ミドル2
GM:情報収集パートです、準備のできた方から登場侵蝕をお願いします
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (45 → 46)
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (48 → 53)
伴 春人:42+1d10
DoubleCross : (42+1D10) → 42+7[7] → 49
情報項目
周囲の痕跡を探す 知覚 7
“デザイアドリーム”について調べる 情報:FH 8
GM:最初の項目は2つです、お好きな順番で調べてくださいね
GM:また、失敗した場合1d3侵蝕を追加してもう一回調べられます
伴 春人:じゃあ知覚振ります
伴 春人:知覚暴力を見よ
伴 春人:6DX+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 9[1,2,2,5,9,9]+1 → 10
伴 春人:わかるわ
GM:わかりますね
周囲の痕跡を探す
病院周辺を探索すると、あちこちから爆弾、トラップなどの破壊工作の前段階と思われる品が多数見つかった。どうやら、一定時間後にこれらすべてを起爆させ、まだ中で経過観察・入院中のオーヴァードに打撃を与えるつもりの人間がいるらしい。また、設置がされていない箇所もあることから犯人はまだ周辺にとどまっているだろう。次のシーンの最後に難易度9の知覚、もしくは情報:UGN判定を行い、成功で隠れている犯人を見つけ出しクライマックスに行くことができる。
天喰大輝:では“デザイアドリーム”について
天喰大輝:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 10[10]+7[7] → 17 → 成功
兎我野蘭子:ええやん
天喰大輝:??????
GM:さては知り合いかな…?
“デザイアドリーム”について調べる
元、”ナーサリー”セルチルドレン。元々”ナーサリー”セルの最終目標である”輪廻の獣”を多重に移植してその後セルで研究している遺産の「代償」を利用しオーヴァード殺しの薬剤を投与し対象を葬るために作られた非戦闘要員のチルドレンだったが、数年前にセルで起きたある事件を契機に火事場泥棒のごとくセルから脱走。現在は年齢をごまかして「名谷涼香」という名前で高校の養護教諭をしており、学校の生徒が”ディーテ”の仕業で被害にあったことを受け今回の依頼に踏み切った。20歳
GM:→“ディーテ”について調べる 情報:FH 8 が解放されました
兎我野蘭子:じゃあそれは私が
兎我野蘭子:《コンセントレイト》《生き字引》
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を3増加 (46 → 49)
兎我野蘭子:6dx8+3
DoubleCross : (6DX8+3) → 10[1,3,3,5,8,10]+10[5,8]+10[8]+10[9]+10[10]+6[6]+3 → 59
兎我野蘭子:はっはっはっ!
兎我野蘭子:少年のことはお見通しさ!
GM:すっごい
GM:まるっとわかります
“ディーテ”について調べる
“ナーサリー”セルのチルドレン。セルが実験の素体とする人間・あるいは覚醒したばかりのを攫い集めるために破壊工作を行うために何人か用意しているテロリズム要員の一人。元被虐待児で尊厳も財産も無く、人生崖っぷちの時にオーヴァードに覚醒し、そのまま両親を殺し逃走、以降自暴自棄になり「のうのうと”普通”の人生を生きている人間を苦しめる」ためにあらゆる破壊工作を行う執念の塊。セルも彼を半分扱いかねているが彼の行動が素体の収集に大いに役立ち、思想的にも大きな齟齬は無いため放任している。能力も目に見える限りではリザレクト、ワーディング、その他の一般的なエフェクトしか確認されず、成果は彼の憎悪からくる執念によって為されているようだ。
GM:N市UGN管轄病院 エントランス
GM:エントランスは爆弾の発見を境ににわかに騒がしくなった
GM:看護師やエージェントがせわしなく走り回り、他に仕掛けられているものがないか捜索している
GM:その一角、通路からは遠い所
伴 春人:(グリセリンの甘い匂い。壁を削った建材の粉塵の匂いも混じっている。通電すれば起爆するタイプか)
GM:情報を共有し、すぐに動くならば、ここで十分だろう
天喰大輝:「どうです? 何か見付かりました?」外部の調査から戻ってきた。
伴 春人:「多数の危険物。」
伴 春人:「どうやら病院ごと破壊するつもりらしい…出入りする人間に混じって設置しているせいか、設置場所にムラがある」
兎我野蘭子:《構造看破》
兎我野蘭子:「うーん、まずいな」
天喰大輝:「……」眉をひそめる
伴 春人:不審な物体を身に隠せる以上運び込めば怪しまれる。少しずつ持ち込み設置しているのだろう。
伴 春人:「まだ設置途中と考えれば、そう遠くない位置にいるだろう」
天喰大輝:(……あいつ。ここにいるのはオーヴァードだけじゃないんだぞ)
伴 春人:「人間を探すのはそう難しくはない」
天喰大輝:「合流できてよかったです。俺じゃ気付けなかった」
伴 春人:「……」
伴 春人:視線を僅かに向けて
伴 春人:「…他の調べ物は出来たのか?」
天喰大輝:「はい。兎我野さんに接触してきたっていう、〝デザイアドリーム〟について」
天喰大輝:「現在の名前は名谷涼香。元々は〝ナーサリー〟セルのチルドレンだったみたいですが、今は抜けてるみたいですね」
天喰大輝:「……〝輪廻の獣〟」
天喰大輝:「それを複数取り込んだ上で、まとめて殺す……要するに厄介な物をまとめて処分する為に作られた、……捨て駒、だったみたいです」
天喰大輝:「ただ、詳細まではよく分からなかったんですけど、何年か前にセルで何らかの事件が起きて、どさくさに紛れて脱走したみたいです」
天喰大輝:「UGNの方では把握してます? この事件」
伴 春人:「……そうか。”ナーサリー”…連中の残滓が残っているか」
天喰大輝:(UGNだから知ってる……っていうより、何か因縁がありそうだな)
天喰大輝:「まあ、今回のものとは関係ないかな。重要なのは〝ディーテ〟……犯人に繋がる情報ですね」
天喰大輝:「〝デザイアドリーム〟、現在の名前は名谷涼香は高校で養護教諭をしています」
天喰大輝:「どうやら、そこの生徒が狙われたので兎我野さんに依頼してきたようですね」
兎我野蘭子:「あぁ、彼ねとりあえず調べた分はまとめておいたけど」
兎我野蘭子:タブレットパットに調べたディーテの情報を出す
兎我野蘭子:「”ナーサリー“のチルドレン、人生の底で覚醒して二番底」
天喰大輝:「手際いいな。この短時間でよくまとめてますね」
兎我野蘭子:「プロだからね」
伴 春人:「オーヴァードとしての素地の性能しか示していない、とある。」
伴 春人:「自暴自棄で執念ばかりの年端も行かない子供が、ここまで周到に病院へトラップを仕組めると思うか?」
兎我野蘭子:「裏で糸を引いてる人はいるかもね」
伴 春人:「出来るならば、相当なセルからの教育を受けていることになる。これは厄介な相手だ。」
天喰大輝:「どうですかね。執念とか信念とか、結構馬鹿にできないと思いますけど。何にせよ「普通」じゃないのは確かですね」
兎我野蘭子:「ともかく、私は彼がまだ引き返せるのなら引き返させようと思うよ。これでもチルドレンを教育する先生だからね」
天喰大輝:(自分が「普通」じゃないからって、「普通」に牙を剥く)
天喰大輝:(……UGNとは敵対することになるかもしれないな)
伴 春人:「何にせよ、制圧が先だ。この手合はこちらに被害を与えられるならば自損も平気でやる。」
伴 春人:「"対象の命も含めた最小限の被害"で収めるのは至難。」
伴 春人:「兎我野の精度が必要になるだろう。そこは頼んだ。」
兎我野蘭子:「はいはい」ラムネ菓子を五六粒口に入れつつ
伴 春人:「天喰…お前の能力は詳細を把握していない(見れば大体分かるだろうが…)。対象を殺傷しない程度に上手く調整をしてくれ。」
天喰大輝:「……はい、分かりました。まだ覚醒してそんなに経ってないので、ご迷惑おかけするかもしれませんが、よろしくお願いします」
天喰大輝:(できればUGNと敵対はしたくない。一応は、見定めるが……)
天喰大輝:(もし、奴が「普通」を脅かす意志を曲げないのなら)
天喰大輝:(殺すしかないかもな)
GM:シーンカット、ロイス取得と購入は該当タブでどうぞ
天喰大輝:ロイスは保留、購入はボデマ!
天喰大輝:1dx>=12
DoubleCross : (1DX10>=12) → 2[2] → 2 → 失敗
天喰大輝:だめだめ
兎我野蘭子:では 伴春人 〇いいじゃん/怖いな…… でロイス
兎我野蘭子:購入はボデマ
兎我野蘭子:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 3[1,3]+1 → 4
伴 春人:兎我野蘭子/期待○/呆れ/ロイス
伴 春人:購入はぼでま
伴 春人:1DX+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 2[2]+1 → 3
伴 春人:だめ!
ミドル3
GM:自由交流シーンです、皆さんご準備できたらシーンインお願いします
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (49 → 58)
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (53 → 60)
伴 春人:49+1d10
DoubleCross : (49+1D10) → 49+7[7] → 56
GM:病院 エントランス
デザイアドリーム:「あ、いたいた、さてんくーん」
浅海沙天:「…名谷先生?なんで…ってそうか学校帰りだったから…」
デザイアドリーム:「そうそう、一応生徒が怪我したら見に行くのも仕事だからねえ、怪我無い?」
浅海沙天:「あ、ええ、お医者さんにも大丈夫だって言われました、夕方まではここにいなきゃいけないんですけど。終わったら出ていいって」
デザイアドリーム:「よかったよかった……あ、そうだ」
デザイアドリーム:「例の話、ちょっと進んだりした?」
浅海沙天:「…12月24日、何をしていたか思い出せるか、でしたっけ」
デザイアドリーム:「それー」手で丸を作る
デザイアドリーム:「なんだか知らないけど皆この日の記憶があいまいでさ、知り合いのお医者さんとおしゃべりしてこっそり調べてみようってなってたんだけど」
デザイアドリーム:「進展ないかー」へにゃんと表情を崩し隣の椅子に座る
兎我野蘭子:「涼香先生」
デザイアドリーム:「ありゃ」くるん
デザイアドリーム:ばれちゃった
兎我野蘭子:「ご無沙汰」
デザイアドリーム:「どうもー、お姉さんも仕事かな?仕事着も似合っているわ」
浅海沙天:「…知り合いですか?」
デザイアドリーム:「カフェであった素敵なお姉さんだよ」
デザイアドリーム:脇の生徒にウィンクしておく
兎我野蘭子:「そう、素敵なね」
兎我野蘭子:「どうも沙天、私は兎我野蘭子って言うんだ」
兎我野蘭子:近くの椅子に座る
浅海沙天:「こ、こんにちは兎我野さん」
デザイアドリーム:「わあ、やっとお名前が聞けたわ」
デザイアドリーム:「らんこ、ってかわいい響きね」
兎我野蘭子:「そ、そんなこと言っても駄目だから……!」
浅海沙天:「先生、生徒や知らない人にその調子で声かけちゃ駄目だって言われてるじゃないですか」
デザイアドリーム:「えー」
兎我野蘭子:「なるほどね、校長先生や同僚の先生方の苦労が分かるよ」
デザイアドリーム:「らんこさんまでー」
兎我野蘭子:「……ところで前の話だけど、沙天は外した方がいい?」
浅海沙天:「い、一応悪い先生ではない、とは言い添えておきますね…」
デザイアドリーム:「んー」
デザイアドリーム:沙天を見る
浅海沙天:「…内緒の話、でしょうかね」大方、予想はつくけどといった顔
デザイアドリーム:「めいびー、ちょっと外すねえ」
デザイアドリーム:すっとらんこさんの腰を支えるようにして立ち上がり、廊下に近いほうへ
浅海沙天:「はーい」
兎我野蘭子:「じゃあこれをあげよう」浅海くんにまだ空いてないキャラメルの箱を渡します
浅海沙天:「…ありがとうございます」ぺこりとお辞儀
兎我野蘭子:「……貴方の生徒?」
デザイアドリーム:「そうよ、何も無くても手伝いには来てくれるいい子」
兎我野蘭子:「ふうん」
デザイアドリーム:「怪我しちゃったら惜しいくらい大事、勿論、他の生徒もそう」
兎我野蘭子:「思ったよりも先生だね」
デザイアドリーム:「そうかしら、外の世界に来て短いから、まだ失敗ばかりよ私は」
デザイアドリーム:「それでもうまくいっていたら嬉しいのだけど」
デザイアドリーム:「そういえばあなたも子供が大事と言っていたわね、近しいお仕事なのかしら」
兎我野蘭子:「チルドレンの教育をね、戦闘だけじゃなくて勉強も見てる」
デザイアドリーム:「おおー」静かなほうのぱちぱち
兎我野蘭子:「中学生くらいの子とか、特に親を亡くしたりしたこは精神的に不安定な子も多いから」
兎我野蘭子:「戦うだけが人生じゃないからさ」
デザイアドリーム:「そうねえ、そういう人生が楽しい、って思えるようになったのは最近のことなのだけれど」
デザイアドリーム:「よくわかるわ」にこっと笑う、裏の無さそうな笑顔
兎我野蘭子:「だから」
兎我野蘭子:「だから私はディーテという存在を助けたいと身勝手に思ってる」
デザイアドリーム:その言葉に、きょとんとしたように目を見開く
デザイアドリーム:「…彼を?」
デザイアドリーム:「…意図が分からないわ、もう少しお話を聞いてもいいかしら?」
兎我野蘭子:「生まれの環境とそれを逸脱する力を得ての暴走」
兎我野蘭子:「その延長線で普通というものを憎んで攻撃しているのなら、私はそれを止めないといけない」
デザイアドリーム:「…そうね、そこまではわかるわ、止めなきゃって思ってお願いしたわけだし」
デザイアドリーム:「でも、彼に本当に救いは必要なのかしら?」
兎我野蘭子:「いらないと思う?」
デザイアドリーム:「彼が奪ってきた命や、脅かされる命を考えるなら…」ちょっと困ったような表情
兎我野蘭子:「確かに多くを奪ったけど、私にとってそれは過去だから」
兎我野蘭子:「……人を殺したから二度と許さない、それもありだと思うし司法における扱いだってそうだと思う」
兎我野蘭子:「でも、私たち(UGN)の多くがジャームを殺すという矛盾を抱えてる」
兎我野蘭子:「だから私は殺し奪った過去から何かを取り立てない。いま彼を殺せば彼は憎しみと執念を抱いたまま世界の幸せを知らずに死ぬでしょう」
兎我野蘭子:「私はそれも許せないんだよ」
デザイアドリーム:「…………」
デザイアドリーム:「………まだ、うまくのみこめないけれど」
デザイアドリーム:「それでも、あなたに頼んでよかったわとは思うの」
デザイアドリーム:「私にとっては新しいことだけど、それはとてもキラキラして見えるから」
兎我野蘭子:「そう? まぁ、可能性の扉は多く開いている方がいいからね」
兎我野蘭子:「先生として若者の非行を置いておけるほどまだ腐っちゃいないってことさ」
デザイアドリーム:「ふふ、なんだか私も生徒になったみたい」
デザイアドリーム:「らーんこせんせ♪」
デザイアドリーム:きゅっと手を握る
兎我野蘭子:「やめなさい……!」
兎我野蘭子:「だいたい、恋人だっているんだから……侮らないで!」
デザイアドリーム:「ありゃりゃー」
デザイアドリーム:ぱっと手を離す
デザイアドリーム:「お願い追加しようと思ってたのにー」
デザイアドリーム:「『"ディーテ"くんを助けてあげて』って」
兎我野蘭子:「ま、まぁ可能な範囲なら……」
兎我野蘭子:「……それは頼むまでもないことでしょ、おばか」
デザイアドリーム:「うみゃう」
兎我野蘭子:「もう二十歳でしょ。ちゃんとしなさい」
デザイアドリーム:「はあい……」しゅん
GM:病院、玄関口
GM:爆弾捜索は院内の他のエージェントに任せ、一刻も早く"ディーテ"を見つけるため外に出る
伴 春人:傘を差す。雨は知覚阻害効果が高い自然現象だ。探知範囲も自然狭くなる。
天喰大輝:同じく傘を開いて、横に並ぶ。
伴 春人:侵蝕によって能力を引き上げれば誤差に収まるが、そうそう簡単に能力を開放する状況ではない
天喰大輝:(……さて、兎我野さんのスタンスは分かったけど、この人はまだ読めないな)
天喰大輝:(少し、探ってみるか)
伴 春人:「硝煙と血の匂いが薄まるのが厄介だな。追うのには不都合が強い。」
天喰大輝:「「普通」は雨じゃなくても追えませんけどね」苦笑する
天喰大輝:「……〝ナーサリー〟セルでしたっけ」
伴 春人:「……」
天喰大輝:「〝ディーテ〟の背後にいるなら、そのセルですよね」
天喰大輝:「何か、ご存知ですか?」
伴 春人:「決して、甚大な被害を出すようなセルではない。」
伴 春人:「迷惑度で言うならば、ありふれたセルだ。人間を拉致し、実験体として使用する。」
天喰大輝:「そういうのがありふれてるの、嫌だなあ」
伴 春人:「その碌でもない実験の被害者というならば、凶行に走っても何らおかしくはない。」
伴 春人:「そういうことを平気でするセルだ。個人的な因縁が強いだけで、"ごく普通のFHセル"でしかない。」
天喰大輝:「因縁……これ、聞いてもいいやつですか?」
伴 春人:「問題はない…既に、大半は過去に消えていった。」
伴 春人:「俺もまた、連中の被害者だ。奴らの扱う遺産を利用した毒の被験体として投与され、そして生き残った」
伴 春人:「本来生き残る人間がかばってくれたお陰でな。それから散々な切った張ったを行い…既に、当時の人員の大半は、仕留めている。」
伴 春人:「ただ…それだけだ。」
天喰大輝:「……かばってくれた」思わず口から出たような声。
伴 春人:「そうだ。」
天喰大輝:(……この人も、誰かの死の上に生きてるのか)
伴 春人:「何故お前は、犯人を追う」
伴 春人:「これは仕事ではない。イリーガル活動としての申請前から犯人を追うのは単純に危険だ。」
天喰大輝:「……俺は、「普通」でなきゃいけないって、そういう風に育てられてきました」
天喰大輝:「でも、今の俺はどう考えても「普通」じゃない」
天喰大輝:「だから、俺は「普通」を守らなきゃいけないんです」
伴 春人:「何故「普通」を守らねばならない。」
天喰大輝:「何故? ……何故でしょうね。考えたことなかったな」
天喰大輝:「そうだな……」
伴 春人:「強迫観念を感じるとするならば、君の存在は危うく見える。」
伴 春人:「オーヴァードの犯罪行為はUGNが管理し、取り締まる。そのための手続きと力を備えているつもりだ。」
天喰大輝:「俺は、「普通」でいられなかったから。手の届かなかったものは素晴らしいものであってほしいのかもしれない」
伴 春人:「青い芝、か。」
天喰大輝:「そういう意味では〝ディーテ〟と同類かもしれませんね」
伴 春人:「…この任務から、君は外れてもらうことも考えている。」
天喰大輝:「外されたって、俺は勝手に動きますよ」
伴 春人:「新しい事件として扱うことになるな。」
天喰大輝:「それは……厄介だな。UGNは敵に回したくない。強いし、嫌いじゃないから」
天喰大輝:「……UGNに籍を置くっていうのは、覚醒した時にも言われました」
天喰大輝:「でも、UGNってオーヴァードと人間の共存を掲げてますよね」
伴 春人:「そうだ。」
天喰大輝:「俺みたいな「普通」じゃない奴が前に出れば、「普通」の人の「普通」は壊れる。たとえそれが平和な形であっても、前と同じには絶対にならない」
天喰大輝:「だから、UGNは嫌いじゃないけど、UGNに付く気にはなれません」
伴 春人:「そうだろうな。君とUGNが守るものは別だ。」
伴 春人:「君の言う「普通」は、外から見れば曖昧で、内から見れば強固で排他的な印象を見せる。」
伴 春人:「「普通」に価値があるのは、人間が"「普通」であることに価値がある"と認めているからだ。普通も、価値も、人間が作ったものでしかない。」
伴 春人:「例え「普通」が壊れるとしても、人間は新しいものに価値を見出すことが出来る。価値を創造することが人間の人間たる力だからだ。」
伴 春人:「だから、UGNは「普通」"だけ"を強いて守りはしない。オーヴァードが「普通」を壊された存在ならば、その人にとっての新しい価値を社会に生み出す、そのために活動している。」
天喰大輝:「俺も別に、「普通」じゃなければどうなってもいいって思ってる訳じゃないですよ」
天喰大輝:「でも、このままでいいんじゃないかとは思います。今が、一番バランスがいい。これ以上歩み寄る必要はないんじゃないかって」
伴 春人:「……どうかな。イリーガルとしての活動をしているという名目がある以上、勝手な行動をしてもらうのは「普通」にご法度だ。」
伴 春人:「思想を変えろとは言っていない。だが、目の前で破ると予告されたならばこちらは止めるしかない。」
天喰大輝:「〝ディーテ〟を殺すな、ですか」
伴 春人:「そうだ。」
伴 春人:「拘束し、状態を確認し、然るべき処置をそれから考える。やむを得ず仕留めるという判断を個人で行う裁量は、イリーガルには基本的に持ち得ない。」
天喰大輝:「……あいつが、もし反省して、もうこんなことはしない、って言うなら」
天喰大輝:「UGNがちゃんと拘束できると確信できた場合も、従います」
天喰大輝:「でも、俺ができる妥協はここまでだ」
伴 春人:「そうか。」
伴 春人:「聞いている条件ならば、問題なく拘束出来る。兎我野もいるしな。」
天喰大輝:「俺も、そう願ってます。……UGNとは敵対したくない」
伴 春人:(純粋に確保対象が増えれば人数の有利が無くなる。こいつを拘束する必要が出たら、追加人員を呼ばねばならないな。)
伴 春人:(事件が終わった後で、要注意人物にリストアップする必要が出てきた。)
伴 春人:「これだけは言わせてもらおう。「普通」は人間が作った価値観で、それは多寡によってしか決定されない。」
伴 春人:「大多数の価値観と連動して変わるようなものを、俺個人は信用も尊重もしていない。オーヴァードにはオーヴァードの生き方や目標があって然るべきだ。」
伴 春人:「UGNは、「普通」を守る組織ではない。」「『日常』を守る組織だ。」
天喰大輝:「……俺が初めて会ったオーヴァード、FHの人間なんですけど、その人の理想、全人類をオーヴァードにすることなんですって」
天喰大輝:「その人が言うには、全人類がオーヴァードになれば、それが「普通」だって」
天喰大輝:「……俺だって、流石にそんな大多数が「普通」なんて、思ってませんよ」
伴 春人:「そうであってほしいところだ。」
GM:シーンカット、ロイス取得と購入は該当タブでどうぞ
天喰大輝:伴さんのロイスを 親近感/警戒○へ変更
伴 春人:ロイス変更なし。違和感の通りだった
伴 春人:ぼでまをねらいます
伴 春人:1DX+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 8[8]+1 → 9
兎我野蘭子:ボデマチャレンジ
兎我野蘭子:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 7[3,7]+1 → 8
天喰大輝:購入はボデマ。ダイスボーナスがある!
兎我野蘭子:だめ
伴 春人:次も知覚なら財産使う機会無さそうだな。3点使用して購入。兎我野さんにあげます
天喰大輝:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 7[4,7] → 7 → 失敗
天喰大輝:だめです
伴 春人:残り財産2点
兎我野蘭子:ありがとうございます
兎我野蘭子:装備装備
伴 春人:《ウォーキングクローゼット》があるので好きなデザインにできます
ミドル4
GM:交流シーン2です、準備できた方から登場侵蝕をお願いします
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (58 → 63)
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (60 → 64)
伴 春人:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+8[8] → 64
デザイアドリーム:「しかし、様子を見に来たら病院でテロだなんて運が無いなあ」
デザイアドリーム:病院は現在封鎖状態だ。事態が打開されるまでの暇つぶしに飲み物でも飲もうかと自販機を物色
デザイアドリーム:「お茶とジュースだったらあの子どっちが良かったっけ…どっちでもいいかしら…」
伴 春人:『出没』と言っていい、暗がりからゆらりとその身を表す。
デザイアドリーム:「ひゃわっ」同時に押せば1本分の料金で2本取れないかとボタン二つに手をかけたところで気配を感じ声が出る
デザイアドリーム:「…ってあれ?どこかで見た顔ね」
伴 春人:手には仕込みのトラップを解除したもの。大方病院から逃げ出す足を狩るためのものだ。
伴 春人:「その記憶は」
伴 春人:「どれくらいに古い?無数の実験を行ってきたお前たちは一人ひとりの顔を把握しているとは思えないがな」
デザイアドリーム:「あわわわわわわ」慌てて手にかけたボタンを押し込んで記憶をたどる
デザイアドリーム:「え、えっと、確かあそこから出してくれた人のまた聞きで…」
伴 春人:「成程な。」
伴 春人:関係は複雑だが、この女もまた被害者だ。
デザイアドリーム:目の前に物騒なものを握っているので銃口を突き付けられた一般人のようにあわあわしている
伴 春人:「お前をどうこうするつもりは、無い。少なくとも今は。」
デザイアドリーム:「は、はいい…」と言いかけたところでごとんと飲み物が落ちたのでさりげなく取る
伴 春人:「"ナーサリー"の連中を許してはいないが…被害者と加害者の区別をしないのならば、FHと変わらない」
デザイアドリーム:「え、えっと…」記憶をもう一度たどる、確か友人が話していた彼の情報は…
デザイアドリーム:「…あなたも?」
伴 春人:「…そこまで、恐れなくてもいい。」
伴 春人:「連中の被害者で、連中を現在の状態にしたのも俺だ。」
デザイアドリーム:「それを言うのならその手の物騒なものをどうにかしてほしいのだけれど…」
デザイアドリーム:「…ああ、そう、貴方が…」
デザイアドリーム:「………だったら、まず、ありがとう」
デザイアドリーム:「ずっと言わなきゃ、って思ってたの」
伴 春人:「……」トラップの機能を壊した上で、遠くのテーブルに置く
伴 春人:「複雑な問題だ。俺は純粋な善意のみで連中を追い詰めたつもりはない。」
伴 春人:「謝意は受け取るが…そこまで恩義に思わなくとも良い。仮にセルに君が残っていた場合、殺めていた可能性だってある。」
デザイアドリーム:「それでもよ、セルに言われるまま死ぬために生かされる状態をどうにかしたのは貴方たちでしょう?」
伴 春人:「…勝手にしろ。」
伴 春人:自販機に硬貨を入れる。
デザイアドリーム:ボタンを占領しないように横に体をずらす
デザイアドリーム:「ええ、勝手に感謝するわ」
伴 春人:「何にせよ、過去の事だ。残った禍根がこの病院の脅威となったのは偶然だろうが…俺が、ここにいるのは仕組まれた事態ではないのが不思議なくらいだ」
デザイアドリーム:「禍根…ああ、彼を追っているのね」
伴 春人:「犯人の詳細を知っているのか?」
伴 春人:自販機のボタンを押して
デザイアドリーム:「そんなに詳しくないわよ、会わなくなって結構経ってしまったし」
デザイアドリーム:「ただ、今自由に生きていたら、昔見たやり口で今の知り合いが襲われたってだけ」
伴 春人:「…過去の通りでいい。知っている限りを教えてほしい」
伴 春人:「奴もまた"被害者"だろう。見込みが少しでもあるなら、助けたいというのが本心だ。」
デザイアドリーム:「見込みねえ」
デザイアドリーム:「なんとなあくだけど、彼、"何もない"からこそあのセルに迎合してるんじゃないかって感じはしたわ」
伴 春人:「……」
デザイアドリーム:「無敵の人、って言われているのだったっけ、尊厳も財産も無い人間は、なんだってやるんだって話は」
デザイアドリーム:「そのなりふり構わない悪意が、"ナーサリー"にとって好都合だから、ここに至るまで何も与えずに放置されている」
伴 春人:「人間の分析が上手いな。」
伴 春人:「ありがとう。そういう見立てが出来るのならば、拘束で済ませる意味は多いにあるだろう。」
デザイアドリーム:「そういう仕事がしたかったのでー」
伴 春人:「生命は食事、人格は尊厳で成り立つ。何も持っていない人間は、守るものがない。守るものを与えてから正確な評価をするべきだ。」
伴 春人:真に遺産に適合する人間…その人が庇って今の命がある。
デザイアドリーム:「…あなたも何かを守っているの?」
伴 春人:「ああ。」
伴 春人:「俺は、俺を成り立たせてくれた人の誇りを護る」
デザイアドリーム:「成り立たせてくれる人…ああ、確かその子の話も聞いた気がするわ」
伴 春人:「俺が腑抜ければ、その人を貶めることになる。」
デザイアドリーム:「…一途なのね」
伴 春人:「…あるいは」
伴 春人:「俺もまた、その他に守るものが無いからかもしれないな。」
伴 春人:思い出したように身をかがめ、缶を取り出す。
デザイアドリーム:「…他には、何も?」
伴 春人:「わからない。俺は自他を見据える能力を持つが…"人"を見る能力は持てていない」
伴 春人:缶を1本差し出す
デザイアドリーム:「…あら」そっと缶を取る
デザイアドリーム:「…回答になるかはわからないけど、一つ話をしても?」
伴 春人:「聴取協力に感謝する。」
伴 春人:「聞こう。」
デザイアドリーム:「ある生徒が言ってたのだけれど、『護る』のも勇気が要るけれど『護られる』のも同じくらい勇気がいる作業なんですって」
デザイアドリーム:「貴方は一度『護られた』から、もう一度護られることに強い不安があるんじゃないかしら」
伴 春人:「…『護られる』、か。」
伴 春人:「誰がやってくれるのかな。」
デザイアドリーム:「あら、相手の心配?」
デザイアドリーム:「それならあまり要らないんじゃないかしら、貴方、とても誠実でいい人だもの」
伴 春人:「……」伏目がちな表情
伴 春人:「…そうだと、良いな。前向きに捉えよう」
伴 春人:「だが少なくとも、今回の案件はそうも言っていられない。俺は俺の任務に当たらねば。」
伴 春人:「余り出歩かないで、奴が現れたらすぐ離脱出来るようにしておくことだ。守るとは言ったが、限界もある。」
デザイアドリーム:「ええ、ええ、元FHらしくかわいい生徒と身を寄せ合って待っているつもり」
デザイアドリーム:「お勤めお気をつけて、恩人さん」
伴 春人:軽く手を挙げて、再び暗がりへと歩みを進め始める
伴 春人:…遺産の代償は、『絶望と戦い続ける』こと。
伴 春人:護ることはあっても、護られることは合わない。
伴 春人:そういう宿命だ。真の意味で、自分を護ってくれる存在がいるとしたら、それは…
GM:病院 中庭周辺
GM:痕跡を頼りに、犯人の捜索を続ける
GM:既にある程度絞り込めてきた、もう少しで捉えられそうだ
天喰大輝:院内を回って、工作を見破るコツのようなものが朧気に掴めてきた。
天喰大輝:「ここにもあった。……いったいどれだけ仕掛けてるんだ、あいつ」
兎我野蘭子:片方の端末で地図を開いてチェックしつつ、もう片方ではそれぞれの戦闘データなどを確認している
兎我野蘭子:「虎の子ひとつ、じゃないのがややこしいな」
天喰大輝:「まるで容赦がない。関係ない人間を巻き込もうが、まるで気にしてない」
兎我野蘭子:「相手を慮るテロリストなんていないさ」
天喰大輝:「……兎我野さん、引き返せるなら引き返させるって言ってましたけど」
天喰大輝:「こいつ」爆弾を指差して。「引き返せると思いますか?」
兎我野蘭子:「うん」
天喰大輝:「根拠は」
兎我野蘭子:「引き返せない根拠がまだないから」
天喰大輝:「……なるほど、それは確かに。俺が言ってるのも主観で、印象でしかない」
天喰大輝:「じゃあ質問を変えます」
兎我野蘭子:「悪いところをみて人を判断するか、良きところをみて人を判断するか。それは……ん?」
天喰大輝:「もし、引き返せなかった場合、どうしますか」
兎我野蘭子:腕を組み、悩んでいるように唸る、実際のところ、答えは決まっていて
兎我野蘭子:「私が殺そう」
天喰大輝:「俺達(オーヴァード)にはジャーム化という末路がある。良いところも悪いところも関係ない、引き返さない場所っていうのは確実に……」
天喰大輝:「……あなたが?」
天喰大輝:目を丸める。予想していなかった答えだった。
兎我野蘭子:「? おかしいかな?」
天喰大輝:「ああ……いえ、これも印象でしかないんですけど、子供には甘い人かと」
兎我野蘭子:「君を子供扱いして頭を撫でないように、相手が子供でも子供扱いしない時だってあるさ」
兎我野蘭子:「彼を引き換えさせようと思っていながらそれを成せないなら、せめて私がやるんだ」
天喰大輝:「それは、何故? エージェントとしての義務ですか? 相手への慈悲?」
兎我野蘭子:「どっちだと思う?」
天喰大輝:「俺には……分からない。俺にはどっちもありませんから。想像で言っているにすぎない」
兎我野蘭子:「もうちょっと考えて欲しいかな……他人の普通を知ることも大事だよ」
兎我野蘭子:「両方だよ。身勝手ながら私は、兎我野蘭子はそうせざるおえない身なのだ」
天喰大輝:「……やっぱり分からないな。想像はできても、共感はどうしても」
天喰大輝:この場限りのことではない。幼い頃から、「普通」を想像して、演じてきたが、共感できたことは一度もない。
天喰大輝:「俺の場合は、「普通」を守る為……これ以上被害を広げない為と、「普通」を脅かすあいつが許せないからってことになるのかな」
兎我野蘭子:「んーじゃあ少し私の話をしよう。君は少し自分の価値観というものを強固に持ち過ぎている」
兎我野蘭子:「私は兎我野蘭子、エージェントであり、チルドレンの教育も担当している」
兎我野蘭子:「先生と君に呼ばせようとしたのはそう呼ばれることが多いから、分かった?」
天喰大輝:「教育者、ですか。うん、確かにそんな感じはしますね」
兎我野蘭子:「ありがとう……それで、私は教育する身として子供たちの持つ可能性は多い方がいいと思ってる」
兎我野蘭子:「だから、ディーテという件の少年に引き返す可能性があるならその扉をこじ開けてやろうと思う」
兎我野蘭子:「というのも、私はかつてサッカー選手になる夢を諦め、図書館司書という夢を諦め、恋に生きることを一度諦めた」
兎我野蘭子:「ゆえゆえ、せめて未来を作る子の可能性は大事にしたいと思う……と言ったあたりで、君は今までの私の話で共感するところはあったかな?」
天喰大輝:「……夢を諦めた、っていうところは」
天喰大輝:「俺の場合は、あなたのように多くの夢は持っていないけれど……ずっともっていたたった一つの夢を、この前諦めたところです」
兎我野蘭子:「……それは聞いてもいいこと?」
天喰大輝:「俺は、ずっと「普通」でいたかった。いや、なりたかったって言った方がいいな」
天喰大輝:「でも、オーヴァードに覚醒して、諦めた」
天喰大輝:「俺には他に何もなかったから……兎我野さんが言うところの可能性ってやつは、元から少なかったんでしょうね」
天喰大輝:「だから、今も手の届かない「普通」に縋っている」
兎我野蘭子:「……少し厳しいことを言ってもいいかい?」
天喰大輝:「……何でしょう」
兎我野蘭子:「今のままなら君はきっと、普通に蹴り飛ばされる」
兎我野蘭子:「もしかしてだけど、私以外の多くの人に共感できなかったんじゃないかな?」
天喰大輝:「やっぱり、教育してるだけあって、人を見る目があるんですね」
天喰大輝:「俺はずっと、「普通」のふりをして、それでどうすれば「普通」に見えるかは分かったけど……心から分かったことは一度もなかった」
天喰大輝:「これでも努力はしたつもりなんですけどね」
兎我野蘭子:「そんな言い方するもんじゃないさ……手を出して」
天喰大輝:「手、ですか?」
天喰大輝:訝りながらも従う。
兎我野蘭子:両の手で相手の手を握ろうとする
天喰大輝:黙って握られる。
兎我野蘭子:「うーん、男のこの手だなぁ」
兎我野蘭子:「ともかく、君が普通に縋るのはそれ相応の理由があるのだろうと分かったけど」
兎我野蘭子:「さっきも言ったけど、君は自分の価値観を強固に持ち過ぎている。その自覚はあるかな?」
天喰大輝:「まあ……それは流石に分かります」
天喰大輝:「「普通」は「普通」にここまで執着しない」
兎我野蘭子:「ならよろしい」
兎我野蘭子:「君が他人に共感できないのは結局のところどうしようもないほどにある『普通への執着』だ」
兎我野蘭子:「それでも、普通にこだわるかい?」
天喰大輝:「……これを捨てれば、もしかしたら「普通」に近付けるのかもしれない」
天喰大輝:「それでも、それができなかったから今の俺があるんですよ」
天喰大輝:「それに、今となってはもう遅い」
天喰大輝:「オーヴァードとして、俺はもう「普通」にはなれない。だから、せめて守りたい」
天喰大輝:「今は、この執着を捨てられないんじゃない」
天喰大輝:「抱えていたいんです」
兎我野蘭子:「うん、やっと君に会えた気がするな」
天喰大輝:「……何か、上手く乗せられた気がします」
兎我野蘭子:「まぁまぁ……君は私の生徒ではないからあまり多くのことは言わないけど……もう言ってるか」
兎我野蘭子:「そうだな、もっと多くの人に出会って、多く言葉をかわしなさい」
天喰大輝:「貴重なご意見、参考にさせてもらいます」
天喰大輝:「兎我野『先生』」
兎我野蘭子:「他人と話して共感したりしなかったりするといい、全員が共感し共通する普通なんてものはないんだから」
兎我野蘭子:「……うん、ありがとう」
天喰大輝:「……伴さんには言ったんですけど、どうしようもなかったら、止められようと俺が〝ディーテ〟を殺すつもりでした」
天喰大輝:「でも、共感はできなくても、尊重はできる。……今回は、兎我野先生に任せます」
兎我野蘭子:「そういう所だぞ君」
兎我野蘭子:「でも、理解できないと認めるのも、大事な事さ。よくできました」
兎我野蘭子:「私は嬉しい」
GM:シーンカット、ロイス取得と購入は該当タブでどうぞ
GM:取得の前に
GM:知覚か情報:UGNでの判定お願いします…
天喰大輝:どっちも変わらないけど一応知覚を駄目元でやってみよう。
天喰大輝:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 9[8,9] → 9 → 成功
天喰大輝:行けるとは……
伴 春人:"ディーテ"/期待/憐憫○/ロイス
伴 春人:あ、我々もかな
天喰大輝:兎我野蘭子 ○尊重/辟易 (やっぱり距離は近いなと思っている)
天喰大輝:に変更
GM:見つける描写をしたい方はどうぞ
兎我野蘭子:これ生き字引は
GM:一人は成功しているのでクライマックスには行けます
GM:できます
伴 春人:じゃあやっとこう
伴 春人:7DX+1
DoubleCross : (7DX10+1) → 9[1,1,2,3,6,7,9]+1 → 10
兎我野蘭子:《コンセントレイト》《生き字引》
兎我野蘭子:侵食3
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を3増加 (63 → 66)
兎我野蘭子:7dx8+3
DoubleCross : (7DX8+3) → 10[1,1,3,3,7,7,10]+1[1]+3 → 14
兎我野蘭子:a,
兎我野蘭子:ボデマチャレンジしとこう、財産点余ってるの忘れてた
兎我野蘭子:伴さんまだ着てないですよねたしか
伴 春人:ついでだしブルゲ狙うか
伴 春人:私は要らないです
兎我野蘭子:承知
伴 春人:祈りの造花は防具です
天喰大輝:最後のボデマチャレンジ
兎我野蘭子:そうだった……
伴 春人:2DX+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 8[3,8]+1 → 9
天喰大輝:2dx>=12
DoubleCross : (2DX10>=12) → 4[3,4] → 4 → 失敗
伴 春人:無理!以上です
天喰大輝:社会性、皆無!
兎我野蘭子:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 5[3,5]+1 → 6 → 失敗
兎我野蘭子:財産点6足して購入、天喰君にパスで
天喰大輝:ありがとうございます! 装備!
クライマックス
GM:準備が出来次第登場侵蝕をお願いします
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (66 → 73)
伴 春人:64+1d10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+10[10] → 74
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (64 → 69)
GM:病院 裏口付近
ディーテ:「(……チッ、UGNに気取られたか)」
ディーテ:人間の視線を分析、死角になる箇所に体を押し込む
ディーテ:…そろそろ、年貢の納め時かもしれないが
ディーテ:まだ足りない、死ぬ最後の瞬間まで、手の届かない"普通"を謳歌する連中を憎み続けろと心が叫ぶ
ディーテ:襲撃用のデザートイーグルに手を掛け、次に視界に入った人間を即座に撃てるように
天喰大輝:その視界に、際だった特徴のない人影が一つ。
天喰大輝:「……俺は、あまり人に共感できない方なんだが、珍しくお前には共感できるところがある」
天喰大輝:「「普通」が羨ましいんだろう? 俺も同じだ」
天喰大輝:「だけど、それ以外の全てに共感できない。尊重してやるつもりもない」
ディーテ: ダン
ディーテ:発砲、タイミングはやや遅れた、耳を貸しすぎたから
ディーテ:「…知ったような口を…!」
ディーテ:銃弾は、真っすぐ、視界に入った男の頭を貫くために飛ぶ
天喰大輝:「いいや、知る気がないんだよ」
天喰大輝:「――俺はな」
天喰大輝:白い炎が上がる。ただし、それは弾丸を焼き尽くす。――自らを守る為の炎。
天喰大輝:攻撃は、任せてある。
兎我野蘭子:「別に君を求めてないけど」
兎我野蘭子:「見逃せないな」
兎我野蘭子:コインが空を舞い、その隙間を縫うように弾丸が
兎我野蘭子:「やぁ、わかりあいに来たよ」
ディーテ:「ふざけやがる」吐き捨てて足で手りゅう弾のピンを抜き、蹴り飛ばす
伴 春人:キャッチボールのように、横合いから現れて榴弾をキャッチ、手でピンを抑える。
伴 春人:そのまま明後日の空へと放り投げ、爆煙を背景に3対1で対峙
伴 春人:「…"ディーテ"。お前を抑止する。」
伴 春人:「投降を勧めよう。」
ディーテ:「抑止、抑止ねえ………はっ、生ぬるいことを言いやがる」
ディーテ:懐にまだ火器はある、命ある限り抗ってやる
伴 春人:「決してぬるくはない。」
ディーテ:「答えはノーだ、もとより交渉の余地なんざ持ち合わせちゃいねえタチでね」
伴 春人:「殺害よりも極めて困難で、だからこそ価値ある行為だ。」
伴 春人:「それに挑む意味は常にある。」
伴 春人:紡錘状の石灰質に夥しいラテン語の文句が刻まれている代物を取り出す。『遺産』。
ディーテ:「…気に入らねえな、"普通"の奴の言い分だ」
ディーテ:「何かを持っている"普通"の連中の」
伴 春人:「お前にだって、出来る。」
伴 春人:「そのためにUGNはある。俺たちはそういう集団だ。」
ディーテ:「冗談」いい落として女のほうに視線を向ける
ディーテ:「お前もそういう"普通"のことを言うんだろう?」
兎我野蘭子:「私は君を理解しに来た」
兎我野蘭子:「それは君と笑い合うためだ、それ以上でも以下でもなく」
兎我野蘭子:「私は持たない者の味方じゃない、持てなかった人を落とした人を導く先生だ 」
ディーテ:「先生ってのは、今銃口を突き付けてる奴とも笑おうとするのか?」
ディーテ:「だとしたら、勝手に俺が笑えて来るよ」
兎我野蘭子:「君が今まで出会った教師とは違うからなぁ」
兎我野蘭子:「幸せにしてみせるからこの手を取れ」
ディーテ:「まあ、いい。どのみちやることは変わらない」
ディーテ:「嫌だね」
ディーテ:「俺は"ディーテ"。悪徳の吹き溜まり、どん詰まりの排気口。命ある限り世界に呪いあれと叫ぶもの」
ディーテ:「止めたいなら勝手にすればいい、俺は」
ディーテ:"ワーディング"
ディーテ:「幸せになんかなってやるもんか」
GM:衝動判定、難易度9で
天喰大輝:7dx+1>=9
DoubleCross : (7DX10+1>=9) → 10[1,5,7,7,8,8,10]+1[1]+1 → 12 → 成功
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を2d10(→ 17)増加 (69 → 86)
伴 春人:2DX
DoubleCross : (2DX10) → 9[3,9] → 9
伴 春人:成功
兎我野蘭子:7dx+3
DoubleCross : (7DX10+3) → 9[1,3,5,6,8,8,9]+3 → 12
兎我野蘭子:成功
伴 春人:74+2d10
DoubleCross : (74+2D10) → 74+16[7,9] → 90
兎我野蘭子:2d10
DoubleCross : (2D10) → 2[1,1] → 2
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を2増加 (73 → 75)
GM:!?
GM:PC-5m-ディーテ
GM:勝利条件は「敵の戦闘不能」です
GM:セットアップ、何か宣言ある方は
兎我野蘭子:あります
兎我野蘭子:《常勝の天才》
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を6増加 (75 → 81)
天喰大輝:【刻印-aguja-】螺旋の悪魔 暴走して、ウロボロスのエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力+15
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を3増加 (86 → 89)
兎我野蘭子:自分以外のPCの攻撃力+20
伴 春人:なし
GM:イニシアチブプロセス、PC側何も割り込みなければ伴さんの手番です
天喰大輝:割り込みないです
GM:兎我野さんもキャラシ見る限り無いかな
兎我野蘭子:ないです
GM:では伴さんの手番
伴 春人:OK、マイターン
伴 春人:マイナーコンボ【■■のためのエチュード27】《インフィニティウェポン》+《光芒の疾走》
伴 春人:白兵武装を作成しつつ接敵
伴 春人:侵蝕94
伴 春人:メジャーコンボ【ポロネーズ6】
伴 春人:《コンセ:エンハイ》+《光の舞踏》+《咎人の剣》
伴 春人:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,1,1,7,7,7,9,9,10]+10[4,6,8,10,10,10]+6[2,4,5,6]+4 → 30
ディーテ:ドッジ
ディーテ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 8[2,4,5,8] → 8
ディーテ:ダメージを
伴 春人:4d10+30 ダメージ!
DoubleCross : (4D10+30) → 16[1,4,8,3]+30 → 46
伴 春人:低い
ディーテ:固定値やっば…
天喰大輝:常勝の天才分入ってます?
ディーテ:まあまあ削れました
GM:あれ、入ってないかも…?
伴 春人:そう言えば入れてなかったですね、ごめんなさい!
伴 春人:追加20点です
GM:追加で20
GM:痛い…
兎我野蘭子:無法
GM:でもまだ死にはしない…!
GM:ではお次、イニシアチブ8、PC側優先でお二人相談の上行動を開始してください
兎我野蘭子:お先どうぞ
天喰大輝:じゃあ先に行きます
天喰大輝:マイナーで戦闘移動して接敵
天喰大輝:メジャー:【審問-fuego-】コンセントレイト:ウロボロス 原初の赤:災厄の炎 対象は〝ディーテ〟
GM:どうぞ!
天喰大輝:8dx7+2
DoubleCross : (8DX7+2) → 10[1,1,2,2,5,6,7,7]+10[5,7]+2[2]+2 → 24
GM:ドッジ
GM:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 4[2,3,4,4] → 4
GM:ダメージ前に
ディーテ:あ、いやまだだ
ディーテ:ダメージ
ディーテ:どうぞ
天喰大輝:3d10+15+15+20
DoubleCross : (3D10+15+15+20) → 20[4,9,7]+15+15+20 → 70
ディーテ:ショックアブソーブ宣言、ダメージ-50
ディーテ:20点通し
天喰大輝:ショックアブソーブって何でしたっけ
ディーテ:EA、130pのエフェクトです
天喰大輝:制限:-ですね
天喰大輝:レネゲイドディゾルバーで打ち消します
ディーテ:…はい
ディーテ:打ち消されます
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を6増加 (89 → 95)
天喰大輝:天喰大輝の侵蝕率を7増加 (95 → 102)
ディーテ:更に50通されて戦闘不能ですが
ディーテ:蘇生復活宣言、HP1で復活します
GM:お次、兎我野さん
兎我野蘭子:メジャー:《超越射撃》 《コンセントレイト》《コントロールソート》《コンバットシステム》
兎我野蘭子:侵蝕7
兎我野蘭子:兎我野蘭子の侵蝕率を7増加 (81 → 88)
ディーテ:どうぞ!
兎我野蘭子:8dx8+4
DoubleCross : (8DX8+4) → 10[1,1,1,6,6,7,8,9]+10[1,10]+3[3]+4 → 27
ディーテ:ドッジ
ディーテ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[2,4,7,10]+5[5] → 15
ディーテ:回ったけど駄目!
ディーテ:ダメージどうぞ!
兎我野蘭子:3d10+8
DoubleCross : (3D10+8) → 14[2,7,5]+8 → 22
ディーテ:…戦闘不能ですが、その前に
ディーテ:ラストアクション宣言
ディーテ:マイナー無し、メジャー、フィジカルエンハンス+エンハンスアクション+ウェポンフォーカス+ウェポンマスタリー
ディーテ:オートでワールドデストラクション宣言、対象をシーン選択に
GM:妨害ありますか
兎我野蘭子:なし
天喰大輝:ありません
伴 春人:ないです
GM:12dx9+7
DoubleCross : (12DX9+7) → 10[2,2,3,3,4,4,5,7,9,9,9,10]+8[1,1,7,8]+7 → 25
天喰大輝:輪廻の獣やるならここなんですが
天喰大輝:戦術的にはやる必要ないんですよね……
GM:どうします?
天喰大輝:やってもいいですか?
GM:GMはどちらでもOKです
GM:お二人はどうでしょう?
伴 春人:問題ないですよ
兎我野蘭子:大丈夫です
天喰大輝:では輪廻の獣効果で、〝ディーテ〟のロイスをタイタスにして昇華し、判定を失敗させます
GM:OK、では判定は失敗します
GM:ラストアクションが不発だったので戦闘不能。復活無し、戦闘終了です
GM:演出行きましょうか
伴 春人:「『Nosce te ipsum.(汝自身を知れ)』」
伴 春人:体表の明度がゼロに落ち、石英質の鎧が析出していく。
伴 春人:俺には、護るものが1つある。お前には1つもない。
伴 春人:それだけの差で、世界が変わるというのならば…ここでヤケを起こしている暇など無いはずだ
伴 春人:「『Vivere disce, cogita mori.(生きることを学べ、死を忘れるな)』『木枯らし』」
伴 春人:「お前はまだ『未満』でしかない。ただ知らず、故に恨む。仕組んだ人間に責任はあるが、最早そのレベルは逸している。」
伴 春人:手に同じく透き通る日本刀を生成
伴 春人:手の中で刃を返し、峰を向ける
伴 春人:「普通を恨むならば」
伴 春人:稲妻の戯画の如く、左右へのステップを入れながら接近。恐ろしい静音のままに加速し、オーヴァードの視野角ギリギリを掠め撹乱する。
伴 春人:そのまま視界の隅ギリギリから懐へと入り込み、
伴 春人:銃を向けさせた上で、翻りながらの逆袈裟を叩き込む
伴 春人:「まずは、普通を生きてからにしろ」
伴 春人:銃を構えれば、トリガーに意識が集まる。その一瞬の硬直は、伴にとっては十分な機会である。
ディーテ:「…っ!」予測も間に合わぬほどの高速移動、銃口を向ける間に峰を叩き込まれ
ディーテ:銃を握る力が一瞬弱まる
ディーテ:だが、目の憎悪は消えない
ディーテ:「(好き放題言いやがる…!)」言葉にしている暇はない、そういう相手だ
天喰大輝:「――まったく、無茶言うよな」
天喰大輝:「それができれば苦労しない。「普通」を生きられるものならそうするさ。そうだろう?」
天喰大輝:無造作に近付く。オーヴァードとしての白兵戦の技術など身に付けていない。
天喰大輝:それでも、この身は「普通」ならざる異常存在。
天喰大輝:全身が白く炎上する。自らの身を焼く、否定の炎。「普通」を取り繕った仮面が白く燃え尽きる。
天喰大輝:「だけどな、ああ。勝手な言い草だけど、それでも、お前は聞くべきだ」
天喰大輝:「お前はまだ、努力をしていない。「普通」になろうとしていない」
天喰大輝:「拗ねて、恨み言を言うのは十年早い」
天喰大輝:両親が死んで、およそ十年。
天喰大輝:「――お前も、苦しめ」
天喰大輝:天喰大輝に、戦闘技術はない。それでも、白い炎は一睨みで異常を焼き尽くす。
ディーテ:「がっ…ぐっ…!!
天喰大輝:共に白い炎に焼かれる。
天喰大輝:「本当は殺してやるつもりだったんだがな」
天喰大輝:「今回は、それはできない約束なんだ。悪いな」
天喰大輝:自傷衝動の究極。自殺(スーサイド)――には、一歩至らない。
ディーテ:指先から頭の中まで、"異常(自分)"を焼き、かつ殺さない白炎に苛まれる
ディーテ:「いちいち障るようにいう奴だ…ぐっ…だが」
ディーテ:「殺してやらないと言った言葉、後悔させてやる…!」
ディーテ:服の中にある感触が、まだ己を"ディーテ"たらしめているから
兎我野蘭子:兎我野蘭子も教師として完全ではない
兎我野蘭子:ジャームになる兆候を見抜けなかったこともある
兎我野蘭子:それでもなお、兎我野蘭子は諦めない
兎我野蘭子:「私は大人で君よりも先に生まれてきた」
兎我野蘭子:宙を舞うコインたち、そして飛び交う銃弾
兎我野蘭子:銃弾がコインに当たり、あるいはコインをかわして進む
兎我野蘭子:音と立体的な軌道による攻撃
兎我野蘭子:「君が見た世界が世界の全てじゃあない。だから、君を救いに来た」
兎我野蘭子:「傲慢にも、救いたいと思うから───この手を何度でも伸ばす」
兎我野蘭子:最後の一発の引き金を引く、全ては未来に繋ぐために
兎我野蘭子:可能性の扉を開くために
ディーテ:銃弾により身が削られる、再生する、間に合わない
ディーテ:「………」最後の一発が放たれる直前、ふっと穏やかな表情になり
ディーテ:残りの力で腰に潜ませていたスイッチを押す
ディーテ:…辺り一帯を吹き飛ばすには十分の火薬は体のいたるところに仕込んだ
ディーテ:ざまあみろ、お前たちの希望はかなわない
ディーテ:それだけを思考の端で思い、口の端を吊り上げ最後の銃弾を受けた
天喰大輝:「俺は、お前が死んでくれた方が安心できるんだが」
天喰大輝:「「普通」を守ると決めてるんだ」
天喰大輝:全身を焼く炎が更に勢いを増す。
天喰大輝:燃えて、燃えて、燃えて。
天喰大輝:「普通」を繕った仮面が白く燃える。それは、「普通」を、人を必死で模した獣。
天喰大輝:白い仮面の獣――輪廻の獣。
天喰大輝:火は、獣を灰すら残らず焼き尽くす。
-:それは、レネゲイドを喰らい、否定する力であると同時に、宿主の死を契機に他者に乗り移る不滅の獣。
-:肉体の死を迎えども、『輪廻の獣』は滅びない。
-:他者に乗り移り、蘇る。
-:〝ディーテ〟の顔に白い仮面が浮かび上がる。
-:「守ってやるよ」
-:煉獄より、声がする。死した筈の獣の声が。
-:白い炎が、尋常ならざる炎が、火薬を発火させぬまま焼き尽くす。
-:そして
天喰大輝:蘇る。
天喰大輝:「――お前の「普通」も」
ディーテ:声が届くことは無い
ディーテ:ぱったりと、今際の際に予想していた爆発が起こることもなく
ディーテ:ただ、倒れ伏した
伴 春人:「……脈拍維持。意識途絶。」
伴 春人:「武装解除のち、縛る。」
兎我野蘭子:「……ちゃんと殺さなかったじゃん」
伴 春人:装甲を解いて、用意しておいたオーヴァード用の縄を取り出す
伴 春人:「約束でもしたのか、兎我野」
兎我野蘭子:「縛るの、私がやるよ……あぁ、約束したよ。任せてもらった」
天喰大輝:「まあ、約束は守るのが「普通」ですから」
兎我野蘭子:「……まったく、そう唱えなくなるのは干支が一回りすることかな」
天喰大輝:「あと、ちょっとむかついたので。もうちょっと頑張ってから「普通」を語れって」
伴 春人:「丸く収まったのならば文句はない。二人共良くやった。」
天喰大輝:「「普通」に憧れた先輩として」
伴 春人:縄を投げ渡す
兎我野蘭子:「あっはっは!」
伴 春人:(兎我野との意見交換も済ませた上で、要注意リストに入れるのには変わりないが…)
兎我野蘭子:縄でディーテを拘束し、時間を確認して連絡を送る
兎我野蘭子:「じゃ、帰ろうか」
伴 春人:頷く
伴 春人:「任務、完了」
GM:バックトラック
GM:Eロイスは
GM:ジャームがいないのでありません
GM:ロイス分どうぞ
天喰大輝:ロイス4個! 等倍で
兎我野蘭子:ロイス4等倍
天喰大輝:102-4d10
DoubleCross : (102-4D10) → 102-21[1,7,9,4] → 81
兎我野蘭子:88-4d10
DoubleCross : (88-4D10) → 88-24[1,10,6,7] → 64
兎我野蘭子:4点
伴 春人:ロイスたくさんあるな
伴 春人:等倍で
伴 春人:102-6d10
DoubleCross : (102-6D10) → 102-30[9,7,2,2,6,4] → 72
伴 春人:帰還
GM:全員帰還ですね、お帰りなさいませ!!
エンディング1
GM:病院 ある病室
ディーテ:…二度と開かないと思っていた目が、眩しさで開く
ディーテ:知らない白い天井、薬品の臭い、布団の感触
ディーテ:「…天国にしちゃ随分殺風景じゃないか」
兎我野蘭子:もそもそとチョコレートバーを食べている
兎我野蘭子:「んむ……おひてる(起きてる)」
ディーテ:思わず顔を顰める、しまった、こんなとこまでついてくるのかと
兎我野蘭子:様子を見に来たらこれだ、ツイてるといえばツイてる
兎我野蘭子:「何だねその顔は。あ、お腹すいてる?」
ディーテ:「別に」ふいと顔をそむける、目に入った空は青い
ディーテ:「…どうせ死んだ後だ、食う必要もないだろ」
兎我野蘭子:「なーんーだーよー」
兎我野蘭子:「私は死んでるようにみえるかね?」
ディーテ:「…………」
ディーテ:不躾に手を触る、感触がする
ディーテ:「………????
兎我野蘭子:触れられた手を握って引き寄せる
兎我野蘭子:「おかえり」
ディーテ:「……」ぎゅっと口を引き結ぶ
ディーテ:「…死に損なったか、俺は」
兎我野蘭子:「そういうことを言う……」
兎我野蘭子:頭を撫でて少し考えつつ
兎我野蘭子:「生きていて欲しいよ、少なくとも私はさ」
GM:「あんたが……」口答えをしようとして、口が止まる
GM:「…どうしてそこまで」
ディーテ:「…どうしてそこまで」
兎我野蘭子:「私は他人よりも幸せになって欲しい人の範囲が広くてね」
兎我野蘭子:「君がその中のひとりで、もっと言えば君の経歴を調べた上で……そうだな」
兎我野蘭子:「奪う時間はもう終わりにして欲しいと思ってしまったからなぁ」
ディーテ:「…………」俯く、そんな言葉など初めてかけられた
ディーテ:「…そんなの」
ディーテ:「今更だろう、引き返せないところまで落ちた犯罪者にすらそんな言葉をかけるほどUGNは暇なのか?」
ディーテ:どうしてもっと早く言ってくれなかったんだという言葉を押し込み、吐きつけるように
兎我野蘭子:「UGNじゃない、私が言ってるんだ」
兎我野蘭子:「引き返せると判断したから君は生きてここにいる。今後君に文句を言う人がいるなら私に言いたまえ、言い返してあげる」
兎我野蘭子:「『過ちを冒したことがない人だけが、過ちを責めなさい』」
兎我野蘭子:「それか『いつから貴方は検事や検察官としての職務を行うようになったのか』ってね」
ディーテ:「………」
ディーテ:「そうしたところで、俺にどうしろと」
ディーテ:「呪うことだけが命綱だった、それを奪っておいて、死んだように生きろってか?」
兎我野蘭子:「それも人生だよ、捨てる命よりも拾う命だ」
兎我野蘭子:「だけどそうだね、せっかく生きてるんだやることを見つけるために生きた方がいいし」
兎我野蘭子:「私の生徒にでもなってみる? 君くらいの歳の子もいるし」
ディーテ:「生徒」相変わらず背けた顔から、間抜けな声
兎我野蘭子:「似た境遇の子もいるしさ、死んだり呪ったりってのはもっと世界を知ってからでもいいんじゃないかな」
兎我野蘭子:「ろくな大人に会ってないだろ」
ディーテ:「…ああ」震えるような声で
ディーテ:「それが日常だったからな、殴られるのもなれたもんだ」
ディーテ:「言葉にしている暇があるなら手を動かしていた、どうせ誰も聞いちゃいないから」
ディーテ:ぎゅ、と布団を握る
ディーテ:「……あんたは、どうなんだ」
ディーテ:ずっと忘れていた、不安と、わずかな期待
兎我野蘭子:「殴るより抱きしめたり撫でたりする方が好きだよ、私は」
兎我野蘭子:「……じゃあ、吐き出す練習から始めよう。君の思いはなんだって聞こう。その先はその後考えるからさ」
兎我野蘭子:「おいでよディーテ……ああいや、本名ってのもあるんだろうけども」
兎我野蘭子:「とにかく、君はこれから何かの為じゃなくて自分の人生を歩む。私はそのお手伝いをしようじゃないか」
ディーテ:しばしの沈黙、そののちくると貴方の顔を見る
ディーテ:「…名前は」
ディーテ:「無い、誰もそんなものはくれなかった」
ディーテ:「そういう世界だと思っている、だからこそ嫌いだ」
ディーテ:「…だけど」
ディーテ:「あんただけはそうじゃないと言っている、それは頭で理解できた」
ディーテ:「…なら、あんたの言う通りにしばらくはしてみる」
ディーテ:「全部信用したわけじゃないからな、その言葉が嘘だったなら俺は容赦なく背中を撃つ」
兎我野蘭子:「いいよ、お風呂の時意外ならいつでも撃っても」
兎我野蘭子:「そのあんただけがだけじゃなくなるように頑張ろう」
兎我野蘭子:「後は……そうか、名前をつけよう。新しい君の名前だよ」
兎我野蘭子:「苗字は……うーん、兎我野は結婚して無くす予定だし……保留として」
兎我野蘭子:「……望美(のぞみ)にしようかな。こういう字書くの……女の子っぽいかなぁ」
兎我野蘭子:「色んなことに臨み、色んなことを望めるように、そしてとびきり美しいものを持てるように。どう?」
望美:「…なんだっていい、くれるんだったらもらう」もらいなれてない調子で
望美:「そんな明るい意味なんて今はわからねえよ」
望美:「…教えてくれるんだろう?」こつん、と手の甲をぶつける
兎我野蘭子:「うんうん、大丈夫。これから学んでいこう。よろしくね」
兎我野蘭子:「……とりあえず退院したら私の家の場所を教えよう。困った時とかに来るといいよ」
兎我野蘭子:「それじゃあ、これからは私がいるから。ゆっくりこの世界を知っていこう」
兎我野蘭子:「改めて私は兎我野蘭子。兎我野でも蘭子でも先生でも好きに呼んで。ちなみに彼氏いるから」
兎我野蘭子:「頑張ろうね、望美」
兎我野蘭子:そう、薄く微笑んだ
望美:「…ああ、よろしく……先生」
望美:燃えるような悪意で世界にしがみついていた少年は
望美:その日、初めて大人の目を見た
兎我野蘭子:ロイス取得 望美 〇庇護/君は私をからかわないよね……?
エンディング2
GM:病院 エントランス
GM:夕方になり騒動の後始末もひと段落し、病院は平時の体制に戻った
GM:通り魔の捕縛も完了したことから、怪我が治ってきた被害者は順次帰宅していいとのお達しも出ている
GM:そんな病院の、入り口の一角
浅海沙天:「…あ、お帰りなさい」
伴 春人:雨露にさらされたこと以外は、特に変わってはいない
伴 春人:「犯人は捕まった。じき処理班が到着し、病院の安全を確認次第自由離脱が可能になる。」
浅海沙天:「…そうですか」
浅海沙天:ほう、と安堵のため息
浅海沙天:「今日も、あなたが無事でよかったです…」小声でつぶやく
伴 春人:「そんなに頼りなく見えるか?」
浅海沙天:「あ、いや、実力は信頼しています。そういう意味で言っているんじゃなくて…」
浅海沙天:「…俺の日常で、一番最初にいなくなってしまいそうなのは、あなただったから」
伴 春人:「…UGNエージェントは、そういう職業だ。」
伴 春人:「自衛隊よりも身近に戦いがある。死もそれだけ近い。」
伴 春人:「無論死んでやるつもりはないがね」
浅海沙天:「…機会が多いことも分かっています、ただ、伴さんの場合だと」
浅海沙天:「俺の知らない間に、どこか遠い所に行ってしまいそうだなって思ってしまって」
浅海沙天:「…おかしな話ですよね、あなたはここにいるのに」
浅海沙天:「心が絆も届かないくらい遠くに行ってしまいそうだなんて考えてるなんて」
浅海沙天:はあ、と一つ息をついてペットボトルの紅茶を一口あおる
伴 春人:「やけに感傷的なことを言うな。」
伴 春人:「そういうタイプの人間とは思わなかった。」
浅海沙天:「…こういうこと言うの、好まないかなと思って」
伴 春人:「良く分かっている。」
浅海沙天:「…まあ、今日帰ってきたあなたを見て思わず漏れてしまったあたり、隠しきれなかったんですけど」
伴 春人:「…だが、まあ。護るものはまだ残っている。」
浅海沙天:「…護るもの」
伴 春人:「俺が俺であるための拠り所は、十分強固だ。」
浅海沙天:「それは、俺が聞いてもいいものですか」
浅海沙天:「…ずっと、気になってはいたんです」
浅海沙天:「ただ、それであなたの傷を開きたくは、決してなかったので」
伴 春人:「気にしないでも良い。もう古い話になってしまった。」
伴 春人:過去に何があったのかを言いましょう
浅海沙天:ただ何も言わず、じっと、それを聞いています
浅海沙天:そして、全部が終わった後に
浅海沙天:「……まずは、ありがとうございます」
伴 春人:「礼を言われるようなことじゃあない」
浅海沙天:「そんな話をしてくれたのだから、言う必要はありますよ」
浅海沙天:「…そして、やっと引っかかっていたことも少しわかってきたかも」
浅海沙天:「ずっと戦っているんですね、その子の誇りを護るため」
伴 春人:「…そうだな。」
伴 春人:「今のでなんとなく分かってきた。俺は、別に一人ではない。」
浅海沙天:「…はい」
伴 春人:「人には鏡が必要だという。自分の姿を写すものがあって初めて自覚が出来る、と。」
伴 春人:「俺の後ろには、なにもないわけじゃあなかった。…うん。」
浅海沙天:「…その人の話とか、あなたの理由に口を出す権利なんて俺には無いし」
浅海沙天:「あなたを護るなんてだいそれたこともできないけど」
浅海沙天:「それでも、貴方が絶望に立ち向かい続けるなら、せめてそばにいさせてほしい」
浅海沙天:「…わがままですね、忘れてくださっても結構です」
伴 春人:「…好きにすればいい。俺は、これ以上人間を背負える器なのかは自分でもまだ測りかねている。」
伴 春人:「だが少なくとも、ついてくるというのならば…強くなることだな。純粋に危険だ。」
伴 春人:「まずは自分を守れ。一番最初に守るべき対象は、自分以外に他ならない」
浅海沙天:「負担になるなら忘れてもいいと言ったのに」
浅海沙天:「でも…はい、そうですね、まずは自分の足で立たないとだ」
伴 春人:踵を返し、立ち去ろうとします。
浅海沙天:引き留めはしません、でも去っていく背中に
浅海沙天:「俺、頑張ります。あなたを含めた俺の『日常』。諦めませんから」
浅海沙天:と言って控えめに手を振ります
伴 春人:(『護られる』ね。)
伴 春人:(まだまだ頼りないが…あいつも成長をしていく。昔を思い出すな。)
伴 春人:今日ぐらいは、思い出を遡る日にしてもいいかもしれない。
伴 春人:おぼろげな記憶を掘り起こしながら、帰路につくのであった。
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エンディング3
GM:N市 大学前 繁華街
GM:あれから数日たち、君にはいつも通りの日常が帰ってきた
GM:今日は講義の終わりも早い、日の当たるうちから自由な時間がやってくる予定だ
天喰大輝:時間があるのが大学生のいいところだ。
天喰大輝:本来なら、「普通」の友人達との交流に使いたいところだが、どうも折り合いが付かなかった。
天喰大輝:こうなると、時間が余る。いいことばかりとも言えない。
天喰大輝:目的もなく、繁華街を歩いていた。
デザイアドリーム:では、その視界の端、タピオカ屋の近くでカップを片手に持っていた、情報だけは知っている女
デザイアドリーム:あなたを視界に入れると、ぱたぱたと手を振る
デザイアドリーム:どうやらこっちに来てほしいらしい
天喰大輝:「……」眉を顰める。
天喰大輝:正直、必要以上にオーヴァードと関わりたくないのが本音だった。
天喰大輝:しかし、『先生』の言葉を思い出す。
天喰大輝:「
天喰大輝:『もっと多くの人に出会って、多く言葉をかわしなさい』
天喰大輝:「……厄介なことを教わったな」
天喰大輝:軽く溜め息を一つ落として、招かれた方へ歩いて行く。
天喰大輝:「何か用ですか」
デザイアドリーム:「どうもありがとう」声の届く範囲に来た辺りでまずそれを言い
デザイアドリーム:「この前病院の依頼で頑張ってた人の一人が君だってらんこせんせいに聞いたからね」
デザイアドリーム:「お礼しに来たの」どこからともなくもう一個カップを渡す。抹茶ミルクタピオカだ
天喰大輝:「……本当、何でも教えるなあの人は」
デザイアドリーム:「ありがたかったわあ、お礼くらい言いたかったもの」自分の分のタピオカをちゅるっと一つ吸い込む
デザイアドリーム:「…難儀な体質してるんだってね、オーヴァードの中でもとびきりの」
天喰大輝:「どうなんですかね。俺、オーヴァードになって日が浅いので、どれくらい難儀かはよく分かってないと思いますよ」
デザイアドリーム:なお、渡すあたりで路地裏に滑り込んでいるので会話が聞かれる心配はさほどない
天喰大輝:「お礼……でしたっけ。先輩としてそれを教えに来てくれたんですか?」
デザイアドリーム:「…いんや全然?」きょとんとした顔
デザイアドリーム:「ただお礼したいなって先生に聞いたら、話をしてあげなさいって言われたから」
デザイアドリーム:「共通の話題になりそうなものを探しただけー」
天喰大輝:「……そうですか。じゃあ、そうだな」
天喰大輝:「先生からは人に共感できるところを探すといいって言われたので、その話題に乗るとして」
天喰大輝:「あなたは、この体質で難儀してきたんですか?」
天喰大輝:情報としては知っている。だが、先生の差し金なら、直接話すことに意味があるのだろう。
デザイアドリーム:「……ちょっと違うわね、私はその体質になる"予定"だったけれど結果的にそれは回避されたし」
デザイアドリーム:「でも、私の能力をジャームになるまでフル活用してようやく封じ込めが効くかもしれないってくらいの難儀さなのは知っているの」
デザイアドリーム:「…そうねえ、実演したほうが早いかしら」
デザイアドリーム:「君、私の手とハイタッチしようとしてみてー」はいっと貴方から数十センチ離れたところに手のひらを出す
デザイアドリーム:手で触れようとしても、なぜか触れられない
天喰大輝:「これは……」
デザイアドリーム:手を近づけているはずなのだが、その手が届くことは無い
デザイアドリーム:「"輪廻の獣"は、宿主が死亡しても新しい宿主を探して寄生する、って言うのは知っているかしら?」
天喰大輝:「ええ……自分の体のことはこうなった時に何となく理解できましたから」
デザイアドリーム:「そう、だから本来は宿主を殺しても結果的にあれを殺すことはできない」
デザイアドリーム:「で、私の古巣はこう思ったわけ」
デザイアドリーム:「そいつらを『誰の元にも届かない場所』に追いやり、そのうえで殺せばいいと」
天喰大輝:「……あなたのことを調べた時に思ったんですが、『これ』が『誰の元にも届かない場所』なんてあるのかって」
天喰大輝:「その答えが……」
デザイアドリーム:「私の能力はごく単純に『距離を操る』。
デザイアドリーム:「私と私以外の人間の距離を強制的に能力で無限化し、そのうえでオーヴァードを殺す薬を服薬させ自死してもらう」
天喰大輝:「……「普通」じゃないな」
デザイアドリーム:「でしょう?出してくれた人にも言われたのよ」
デザイアドリーム:「こんな計画のために命を使われて、『普通』を知らずに死んでいいはずがないって」
デザイアドリーム:「まあ、出たら出たで普通に生きるのも難しいのだけれど」
天喰大輝:「あなたには悪いですが、俺が気に食わないのはそこじゃない」
デザイアドリーム:「…?」
デザイアドリーム:こてん、と首を横に
天喰大輝:「それを実行すれば、確かに危険は排除されるんでしょう」
天喰大輝:「でも、誰かの死を前提に守られたら、それはもう「普通」じゃない」
天喰大輝:「……あなたが生きててよかった。おかげで、「普通」は穢されていない」
デザイアドリーム:「……輪廻の獣を埋める人間を探すとき、薬を作るとき」
デザイアドリーム:「大勢死んだわ、私が生きているのが幸運すぎるくらい」
デザイアドリーム:「私ね、『もっといい普通』を生きたいの」
デザイアドリーム:「たくさんの人が、泣きながら死んでいって」
デザイアドリーム:「その死体の山の上で、幸運にも生きていた私だから」
デザイアドリーム:「彼らの分も、もっとよく『普通』を生きたい」
天喰大輝:「……兎我野先生がこれを狙ってたのかは分からないけど」
天喰大輝:「そうだな……あなたのその考えには『共感』できる」
天喰大輝:「それは少し前の俺の考え方にすごく似ている」
デザイアドリーム:「…あなたも「普通」を生きたい?」
天喰大輝:「生きたかった」
天喰大輝:「今はもう諦めたけど、せめて、あなたの健闘を祈ろう」
天喰大輝:「俺は、「普通」を守りたいんだ」
デザイアドリーム:「…もう、いいの?」
デザイアドリーム:「あなただって『普通』に生きてもいいと思うのに」
天喰大輝:「別に、生き方なんて誰かに許されてするものじゃない」
天喰大輝:「自分が許せるかどうかだ。……俺にはどうにも、無理みたいなんだ」
天喰大輝:「……もう、いいんだ」
デザイアドリーム:「…不器用なのね、なら私には止められないわ」
デザイアドリーム:「でもせめて袖は振りあったもの、困ったらお話くらいは聞くわ」
デザイアドリーム:ぺらりと懐から名刺を取り出し渡す
天喰大輝:「ああ、俺も形だけなら「普通」を教えられる。それでいいなら頼ってくれ」
天喰大輝:名刺を受け取る。あいにく、形だけは「普通」の大学生なので名刺を持ち歩く習慣はない。
デザイアドリーム:「ええ、頼るときは頼らせてもらうわ」
天喰大輝:「それじゃあ、十分お礼はもらったし、そろそろ行くよ。タピオカの邪魔しちゃ悪いしね」
天喰大輝:そう言って、踵を返し、雑踏へ進み出る。
デザイアドリーム:「…あ、最後に一つ聞きたいの」
デザイアドリーム:「変わった質問だけど、よりよい普通にとって、今私の中で優先順位が高い奴だから許して」
デザイアドリーム:「『去年の12月24日、何をしていたか思い出せますか?』」
GM:…取り立ててなんでもない一日だった、前後の日に比べて、妙に解像度は低いが
GM:もう4月だ、さほど気にするほど近い日でもない
天喰大輝:「……どうかな。俺が「普通」を諦めた時に近いけど。あの時はばたばたしてたからな」
天喰大輝:「あなたの「普通」にとって大切なら、次会う時まで思い出しておこう」
デザイアドリーム:「ええ、ありがとう、色よい返事を期待しておくわ」
天喰大輝:名谷涼香 ○共感/羨望 でロイス取得
GM:「その盾はザイルカッター」
GM:改め
GM:「その盾はザイルセイバー」
GM:全行程終了
GM:おつかれさまでした!!皆さん本当にありがとうございました!!
天喰大輝:お疲れ様でしたー!
伴 春人:お疲れさまでした
兎我野蘭子:お疲れ様でしたー