花の香りも手伝って 街は赤い夢を見る
それは復讐の連鎖という名の流行り病
触れれば人から外れる熱病
眠れぬ少女は虚ろに敵を狙い
虚しさに気づいていてもなお手を止められない
感情伝いに燃えるように生きて、燃えた後の灰はどうすればいい?
嘆くように問いかけても、答えは帰ってこない。
アイザック・ルービンスタイン:ここにジャームはいない、いるとしたらジャームになる一歩手前まで心が壊れた少女だけだ。
アイザック・ルービンスタイン:神藤の命なくして彼女を救う都合のいい救世主も、ここにはいない
ならば、何が答えなのか選ぶ必要がある
それぞれの譲れないもの、大事な物を抱えて、戦う必要がある
たとえ感情伝いに生き、燃え尽きたとしても、最後に手の中に何かを残すために
あるいは、そのあとを生き、己が望む未来をつかむために
アイザック・ルービンスタイン:「……あいつの仕業だよ、神藤のな」
アイザック・ルービンスタイン:「だから、いこう。あいつが逃げねえうちに(お前が壊れちまう前に)な」
ダブルクロス the 3rd edition
「リプレイ:スカーレット Case1.灰の跡-Landfill-」