治:って高いな
GM:??
GM:いや……高いって!!
GM:待ってよー。うーん……。
散華工廠:マグネットフォース。ホンをカバーリング。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:《雲散霧消》。範囲のダメージを-20。
《恋多き》ティトリット:雲散霧消+ガード値+装甲で受けます。
散華工廠:カバーリングで130。そこから20ひく。
散華工廠:……落ちます。
GM:演出どうぞ。
喜美 貞治:はーい!
喜美 貞治:掌から血潮が溢れ半月斧《バルディッシュ》を生み出し
喜美 貞治:集の攻撃に続くように花の異形となった喜美が駆ける
喜美 貞治:(集の剣捌きも対応も、何も見えなかった。やはり僕は…)
喜美 貞治:ブラム・ストーカーは、難しいシンドロームだ。
喜美 貞治:血を誰よりも求めるシンドロームにもかかわらず武器にし失っていく。
喜美 貞治:故にレネゲイドの侵蝕はもとより生命力の管理を死地で常に行うことが求められる。
喜美 貞治:結果、このシンドロームで戦闘を生業にするものは。あるいはできるのものは
喜美 貞治:優秀な能力、道具か、特異な血、どちらかを持つものが多い。
喜美 貞治:喜美には、どちらもなかった。
喜美 貞治:あるのは、渇望のみ
喜美 貞治:「例え、今が欠けた月であろうとも」
喜美 貞治:「いつか満ちる月となる時がくる。」
喜美 貞治:「僕の半身よ、ありったけよ。…波打て"月光"」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「それはマンションで見ましたよ。閉所ならばともかく……」
散華工廠:社員達を自動的に守るように蠢く。
喜美 貞治:加速と同時にバルディッシュから放たれるのは喜美の血。つまり命そのもの
喜美 貞治:どくん
喜美 貞治:マンションの時とは違う。血を際限なく流し失い。その分だけ光の波は肥大化し続けていく。
喜美 貞治:当然、その負荷も並みのものではない。吐血しながらも口を開く。
喜美 貞治:「あの時と同じと思うな。ポーンでキングを獲るんだ。これくらいせねばなぁ‥‥!」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:(血液の放出)(体積の変わらない異形化。何が増えた? 見かけ? 体重?)
《撕下填上》ホン・ベイダイ:(血液の増産――) 笑みが消える。影の百足が、即座に壁のように立ち登る。
喜美 貞治:光が敵を覆うように襲い掛かる中、寧にだけわかる光の波の暗号を放つ。
松橋 寧:その信号が送られた直後、即座にナイフが数本乱れ飛ぶ
松橋 寧:百足にどぷり、と突き刺さるそれは生成したての血の温度ですぐに溶け
松橋 寧:途端、かろうじて形を作ろうとしていた血が流れていく
喜美 貞治:「はぁ、はぁ…。貴様には届かなかったが。そちらの大道具もそこまでだ。」
松橋 寧:「サービスです」投げたのはワルファリンを始めとした、抗血液凝固剤
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……ッ!」 顔を上げる。
喜美 貞治:「僕に華を譲ってもらうぞ。」
散華工廠:鉱物混じりの強靭な強化植物が、ボロボロと崩れ始める。内在した雷鳴を吐き出す暇もない。
喜美 貞治:とどめの斧を振り下ろす。
喜美 貞治:バルディッシュ、それは処刑斧の意も合わせ持つ。
散華工廠:華が、真横に断ち割られる。
散華工廠:ツバキのように、頂点だけがごとりと地面に落ちて。
散華工廠:周囲に張り巡らされた蔦ごと、朽ちて枯れ、物言わぬ土に還った。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「工廠が……!」
喜美 貞治:「製作者に伝えておけ。”常人”に敗れるようでは、まだまだとな。」
鎹衣 集:「ククッ、株を奪われてしまったな」
喜美 貞治:「いや。これからだ。残りは頼んだぞ。集。」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「出力任せの素人……いえ。連携ですか」
喜美 貞治:「大味な一撃では味気ない。殺陣がやはり、演目の華だからな。」
GM:ではイニシアチブ。ホンの手番です。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:マイナー前のオートで『蠱毒(スネークブレード)』を展開。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:マイナーなし。メジャー。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:コンセントレイト:エグザイル/オールレンジ/妖の招き/異形の祭典
《撕下填上》ホン・ベイダイ:武器の射程15mで三人に攻撃。命中時引き寄せ効果。
鎹衣 集:うげ!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:仲良くしてやらぁ~~
《撕下填上》ホン・ベイダイ:13dx7+6
DoubleCross : (13DX7+6) → 10[1,1,1,2,3,3,4,6,6,6,6,6,8]+2[2]+6 → 18
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ウワッ
喜美 貞治:三人組作ってアタックめ・・・!
松橋 寧:ふむ、一応ドッジ
松橋 寧:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 4[1,4]+1 → 5
松橋 寧:まあそう
鎹衣 集:一応ドッジ
鎹衣 集:6dx10+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 9[2,5,8,9,9,9]+1 → 10
鎹衣 集:うむ、当たる
喜美 貞治:《カバーディフェンス》
喜美 貞治:集くんを守るよ
GM:そういやそうだったな!
GM:自分は?
喜美 貞治:うーん…
喜美 貞治:ガード
喜美 貞治:クリスタルシールドを持っているから…
《撕下填上》ホン・ベイダイ:なんでそんなものを
《撕下填上》ホン・ベイダイ:くそっ ホームセンターの懸賞で当てた分が
鎹衣 集:たすかるー
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ではダメージ。こいつは対抗種です。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:皆さんの中にオーヴァードじゃない人はいますか? いねえよなあ!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:2d10+2d10+29
DoubleCross : (2D10+2D10+29) → 6[2,4]+10[2,8]+29 → 45
松橋 寧:死にます
喜美 貞治:装甲値10、ガード値12
松橋 寧:撕下填上に 感服/○敵愾心で取って即タイタス化、HP12
喜美 貞治:23ダメージを、集くんの分まで受けて×2
《撕下填上》ホン・ベイダイ:46ダメージ。流石に死んだのでは?
喜美 貞治:46ダメージ。 HP107→61
松橋 寧:半分も減ってない…!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:?
喜美 貞治:死なない!HP100あるから!!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:せんせー! PCの中にボスが交じってますー!
鎹衣 集:あっはっは
松橋 寧:あ、引き寄せられておきます
喜美 貞治:常人です!僕ボスじゃない!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:そう、これで全員が同一エンゲージになりました。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:では喜美さんに《餓鬼玉の使い》。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:松橋さんに《原初の紫:ブービートラップ》。
喜美 貞治:なんてことを
《撕下填上》ホン・ベイダイ:喜美さんにダメージが入ったので邪毒3。
喜美 貞治:ブラムには最高に相性の悪い攻撃‥‥!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:松橋さんは、同一エンゲージに来たのでこのラウンドの全ダイス-4です。
松橋 寧:あわわ
GM:では演出。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「――――とはいえ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ざらららららららら。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:両腕から血が流れ。それを吸った影が、蟲のカタチを象る。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:影中に蟲壺を抱く、大陸の呪術――されど。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「力を隠したのは、こちらも同じコト」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:キュ ゴ
《撕下填上》ホン・ベイダイ:地面が抉られる。踵が大地を抉り、半身に引き絞られた片腕に、三筋の百足が巻き付く。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「拳の威力とはネ。全身の関節――――節の連動デス」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:視線は三カ所。鎹衣。喜美。そして離れた松橋。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「"百節鈎拳"」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:――――――ゴ
《撕下填上》ホン・ベイダイ:達人の速度で振り抜かれた三筋の百足が、節を大きくしならせて、鞭のように威力を増しながら。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:三者を横殴りに襲う。
鎹衣 集:「喜美さん」防御体制を取りつつ、焦りは薄い。
鎹衣 集:「―――任せた」何故ならば、守ると宣言した人が隣にいるのだから。
喜美 貞治:「無論。まもる役だからな、僕は。」
喜美 貞治:はためく白いマントの周囲に赫い血が手の形をとり、集の身を守る。
喜美 貞治:ばきっ、ぼきっ。
喜美 貞治:喜美も、その腕も拳を真正面から受け肉がつぶれ、流血
喜美 貞治:ヒトはもとより超人ですら、命を保つのは難しい的確な破壊
喜美 貞治:理論により構築された殺人拳が彼の全身でさく裂した。
喜美 貞治:傷は受けた。が、その身は全くのけぞりがない
喜美 貞治:「この身は、華などない僕の華。輝きなどない僕の輝き」
喜美 貞治:「欠けた月の空白。つまるところ、心だけで形創った虚像だ。」
喜美 貞治:「いいか。確かに僕には技能など、ない。だがな──ブラムは血に熱を、魂を込めてる。」
喜美 貞治:「役者魂、なめるな」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:二筋、直撃を当てた。相手の絶死を、拳法家の本能が確信する。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「やれやれ」だが呪術師としての経験が、相手の「命」への遠さを告げていた。
喜美 貞治:死に至る傷はそのままに喜美は、精神でただ超人の演技をしていた。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「お見事――ですが。役者が真に輝くには、良き"裏方"が必要デショウ?」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:影で出来た、シルエットじみた巨大百足。三筋目が、少女を捕らえる。
喜美 貞治:「一手上手か。抜け目ない奴」
松橋 寧:「きゃ」打撃を受け足を滑らせた節に、捕らえられる
《撕下填上》ホン・ベイダイ:少女の胴を横から打ち。弾き飛ばすのではなく、数多の節がその細身を締め上げ、引きずり込む。
松橋 寧:小さな体に節が食い込む様に悲鳴を上げそうになるが、歯を食いしばる、されど引き込みには抗えない
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ホンの足下に、引き込まれた少女が叩きつける。「無論。蠱毒の機能はそのままデス」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:少女の動きを、百足が呪的に封じる。花の異形の体内に、レネゲイド殺しの毒が入る。
喜美 貞治:「ああ、道理で。」
鎹衣 集:「松橋、喜美さん…まだ動けるか?」
喜美 貞治:「この命を失う感覚、懐かしいと思ったよ。」
喜美 貞治:「僕は大丈夫だ。まだ耐えれる。けども寧は…」
松橋 寧:ひゅうひゅうと、細い息を立てながらも
松橋 寧:「…まだいけます」
鎹衣 集:「ならば良し……行くぞ」
喜美 貞治:「ああ、一刻も早く寧を助けてくれ。この痛みは、誰にも味わってほしくない。」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「愛らしい強がりダ。苦手なのにねェ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「ティト! トドメを刺しなさい!」 叫んだ。もう一人の少女へと。
GM:イニシアチブ。
GM:ティトリットです。
《恋多き》ティトリット:「…………あは」
《恋多き》ティトリット:マイナー。生命の黄金律/ハンティングスタイル/オウガバトル。
《恋多き》ティトリット:メジャー。喜美さんに攻撃。
《恋多き》ティトリット:コンバットシステム/即席武器/獣の力/獣王の力/確定予測。
《恋多き》ティトリット:回避のC値を+2。単体攻撃。
《恋多き》ティトリット:17dx10+9
DoubleCross : (17DX10+9) → 9[1,1,1,2,3,3,4,4,4,5,5,6,8,8,8,9,9]+9 → 18
喜美 貞治:ぐはっ
喜美 貞治:なにそのダイス!?
《恋多き》ティトリット:喜美貞治にロイスを取得します。 素敵!:○/破壊
喜美 貞治:ファンが出来たか~~
GM:まずは回避どうぞ。
喜美 貞治:確定予測は、回避リアクション時の反応ですよね。
喜美 貞治:ガードします。
《恋多き》ティトリット:そうだったな!
《恋多き》ティトリット:ではダメージロール。の直前に。
喜美 貞治:一体何が…!
《恋多き》ティトリット:Dロイス《想い人》。喜美さんを指定。効果発動。
喜美 貞治:‥‥えっ
《恋多き》ティトリット:装甲無視、ガード無視、カバーリング不可。
喜美 貞治:いや、待って。想い人!?
《恋多き》ティトリット:二つ名のところをよく見てみましょう。
喜美 貞治:なるほどね~~~!
喜美 貞治:戦うたびに"恋"しちゃうんだ。
喜美 貞治:恋なら、しょうがない…
喜美 貞治:ダメージどうぞ
《恋多き》ティトリット:2d10+45
DoubleCross : (2D10+45) → 18[10,8]+45 → 63
喜美 貞治:ギリギリ死んでしまう
喜美 貞治:あとHP3あれば…
喜美 貞治:ブラッドスパイク使ったせいで死んじゃったのか。
喜美 貞治:ブラムらしい最期
GM:ほんとじゃん
喜美 貞治:ロイス取得《恋多き》ティトリット
喜美 貞治:ファン…?/〇脅威
喜美 貞治:そのままSロ指定。
喜美 貞治:Sロ効果の完全回復を選択
喜美 貞治:HP110の状態で戦場復帰します。
GM:???
GM:よく分かりませんね
GM:究極存在じゃなくて?
GM:では演出。
《恋多き》ティトリット:「あは……あはは……」
《恋多き》ティトリット:ゆらりと立ち上がる。その身体は切り裂かれ、血に塗れている。
《恋多き》ティトリット:散華工廠が破壊されたとき、彼女もその血斧の暴風に巻き込まれた。
《恋多き》ティトリット:巻き込まれた。それだけで、この傷を負った。
《恋多き》ティトリット:「ねえ! ――――ねえ、アナタ! 素敵なお花の君!」
《恋多き》ティトリット:ホンの指示などまるで聞こえていない。
《恋多き》ティトリット:「お名前を聞かせて!」自らの血に濡れた手を差し出して、喜美さんに語りかける。
喜美 貞治:「名前…?そういえば名乗ってなかったか。”常人”喜美 貞治。」
喜美 貞治:「これが僕の名前だ。」
《恋多き》ティトリット:「ジョージン。キミ・ジョージ……ふふ、ふふっ!」
《恋多き》ティトリット:「なんてきれいな音。すてきな名前! ――ああ、ジョージ、ジョージ!」
《恋多き》ティトリット:水たまりで跳ねるように両手を拡げる。「わたし、あなたのこと」
《恋多き》ティトリット:「大好きになってしまったわ!」――――その背から、大木じみた第三、第四、第五の腕が伸びあがる。
喜美 貞治:「何かと思ったら。随分手荒なファンが出来てしまったようだな…!」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……これは」少女の歓喜に。「またですか。悪い癖が……」
《恋多き》ティトリット:「またじゃないわ! 今度こそ、真実の愛を見つけたの!」
《恋多き》ティトリット:多数の腕が、周囲の柱を抉る、天井を崩す。
《恋多き》ティトリット:突き出た配管を?ぎ取る。朽ちた車の残骸を持ち上げる。
《恋多き》ティトリット:「――――どうか、受け取って!」ジャームではない。これはただの、彼女の衝動。性質。「私の、愛っ!」
《恋多き》ティトリット:巨人がおもちゃ箱をひっくり返したような。瓦礫の乱舞が、愛する相手を襲う。
喜美 貞治:「─────っち、初撃で力を使い過ぎたか!」
喜美 貞治:ホンの一撃だけならば、耐えられた。しかし初撃での血の消耗により、残骸を血で押し出そうとするも
喜美 貞治:叶わず、潰されてしまう。死地で血の管理をする。それは素人には至難の業だからだ。
《恋多き》ティトリット:それは、愛した相手に必ず届く。装甲も。盾も。庇う他者の存在すら許さない。
喜美 貞治:「…まぁ、そうだろうな。女性に限らず人は良いと言っては、飽きていく。」
喜美 貞治:瓦礫に埋もれるまでの刹那、言葉を紡ぐ。
喜美 貞治:「だが感じたぞ。君の《想い人》への気持ち。…僕を好いてくれてるこの間は、演じよう。」
喜美 貞治:「常人ではない。強い僕を」
喜美 貞治:「…我が身は─────”超人”!!!!」
喜美 貞治:瞬間、車が、天井が、柱の残骸が吹き飛ぶ
喜美 貞治:中央の華の異形、”超人”を演じる役者によって。
《恋多き》ティトリット:「…………素敵…………っ」
《恋多き》ティトリット:上気した頬。うっとりと、その名状しがたい異形を見上げる。
喜美 貞治:「君の熱で目が覚めた。少々手荒いファン対応になるがカーテンコールまでは格好をつけさせてくれ。」
喜美 貞治:「さきの様にあまり激しければ少々、照れてしまう。」
《恋多き》ティトリット:「まあ! それは両思いってことね!」 くねくねと少女らしく身を捻る。その背の多腕だけが異常だった。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……ティトに恋されてまだ原型を留める? 怪物め」
GM:ではイニシアチブ。
GM:鎹衣さんです。
鎹衣 集:はーい
鎹衣 集:マイナーで聖剣の効果を使用
GM:来たな聖剣
鎹衣 集:【?熱の残光】マイナーで聖剣の効果を発動後 コンセントレイト:サラマンダー+炎神の怒り+煉獄魔神 侵蝕+8
鎹衣 集:ホンさんにアタック
《撕下填上》ホン・ベイダイ:きませい
鎹衣 集:11dx5+4
DoubleCross : (11DX5+4) → 10[1,2,2,2,3,4,5,6,6,7,7]+10[1,2,3,5,5]+10[4,9]+10[5]+10[8]+10[8]+2[2]+4 → 66
GM:うわっダイス11でこれかよ!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:スネークブレードでガード。そして
《撕下填上》ホン・ベイダイ:《自動触手》! HPダメージ9点。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ダメージが通った場合、《餓鬼玉の使い》が入ります。通しますか?
鎹衣 集:氷雪の守護 侵蝕+3
鎹衣 集:9-5d10
DoubleCross : (9-5D10) → 9-30[5,7,1,9,8] → -21
GM:こいつ……!!
GM:そして出目がでけえなあ! ダメージどうぞ!
鎹衣 集:ダメージ!!
鎹衣 集:7d10+15+12
DoubleCross : (7D10+15+12) → 36[6,7,3,3,3,5,9]+15+12 → 63
鎹衣 集:諸々有効
《撕下填上》ホン・ベイダイ:だが通常オーヴァードには耐えられない
《撕下填上》ホン・ベイダイ:死にます。が
《撕下填上》ホン・ベイダイ:エンブレム『ネバーダイ』。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:戦闘不能を回復し、HPを4d10回復!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:4d10
DoubleCross : (4D10) → 15[3,10,1,1] → 15
鎹衣 集:エンブレム!
鎹衣 集:渋いの持ってんな
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ギルドの奴です。仕事の戦いで120%エフェクトなんて使わない
GM:ともあれ演出どうぞ。
鎹衣 集:あい
鎹衣 集:
鎹衣 集:とある統計記録によると、研究用オーヴァードの母体として最も安定性があるシンドロームはエグザイルだとされている。
鎹衣 集:出生以前の状態で胎児の発症シンドロームを調整することは難しいが、身体機能を高めることならば胎児と直接繋がっている母体が自身にエグザイルの肉体変化系エフェクトを利用することで高いの精度での肉体強化を施すことが可能だからだ。
鎹衣 集:また、この話は工夫次第では生得的特性として自身の保有しないシンドロームの力を得たオーヴァードを造ることは可能であると示している(流石にエフェクトの遺伝まで手を広げる場合は更なる技術が必要であるが)
鎹衣 集:たゆまぬ努力と惜しまぬ工夫、積み重ねた経験・記録を充分に活かすことが出来ればおよそあらゆる理想の存在を製造できるのだ
鎹衣 集:常軌を逸するレネゲイド兵器、規格外の出力を持つオーヴァード、精密なコントロール可能なジャーム―――
鎹衣 集:―――或いは、望まれた遺産に適合する生体パーツ
鎹衣 集:
鎹衣 集:閑話休題
鎹衣 集:
鎹衣 集:「中々どうして、攻めきれんな」
鎹衣 集:当てさえすれば致命的なまでに熱を簒奪する真白の鞘だが、特有の間合いと緩急に翻弄され空を切る。
鎹衣 集:不意に訪れる百足による奇襲は魔眼による強制静止が防ぐ。
鎹衣 集:剣と拳、吸熱と影蟲、動きはあれどやや膠着した状況。
鎹衣 集:「……鬱陶しいな」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「その鞘を起点にしてしか使えないのでしょう?」
鎹衣 集:「良く見ている、まぁこれだけ長引けば仕方ないか」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:出力はともかく、物量と起点速度では上回っている。
鎹衣 集:「仕方ない………見せてやろう」
鎹衣 集:攻撃速度を緩め、間合いを取りーーー構える。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「そろそろ埋め尽くしてあげまス。あちらの女性のように」
鎹衣 集:「あぁ、そうだ……松橋の仇も取らねばならんな」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:撕下、填上。その為だけの術士。
鎹衣 集:「この剣には英雄が必要だという、剣に相応しい魂を燃やし続けるような英雄が」
鎹衣 集:「意志を持ち続け、理想に殉じる様な継承者が必要なんだよ……本来は」
鎹衣 集:この剣と鎹衣家は、それを幾星霜と待ち続けている。
鎹衣 集:「それをーーー俺は、外付けで起動させる」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「……何?」
鎹衣 集:「能力は鞘が起点だと言ったな?集まった熱は何処にいくと思う?」
鎹衣 集:「残り続けるんだ、そして供給する」
鎹衣 集:刃を抜く。吸い込まれた熱や光……概念的な情動すらを吸い上げ纏ったそれは直視不能な程の輝きを放つ。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「それは」単に、能力行使に補助具が必要なサラマンダー。無意識にそう考えていた。「まさか」
鎹衣 集:「本来の力ですら無いんだが……これが無ければ抜けもしないんだ」適合者ではない自分には真の力は扱えない。
鎹衣 集:今はただ、何者にも破壊不能の不変の剣でしかない。
鎹衣 集:しかし、纏う残光は地獄の業火に相違無い熱量を持つ。
鎹衣 集:「往くぞ……!」
鎹衣 集:一閃、燃やし尽くす。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「不敢相信」 言葉は、熱に飲まれた。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:影から剣士の足を狙った蟲毒の群れが、余波だけで跡形もなく蒸発する。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:斜めに走った閃光が、崩れかけの建物を、その上の雲すら両断し―
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「――――ふ、ざけェ、るなっ!」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:その影から、身体を半ば以上欠損させた男が再動する。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:その肉体の断面から、蠱毒が伸びて、崩壊しかけた身体を繋ぎ止める。
鎹衣 集:「しぶといな……おとなしく止まっておけば良いものを」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「遺産だと……それも聖剣カテゴリ!」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「こんな、くだらない木っ端の人員の護衛に!」
鎹衣 集:「名前も知らんのだがな、預かっている」
鎹衣 集:「どんな仕事でも真面目にやるさ、性分でな……それにくだらないとは言わせんよ」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「UGNはイカれてるのか! 今の一撃に、幾らの金が動かせると思っている!」
鎹衣 集:「ハッ、そう言うところだ。此方は基本的に奉仕精神の団体だぞ……読み違えて痛い目を見ろ」
鎹衣 集:「いや、見せてやれ……松橋」
GM:ではイニシアチブ。松橋さんです。
松橋 寧:はい
松橋 寧:マイナー無し、メジャー
松橋 寧:「クーネル・エンゲイザー」(ツインバーストL5+エクスプロージョンL5)ATK+23、範囲選択、ドッジ不可、コスト6
GM:来るか……だがダイスは-4!
GM:1/10を恐れよ!
松橋 寧:笹見さんのロイスをここでタイタス化
松橋 寧:D+10
GM:何…………だと…………
松橋 寧:判定します
松橋 寧:11dx+1
DoubleCross : (11DX10+1) → 9[2,3,3,4,5,5,7,7,8,8,9]+1 → 10
《恋多き》ティトリット:ガード……。
松橋 寧:対象忘れてた、エネミー二人です
《撕下填上》ホン・ベイダイ:うおおお……もうオートアクションがない!
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ガードです。
松橋 寧:ではダメージ
松橋 寧:2d10+23
DoubleCross : (2D10+23) → 12[5,7]+23 → 35
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を6(→ 6)増加 (101 → 107)
《撕下填上》ホン・ベイダイ:無理です。落ちます。
《恋多き》ティトリット:同じく。喜美さんで削られすぎていた。
松橋 寧:ほっ
松橋 寧:演出します
GM:どうぞ!
松橋 寧:
松橋 寧:聖剣の熱波で全身に食い込んでいた蟲から一気に解放され、せき込む
松橋 寧:極低温から極高温のジェットコースターで頭を揺らされても、まだ立ちあがる
《撕下填上》ホン・ベイダイ:ギチギチと全身を締め上げていた百足の影が、悶え苦しみ消滅する。
松橋 寧:確かに、取引とは人間が人間らしく生きていくための営みの一つだ、先程の攻撃で多額の金が動くことを惜しむというのも、人間らしい反応だろう
松橋 寧:反面。
松橋 寧:どうしても発表をしたいと言った彼女の顔を思い出す
松橋 寧:その顔には未知のものに対する恐怖があったことも認めるが
松橋 寧:それを乗り越えてまで彼女にそれを言わせた信念も、また人の力で
松橋 寧:で、基本的に私情が無くても体は動く私だけど
松橋 寧:どっちがいいか、と言われたら、きっと彼女の目の方を取るのでしょう
松橋 寧:「ええ、そしてあなたたちはとても強かったので」
松橋 寧:「少し、異常なことをします」
松橋 寧:ナイフハンドルを2本構え、そのまま地面に放り投げる
松橋 寧:刃は、形成される間も無く残り火で昇華し、消えた
松橋 寧:途端、刃の1mも満たない先にいたあなたたちが見たのは
松橋 寧:一面の星空と、黒滔々と冷え切った夜
松橋 寧:肺に冷気が蔓延する、血管が冷え切り痛みを伴う
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「ッ、……!」口元を押さえる。だが間に合わない。
《恋多き》ティトリット:「アハハ――――あら?」
松橋 寧:熱が頭に回らなくなり、夜の光景とは裏腹に、意識はぼやける
松橋 寧:それは、ありふれた星の終わりのお試し
《恋多き》ティトリット:幸福な笑みのまま、ひとりきり、幸せな夢を見る。
《恋多き》ティトリット:血を流しすぎていた。傷口から入り込む揮発した幻覚剤。
GM:戦闘終了です。
松橋 寧:お疲れ様でした。
GM:……ですが。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「ティト……ちっ!」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:《蘇生復活》。半ば、蠱毒と一体化している。薬剤の効きがその分薄れる。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:倒れたティトを一瞥し、舌打ち一つ。「まあ良いでしょう。あれを取り調べられても問題はない。話が通じまセンからね」
喜美 貞治:「薄情だな。まぁ。そちらが手を引けば、僕らもこれ以上、手は出さない。」開戦前の交渉を真似た、挑発
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「よォく分かりました。あなた方と敵対する時の心得をネ。よくよく持ち帰るとしましょう」 瓦礫の合間。天井の影。木々の洞。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:予め仕込まれた蟲が立ち登り、黒いベールのようにその姿を覆い隠す。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:《瞬間退場》します。
鎹衣 集:「何を、ほざいている」
鎹衣 集:「───ここで止めると言っただろう」
鎹衣 集:NPCカードを使用します
GM:許可します。
GM:クライマックス前に、鎹衣さんに渡されていました。
鎹衣 集:だしまーす
鎹衣 集:「R:NPCカード《連携:羽鳥家の足引き》」
シーンに登場するエネミーが『瞬間退場』を使用した瞬間に宣言できる。
任意の攻撃判定を行なう。達成値20を越えた場合、瞬間退場をキャンセルして相手を確保できる。
NPCの僅かな足止め。貴方の執念が、逃さざるべき敵に届くかどうか。
羽鳥七海:――黒い蟲のベールが、数カ所、切り裂かれる。
羽鳥七海:蟲の中に、毒以外のものが交じっている。毒の黒色に溶け込んだ、保護色。
羽鳥七海:巨大なナナフシの影が。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「な」
羽鳥七海:「鎹衣さん! お願いします!」
GM:判定をどうぞ。
鎹衣 集:【終焉の零光】コンセントレイト:サラマンダー+炎神の怒り+インフェルノ 侵蝕+9
鎹衣 集:演出のおまけインフェルノじゃ!
鎹衣 集:11dx7+4
DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,1,1,2,3,6,8,8,8,8,10]+10[1,1,1,8,10]+1[1,1]+4 → 25
鎹衣 集:HP-3
GM:ヒューッ完璧!!
GM:では捨て台詞瞬間退場相手を確保できます。演出どうぞ。
鎹衣 集:ha-i
鎹衣 集:
鎹衣 集:"クアザール"が遺産を最大稼働した場合のみ起こる現象。
鎹衣 集:剣への熱補給がないということ、すなわち
鎹衣 集:「止めどなく奪い尽くす、そして……魔眼はお前を見定めた」
鎹衣 集:「喰らい尽くすぞ……生きたいと願い続けろ、俺とて空にするのは忍びない」
鎹衣 集:熱を、奪う。体温を、エネルギーを、情動…心の発する動きすらも……見定めた故に逃さない。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「こ―――」
《撕下填上》ホン・ベイダイ:呪毒そのものと一体化したとしても。その権能の前には、何の意味もない。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:「――――」何か、口汚い罵倒を吐こうとした。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:意識ごと、その音すら奪われ。
《撕下填上》ホン・ベイダイ:白線引きのエージェントは、石化したように四肢を突っ張らせたまま、地に伏した。
鎹衣 集:「───状況終了」刃を納める──吸熱が止まる。命に別状は無いだろう。
松橋 寧:「お疲れさまでした、優れた手際です」ナイフハンドルを回収し、ぱちぱちと手を叩く
羽鳥七海:「皆さん、ご無事ですか!」
羽鳥七海:駆け寄ってくる。そのスカートの側面から、呪色を真似た漆黒のナナフシが生えている
喜美 貞治:「ああ、お陰で何とか無事だった。」
鎹衣 集:「なかなか手練れだったがな」そっと松橋さんに上着を投げかける。
喜美 貞治:「羽鳥さんが居なければ。奴を取り逃がしてしまっただろう。感謝する。」
羽鳥七海:獣化解除。するりと制服姿に戻って着地した。
松橋 寧:「ほむふ」受け取って肩にかける
松橋 寧:「ありがとうございます」
喜美 貞治:異形化解除。痩躯の男性に戻りふらふらと仲間の元へ歩を進める
鎹衣 集:「手筈通り、助かった」
羽鳥七海:「いえ。皆さんの健闘のお陰です。何とか間に合って良かった」
羽鳥七海:「ええ。増援の移送エージェントが、何とか間に合いまして。お二人は空路で、一足先に発表会場に向かっています」
羽鳥七海:喜美さん、松橋さんには隠すようで申し訳ありませんでした」
松橋 寧:「いえ、妥当だったと思います、二人ともお疲れ様です」
鎹衣 集:「そうか、それは良かった……」やや疲弊。具体的には言葉に熱が無い。
喜美 貞治:「いや、僕も松橋も行動を読まれやすいところがある。羽鳥さんの考えが正解だったろう。」
鎹衣 集:「なんに、せよ。上手くいったんだ」
羽鳥七海:「お言葉感謝します。……激戦だったようですね。すぐ輸送班を呼びます、休んでください」
松橋 寧:「ここからが本職だしお手伝いを…とも言おうかと思いましたが、そういう事ならお言葉に甘えて」
鎹衣 集:「鍛えたり無いな……」「あぁ、そうさせて貰う」
羽鳥七海:ぱたぱたと走り去る。
鎹衣 集:「改めて、助かったよ。二人とも」
喜美 貞治:「鍛え足りないのは僕の方だ。…お前たちの動きについていけなかった。」
松橋 寧:「いえいえ、私の方こそお二方に助けていただきました」
喜美 貞治:「こちらこそ。一番槍と最後の大役を見事に演じきってくれたな。」
鎹衣 集:「ふふ、お互い様だな」
喜美 貞治:「では、少し休むか。」「‥‥‥」
喜美 貞治:休む間際、動かないホンを見下ろし呟く。
喜美 貞治:「玄関の演技、あれな。なかなか迫力があった。」
喜美 貞治:「軽くだが嫉妬してしまったぞ。」
喜美 貞治:「今回の出演料だ。つまらないものだが受け取ってくれ」向日葵、異形の残滓を投げる。
喜美 貞治:大輪の向日葵の花言葉は『偽りの富』
喜美 貞治:ロイス取得 《撕下填上》ホン・ベイダイ 〇好敵手/脅威
GM:意識を失った相手は、何か答えるはずもなく。
GM:すっかり崩れきった廃墟の天井から、突き抜けるような空が覗いていた。
GM:―――――――――――――――――――――
バックトラック
GM:それではバックトラック!
GM:Eロイスはこちら!
GM:
【散華工廠D-03】
「悪意の伝染」
「悪夢の鏡像」
GM:株分け元があるらしいです
松橋 寧:こわいなあ
鎹衣 集:闇!
喜美 貞治:こわいなぁ
鎹衣 集:ふります!
松橋 寧:振ります
松橋 寧:2d10
DoubleCross : (2D10) → 13[10,3] → 13
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を13(→ 13)減少 (107 → 94)
松橋 寧:等倍
松橋 寧:4d10
DoubleCross : (4D10) → 18[1,7,4,6] → 18
松橋 寧:松橋 寧の侵蝕率を18(→ 18)減少 (94 → 76)
鎹衣 集:125-2d10
DoubleCross : (125-2D10) → 125-5[4,1] → 120
松橋 寧:帰還
鎹衣 集:等倍
鎹衣 集:120+6d10
DoubleCross : (120+6D10) → 120+37[1,7,9,4,8,8] → 157
GM:増やすな増やすな
鎹衣 集:120-37
鎹衣 集:83
松橋 寧:減らして63%かな
松橋 寧:83だわ
鎹衣 集:よっし!帰還
喜美 貞治:Eロイス分
喜美 貞治:116 -2d10
喜美 貞治:116-2d10
DoubleCross : (116-2D10) → 116-12[10,2] → 104
喜美 貞治:残りロイス、5個(Sロ一回分のみ使用)
喜美 貞治:等倍
喜美 貞治:104-5d10
DoubleCross : (104-5D10) → 104-29[7,4,4,7,7] → 75
喜美 貞治:帰還!
GM:お見事。
GM:経験点は、いつもの5点にシナリオ達成が7点。さらにDロイスはホンの「対抗種」とティトの「想い人」で二つ。
GM:14点+最終侵蝕分を足してくださいな
松橋 寧:19点拝領します
鎹衣 集:19かな
喜美 貞治:18点頂きます。
GM:ではGMも三分の一で18点もらいます!
GM:今日はここで終わりです。ありがとうございました!
喜美 貞治:お疲れ様でしたー!
松橋 寧:お疲れ様でした!!
鎹衣 集:お疲れ様でしたー!
エンディング1
GM:【合同ED 企業合同新薬発表会】
GM:K県立学術会館 一階 A3ホール
GM:すり鉢状の広間の中心で、スーツ姿の男性が、マイクを前に喋っている。
岸田:「――それでは、謹んで説明させていただきます。古西メディシンが提示するのは、新たな――――」
岸田:「お手元の資料、9P上のグラフをご覧ください。一人分あたりのコストを比較したものになります。これが……」
笹見:同じくスーツ姿。「え、エエ。説明を引き継がせていただきマス。今回、製法の核となる触媒については」
笹見:岸田に比べるとややたどたどしいが、確信をもった言葉だ。
聴衆:「質問させてください。この場合……」
聴衆:「この製法が実用化された場合、……についてはどう思われますか。御社の意向をお聞かせ願いたい」
岸田:「はい、それについては既に先方に確認済みです」「また、我々としてはこれが、……」
聴衆:「申し訳ない、私は専門外なのですが……」
笹見:「あ、エエトですね、それについては――――」
GM:質疑応答が盛んに行なわれる。ざわめきが幾らか。反応は、決して悪いものではない。
GM:聴衆席、あるいは会場の外で、万が一の事態に備えていたエージェント達の警戒をよそに――――
GM:古西メディシンを含む、十数社分の新薬案。その発表会は、滞りなく完了した。
GM:―――――――――――――――
GM:―――――――――――――――
GM:同日夜 薬剤企業関係者交流会
GM:発表会はつつがなく終わった。製法の情報は共有され、ラインパウダーもその依頼元も、手を出す意味は無くなった。
GM:あなたたちは御礼もかねて、近くのホテルで行なわれる立食パーティに関係者として招待されていた。
羽鳥七海:「お疲れ様です、皆さん」フォーマルなスーツ姿。発表会ともども、運営側スタッフとして潜入していた。
松橋 寧:「お疲れ様です」黒いフォーマルドレス、観客側に万一のことが無いようにそちら側にいた
喜美 貞治:「なかなか厳しい質疑応答だが、応えられて何より。」スーツ姿で場に加わる
喜美 貞治:「岸田氏も笹見氏もあの圧の中セリフが飛ばないのは流石だな」
鎹衣 集:「まあ、なんにしても」
岸田:「はい。幸いにも、協力や出資のお話もいくつかあり」関係者の人だかりの間から抜けてきた。
鎹衣 集:「これで一段落だな」任務用と変わらぬ軍服じみた黒のジャケット。警備と言われればそう見えなくもないが薄金の髪と緋色の瞳はやや目立つ。
岸田:「……これも皆さんのおかげです。改めて……本当に、有難うございました」
岸田:90度、深々と頭を下げる。「皆さんには何て御礼と……謝罪をすればいいか……」
松橋 寧:「いえいえ、無事に終わりましたのなら何よりです」
笹見:「皆さんのお陰っした。ここにいられるの、かなり奇跡的ですからね」
喜美 貞治:「仕事、だからな。そちらがベストを尽くした中僕らも応えただけだ。」
喜美 貞治:「異業種同士の連携だ…途中の行き違いは、ままある。」
喜美 貞治:「だから僕は、もう気にしていない。」
岸田:「本当に。……私も、今のこの仕事に就いたのは、紆余曲折や成り行きがありましたが」
岸田:「それでも、少しでも人を助ける、役に立つ仕事であることを、誇りにしています」
岸田:「皆さんは、私よりもずっと若くありながら、私よりも遥かに志高く……その役割に邁進している」
岸田:「心から尊敬します。この出会いのことを、決して忘れるつもりはありません」
岸田:発表会や質疑応答を終えた疲れはあるが、真っ直ぐに三人を見る。
松橋 寧:「あなた方の今回の発表で、助かる人は現場の人以外にもたくさんいると思います」
松橋 寧:「ここまで来るのはきっととても大変だったと思います、改めてこちらからもありがとうございます」
松橋 寧:ぺこり、と頭を下げる
喜美 貞治:「汚い金の為に営業妨害を受けた中、真実人の為になる仕事を全うした貴方たちを忘れない。」
喜美 貞治:「…それとまっすぐに僕達を見てくれてありがとう。」
喜美 貞治:岸田に握手で応える
岸田:両手で重ねるように握手をする。「皆さんも頑張ってください」
岸田:口元を崩すような笑みを見せる。
笹見:「ホントに有難うございました」
笹見:「あ、喜美さん、出演作出たら教えてください。絶対見ますんで~」
笹見:「ほら室長。他のスポンサーに挨拶しに行かなきゃ」
岸田:「ああ。そうだったな。……お二人も」 松橋さんと鎹衣さんにも、順に握手を求める
松橋 寧:それを受け取る、手は相変わらず細いままだった
鎹衣 集:「ああ、それと…」握り返す。
鎹衣 集:「俺も、良い仕事を受けられたと思っている。応援させてもらう」
鎹衣 集:言葉は少ないが、まっすぐに返した。
岸田:「ありがとうございます。いつか、皆様の所にも当社の薬剤が行き渡るくらい、尽力させていただきます」
岸田:「それでは、また!」去り際、羽鳥とも握手して離れていく。
羽鳥七海:「……ええ。お気をつけて」微笑で送り出す。が。
喜美 貞治:「ああ、また。」あいまいな笑みで手を振る
羽鳥七海:少しだけ二人の背を見送る表情はぎこちない。複雑な思いがある。
喜美 貞治:「羽鳥さん、やはり彼らは…記憶処理されるんですよね」
喜美 貞治:「これも仕事、か。」
羽鳥七海:「……はい。予定通りに」
鎹衣 集:「その方が後のトラブルは少ないだろうしな」
鎹衣 集:「仕方あるまいよ」
羽鳥七海:「土壇場で人材不足でヘルプを頼んだが、誰に何をして貰ったかは覚えていない……」
羽鳥七海:「その程度の案配になるでしょうね、恐らく」
松橋 寧:「左様ですか」
羽鳥七海:「それこそ神城本社に近づいたりしない限りは、例外はありません」
羽鳥七海:「お辛いとは思いますが……慣れるものではないかもしれません」
喜美 貞治:「元よりクレジットに名前が載るとは思っていなかったさ。」
喜美 貞治:「だが、寂しいな。これがUGNか。」
鎹衣 集:もとより、そういう話だ。感傷はあるが浸ってはいられない。
鎹衣 集:「だが、誰かがやらねばならん仕事だよ」
羽鳥七海:「変貌してしまった世界の人々に、少しでも、昨日と同じ今日を過ごして貰うこと」
羽鳥七海:「それが我々が担うものです」
鎹衣 集:「その境界線について考えていくと」
鎹衣 集:「今回の、ラインパウダーの連中のような話になってくる」
鎹衣 集:「奴らのいう言葉の全てが問題だったともいえん。少なくとも今は速いと俺は思うが……なら、何時になればとも言える」
羽鳥七海:「……現在、《撕下填上》と《恋多き》については取調中です」
羽鳥七海:「ただ、鎹衣さんの言う通り。彼らの主張は、ある種の人々にとっては同意されやすいものです」
羽鳥七海:「今回は妨害できましたが……すぐにどうこうするのは難しいかと」
喜美 貞治:「ただ危険から人々を守る。それだけの事が随分複雑になってしまってるようだな。」
喜美 貞治:「だが、今はこの世界の裏方からの景色を眺めるのも悪くない。」
喜美 貞治:「今回の仕事は、楽しい面子だったしな。」
羽鳥七海:「それに。ずっとストイックにあれ、ということじゃないですから」
羽鳥七海:「受けられる恩恵は受けましょう。食事は取られましたか?」
松橋 寧:「あ、そうでした、行って来ます」
喜美 貞治:「そういえばそれもあったか。集、寧はいい機会だろう。」
松橋 寧:そわそわとビュッフェの方へ、こういうときでもないとまともに食事をしないのだ
鎹衣 集:「俺も忘れていたな。付き合おう」
羽鳥七海:「私も試食しましたが、とても美味しかったですよ。楽しんでくださいね」 従業員側なのでずっと喋っているわけにもいかない。離れていく。
関係者:周りの人がちらちら、場違いにも見える松橋さんを横目で見たりしています。
喜美 貞治:「ここにあるのは白身魚のカルパッチョ、オリーブのサラダ。ふむ。」
松橋 寧:「電卓弾かなくていいから楽ですね……何にしましょう」どこ吹く風でビュッフェを物色
喜美 貞治:「…こういう場に来るとは思わなかったが、やはり華やかなものだ。」
鎹衣 集:「さすがに目立つな。こういう場は落ち着かん」
喜美 貞治:「僕らもそうだが、特に寧は人目を引く。」
喜美 貞治:「…いや、本当に人目を引くな。良く似合い過ぎている。」
松橋 寧:「?」
松橋 寧:「いきなりどうしてしまったんですか……?」
鎹衣 集:「いや、別におかしなことは言ってないと思うが?」
松橋 寧:「鎹衣君まで……?」
鎹衣 集:「相変わらず、自覚が薄いな」
喜美 貞治:「こうして僕らが集まってる分には余計なことは起きないさ」
喜美 貞治:「いざって時は集もいるしな」
関係者:視線に気付かれたことに気付くと、目を逸らす。
鎹衣 集:「難癖をつけやすい見た目ではないと思ってはいるが」
鎹衣 集:目付きが鋭いので圧がある。
鎹衣 集:「まぁ、軽薄や輩がいるようなパーティーではない。ゆっくり料理を取ろう」もぐもぐ
松橋 寧:「????」二人とも風邪でも引いてしまったのではないかと思いつつも、とりあえず帆立のソテーとスモークサーモンを取る
喜美 貞治:「祝勝会も兼ねて、な。」オリーブとチーズを取る。
鎹衣 集:「そうだな、改めて」ローストビーフとか肉を盛る。
鎹衣 集:「お疲れ様。今回は助かったよ……二人と組めて良かったと心から言える」
鎹衣 集:「共同生活も、楽しかった」飾らない笑みを向け、シンプルな気持ちをいう。
喜美 貞治:「僕も楽しかった。UGNとはかなり距離があったのだが。」
喜美 貞治:「一緒に暮らして、情がつい湧いてしまったようだ。」
喜美 貞治:「惚れてしまったよ。役割を演じ切る、その気概と勇気に」
鎹衣 集:「こちらこそ、喜美さんがいて良かった。QOLが上がるということを理解した」からかうように
松橋 寧:「こちらこそ、お二人がいて助かりました」
松橋 寧:「また機会があればその時はお願いします」
鎹衣 集:「あぁ、しかし……」
鎹衣 集:「本当に気を付けてくれ、松橋」「……珍しく動揺したよ、今回の任務」
鎹衣 集:「せめて巻いて……いや、なんでもない」少々眉間にシワを寄せたが平静に戻る。
松橋 寧:「?いつの話でしょう?反省会の予感なので後で話をお伺いしますね……?」
喜美 貞治:「そこのお姉さん、ジュースを三つ頂戴したい」「ありがとう。」
喜美 貞治:集が切実な意見を言う横で従業員よりジュースの入ったグラスを三つ受け取り、集と寧へと渡す。
喜美 貞治:「ともかく、今は今回の任務の成功を祝おう。」
鎹衣 集:「そうだな」グラスを受け取る。
松橋 寧:「あ、ありがとうございます」グラスを受け取る
喜美 貞治:「日々を守る誇りある仕事に、君たちと出会えたことに、乾杯」
松橋 寧:「乾杯」
鎹衣 集:「乾杯」
GM:キン、と澄んだ音が響き渡った。
GM:短くも濃密な護衛任務は、こうして終わりを告げた。
GM:―――――――――――――――――――――
エンディング2
GM:【個別ED 喜美貞治の場合】
GM:喜美貞治はイリーガルである。ただし、UGNへは純粋な善意だけで協力しているわけはない。
GM:俳優志望としての顔が主であり……それに耐えるには難しい病弱な身体。
GM:オーヴァードとしての健康な身体の維持を、UGNに代価として要求している。
GM:――UGN御用達 とある総合病院受付
病院職員:「はい、それでは今回の分のお薬です」
喜美 貞治:「いつもお世話になります。」
喜美 貞治:いつからかお決まりのやり取りになった挨拶
病院職員:「喜美さんには、今更ですが、薬の種類を間違えないように」そこそこ大きな紙袋。多種の薬が揃っている。
病院職員:「あとこの一種が少し包装が変わりました。中身は同じです」
喜美 貞治:「なるほどなるほど…説明ありがとう。」
喜美 貞治:普段と変わらない彼に一点違う事があった。花束を抱えているのだ。
病院職員:「お願いします。……そちらは、他の方のお見舞いですか?」
喜美 貞治:「近くの花屋で買ってみました。これから友人へ送ろうかと。」
喜美 貞治:「配送になるでしょうがね。遠くの、場所にいる人ですから。」
喜美 貞治:遠くの場所、それは物理的な距離…という意味ではない。
喜美 貞治:かつては同居していても、もう記憶のない相手。
喜美 貞治:彼らに向けたものだ。
病院職員:「そうなんですか。綺麗ですね。送られる方も嬉しいでしょう」
病院職員:深い意味までは知らない。にこにこと応答する。
病院職員:「あ、そうだ。今日、これから中庭で」
病院職員:「地元の吹奏楽団の院内コンサートがあるそうです。良ければ帰りがかりにどうぞ」
喜美 貞治:「耳入りな話だ。お陰で帰り道も退屈せずに済む」
喜美 貞治:「何より僕はこの手のイベントには愛着があるのでね。」
喜美 貞治:「失礼する。また会いましょう」
喜美 貞治:職員へ微笑み、中庭に向かう
GM:広めの中庭に出ると、慎ましやかなステージで、小規模な演奏会が開かれている。
GM:病床の人々を癒すような、元気にさせるような演目の曲が、緩やかに奏でられており。
GM:患者や、見舞いの家族が、各所に設置されたベンチで談笑などしながら思い思いに聞き入っている。
喜美 貞治:(小さなイベントではあるが。これが僕にとっての日常だった。)
喜美 貞治:(変わらない日常の中の、楽しみだった。守れただろうか?待て、あれは…)
喜美 貞治:視線を向ける。そこには見知った顔がいたからだ。
岸田:「うーん……」休憩スペースに座り、難しい顔で悩むサラリーマンの男。
笹見:「仕方ないんじゃないすかァ。開拓なんてそう上手くいきませんて」
笹見:机の上に、ペット用の籠を乗せてひじをつく女性。
笹見:「にゃ助の健康診断も終わったし、帰りましょうって~」
笹見:「珍しいっすよね~動物病院と並列してる総合病院」
岸田:「しかしなあ……ん」目が合う。
岸田:(笹見。籠を降ろしなさい)軽く指示してから
岸田:営業用の笑顔で、会釈する。
喜美 貞治:「‥‥う」ばったり、会ってしまった。
喜美 貞治:「どうも。この辺りでは珍しい方ですね」仕事で慣れた笑みで応える
岸田:「ああ、すみません。どうも」
岸田:「お見舞いの方ですか? 私共は仕事の関係でして」
笹見:(うぇ~。すげーイケメン)
喜美 貞治:「確か…古西社の方ですか?この前発表をなさった、あの。あれは熱意に満ちた、素晴らしい発表だった。」
岸田:出された話題に、目を丸くする。「驚きました。同業の方でしたか。あの場に?」
笹見:「配信じゃないスか。HPでDLできましたし」
喜美 貞治:「発表の後から配信で。」
笹見:「いたら流石に忘れませんし。……ん?」
笹見:がちがちがりがりと、籠から爪音。
にゃ助:がちゃり。
喜美 貞治:「ふ…久しぶり。元気してたか?」
にゃ助:器用に隙間から手を伸ばして、古いキャリーの鍵を押し開けて出てくる。
笹見:「え、わ! にゃ助、コラ!?」
にゃ助:くなーお。なおー
にゃ助:ぴょんと飛びつく。
喜美 貞治:「おっと」
喜美 貞治:バランスが一瞬崩れるが、小器用に肩の上へにゃすけが乗る
岸田:「ええ!? すみません、コラ、にゃ助! 降りなさい! この方が迷惑するでしょう!」
にゃ助:肩の上でバランスを取りながら、喜美さんの頬に頭を擦り付ける。
喜美 貞治:「いえいえ、大丈夫です。以前会った事があってね。」
笹見:「ね、猫使いの方……?」
GM:UGNの記憶処理は、動物までは行なわれない。
にゃ助:ごろごろ喉を鳴らす。
喜美 貞治:「これでも、同じ釜の飯を食った仲だ。」
喜美 貞治:野良猫時代の話だろう、と。笹見達は思うかもしれない。
喜美 貞治:そっと花束を抱えなおしにゃ助を撫でる
岸田:「ははあ……」野良猫時代のことは知らない。ありえない話ではないだろう、と納得する。「よく覚えているものですね」
岸田:「いえお恥ずかしい。失礼……良ければ、お名前を伺っても?」
喜美 貞治:「喜美 貞治(きみ じょうじ)」「俳優見習いです。」
岸田:「俳優さん。成程」名刺を取り出す。「古西メディシンの岸田です。こちらには営業途中で」
岸田:「……、……」
岸田:喜美さんの名前を繰り返すように、一度目を閉じる。
岸田:「失礼ですが。……我々とも、どこかで会ったことはございませんか?」
喜美 貞治:「ふふ、随分嬉しい言葉だ。」
喜美 貞治:「テレビでエキストラ出演したことがありますから。その時では。」
喜美 貞治:「どこにでもいる、つまらない男ですから」
岸田:「そうでしたか。いえ……ううん」
岸田:「とはいえ。これまでになかったとしても」
岸田:「あんな、一般にはマイナーな配信を見てくださったことは、とても嬉しく想います」
喜美 貞治:「…それは」
喜美 貞治:「父が、あの時の発表された技術でずいぶん助かる事が分かったんです。」
笹見:「良かったじゃないス。ウチの、一世一代の奴でしたもんね」
笹見:茶化すようではあるが、本気で嬉しそうな声。
岸田:「そうだな。……我々にとって、最大の称賛です」
喜美 貞治:「だからいつもの単なる仕事以上に…貴方たちの発表が見れてよかった。」
喜美 貞治:「…しかし好都合だな。」「実は先ほどこれを送ろうと思ったんです。」
喜美 貞治:黄色い花が特徴的な花束を持ち上げる。
岸田:「え……」
岸田:「とんでもない。お見舞いの品ではないのですか?」
喜美 貞治:「情熱ある仕事への、当然の贈り物です。」
岸田:「……いや、不思議だな」
喜美 貞治:「発表を行う動きでも分かりました。時間も苦労も、並々ならぬほど注いだものだったはずだ。」
岸田:「白昼夢か何かと……思ったのですが」
岸田:「不思議だ。貴方の言葉は信用してしまう」
笹見:「にゃ助が懐いてるからじゃないスか。有難く貰っちゃいましょうよ」
岸田:花束を受け取る。
喜美 貞治:「…やはり。貴方方にはその花こそよく似合う。」
岸田:「望外の思いです。なんと言えば良いか……」
喜美 貞治:「…陰ながらですが応援しています。」
笹見:「これなんて花なんスか?」
岸田:「こら、笹見。社に持ち帰ります。……良き出会いと応援の証として」
喜美 貞治:「ありがとう。では失礼します。そろそろ特売が近い」
喜美 貞治:「僕も生活に戻らなくてはね」自嘲するように軽く笑み
岸田:「微力ながら、喜美さんの道も応援しています」
笹見:「出演作絶対見ます!」
岸田:恐縮しきったように頭を下げる。
喜美 貞治:「そんなに頭を下げなくても良いですよ。」
喜美 貞治:「僕は、皆さんただの"常人"」
喜美 貞治:「…いや、皆さんと同じ、仕事人間ですから」
喜美 貞治:(乾杯もいいが、クランクアップはこれに限る。)
喜美 貞治:彼らに渡した花束。小輪の向日葵の花言葉、それは
喜美 貞治:情熱
喜美 貞治:彼らにふさわしい花が、風に揺れていた。
GM:―――――――――――――――――――――
エンディング3
GM:【個別ED 鎹衣&松橋の場合】
GM:――任務完了の、数日後。
GM:古西社のふたりと別れ、喜美貞治もまた元の生活に戻っていった。
GM:だが、UGN人員である君たちにはまだ仕事が残っている。
GM:最後の戦い――FH・ギルド協働企業『ラインパウダー』の二人との決戦。
GM:その跡地の調査のため、再びあなたたちは山奥の該当地を訪れ、そして。
雨:ぽつぽつと。
雨:空を覆い始めた曇天から、冷たい水滴が降ってきたのはそんな時だった。
松橋 寧:「わわっ」片づけをしていたら突然肩に冷たい水滴がかかり、驚く
鎹衣 集:「ん、何か……雨か」
GM:山中は天気が変わりやすい。乗ってきた車は麓に置いてきている。
GM:様子を見ようと留まっていると、あっというまに雨脚が強くなっていく。
鎹衣 集:「一度、避難するべきだな。これは……松橋」
松橋 寧:「車まで走り……リスクですね……どこか入れるところは」
鎹衣 集:「あちらの事務所に移動しよう。老朽化はしてるが、多少は雨も防げるだろう」
松橋 寧:「…………」一瞬、老朽化と虫のいるリスクを考えてはいたが
松橋 寧:「わかりました」冬だし大丈夫だろう、と自分に言い聞かせ追従する
鎹衣 集:「あぁ、このままだと冷える。急ごう」雨を受けながら早足で向かう。
GM:元は野生動物の観察施設あたりだったのかもしれない。建物の外周沿いに、小さな事務室への入口があった。
松橋 寧:かちゃん、とドアを開けておずおずと入る
松橋 寧:「お邪魔します……」
GM:かろうじて雨漏りはしていない。明らかに古い型式だが、ストーブやソファもあった。見る限りは、虫やネズミの気配はない。
鎹衣 集:「……濡れてないか?」特殊加工された戦闘衣のため自分はわりと無事。
鎹衣 集:ひととおり周囲を見つつ、ソファに上着を敷く。
松橋 寧:「多少なので大丈夫です、ウィンドブレーカーも羽織ってますので中はほぼ問題ないです」
松橋 寧:上着をばさっと脱いでその辺の棒にかける
鎹衣 集:「一応、特殊な材質だから濡れてない。直で座るよりはいいだろ」
松橋 寧:「お気遣いありがとうございます……」ちょこんとそこに座る
松橋 寧:「……ふえっくし」
鎹衣 集:「あぁ、一応ストーブも見てみる」そう言ってやや離れつつアレコレ作業をする。
鎹衣 集:「……大丈夫か?」
松橋 寧:「……大丈夫です」
松橋 寧:「むしろ待っているだけなのも申し訳ないので何かお手伝いをしたいのですが」
鎹衣 集:「手伝いと言ってもな……」正直、通常の寒さ暑さには強いので自分が動いた方が言いと思うが。
GM:僅かに燃料が残っている。手間はかかるだろうが、動く気配はあった。
松橋 寧:「そうですか……」右手をソファにかけて、ふと横を見る
鎹衣 集:「今くらいはゆっくりしてて構わない。調査関係は便りにさせて貰うしな」
鎹衣 集:「……よし、ストーブも着いた。換気しつつだが、これで暖はとれるだろう」
GM:ソファの後ろに、古い紙類が残っている。
GM:手を伸ばせば届くかもしれない。
松橋 寧:何かの薪になるだろうと、手を伸ばす
GM:手を伸ばしたとき、ソファの背もたれに面した壁の亀裂から。
GM:ずる、と赤黒い胴体が伸びる。
松橋 寧:「」伸びた手が固まる
鎹衣 集:「止まんな……」ストーブ側に立ちつつ、雨の様子を見ているため意識がそちらに向いている。
GM:冬眠中だったのか。ざわざわと多足を蠢かせて、百足が手首に絡み付こうとする。
松橋 寧:「………~~~~~~~~」蒼白な顔で、声にならない悲鳴が漏れ
松橋 寧:「ひ、ひ……………」
GM:奇怪にも思える攻撃性で、大顎と前足が服の腕部分に噛みつく。
GM:先日、呪蟲に絡まれた位置をなぞるようだった。
松橋 寧:手に握りこんでいた10倍濃縮殺虫成分を取り落とす、初動が遅すぎた
松橋 寧:ごとんと何かが落ちる音は、悲鳴より大きかった
鎹衣 集:そっと肩をつかみ、やや勢いよく引き寄せる。
松橋 寧:「!」
鎹衣 集:同刻、差し込まれた白鞘が百足の躯体触れて、一瞬。
鎹衣 集:小さく亀裂の生まれた音が響き、凍結したソレが床に落ちる。
GM:僅かに少女の袖口だけを裂いて、凍り付いた百足が砕けた。
鎹衣 集:「大丈夫か?すまない、余所見をしていた」
松橋 寧:「…………ありがとうございます……」わなわなと震えながら、かすかな声でそれを返す
鎹衣 集:「それと、いきなり体に触れたことも……声をかけるべきだったな」
松橋 寧:「…………」それは別に気にしていないが、噛まれた袖口の間隔が離れず、顔が青いままだ
鎹衣 集:「……痛むか?」
松橋 寧:「いえ……怪我は……」
鎹衣 集:「この間の任務でもだが。虫、苦手なんだな」
松橋 寧:リュックの中から消毒液を出して、噛まれた箇所に吹き付ける
松橋 寧:「はい、どうしても……」
鎹衣 集:「まぁ、少なくないだろう」
松橋 寧:「衛生とか色々理由はつけられると思うのですが、多分それだけではないのかなと……」
松橋 寧:はあ、と息をつく、消毒し終えると少しだけ精神に平静が戻ってきた
鎹衣 集:「人それぞれそう言ったものはあるだろうし、苦手なものは仕方ないだろう」取り敢えず虫が出た側に移動する。
鎹衣 集:「落ち着いたか?」
松橋 寧:「はい……この前の任務では運が良かったですが支障も出るので直したくはあります」
鎹衣 集:「UGNの人員としては弱点はないほうが言いかもしれないが」
鎹衣 集:「無理をするのもな。もしもの時は周りを頼れよ」
鎹衣 集:「少なくとも、俺は覚えておくとしよう。次からは警戒をしておく」
松橋 寧:「……鎹衣君は」
鎹衣 集:「ん?」
松橋 寧:「すごく、気を回せるんですね」
松橋 寧:「いえ、すみません、普段の職場だと中々誰も言わないので」
鎹衣 集:「別に、普通だろう。そう見えているのだとしたら、格好をつけてる成果かもな」
松橋 寧:「つけてるんですか、すでにこんなにかっこいいのに」
鎹衣 集:「……」
松橋 寧:「?」
鎹衣 集:「あまり、簡単にはそう世辞を言うなよ。バカな男は付け上がる」
松橋 寧:「ここまでの任務で皆さんが言っていたことを総合して思ったことを述べただけですが……」
鎹衣 集:「……甲斐がないな」
鎹衣 集:「少なくとも、俺は一瞬舞い上がる。そのあと沈むことを考えると収支は合わんが」
松橋 寧:「それ前も言ってましたね……舞い上がる、ですか」
松橋 寧:「その辺りの機微はなんともわかりませんね……」
鎹衣 集:「あぁ、これでもオーヴァードであることを除けば普通の男子のつもりなのでな」
鎹衣 集:「つまり、あぁ……ハッキリ言っておくか。俺の精神安定のためにも」
鎹衣 集:「自分に気があるかと、勘違いしそうになるものなんだよ」
鎹衣 集:「可愛い女子に言われれば、な」
鎹衣 集:「あまり、言わせるな」重くため息をついて、目を伏せる。
松橋 寧:「なるほど……?」
松橋 寧:「いえ失礼、女子と定義された経験があまりなくて」
鎹衣 集:「……甲斐がないな、本当に」腕を組みながら、視線を明後日の方向に向ける。正直かなり恥ずかしい。なんだこれ
鎹衣 集:「それは?だろ…!」
松橋 寧:「いつもその辺にいて動ける医者1くらいの扱いですよ」
松橋 寧:「誰もそれ以上構う余裕がないとも言いますが」
鎹衣 集:「いや、救急の場ではそうなるのか。しかし……」ぶつぶつ言う。
鎹衣 集:「……それもそうか」
鎹衣 集:「じゃあ、今回で覚えて帰ってくれ……大変だからな」また共同生活任務などがあれば特に。
松橋 寧:「わかりました」
松橋 寧:「……その」
松橋 寧:「ちょっとうれしかったです」
鎹衣 集:「……」
松橋 寧:「あ、これはお世辞とかじゃなくて、本当に」
鎹衣 集:「…………」
鎹衣 集:「松橋、お前ちょっとズルいぞ」
松橋 寧:「どこが……?」
鎹衣 集:「そう言うところも含めてだよ」「まぁ、嬉しかったなら……良い」
松橋 寧:「そうですか……あ」
松橋 寧:雨音が消えるのを、耳で感じ取る
松橋 寧:「止んだみたいです」
鎹衣 集:「そうか……よかった」
鎹衣 集:正直、二人きりの状況もなかなか堪えた。助かった。
松橋 寧:「行きましょうか」
鎹衣 集:「いこうか、まだ仕事もあるしな」片付け、上着をはらう。
GM:にわか雨は止み、雲間から光が覗いている。
鎹衣 集:前を進む少女を見て、少しだけ考える。
鎹衣 集:平然としてるようで思ったよりも揺れ動き、少しだけ不安を感じるようなそんな印象。
鎹衣 集:そのあり方が、悪いとは思わなかったが。ただ───
鎹衣 集:目を離すのが、怖くなる。そう感じさせた。
鎹衣 集:「──松橋」
松橋 寧:「はい、なんでしょう」
鎹衣 集:「また、任務で一緒になったときは……いや」
鎹衣 集:「次あった時も、よろしく頼む」
松橋 寧:「はい、勿論です」
鎹衣 集:あぁ、気になっているんだな、自分は。その自覚だけは、携えた剣のごとく揺れず、不変で―――正確だった。
GM:―――――――――――――――――――――
GM:【コールド・メディシン・コールアウト】 完