誰もいない駅の話



GM:みはし
メイン 見学

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.


警告
 このセッションログは公式HP上で掲載されているシナリオを元にしています。
 重大なネタバレを含むものなので、それを気にする方は読まないでください。


PC1:水城(みずき) しん (キャラシート)PL:とーど―
PC2:「オープスP24(Out Of Place THing: Pacific No.24)冠着(かむりき) クロム (キャラシート)PL:ミハエル

Index

  • シーン1:霧谷の要請
  • シーン2:だれもいないえき
  • シーン3:出会い
  • シーン4:脱出
  • シーン5:呼び声
  • シーン6:廃屋
  • シーン7:雑貨屋
  • シーン8:小学校の分校
  • シーン9:病院
  • シーン10:資料室
  • シーン11:エレベーター
  • シーン12:電源室
  • シーン13:エレベーターシャフトにて
  • シーン14:地下通路
  • シーン15:蘇る記憶
  • シーン16:最後の扉
  • クライマックス/シーン17:決戦
  • バックトラック
  • エンディング1:帰還
  • エンディング2:UGN
  • エンディング3:墓標


  • プリプレイ

    GM:それではー
    GM:CRCシナリオ『誰もいない駅のはなし』のセッションを始めていこうと思います。
    GM:お二人ともお集まりいただきありがとうございます。
    GM:早速ですが今回のPC紹介をPC番号順にお願いいたします。
    GM:PC1
    水城しん:はーい
    水城しんキャラシート
    水城しん水城みずきしん。たぶん高校生
    水城しん:”たぶん”なのは記憶喪失だからです。学ランと生徒手帳で名前は分かったけど、携帯はパスワード忘れてるので開けない
    水城しん:性格は……記憶喪失なので分からない。趣味も分からない。自己紹介で喋れることがないなコイツ……?
    GM:HOの内容からの制限故仕方なし……!
    水城しん:データ的にはアザトース完全獣化です。射程10mの素手で邪毒パンチします
    水城しん:自己紹介は以上。よろしくお願いします
    GM:はい、そんなあなたのHOはこちら……

    ロイス:不確かな記憶 推奨感情 P:自身/N:恐怖  いつもの電車を寝過ごすと、そこは見知らぬ駅だった。霧に包ま
    れた荒廃した無人駅。携帯も圏外でつながらない。そして霧の向こ
    うに……“何か”がいる。奴らはキミを狙っている。そして駅からの
    脱出を試みようとするキミは気が付く……キミはなぜここに来た?
     何か大切なことを忘れている……。

    GM:記憶戻るといいね。
    水城しん:くっ、何も思い出せないぜ……!
    GM:では次だ!
    GM:PC2
    冠着クロム:はい
    冠着クロムキャラシート
    冠着クロム:「こんにちは!オープスP24、冠着クロムです!」
    冠着クロム:冠着クロムです。ムー大陸の忘れ形見です。
    冠着クロム:昔々ムー大陸で邪神と人間の一大決戦をしなければならなくなった時に建造されました
    冠着クロム:本人も作られた分力いっぱい頑張りましたがあえなく轟沈。
    冠着クロム:その後轟沈しっぱなしでしたが最近になってFHとUGNがハワイで殴り合ったときに偶然電源が入り
    冠着クロム:壮絶な争奪戦の末UGNが身柄を持っていきました、今は寮の自室でゲーム三昧の生活を送っています。
    冠着クロム:性格はお気楽、明るく純粋で口から出てくるのはネットミーム。
    冠着クロム:空の楽器もあるので効果音もばっちりです
    冠着クロム:あっ
    冠着クロム:性能
    冠着クロム:サラマンダーとハヌマーンのクロスブリードです
    冠着クロム:自動人形の耐久力で味方をカバーしつつ自身もフレイムタンで殴れます
    冠着クロム:そんな感じです、よろしくお願いします
    GM:昔は一生懸命だった分今の時代を楽しんでほしいね
    GM:そんなあなたのHOはこちら!

    ロイス:霧の怪異 推奨感情 P:好奇心/N:恐怖  キミはUGNの指令で、“誰もいない駅”を調査するため派遣され
    てきた。ワーディングで隔離されたこの場所には、何らかの神話生
    物が潜んでいることは間違いない。だが、無人駅に降り立ったキミ
    が出会ったのは、クラスメートのPC①。そして霧の中、彼はオー
    ヴァードの力に目覚める……!

    冠着クロム:たいへんです
    霧谷雄吾:「助けてあげてくださいね」
    冠着クロム:はい!
    GM:ということで、
    GM:早速本編に移っていくよ。皆さんよろしくお願いします
    冠着クロム:よろしくお願いします!
    水城しん:お願いします~
    GM:---

    ●シーン1:霧谷の要請 シーンプレイヤー:PC2


    GM:登場侵蝕はCRC独自ルールにより基本1に固定されているよ。
    GM:という事で登場をお願いしますね
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (33 → 34)
    GM:霧谷雄吾が君を呼び出したのは、何の変哲もない駅前のカラオケボックスだった
    霧谷雄吾:「こういうところがいいんですよ。盗聴されにくいし、出入りも目立ちにくい」
    GM:それはそうなのだろうが、今のUGNという組織がどういうものかを、薄汚れた壁紙や安っぽいドリンクバーのグラスが物語っている
    冠着クロム:空の楽器でトロピカルな音楽を流しながら話を聞く
    冠着クロム:「そうなのかー」
    霧谷雄吾:「そうなのです」うむうむと頷く
    冠着クロム:椅子で足をふらふらさせながら、ドリンクバーに手を付けてもいいのか悩んでいる
    冠着クロム:「それで、今日はどうしたんですか?」
    霧谷雄吾:「話が早くて助かります」カップを差し出す。話が終わったら飲んでも良いよという事らしい
    霧谷雄吾:「ネットロアに“誰もいない駅”というのがあります。ご存じですか?」
    冠着クロム:「きさらぎ駅、のような奴ですかね?」
    霧谷雄吾:「その通り」「さすがネットに明るい方だ。お詳しいですね」
    霧谷雄吾:「その駅に立ち入ったら、二度と戻ってこれない。霧の中の怪物に食われてしまう……などなどいろいろな憶測や絞殺が飛び交っている」
    霧谷雄吾:「まぁいくつもある“きさらぎ駅”の噂の派系の話の一つですね」
    霧谷雄吾:「しかしそれが事実だとしたら、どうです?」
    冠着クロム:「事実、ですか」
    冠着クロム:「それを言うってことは、実際に被害者が出てるってことですよね?」
    霧谷雄吾:「そうです」
    霧谷雄吾:「F∴I∴R∴の魔術的調査……いわゆる占いによって、その駅がここからすぐ近くに実在することが特定されました。」
    霧谷雄吾:「被害者と思われる行方不明者も該当する路線の利用者に複数存在します」
    GM:補足ですがF∴I∴R∴とはUGNと協力関係にある魔術結社です。
    冠着クロム:「そうですか」
    冠着クロム:「いきますよーいくいく」
    霧谷雄吾:「いい返事が聞けて良かった。その為にお呼び出しさせてもらったのですから」にっと笑いドリンクバー用のカップを差し出す。
    冠着クロム:「真面目なことを言うならば」
    冠着クロム:「こういうのは人間より私がいった方がいいですからね!」
    霧谷雄吾:「はは」
    霧谷雄吾:「確かに疲れ知らずなクロムくんなら私たち人間の数倍の働きを期待できそうだ」
    霧谷雄吾:「加えて現在日本支部は酷い人手不足だ。本来支部単位に依頼する仕事なんですよ?この依頼」
    冠着クロム:コップを受け取りアイスティーを取りに行く
    冠着クロム:「支部長は今日も寝てますからねー」
    霧谷雄吾:「あとで叩き起こしてから任務に行っておくれ」
    霧谷雄吾:「では改めて……」
    霧谷雄吾:「”誰もいない駅”の現地調査をキミに依頼する」
    霧谷雄吾:「名に恥じぬ働きを期待するよ"オープスP24"Out Of Place THing: Pacific No.24
    冠着クロム:「おっすお願いしまーす」ストローと氷をつけてご満悦で席に座りアイスティーを飲み
    冠着クロム:飲み終わったところを丁寧にコップを置いて
    冠着クロム:いてきまーす、とその辺の散歩のような気軽さで去っていった
    霧谷雄吾:----
    GM:では、ここではロイスと購入を行うことができるよ。
    冠着クロム:なんと購入まで
    GM:このセッション中購入可能箇所が無いからね。慈悲だ
    冠着クロム:なるほど
    冠着クロム:ボデマを買います
    冠着クロム:援護の風を吹かせます
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (34 → 36)
    冠着クロム:5dx+2
    DoubleCross : (5DX10+2) → 10[1,5,6,7,10]+8[8]+2 → 20

    冠着クロム:買えたので装備します
    冠着クロム:ターンエンド!
    GM:いい買い物だ。
    GM:---

    ●シーン2:だれもいないえき シーンプレイヤー:PC1


    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (34 → 35)
    GM:プルルルルルル‥‥
    GM:電車の到着を告げる音。
    キミはいつもの駅で降りたつもりだった。
    だが、そこはさび付き、草にまみれた無人駅のホームだった。

    水城しん:「う、ここは……?」降りた駅がいつもと違う。だが”いつも”とは何だろう
    水城しん:自分がどの駅で降りていたか思い出せない
    水城しん:駅の看板を見て駅名を確認しようとする
    GM:駅名を示す看板は掠れ読み取ることが出来ない。
    GM:目を凝らし読み取ろうとすれば‥‥
    GM:プルルルルルル‥‥
    GM:電車の発車を告げる音
    水城しん:「読めないな……あ、電車が」
    GM:キミの前で無情にも電車の扉は閉じ。誰も乗っていない無人の電車はそのまま走り去って行く。
    水城しん:「くそっ、無人駅か……次の電車が来るまで待つしかないな」肩を落とし、学生服の内を探る
    水城しん:定期券はない。普段は電車に乗らないのだろうか
    水城しん:「そもそも、俺……僕、私は、誰だ?」一人称も定まらぬ中、見つけた携帯はパスワードが掛かっていた
    水城しん:「水城しん……高校生か」自分の(?)生徒手帳を発見し、名前を確認した
    水城しん:「うん、言われて見れば高校生な気がしてきたぞ」一人納得しながら駅を探索する
    GM:この時点でわかったことはまずスマホの電波が届いていない事だ。これでは緊急通報すら意味がない。
    GM:要するに文明の利器たる端末はただの光る板と化した。
    水城しん:「携帯は圏外……か。110番とかに掛けられたら良かったんだが」
    水城しん:「改札を出て街を……いや、だいぶ郊外だろうな、ここは」
    GM:外は真っ暗で、駅の他に何があるのか、何もわからない。
    水城しん:「歩いて帰るより、次の電車が来るのを待った方が良いだろう」とはいえ、自宅の場所が分かるわけではない。高校に行ってみようと思っていた
    GM:キミは生徒手帳にある高校の住所の近くに降りようと駅の時刻表を確認する。
    GM:しかしそこには……聞いたこともない土地の名前が列挙していた。
    水城しん:「これは……高校はだいぶ遠そうだな」記憶を思い返す。都道府県は覚えていた
    水城しん:高校付近の地理もおぼろげだが頭に入っている
    水城しん:その記憶の中に、時刻表に書かれている名前はなかった
    水城しん:「記憶がないだけなのか、本当に遠い場所へ来たのか」
    水城しん:呟きながら思案する
    水城しん:「よし、差し当たっては”僕”自身のことだな」暫定的に一人称を定める
    水城しん:少しでも確かなことを決めておかないと……何もかもが曖昧になってしまう予感がしたからだ
    水城しん:「持ち物を見直してみるか」ベンチに座り、肩掛けカバンを下ろして中身を確認することにした────
    GM:その中にあったものとは……
    GM:----
    GM:ここで購入とロイス取得のお時間だ。
    GM:このタイミングで購入したものが鞄の中にあったものになるぞ
    水城しん:ロイスは 不確かな記憶 自身/〇恐怖 で取得
    水城しん:購入は高性能治療キット、目標値9
    水城しん:1DX+1>=9 調達・高性能治療キット
    DoubleCross : (1DX10+1>=9) → 8[8]+1 → 9 → 成功

    水城しん:あったよ、治療キットが!
    GM:おめでとう!君は医者を目指していたのかもしれない
    水城しん:いつ怪我をしてもいいように、怪我人を見つけてもいいように備えなければならない(ギュッ
    水城しん:ロイス購入終了です
    GM:----

    ●シーン3:出会い シーンプレイヤー:全員


    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (35 → 36)
    冠着クロム:冠着 クロムのイニシアチブを2(→ 2)増加 (6 → 8)
    冠着クロム:ミス
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (36 → 37)
    GM:鞄の中からは……なんと!
    GM:「高性能治療キット」が出てきた。
    水城しん:「おお……救急箱にしては随分豪華な代物だな」
    水城しん:「ひょっとしたら僕は……保健委員だったのかもしれない」
    水城しん:「いや、きっとそうなのだろう」納得して広げた中身を鞄へ戻していく
    GM:自身に対する手がかりを手にし思案するキミ。
    GM:そんなキミの前に、ひとりの少女が姿を現した。
    GM:白髪に青い瞳をした少女だ。
    GM:いや……ずっと駅のプラットホームにいたのだろうか?
    GM:その顔にはどこか見覚えがあった。
    冠着クロム:浮世離れしてはいるが、どこかで見たことあるような黒いブレザーとダボダボのジャケット
    冠着クロム:それを身に着けたまま、電車を降りて
    冠着クロム:「いってしまったね♪」
    冠着クロム:上機嫌でプラットフォームを歩いているように見える
    水城しん:「君は……」制服に見覚えがある……ような気がした
    水城しん:「同じ高校の子、かな?」
    冠着クロム:くるり、と顔を向けるとあなたに気が付いたのか近づいてくる
    冠着クロム:「おつです」
    冠着クロム:ぺこり、と頭を下げる
    水城しん:「ああ、お疲れ様」同じく頭を下げて
    水城しん:「僕は水城しん。君と同じ高校の生徒だと思うけど……見覚えはあるかな?」
    冠着クロム:「はい!水城しんさんですね!検索をかけるまでもなく!」
    冠着クロム:「クラスメイトですから!」
    水城しん:「クラスメイトか、なるほど」頷く
    冠着クロム:「ちなみに私は冠着クロムです!よろしくです」
    水城しん:「クロムさんだね、よろしく」元気で可愛い子だ、と思った
    水城しん:この子と同じクラスなら楽しい高校生活を送っていたに違いない。記憶がないままに確信する
    冠着クロム:「水城さんはどうしてここへ?迷子ですか?」
    水城しん:「そうだね。寝過ごして間違えて電車を降りたみたいだ」
    水城しん:「教室に忘れ物をしたから取りにいきたいんだけど……どうやら高校からだいぶ離れた駅のようでね」
    水城しん:「時刻表を見ても高校近くの駅が載ってなくて困っているところなんだ」
    冠着クロム:「なるほどなるほど」
    冠着クロム:ここで空の楽器、なんだか迫真そうなBGMが鳴る
    冠着クロム:「私のデータでは学校の一帯にある駅の路線上に無人駅は終点まで無く」
    冠着クロム:「加えてここにある地名も散漫、学校までは到底辿りつけない、否、どうやってここに来たのかすら怪しい場所ですが」
    冠着クロム:「ここはあなたを詐欺罪と器物損壊罪で訴えるのはやめておきましょう」
    冠着クロム:「何を言いたいかというと、はい、お手伝いします」
    水城しん:「(急に音楽が鳴った!?)あ、ああ。ありがとう、クロムさん」BGMにびっくりしながらお礼を言う
    水城しん:「詐欺罪……は心当たりはなくもないけど、器物損壊罪はまだないかな」記憶がないことを隠しながら苦笑する
    冠着クロム:「ん?」聞き返そうとするも
    冠着クロム:直後に気配を感じてそちらの方を向く
    GM:クロムが駅内の暗闇を凝視する。ぱちぱちと明滅する蛍光灯。
    GM:晴れぬ暗闇の向こうから濃密な白い霧が迫り、キミ達をゆっくりと包み込む。
    GM:霧に包まれた蛍光灯はバチンッと音を立て弾けた。
    GM:闇が、近づいてくる。
    GM:冠着クロム。あなたはそれを知っている。
    冠着クロム:「!水城さん!後ろに!」
    冠着クロム:即座に水城さんの前に立ち、バリアを展開する
    水城しん:「こ、これは……!? クロムさん、いったい何が?」
    冠着クロム:「敵でーす!」
    ”無名の霧” UGNの研究者曰くおいて邪神に関わる事件が発生する際に現れる自然発生的なワーディングと言われている。
    その存在は秘匿され一般に伝わっていないがそれでも人々はこの霧を恐れる。
    なぜなら……
    物語上において濃い霧とはその内に眠る恐ろしい怪物が現れる前兆である。

    ???:「ふしゅるうううううう」
    GM:クロムの張ったバリアに黒くねじくれた異形の何かがぶつかる。
    GM:それはうねる触腕。
    GM:攻撃を放った者はゆっくりと霧から現れる。
    GM:人にも獣にも見える、しかし断じてどちらでもあるはずがない何かが、よろばいながら、悪臭を放つよだれを垂れ流しながら。
    GM:その瞳が紅く輝き、腕や触手の先端には鋭い刃があった。
    GM:言葉にならない何かを、奴らが口にする。 意図は明らかだ。
    水城しん:「て、敵……」心は落ち着いている。異常を異常と判断する基準がない
    冠着クロム:「水城さん、そのまま2歩後ろに……!」
    水城しん:記憶がない自分には、異常と正常の区別は曖昧だ
    水城しん:「いや……手伝うよ」
    水城しん:「高校へ戻る手伝いをしてくれるお礼に……クロムさんの敵を倒すのを手伝おう」
    冠着クロム:「!?」
    冠着クロム:「だだだ駄目ですよ!そんなことしたら死んじゃいますって!」
    水城しん:「でもここでクロムさんを一人にしたら、クロムさんが怪我するかもしれない」
    水城しん:「そうしたら高校へ戻る手伝いをしてくれる人がいなくなる」
    水城しん:「迷子になった僕はあの敵にやられてしまうだろう」異形を指差す
    水城しん:「それなら……二人で戦った方が勝ち目があると思わないかい?」
    冠着クロム:「でも、武器あるんですか!?」人間の拳は柔らかいし、足も脆い
    水城しん:「ちょっと品揃えのいい救急箱なら持ってるよ」
    水城しん:「……というのは冗談として”ある”よ」
    水城しん:水城しんには未だ自分を定める記憶がない。自分を定めるものがないのなら……見たものを自分を定める記憶とするのにも、躊躇はない
    水城しん:「やり方は一度見たから……分かった」水城の右腕がうねり、触腕に
    水城しん:「武器は、これかな」その触手の先端には鋭い刃があった
    ???:「ふしゅ……!?」闇を映す怪物の瞳にわずかな動揺が写る
    冠着クロム:「……!」確かにこれ・・なら丈夫だし早々死ぬことも無い、と理解
    冠着クロム:「わかりました!援護お願いします!」
    GM:それでは戦闘開始です。
    GM:エネミーは???改め闇の棲人ダーク・ワン
    勝利条件はその闇の棲人ダーク・ワン1体の撃破です。

    GM:エンゲージはこんな感じ
    (4)闇の棲人ダーク・ワン
    |
    5m
    |
    (5)水城しん&(6)冠着クロム

    GM:という事でやっていくわよ!

    GM:セットアッププロセス。
    水城しん:セットアップなしです
    冠着クロム:ないです
    GM:はーいではイニシアティブを挟み行動値6
    GM:冠着クロムのメインプロセス
    冠着クロム:はーい
    冠着クロム:マイナー無し、メジャー
    冠着クロム:フレイムタン+コンセントレイト:Sa ATK-4、C値-3、コスト4
    冠着クロム:対象闇の棲人
    冠着クロム:援護の風も入れます
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (37 → 39)
    冠着クロム:7dx7+1
    DoubleCross : (7DX7+1) → 10[5,5,6,6,6,6,10]+1[1]+1 → 12

    GM:!?
    冠着クロム:ぴえん
    GM:か、回避値等は既に表に公開しているため改めて出します。回避値13です
    冠着クロム:避けられます……すごすご
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を4(→ 4)増加 (39 → 43)
    水城しん:か、かなしい……
    ダークワン:反復横跳びをする。
    冠着クロム:「ちょわー!」
    冠着クロム:拳に力を込めて、思い切り殴り掛かる
    冠着クロム:が、寸前でふらつく
    ダークワン:闇の中での彼らは身のこなしが早い。
    ダークワン:やつはぬめる体の表面でキミの攻撃を受けると粘性でもって威力を受け流した。
    冠着クロム:「あうっ」
    ダークワン:「ふりゅるしゅるふっふう~」奇妙な鳴き声を上げる
    冠着クロム:滑る体に滑って転びかける
    水城しん:「クロムさんっ」触腕になっていない方の手を伸ばし体を支えた
    冠着クロム:「あ、ありがとうございます……ふがいない……」ぴえん
    水城しん:「強敵みたいだね……」異形を見据えた
    GM:続いて水城しんの攻撃だ。
    水城しん:はーい
    水城しん:マイナー▼《虚無の触腕》+《完全獣化》(侵蝕+9)
    水城しん:効果:完全獣化、素手データ変更。
    水城しん:水城しんの侵蝕率を9(→ 9)増加 (36 → 45)
    水城しん:メジャー▼《C:アザトース》+《蝕む触肢》(侵蝕+3)
    水城しん:対象はダークワンくん
    水城しん:(4+3)DX7+4 白兵
    DoubleCross : (7DX7+4) → 10[2,2,4,8,10,10,10]+10[1,2,3,9]+3[3]+4 → 27

    ダークワン:回避値13.故に命中
    水城しん:命中時
    ダークワン:攻撃するがいい
    水城しん:オート▼《喰らい啜るもの》(侵蝕+5)
    水城しん:効果:白兵攻撃が命中したダメージロール時に使用。ダメージ+15~18
    水城しん:水城しんの侵蝕率を5(→ 5)増加 (45 → 50)
    ダークワン:「なにい」
    水城しん:3D10+6+8+15 ダメージ
    DoubleCross : (3D10+6+8+15) → 16[9,2,5]+6+8+15 → 45

    ダークワン:装甲5 受けるダメージ40 残りHP-18 死亡です
    GM:演出どうぞ
    水城しん:メジャーアクション分の侵蝕を上げて、っと
    水城しん:水城しんの侵蝕率を3(→ 3)増加 (50 → 53)
    水城しん
    水城しん:「暗いけど……しっかりと見れば、分かる」水城の瞳が紅く輝き、闇の中の異形をしかと見据える
    水城しん:触腕は振るわれると同時、異形の元へ宙を走るように駆けていく──!
    ダークワン:「ふしゅ!?」キミの動きに気づくと中空にいるキミを撃ち落さんと触腕を伸ばし放つ!
    水城しん:「それは、”見た”」水城の触腕の表面は粘滑な液体に覆われており、異形の触腕を受け流し
    水城しん:触腕の先の刃が、異形に突き刺さる
    ダークワン:「ふぐぅぅっ!??」
    ダークワン:深く刺さる刃を身体から抜かんと掴むが粘液に阻まれ触腕を握れない
    水城しん:「これで、とどめ」刃が異形の体内をかき回し、背中側から抜けていった
    ダークワン:「ぐばあああ!」
    ダークワン:ダークワンは膝から崩れ落ち闇に溶けるように消えてゆく。
    冠着クロム:「こまったな、ちょっと強すぎる」
    冠着クロム:それくらいしか言えなかった。
    GM:戦闘勝利条件達成。戦闘終了です
    GM:キミ達は戦闘に勝利した。しかし……
    GM:ヒタリ……ヒタリ……
    GM:霧の向こうから幾つもの足音が続く。
    GM:そこから現れたのは
    ダークワン:「ふしゅるううう」
    GM:新たなるダークワンだ。それも一体だけではない。何人も、なんにんも。その後を続いて闇から現れ続ける。
    冠着クロム:「新手……いや、数が多すぎます!」
    水城しん:「これは、数が多すぎるね……!」
    冠着クロム:よっこいしょと粘液の床から立ち上がる
    冠着クロム:「完全に包囲される前に、どこか薄いところを見つけて脱出しましょう!」
    冠着クロム:周りを見る
    水城しん:「改札の方なら空いてるね」
    冠着クロム:「ではそちらに!」
    冠着クロム:なんの気も無しに手を繋いで改札まで走る
    水城しん:「ちょ、ちょっと早いって」行動値1差
    水城しん:やや引っ張られる形になりながら冠着についていった
    冠着クロム:「では背負いますね!」よいしょと背負う
    冠着クロム:背負われてみるとわかるが、人間にしては固い
    冠着クロム:あと結構重そうだ。
    水城しん:「うおっと。力持ちなんだね、クロムさん」
    冠着クロム:「はい!取柄です!」
    GM:雪崩のようにキミ達を追いかけ続ける怪物の群れ。
    GM:それらを尻目にキミ達は走る。
    GM:改札を飛び出したところでキミは誰かの言葉を思い出した。

    GM:うっかり寝過ごした電車で、“どこにもない駅”に降りてしまうんだ。
    GM:そこには“誰もいない駅”で、電車なんか来やしないし
    GM:ホームにずっといると化物に食べられちゃうんだよ。
    GM:知り合いの知り合いから聞いた話なんだけどね。
    GM: よくある都市伝説、出来の悪い怪談。
    GM: そう思っていたはずだった。けれど……
    GM:目の前にある荒れ果てたホーム
    GM:錆び付いた駅舎は現実だ。
    GM:そして霧の中に見え隠れする怪物の影も。
    GM: “誰もいない駅”から脱出するため、キミは駅の外へと広がる廃墟へと足を踏み入れる。

    GM: ところで、聞いてなかったんだけど、キミは誰だい?
    GM: その自己紹介は、本当に正しいのかい?

    GM:ダブルクロス The 3rd Edition
    GM:「誰もいない駅のはなし」
    GM:ダブルクロス―
    GM:それは裏切りを意味する言葉。
    GM:-------
    GM:ということでロイス取得のお時間だ
    水城しん:あれ、購入まだできるんでしたっけ
    冠着クロム:ロイスはここで感情決めておこう
    GM:間違えた購入はなしです
    冠着クロム:水城君に ○連帯感/不安で
    水城しん:ロイス 冠着クロム 〇信頼/不安 で取得
    水城しん:購入なしなので終了です
    冠着クロム:ターンエンド!

    ●シーン4:脱出 シーンプレイヤー:全員


    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (53 → 54)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (43 → 44)
    GM: キミたちは駅舎から駆けだした。
    GM:どうやら……あの怪物たちが追ってくる気配はないようだ。
    GM:闇に、わずかに目が慣れてくる。道の先には、小さな村があるようだった。
    GM:壊れた街灯の光__。少なくとも夜の山道を駆け回るよりは、そちらに向かったほうが良い気もするが……。
    冠着クロム:「街灯の光が見えますね」
    水城しん:「そうだね……ああ、もう下ろしてくれていいよ」
    冠着クロム:「そちらに向かいます?私はともかく、水城さんはそろそろ補給も必要でしょうし」
    冠着クロム:「おっと、失礼しました」降ろす
    冠着クロム:降ろされている間も、特にふらつくような感じはしなかった
    水城しん:「クロムさん、体幹すごいね……補給はともかく、一休みはしたいね」素直に感心している
    冠着クロム:「いえいえ、先程助かったのは水城さんのお陰ですよ」
    冠着クロム:「……その」
    冠着クロム:「精神の方は大丈夫でしょうか?」
    水城しん:「精神……ああ、それほど問題じゃあないよ」記憶がないことを除けば、だが
    水城しん:異常をきたすべき精神の支柱……自分の記憶がない
    冠着クロム:「そうですか……」普通こうなってしまった自分に取り乱すとかの症状がありそうだが、と首を傾げる
    水城しん:「敵はたくさんいたけど……あれ全部倒さないといけないのかな、クロムさん」
    冠着クロム:「うーん、そうですね」
    冠着クロム:「おそらくですが、今の戦力や保有リソース、および相手の特性を鑑みると」
    冠着クロム:「抜け道がどこかにあるのではないか、と思います」
    水城しん:「なるほど、抜け道……蛇口の栓でも締めたら敵も出てこなくなるのかな」
    水城しん:冗談めかして言う
    冠着クロム:「意外とあり得るかもしれません、いずれにせよ大規模爆撃が用意できない現状、全てを相手にするのはあまりにも非効率的です」
    冠着クロム:「先に進むのでしたら探索を推奨したいのですが」
    冠着クロム:「その前にここで情報を少し整理しませんか?」
    水城しん:「情報の整理か、たしかに大事だね」
    水城しん:「腰を下ろして落ち着ける場所が欲しいね……」村の方へ視線を向ける
    冠着クロム:「いわゆる廃村やゾンビ村状態になってしまうと、村の方が落ち着けないかもしれませんし……」
    水城しん:「村にさっきの敵がいないとも限らない……か」
    水城しん:「じゃあここで情報を整理しようか」
    冠着クロム:「はい!」
    冠着クロム:「まずはどこからにします?」
    水城しん:「うーん、そうだなあ……さっきの敵、なんだったんだい」
    冠着クロム:「過去のデータと照合した結果、闇の棲人である確率が非常に高いと考えられます」
    水城しん:「なるほど、闇の棲人」おうむ返しに
    冠着クロム:「何らかの神格のしもべとも言われていますが」
    冠着クロム:「物質世界の住人を襲うことだけは確かです」
    水城しん:「神格」空飛ぶスパゲッティを思い浮かべて、すぐに消えた
    水城しん:「つまり、人を襲うということだね。闇の棲人は」
    冠着クロム:「はい」
    冠着クロム:「理由は不明です」
    冠着クロム:「明確に意志を持って襲っているのか、はたまた血肉ある人間に対して何かを感じての反射なのかも不明です」
    水城しん:「人里に降りてくる猛獣みたいなものかな」
    水城しん:「クロムさんはその、猛獣退治のバイトをしてるのかな」
    冠着クロム:「ふむ」
    冠着クロム:「そうでした、その辺の説明もしないといけませんね」
    冠着クロム:「そう、私はモンスター退治の専門家、否専門ロボなのです」
    冠着クロム:「水城さんは、怪異とか、オカルトという物に興味を持ったことはありますか?」
    水城しん:「どうだろうね……あるかもしれない」自分がオカルトに興味のある人間だったのか、そうでないのか。
    水城しん:記憶のない自分には判別がつかず、曖昧な回答となった
    冠着クロム:「ふむ、ツッコミたいところはいくつかありますがここは置いておいて」
    冠着クロム:「ではその辺りをかみ砕いた説明をしましょう」
    冠着クロム:「都市伝説やホラー、怪異、これらは一般に思われている程机上だけの話ではありません」
    冠着クロム:「私たちの生活の身近なところにそれらは確実に住んでます」
    冠着クロム:「そして、その中でも飛び切りの恐怖、背後にある強い力を便宜的に邪神と呼びます」
    冠着クロム:「私はそれらが人間にちょっかいを出してくるときに守るためのロボです」
    冠着クロム:「そう思ってください」
    水城しん:「邪神……ロボ???」
    水城しん:「クロムさん、ロボットなんだ???」
    冠着クロム:「そうですよ」
    冠着クロム:「ロケットパンチとか出せますが見ます?」
    水城しん:「出せるんだ……それはまたの機会に」
    冠着クロム:「わかりました……」
    水城しん:「僕とクロムさんは同じクラスだったけど、そういう話は初めて聞いたな」
    冠着クロム:「普段は平和ですからね」
    冠着クロム:「でも私も水城さんの腕が触手になるなんて初めて聞きましたよ」
    水城しん:「そうだね。さっきの闇の棲人の真似したら……なんか、出来た」
    冠着クロム:「ふむ」
    冠着クロム:「心当たりはあるのですが、こっちもお話しても?」
    水城しん:「聞かせてもらえるかな」
    冠着クロム:「人間は基本的に脆いものですが」
    冠着クロム:「ごくごくまれに、邪神の因子を取り入れて、少し頑丈になった人間がいます」
    冠着クロム:「邪神因子保有者オーヴァードと私たちは読んでます」
    水城しん:「オーヴァード……じゃあ、僕はそれということだね」
    冠着クロム:「おそらくは、真似できてますからね」
    水城しん:自分の記憶がないのもそれが理由かな、と内心思いつつ
    水城しん:「ひとまず、闇の棲人を倒すのには、苦労しなさそうだ」
    冠着クロム:「ですね、邪神因子保有者オーヴァードであれば追い返すことも可能でしょう」
    冠着クロム:「まあ、1匹2匹であれば、ですが」
    水城しん:「ごもっとも。だから抜け道を探す……という話に戻るわけだね」
    冠着クロム:「はい」
    冠着クロム:「他に確認したいことはありますか?」
    水城しん:「そうだね……例えばだけど」
    水城しん:「邪神因子を取り入れると記憶を失う……みたいな症状はあるのかな」
    冠着クロム:「ふむ」
    冠着クロム:「覚醒のショックで記憶を失う等の症状が無いわけではありません」
    冠着クロム:「人間の精神に直接干渉する邪神もいますし可能性が無いとは言えないでしょう」
    水城しん:「そうなんだ。記憶を戻すには何か方法があったりするのかな」
    冠着クロム:「魔術で封じられているものであれば原因を特定して開ける」
    冠着クロム:「一時的に暗示にかかっているのであれば何か自身に関する手がかりを探し暗示を解く」
    冠着クロム:「文字通り失われているのであれば…対策は無いです、お手上げ侍です」
    冠着クロム:あるいは最初から存在していないケースもあるだろうが、それを言うのはやめた
    水城しん:「なるほど、なるほど……」頷きながら
    水城しん:「ありがとう。参考になったよ、クロムさん」
    水城しん:記憶を戻す方法はある。完全に失われていない限りは
    水城しん:「今は……山道を進んで街に戻るか、村で街に戻る手段を見つけるか、だったね」
    水城しん:「村に闇の棲人がいなければ、だけど」
    冠着クロム:「ええ、クリアリングしながら慎重に行きましょう」
    冠着クロム:この人記憶を失ってるんだな、と心に留めつつ
    冠着クロム:「では」
    冠着クロム:草むらを立ち、山道を降りていく
    GM:それではキミ達は山道を降りわずかに光が灯る村の方へと歩いてゆく。

    ●シーン5:呼び声 シーンプレイヤー:全員


    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (54 → 55)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (44 → 45)
    GM:霧に包まれた集落には、人の気配などなかった。
    GM:生温かい8月の夜風が肌を撫でる。先ほどまで鳴り響いていたカエルの鳴き声もぴたりと止んでいる。
    GM:錆び付いたホーロー看板、木製の壊れかかった街灯、草に飲み込まれたポスト
    GM:……そんなものがキミたちを出迎えるだけだ。
    GM: その時。
    GM:キミの脳裏に、声がした。
    : 「戻ってこい」
    GM: 確かに、そう呼ばれたのだ。間違いない。
    GM:水城しん。キミは、この集落を知っている―!
    水城しん:「ここは……いや、今の声は」
    水城しん:聞こえた声を振り払うように頭を振る
    冠着クロム:「水城さん?」
    水城しん:「この村……知っている」
    水城しん:「覚えているわけじゃないんだ。ただ”知っている”という実感だけがある」
    冠着クロム:「ふむ、記憶を無くしている水城さんの今の状態であれば、ヒントになりえるかもしれませんね」
    水城しん:「……記憶の話はしてなかったと思うけど」
    冠着クロム:「フラグは立っていたので」
    水城しん:「(ロボだから見えないものでも見えてるのかな)まあ、事実だよ。僕に記憶はない」
    水城しん:「クロムさんがクラスメイトだと言うから、”水城しん”が実在の人間であることは確かなようだ」
    水城しん:「僕に”水城しん”であるという記憶はないけどね」やや自嘲気味に笑う
    冠着クロム:「まあ、構いませんよ」
    冠着クロム:「あなたが困っているというのは事実でしょうから」
    冠着クロム:「記憶を取り戻して、学校に帰るお手伝いは致しましょう」
    水城しん:「ありがとう、クロムさん」この子はクラスでもこうして優しい子だったのだろうか
    水城しん:それを憶えていないのは残念だ、と思った
    冠着クロム:「よし、それじゃあこの村を調べましょう!」
    水城しん:「ああ。ひょっとすれば闇の棲人をどうにかする手段も転がっているかもしれないしね」
    GM:-------
    GM:シーンカット!ロイス取得等あるかい?
    冠着クロム:無い!
    水城しん:そのままです
    GM:OKだ!
    GM:ここからは探索イベントとなります。ざっくりとした説明を一応させてもらいますね。マップを出しておりますのでご覧ください
    GM:まず探索イベントとは読んで字のごとく指定されたエリアの探索を行うためのルールです。
    GM:事前に[ロケーション]をいくつか表示いたしますのでその中から任意のものを選んでいただき
    GM:選んでいただいた場所を探索するシーンをPC自らが発生させるというものになります。
    GM:今回ですと《廃屋》《雑貨屋》《小学校分校》などですね。
    GM:そのシーン中に発生するかもしれない判定がマップ上に記載されていますので参考にしてください。

    GM:また、探索を進めるごとに警戒度というものが上がっていきますがこれに関する説明は後程行いましょう。
    GM:詳しいことはお手元のCRC P122辺りに載っていますので。
    GM:それでは……
    GM:探索したい箇所を聞いていきたいのですが希望はありますか?
    水城しん:上から順番に行こうかなと思います
    冠着クロム:というわけで廃屋からかな
    GM:OK
    GM:----

    ●シーン6:廃屋 登場:任意


    種別:探索シーン1(技能:〈回避〉)

    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (55 → 56)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (45 → 46)
    水城しん:目標値を聞こう、回避でしたっけ
    GM:その前に描写を挟ませておくれ
    冠着クロム:待ちます
    水城しん:了解です
    GM:比較的形を保っている和風の木造住宅だ。
    灯りはなく、足下は大変に暗い……果たして、ここに何が待っているのだろうか。

    GM:ここで〈回避〉の判定だ。目標値は7
    水城しん:4DX>=7 回避
    DoubleCross : (4DX10>=7) → 10[3,6,7,10]+7[7] → 17 → 成功

    冠着クロム:4dx+1 回避
    DoubleCross : (4DX10+1) → 8[2,4,4,8]+1 → 9

    冠着クロム:○
    GM: 一歩を踏み出したキミたちは、足下が釘の生えた板だらけであることに気が付く……!
    幸運なことにキミ達はそれを踏み怪我をすることは無かったようだ。

    水城しん:「釘が上向きで転がっているね、足元に気を付けた方が良さそうだ」
    水城しん:足で適当に部屋の隅へ蹴り寄せておく
    冠着クロム:「一度溶かしておきましょう」アップドラフトの応用で釘の先を溶かし、丸めておく
    GM:部屋の隅に安全な釘板が出来上がった。
    GM:そんな作業を行っていると闇に目が慣れてきた。
    GM:荒れ果てた畳の部屋には、いくつもの白骨死体が折り重なって倒れている。
    GM:その体にはいきながら食われた苦悶の跡がある。
    GM:今にも叫び声を上げそうな悲痛な表情がそこにはあった。
    GM:さて、恐怖判定だ。
    GM:---注釈---
    GM:恐怖判定とは特別な衝動判定の事を指すよ。
    GM:通常の衝動判定同様、意志の判定を行ってもらいます。
    GM:侵蝕率80以下のPCが恐怖判定に失敗した場合、恐怖表(CRCP.91)というものを振ってもらいます。ROCでもいいよ。
    GM:なお、状態異常系のデバフに関してはルール上戦闘以外ではかからないことになっているため即座に回復しRPにのみ反映させることも可としています。
    GM:---注釈終わり---
    水城しん:目標値は7ですかね?
    GM:言っていませんでしたねごめんね。目標値7です
    水城しん:3DX+1>=7 恐怖判定
    DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 10[1,5,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

    水城しん:セーフ
    冠着クロム:エフェクトは使用できますか?
    GM:使用できることとします
    冠着クロム:では
    冠着クロム:援護の風、判定D+3、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (46 → 48)
    冠着クロム:5dx+1
    DoubleCross : (5DX10+1) → 10[2,3,5,9,10]+8[8]+1 → 19

    冠着クロム:OK
    水城しん:これ特殊衝動判定ってことは侵蝕+2D10です……?
    GM:はい、そこは通常の衝動判定同様に+2D10です
    冠着クロム:では
    水城しん:2D10 恐怖判定侵蝕
    DoubleCross : (2D10) → 14[8,6] → 14

    冠着クロム:2d10
    DoubleCross : (2D10) → 13[6,7] → 13

    水城しん:水城しんの侵蝕率を14(→ 14)増加 (56 → 70)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を13(→ 13)増加 (48 → 61)
    水城しん:「これは……死体、かな?」
    冠着クロム:「人間の遺体ですね、死んでからかなり時間が経っていそうです」
    水城しん:「人数は骨が絡んでいるから分からないけど……少なくはなさそうだ」
    冠着クロム:「……噛み跡……大きいですね」
    冠着クロム:「生きながら食べられた、通常の動物では無いですね」
    水城しん:「さっきの闇の棲人……とは違いそうだね」
    水城しん:「別の敵もいるのかな……」思案する
    GM:キミ達が遺体の周りを確認していると彼らの手元にいくつかのラクガキがあることに気が付く。
    GM:「霧の中にかいぶつがいる」「霧が濃いところからやつらがくる」
    「たすけて」「病院から霧が出ている」

    GM:といったものだ。
    冠着クロム:「どうでしょう、闇の棲人が出ているならヨグ=ソトースのカテゴリに類する他の生物の出現もありそうですが」
    冠着クロム:「おっと」サーチライトが落書きを捉える
    水城しん:「『病院から霧が出ている』、霧の……ひいては闇の棲人の発生源は病院ということになりそうだ」
    水城しん:「この落書きを信じるならば、だけどね」
    冠着クロム:「ふむ」
    冠着クロム:「誘導であれ本当であれ、恐らく病院に言った場合戦闘が発生しそうですね」
    水城しん:「遠くにそれらしき建物は見えたけど、まだ行くには早いかな」
    冠着クロム:「もう少し何か集めたいところですね、情報にせよ物資にせよ」
    冠着クロム:「装備や情報をおろそかにするとすぐにパーティーは崩れますからね」何かを確信したように
    水城しん:「彼ら……彼女らの後を追うことがないように、か」黙祷して遺体から踵を返す
    水城しん:「別の場所も調べてみよう。ここに僕の記憶の手掛かりはないようだ」
    冠着クロム:「そういうことです、はい、行きましょうか」ここで火葬も考えたが、被害を鑑みるとやめておいた方がよさそうだ
    GM:キミ達は軽く手を合わせるとその場を後にした。
    思えば入口の棘も彼らなりの抵抗の跡だったのだろうかと尻目に見ながら。

    GM:----

    ●シーン7:雑貨屋 登場:任意


    種別:探索シーン2(技能:〈知覚〉か〈調達〉)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (70 → 71)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (61 → 62)
    GM: キミたちは雑貨屋の残骸を発見した。
    放棄されて久しいようで、ほとんどの商品は朽ち果てているか、腐っている。
    だが、いくつかの箱はまだ手つかずのようだ。
    使えるものがあるかもしれない……。

    GM:この判定に関して目標値らしい目標値はありませんが
    15以上でちょっといいものが手に入ります。

    冠着クロム:なるほど
    冠着クロム:狙ってみますか
    冠着クロム:援護の風、判定D+3、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (62 → 64)
    冠着クロム:6dx+2 調達
    DoubleCross : (6DX10+2) → 9[1,1,2,6,7,9]+2 → 11

    冠着クロム:むむむ
    水城しん:調達で判定、侵食ボーナスで社会は2
    水城しん:2DX+1 調達
    DoubleCross : (2DX10+1) → 10[3,10]+10[10]+10[10]+5[5]+1 → 36

    GM:??
    水城しん:?????
    水城しん:2倍良いものが手に入りました
    冠着クロム:ずっとグッドコンディションですね水城さん
    GM:キミ達はいくつかのアイテムを発見する。
    GM:1.カップラーメン(賞味期限が昭和)
    GM:2.ダイナマイト
    GM:3.応急手当キット 5個
    GM:4.機械工学のマニュアル(使い捨て:、〈知識:機械工学〉のダイスを+2)
    GM:以上だ
    水城しん:「これはカップ麺……これは、救急箱」
    水城しん:「これは……マニュアル、かな。きちんと読む必要がありそうだ」
    冠着クロム:「すごいです、こんなにたくさん見つけてくれるとは」
    水城しん:「……で、これが」赤い円筒状のもの。先端から紐が伸びている
    冠着クロム:「あっ知ってます、ダイナマイトです」
    水城しん:「……はあ、やっぱりそうだよね。なんでこんなところにあるんだろう……」
    冠着クロム:「これも持っていきましょう、どこか力技で開けないといけない扉を壊せるかもしれません」
    水城しん:「敵に投げたら効くかな」
    冠着クロム:「どうでしょう……場所を選ばないと危険かもしれません」
    冠着クロム:「閉所で敵に向かって投げたら建物ごと埋まってしまいそうですし」
    水城しん:「そっか。見た目より威力があるんだなあ」
    水城しん:「他に何か手掛かりは……」記憶につながりそうなものはないかな、と探す
    冠着クロム:「爆発は威力がシンプルな分扱いも難しいですからね」
    GM:それでは……水城しんくん。キミが記憶を頼りに何か見覚えのあるものが無いかと探るなら〈知覚〉で判定ができるだろう。目標値は7
    GM:これに関してはクロムさんは関与できないとするよ。
    水城しん:ふむ、素振りですね……
    水城しん:2DX>=7 知覚
    DoubleCross : (2DX10>=7) → 8[3,8] → 8 → 成功

    冠着クロム:頑張ってー
    冠着クロム:がんばった
    水城しん:なんか見つけたっぽい
    GM:それはメモだ。「シごう計画」「旧日本軍」と書かれている他には筆跡がめちゃくちゃで読み取れない何かのメモ。
    GM:冠着クロム。あなたはその真新しい紙から最近この場所に迷い込んだ者が書き残したものである可能性を感じるだろう。
    冠着クロム:「お、水城さん、それはなんでしょう?」
    水城しん:「何だろう? 筆跡の癖が強くてあまり読み取れないな……」
    冠着クロム:「旧日本軍、シ號計画……メモは新しめですね……」
    冠着クロム:「旧日本軍は知る人ぞ知るオカルトの宝庫です」
    冠着クロム:「風船爆弾などの秘密兵器を戦時中開発していた登戸研究所では、呪いなどの研究も行っていたという話が出ています」
    冠着クロム:「これらは一般の世界では空想として片づけられてますが、専門的な領域では確かな証拠として残っていますね」
    水城しん:「そうなんだ……」シ號計画。確かに”知っている”
    水城しん:憶えていないが、知っているという実感だけはあった
    水城しん:「シ號計画、というのはオカルト的には有名なのかな」
    冠着クロム:「いえ、特に強く話を聞いたことはありませんね」
    冠着クロム:「しかしいくつか推定をすることはできます」
    冠着クロム:「まずこの紙は新しいです、恐らく計画書そのものでは無いでしょう」
    冠着クロム:「次にこの紙が新しいということは、誰かがこれを重要な事象として記録しています」
    冠着クロム:「つまり、重要かつ、極秘裏に進められた計画、と考えられます」
    水城しん:「極秘裏、か……」ならば、なぜ自分に”知っている”実感があるのか
    水城しん:「新しい紙ということは、僕たち以外に村に来た人がいるのかもしれない」
    水城しん:「ひょっとすれば……村のどこかにいる」
    水城しん:「かも、しれない」
    冠着クロム:「ですね、余裕があれば探してみましょうか」
    冠着クロム:「しかし、戦時中の計画が重要キーワードですか……」
    冠着クロム:「そうなると、公立学校の周辺や公民館が重要な探索箇所になるかもしれませんね」
    GM:方針は固まった。キミ達は小学校らしき建物へと歩を進める。
    GM:----

    ●シーン8:小学校の分校


    種別:探索シーン3(技能:不明)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (71 → 72)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (64 → 65)
    GM:小学校を探索をしたキミ達だったが結果、特に何も見つからなかった。
    あったものと言えば窓がほぼ吹き飛び野ざらしとかわなぬ状態となっていた図書室と大きな校長の像くらい。

    GM:やれやれと次の場所の探索に移ろうと校舎を出ると気になるものが一つ。
    肯定の片隅で、キミたちは子猫をかばって死んだ親猫とケガをした子猫

    GM:そして猫たちを取り巻いていたぶっている〈闇の棲人〉たちを見つけた。
    ダークワン:「ふしゅるううう」
    子猫:「にー にー」
    GM:校舎を迂回し裏門から出れば奴らとの戦闘を回避することもできるだろう。
    GM:さて、キミ達はどうする?
    水城しん:ネコちゃんを助けよう
    冠着クロム:「猫と和解せよ!」一も二もなく飛び出す
    水城しん:「駅よりは数が少ないかな」
    冠着クロム:「これくらいであれば余裕ですとも」
    冠着クロム:「とはいったものの、無理強いはしません、水城さんはどうします?」
    水城しん:「いや、猫は助けないと……駄目でしょ」
    水城しん:「手伝うよ」
    冠着クロム:「なんとお優しい!ありがとうございます!」
    GM:猫を助ける。その意気を胸にキミ達は飛び出す。
    ダークワン:「ふしゅ!?」キミ達に気づいたダークワンも矛先をキミ達へと向ける。
    GM:それでは戦闘開始です。
    GM:エネミーは闇の棲人(ダーク・ワン)二体。
    GM:勝利条件は闇の棲人(ダーク・ワン)2体の撃破です。
    GM:エンゲージはこんな感じ
    (10)闇の棲人 -10m- (10)闇の棲人
    |  |
    5m   5m
    |    |
    (5)水城しん&(6)冠着クロム

    GM:セットアッププロセス
    水城しん:なしです
    冠着クロム:ないです
    GM:ではメインプロセスに入っていくよ。
    GM:行動値10 ダークワンの行動
    ダークワン:「ふっしゅう!!」
    ダークワン:マイナーアクション無し
    ダークワン:メジャー:弓による攻撃 対象:単体 射程:10m
    ダークワン:1d2 対象決定
    DoubleCross : (1D2) → 1

    ダークワン:水城しん君を狙うよ
    ダークワン:4dx+5
    DoubleCross : (4DX10+5) → 10[1,3,9,10]+2[2]+5 → 17

    ダークワン:「リアクションどうぞっしゅ」
    水城しん:ドッジしてみよう
    冠着クロム:お願いします
    水城しん:5DX>=17
    DoubleCross : (5DX10>=17) → 8[1,6,7,8,8] → 8 → 失敗

    水城しん:無理でしゅ
    冠着クロム:炎陣でカバー、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (65 → 67)
    冠着クロム:更に氷盾でガード
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (67 → 69)
    冠着クロム:装甲は16、ガードは15
    ダークワン:「小癪な。その装甲度とぶち抜いてやるふしゅ」
    冠着クロム:更にバトルガーディアンでガード+8
    ダークワン:2d10+6
    DoubleCross : (2D10+6) → 15[5,10]+6 → 21

    冠着クロム:完全ガード、よろしくて?
    GM:くっ……!
    水城しん:つよすぎぃ!
    ダークワン:触腕の先の爪が高速で回転を始める。
    ダークワン:ダークワンはそれを野球の投手がボールを投げる要領でしんくんに向けて投げ飛ばした。
    冠着クロム:「させませえん!」身一つで水城さんの前に躍り出、手を前にかざす
    冠着クロム:ごいん、と壁が何かを弾く音がし、爪は地面に落ちる
    水城しん:「クロムさん……! ありがとう、助かったよ」
    冠着クロム:ふわり、と炎熱バリアの影響で暖かい風が吹いた
    冠着クロム:「次撃来まーす!へーいピッチャー!」
    ダークワン:ダークワンは悲しそうな顔をした。爪を回収するため次は近づいてくるだろう。
    GM:次のダークワン。投げます。
    ダークワン:メジャー:弓による攻撃 対象:単体 射程:10m
    ダークワン:4dx+5
    DoubleCross : (4DX10+5) → 9[2,3,6,9]+5 → 14

    冠着クロム:対象は
    ダークワン:1d2 対象決定
    DoubleCross : (1D2) → 2

    ダークワン:クロムさんやで
    冠着クロム:ではバトルガーディアンでガード宣言
    冠着クロム:エフェクト無し、ガード4、装甲合計16
    冠着クロム:どうぞ
    ダークワン:「舐めやがって……しゅ!」
    ダークワン:2d10+6
    DoubleCross : (2D10+6) → 9[3,6]+6 → 15

    冠着クロム:装甲で弾きます
    GM:ダークワンは膝から崩れ落ちた。
    GM:続いてクロムさんのメインプロセス
    冠着クロム:ではマイナー無し、メジャー
    冠着クロム:「」(フレイムタン+コンセントレイト:Sa)ATK-4、C値-3、コスト4
    冠着クロム:対象はAで
    冠着クロム:援護の風、判定D+3、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (69 → 71)
    冠着クロム:妨害なければ判定します
    GM:一切ないです。今後も無いので確認はスキップしていただいて構いません。
    冠着クロム:では
    冠着クロム:8dx7+1
    DoubleCross : (8DX7+1) → 10[1,2,3,3,7,8,9,9]+10[2,3,5,7]+5[5]+1 → 26

    冠着クロム:よかった
    ダークワン:回避値は13.
    GM:命中ですね
    冠着クロム:ではダメージを出します
    冠着クロム:3d10+7
    DoubleCross : (3D10+7) → 23[8,8,7]+7 → 30

    冠着クロム:装甲ガード有効
    ダークワン:装甲5点。 被ダメージ25につき落ちます。
    GM:ダークワンA戦闘不能。
    冠着クロム:ジャストキル
    冠着クロム:では演出しても?
    GM:どぞどぞ
    冠着クロム:思い切り拳に力を籠め、一足飛で接近
    冠着クロム:「クロム……パーンチ!!」
    冠着クロム:炎が噴き出る拳で、思い切り殴りつけた
    ダークワン:肌のぬめりでその攻撃を逸らそうとする。しかしぬめりは拳の炎により即座に乾ききりダイレクトにその体の芯を捕らえ、めり込む
    ダークワン:「ふぐぁ……!!」ダークワンは悶絶する様に二つ折りに倒れた
    冠着クロム:「成敗!」
    水城しん:「強いね、クロムさん」
    冠着クロム:回し蹴りを入れるようにして体勢を直し、バックステップで戻る
    冠着クロム:「ありがとうございます!追撃、お願いしても?」
    水城しん:「ああ。残りは任せて」
    GM:続いて、しん君のメインプロセスだ
    水城しん:マイナー、戦闘移動、ダークワンのいるエンゲージへ
    水城しん:メジャー▼《C:アザトース》+《蝕む触肢》(侵蝕+3)
    水城しん:5DX7+4 白兵
    DoubleCross : (5DX7+4) → 10[2,5,5,6,10]+10[10]+4[4]+4 → 28

    水城しん:オート▼《喰らい啜るもの》(侵蝕+5)
    水城しん:3D10-5+8+15 ダメージ
    DoubleCross : (3D10-5+8+15) → 16[8,2,6]-5+8+15 → 34

    水城しん:装甲有効です
    ダークワン:死!
    水城しん:水城しんの侵蝕率を8(→ 8)増加 (72 → 80)
    ダークワン:さっき以上のダメージなどどうしようもないのだ。
    ダークワン:演出どうぞ
    水城しん:「もう少し軽くてもいいかな」たん、と地を駆け
    水城しん:ダークワンとの距離を肉薄するまでに詰めると同時、拳を握り締め
    水城しん:「セイッ」そのまま振るった
    ダークワン:粘液のない拳など恐るるに足らず!と言わんばかりにダークワンは笑みを絶やさずそのまま攻撃を受ける。
    ダークワン:しかし、倒れたのはダークワンの方であった。ずるりと怪物は力なくキミに倒れ掛かる。
    冠着クロム:「流石です!」
    冠着クロム:とんとんと軽快に降り立ちながら
    水城しん:「駅である程度見たからね。これくらいで充分だ」ダークワンを振り払い
    水城しん:「猫は無事かな……?」
    冠着クロム:「あっそうだネコチャン!」
    GM:キミ達は子猫に近寄る。子猫はすでにケガをしており、このままでは長くは持たないことがわかるだろう。
    GM:応急手当キットや何らかの【HP】を回復させるエフェクトを使えば、猫のケガを完全に治療できるかもしれない。
    水城しん:くっ、《抱擁》もちがいれば……!
    冠着クロム:応急!
    水城しん:ネコちゃんがオーヴァードになっちゃうだろそれは
    冠着クロム:使えそうですよ
    水城しん:5個あるから1個あげても良さそうね、応急手当キット
    子猫:「にー……」力ない鳴き声。
    水城しん:「さっきの雑貨屋で救急箱があったから……これなら」
    冠着クロム:「お願いしてもいいですか?」
    冠着クロム:「状態の分析であれば適宜提示できますが手当となると心得がなくて……」
    水城しん:「任せて。多分僕は保健委員だからね」
    水城しん:ということでネコちゃんを回復させたいです
    GM:承知しました。それでは特に判定の類は必要なくアイテムの消費のみで完全回復されることが出来るでしょう。
    子猫:「にー……?」不思議そうな顔で治療を受ける。
    水城しん:「よしよし……こんなところかな」無事に治療を終えた
    冠着クロム:そわそわ
    冠着クロム:大丈夫かな
    子猫:暫くして子猫は自分で動けるほどまで回復するだろう。
    子猫:「にっ!」
    GM:子猫は治療の礼とばかりにしん君やクロムの頬を舐める。
    冠着クロム:「わっ……ふふふ、よかったです」
    水城しん:「人懐っこいね、よしよし」顔を綻ばせて猫を撫でる
    水城しん:「親猫は……残念だったね」
    冠着クロム:「……そうですね、それにここは子猫1匹では危険そうです」
    冠着クロム:「またさっきの連中がいないとも限りませんし」
    水城しん:「一緒に連れていく方が良さそうだね」
    冠着クロム:「ですね、一緒に行きましょうか」子猫に声をかける
    子猫:わかった!とでも言うかのように「にゃ!」と元気な返事をすると、キミ達の3歩後を追いかけるようになるだろう。
    GM:パーティー に 子猫 が加わった。
    GM:----
    GM:移動可能ロケーションに病院が追加されました。
    GM:また、ロイス取得確認のお時間です。新規での取得等あればお知らせください。
    冠着クロム:じゃあ子猫に
    冠着クロム:○庇護/不安で
    水城しん:猫 〇庇護/悔恨 で取得
    GM:承知。
    GM:---------

    ●シーン9:病院 登場:任意


    種別:探索シーン4(技能:不明)

    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (80 → 81)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (71 → 72)
    ギガント:「がああぁ……」
    GM:霧に包まれた廃病院のロビーを、身長2メートルはあろうかという巨大な人影が歩いている。
    GM:異様に隆起した筋肉、死蝋のごとき白い肌、そして頭にはズダ袋をかぶり、手には巨大なナタを持っている。
    GM:まともに戦えばただではすまないが、どうやら相手はまだ気が付いていないようだ……。
    GM:もちろん危険の芽を先に積むという意味で、今力でねじ伏せても良いだろうが、キミ達はどうする?
    GM:……作戦は決まったようだ。
    ギガント:「ぐるるる……」
    GM:怪物は相も変わらず吹き抜けのエントランスを右に左に徘徊している。
    GM:そんな奴の頭上に立つ影があった。
    水城しん:ベッドを片手で持ち上げ、作戦内容を思い返す……
    水城しん:……
    冠着クロム:『抑えられる消耗は抑えた方がいいです、MPとHPに余裕を持たせておけばその分探索も楽ですからね』
    冠着クロム:『ですので、一つ提案を』
    冠着クロム:『このエントランスは吹き抜けです、一人がこっそり上に上がり何か上から物を落とすだけで奇襲になり得ます』
    冠着クロム:『行くのは、さっきまでの射程を鑑みると水城さんの方がいいでしょう』
    冠着クロム:『持っていくものは……お任せします、できる限り重い物だと嬉しいです』
    冠着クロム:『私は落ちてきたのを確認次第出口を封鎖し突入します』
    水城しん:「分かったよ。こういうのはクロムさんの方が慣れていそうだ」
    水城しん:……
    水城しん:回想終わり
    水城しん:6DX>=8 肉体
    DoubleCross : (6DX10>=8) → 9[3,4,5,7,8,9] → 9 → 成功

    水城しん:ええっと達成値+2D10だから……3D10?
    GM:と、します!加えてキミのDロイス羅刹によるダメージも加えてもらっていいことにしよう
    水城しん:了解です。では
    水城しん:3D10+8 ダメージ
    DoubleCross : (3D10+8) → 21[9,2,10]+8 → 29

    GM:うわ……!
    水城しん:(せぇ、の……!)大きく振りかぶり、ベッドを巨人へ向けて投げる
    水城しん:それと同時、エントランスへ飛び降りた
    ギガント:「!?」
    冠着クロム:猫ちゃんを出口の隅で待たせ、ベッドの落下を待って自分も突入する
    ギガント:ずた袋の顔面にめり込むベッド。ふらりと怪物はふらつく……が!
    ギガント:「ぐ……」 HP43→14
    水城しん:「闇の棲人よりは、頑丈みたいだね……!」
    ギガント:「ぐおおおおお!!」
    GM:生きている。
    GM:やつは再び起き上がると侵入者に向かっい雄たけびを上げた。
    冠着クロム:「想定内です!畳みかけますよ!」
    GM:戦闘開始だ!
    GM:エネミーはギガント 1体。
    勝利条件はギガントの撃破。

    GM:エンゲージはこんな感じ
    (6)ギガント
    |
    5m
    |
    (5)水城しん&(6)冠着クロム

    GM:セットアップ
    水城しん:なしです
    冠着クロム:無し
    GM:それではメインプロセス。
    冠着クロム:私からかな
    GM:はいクロム酸のメインプロセスどうぞ
    冠着クロム:では
    冠着クロム:マイナー無し、メジャー
    冠着クロム:「」(フレイムタン+コンセントレイト:Sa)ATK-4、C値-3、コスト4
    冠着クロム:対象ギガント
    冠着クロム:援護の風、判定D+3、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (72 → 74)
    冠着クロム:判定
    冠着クロム:8dx7+1
    DoubleCross : (8DX7+1) → 10[1,6,7,8,9,9,9,10]+10[1,3,3,5,6,9]+5[5]+1 → 26

    GM:回避はしません。ガード
    冠着クロム:ではダメージ
    冠着クロム:3d10+7
    DoubleCross : (3D10+7) → 16[2,8,6]+7 → 23

    冠着クロム:装甲ガード有効
    ギガント:パーク:《ガード》10 装甲5 喰らうダメージ8 残りHP6
    冠着クロム:惜しかった
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を4(→ 4)増加 (74 → 78)
    GM:演出あればどうぞ
    冠着クロム:エントランスの椅子を影に、1、2、3と飛び移り接近
    冠着クロム:一番最後で飛び上がり、上から回すように蹴りを入れる、サマーソルトキック
    冠着クロム:人間より硬く、重い蹴りがそのまま怪物の頭にめり込む
    ギガント:「ぐっ……」
    ギガント:ふらりふらりと後ろによろめく、しかし倒れない。それどころか……
    ギガント:「ぐがああああああ!!」
    ギガント:パーク《狂乱》2:HPが1/3以下になった時に使用可能。そのシーン間あらゆる攻撃の達成値+2 ダメージに+10
    ギガント:さらにやつはいきりたち始めた
    冠着クロム:「取り切れてない!っまずいです!」即座に体勢を戻し、防御姿勢へ
    水城しん:「今ので倒れてないのか……!」
    GM:ギガントのメインプロセスだ。
    ギガント:マイナー:戦闘移動。キミ達のエンゲージに突撃する!
    ギガント:1d2 攻撃手段選択
    DoubleCross : (1D2) → 1

    ギガント:1d2 対象選択
    DoubleCross : (1D2) → 1

    ギガント:しん君に対し振り下ろしの攻撃だ。
    ギガント:メジャー:振り下ろし
    ギガント:9dx9+12
    DoubleCross : (9DX9+12) → 10[1,1,2,3,3,3,7,8,9]+10[9]+8[8]+12 → 40

    冠着クロム:回ってる
    水城しん:気合入ってるね
    水城しん:6DX>=40 回避
    DoubleCross : (6DX10>=40) → 8[3,3,4,6,8,8] → 8 → 失敗

    水城しん:無理でちゅ
    冠着クロム:炎陣でカバー、コスト2
    冠着クロム:氷盾でガード、ガード値+15、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を4(→ 4)増加 (78 → 82)
    冠着クロム:ガード装甲合計39、来いやー!
    ギガント:「うおおおおおお!!」
    ギガント:5d10+26
    DoubleCross : (5D10+26) → 32[6,9,9,2,6]+26 → 58

    冠着クロム:C(58-39)
    DoubleCross : c(58-39) → 19

    冠着クロム:C(35-19)
    DoubleCross : c(35-19) → 16

    冠着クロム:生きてます
    冠着クロム:HP16
    ギガント:「なん……だと!?」
    GM:演出
    ギガント:ギガントは雄たけびを上げると喰らったベッドを地面に叩きつけ角材を右手に持ち左手の鉈で研ぐと即席の槍を作り上げる
    ギガント:槍を初撃を与えてくれた戦士に向け力いっぱいに投げつける。
    ギガント:その衝撃で地面は割れ埃が舞い散るがそれさえかまわず続けざまに鉈による薙ぎが埃の舞う中心、しんの首のあたりの高さに振るわれた
    ギガント:「ぐおおおおおお!!!」
    冠着クロム:すぐさま槍先に着火、燃やし尽くそうとするも間に合わない
    冠着クロム:然らば自身の体で喰らう他ない
    冠着クロム:軽快に射線に割り込み、燃えカスになりかけたそれを喰らう
    冠着クロム:「くっ」
    水城しん:「クロムさん!?」
    冠着クロム:「損傷中程度、まだいけます」
    水城しん:「だ、大丈夫かい……?」
    冠着クロム:「ありがとうございます、大丈夫です」ところどころナノマシンを消耗している箇所もあるが、まだ動ける
    水城しん:「治さないとね……そのためにもこいつを早く片付けないと」ギガントを見据える
    GM:水城しんくんのメインプロセスだ
    水城しん:マイナーはなし
    水城しん:メジャー▼《C:アザトース》+《蝕む触肢》(侵蝕+3)
    水城しん:6DX7+4 白兵
    DoubleCross : (6DX7+4) → 10[1,3,5,6,8,9]+10[2,10]+4[4]+4 → 28

    水城しん:対象はギガントくんです
    ギガント:ガード宣言
    水城しん:3D10-5+8 ダメージ
    DoubleCross : (3D10-5+8) → 12[8,1,3]-5+8 → 15

    水城しん:で、《蝕む触肢》で邪毒ランク4を付与です。命中時に付与なので、ダメージは関係ない
    ギガント:パーク:《ガード》10 装甲5 喰らうダメージ0
    水城しん:水城しんの侵蝕率を3(→ 3)増加 (81 → 84)
    水城しん:加速する刻もおそらくないからクリンナップ、邪毒ランク4で12点のHP喪失をギガントくんに受けてもらいます
    GM:はい、そういったものはないですねえ。
    GM:ははっ賢い。演出に移りましょうか。
    水城しん:「当てるなら……ここ」たん、と地を滑るようにして巨体の股をくぐり背中に回る
    水城しん:ベッドをあてた時の傷口を見据えて腕を伸ばし
    水城しん:「身体は頑丈そうだけど……中身はどうかな?」あえて腕を触腕にかえず、粘滑な液体のみを腕に纏わせて傷口に突っ込んだ
    ギガント:「ぐる……!?」想定と違う攻撃、私は……何をされている?
    ギガント:急激に体が底冷えする感覚。こういった時に力を抜いてくる者を私は知らない。
    ギガント:嫌な予感がした。ギガントは生まれて初めて戦いによる高揚とは違う恐怖を覚えた。
    ギガント:「ぐわあああああ!!!」背中にいる者を振り落とそうと振り払おうとめちゃくちゃに動き回る。
    水城しん:「くっ、暴れるなよ……!」粘滑な液体をさらに流し込む。
    水城しん:足を絡めギガントの腕の関節を極める
    水城しん:少しでも暴れる方向を誘導し、冠着と猫から離れるように
    水城しん:「これで、とどめ!」粘液が命の核とおぼしきものに届いた感覚がした
    ギガント:「ぐは……」
    ギガント:最期に身体中を通った毒を口から溢れさせ、ついにギガントは動かなくなった。
    冠着クロム:「げほっごほっ……倒れました?」
    水城しん:「なんとか、といったところだね……クロムさん、大丈夫?」
    冠着クロム:「休めば治る、程度の傷ではあります」
    冠着クロム:傷口から血は出ておらず、ただ細かい粒子のようなものがサラサラと落ちている
    水城しん:「……本当にロボなんだね」
    冠着クロム:「はい、ナノマシンの外装はありますが、内部フレームはほとんど機械と言っても差し支えありません」
    冠着クロム:「いった!」ばちん、と手先がショートする
    水城しん:「うわ、大丈夫!?」
    冠着クロム:「すみません……バリア展開用の回路が少し焦げたみたいで」
    冠着クロム:「空気冷却しながらであれば修復機能も働きますので……」
    水城しん:「救急箱より工具箱が必要かな……」
    冠着クロム:「……とても自然に、手当を選択されるのですね」
    水城しん:「怪我してる人がいたら、治そうとするのは当然だろう? 記憶がなくても……それは分かるよ」
    冠着クロム:「……やはり、とてもいい人です」
    水城しん:「ありがとう。僕も、僕がそういう人だったならいいと思うよ」
    水城しん:「工具箱を探してみようか。これだけ大きい病院なら、どこかにあるかもしれない」
    冠着クロム:「はい」子猫にもう大丈夫と手で合図しながら、奥に進んでいく
    子猫:「にー」おずおずとついていく。
    GM:ギガントを何とか倒すことが出来たキミ達。
    GM:この様な怪物が守っていた以上、守るべき真実がこの建物に眠っているという事である。
    GM:[資料室][エレベーター][電源室]新たなロケーションが公開された。
    GM:その中にキミ達の求める答えがあるのかもしれない。
    GM:---------
    GM:ロイス取得や回復があればどうぞお
    冠着クロム:応急、まず1つ使います
    冠着クロム:2d10
    DoubleCross : (2D10) → 7[4,3] → 7

    冠着クロム:23
    冠着クロム:……もう一個使っても?
    水城しん:良いですよー
    冠着クロム:ありがたく!
    冠着クロム:2d10
    DoubleCross : (2D10) → 6[1,5] → 6

    冠着クロム:29
    水城しん:病院だしひょっとしたら追加で拾えるかもしれない
    冠着クロム:全快ではないけどとりあえずこれで
    水城しん:自分はHP減ってないので終了です、クロムさんのカバーリングのおかげだぜ
    GM:--------

    ●シーン10:資料室  登場:任意


    種別:探索シーン5(技能:〈知覚〉〈知識:クトゥルフ〉〈情報:学問〉)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (82 → 83)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (84 → 85)
    GM:キミ達は入院患者棟を抜け資料室らしき部屋に入る。学校に無かった資料がここにはあるかもしれないと踏んだのだ。
    GM:しかし、資料室にある膨大な書類のほとんどは、霧の影響でダメになっていた。
    GM:コンピュータの配線も同じだ。ハードディスクも腐食して、データを読み出すことはできないだろう。
    GM:だが、この中のどこかには、この病院の謎を解き明かすための資料があるかもしれない。
    GM:ここで、〈知覚〉〈知識:クトゥルフ〉〈情報:学問〉の判定をしてもらいましょう。
    難易度は7です。

    水城しん:知識:クトゥルフ で判定、3DXは侵蝕で+2の5DX
    水城しん:5DX+2>=7 知識:クトゥルフ
    DoubleCross : (5DX10+2>=7) → 8[1,3,3,5,8]+2 → 10 → 成功

    冠着クロム:僕もやります
    GM:お、了解です
    冠着クロム:とりあえず知識を素振り
    冠着クロム:4dx
    DoubleCross : (4DX10) → 10[1,8,8,10]+6[6] → 16

    冠着クロム:○
    GM:それではお二人はこの病院にまつわる資料を見つけるだろう。
    資料ハンドアウトA:病院について
    当病院は、日本国の民主的な未来を築くため、寄付によって旧陸軍病院跡地に建設されました。内科、外科、小児科などを備えた近代的な設備を持つこの病院の建設は、地域の発展、皆様の輝かしい未来を担うものであり、まさに昭和時代を代表するものと自負しております。

    (読み取れない)

    なお、地下部分には現在も旧日本陸軍の施設が存在しますが、崩落の危険、残存する火器の悪用の恐れもありますから、整備点検用エレベーターをのぞいて封印させていただいております。しかし、立ち入らない限りは絶対に安全であると、城南大学の●●先生の保障を頂いておりますから、地域住民の皆様にはご安心いただいて結構です。
    当病院からうなり声がする、精神疾患の原因となっているなどの噂は根も葉もないもので、断固たる法的処置を検討しております。

    GM:そしてクロムは子猫がじゃれている物に気が付くだろう。
    GM:それは何かの日誌と楽譜だ。今まさに爪とぎに使おうとしているところをキミは止めた。
    子猫:「にーーー!!」怒りの鳴き声
    冠着クロム:「こっちを使ってくださーい!」落ちていた段ボールを差しだして
    資料ハンドアウトB:謎の日誌
    昭和十九年二月
     シ號とは城南大學がミスカトニツク大學と協同し南極より持ち帰りたる超生命体である。これを用いた超人兵器開発計画を"シ號計画"と呼称する。"シ號"の制御第一段階は成功し、"シ號"兵士生産を行なう。

    昭和二十年六月
     『死霊秘法』の資料を基に、シ號の音楽による制御を試みる。楽譜(同封資料イ)を参照されたし。

    昭和二十年七月
     失敗だった! すべては失敗だった! シ號は我々の手に負えるようなものではなかったのだ! ああ、あのテケリ・リの声が私の耳から消えることがない! なんということだ! この罪をどう贖えばいいのか!

    子猫:段ボールをバリバリし始める。
    冠着クロム:「やれやれだぜ……」
    水城しん:「よしよし……」猫を撫でる
    冠着クロム:「さてさてこちらは……報告書ですかね?」
    水城しん:「そうだね。少し文字がかすれて読めないところもあるけど……」
    水城しん:「この病院は昭和時代に建てられたもののようだ」
    冠着クロム:「おっ私ほどじゃないけれどそれなりに年数がありますね」
    水城しん:「(クロムさん、年上なんだ……)だいたい、半世紀ちょっとかな? 年季の入った建物だね」
    水城しん:「当時は近代的な設備だったらしいけど……今となっては、見る影もないといったところかな」
    冠着クロム:「流石に更新も何もしてないですからね、この様子だと」
    冠着クロム:「……お、『根も葉もないうわさに対する法的処置を検討』?」
    水城しん:「法的処置?」
    冠着クロム:「そのまま読むなら何か風評を下げられて司法に訴えるということになりますが」
    冠着クロム:「逆に考えれば、後暗い噂を揉み消すために市民を脅しているとも考えられますね」
    水城しん:「どんな噂なんだろう。書いてあるかな」
    冠着クロム:「病院からうなり声がする、精神疾患の原因となっているなどの噂があるようです」
    水城しん:「……あながち外れては無さそうだね」先ほどエントランスで倒した巨人を思い返しながら
    冠着クロム:「うなり声の原因……生物兵器の類でしょうかね?それと、これはもう少し実際としての話になりそうですが」
    冠着クロム:「この部屋の隣のエレベーターは封印されているようです」
    冠着クロム:「なんでも旧日本軍の施設があるようで」
    水城しん:「封印、か。ここに来る時に少し見たけどそうなっていたとはね」
    水城しん:「旧日本軍の施設となると……防空壕でもあるのかな?」
    冠着クロム:「もしくは倉庫、研究所とかですかね」
    冠着クロム:「病院の近くですし」
    水城しん:「研究所……そういえば、さっき猫が引っ掻こうとしてた日誌があるね」
    冠着クロム:「開けてみますか」
    冠着クロム:中身を開けて軽く音読して。
    冠着クロム:「……以上です、こちらが一緒についてきた楽譜だそうです」
    水城しん:「シ號……雑貨屋でも見かけた言葉だね」
    冠着クロム:「研究所説が強まってきましたね」
    水城しん:「超生命体ということは邪神因子保有者……いや、外で見た異形とかの方が近いのかな」
    冠着クロム:「……おそらく、それ以上の何かなのではないでしょうか」
    冠着クロム:「そうでなければ、この下で厳重に何かが封印されている理由がつきません」
    水城しん:「でも……封印はおそらく失敗してるんだよね。外に異形がいるし」
    冠着クロム:「いえ、それもありますが」
    冠着クロム:「最悪の場合、恐らく外の異形が些末なことに思えるほどの何かを厳重に閉じ込めているという恐れもあります」
    水城しん:「外の面々よりも強い相手か……エントランスの巨人より強かったら逃げよう」
    冠着クロム:「そうですね、退却も必要な戦術です」
    冠着クロム:「……ところでですが」
    冠着クロム:「先ほど、雑貨屋でも見かけたシ號計画について見覚えがあるとお伺いしましたが」
    冠着クロム:「こちらの楽譜……厳密に言えば音楽に見覚えはありますか?」
    水城しん:「この音楽は……」あるのですかね、GM?
    GM:その楽譜自体に見覚えは無いでしょう。
    GM:ただ音楽に関しては水城くんに音楽の知識がなく楽譜が読めないのであれば、聴いてみない事には判断できないです。
    冠着クロム:ではGM
    水城しん:音楽か~、振ってみよう
    水城しん:3DX 芸術:音楽
    DoubleCross : (3DX10) → 10[2,6,10]+4[4] → 14

    冠着クロム:おっ
    水城しん:けっこう読めてそう
    GM:くっそ詳しいじゃん
    冠着クロム:自分が鳴らすまでもなかった、ピアニストかミ
    水城しん:実は……軽音楽部だったのかもしれない!
    GM:それでは……
    GM:水城しん。キミは楽譜を読み頭の中で音階を並べ音を想像する。そのメロディーをキミは……知っている。
    GM:母の胎の中で聞いたクラシックである様な。少年時代に聞いた民謡の様な。どことなく懐かしさを感じるメロディーだ。
    水城しん:「楽譜は見覚えがない……ない、けど」
    水城しん:「音楽には聞き覚えが”ある”」
    水城しん:「どこで聞いたかは思い出せないけど……その音楽をぼくは、知っている」
    冠着クロム:「ふむん」
    水城しん:「シ號制御の音楽、か」なぜ、自分はそれを知っているのだろうか。過去の自分は何者だったのだろう
    冠着クロム:「……おそらく、答えを求めるのであればエレベーターで地下に向かうのが一番わかりやすそうですが」
    水城しん:「でも、封印されてるんだよね」
    冠着クロム:「はい、きっと、とても強いモンスターも、恐らく人間の精神には耐えきれない真実も、両方あると思います」
    冠着クロム:「……それでも行きますか?多分、引き返すなら今のうちですよ」
    水城しん:「僕は水城しん。クロムさんの同級生」
    水城しん:「……それ以外は未だ、何もない」
    水城しん:「失くした記憶ものの方が多いんだ。引き返すにはまだ早い」
    水城しん:「止めてくれるのはありがたいけど……僕は僕自身を知るために、進まないといけない」
    水城しん:「むしろ……クロムさんは大丈夫なの?」
    冠着クロム:「私は……まあ、大丈夫です、人間よりは頑丈ですし、長生きしてるので慣れてますからね」
    冠着クロム:「まあ、水城さんを無理に止めたりはしません、さっきのは意志確認です」
    水城しん:「ありがとう。僕の意志は……かたいよ」たぶん、と付け加えて小さく笑った
    水城しん:「本当に強いやつがいたら逃げよう」
    GM:---------

    ●シーン11:エレベーター


    種別:探索シーン6(技能:不明)
    GM:今回より探索シーンが5を超えましたため【警戒度】が1→2へと上昇致します。
    GM:【警戒度】の効果
    【警戒度】は5回の探索シーンが発生するごとに1ずつ上昇していきます。
    PC達の探索シーン中の登場侵蝕はこの【警戒度】の値と同値になります。

    GM:そのため今後皆様は探索シーンインごとに浸蝕を2上げてもらうことになります。
    GM:以上。お知らせ終わり。
    水城しん:水城しんの侵蝕率を2(→ 2)増加 (85 → 87)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (83 → 85)
    GM:資料室の隣のエレベータールームにキミ達は足を運ぶ。古いエレベーターは半ば崩れかかっていた。
    GM:入り口には……「地下施設は関係者以外立ち入り禁止」「危険! 地下は崩落の危険があります!」
    GM:と書かれている。
    GM:そして……その周囲にはびっしりと、お札が貼り付けられている。
    GM:そして重要なことだが、このエレベーターから霧が吹き出しているように見える。
    GM:間違いない、ここが異変の中心だ。
    GM:電源は切れており籠はない。うろの様な半開きの扉は闇のみを写している。さて、どうしたものか……?
    子猫:「ふにっ!」霧にあてられてか子猫は尻尾を丸々と膨らませ二人の後ろに隠れる。
    冠着クロム:子猫を撫でで扉を見る、開いている
    冠着クロム:「……あっ、ドア空いてますね」
    冠着クロム:「これならそのまま降りることもできそうです」
    冠着クロム:「……あーでも」
    冠着クロム:「猫ちゃん滅茶苦茶嫌がってますね……一緒に降りるとなると水城さんがいっぱい引っかかれちゃいそうです」
    水城しん:「(どうやって降りるつもりだったんだろう……)猫は霧が苦手なのかな」
    水城しん:「エレベーターが下に降りてるみたいだから……」ボタンを押して籠が動かないか確かめてみるよ
    GM:ボタンを押してエレベーターは反応しない。電源が来ていないらしい。
    GM:降下するには
    ①電源を探して再起動する。
    ②何らかのエフェクトで移動手段を確保する。
    ③シャフトを直接降下する。
    のいずれかの手段を取る必要があるだろう。

    GM:なお③の選択はあまりお勧めしません。高確率で一回リザレクトするはめになります。
    水城しん:ひぇ~
    水城しん:「……うーん、電源が切れてるみたいだね」
    冠着クロム:「電源室はお隣でしたっけ、行ってみましょう」
    水城しん:「そうだね……ところで、どうやって降りるつもりだったの?」
    冠着クロム:「それはあれです、あなたと猫ちゃん抱えて足に搭載しているジェットで衝撃を緩和します」
    水城しん:「ジェット……???」
    水城しん:「いやそれって飛び降りてるんじゃ……」
    冠着クロム:「安全ですよ?」
    水城しん:「う、うーん……エレベーターが動かなかった時に頼ろうかな」苦笑する
    GM:-------

    ●シーン12:電源室


    種別:探索シーン7(技能:〈運転〉〈知識:機械工学〉〈情報:学問〉)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (85 → 87)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を2(→ 2)増加 (87 → 89)
    GM:飛び降りを避けるべくキミ達は電源室に向かう。
    GM: 電源室には自家発電施設があった。スイッチは無論切られているが、機械そのものは死んではいないし、燃料もあるようだ……。
    GM:動かし方さえわかれば、なんとか動かすことができそうだが……そういえば雑貨屋でそれっぽい資料を拾っていたような?
    冠着クロム:おっ
    GM:判定は〈運転〉〈知識:機械工学〉〈情報:学問〉で難易度7だ。
    冠着クロム:マニュアル使ってみます
    GM:使い捨てだけどクロムさんが使うでいいかな?
    冠着クロム:OK
    冠着クロム:ですか?
    水城しん:自分は素振りで挑戦
    水城しん:5DX>=7 知識:機械工学
    DoubleCross : (5DX10>=7) → 10[1,4,8,8,10]+6[6] → 16 → 成功

    冠着クロム:成功してた
    冠着クロム:自分も
    冠着クロム:6dx 知識
    DoubleCross : (6DX10) → 10[1,2,2,4,7,10]+6[6] → 16

    冠着クロム:OK
    水城しん:仲良し
    GM:なかよしめ
    電源装置:「……ブオォォン」
    GM:判定に成功すると、地獄の底から響くような鈍い轟音とともに電源がつく。
    GM:病院内を鬼火のようなかぼそい切れかかった電球の明かりが満たすだろう。
    水城しん:「あ、動いたね」マニュアルを見ながら手探りで動かしてみたが、意外と何とかなるものだった
    冠着クロム:「お、うごいてくれました、燃料式だから少し親しみがありますね」
    冠着クロム:ネコちゃんをかかえながら
    水城しん:「これでエレベーターも動くかな」
    子猫:「にっ」明るい景色に嬉しそうに鳴く。
    冠着クロム:「多分動いていると思います、行ってみましょう」
    冠着クロム:「……終わったら名前を付けた方がいいですね」撫でながら
    子猫:ゴロゴロと喉を鳴らす
    水城しん:「名前かあ。家で飼えるかな」
    冠着クロム:「もし駄目だったら寮の人に相談してみますね」
    冠着クロム:子猫の顔を少し自分の体の方に向け、歩き出す
    水城しん:(まあ、飼えるより帰ることの方が先決か)冠着の後に続いた
    GM:-----
    GM:キミ達は再びエレベーター前につく。
    GM:電源は通っているらしく階数表示を灯す水銀灯は灯っている様だ。
    水城しん:「動きそうだね……ボタンを押すよ?」
    冠着クロム:「イクゾー」
    水城しん:「? じゃあ、押すね」
    水城しん:ポチっとな
    GM:ガコンッと低い音が地下より鳴り響きモーターが稼働する。
    GM:数分ほどロープが巻き上げられる様を半開きのドアの隙間から眺めていると
    GM:「チンッ!」という鐘の音と共に籠が上がってきた。
    GM:籠の内装は年代を感じさせ、水銀灯の淡い光がキミ達を照らす。
    水城しん:「きちんと動くね」中に乗り込み
    冠着クロム:「ですね、では行きましょうか」
    冠着クロム:「猫ちゃんは……」
    水城しん:「猫は……クロムさん、抱えていく?」
    冠着クロム:「ですね、連れていきましょうか」
    子猫:「ゴロロ……」理解したようにクロムの胸にうずまる
    冠着クロム:「かしこいいいこ」
    水城しん:「大人しくしててね」猫に話しかける
    子猫:「うにゃん」
    水城しん:それじゃあ下にいくボタンを押します
    GM:承知しました。
    GM:それではボタンを押すとエレベーターの内扉が閉じゆっくりとキミ達を下層へと運んで行くだろう。
    GM:----

    ●シーン13:エレベーターシャフトにて


    種別:インサートシーン
    GM:インサートシーンは探索シーンではないため警戒度の影響を受けません。シーンインにかかる登場侵蝕は1です。
    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (89 → 90)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (87 → 88)
    GM: エレベーターに乗って何分が経つのだろう。
    GM:塗装の剥がれた壁はまるで腐って臓物を露わにした死骸のようで
    GM:錆び付いたワイヤーの立てるキィ……キィ……という耳障りな金属音は
    GM:地獄の底から響いてくる不吉な音楽のようだ。
    GM:いや……この金属音は本当にワイヤーのものなのだろうか。
    GM:壁の隙間から何か覗いているような気がする……
    GM:…ではこの夜鷹ウィップアーウィルの叫びのようなものも、あるいは夜鷹が鳴き交わしているのだろうか
    GM:だがこんなところに夜鷹がいるはずもない……
    GM:霧の中から、何かが見ている。あるいは、キミを待っているのだ……。
    子猫:「フゥゥゥゥゥゥ」
    子猫:しんとクロムを守るかのように立ち、見えない何かに向かって威嚇のうなり声をあげている
    子猫:それが一層この場にいるかもしれない”ナニカ”の存在感を高めてしまうだろう。
    GM:恐怖判定です。
    冠着クロム:援護の風、判定D+3、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (88 → 90)
    水城しん:難易度は7?
    GM:はい7です。毎度伝え忘れ申し訳ない。
    水城しん:3DX+1>=7 恐怖判定
    DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 9[3,4,9]+1 → 10 → 成功

    水城しん:セーフ!
    水城しん:2D10 恐怖侵蝕
    DoubleCross : (2D10) → 10[7,3] → 10

    水城しん:水城しんの侵蝕率を10(→ 10)増加 (90 → 100)
    冠着クロム:5dx+2
    DoubleCross : (5DX10+2) → 10[1,3,4,10,10]+9[7,9]+2 → 21

    冠着クロム:2d10
    DoubleCross : (2D10) → 8[7,1] → 8

    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を8(→ 8)増加 (90 → 98)
    冠着クロム:「……あからさまに何かがいますね」
    水城しん:「猫も気が立っているみたい」
    冠着クロム:「おおよしよし、私たちを守ってくれてありがとうございます」
    子猫:「ふっふにゅ……」うっかり反射のままクロムを噛みそうになり、止まる
    冠着クロム:「あっとごめんなさい……」少し離れる
    冠着クロム:「……水城さんは不安とかは無いんですか?」
    水城しん:「不安か。あるといった方がいいかな」
    水城しん:「僕を定める記憶ものが何もない。クロムさんがクラスメイトだと言ってくれたから、少なくとも現代の高校生なのは確かなようだ」
    水城しん:「じゃあ、シ號計画を知っているのは? 音楽が耳に残っているのは? それに関する記憶ものが、僕にはない」
    水城しん:「なぜ知っているのか。知っているのに記憶がないのは、不安だね……いや、不満かな?」
    水城しん:喋りながら、自分の内心を言語化していく
    水城しん:「そうだ。足りないんだ、僕には。不安というよりは、不満があるかな」
    冠着クロム:「なるほど、自身を定義する足がかりが何もない現状に対する不満、ですか」
    水城しん:「そうだね。この不満を、記憶の不足を埋めたい」
    水城しん:「だから、不安というのはあまり抱いてないことになるかな」
    冠着クロム:「なるほど……」
    冠着クロム:「……これは、もしもの話なんですけど」
    冠着クロム:「もし、この先の部屋で、あなたを定義する情報が出てきたとして」
    冠着クロム:「それが……とても酷い言い方ですが、あなたのことを化け物だというようなものだったとして」
    冠着クロム:「あなたは、それを受け入れるんですか?」
    水城しん:「もう充分に化け物かな」小さく笑う。いつからかは分からないが……既に邪神因子保有者オーヴァードに成っている
    冠着クロム:「もう……どっちも変わんないと思うのに」
    冠着クロム:「私はですね」
    冠着クロム:「自分がなんであるか、は決められなくても」
    冠着クロム:「どうなりたいか、は決められると思うんです」
    水城しん:「どう在るか、か」暫し思案し
    水城しん:「クロムさんみたいな人かな」
    冠着クロム:「私ですか?」
    水城しん:「明るく元気で、困っている人を進んで助け、動物に優しい」
    水城しん:「そういうクロムさんみたいな人になりたいと、僕は思うよ」
    冠着クロム:「これは思わぬ返し、びっくりしました」
    冠着クロム:「……でも、そう思ってくれるなら、大丈夫そうですね」
    水城しん:「うん。どういう真実があったとしても、化け物の記憶があったとしても」
    水城しん:「僕は、僕が在りたいように在るよ」
    GM:-------

    ●シーン14:地下通路


    種別:探索シーン8(技能:不明)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を2(→ 2)増加 (100 → 102)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (98 → 100)
    GM:地獄の最下層に叩き付けられるかごとく轟音が響き、エレベーターが停止する。
    GM:ゆっくりと、不協和音を立てて錆び付いたドアが開き、納骨堂のような臭いがあたりに漂う。
    GM:たどり着いた地下通路は病院のそれとはまったく異なる世界だった。
    GM:飾り気のないコンクリート、壁に掲げられたボロボロの日の丸。
    GM:うち捨てられた物資の箱には、「昭和二十年 日本帝国陸軍」とあった。
    GM:どうやらここは、日本軍の基地施設らしい。
    GM:ほとんどの通路は崩落で使えなくなっていたが、大きなメインと思われる通路だけはかろうじて通行可能だ。
    GM:電気もまだ動いているらしい。橙色の灯りが、キミたちを不気味に照らし出す。
    冠着クロム:「通れそうです、ね」
    水城しん:「旧日本軍の施設、だね」昭和表記の箱を確認して呟く
    冠着クロム:「何かを探せば、多分あなたの情報も見つかるとは思いますが……」きょろきょろと周りを見る
    水城しん:見つかるかな、探してみよう
    GM:キミ達が通路の捜索を行うと通路の片隅に、日本陸軍の軍服を着た白骨死体があった。
    GM:その手にはボロボロの手帳と、なぜか横笛を持っている。
    水城しん:「だいぶ時間が経ってるね……」軽く黙祷し、遺体の持っていた手帳を拝借する
    冠着クロム:「横笛はなんでしょう、何かしらの儀式用品でしょうか……?」
    水城しん:「……多分、音楽のためかな」日誌と一緒に見つけた楽譜の、と
    水城しん:「その笛で吹くのが、僕の覚えている音と同じになる……気がする」
    冠着クロム:「なるほど、持っていくのは水城さんにします?楽譜も読めていたようですし」
    水城しん:「そうだね。僕が貰っていくよ」
    水城しん:「手帳の方は……丁寧に開けないと駄目だな、崩れちゃう」手帳をゆっくり開きます
    冠着クロム:後ろから手帳を覗き込みます
    水城しん:ちょっと屈んで冠着ちゃんが見やすくなるようにします
    子猫:クロムの頭に乗り覗きこみます。
    GM:それは乾いた黒い血により紙自体がボロボロになっていた。ゆっくりと慎重に開くとそれは遺書らしいことがわかる。
    資料ハンドアウトC:遺書 昭和二十年 八月十日
     皇國の命運は既に決したり。"決戦兵器シ號"の廃棄を試みんとするも、すべての試みは頓挫す。シ號はすでに『死霊秘法』を理解し、ヨグ=ソトヲスとの接続を試みたるものなり。このままでは皇國は異界へと沈むこと必定。
     もはやこの施設への進入路を封鎖するより他ナシと判断する。"シ號"は休眠状態とならん。上部病院施設を爆破することも検討したるも、"シ號"の暴走を懸念し断念す。願わくば将来の民が、"シ號"を封じる術を見つけることを祈る。
     康子、勝、お母さんを大切に。
    (以降は血で読み取れない)

    冠着クロム:「ふむ」
    冠着クロム:「ヨグ=ソトース、界隈では有名な邪神ですね」
    水城しん:「そうなんだ。どんな邪神なのかな」
    水城しん:「いや、正確に聞こう」
    水城しん:「勝てるタイプのやつなのかな」
    冠着クロム:「……厳しめです」
    冠着クロム:「全盛期の私でも負けてますからね」
    水城しん:「戦ったことあるんだ……」
    冠着クロム:「1万2000年くらい前の話です」
    水城しん:「クロムさん、すごい長生きなんだね……」
    冠着クロム:「でも昔の話ですよ」
    冠着クロム:「今の私10000000000000分の1くらいしか残ってないのでまず殴り合いだと勝てません」
    水城しん:「すごい単位の数字が聞こえたけど……要は逃げた方が良い相手、ということなんだね」
    冠着クロム:「あるいは」
    冠着クロム:「召喚前に追い返すことなら」
    冠着クロム:「報告書には接続、と書いてあるのでこの状態ではまだ呼ばれているとは言えません」
    冠着クロム:「ついでにシ號は今休眠状態です、本来の力は出せないと言っていいでしょう」
    水城しん:「じゃあ、むしろ今が好機ということになるのかな」
    水城しん:「封印の術……になるかは分からないけど、シ號制御の音楽はあるし」
    冠着クロム:「はい、本人が完全に起きて邪神を呼び出す前に叩く」
    冠着クロム:「そうすれば多分止まります」
    水城しん:「外の異形たちもそれで止まる、と良いなあ……」
    冠着クロム:「ええ……猫ちゃんのためにも、撃破はしておきたいですね」
    冠着クロム:「しかし、水城さんについてのクリティカルな情報は出てきませんね……」
    水城しん:「シ號とやらが喋れるなら、聞いてみたい気持ちはあるけど……」
    水城しん:「そういう相手でもなさそうだしね」外の異形と同じく、意志疎通ができる相手ではないのだろう、と推測していた
    冠着クロム:「ともかく、奥に進んでみましょうか」
    GM:---------
    GM:ロイス取得等がありましたら今のうちにどうぞー
    冠着クロム:まだ無し
    水城しん:冠着クロム 〇信頼/不安→〇敬意/不安 に変更、終了です

    ●シーン15:蘇る過去


    種別:インサート
    シーンプレイヤー:PC1 PC2登場任意
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (100 → 102)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (102 → 103)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)減少 (102 → 101)
    GM:修正ありがとう

    GM:中枢へと向かう通路を歩くと、霧がどんどん濃くなってくる。
    周囲には、廃棄された巨大なカプセル。
    人間が入るほどの……


    GM:記憶が溢れ出してくる。
    GM:そうだ……十数年前、確かにここでキミは産まれたのだ
    ……違う……もっと昔から、ここにいたのだ。


    GM:地震があった。
    報道に残らないほどの小さな地震だ。


    GM:だが封印された地下施設を揺るがせるには十分だった
    その地震で、かつての人々が施した封印が解けたのだ

    GM:キミはここを出た……そして出会ったのだ。
    GM:茶髪の青年に。
    GM:優しく微笑み、キミを治療してくれた彼に。
    GM:なぜだろう……その先がわからない。

    GM:だがとにかくキミは……人間ではない。
    人に擬態して生きてきた“ナニモノカ”
    かつての人々が“シ號兵器”と呼んだ存在だ。

    GM:そして、キミの本体ともいうべき存在は、この奥にいる……。
    冠着クロム:「……大丈夫ですか?」
    冠着クロム:心配そうに顔を覗き込む
    水城しん:「……っ、だいじょうぶ」脳裏を焼くような頭痛に思わず頭を抑える
    水城しん:「僕は……僕が在りたいように在る」
    水城しん:「その思いを改めて決意したよ」
    水城しん:「この先に……”母体”がいる」通路の奥を指差し
    水城しん:「そして僕は子機」自分を指差した
    冠着クロム:「母体……ということはあなた……」それだけで大まかなことを察し
    冠着クロム:「……母体を倒したら、あなたはどうなってしまうのでしょう」
    水城しん:……どうなってしまうのでしょう、GM?
    GM:水城しんの日常の世界へと帰りたいという意思次第でしょう。
    GM:ロイスは想いはある程度の不可能を可能にする力を持っていますから。
    水城しん:なるほどね
    水城しん:「たぶん……何も起こらないんじゃないかな」
    水城しん:「これだけ近付いていても、『同じ』である……という感覚がないんだ」
    水城しん:「僕が……水城しんに”成った”ときから」
    水城しん:「母体と僕は別物だ。繋がりロイスが途切れている」
    冠着クロム:「そうですか……」母体もろともあなたを殺すことにならないようで、少し安心したようだ
    水城しん:「今は僕が水城しんだけど……本物が『いた』」
    水城しん:「地震だったのかな、あれは」最初の記憶を思い返す
    水城しん:「彼が瓦礫の下から僕を拾い上げてくれて……それで彼は」
    水城しん:記憶の最後は……思い出せない
    水城しん:「……彼は、どこかに行ったんだと思う」自分よりも、ずっとひどい怪我をして
    水城しん:助けられて良かったというような笑顔をした顔が、最後に覚えていることだった
    冠着クロム:「……そう、でしたか……」
    冠着クロム:「……取返しのつかないことに、なっていないといいのですけれど」
    冠着クロム:「……これからどうします?」
    水城しん:「母体を倒して、その後は……」
    水城しん:「……うん、『在りたいように在る』よ」
    水城しん:「彼を探して、『助けてくれてありがとう』って、お礼を言いたい」
    冠着クロム:「!」それを聞いて、にっこり笑顔になり
    冠着クロム:「なら、私もいっぱいお手伝いします!」
    冠着クロム:「それは、とても素敵なことですから!」
    水城しん:「ありがとう、クロムさん」
    水城しん:「色々終わった後にお願いしたいことがあるんだけど、良いかな?」
    冠着クロム:「?いいですよ?私にできることであれば」
    冠着クロム:ニコニコと笑顔で答える
    水城しん:「ありがとう。その時になったら、よろしくね」同じく笑顔で応えた
    子猫:-------
    GM:ロイス取得等ありましたらどうぞ
    冠着クロム:応急残り2つ使って回復します
    冠着クロム:4d10
    DoubleCross : (4D10) → 15[2,4,7,2] → 15

    冠着クロム:全快
    水城しん:ロイス 水城しん(オリジン) 〇感謝/探求 で取得
    冠着クロム:約束 ○連帯感/何だろう
    冠着クロム:これを取得
    冠着クロム:おわり
    水城しん:終了です
    GM:--------

    ●シーン16:最後の扉


    種別:探索シーン9
    水城しん:水城しんの侵蝕率を2(→ 2)増加 (103 → 105)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (101 → 103)
    GM:通路の奥には、巨大な扉があった。扉には五芒星が描かれ、注連縄しめなわが吊され無数のお札が貼り付けられている。
    GM:この奥にいるものを封印しようとしたことは明白だ。
    GM:扉には「シ號兵器」と書かれている。
    GM:そして、扉は地震によってか経年によってか壊れ、その奥から霧が噴出している。
    GM:間違いない。あの駅を、この村を維持しているのはこの奥にいる者だ__。
    冠着クロム:「……ここが本拠地、ですね」
    水城しん:「分かるよ。霧が明らかに”濃い”ものね」
    冠着クロム:「扉は……固そうですね」
    水城しん:「開ける?」
    冠着クロム:「私の力では少し厳しそうです」
    冠着クロム:「ダイナマイトがあるので吹き飛ばすこともできますが……それだと崩落が怖いですね」
    水城しん:「古い施設だからね。いっぺんに崩れちゃうかもしれない」
    水城しん:「扉はたぶん、開けられる」かすかな記憶。あの扉のひしゃげた部分は……自分がやったものだ
    水城しん:「でも開ける前に……一つ試してみてもいいかな?」笛と楽譜を取り出して
    冠着クロム:「あ、笛ですね」
    水城しん:「そう。音楽で制御してた、と日誌には書いてあったから」
    水城しん:「何らかの効果が見込めるはず」
    冠着クロム:「そういうことでしたらお待ちします」
    冠着クロム:楽譜を受け取り読みやすい位置で持つ
    水城しん:「ありがとう、クロムさん」笛に口をつけ、旋律を響かせるよ
    GM:承知しました。それでは〈芸術:音楽〉 難易度5で判定をしてもらいましょう。
    水城しん:4DX>=5 芸術:音楽
    DoubleCross : (4DX10>=5) → 9[3,6,8,9] → 9 → 成功

    水城しん:いい感じ!
    GM:成功ですね!
    GM:キミはかつて聴いた記憶と楽譜を頼りに一曲吹き上げる。
    GM:かつて感じた曲の懐かしさの意味を感じながら。
    GM:笛から口を離したとき体から少しずつ力が抜けるような感覚を覚えた。それは達成感による脱力だろうか。
    GM:それとも扉の向こうにいる怪物と同一の存在ゆえだろうか。
    水城しん:「……これで封印されてくれたりは、しないみたいだね」勢いが弱まったものの、未だ止まらない霧を見ながら
    冠着クロム:「なれば直接乗り込む他無い、ですね」
    水城しん:「うん、いこうか」感じる気だるさを悟られないように
    冠着クロム:「……頑張りましょう、ちゃんとあっちの水城さんにお礼言わないとですから」
    GM:--------

    クライマックスフェイズ/●シーン17:決戦

    GM:シーンインの登場侵蝕は1です。
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を1(→ 1)増加 (103 → 104)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を1(→ 1)増加 (105 → 106)
    GM:水城しんの力により物々しい音を立て金属扉はひん曲がり、耐え切れなくなった蝶番が弾け、勢い余りドスンと通路側に扉だったものが吹き飛ぶ。
    GM:濛々と舞う埃に子猫がくしゃみをした。
    GM:煙が晴れると中枢に封印されていたモノが姿を現す。
    GM:それはキミたち想像していたよりもはるかにおぞましいものだった。
    GM:漆黒の津波のようでも、渦をまく虚無のようでもあった。
    GM:黒でも万色でもある、あるいは闇そのものでもある、しかし輝き続けるそれはぐるぐると部屋一杯に溢れ
    GM:無数の眼、人間そのものである眼でこちらを見ていた。
    GM『死霊秘法』ネクロノミコンにあるという、狂人か麻薬中毒者の悪夢にしか存在しないという怪物、ニュートン物理学を超越した怪異。
    GM:怪物は、
    シ號兵器:「テケリ・リ!」
    GM:という叫び声ととともに、解放の喜びに満たされながら襲いかかってくる。
    GM:キミたちが破れれば、シ號兵器は外の世界に溢れ出し、すさまじい被害をもたらすことになるだろう!
    シ號兵器:【Eロイス:覚醒する世界】
    水城しん:「大きい……けど、音楽が効いているのかな。動きは緩やかだ」
    子猫:「シャーーー!」毛を逆立たせ威嚇する
    冠着クロム:「なら、いけそうですね」
    冠着クロム:猫を部屋の積みあがった箱の上に置いて
    冠着クロム:「行きましょう」腕をぐーぱーさせる、戦闘態勢
    水城しん:「いこうか」一度目を閉じ、再び開く。決意は変わらない
    GM:キミ達は怪物に向かっていく。
    GM:自由を謳歌せんとするシ號兵器は明らかな邪魔者へとぎろりと視線を向けた。
    GM:恐怖判定だ
    GM:目標値は8
    水城しん:ちょっと高い!
    水城しん:3DX+1>=8 恐怖判定
    DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 10[6,6,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

    冠着クロム:援護の風、判定D+3、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (104 → 106)
    GM:あー
    水城しん:無事成功!
    冠着クロム:5dx+2
    DoubleCross : (5DX10+2) → 9[1,1,2,7,9]+2 → 11

    冠着クロム:○
    冠着クロム:2d10
    DoubleCross : (2D10) → 12[9,3] → 12

    水城しん:2D10 恐怖侵蝕
    DoubleCross : (2D10) → 13[8,5] → 13

    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を12(→ 12)増加 (106 → 118)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を13(→ 13)増加 (106 → 119)
    GM:それでは戦闘開始です。
    GM:エネミーはシ號兵器
    GM:勝利条件はシ號兵器の撃破。
    GM:エンゲージはこんな感じ
    (6)シ號兵器
    |
    5m
    |
    (5)水城しん&(6)冠着クロム

    GM:セットアップ!
    冠着クロム:無し
    水城しん:なしです
    子猫:あるにゃ!
    冠着クロム:ファ!?
    子猫:【猫の恩返し】狩りの統率者+ターゲットロック
    子猫:シーン間シ號兵器を狙う攻撃のみ攻撃力+12。
    水城しん:強いニャ!
    冠着クロム:強い!
    子猫:「にゃおぉーーん!」と天に向かい子猫は鳴く。
    子猫:その鳴き声は聞いた君たちに小さな力を授けるだろう
    GM:行動値6:クロムのメインプロセスから
    冠着クロム:マイナー無し、メジャー
    冠着クロム:「」(フレイムタン+コンセントレイト:Sa)ATK-4、C値-3、コスト4
    冠着クロム:援護の風、判定D+3、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を2(→ 2)増加 (118 → 120)
    冠着クロム:10dx7
    DoubleCross : (10DX7) → 10[1,2,3,4,4,5,8,10,10,10]+10[2,5,7,9]+10[2,8]+4[4] → 34

    シ號兵器:回避値は22 命中ショゴ
    冠着クロム:4d10+7+4-3+12 ダメージ
    DoubleCross : (4D10+7+4-3+12) → 20[2,9,4,5]+7+4-3+12 → 40

    冠着クロム:装甲ガード有効
    シ號兵器:装甲5 35ダメージ受けます。 残りHP65
    冠着クロム:結構あるな
    水城しん:見た目通り体力がある
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を4(→ 4)増加 (120 → 124)
    GM:演出ありましたらどうぞ
    冠着クロム:地面を蹴り、スレスレで滑空し、手前でもう一度地面を蹴って三角飛び
    冠着クロム:拳に炎をつけ、大きく風を送ると、ごう、という音がする
    冠着クロム:「目標残り5m、行きます」
    冠着クロム:なんの躊躇もなく、兵器の中央めがけて飛び込み
    冠着クロム:360㎏の自重と重力、そして機械フレームでこそ可能なパンチの運動エネルギーを一気に見舞う
    シ號兵器:「ゴバッ」粘液が吹き出し壁に叩きつけられる
    シ號兵器:しかし粘体の体は飛散した部位も未だ活きがいい。
    冠着クロム:「まだ足りませんか……」
    水城しん:「クロムさん、すごいパワフルだね」
    冠着クロム:「でも、まだ動くみたいです」
    GM:行動値6。シごう兵器
    シ號兵器:はい
    シ號兵器:マイナーアクション:戦闘移動PC達のエンゲージに突撃
    シ號兵器:メジャーアクション
    シ號兵器:轢き潰す 対象: 範囲(選択) 射程:至近
    シ號兵器:対象はPC全員
    シ號兵器:12dx7+6
    DoubleCross : (12DX7+6) → 10[1,2,2,3,4,4,4,5,8,8,9,10]+10[4,7,8,10]+10[7,7,8]+10[2,7,10]+10[4,9]+1[1]+6 → 57

    冠着クロム:やべえ
    GM:ははっ殺意
    水城しん:いちおうドッジ挑戦
    水城しん:7DX>=57 回避
    DoubleCross : (7DX10>=57) → 10[1,3,3,4,8,10,10]+8[3,8] → 18 → 失敗

    冠着クロム:炎陣でカバー、コスト2
    水城しん:ムリ
    冠着クロム:氷盾でガード、ガード値+15、コスト2
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を4(→ 4)増加 (124 → 128)
    冠着クロム:カバー先は水城さん
    冠着クロム:15じゃない
    冠着クロム:18
    シ號兵器:はーいそれではダメージ
    シ號兵器:6d10+20
    DoubleCross : (6D10+20) → 37[7,10,8,6,2,4]+20 → 57

    冠着クロム:違うこれ20だ
    冠着クロム:で
    冠着クロム:これは装甲有効?
    GM:装甲ガード有効です
    冠着クロム:ガードで-20
    冠着クロム:バトルガーディアンで更に-8
    冠着クロム:装甲ガードで更に-16
    冠着クロム:C(57-20-8-16)
    DoubleCross : c(57-20-8-16) → 13

    冠着クロム:倍受けして26
    冠着クロム:生きてますね
    水城しん:た、耐えた……!
    冠着クロム:C(36-26)
    DoubleCross : c(36-26) → 10

    冠着クロム:残り10
    シ號兵器:小癪なテケ‥‥
    シ號兵器:しかし私にはまだこれがあるリリ!
    シ號兵器:《二回行動》このエネミーはR1回メインプロセス終了後即座に未行動となる。【行動値】はそのRの間半分になる。
    シ號兵器:を、使用するつもりだった様だがどうにも様子がおかしい。
    シ號兵器:体がうまく動かないようだ。笛の演奏の成果なのかもしれない。
    シ號兵器:この状態は3Rの間続きそうだ。
    GM:描写
    シ號兵器:飛散した肉片たちが寄り集まるように蠢くとその背丈はキミ達をゆうに超えた。
    シ號兵器:シ號兵器は「テケリ!」と大きく鳴くと玉虫色の肉塊の津波となって押し寄せる
    シ號兵器:キミ達を取り込まんと囲い込むように。
    冠着クロム:このために、接近していた
    冠着クロム:手を前に出し、炎と風を思いっきり吹き付け、津波を蒸発させる
    冠着クロム:回路が焼ける、防ぎぎれなかった分に飲み込まれ、フレームが曲がり、ナノマシンは超速度で削られていく
    冠着クロム:それでも、後ろに攻撃は通さなかった
    冠着クロム:……損傷率72%ほど、まだ、戦える
    冠着クロム:まだ、守るべき人がいるから
    水城しん:「クロムさん……! ありがとう」
    水城しん:冠着の怪我/損傷を見て顔色が変わるが……切り替える
    水城しん:治すにしても……倒してからだ
    GM:行動値5。水城しんのメインプロセス
    水城しん:マイナー▼《虚無の触腕》+《完全獣化》(侵蝕+9)
    水城しん:水城しんの侵蝕率を9(→ 9)増加 (119 → 128)
    水城しん:メジャー▼《C:アザトース》+《蝕む触肢》(侵蝕+3)
    水城しん:(7+4)DX7+4 白兵
    DoubleCross : (11DX7+4) → 10[1,2,3,4,7,7,8,8,9,10,10]+10[1,3,5,6,6,8,9]+10[6,10]+3[3]+4 → 37

    水城しん:対象はもちろんシ號兵器
    水城しん:リアクションどうぞ
    シ號兵器:回避値は22 命中ショゴよ
    水城しん:オート▼《喰らい啜るもの》(侵蝕+5)
    水城しん:効果:白兵攻撃が命中したダメージロール時に使用。ダメージ+15~18
    水城しん:水城しんの侵蝕率を5(→ 5)増加 (128 → 133)
    水城しん:ダメージロール移行
    水城しん:4D10+7+8+18+12 ダメージ
    DoubleCross : (4D10+7+8+18+12) → 20[9,6,4,1]+7+8+18+12 → 65

    水城しん:装甲有効です
    シ號兵器:装甲5 被ダメージ60 残りHP5
    水城しん:水城しんの侵蝕率を3(→ 3)増加 (133 → 136)
    水城しん:で、邪毒ランク5を付与。クリンナップに15点HP喪失を予約
    GM:承知。
    GM:メインプロセス終了。クリンナッププロセスに移行
    シ號兵器:《ヒーリング》10:クリンナップ回復
    シ號兵器:HPを5→15に回復。
    シ號兵器:そして……私はじゃ毒を受けている。
    シ號兵器:受けるダメージをもう一度聞いても良いかな?
    水城しん:ランク×3なので……15点!
    シ號兵器:ちょうど……HP0です。
    GM:彼に復活はない。戦闘終了だ!
    水城しん:ヤッター! 倒した!
    GM:描写どうぞ!
    水城しん:「クロムさんが守ってくれてるから……僕は攻撃に専念するよ」
    水城しん:ふつり、ふつり。水城と現実の境は曖昧に。
    水城しん:移りゆく姿は──漆黒の津波のようでもあり、また渦をまく虚無のようでもあり。
    水城しん:黒でもあり、万色でもあり。あるいは、闇そのものでもあり。しかし、輝き続ける水城それはぐるりぐるりと部屋一杯に溢れ、満たされ
    水城しん:部屋に満たされた玉虫色の肉塊が、シ號の体を打ち据える──!
    シ號兵器:想定外の子機の反乱。しかしそれでも散乱した肉片をかき集め防御態勢を取る。
    シ號兵器:「テケリ・リッ!」
    シ號兵器:子に負ける親があるか。その意地がキミの発生させた玉虫色の肉塊を取り込みなおす。
    シ號兵器:元は同じ肉を分けた身。その体は大きく膨れ上がる。
    水城しん:自切。とりこまれた部位を切り離す
    水城しん:「”触れたな”」部位は粘滑な液体に覆われており
    水城しん:シ號と接触すると同時、明滅する燐光に変わった
    水城しん:光彩のパターン、粘滑な液性……自分自身に毒性をもたらす
    水城しん:シ號の肉体そのものを毒へと転じさせていく
    シ號兵器:「テリッ!?」体の違和感に気が付く
    水城しん:「あなたは、ここで閉じてもらう」 ロイス シ號(本体) 叛意/〇決別 で取得
    シ號兵器:混じり合うしんの肉塊とシ號の肉塊。
    シ號兵器:同じものと油断していた。同じものと”勘違い”していた。いつか戻ってくる子の一時的反抗期と。
    シ號兵器:気付き吐き出さんとした時にはもう遅い。その全てが毒性に犯されきる。
    シ號兵器:シ號兵器はしんを感情の読めぬ黒い瞳で最期に見ると、水のようにパシャリと形を失った。
    冠着クロム:「終わり……ました?」
    水城しん:「……うん、帰ってもらった」元の人の姿に戻りながら
    冠着クロム:「そうですか……あの、ありがとうございます」
    水城しん:「いや、僕の方こそありがとう」
    水城しん:「クロムさん、だいぶ攻撃受けちゃったよね……大丈夫?」
    冠着クロム:「まだ動けますけど……」振り向いて
    冠着クロム:スカートの下の足からフレームが出ているのを見て
    冠着クロム:「あっと」コスプレの上着を脱いで腰に巻き、それを隠す
    冠着クロム:「失礼しました」
    水城しん:「いや、別に……」上着を脱いでかけてあげるよ
    水城しん:ちょっと目を逸らしながら
    冠着クロム:よくよく見れば相対していた前面はボロボロである
    冠着クロム:「……あまり長居はしない方がいいですね、崩れそうですし」
    冠着クロム:「早めに出ましょうか」子猫を回収して頭に乗せ、外に歩き出す
    冠着クロム:足取りが少しふらついている
    水城しん:「……肩を貸すよ」冠着の腕を自分の肩に回して
    水城しん:何もなくなった部屋を一瞥し、後にした


    バックトラック


    GM:さて、バックトラックのお時間がやってまいりました
    水城しん:振る前に 約束 〇決意/緊張 で取得。これで6個
    GM:ハイ受け付けましたー
    冠着クロム:振る前に
    冠着クロム:シ號 ○敵愾心/罪悪感
    2人用ゲーム ○後でやろう/不安

    冠着クロム:これで取得
    GM:はーいOKです。それではしきり直してバックトラック
    GM:今回のEロイスは覚醒する世界 1個のみ!
    水城しん:振ります
    水城しん:1D10 Eロイス
    DoubleCross : (1D10) → 1

    冠着クロム:1d10
    DoubleCross : (1D10) → 4

    水城しん:水城しんの侵蝕率を-1(→ -1)増加 (136 → 135)
    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を4(→ 4)減少 (128 → 124)
    水城しん:……倍振り、残ロイス6は12D10に
    水城しん:12D10 倍振り
    DoubleCross : (12D10) → 76[10,7,4,10,3,3,6,9,7,6,9,2] → 76

    水城しん:水城しんの侵蝕率を-76(→ -76)増加 (135 → 59)
    冠着クロム:倍振り
    冠着クロム:12d10
    DoubleCross : (12D10) → 79[4,7,7,6,8,7,9,4,2,9,6,10] → 79

    冠着クロム:冠着 クロムの侵蝕率を79(→ 79)減少 (124 → 45)
    水城しん:無事帰還、倍振りで3点!
    冠着クロム:あと水城さんをSロイスへ
    冠着クロム:3点
    水城しん:わーい、僕もクロムさんSロイスにしておこう


    ●ED1:帰還 PC1&2


    GM: シ號兵器を撃破し、地下施設から脱出すると、霧は完全に晴れ、いつの間にか朝になっていた。
    GM:清々しい新鮮な空気が肺に入り込む。
    GM:キミ達は生き残ったのだと。改めて実感するだろう。
    冠着クロム:「あ、そうだ」猫を頭に乗せながら
    子猫:「うに」
    冠着クロム:「これ、余っちゃいましたけどどうします?」懐からダイナマイトを出す
    水城しん:「使っちゃおう」
    水城しん:即決
    水城しん:「地下室を埋めて、もう使えないように」
    冠着クロム:「そうですね、埋めちゃいましょう」
    冠着クロム:ポケットを漁る、確か一緒に雷管のコードも持ってきたはずだ
    冠着クロム:あった
    冠着クロム:「これを括り付けて、中に入れて」
    水城しん:「ふむふむ」言われたとおりに組み上げて
    冠着クロム:「さっきのマニュアルを応用すると……こうですかね?」
    冠着クロム:「これで思い切り離れてからボタンを押すと、爆発します」
    水城しん:「なるほど、こんな感じか」ダイナマイトを病院に設置して
    水城しん:「もう少し離れた方がいいかな?」
    冠着クロム:「雷管コードがある限り離れられるのでいっぱい離れましょう」
    水城しん:「じゃあもう少し離れようか」
    冠着クロム:猫を乗せながらてくてくと離れて
    冠着クロム:誰もいない病院の入り口を出て
    冠着クロム:更に数歩離れてから
    冠着クロム:「ここが限界見たいです」
    冠着クロム:「ボタンを押せば起爆しますよ、何かあれば私が抱えて飛びます」
    水城しん:「飛ぶのは最後の手段にしようかな」苦笑しながら
    水城しん:「それじゃあ、押すね」ぽちっとな
    GM:一瞬の間の後病院の奥にて閃光が弾ける。
    GM:続いて内側に順々に崩れていくコンクリート壁。それは連鎖する様に崩壊が崩壊を呼びガラガラと病院は崩れてゆく。
    GM:元々耐久性において限界がきていたのだろう。
    GM:大きな病院は粉塵を巻き上げながら元の形を残すことなく瓦礫の山へと変じた。
    水城しん:「……」瓦礫の山にしばし黙祷する
    水城しん:「……これなら大丈夫そうだね。行こうか」
    冠着クロム:「はい」
    水城しん:「クロムさん、もう肩貸さなくても大丈夫?」
    冠着クロム:「ええ、自動修復機能のお陰で今からであれば普通に歩けそうです」
    水城しん:「そっか。でも気を付けて歩いてね」
    冠着クロム:「はい、約束、まだ聞いてませんからね」
    冠着クロム:「この子の名前も決めないといけないし」
    子猫:「に?」
    冠着クロム:「水城さんとやりたいなーってゲームも思いついたんです」
    水城しん:「ふふ、やることがたくさんあるね」
    GM:病院への道を辿るように田舎道を歩いていると、遠くで電車の到着を告げる警笛が鳴っていることに気が付く。
    GM:あの駅に電車がやってきたのだ。
    冠着クロム:「あ、電車来てます」
    水城しん:「あれに乗ったら街に戻れる……帰れるね」
    水城しん:「電車が止まっている内に行こうか」
    冠着クロム:「はい、急ぎましょうか」
    冠着クロム:そのまま、水城さんの手を取って歩いていく
    冠着クロム:時々、目の前の彼が恐ろしく思うことは、勿論あったが
    冠着クロム:それでも、やさしくなりたいと言った彼の言葉と、そのあとの行動に嘘は無かった
    冠着クロム:ならば、一緒に帰れる、そう思ったのです



    ●ED2:UGN PC2


    GM:深夜のファミレス
    GM:霧谷のエフェクトによって人払いがされたそこが、今の君たちが密談する場所だ。
    霧谷雄吾:「ここまでありがとうございましたクロムさん」
    霧谷雄吾:「最小限の犠牲で…… という表現は好みませんが」
    霧谷雄吾:「特調と防衛隊の 介入を許さず、UGN独自の解決ができたこと は、最良の結果といえるでしょう」
    霧谷雄吾:「労働厚生省からも内々に感謝の意が伝えら れています。しばらくはこれで、警察を牽制 できるでしょうね」
    霧谷雄吾:と彼はにっこりと笑う
    冠着クロム:相変わらず空の楽器でトロピカルなBGMを流しながら
    冠着クロム:「まあ、人間の政治戦についてはお任せしますが、お役に立てたのであれば幸いです」
    冠着クロム:「で」
    冠着クロム:「寮の部屋に空きもあるしもう一人迎え入れていいかという話を支部長にしたら通ったので」
    冠着クロム:「水城君は寮で……いいですよね?」
    霧谷雄吾:「それをキミの上司が許容しているのであれば、私から何か言う事はありませんよ」
    霧谷雄吾:「私もキミも彼も……」
    霧谷雄吾:「邪神因子保持者オーヴァードであることに違いはありません」
    霧谷雄吾:「いえ……たとえ真に神話生物であろうとも人にあだなす存在でないなら、許容する程度の器は持ち合わせていますから」
    冠着クロム:「そうですかー」にしては無理してるような顔だなあと思いつつ
    冠着クロム:「ちなみに話はこれで終わりですか?」外部につないだ小型プリンターからレシートのごとく報告書を吐き出しながら
    霧谷雄吾:「はい、聞きたい答えは得られましたか?」
    霧谷雄吾:「キミのお察しの通り、結構な無茶を押し通しましたので満足が得られる答えなら嬉しいですが」
    冠着クロム:「はい、いいのならそれで構いません」
    冠着クロム:「あ、これ切った方がいいですか?」
    冠着クロム:出てきた報告書(レシート状なのでとても長い)をピロピロさせて
    霧谷雄吾:「うーん読みにくそうだ。でもその分の働きはしてくれたのでしょうし、あとで形式に合わせておきますよ」受け取る
    冠着クロム:「パソコン君はメンヘ……繊細なのでうっかり飛ばすとすぐ固まるんですよね……」
    冠着クロム:「あ、あともう一個」
    冠着クロム:「私はいいですけど霧谷さんはちゃんと寝てくださいね、今夜2時ですよ」
    霧谷雄吾:「……検討しておきます」
    霧谷雄吾:苦い顔を覗かせ視線を逸らす。
    冠着クロム:「じゃけんコーヒーはやめてハーブティとかにしておきましょうねえ」
    霧谷雄吾:居心地が悪そうに手に持ったカップを口に運ぶと「あーっと」とわざとらしく時計を見る。
    霧谷雄吾:「次のようがあったのでした。そ、それでは私はこれにて失礼させてもらおうと思います!」レシート状の報告書と本物のレシートをもって席を立つ
    冠着クロム:「おつでしたー」
    霧谷雄吾:「ここは私が 払います。あとはごゆっくりお過ごしください」それでは!と最後に残しいそいそと日本支部支部長は去っていった
    冠着クロム:……この人が私のことを何だと思ってるのか、これもうわかんねえな
    冠着クロム:そんなことを思いながらファミレスのWi-Fiにスマホを繋ぎ、流行りの過酷なスマホゲームを起動した



    ●ED3:墓標 PC1


    GM:早朝、墓地にキミは訪れる。風が吹くたびに木々がざわめき、鳥のさえずりが響き渡る。
    GM:一つ二つと数えながら目的の墓石をキミは見つけた。墓石に刻まれた名をキミはなぞり呟くだろう。
    水城しん:「水城真実まさね
    水城しん:ここで眠りにつく人物。自分を助けてくれた、優しい心の持ち主
    水城しん:墓石を洗い、花の水を代え、線香に火をともして手を合わせる
    水城しん:「僕は、あなたのおかげで生きることができました。僕自身は未だ何も持っていないけど……」
    水城しん:「これから、色々と持っていこうと思います。何者でもない僕が何かに成れるように」
    水城しん:「あなたに恥じない”人”に成れるように」目を合わせて再び手を合わせる
    水城しん:「……ありがとうございました。次に来るときは土産話をたくさん持ってきますね」
    GM:墓参りが終わるころには太陽は上り墓地は明るくなっていた。
    GM:キミは立ち上がり墓地を後にする。

    GM:------------
    冠着クロム:部屋に入ると、多数の電源コードと、ゲーム機が並んだ部屋
    冠着クロム:中央にはゲーミングPCがデュアルモニターで並んでいる
    冠着クロム:「お待ちしてました!」
    水城しん:「招いてくれてありがとう、クロムさん」物珍しそうに部屋内を見回す
    冠着クロム:あなたように用意されたと思わしき電源のついたモニターと、コントローラー、そしてゲーム機の先に繋がったキーボードがある
    冠着クロム:「ささ、どうぞこちらに!」
    冠着クロム:わざわざ支部長のところから借りてきた座布団に案内する
    水城しん:「ありがとう。今日はどんなゲームを遊ばせてもらえるのかな」
    冠着クロム:「今回はですね、画面内で作ったキャラで広い世界を冒険するゲームになります!所謂MMOですね!」
    水城しん:「なるほど、MMO……協力プレイ、ってことかな」
    冠着クロム:「はい!アカウントはあらかじめご用意しましたのでまずはキャラクリエイトからですね!」
    冠着クロム:「こちらの画面のキャラを水城さんの好きな感じにアレンジしてみましょう!」
    水城しん:「なるほど」キーボードに手を伸ばし、人差し指でポチポチと入力していく
    冠着クロム:「あ、名前は本名じゃない方がいいらしいです」
    水城しん:「そうなんだ」
    冠着クロム:「なんか色々あるみたいです」
    水城しん:「うーん、もう少し短めかな……」見た目を微調整している
    水城しん:「……よし、できたよ」出来上がったキャラクターの見た目は……銀髪の美少女だった。ちょうど冠着にそっくりだ
    冠着クロム:「おお……なんだか照れますね」
    冠着クロム:「そうしたら次はバトルクラスですね」
    冠着クロム:「種類は並んでる通りです」
    水城しん:「うーん、もう少し美少女にできたらクロムさんに近付けるんだけどなあ……」キャラクターの見た目にやや不満がありそうだった
    水城しん:「仲間を守れる感じのバトルクラスは何になるのかな」
    冠着クロム:「それでしたらナイトに派生する剣術士か、戦士に派生する斧術士ですかね?」
    冠着クロム:なんだか全力で自分を再現しようとしているのは気のせいだろうか
    水城しん:「なるほど、じゃあナイトになる剣術士かな」ぽちぽち、選択していく
    水城しん:「そして最後が名前、か」
    冠着クロム:「はい、この種族だと命名法則はこんな感じですが、あんまり気にされない方も多いですね」タブレットを置いて
    水城しん:「ふーむ、苗字側に職業や称号が入るんだね……」タブレットをスクロールしながら
    水城しん:悩むこと数分、水城が入力した名前は
    水城しん:『chrom・guardian』
    冠着クロム:「……やっぱり私再現しようとしてません?」
    水城しん:「? このゲームは成りたい自分を作るゲームなんだよね」
    水城しん:「それだったら、僕はクロムさんみたいになりたいなと思うよ」
    冠着クロム:「なるほど……?」
    冠着クロム:「まあ、それならそれでいいのですけれど」私そっくりのキャラメインにしてなくてよかった
    冠着クロム:「あ、サーバーとワールドここにしておいてください」
    冠着クロム:「私が水城さんのところに遊びにいけないので」
    水城しん:「おお、これでクロムさんと一緒に遊べるんだね。楽しみだなあ」言われたとおりに選択する
    冠着クロム:「始めはチュートリアルがあるので、それがある程度終わったらになりますけどね」
    冠着クロム:「まずは思う存分ゲームの世界に浸ってください!」
    水城しん:「うん、遊んでみるよ」
    水城しん:チャーチャッチャチャー
    水城しん:しばらくゲームを遊ぶ音が続く
    水城しん:「む、意外と難しいな……」画面のキャラクターが傾くのにつれて水城の体も傾く
    冠着クロム:「なるだけ左だけじゃなくて右の視点も合わせるように動くと酔いにくいそうです」
    水城しん:「ふむふむ……あ、レベルアップした」
    冠着クロム:「おっおめでとうございます!」
    冠着クロム:「こうやってレベルを上げて新しいところに行って物を集めたり人を助けたり……と色々できます」
    水城しん:「なるほどなあ。現実みたいだね……同じセリフしか喋らなくなっちゃった」ポチポチ。街の人に話しかけてみたりする
    水城しん:「このあたりは流石に現実みたいにはいかないんだね」
    冠着クロム:「そうなんですよね……あ、そのアイコンの人」
    冠着クロム:「これはクエストですね、何か困りごとがあるみたいです」
    水城しん:「おお、困りごと。それじゃあ助けないとね」
    水城しん:『×××という薬草を集めて欲しい』といった具合の依頼を受けた
    冠着クロム:「その薬草は……確かあそこだったから……」
    冠着クロム:「地図を開いてもらって……はい、そこを押してもらって」
    冠着クロム:「あ、今のところの南側です」
    水城しん:「おお、ここだね」
    冠着クロム:「はい、その辺りでAボタンで物を拾うと出てきます」
    水城しん:『×××を手に入れた』
    水城しん:「おお、見つかった。あと3つで依頼達成だ」
    冠着クロム:「近くにまだあるようなので、Aボタンを押して……あ」
    冠着クロム:「この辺ちょっと敵強いですね」
    冠着クロム:「ちょっと私のキャラ連れてくるので待っててください」
    水城しん:「なんか『!』マークが出て近付いてきてる」
    冠着クロム:ゲーミングPCの方に入って数回操作をして
    冠着クロム:「アッそれ敵襲です!すぐそっち行くので少しだけ逃げていてください!」
    水城しん:「うわ、なんか攻撃されてる!」
    冠着クロム:「あわわ……!確か地図の場所はこっちだから……!」
    冠着クロム:しばらくすると、水城さんのキャラを襲っている敵に、白い光が襲い掛かり
    冠着クロム:それが消えた時、敵は戦闘不能になっていた
    冠着クロム:「ま、間に合いました……」
    水城しん:「ありがとう、クロムさん……ゲームだとそんな見た目なんだね」
    冠着クロム:「あはは……」丸眼鏡の青年と言った風貌のキャラがあなたの方にやってくる
    冠着クロム:「ひとまず付近の敵はなんとかします、水城さんは薬草集めを」
    水城しん:「ありがとう、クロムさん」ポチポチと薬草を集めていく
    水城しん:「クロムさんのキャラクターは何か由来があるのかな」
    冠着クロム:「あーそうですね、これなら背が高そうだなーって思ったのと」
    冠着クロム:「眼鏡、かけてみたかったんですよね、普段自分じゃ使わないので」
    水城しん:「伊達眼鏡っていうのもあるらしいよ?」
    冠着クロム:「激しく動いたら溶けちゃうんじゃないかって……目の周り結構熱も電流も通るので」
    水城しん:「そっか」頑丈なやつをプレゼントしよう、と内心で決意した
    水城しん:「あ、薬草を集め終えれたみたい」
    冠着クロム:「お、そうしたら街に戻って届けにいきましょう!」
    水城しん:「えーと……この人だったかな」
    水城しん:『依頼を達成しました』
    水城しん:『ありがとう、あなたのおかげで助かったよ』と薬草を貰ったキャラクターがお礼を言う
    水城しん:「おお……困っている人を助けられた。感動だ」
    冠着クロム:「いい調子です!」
    冠着クロム:「やっぱり人を助けるのは気分がいいですね」
    水城しん:「うん、こうして助けて成長していくんだね」依頼の報酬を貰いながら
    水城しん:「……クロムさん、病院のときに『お願いがある』って話をしたの、覚えてる?」
    冠着クロム:「あ、はい、覚えてますよ」
    冠着クロム:「お願い、聞かせてくれるんですか?」
    水城しん:「うん」コントローラーをいったん置いて、冠着に向き直り
    水城しん:「クロムさん、僕と友だちになってほしい」
    水城しん:「それがお願いです」
    冠着クロム:「……かしこまって言われて、一体何なのだろうと思いましたが、そうとは」
    冠着クロム:「いいですよ、というか、もう私は友達だと思ってましたよ?」
    水城しん:「ありがとう……そっか、もう友だちなんだ」
    水城しん:「これからも仲良くしてくれると良いな」
    冠着クロム:「はい!あ、せっかくなので」
    冠着クロム:「ゲームの方でもフレンド申請を送っておきます!」
    冠着クロム:「形にしておきたいので!」
    冠着クロム:カチャカチャと弄り、フレンド申請を飛ばし
    冠着クロム:「今送りました!メニューを開いてフレンド機能のところを押していただいて」
    水城しん:「なるほど」ピロリン『申請を承認しました』
    水城しん:「これで現実でも、ゲームでもクロムさんと友だちになれたね」
    冠着クロム:「はい!これからもよろしくお願いします!」
    冠着クロム:ふにゃり、とあなたに向かって笑う
    水城しん:「うん、こちらこそ。よろしくね」同じように、笑顔を浮かべた


    子猫:「に゛ゃ~~~」
    子猫:不服そうな顔で2人に割り込みPS4をひっかく
    冠着クロム:「あ」
    冠着クロム:「ごめんなさい忘れてました!お名前ですよね!」
    水城しん:「しまった」
    冠着クロム:「何かいい名前を……水城さん思いつきます?」
    水城しん:「身体が白いから……ゆきまる(雪/幸丸)」
    冠着クロム:「いいですね」
    冠着クロム:「ゆきまるにしましょう」
    水城しん:「ゆきまる、これからもよろしくね」撫でる
    子猫:「に゛ゃん」ツーンとそっぽを向くが尻尾は嬉しそうにうねる


    GM:これにてダブルクロスシナリオ『誰もいない駅の話』終幕とさせていただきたいと思います。
    GM:皆様お疲れさまでした
    水城しん:お疲れ様でした~! 楽しかったです!
    冠着クロム:お疲れさまでした!