Sound of Silence



GM:御影
メイン 見学


PC1:"MAD-Δ"マッド・ディティクティヴ エルロック・ショルメス (キャラシート)PL:黄色の月
PC2:ナナ・ドナ・カナ (キャラシート)PL:ハーゴンニンジャ
PC3:“金剛撃"アダマンブロウ 赤嶺竜真あかみね りょうま (キャラシート)PL:MAO
PC4:“遍在する癒し“ニュー (キャラシート)PL:マグパロス
PC5:月野 弧白(つきの こはく) (キャラシート)PL:ミハエル

Index

  • オープニング1 復讐するは我にあり
  • オープニング2 死者は語らない
  • オープニング3 The abandoned case
  • オープニング4 真夜中の太陽
  • オープニング5 仮面の下
  • リサーチ1 兄の思い出
  • リサーチ2 情報収集
  • リサーチ3 合流
  • リサーチ4 グレイバック
  • リサーチ5 野望の城
  • リサーチ6 実力行使
  • ルーラーシーン Little Message
  • リサーチ7 真実の在処
  • クライマックス Break The Silence
  • エンディング5
  • エンディング4
  • エンディング3
  • エンディング2
  • エンディング1


  • プリプレイ

    RL こんばんは!お時間となりましたので本日のトーキョーN◎VAを開始いたします!
    RL: まずはプレアクトから!(p125)
    RL: 順番としては今回はキャラ&ハンドアウト紹介→トレーラーの順でやっていきますね
    RL: それではPC1から!
    RL: (キャラシート)
    エルロック・ショルメス: 「──我が名はエルロック・ショルメス」
    エルロック・ショルメス: 「君の『興味深い話(いらい)』を聞こうじゃないか」
    エルロック・ショルメス: エルロック・ショルメス!あからさまに偽名!年齢不詳!多分男という謎多き探偵!
    RL: 多分……
    エルロック・ショルメス: レッドエリアでも特に危険度が高いヒルコ街の周辺を拠点にしてQ-KAN BARで一服して暇をつぶすという
    エルロック・ショルメス: ほぼ狂人にしか見えない探偵です
    エルロック・ショルメス: その正体も──当然ヒルコ!
    RL: ぴ、PC1が狂人……!
    エルロック・ショルメス: 彼の本体は帽子めいた装いのキノコとなっており、誰とも知らぬ脳死体の脳髄を乗っ取って生活しています。
    エルロック・ショルメス: 『彼』について帽子君が知ってることはN.I.K.鑑札を持っていたという事のみ。
    エルロック・ショルメス: その辺りの暇つぶ……調査も兼ねて。ヒルコ街でトーキョーNOVA社会情勢を学び、探偵業を引きついだとか。
    RL: 恐ろしいけど鑑札持ってるしきっと信頼できるぜ
    エルロック・ショルメス: 性能としては……素の探偵力は正直低め!
    エルロック・ショルメス: 〈シャーロックホームズ〉めいた振りをして推理をしたり、下積み時代のコネや菌糸特有の〈裏読み〉を駆使して現地に張り込む技術でカバーするぜ!
    エルロック・ショルメス: いざという時はバイオスリングと各種ダメコン技能で殴り倒す!
    エルロック・ショルメス: 最終的には何事もヒルコ暴力で解決するのが一番だ。
    RL: コワ……
    エルロック・ショルメス: とりあえずこんなところで!改めて今回はよろしくお願い致しますー!
    RL: お願いします!
    RL: そんな”MAD-Δ"のHOはこちら

    HO1"MAD-Δ"エルロック・ショルメス フェイト◎/ヒルコ=ヒルコ● PL/黄色の月 
    コネ:ソニア 推奨スート:スペード

    ある日キミは、ふとしたトラブルからソニアという少女を助けた。
    彼女は君が探偵だと知ると、なけなしのシルバーを差し出して
    「一年前に死んだ兄の、死の真相が知りたい」と訴えた。
    ソニアから真実を求める強い意志を感じたキミは。この依頼を受けることにした。

    PS:「ソニアの求める真実を見つけ出す」

    ソニア: こんな子が絡まれているので、助けてあげてください
    エルロック・ショルメス: 紳士たるもの、困っているレディは助けてあげねばだね。
    ソニア: 「うーん、胡散臭いな……頼るのこの人で良いのかな……」
    RL: という訳で次はPC2!
    RL: (キャラシート)
    ナナ・ドナ・カナ: あいよ!
    ナナ・ドナ・カナ: 「このナナちゃん様に声をかけるだなんて、ニューロね! うん、とってもニューロ! で、今日は誰のプライベートを赤裸々に編集加工してあげればいいの!?」
    RL: やめてくれないか、言葉の洪水をワッと浴びせかけるのは
    ナナ・ドナ・カナ: ナナ・ドナ・カナ! 四捨五入すれば30の極めて遺憾な存在!
    ナナ・ドナ・カナ: 最近N◎VAスポとかに寄稿を始めた、心は永遠のニューロキッズ。脚色が大好きです。
    RL: マスゴミ……
    ナナ・ドナ・カナ: 「ファルケ、土星人だった!?」「キックス、1000人いた!?」「ソニア、軌道千早の落胤!?」とかの見出しの記事は任せてくださいという感じです。
    RL: ちょっと!w
    ナナ・ドナ・カナ: クソみたいな厄ネタでもまるで怖気づかないので鉄砲玉みたいな感覚で依頼できるよ! ナナにお任せ!
    ナナ・ドナ・カナ: 性能は見学室でちょっと言いましたが<早口>特化。登場と調査と精神攻撃に交渉を組み合わせ、切り札の熱狂も積んでるぞ!
    ナナ・ドナ・カナ: そんな彼女がいったいどんなヤマに挑むというのか…!?
    RL: ……ハッ!フリか!
    RL: という訳でキミが挑むヤマはこんなヤマ!

    HO2:ナナ・ドナ・カナ ニューロ/トーキー◎/カブキ● PL:ハゴニン
    コネ:ファルケ・シュレ―ゲル 推奨スート:ダイヤ

    結城あやに呼び出された君は、とあるVTRを見せられた。
    ファルケ・シュゲールという投資家の過去について尋ねたトーキーがつまみ出される映像だ。
    翌日、そのトーキーは死体で見つかったという。
    どうやらこの男には随分と後ろ暗い過去があるらしい。

    PS:「ファルケに課するスクープを手に入れる」

    ファルケ・シュレーゲル: こんな怪しい投資家がいるらしい
    ナナ・ドナ・カナ: 「『変死体発見! ファルケという男の過去に突撃取材の形跡…!?』」
    ナナ・ドナ・カナ: 「うし、見出しは決まり! これで仕事の9割は終わったし、あとは現場でフレーバーとインスピを仕入れましょ!」
    ファルケ・シュレーゲル: もう決まってんの!?
    ナナ・ドナ・カナ: 大丈夫なんだろうか。
    ファルケ・シュレーゲル: 「何も大丈夫じゃない!偏向報道には屈しないぞ!帰れ帰れ!」
    RL: そんなわけで次はPC3だ!
    RL: (キャラシート)
    赤嶺竜真: 応よ
    赤嶺竜真: 「楽しませてくれんだろうなぁ、おい?」
    赤嶺竜真: 赤嶺竜真。スラムに居を構えるウェットの空手家。
    赤嶺竜真: 日々の糧を腕っぷしで稼ぐ、典型的な荒事師。
    赤嶺竜真: 悪人とまでは言い切れないが、善人では決してない。乱暴者と言う形容が一番相応しい──そんな青年です。
    赤嶺竜真: 生業がら、関係各所と敵味方を繰り返し、腐れ縁を多数生産しています。
    RL: 敵が多そうだ
    赤嶺竜真: 敵は常に減り続けるから、そうでもねぇなあ──
    RL: なるほどね……
    赤嶺竜真: スタイルはチャクラ● カタナ◎、カブト。CSは9
    赤嶺竜真: ウェットなので恩恵があったりなかったり。
    赤嶺竜真: スペック的には<修羅/功夫/粉砕剣>で18+差分値な肉体Iダメージを与えたり、
    赤嶺竜真: 功夫に自動防御を組合せたパリーで、物理攻撃をカキーンすることが可能です。カバーリング的なこともできるよ。
    RL: 強いぜ……
    赤嶺竜真: シナリオコネクションはキックスにクラブ。
    赤嶺竜真: 1年ほど前に死んだ友人ですが、どうにも納得がいかねぇ──みたいな感じでしょうか?
    赤嶺竜真: キャスト間コネクションは“遍在する癒し“ニューちゃんにスペードを。
    赤嶺竜真: 顔見知りで、何度かビズをこなした間柄となりますね。
    赤嶺竜真: だいたいこんな感じで。
    RL: はーい!ではそんな貴方のHOはこちら

    HO3:“金剛撃"赤嶺竜真 カタナ◎/チャクラ●/カブト PL:MAO 
    コネ:キックス 推奨スート:クラブ

    キミにはキックスという友人がいた。一年前に死んだ彼は、
    "スタイルを捨てた裏切り者""ドラッグに溺れて死んだ間抜け"として軽蔑されている。
    しかしキミが知るキックスは断じてそんな男ではない。
    きっと仕組んだ奴がいる。そいつに引導を渡すのだ。

    PS:「キックスの仇を討つ」

    キックス: 実は一年間何もしてなかったのは彼に妹の事を頼む、と頼まれていたから
    キックス: という導線があるのですが
    キックス: これに関してはどうしましょう。ちなみにこれをすると自動的にニューちゃんとも知り合いになる
    赤嶺竜真: ふむふむ
    赤嶺竜真: ニューちゃんとはもともと知り合いなので、大丈夫かな。
    赤嶺竜真: イメージ的には、妹さんが落ち着いたので
    キックス: あ、ソニアちゃんがですね
    赤嶺竜真: あ、ソニアちゃんね。
    キックス: 幻のキャンペーンにNPCとして登場していたことになる
    赤嶺竜真: つまりキックスの妹さんがソニアちゃん、と。
    赤嶺竜真: 妹さんを任せてもらってた、了解です。
    赤嶺竜真: <動かなかった理由
    ソニア: はぁい。じゃあ赤嶺さんに守られたりちょっとした冒険してたりしてちょっと仲良さげな感じで行きますね
    赤嶺竜真: ソニアちゃん知り合い。<メモ
    キックス: それはそれとしてオープニングでは俺との回想もあるからよろしくな
    赤嶺竜真: おーらいだ。
    赤嶺竜真: では改めましてお声がけ頂き光栄です。全身全霊で応じさせて頂く心意気で頑張ろうかと。
    赤嶺竜真: 皆様よろしくお願い申し上げます。
    RL: よろしくお願いします-!最近MAOさんと同卓多くて嬉しいわよ
    赤嶺竜真: こちらこそですよー
    RL: それでは続きましてPC4!
    RL: (キャラシート)
    “遍在する癒し”ニュー: ほいさ!
    “遍在する癒し”ニュー: "改めまして遍在する癒し"ニューです。
    所属は自身が分派長を務める真教分派『遍在する癒し』 。

    “遍在する癒し”ニュー: つまり、これでも社会的立場があるのです。
    “遍在する癒し”ニュー: 構成員は大体自分と同様のクローン。同じ顔の女の子が沢山いて教会にいます。
    ニュー(別端末): こんな風に
    “遍在する癒し”ニュー: 童話みたいで可愛いね。
    RL: 教会、ホラーの会場と化してない?
    “遍在する癒し”ニュー: な!僕がN◎VA世界の住人なら毎日行くくらい教会は楽しいところですよ!!
    “遍在する癒し”ニュー: 偶に暴力が訪れるかもしれませんが
    RL: 付け足した一言が怖いんだよな
    “遍在する癒し”ニュー: スタイルは◎ニューロ、●カリスマ、クロマクで、世の為人の為真教の為に活動しています。
    群体で。

    “遍在する癒し”ニュー: 情報判定とサポートが得意で、ウェット相手でもまるでサポートニューロみたいなことができます。 できちゃう。
    “遍在する癒し”ニュー: シナリオコネクションは、河渉さんにダイヤ。
    “遍在する癒し”ニュー: 世の為人の為真教の為依頼を受けますね。
    NOドラッグ!(N◎VAの倫理的にドラッグってどうなってるんだろ)

    RL: 基本的にはダメじゃないかな……?
    “遍在する癒し”ニュー: キャストが平然と使ってるのは一体...
    “遍在する癒し”ニュー: アレもバレたらヤバいのか
    RL: 不思議ね……
    RL: そんな偏在するすべての君にこのHOを配布します

    HO4“遍在する癒し“ニュー(元No.7FFF) カリスマ●/ニューロ◎/クロマク PL:マグパロス
    コネ:河渡白夜 推奨スート:ダイヤ

    河渡白夜は今回の依頼人だ。最近アサクサにドラッグが出回っているらしい。
    白夜の手下を動かすと他の組織を刺激するので、キミの出番というわけだ。
    ドラッグの出所の調査と流通を阻止すれば追加報酬もある。
    なかなか悪くない。キミは依頼を受けることにした。

    PS:「白夜の依頼を果たす」

    “遍在する癒し”ニュー: 遍く人の為の救いになりましょう
    河渡白夜: 「ああ、よろしく頼む。」
    RL: では最後はPC5!
    RL: (キャラシート)
    月野 弧白: 承りました
    月野 弧白: 「はい、ブラックハウンド所属の月野です、よろしくお願いします」
    月野 弧白: 「好きなものは秩序、嫌いなものは悪人(自分込み)です、現行犯でしたら即座に連行いたしますのでそのつもりで」
    RL: 自分込みなの
    月野 弧白: はい
    月野 弧白: 月野弧白(つきの こはく)です、ブラックハウンドの事務員兼警察官です
    月野 弧白: 家はそれなりに裕福だったのですが周りの人間関係の治安が良くなくこれまでの人生でファンブルを乱発しまくった結果
    月野 弧白: すっかり社会というものが嫌いになりました
    RL: 可哀そう
    月野 弧白: それでも育ちの良さと真面目な性分が抜けないので警察やってます
    月野 弧白: 最近は悪漢を法の名のもとにぶちのめすことにひそかな快楽を覚えていますが
    月野 弧白: 同じくらい自罰的なので「私は悪い子だ……」と心の中で思っています、面倒くさい男です
    月野 弧白: 尚このような自罰性と攻撃性のバランスの関係上安易にルートに入るとデッドエンド画面を何回も見る羽目になります、例外は今のところ課長だけです
    RL: この人も怖い人じゃん!
    月野 弧白: どうしようもなく生き辛い
    月野 弧白: 性能
    月野 弧白: 教官に教えてもらいつつ組んだのでほぼブラックボックス気味ですが
    月野 弧白: 閃鋼でCS上げて小型砲で月に代わって粛清ビームします
    RL: あっ!フェイタルゲイズファニング花吹雪じゃん!鉄板ね
    月野 弧白: こんな感じですかね、久しぶりのN◎VAですがよろしくお願いします!
    RL: はーいよろしくお願いします!今回君が調査するのはこの案件!

    HO5:月野弧白 イヌ◎●/カブトワリ/ニューロ PL:ミハエル
    コネ:キックス 推奨スート:ダイヤ

    一年前、キックスという青年が死んだ。仲間を殺してドラッグを独り占めしたあげく、過剰摂取で死亡。
    ストリートではありふれた事件だが、キミは捜査報告書に違和感を覚えた。
    どうやらレイ課長も同意見のようだ。
    キミは再調査のため、ストリートへと出発した。

    PS:「事件を真の解決へと導く」

    レイ課長: 「ぜって~怪しいだろ。なあ、そう思うだろ?」 と課長も言っています
    月野 弧白: 「法を犯した者にかける慈悲はありませんが」
    月野 弧白: 「それはそれとして怪しい事件なら調査をしなければいけませんね、怠慢もまた悪です」
    月野 弧白: というわけでスートはダイヤで取ります
    レイ課長: 偉い
    レイ課長: 「そもそもSSSがロクな捜査をしたかも怪しいもんだ……」
    RL: という訳でキャラクター紹介はこのような感じ!
    RL: それぞれに外界値と同じだけ報酬点が与えられます!
    赤嶺竜真: では3点をありがたく。
    エルロック・ショルメス: 2だが?
    RL: しょっぱい……
    ナナ・ドナ・カナ: 5。予め貰っておいてあげたわ。
    月野 弧白: 6点ですね
    RL: ニューちゃんは8点!……強いな!?
    エルロック・ショルメス: 流石は宗教団体という訳か……
    RL: という訳で、トレーラーを流して、トランプを配布してメインアクトに入っていこうと思います
    RL: トレーラー
    "災厄"の都、トーキョーN◎VA。
    華やかな街の光の裏側────ストリートでは小さな事件が起きていた。

    アサクサを蝕むドラッグ、
    若きエグゼグの過去、
    そして、とある青年の死の謎。

    それらは互いに絡まりあい、やがて大きな陰謀劇へと繋がっていく。
    事件を追う者たちの思惑が交錯するなか、
    少女は"沈黙の音"を追い求める。

    トーキョーN◎VA THE AXLERATION
    「Sound of Silence」

    かくて運命の扉は開かれた。

    RL: という訳で皆、トランプを四枚、自分にだけ見える状態で引いてください
    RL: ……ギャハハ!(トランプを引いた)
    RL: オープニングフェイズ

    オープニング1 復讐するは我にあり



    RL: シーンプレイヤーは赤嶺竜真。登場判定は不可です。
    RL: シーンチャートはフェイト
    RL: キーワードは公正。暗示は正義の裁き・因果応報・ツケを払う・報いを受ける。
    RL: ────
    RL: 大雑把に言って1年前の頃だ。
    RL: ストリートの外れ、小さな酒場に、あなたはキックスと共に訪れていた。
    キックス: キックスはストリートを守るギャング団を率いていて────
    キックス: そして、友人であるあなたの力を頼ることも多かった。
    キックス: 「……ふう」 安い酒の入ったジョッキを置いて溜息を吐く。
    キックス: 「竜真、僕のチームがここまで大きくなったのは君のお陰だ」
    キックス: しみじみと感慨深そうに言う。
    赤嶺竜真: 「あ?」感慨深げな声に、でろでろてらてらした肉状のなにかに伸ばしかけていた箸を止める。
    キックス: 「いや、何。今日は僕の奢りだって話さ」 手で食事を続けるように促す
    赤嶺竜真: 「なら最初からそう言えってんだ。世辞なんざ言う前に」
    赤嶺竜真: カカと笑って、酒瓶に口をつける。
    キックス: 「世辞じゃないさ。本当に感謝している」 顔が赤らんでいる。既に酔いが回っているのかもしれない。
    赤嶺竜真: 「奢りは素直に受け取ってやらぁ」二、三品、ボリュームと値の張る品を注文して──
    赤嶺竜真: 「ただ、チーム云々ってのは俺の関係ねえ話だな」
    赤嶺竜真: 「でかくするのも潰すのも、テメエの才覚一つってやつだ」
    赤嶺竜真: 強い酒を、一気に煽る。
    キックス: 「僕のチームには力が足りなかった。それを補ってくれたのがキミさ」
    キックス: 「高くついたけどね」
    赤嶺竜真: 酔いが回る──どころか、ひっくり返ってもおかしくない呑み方。
    キックス: 赤嶺が注文した料理が運ばれてきたので、その中の一つを取って口に運ぶ。
    赤嶺竜真: ──をして、少し顔を赤らめる程度で、様子の変わる風もない。
    キックス: 「体に良くない飲み方だ。相変わらず」
    赤嶺竜真: 「そうだな、オマエにゃおすすめしねえよ」
    赤嶺竜真: 「ソニアに口やかましく言われるのも、ごめんだからな」
    赤嶺竜真: 空になった瓶を除け、同じものをもう1本注文する。
    キックス: 「フ、あれも君を心配しているのさ」 ジョッキを口に運びちびちびと飲む
    キックス: 「……」
    赤嶺竜真: 「馬鹿言うな」
    赤嶺竜真: 「オマエを心配してんだよ。だから俺なんかがオマエに近寄んのは、本来なら渋面もんなんだろうさ」
    赤嶺竜真: 「──で?」
    赤嶺竜真: 「少しは落ち着きそうなのか?」
    キックス: 「どうかな」 肩をすくめる。
    キックス: 「ん……いや」 少し歯切れが悪い
    キックス: 「なあ、竜真」
    赤嶺竜真: 「あぁ?」
    キックス: 「以前も言ったかもしれないけど、僕はドラッグが嫌いだ」
    キックス: 「僕がギャングなんてやっている理由は、子供たちを守るため……」 思いつめたような表情
    赤嶺竜真: 「──────」運ばれてきた瓶の栓を素手の親指で弾くようにして開け、静かに耳を傾ける。
    キックス: 「力じゃなきゃ守れないものもある。だからギャングなんだ」
    キックス: 「でも、ドラッグはダメだ」
    キックス: 「実は……」
    キックス: 「……いや、キミにチームの相談をするのはお門違いか」
    キックス: 自分の考えを振り払うように笑い、赤嶺と同じようにジョッキの中の飲み物を飲む。
    赤嶺竜真: 「ま、そうだな──」さらりと応じ。しかし──
    赤嶺竜真: 「オマエがドラッグを嫌うのは、結局のところオマエさんの道理だ」
    赤嶺竜真: 「つまるとこ、道理と道理のぶつけ合い」
    赤嶺竜真: 空けた瓶に口をつけて──
    赤嶺竜真: 「テメエで言ったんだ。判ってんだろうが──」
    赤嶺竜真: 「力じゃなきゃ、護れねえもんは、確かにある」
    赤嶺竜真: 「あとはどれだけ──その力に”芯”ってのを入れてやれるかってやつだな」
    赤嶺竜真: そして再び、煽るようにして瓶を空にして──
    キックス: ジョッキを口に運び、話を聞く。
    赤嶺竜真: 「ま、相談は受けられねえが」
    赤嶺竜真: 「”力”ぐらいなら、いつでも貸してやんぜ?」
    赤嶺竜真: 「これだけのスキヤキだ。それくれえの釣りはでらあ」
    キックス: 「ああ……その時は……頼む」 
    赤嶺竜真: 「応よ」
    赤嶺竜真: そちらの憂慮を掻き消すように、笑いながら──
    キックス: その笑顔に応えるように、ニッと笑顔を浮かべる
    キックス: 「まあ、なんだ。もちろん、何かある前に君に依頼するつもりだけど」
    キックス: 「もし……僕に何かあったら、ソニアを頼む」
    赤嶺竜真: 「おうおう、そうしろそうしろ。したらこちとら食いっぱぐれずに済む」
    キックス: 「アイツも、1年もすれば自力で生きていけるだろう。それまで……」
    キックス: 「……君の生き方だと、1年も面倒を見るのはキツいか」
    キックス: 「目を掛けてやってくれ」
    赤嶺竜真: 「保険にされるのは御免こうむるがな」
    キックス: 「前払いさ」 料理を指さす
    赤嶺竜真: 「オマエなんざ関わりなく、気にかけておいてやんよ」
    赤嶺竜真: 「ソニアの方がある意味よっぽど怖えからな」
    赤嶺竜真: からから笑って
    キックス: 「ハハ、いや、すまないな。変な事を言って」
    赤嶺竜真: 「ま、そんな訳だ──」
    キックス: 「今の言葉はソニアにもしっかりと伝えておくよ」
    赤嶺竜真: 「やりてえことをやりゃあいい」
    キックス: 「そうするとしよう……ふあ」
    赤嶺竜真: 三度、キックスにニヤリと応じ。
    キックス: 「久しぶりにアルコールを入れたから眠気が……」
    キックス: 「さっきも言ったが今日は奢るからあとは好きに……」 欠伸をしてカウンターに突っ伏す
    赤嶺竜真: 「──んだよ。一人酒かよ」つっぷしたキックスを前に、追加の酒と肴を数人分追加で注文して──
    RL: そうして、この日の夜は更けていった────。
    RL: その、数日後。
    RL: キックスは木更津湖(p46)で、死体となって発見された。
    RL: 死因はドラッグの過剰摂取(オーバードーズ)────
    RL: 仲間を皆殺しにして、ドラッグを独り占めして死んだと
    RL: そう言われている。
    RL: ────
    RL: 現在
    RL: あなたは、一仕事終え、ストリートの酒場に訪れた。
    RL: 一年程前、キックスと話した場所だ。
    RL: ストリートではいまだに、キックスの死について、悪いうわさが流れている。
    赤嶺竜真: 「──────」でろでろぬらぬらした肉状の何かを肴に、一人酒を呑んでいる。
    ちんぴら: 「────にしてもよお、ほらアレだ」
    ちんぴら: 「んだよ」
    ちんぴら: 「キックスだっけか、あいつもバカだよな。ドラッグなんて売ってナンボのもんだろ」
    ちんぴら: 「ハハハ、自分で使って死んでりゃ世話ねえよなあ」
    赤嶺竜真: 静かに席を立ち、ちんぴらの方へと──
    赤嶺竜真: そして──
    赤嶺竜真: 「──2秒やる」

    赤嶺竜真: がっ──
    赤嶺竜真: 三指を開き、喉頭を鷲掴み──
    ちんぴら: 「あ?何言って────」
    赤嶺竜真: 「俺の前であいつをバカ呼ばわりしたオマエとキックス、どっちがバカだ?」
    ちんぴら: 「あが……」 呻き声。それで2秒
    赤嶺竜真: そのまま片手で、ちんぴらを釣り上げるように持ち上げながら、瓶の酒を煽る。
    赤嶺竜真: ぶんっ──
    赤嶺竜真: 投げ捨てるように、ちんぴらを床に転がして──
    赤嶺竜真: 片割れを一にらみして──酒場を後にする。
    赤嶺竜真: 「ったく──」
    赤嶺竜真: 「高え奢りになりやがった──」
    赤嶺竜真: そして夜の街へと姿を消して──
    RL: ────

    オープニング2 死者は語らない



    RL: シーンプレイヤーはエルロック・ショルメス。登場判定不可
    RL: シーンチャートはカブトワリ
    RL: キーワードは挫折。暗示は作戦失敗・苦渋・絶望・不本意な屈従
    RL: ────
    RL: あなたは、ストリートを歩いていた。
    RL: 周囲はストリートらしい喧騒に包まれている。
    RL: その中で、あなたの耳には言い争う少女の声が聞こえるだろう
    エルロック・ショルメス: 紅いシルクハットを被り、道を行く青年が一人。
    エルロック・ショルメス: 機能を『再構築』した中耳に、僅かに耳慣れぬ喧騒が入る。
    エルロック・ショルメス: (………)
    ソニア: 「返して!返せよ!」
    ストリートキッズ: 「やだね、こんなイヤリングはお前にはもったいないよ」
    エルロック・ショルメス: 煙草を取り出しつつ、ゆっくりと喧騒の方向へ足を向ける。
    RL: そんな会話が聞こえてくる。近づくにつれて、その姿が見えてくる。
    RL: 少女がガラの悪い少年たちに囲まれている。
    RL: 一人の少年が、何かを掲げて嘲笑っている。会話から察するに少女の物だろう。
    エルロック・ショルメス: 「やあ、やあ──」探偵の真似事を安定してできるようになってから、幾月か。
    ソニア: 「大切なものなんだ!返してよ……え?」 ビックリしたようにあなたを見る
    ストリートキッズ: 「うわっ、な、なんだお前っ」
    エルロック・ショルメス: こうした事件の『匂い』だけは、一丁前に嗅ぎ分けられてきた気がする。
    エルロック・ショルメス: 「失礼」「なにやら表通りからでもかしましい声が聞こえたものでね。つい興味が湧いてしまった」
    ソニア: 「え、ええと……」 困惑しているようだ
    ストリートキッズ: 「なんだよ、邪魔すんのか?」
    エルロック・ショルメス: 「(レッドエリアといえども)いたいけな少女を苛む事は感心しないが──」
    エルロック・ショルメス: 「その子は泥棒でも働いたのかい?」
    エルロック・ショルメス: ちら、と少女の方を見ます。
    ストリートキッズ: 「してないけど、していてもおかしくないなあ!こいつの兄貴はクソ野郎なんだ!」
    ソニア: 「────なんだと!」 視線をストリートキッズに向けて怒鳴る
    ストリートキッズ: 「ギャングの親玉、しかもドラッグに手を出すなって言ったくせして」
    ストリートキッズ: 「仲間を見殺しにしてそのドラッグを独り占めしてやがった!」
    ストリートキッズ: 「どうせこいつもそんなクチだ。こんな上等品はこいつにはもったいない」
    ストリートキッズ: ははは、と笑いながらイヤリングを掲げる。
    エルロック・ショルメス: 「……成程ね。」一息吸い、煙を肺に入れ。
    エルロック・ショルメス: 手に加えた煙草をイヤリングを掲げるキッズの額に押し付けます。
    エルロック・ショルメス: 「探偵の前で」
    エルロック・ショルメス: 「『決めつける』なんて、つまらない真似はしないでほしい物だ」
    ストリートキッズ: 「ギャッ」 思わず手を開く。イヤリングが零れ落ちる
    ソニア: 「あ……」 呆然と2人の様子を見ている
    エルロック・ショルメス: 空いている手でイヤリングを取り、ゆっくりと少女の元へ歩み寄ります。
    ソニア: 「ありが……とう」 状況を飲み込めていないようだが、お礼を言う。
    ストリートキッズ: 「な、なんだこいつ!」
    ストリートキッズ: キッズたちがあなた達2人を取り囲む!
    エルロック・ショルメス: 「ああ」そっとイヤリングを手渡し、煙草の火を消す。
    ストリートキッズ: 「囲め囲め!」
    ストリートキッズ: 「この野郎ぶっ殺してやる!」 殺気立っている
    エルロック・ショルメス: 「少々物騒な流れになってしまったか。ええと……君」
    ソニア: 「え、あ……私?」
    エルロック・ショルメス: 「帰る家はあるかい?そこまでは付き添ってあげよう」
    エルロック・ショルメス: 「君からは『匂い』を感じる。」
    ソニア: 「……匂い?」
    ソニア: 思わず腕の匂いを嗅ぐ
    ソニア: 「臭うかな……」
    エルロック・ショルメス: 「ああ」「君の中で緩やかに燃え盛り続けている、『事件』の匂い」
    エルロック・ショルメス: そっと彼女の手を取り、歩き出す。
    ソニア: 「あっちょっと……」
    エルロック・ショルメス: 「私の様な『探偵』が惹かれる」
    エルロック・ショルメス: 指を一振り。
    エルロック・ショルメス: いつの間にやら撒かれていた細やかな『糸』が、ストリートチルドレン達の両手足を拘束する。
    エルロック・ショルメス: 「真実を求める、旅人の匂いだ」
    ストリートキッズ: 「何いちゃついてんだ!オラ!やれ!」 リーダー格らしい少年が叫び、少年たちが一斉に迫り────来ない。
    ストリートキッズ: 「うわっなんだこれ!」
    ソニア: 「……!」
    ソニア: 「わかった。でも、付き合うなら最後まで付き合って」
    ソニア: 「探偵さん。貴方に、依頼があるの」
    エルロック・ショルメス: 「有難い話だ」「……そういえば、名乗り遅れたね」
    ゆっくりと歩き去りながら。

    エルロック・ショルメス: 「我が名はエルロック・ショルメス。」
    エルロック・ショルメス: 「君の『興味深い話(いらい)』を──聞こうじゃないか」
    RL: ────

    オープニング3 The abandoned case



    RL: シーンプレイヤーは月野弧白。登場判定不可
    RL: シーンチャートはイヌ
    RL: キーワードは審判。暗示は事件の決着・逮捕・失われし者の再生・復活・蘇生・浄化
    RL: ブラックハウンド・捜査資料室。
    RL: あなたと、"暴走課長"レイの目の前には膨大な捜査資料がある。
    "暴走課長"レイ: 「……」
    "暴走課長"レイ: 「えっ……この量を整理すんの?2人で?」
    "暴走課長"レイ: 「現場に出たいんだけど……!」
    "暴走課長"レイ: 頭を抱えている
    月野 弧白: 元より事務の腕を買われてきている性質だ、課長が面食らってる間にも機械接続による並列思考などを駆使しててきぱき並べていく
    "暴走課長"レイ: 「おおー、流石だな」
    月野 弧白: 「まあ、整理の方は私がある程度は済ませておきますので…」
    月野 弧白: 「判子とか許可とか必要になった場合のみいてくだされば」
    "暴走課長"レイ: 「いや流石に任せきりにはしねーけど」
    "暴走課長"レイ: 言いつつ、こちらもそれなりにテキパキと整理を始める。
    "暴走課長"レイ: 若輩でありながら、課長に上り詰めた人物だ。現場での仕事しか能がない……という訳ではない
    RL: そのように、あなた達が資料を整理していると、ひとつの事件があなたの目に留まる
    RL: 1年ほど前。木更津湖で死体で発見された青年。死因はドラッグの過剰摂取
    月野 弧白: 「………」一つ拾い上げ空いた箇所(保留)に置く
    RL: SSSの捜査では、捜査終了となっている。
    "暴走課長"レイ: 「ん?どうかしたか?」 目ざとくその様子を見つけ、覗き込む
    月野 弧白: 「ああ、ええと」次の資料をまた手で分けながら
    月野 弧白: 「それ、異様に報告書の中身が少ないんですよね」
    "暴走課長"レイ: パラパラと資料を捲る
    月野 弧白: 「体裁通りではあるので再提出の必要はないんですけど」
    "暴走課長"レイ: 「……ああ、キックスのか……」
    月野 弧白: 「追加で補うものが無いか後で担当者に確認するため……っと、お知り合いでしょうか?」
    "暴走課長"レイ: 「まあな、ちょっとした顔見知りだ。ギャングってことにはなっちゃいたが……」
    "暴走課長"レイ: 「どっちかってーと自警団か、調査に協力してもらったこともある」
    "暴走課長"レイ: 「……アイツ、ドラッグを嫌ってたし仲間も大切にしていた」
    "暴走課長"レイ: 「やっぱ、違和感あんだよな……」
    月野 弧白: 「………ふむ」最後に残った資料を適切な山に置く
    "暴走課長"レイ: 「それにSSSだぜ。あいつ等の事だし、また適当な捜査をしたのかも」
    月野 弧白: 「仕事をしていないという偏見は良くない……とは言い切れないんですよねえ」はあとため息をつく
    月野 弧白: 「実際に担当者に裏を取ってみない限りは何とも言えませんが」
    月野 弧白: 「文章量の少なさやあなたの言う彼の実態との乖離を鑑みれば、もう一回調査を行う余地はあるでしょうね」
    "暴走課長"レイ: 「……もう一回、洗ってみるか」
    月野 弧白: 「ええ、ではこちらの時系列順に並べなおしたものを運ぶついでに担当者に連絡を取ってみます」
    "暴走課長"レイ: 「ああ、あと、そうだな」
    "暴走課長"レイ: 「当時の仲間は死んじまったらしいが……アイツには妹がいると聞いた」
    "暴走課長"レイ: 「それと、友人に"金剛撃(アダマンブロウ)"と呼ばれるカタナがいる」
    "暴走課長"レイ: 「そっちに当たってみるのも良いかもな」
    月野 弧白: 「…了解です、すぐに動くというわけにはいきませんが、優先順位としては高くしておきましょう」
    月野 弧白: タップに名前を入れておく、運んでいる間に一通りの情報も洗えるだろう
    "暴走課長"レイ: 「うん、頼む」
    "暴走課長"レイ: 「俺の方は他にも担当してるものがあるから、ひとまずお前に任せておくわ」
    "暴走課長"レイ: 「3シルバー、捜査費用で口座に入れとくから確認しといてくれ」
    月野 弧白: 「承知しました、では急ぎ担当者への裏取りから行ってまいります」
    月野 弧白: そう言って、まず運ぶ資料を持ち部屋を出る
    月野 弧白: ……捜査の上で手を抜くなど許しがたいが、かといって自分に一分の隙も無く職務を遂行できたかと言われればノーだ
    月野 弧白: ただ、淡々と確認を取るために歩く
    RL: ────

    オープニング4:真夜中の太陽



    RL: シーンプレイヤーはニュー。登場判定不可。
    RL: シーンチャートはトーキー
    RL: キーワードは反映。暗示は敵の正体露見・思いがけぬ味方・状況が将棋倒し的に進展する
    RL:  
    RL: アサクサにあるバーに、あなたは呼ばれていた。
    RL: 密談にも使用される、奥まった、他人に話の聞かれない席。
    河渡白夜: 「おう。こっちだ、こっち」
    “遍在する癒し”ニュー: 「はいはい。そんなに急がないで」
    “遍在する癒し”ニュー: 場にそぐわぬブロンドのシスターが応える
    ニュー(別端末): 「いそがないで~」
    ニュー(別端末): 傍らにいる同じ顔の少女も同様に。
    河渡白夜: 「もう酔いが回ったかと勘違いする。一人で来いよ」
    河渡白夜: あなたの────あなた達の分の酒も注文し、自身は既に準備してある酒に手を付ける
    “遍在する癒し”ニュー: 「一人も二人も変わらないわ。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ジョークじゃないわ。私の場合、文字通りの意味」
    ニュー(別端末): 「値段は同じじゃないけど~」
    ニュー(別端末): 「呼んだのはそっちだから…ね」
    河渡白夜: 「文字通り、どこにでもいるわけだ」
    河渡白夜: 「調査もお手の物だろうよ」
    河渡白夜: 河渡連合のナンバー2.今回の依頼人。
    河渡白夜: 再度酒に口をつけて、本題を切り出す。
    河渡白夜: 「実はな、最近アサクサにドラッグが出回っている」
    河渡白夜: 「会長はこのアサクサにドラッグが出回っているのをよく思っちゃいねえが……」
    河渡白夜: 「派手に手下を動かすと、シマの中で問題が起こっていると喧伝するようなもんだ。それでお前を呼んだわけだ」
    ニュー(別端末):
    “遍在する癒し”ニュー: 「ドラッグ…」
    “遍在する癒し”ニュー: 「電脳麻薬《フラッシュアウト》?」
    “遍在する癒し”ニュー: どこからか取り出したか、飴をそっと手に。
    “遍在する癒し”ニュー: 「それとも甘い甘いキャンディかしら」
    “遍在する癒し”ニュー: となりの少女の口に運ぶ
    ニュー(別端末): 「…ん、どっちでも探せるけど~」
    ニュー(別端末): 「詳細がしりたいね」
    ニュー(別端末): 飴玉を転がしながら話す
    河渡白夜: 「さてな……」 くい、と飲む
    河渡白夜: 「こっちもまだ詳細を掴んだわけじゃない。中毒性が高いもんで、一回キメたら猿みたいにそればっかり、マトモに情報があつまりゃしない」
    河渡白夜: 「名前だけは、そうだな"サイレント"。正確かどうかは分からん」
    河渡白夜: 「とにかく、そう呼ばれているものが"そう"だが……」 曖昧な言葉だ
    ニュー(別端末): 「あれれ、おかしいぞ~」
    “遍在する癒し”ニュー: 「『河渡連合』が…ここまでしか調べられていないなんて」
    “遍在する癒し”ニュー: 「何か理由が?」
    ニュー(別端末): 「ひょっとしてそれがぼくたちを呼んだ理由?」
    河渡白夜: 「言ったろ、手下は派手に動かせないんだっての……」
    河渡白夜: 「実を言うとドラッグの詳細についてはどうでもいいことでもある」
    河渡白夜: 「要するにドラッグの流通を止めたいわけだ。その流出元を探ってほしい」
    ニュー(別端末): 「んーと。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「つまり、ドラッグの出どころを調べて」
    ニュー(別端末): 「あわよくば売る人がいなくなればばんばんざいってことだね」
    河渡白夜: 「そういう訳だ。特定時点で寄付金はこう」 ポケットロンのメモ帳を見せる
    河渡白夜: 「流通元までお前らが何とかしてくれたら追加でこう」 さらに書き足す
    河渡白夜: 「前金はこうだ」 1ゴールド(5報酬点)が仕事用の口座に入金される。
    “遍在する癒し”ニュー: 「では、請け負ったという事で」
    “遍在する癒し”ニュー:
    ニュー(別端末): 「調査、解決はぼくたちにおまかせあれ~」
    河渡白夜: 「ああ、利用できるものは何でも利用するといい」
    河渡白夜: 河渡が注文した、あなた達の飲み物が運ばれてくる
    河渡白夜: 「コレは仕事とは関係ない奢りだ。今後も良い関係でいられることを願うぜ」
    ニュー(別端末): 「は~い。ありがとうございまぁす。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「えぇ。えぇ。良い関係を築いていきましょう」
    “遍在する癒し”ニュー: 「お互いに…ね」ポケットロンを一瞥し、笑みを浮かべる
    RL: ────

    オープニング5:仮面の下



    RL: シーンプレイヤーはナナ・ドナ・カナ
    RL: シーンチャートはカゲ
    RL: キーワードは死。暗示はこれまで潜伏していた戦力が動き出す・刺客襲来・昇華
    RL: マリオネット本社。映像室。
    RL: あなたの目の前ではある映像が流れている。
    RL: 一人のトーキーが、若い青年投資家にインタビューを迫っている映像────
    RL: ────
    トーキー: 「ファルケさん!あなた過去についてなにも語りませんよね」
    トーキー: 「なんでなんでしょう、何か、後ろめたいことでもあるんじゃないですか?」
    トーキー: 「ねえ、ちょっと……!」
    トーキー: トーキーの男性は、去り行く投資家に追いすがるが
    トーキー: 周囲の黒服に引き離されていった
    トーキー: 「……諦めませんからね!絶対にあなたの秘密を暴きますよ!」
    RL: ────
    RL: 映像が終わる。
    結城あや: 「映像はこれで終わり。この後どうなったと思う?ナナちゃん」
    ナナ・ドナ・カナ: 「な…」
    結城あや: あなたを呼び出した結城あやはニヤリと笑って言う
    ナナ・ドナ・カナ: 「なんて斬新なインタビューなの…!」
    結城あや: 「うん?」
    ナナ・ドナ・カナ: どこでも売っているカジュアルを、「なぜこうなった」としか言えないようなアレンジで着た女。
    ナナ・ドナ・カナ: さっきまで足をぶらぶらさせながら頬杖を突いていた(ビジネスシーン!)が、今や手を胸の前で組んで何やら感涙している。
    ナナ・ドナ・カナ: 「このセールストークもリップサービスもへったくれもない、粗暴なまでのトークスキル…ヘイトなんぞ幾らでも喰らってやるという気概にさえ溢れているわ…」
    ナナ・ドナ・カナ: 「うん、一周回って最高にニューロよ! ねぇねぇ、コイツが暴いた真実は果たしてどんなだったの!?」身を乗り出して聞く!
    結城あや: 「……」 笑みを深める。
    結城あや: 映像が流れていたスクリーンに、遠景写真が映し出される。隅田川
    結城あや: 「暴かれていないわ。死んだもの」
    ナナ・ドナ・カナ: 「そ、そんな…」
    ナナ・ドナ・カナ: 「死んでる…!」
    結城あや: 「次の日には隅田川に浮かんでいたらしいわ」
    結城あや: 「ファルケ・シュレーゲル」
    結城あや: 「新進気鋭の投資家ね。決して過去を明かそうとせず」
    結城あや: 「探った人間は皆────」 首を切るジェスチャー
    結城あや: 「ねえナナちゃん。気にならないかしら?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「あ、顔と名前は知ってる。 なんか長生きしないタイプだなーとは思ってたんだけど…」
    ナナ・ドナ・カナ: 「表のビズで売ってるのに手が出るのがこんなに早いと、2秒でXYZじゃない? コイツを嫌ってるヤツの陰謀さえ疑ったくらいよ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「そろそろかなーって思ったけど…つまりアレね? ついにN◎VAが私にもっと輝けって囁くターンなのね?」
    結城あや: 「うーん」
    結城あや: 「まあ自分が殺されるかもって状況に全く臆さないのは"らしい"わね」
    結城あや: 「だから声を掛けたわけだけど……どう?こいつについて、暴いてみない?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「うん。だってアタシ、死んだこととかないし」
    ナナ・ドナ・カナ: 「いいわ、偉大な芸術家の弔い合戦よ。 記事の権利はそっち持ち? それともこっちでいい感じに脚色(デコ)っていいの?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「木更津湖に親指を立てながら沈んでいくシーンとかいいと思うんだけど…」
    結城あや: 「脚色結構、ただし小説にならない程度にね?」
    結城あや: 「調査費用は3シルバー。よろしくね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「承り! だいじょぶよ、どーせわかる奴にはわかるから、バックボーンなんて」
    ナナ・ドナ・カナ: 「で。 か弱くて儚い乙女のナナちゃん様としては、流石に体ひとつでこんな全身ナイフみたいな奴に立ち向かうのはNGかなーって思うんだけど」
    ナナ・ドナ・カナ: 「盾の心当たりとかない? イヌでもいいし、この際敵の敵とかでもいいから」
    結城あや: 「あら、あなたの事だから頼りにしてる盾くらいはあるものかと」 大げさに
    結城あや: 「んー、そうねえ……隅田川の方だし」
    結城あや: 「そこらをカブトとかもそこらへんうろついてるんじゃないかしら」
    結城あや: 「じゃ、よろしくね~」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…ん~。 心当たりは何人かいるけど、質のいい盾ってそうそう都合よく使えないのがね」シルバーをちょっと心許なげに見る。
    ナナ・ドナ・カナ: 「ま、いいわ。 BIGニュースを期待してて頂戴! 過去が白紙なら逆に何でも書き込み放題よ!」
    ナナ・ドナ・カナ: 鼻歌交じりに立ち上がる26歳!
    ナナ・ドナ・カナ: 危険な取材が、始まるー
    RL: ────
    RL: リサーチフェイズ

    リサーチ1 兄の思い出


    RL: シーンプレイヤーはエルロック・ショルメス。登場判定不可
    RL: シーンチャートはカタナ
    RL: キーワードは力。暗示は極めて不利で激しい戦闘の発生・決断を必要とする状況の到来
    RL: ────
    RL: ストリートキッズたちから逃げ、あなた達は落ち着ける場所までやってきた
    ソニア: 「はあっはあっ」 少々疲れているようだ。身体能力は悪くないが、少し長かったらしい。
    エルロック・ショルメス: 「──この辺りまで来れば、一先ず撒けただろうね」紅いシルクハットの位置をパフンと直す。
    エルロック・ショルメス: 黒色系の紳士服とコートをはためかせながら走って来ていたが、彼は汗一つかいていない。
    ソニア: 「はあ……うん。みたいだね」 来た道を振り返ってみている
    ソニア: 「凄いね、あんなに走って、全然疲れてないみたい」
    エルロック・ショルメス: 「探偵の実績は足で稼ぐものだからね」
    エルロック・ショルメス: 「この程度の運動ならへっちゃらって訳さ。」
    ソニア: 「そうなんだ……」
    ソニア: 「探偵……探偵かあ……」 ちょっと考えるようなそぶり
    エルロック・ショルメス: 僅かにズレたシルクハットをパフンと被り直す。
    エルロック・ショルメス: 「さて」「ここから君の興味深い話を教えてもらえるかは、君が私の腕を信用出来るかにかかってくるわけだ。」
    ソニア: 「うん。助けてくれたのには感謝している。依頼したいこともある」
    ソニア: 「でも、探偵としての力量はわからない。それを知って、信じたい」
    ソニア: あなたの眼をじっと見つめる。真実を求める強い意志が感じられる。
    エルロック・ショルメス: 優しく見えるような微笑みを浮かべ、その眼に宿る焔を見つめる。
    エルロック・ショルメス: 「──例えば、そうだね。」
    エルロック・ショルメス: 「証拠不十分でも良ければ──君の抱えている『事件』を、推理してみるとしよう」
    ソニア: 「……え?」
    エルロック・ショルメス: 〈シャーロックホームズ〉を使用します。
    エルロック・ショルメス: 判定に使うカードはダイヤの4。
    エルロック・ショルメス: スート不一致により自動失敗します……
    RL: ではRLからは推理に裏付けやヒントは与えられない
    エルロック・ショルメス: (──視て来た僅かな時間で、納得できる答えを積み重ねていこう。)
    エルロック・ショルメス: 「まず、君と会った時に『訊かせて』もらったことから判断できる事」
    エルロック・ショルメス: 「それは君に近しい人が亡くなっているという事だ。それも、とても不名誉な伝聞と共に」
    ソニア: 「……」 先ほどの罵倒を思い出したのか悔しそうな表情をしている
    エルロック・ショルメス: 「そして」「これまでに君が真実を探しに動けなかった理由として、幾つかのものが挙げられる」
    エルロック・ショルメス: 「どの位探していたかは分からないが、私の様な探偵(ふしんしゃ)に出会う事も出来ていなかった」
    ソニア: 「不審者の自覚あるんだ……」 思わずといったように小さく呟く
    エルロック・ショルメス: 「それ相応の後ろ盾。或いは君の実力。はたまた──」
    エルロック・ショルメス: 「約束。そうしたものを人は思い遣る。」
    エルロック・ショルメス: 「君がそのイヤリングを大事に持っていたようにね。」
    エルロック・ショルメス: 「……とはいえ、これはさしたる証拠もないあてずっぽうだ。」
    エルロック・ショルメス: 「夢想家ではなく探偵の意見を伺いたいなら、まずは君の名前を聞いておきたいところだね」
    ソニア: 「……【ソニア】」
    ソニア: 「……そうか、私は守られていたんだね」 思い当たったことがある、という風に
    エルロック・ショルメス: 「美しい名前だ」
    「少しは信じて頂けたようだね」

    エルロック・ショルメス: 「差し支え無さそうなら、君を守っていた人にも口添えを願いたいところだ」軽く肩をすくめ。
    ソニア: 「うん。推理は多分、それに荒事にも慣れていそうだ」
    ソニア: 「わっかんないよ、守られてるって感じでもなかったし」 呆れたように
    ソニア: 「……でも多分、気をかけてはくれていた気はする。それが約束だったんだと思う」
    エルロック・ショルメス: 「フッ。レッドエリアでの後ろ盾は、大抵の場合実力を伴う物だからね……」
    エルロック・ショルメス: 「笑い話になればそれでいいさ」
    ソニア: 「【キックス】は私の兄貴。1年前に、仲間を皆殺しにしてドラッグの過剰摂取で死んだと噂されてる」
    ソニア: 「でも兄貴は、そんなことをする人じゃない」
    エルロック・ショルメス: 「……一年か。道理で」
    エルロック・ショルメス: 「燻(くすぶ)った匂いがしていたわけだ」
    ソニア: 「真実は"沈黙の音サウンドオブサイレンス"のようなもの。誰もが本気で探そうとはしない」
    ソニア: 「兄貴が言っていたんだ。"探偵さん”、あなたは真実を探してくれる?」
    ソニア: 「本気で」 覚悟を伴った瞳
    エルロック・ショルメス: 「私はこんな風体だが」
    エルロック・ショルメス: 「この街で『探偵』と名乗る事の重みは嫌というほど知っている」
    エルロック・ショルメス: 「暫しの間、この"MAD-Δ"の推理を見届けて頂こう」
    エルロック・ショルメス: 緩やかに燃え盛る君の瞳が、彼の瞳に燃え移っている。
    ソニア: 「……」 少女は1シルバーを取り出す。現金だ。
    ソニア: 「依頼料。貴方からすれば、少ないかもしれないけど」
    ソニア: 「私にとっては、結構な大金」
    ソニア: 「あなたに賭ける。お願いします」 頭を下げる
    エルロック・ショルメス: 「安心したまえ、ソニア」そっと皺の浮かぶ現金を受け取り。
    エルロック・ショルメス: 「私にとっては」「一か月の生活費だ」
    ソニア: どこかホッとしたような表情を浮かべ、顔を上げる
    エルロック・ショルメス: 「依頼。確かに承った」
    エルロック・ショルメス: 「─では、君が安心して話せる所までのエスコートを継続させてもらおうかな」
    エルロック・ショルメス: 「道中の話題も決まったことだし、ね」
    エルロック・ショルメス: 現金をコートの内に仕舞い、再び歩き出す。
    RL: ────
    ナナ・ドナ・カナ: <交渉><信用>。スネークスロートと早口で達成値+4。
    ナナ・ドナ・カナ: シティガイド(TNX257)に挑戦。目標値10
    ナナ・ドナ・カナ: カードは追って出します。
    赤嶺竜真: んじゃ同じくシティガイドに対して購入判定。カードは落ち着いてからですが、外界と足しても10に届かず失敗する予定です。
    “遍在する癒し”ニュー: シティガイド(TNX257)に挑戦。目標値10
    月野 弧白: 同じくシティガイドに対して購入判定、目標値10、カードは後で出しますが失敗します
    “遍在する癒し”ニュー: ニューはスペードの5を使用、失敗します。
    赤嶺竜真: カードはクラブ2を使用。失敗します。
    月野 弧白: カードはスペード3を宣言、失敗します
    ナナ・ドナ・カナ: あっいけない宣言忘れ。ハートの2で失敗です
    “遍在する癒し”ニュー: 赤嶺さんとチームを組みます
    赤嶺竜真: あっと、こちらか。ニューちゃんとチーム宣言します。

    リサーチ2


    RL: シーンプレイヤーは月野弧白。登場判定可能。
    月野 弧白: 登場判定無しで出ます
    RL: えー難易度は社会:NOVAで10かな
    RL: 既に登場している人物とチームを組めば自動で登場することも可能
    “遍在する癒し”ニュー: ニューは外界でコネ:N◎VAを取得してるからどっちみちダイヤのカードを使えば登場できるんですよね
    RL: カードまわしたい場合でも振って良いよ!成功したら登場してもらいます
    “遍在する癒し”ニュー: 実はダイヤが一枚しかないんだけど、切っちゃお
    “遍在する癒し”ニュー: これがオレの切り札や
    RL: マジで
    ナナ・ドナ・カナ: <社会:ストリート>や<コネ:ドーリス>での登場は可能ですか?
    “遍在する癒し”ニュー: そうですね。ニューもストリートなら出やすいかな。
    エルロック・ショルメス: さて、こちらは手札を回そうかな。
    “遍在する癒し”ニュー: 正直警察でも大丈夫
    RL: じゃあストリートでの合流にしちゃいましょうか!
    RL: 調査の為に皆ストリートに訪れていた
    ナナ・ドナ・カナ: わーい! RL太っ腹ー!
    エルロック・ショルメス: 社会:N◎VAで判定。ダイヤの5。
    “遍在する癒し”ニュー: ヒュー!
    赤嶺竜真: やったー。
    エルロック・ショルメス: 対応スートはハートのみの為、自動失敗します。
    “遍在する癒し”ニュー: ではニューの登場。社会:ストリートで登場判定、スペードの8を開示。理性が5なので達成値13
    ナナ・ドナ・カナ: <交渉><社会:ストリート>で登場判定。ボーナス4,ペナ3で差し引き+1
    ナナ・ドナ・カナ: ダイヤの8。外界5なので達成値14!
    赤嶺竜真: では登場判定。スペードの2で合計8で失敗。チーム効果でニューちゃんと一緒に登場します。
    RL: ではエルロックさん以外は登場!
    RL: シーンチャートはタタラ
    RL: キーワードは知恵。暗示は大局が見える・問題解決の糸口を発見・インスピレーション
    RL: ────
    RL: ”暴走課長”レイの助言に従い、月野弧白は”金剛撃”────赤嶺竜真との接触を試みた。
    RL: 真教分派『遍在する癒し』分派長”ニュー”の取次で、ストリートで合流する手はずになっているが────
    “遍在する癒し”ニュー: 「ごきげんよう。月野さん。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「捜査は進んでいるかしら」
    “遍在する癒し”ニュー: 訳知り顔で話す。赤嶺の隣の少女
    “遍在する癒し”ニューがいた。

    月野 弧白: 「こんにちは、ニューさん。…事情はもうご存じでしたか」
    赤嶺竜真: 「耳が多いからな、こいつぁ」
    月野 弧白: 「取次ぎを頼むにはうってつけですが、守秘義務と言う点ではかなわないですね」
    赤嶺竜真: 「で、あいにく俺は耳は2つしかなくてな」
    赤嶺竜真: 「レイのところの若いのが、Xの住民になんの用だってんだ?」
    月野 弧白: 「ああ、失礼いたしました、要件ですね、手早く参りましょう。」
    月野 弧白: 「"キックス"さんの事件についての資料を署内で一度洗いなおす機会がありまして」
    月野 弧白: 「その時報告書の妙な分量の少なさと…後は課長の勘ですね、それで報告書に不信感を持つにいたりまして」
    月野 弧白: 「こうして事件の洗い直しをしに方々をうかがっている次第です」
    赤嶺竜真: 「でけえケツをようやっと動かす気になった──と」
    “遍在する癒し”ニュー: 「あら、赤嶺さんこそ珍しく慎重ね」
    “遍在する癒し”ニュー: 「お上が動く前にとっくに何か行動に起こしてると思っていたのだけれど」
    月野 弧白: 「…ことが起こる前で幸いでしたね」
    赤嶺竜真: 「あいにく手は2つしかねえんでな」
    赤嶺竜真: ぶっきらぼうに、すっとぼける。
    月野 弧白: 「とにかく、事件について知っている話をお伺いしたいのです、何かご存じのこととかはありませんか?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、私は迷える羊を導くのが仕事ですから」
    “遍在する癒し”ニュー: 「だけど、ちょっと待ってもらえるかしら。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「羊はまだいるみたい」
    RL: ────情報項目
    ▼ソニア〈社会:N◎VA、ストリート〉目標7、10、12

    ▼キックス〈社会:N◎VA、ストリート、テクノロジー〉目標7、10、13
    ▼キックス〈社会:N◎VA、警察、メディア〉目標9、12

    ▼ドラッグ〈社会:N◎VA、ストリート、テクノロジー〉目標7、9、11

    ▼ファルケ・シュレーゲル〈社会:N◎VA、メディア、企業〉目標6、9、15

    RL:
    今調べらるのはザックリとこんな感じ。各自の需要に応じて調べてたことにしてね

    RL: キックスの項目2つはそれぞれ情報が違います。
    ナナ・ドナ・カナ: 一方そのころナナは▼ファルケ・シュレーゲルについて調べながら3人の近くをうろうろしていたのだった…
    ナナ・ドナ・カナ: <交渉><社会:メディア>。虎の子のクラブの10で達成値22。
    RL: つ、強すぎる……
    月野 弧白: では警察の方のキックスについて 社会:警察で
    月野 弧白: カードはダイヤのJを宣言、達成値17
    赤嶺竜真: では▼キックス〈社会:N◎VA、ストリート、テクノロジー〉目標7、10、13 を、ストリートで判定。 スペードスートのJに理性6を足して達成値16。13まで抜きました。
    “遍在する癒し”ニュー: ドラッグについて、<社会:ストリート>
    スペードの6に、理性の5.合計11で全部開けられました。

    RL: ウワーッ皆強い
    RL: では情報は以下
    RL: ────

    ファルケ・シュレーゲル〈社会:N◎VA、メディア、企業> 6/9/15 6:投資を次々と成功させている若きエグゼク。近々軌道に迎え入れられると噂されている。
    ※軌道は天上人(ハイランダー)たちが住んでいる軌道上のコロニーのこと。

    9:自分の過去を全く語ろうとしない。資金源にも黒い噂がある。
    15:最近は投資以外にも、偽名を使って色々と金を動かしているようだ。
    キーワード、【ファルケの動向】を入手。


    キックス <社会:N◎VA、ストリート> 7/10/137:一年前に死んだギャング団のリーダー。【ソニア】という妹がいる。腕利きのニューロでもあり、赤嶺竜真とは親友同士だった。
    10:犯罪からストリートの子供たちを守っており、ドラッグを嫌っていた。しかし、手に入れたドラッグを独占するためにチームを皆殺しにして、最後はドラッグの過剰摂取で死んだと言われている。
    13:事件の際に全滅したメンバーには不審な点が見られる。キーワード、【全滅したメンバー】を入手。


    キックス〈社会:N◎VA、警察、メディア〉目標9/129:キックスが死んだ事件の捜査はSSSが行ったが、既に打ち切られている。Xランク市民ということもあり、明らかに不十分な捜査しかされていない。
    12:当時の捜査を担当した警察官は、長谷部万力(p69)というSSSの悪徳警官だ。直接会えば、話を聞き出せるだろう。アドレスを入手する。


    ドラッグ〈社会:N◎VA、ストリート、テクノロジー〉7/9/117:最近、アサクサに出処不明のドラッグが出回っているらしい。
    9:売人の間ではサイレントという名前で呼ばれており、非常に強い幻覚性と依存性を持っている。
    11:売人はこれまでアサクサにいなかった人間ばかりだ。キーワード、【ドラッグの売人】を入手。

    RL: ────
    月野 弧白: 「……なるほど、ご友人である赤嶺さんからも『ドラッグを独占するためにチームを皆殺しにする』行為は到底あり得ないものであると」
    赤嶺竜真: 「もしアイツが端からそれを狙ってたってんなら──」
    赤嶺竜真: 「もっと上手くやるだろうさ」
    赤嶺竜真: 暗に、人格的な理由だけでなく
    赤嶺竜真: 能力的にも不自然だと、目の前のイヌに告げる。
    月野 弧白: 「捜査資料も不十分です、貴方の話にある一定の妥当性も鑑みると、担当に一度突撃したほうが良いかもしれませんね…」
    赤嶺竜真: 「担当ってなぁ、誰だったんだ?」
    月野 弧白: 「長谷部万力さん」
    月野 弧白: 皆までは言わない
    赤嶺竜真: はっ──と笑い飛ばし。
    赤嶺竜真: 「そいつぁまあ──」
    赤嶺竜真: 「俺の証言なんざより、よっぽど重要な理由じゃねえか?」
    赤嶺竜真: 「この件を見直すってことに関してよ?」
    赤嶺竜真: 長谷部万力
    赤嶺竜真: 言わずとしれた有名人の一人だ。
    赤嶺竜真: 白を黒どころか。白を「甘い」としてしまっても不思議でもなんでもない。
    月野 弧白: 「…こちらにも建前というのがあるものです」涼しい顔、倫理的に人を悪く言うことに葛藤を抱えていることはおくびにも出さず
    “遍在する癒し”ニュー: 「"キックス"はドラッグがなくなった理由だそうだけれど。この件がきな臭いのは捜査だけじゃないわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「サイレント」
    赤嶺竜真: 「あ?」聞き慣れない単語を聞き返す。
    “遍在する癒し”ニュー: 「アサクサに出回っているドラッグ。非常に強い幻覚性と依存性を持っているの」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、ええ。それこそ”キックス”がいれば蔓延ることのないものでしたでしょうね」
    月野 弧白: 「出所不明のドラッグの流通ですか……確かに無関係とはいえませんね」
    “遍在する癒し”ニュー: 「売人もこれまでアサクサにいなかった人間ばかり。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「つまり、地元のギャングじゃない」
    “遍在する癒し”ニュー: 「…ともかく【ドラッグの売人】を洗う必要があるようね」
    赤嶺竜真: 「──となると」
    赤嶺竜真: 「当時の【全滅したメンバー】ってのも、嘘臭えな」
    赤嶺竜真: 「”ゴミ漁り”の証言なんざ、ひとかけらも当てになりゃあしねえからな」
    月野 弧白: 「売人の情報捜査に、【ソニア】さん含めた事件関係者の証言集め…点は増えましたがまだつながりが見えませんね…」
    赤嶺竜真: ぼりぼりと、顎を掻きながら思案する。
    月野 弧白: 「調べるのも忙しくなりそうだ」
    月野 弧白: 「私は職務ですのでこのままこの件を追いますが、お二人はいかがなさいます?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「そうね。私もこの件を調べるわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「赤嶺さんは?」
    赤嶺竜真: 「もとからクセえと思ってたヤマだからな。それに──」
    赤嶺竜真: 「前払いされちまってるからな」
    月野 弧白: 「…事件に対するモチベーションは十分、といったところですか」
    赤嶺竜真: 「死んだ殺されたってだけなら、精々沸くのは怒りくれえだ」
    赤嶺竜真: 「だがこいつぁ──それだけじゃねえからな」
    赤嶺竜真: 「──で、具体的にはどうすんだ?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「なら、尚のこと都合がいいわ。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「月野さん、よろしければ私達も一緒にこの件について調査のお手伝いをさせてもらえないかしら」
    月野 弧白: 「ああ、ありがとうございます、こちらから打診しようかと思い悩んでいたところでした」ペコリと一礼
    月野 弧白: 「先ほど並べたタスクをこなすために、少しばかり顔が効くところに情報を得られるよう融通します、とはいえこの作業量、もう一人くらい欲しくなりますね……」
    ナナ・ドナ・カナ: その時である。
    “遍在する癒し”ニュー: 「─────待て、しかして希望せよ。ね」
    ナナ・ドナ・カナ: マイナーでサイバーシリンジ、プレアクトで3つ常備してあるゾンビライフのうち1つを使用。メジャーで<交渉><隠密><インタビュー>
    ナナ・ドナ・カナ: 対象はナナ・ドナ・カナ。目標値は何らかの制御値。
    ナナ・ドナ・カナ: ハートの5で自動失敗。
    ナナ・ドナ・カナ: 「…ナナちゃん様、ナナちゃん様、【ファルケ・シュレーゲル】について早くも調べ上げた敏腕にしてニューロなナナちゃん様」据わった目で中空に話しかける女が一人。
    ナナ・ドナ・カナ: 「【ファルケの動向】について何かご存知ありませんか…?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「知らん。そんな事はアタシの管轄外よ…あれっ」薬物とセルフインタビューによる記憶掘削に失敗! そこで3人に気付く。
    ニュー(別端末): 「あの人、キメてるの?」
    月野 弧白: 「……ともかく、無いものはねだれませんね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「あれ、“金剛撃"じゃん。なんか今日は3人いるのね、どうしたの?」
    月野 弧白: 目をそらす、あれは見てはいけない名状しがたき何かだ
    赤嶺竜真: 「──────」黙ったまま、水の入ったピッチャーを手にして
    赤嶺竜真: 「あいにく”俺は”一人だ」
    赤嶺竜真: ダバダバダバーっと、頭から浴びせかける。
    ナナ・ドナ・カナ: 「Cool…火照った体に効くわぁ…ハッ」我に返る。
    “遍在する癒し”ニュー: 「ナナさん、こんにちは」
    赤嶺竜真: 「トぶにしても飛ぶにしても、迷惑にならねえところでやりやがれってんだ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…あれ、ホントに“金剛撃"だ。ニューちゃんも一緒?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…ブラックハウンド!?」
    月野 弧白: すっとタップで顔を隠す
    赤嶺竜真: 「別にオメエを取って喰おうって訳じゃねえよ、安心しろ」
    月野 弧白: 「お知り合いですか」ひそひそニューさんに聞く
    赤嶺竜真: 「──あ、いや」
    赤嶺竜真: 「取って食われるようななんかしてんなら、話は別だな。いっそ捕まっとくか?」かかかと他人事を嗤う。
    “遍在する癒し”ニュー: 「ご存じだと思いますが私は、この街のみなさんとお知り合いですよ」月野に応える
    月野 弧白: 「そうでしたね」気のせいか片言だ
    赤嶺竜真: 「トーキーだ」
    赤嶺竜真: 「良いか悪いかはともかく、な」
    赤嶺竜真: ぐいっと、親指で指し示す。
    ナナ・ドナ・カナ: 「ナナ・ドナ・カナよ。気軽にナナちゃん様って呼んでね」
    “遍在する癒し”ニュー: 「それでナナさん、先ほどは何かを調べていたそうですが」
    月野 弧白: 赤嶺さんの声にようやくタップから目だけを覗かせる
    “遍在する癒し”ニュー: 「またこの街の巨悪でも見つけたんですか?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ニューちゃんは察しがいいわね。ファルケっていう、暗黒連続殺人犯かもしれない男を追ってるの」
    ナナ・ドナ・カナ: 「この顔ぶれ、そっちもなんか事件でしょ? 手を貸すから、しばらくのあいだ匿ってくれない?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「情報の出入りなんて縁だからね。電脳で探すなら、案件がまとめていくつでも一緒」
    月野 弧白: 「……」相変わらずジトっとした目で見てる、彼女本当に信用できるのか
    赤嶺竜真: 「こいつも耳こそ2つだがな」
    赤嶺竜真: 「”それなり”だ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ナナさんは、これでも器用な方ですからね」
    赤嶺竜真: 「もっとも、1つしかねえはずの口を塞ぐのは、ちと骨だろうがな」
    “遍在する癒し”ニュー: 「だけど今はとにかく手が足りない、でしょう?」
    赤嶺竜真: 「違いねえ」
    月野 弧白: 「職務上重要視するべきはその口なのですが」
    月野 弧白: 「……まあいいでしょう、匿うだけ匿いますが、その代わり協力と守秘義務は守ってくださいね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ん、オッケオッケ。ブラックハウンドの捜査協力は何度かしたことがあるけど、条項はたぶん同じでいいよね?」
    月野 弧白: 「ええ、特に重要な封鎖とかはありませんのでそのように」
    赤嶺竜真: 「気をつけとけよ、月野」
    赤嶺竜真: 「なあなあにしてると、ざくっとやられんぞ?」からかうように
    ナナ・ドナ・カナ: 「ええ~何それ。アンタみたいな物騒な奴にだけは言われたくない…」
    月野 弧白: 「……プライバシーポリシーを直接脳に送ってやりましょう」
    赤嶺竜真: 「バカ言いやがれ」
    赤嶺竜真: 「俺くらい『判りやすい』やつぁそういねえよ」
    月野 弧白: 「…ともかく、いい感じに人はそろったので」
    月野 弧白: 「初めて行きましょうか、各々、目的に必要なことを」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ。聞き分けの良い人が一人いてとても助かるわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 静かに笑む
    赤嶺竜真: 「ああ、そうだな。そっちはビズを──」
    赤嶺竜真: こっちは──
    月野 弧白: というわけでチーム結成を宣言したいです、ひとまずはこのシーンに登場している4人で
    RL: OK!

    エルロック・ショルメス: リサーチ2、舞台裏からソニアについて判定しておこう。今回は社会:ストリートかな
    エルロック・ショルメス: ハートの8を提出。能力値と合わせて達成値は15になるはずだね
    エルロック・ショルメス: 目標値は12。全開示だ
    ソニア <社会:N◎VA、ストリート> 7/10/12 7:ストリートに済む少女。一年前に死んだ【キックス】という兄の事を大切に思っている。"MAD-Δ"エルロック・ショルメスという探偵に依頼をしたらしい。
    10:キックスの死が仕組まれたものではないかと疑っており、ストリートで調べまわっている。
    12:キックスから貰ったイヤリングを大切にしている。

    RL: これはアレですね、多分道すがら話していた
    エルロック・ショルメス: かわいいね

    リサーチ3


    RL: シーンプレイヤーはエルロック・ショルメス
    RL: 登場判定は社会:NOVAか社会:ストリートが良いでしょう
    RL: 難易度は10で
    エルロック・ショルメス: あ、そうだ。シーンプレイヤーも手札回しってできますかね?
    RL: は今回はナシで!
    エルロック・ショルメス: 了解!ゆびをくわえて登場していきます
    ナナ・ドナ・カナ: 登場判定を行います。
    ナナ・ドナ・カナ: <交渉><社会:ストリート>。 喋らなきゃ始まらないので隠密は絡めません。
    ナナ・ドナ・カナ: ダイヤの9。修正は差し引き+1。
    ナナ・ドナ・カナ: 外界は5。達成値15で登場成功!
    RL: うおー素晴らしい。他に登場する方はいらっしゃいますか
    “遍在する癒し”ニュー: はーい!
    月野 弧白: チームを組んでいるので一緒に出たいです…!
    ナナ・ドナ・カナ: チームの皆! アンタらの出番よ!
    赤嶺竜真: 同じくチームで同行したく。可能なら登場判定は行って手札を回したく。
    RL: ではどうぞ~
    赤嶺竜真: ではダイヤ7で登場判定を失敗します。
    RL: シーンチャートはカブト。
    RL: キーワードは庇護。暗示は父性・男性ゲストの協力・精神的な恩恵を被る
    RL: ────
    ソニア: 「ここがフェイトの事務所ってやつ?なんか思っていたより────」
    エルロック・ショルメス: 辛うじてインフラが機能している、レッドエリアアパートの一室。
    エルロック・ショルメス: 日当たりの悪い窓近くにはには少し色褪せたソファ、部屋の隅には文字通り『CD』なレコード盤が置かれている。
    エルロック・ショルメス: 「──襤褸(ボロ)いだろう?」
    エルロック・ショルメス: 「私の場合、招く予定のない家よりは見てくれを優先する主義でね」
    ソニア: 「うん。思っていたよりずっとボロだ」
    エルロック・ショルメス: フェイトコートを脱ぎ、窓枠に括りつけられたハンガーに引っ掛ける。
    エルロック・ショルメス: 紅いシルクハットを取る気配はない。
    ソニア: 「それだって、今の私の暮らしよりかは安定してるだろうけど」
    エルロック・ショルメス: 「座るかい?」
    ソニア: 「じゃあ、失礼します」 硬い椅子に座り、きょろきょろと辺りを見渡す。
    エルロック・ショルメス: 薄っぺらい収納スペースを開き、がさごそしている。
    ソニア: 「何してるの?」
    エルロック・ショルメス: 「ああ……(多分)私の日課でね。手慰みに触っているんだ」
    エルロック・ショルメス: 片手で取り出したものは、小さなバイオリンケースだ。
    ソニア: 「意味ないってこと?」 と言いかけて、手に持ったそれを見て感嘆の声を上げる。
    エルロック・ショルメス: 「聞かせる相手もいないし、腕前はさっぱりだがね。」
    ソニア: 「それでも、弾けるんだ」
    エルロック・ショルメス: 「探偵たる者、退屈な日々を埋める時間は手放せないものだ」
    ソニア: 「あまり生活に困ってる様子はないけど、退屈なんだ。忙しいんじゃないの?」
    エルロック・ショルメス: 「まあ、ね」「或いはそうだったのかもしれない。」
    エルロック・ショルメス: 「死んだように寝込んでいた時期が続いていた分、体が退屈を覚えてしまったようだ」
    ソニア: 「大変なんだね」 よくわかっていなさそうに言う
    エルロック・ショルメス: 「そんなものさ」多分、彼もまだわかっていない。
    エルロック・ショルメス: 「──さて。詳しい話を聞く前に、紅茶でも淹れようか」
    エルロック・ショルメス: 「メーカーと賞味期限が確認できないもので良ければ…」「うん?」
    ソニア: 「お腹を壊さなければ大丈夫……どうしたの?」
    エルロック・ショルメス: 「……フ。」「人数分のコップはそろっていないのでね」
    エルロック・ショルメス: 「早い者勝ちで頼むよ」
    赤嶺竜真: どごんっ!
    赤嶺竜真: 事務所のドアが、内側に吹き飛ぶ。
    赤嶺竜真: 「──んとに居るんだろうな、おい。ナナ?」
    赤嶺竜真: 続けて悠然と入ってきたのは、乱暴そうな風体の男。
    エルロック・ショルメス: 「やれやれ」片手でドアを受け止める。
    エルロック・ショルメス: 「後ろ盾になれるのも納得のノックだ」
    ソニア: 「キャーッ!?」 悲鳴を上げてソファの裏に隠れる!
    月野 弧白: 「ちょっと、やめて差し上げてくださいよ、仮にも協力者という体ですからね?」
    ソニア: 「ってあれ、この声……」
    赤嶺竜真: 「っと。いやがったいやがった」
    赤嶺竜真: 少女を確認して、呑気に片手を上げる。
    赤嶺竜真: 「よっ、ソニア。きちんとメシ食ってクソしてっか?」
    ソニア: 「えーっ!竜真?なんでいるの!?」
    ソニア: 「っていうか相変わらずデリカシーない!」
    赤嶺竜真: 「そりゃ求める方が間違ってらぁ」カカと笑って、部屋の主の方へと視線を向ける。
    ソニア: 「ていうかなんかいっぱいいるけど……」
    エルロック・ショルメス: もう片手で持っていたバイオリンを降ろし、紅い瞳が竜を見返す。
    ソニア: 「ニューさんとかイオンさんもいるの?」 ソファの裏に隠れたまま問う
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、ソニア。私はいるわ。イオンはいないけど」
    赤嶺竜真: 「アイツはあくせく整備費稼ぎだ」
    ニュー(別端末): 「いそがしいんだよ。あの人も」
    ニュー(別端末): ぼんやり応える端末
    エルロック・ショルメス: 「お初にお目にかかります、保護者殿方。」
    赤嶺竜真: 「──んで、そっちの赤いのは?」少女に問う。
    エルロック・ショルメス: ドアの木片を払い、ぺこりと一礼。
    ソニア: 「この人はフェイトの人」
    ソニア: 「兄貴について、調べてくれるって」
    エルロック・ショルメス: 「『耳の早い方』はご存知かもしれませんがね。」礼を戻し。
    エルロック・ショルメス: 「エルロック・ショルメスと申します。お見知りおきを」
    赤嶺竜真: 「──なるほどな」
    ナナ・ドナ・カナ: 「フッフッフ…年貢の納め時ねエルロック・ショルメス!」ババーンと集中線付きで登場。
    ナナ・ドナ・カナ: 「まさかアンタがこんな女の子を自宅に連れ込むような外道紳士怪奇倶楽部だとは思わなかったわ…もう大丈夫よソニアちゃん」
    ナナ・ドナ・カナ: 「何しろアタシが2秒でアンタの居所を突き止めて助けに来たわ! ブラックハウンドもいるのよ!」
    ソニア: 「????????」 マシンガントークに頭が追い付いていない
    赤嶺竜真: 「2秒で判っただろうが」
    月野 弧白: 「きょ・う・りょ・く・しゃ・で・す!!脅さない強請らない!!!!!」
    赤嶺竜真: 「こいつのことは気にするな」
    ソニア: 「げどうしんし……?何……?」
    月野 弧白: ぱこんとナナの頭をはたく
    ナナ・ドナ・カナ: 「観念してお縄につきなさヴォエッ」
    エルロック・ショルメス: 「そういう事だね」
    赤嶺竜真: エルロックに、扉を投げ戻すよう手招く。
    エルロック・ショルメス: キャッチボールでもするかのような手軽さで扉を投げ渡す。
    ソニア: 「えっヤバ……」 呆然と弧を描く扉を見ている
    赤嶺竜真: 片手で受け止め、強引に元の位置にはめ込む。むろん、元通りにはならないが──
    月野 弧白: 「まったくもう……」
    エルロック・ショルメス: 「ナナに見つかったということは、この家もそろそろ潮時だな」
    赤嶺竜真: 「ちがいねぇ、が──」
    “遍在する癒し”ニュー: 「その前にまだやることがある、でしょ?」
    赤嶺竜真: 「キックスに関してソニアから依頼を受けたってんなら」
    エルロック・ショルメス: 風通しの良くなった玄関口を眺め、煙草を取り出す。
    赤嶺竜真: 「引き払うのは、少しばかり話をしてからってのでどうだ?」
    エルロック・ショルメス: 「ああ」「こうして大所帯で来ている時点で、只事ではなさそうか」
    エルロック・ショルメス: 「俄然興味が湧いてきた」
    ソニア: 前回開いたキーワードはそれぞれ【ドラッグの売人】【全滅したメンバー】【ファルケの動向】。これらは共有済みのハズ!
    RL: というわけで
    情報項目 ▼ファルケの動向〈社会:N◎VA、メディア、企業〉目標9/12/15
    ▼ドラッグの売人〈社会:N◎VA、ストリート、テクノロジー〉目標11/13/15
    ▼全滅したメンバー〈社会:N◎VA、ストリート、警察〉目標10/12/15

    RL: こうなる!
    エルロック・ショルメス: あ、そうだ。この段階でチームへの加入を宣言しておくよ
    RL: ほいさ!
    ナナ・ドナ・カナ: ▼ファルケの動向に挑戦します。社会:N◎VA
    ナナ・ドナ・カナ: スペードの10。以下略!
    エルロック・ショルメス: では、全滅したメンバーについて。社会:ストリートにて挑戦します
    エルロック・ショルメス: 出すカードはハートの8。さっきは忘れてたけどご近所さんとNIK鑑札の効果で更に+2。
    エルロック・ショルメス: 能力値7と合わせ、達成値は17だね。
    “遍在する癒し”ニュー: ▼ドラッグの売人〈社会:N◎VA、ストリート、テクノロジー〉目標11/13/15
    テクノロジーにて調査。
    ハートの9に、生命1,派遣調査で1,報酬点を1使い合計15。

    RL: ひえー、では全員全て抜けたかな
    RL: 判定していなくて購入判定行いたい方いたらどうぞ
    赤嶺竜真: ではクラブ5を使って購入判定を失敗します。
    RL: 手札回しだ!月野君はどうする
    月野 弧白: 閃鋼購入狙ってみます
    月野 弧白: 公開はダイヤQ、外界と合わせて17、更に報酬点3つ追加
    月野 弧白: というわけで…買えますかね…?
    system: [ 月野 弧白 ] 報酬点 : 9 → 6
    system: [ “遍在する癒し”ニュー ] 報酬点 : 13 → 11
    RL: 当然可能……!
    RL: 強い!
    月野 弧白: では買ってエルロックさんにパス!
    RL: それでは情報を出していきましょう
    RL: ────
    エルロック・ショルメス: ありがたく頂くよ。
    ファルケの動向9:ダミー会社や別人を介して多額の資金を動かしている。
    12:【ゲオルグ】という護衛と、【エミリー・サカキ】という秘書を雇っている。この二人も黒い噂が絶えない。
    15:レッドエリアに物件を買っている。定期的に資材を搬入したり、何かを運び出しているようだ。アドレスを入手した。

    ドラッグの売人11 ドラッグの売人はみなレッドエリアの住人で、偽造IDでアサクサにやってきている。
    13 偽造IDはどれも会社員の身分を保証するものになっている。会社は全てダミー会社だ。
    15 ダミー会社へ金を流しているのは【ファルケ・シュレーゲル】というエグゼクだ。

    全滅したメンバー10 キックスのチームには多くのメンバーがいた。
    12 一年前の事件で皆殺しにされている。死因は全員が射殺だった。
    15 一人だけ死体が見つからなかった男がいる。ホークという男だ。
    キーワード、【ホーク】を入手。

    RL: という訳で【ゲオルグ】【エミリー・サカキ】【ホーク】を新たに入手
    RL: また、前回の情報で長谷部万力の元に、今回の情報でレッドエリアに向かうことが可能です
    RL: ────
    RL: それでは、それぞれの事情を共有し、新たなる情報を得たあなた達は
    RL: それらを共有し、今後の指針を決めることとした。
    エルロック・ショルメス: 「──さて。」煙草の吸殻を指で押し消す。
    エルロック・ショルメス: 「【キックス】についての話も大体はわかった。気になるのはその当時のメンバーだね」
    ソニア: 「当時のメンバー……」 思い出そうとしているようだが、名前などは思い出せないようだ
    エルロック・ショルメス: 「又聞きになってしまうが、メンバーが本当に全滅していたなら『キックスのチームが壊滅した』という情報だけが流れる筈だろう?」
    エルロック・ショルメス: 「ところがそうなってはいない」「理由はいくつか考えられるが、今回は分かりやすい所から当たろう。」もみ消した吸殻を目の前に掲げる。
    エルロック・ショルメス: 僅かな時を経て──少しずつ、煙が上がり始める。
    エルロック・ショルメス: 「『火種』は消えていなかった/『チーム』は全滅していなかった」
    エルロック・ショルメス: 片手間に開かれたポケットロンが、受け取った事件資料を精査している。
    エルロック・ショルメス: 「当時に発見された死体は一人を除き、全員銃殺死と鑑定されている。」
    エルロック・ショルメス: 「一人だけが──見つかっていない」
    エルロック・ショルメス: 「そいつの名前は【ホーク】という。或いは隠れているのやも、だ」
    ソニア: 「【ホーク】……」 噛みしめる様に呟く
    “遍在する癒し”ニュー: 「ソニア、貴方も知っているのかもしれないけど。今アサクサではドラッグが流通しているわ」
    ニュー(別端末): 「売人もアサクサの人間じゃないんだよ~。なんとみーんなレッドエリア!」
    “遍在する癒し”ニュー: 「…もちろん、レッドエリアの集団が街で活動するには、後ろ盾が必要」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ねぇ、ソニア。おかしいと思わない?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「あなたのお兄さんの死因と、突然のチームへの殺戮…そしてその後に出てきたよそ者の集団」
    ソニア: 「……! それって」
    ソニア: 「……そいつらに、兄貴が嵌められた?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「確かなことは分からないわ。でも、誰が怪しいのかまでは分かった」
    “遍在する癒し”ニュー: トロンにある人物のデータが送られる
    ナナ・ドナ・カナ: 「! これって…」横で作業をしていたナナが反応する。
    “遍在する癒し”ニュー: 「【ファルケ・シュレーゲル】それが、ドラッグの流通源にいるエグゼク」
    “遍在する癒し”ニュー: 「…ナナさんは、何かご存じのようね」
    ニュー(別端末): 「おしえておしえて~」と軽く抱き着く
    エルロック・ショルメス: 「…記者たるもの、隠し立てはしないのだろう?」
    エルロック・ショルメス: 先手を取られたような眼をしているが、気にしなくても良さそうだ
    ナナ・ドナ・カナ: 「アタシが隠し事とかするわけないでしょ! 普段なら大なり小なり盛るけど、チームだし特別に無編集よ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「知ってるも何も、アタシが今追ってるのがファルケよ。 コイツの過去を嗅ぎまわる人間は、全員なぜかすぐ死んじゃうの」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ペーパーレスカンパニーで実弾(キャッシュ)をお手玉したり、近頃はレッドエリアにある工場で何かモノのやりとりをしてたり」
    ナナ・ドナ・カナ: 「やっぱ噂のドラッグかしらね、これ。 興奮してきたわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「まぁ」口に手を当てる
    月野 弧白: 「ドラッグの背後にナナさんの追っているエグゼクの影、ですか」
    赤嶺竜真: ボリボリと顎を掻きながら、黙って情報に耳を傾ける。
    月野 弧白: 「一度足で出向いてみたほうが良いかもしれませんね」
    エルロック・ショルメス: 「情報が収束してきたね。いい傾向だ」
    ソニア: こくん、と頷く
    赤嶺竜真: 「──だな」
    ソニア: 「ねえ、この後って、どうするの?」 自分も何か手伝いたい、と思っているようだ
    月野 弧白: 「そうですね…」
    月野 弧白: 「このままずっとデスク、というのもなんですし」
    月野 弧白: 「一度足で出向いたほうがいいとチェックした箇所に行くのはどうでしょう」
    赤嶺竜真: 「ああ。眼の前に行きゃあ、口の軽くなるやつも居るだろうよ」
    赤嶺竜真: ごきりごきりと首を鳴らす。
    ナナ・ドナ・カナ: 「うわ怖ッ。 何が起きてしまうのかしら」
    赤嶺竜真: 「──で、どう分ける?」軽口を無視して、問う。
    赤嶺竜真: 「全員雁首揃えて動く必要もねえだろうよ?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「私は月野さんとご一緒するつもり。レッドエリアよりも話の通じるところに行きそうだし」
    月野 弧白: 「そうですね、ひとまずは先ほど上がっていたレッドエリアの建物に向かう方、それとうちの上司に報告書を督促する方に分かれるのがよいかなと」
    月野 弧白: 「私は顔の効く上司を取りますが皆様はどうされます?」
    エルロック・ショルメス: 「差し支え無さそうなら、私も月野君の方へ当たろう。」
    エルロック・ショルメス: 「当時の捜査官から聴取(インタビュー)しておきたい」
    赤嶺竜真: 「話の通じるところはそっちに任せた」
    赤嶺竜真: 「俺は、話が通じねえ方だ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「じゃあ頑張って」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ワオ、話が早い。 アタシは当然、工場を押さえに行くわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「得意な事をして頂戴」
    赤嶺竜真: 「そーゆーこった」
    ソニア: 「じゃあ、竜真、ちゃんと守ってね?」 こちらについて行く気のようだ
    ナナ・ドナ・カナ: 「丁度腕の立つのが一人欲しかったのよね。 お土産は何がいいかしら」
    赤嶺竜真: 「んだよ? お上品な方じゃなくていいのか?」
    ソニア: 「もしかしたら顔の利く相手がいるかもしれないし」
    ソニア: 「私も、何かしたいもの。見てるだけじゃいや」
    ナナ・ドナ・カナ: 「いーわね。 ビンビン来るわその心意気!」
    “遍在する癒し”ニュー: 「怪我はしないでね、ソニア」
    “遍在する癒し”ニュー: 「あなた放って置くと悪ガキにでも集られそうだし」
    “遍在する癒し”ニュー: 「正直心配」
    ナナ・ドナ・カナ: 「それっぽい奴に会っても、アタシがいいって言うまで物陰から出ないって約束しなさい。そうしたら連れて行ってあげないでもないわ」
    赤嶺竜真:
    ソニア: 「んぐっ……わ、わかりました……」
    赤嶺竜真:
    ナナ・ドナ・カナ: 「今回はカチコミじゃないのよアダマンブロウ。 そのパンチで全部ガラクタにするのはホントに保険にしてね」
    赤嶺竜真:
    月野 弧白: 「程よく3:3、ですか。いいでしょう」
    赤嶺竜真: 「──オマエな、俺をなんだと思ってんだ?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「偉い。あとでなんか買ってあげるわ。ロゴ…」
    ナナ・ドナ・カナ: <交渉><インタビュー>
    ナナ・ドナ・カナ: 「ごほん。何か食べたいものとかある?」
    赤嶺竜真: 「”証拠品”には手を出さねえよ」
    ナナ・ドナ・カナ: ハートの3で失敗。
    ソニア: 「ロゴ……? 美味しいものなら何でも……」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ああうん、気にしないで」月野さんをそわそわ見る。
    エルロック・ショルメス: 「では、帰りに新しい茶葉でも買ってくるとしよう」
    月野 弧白: 「………」
    月野 弧白: 手元の小型サテライト砲に手を掛けている、理由は無いが
    ナナ・ドナ・カナ: 「護衛の【ゲオルグ】。秘書の【エミリー・サカキ】。片方はまだ生かしておいてね」
    ニュー(別端末): 「やっぱりまだキマッてるでしょこの人」
    RL: ────

    リサーチ4 グレイバック


    RL: シーンプレイヤーは月野弧白
    RL: 登場判定の難易度は社会:NOVA、警察、ストリートで10です
    RL: 月野さんとチーム組んでる方は判定無しで登場できますが
    月野 弧白: そのまま出ます
    RL: 手札回ししても良いよ
    エルロック・ショルメス: ありがたく手札を回させてもらおうかな
    エルロック・ショルメス: ダイヤの2を出して失敗、チーム効果で登場だ。
    ニュー(別端末): こっちは判定無しで
    RL: シーンチャートはカゼ
    RL: キーワードは勝利。暗示は正面切っての戦いの開始・敵対勢力同士の相互認知
    RL: ────
    RL: ストリートの路地裏。
    RL: 長谷部万力はいとも容易く見つかった。
    RL: 彼はそこで何者かと喋っていたのだ……
    RL: 恐らく、弱みを握ったその人物から小金を巻き上げているのだろう。
    RL: 嫌らしい笑みを浮かべている。
    月野 弧白: 死角になっている影で無言でポケットロンの録音機能を起動、話を聞くまでの辛抱です
    エルロック・ショルメス: 「やれやれ。たまの散歩を楽しんでいたらイヌに当たるとはね」
    エルロック・ショルメス: 任意の(どうでもいい)弱みを握られ、わざとらしくカツアゲされています
    エルロック・ショルメス: 「良いじゃないか。茶葉の自由という言葉もあるだろう?」※ないです
    エルロック・ショルメス: 「此方は新作のフレイムマッシュフレーバーを早く満喫したいんだ」
    “遍在する癒し”ニュー: 月野の横に隠れつつ、電脳で長谷部のポケットロンを漁っています。
    長谷部万力: 「だったらわかるでしょ。必要な物が……」 ふふふ、といやらしい顔で笑っている。
    エルロック・ショルメス: 「参ったなー。ここでだけは渡したくなかったのだが……」※紳士的な棒読み
    エルロック・ショルメス: 紳士的にぶーすかいいつつ資本金から1シルバー手渡します
    エルロック・ショルメス: 依頼金には手を付けていません。
    長谷部万力: 「もうっ遅いわよっ」 言いつつ嬉しそうに受け取る
    長谷部万力: 「たったの1シルバー……しけてるわね」
    エルロック・ショルメス: 「ああ」「……本当にな」
    長谷部万力: 「まあ良いわアンタもう行っていいわよ、もう金持ってなさそうだし」
    月野 弧白: セットアップ、閃鋼を使用。演出ですがCSを上げます
    RL: 許可!
    月野 弧白: そのまま縮地の歩みで2人の間まで動き
    月野 弧白: ぱらり、と潜入用に来ていただぼだぼのパーカーのフードを上げ
    長谷部万力: 「あん?何よあんた、見世物じゃ……」
    月野 弧白: 「こんにちは長谷部さん、少々確認が…」
    月野 弧白: にっこりと、笑顔を向ける
    月野 弧白: 「これは 一体 どういうことでしょう?」
    エルロック・ショルメス: 「何ということだ、長谷部警部」しっかりと金を持たせた万力の手を握っている。
    ニュー(別端末): 「あれれ、おかしいぞ~」
    エルロック・ショルメス: 「現行犯じゃないか」
    “遍在する癒し”ニュー: 「まさかこれは…賄賂!?」わざとらしく
    長谷部万力: 「ゲエ~~~っ!ブラックハウンド!?」
    月野 弧白: 「現行犯、ですかね?」
    長谷部万力: 「そ、そっちのは”偏在する癒し”の……」
    長谷部万力: 「あ、アンタたち嵌めたわねっ!?」 わたわたしている
    月野 弧白: 「いけませんね、いけませんとも、書類の不備を確認した時点では戒められるべき怠慢でも寛大な慈悲で見逃して差し上げようとしていましたが」
    system: [ エルロック・ショルメス ] 報酬点 : 3 → 2
    長谷部万力: 「しょ、書類の不備ィ……?」 どれ……?と呟きながら
    月野 弧白: 「現行犯であれば、仕方ありませんね?」目が笑ってない、逃げるそぶりを見せたら本気でサテライトキャノンが飛んでくるだろう
    エルロック・ショルメス: 「そういう訳だ。正直に言うと私も巻き込まれたら命に関わる」
    エルロック・ショルメス: 「お互いの為にもキリキリ吐いて頂こう」
    “遍在する癒し”ニュー: 「目撃者は二人と、我が分派全員です。諦めてください」
    長谷部万力: 「ひぃいいいいっ!はっ話します!」 完全に怯えている
    長谷部万力: 「そ、それで何を……?」
    月野 弧白: 「ええ、ではその正直の美徳に免じて聞いた後の処分はやめておきましょうか」
    月野 弧白: 「はい、こちらです」ポケットロンを起動し画面を提示、中身はキックスの死亡事件について
    月野 弧白: 「様式は所定通り、行数も最低限、ギリギリ見逃されるラインだったでしょう、ですが」
    月野 弧白: 追加の資料を提示、中身は先ほど調べてもらったキックスの死についての情報だ
    月野 弧白: 「少し腰を入れて調査すれば出てきたこれらのデータが報告書に1バイトも入っていないのは、怠慢と言わざるを得ませんね?」
    月野 弧白: 「追加の調査協力と改めての報告書提出を、それと」
    月野 弧白: 「私は人間の良心を信じるのでないとは思いますが、何か隠蔽していることがありましたら、先んじて報告を」
    長谷部万力: 「ちょ、ちょっと待ってね……今思い出すからぁ……」 泣きそうになっている
    月野 弧白: 「まあ、この件については私も調査しているので、何かあったら明るみにはなりますが」
    月野 弧白: 「はい、ごゆっくり」
    長谷部万力: 「えーと、確かこの事件は……そうだ」
    長谷部万力: 「【SSSにワイロ】があって、捜査が中断されたのよねえ……」
    月野 弧白: 「ふむ、SSS全体に、でしょうか?」
    長谷部万力: 「あとは……そう、防犯カメラが壊されていたような……」
    長谷部万力: 「そう、そう、それで捜査がお流れになったの!あたしのせいじゃないわっ!」
    長谷部万力: 言い訳がましい
    エルロック・ショルメス: 「成程。SSSの内臓脂肪と、直接的な工作か」
    長谷部万力: 「内臓脂肪……失礼ねっ」 自らの腹をいた後に食って掛かる
    月野 弧白: 「なるほどなるほど」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ところでこれはイヌとしては褒められた姿勢でしょうか。月野さん」
    月野 弧白: 「まあ褒められたものではないですが」
    長谷部万力: ビクッと身を震わせる
    月野 弧白: 「だからと言って徒にそのような方を糾弾するのもまた悪です」
    ニュー(別端末): 「じひぶかいなぁ」
    エルロック・ショルメス: 「お優しい事だ」掴んでいた万力の手を放す。
    月野 弧白: 「ブラックハウンドはそこを抑えているものが多くないので痛いところを突かれている気はしますが…」
    月野 弧白: 「イヌとしてやるべきことをしているまでです」
    月野 弧白: 「とにかく、SSSへの賄賂の件は追って調査し、その後全体に沙汰が下るようにいたします」
    月野 弧白: 「また、監視カメラの方も報告し、すぐに次の品が届くようにいたしますね」
    エルロック・ショルメス: 「良かったじゃないか、長谷部警部。」
    エルロック・ショルメス: 「今回飛ぶ首は警視になりそうだぞ」
    長谷部万力: 「そ、そうね……」
    長谷部万力: 「あ、そうだ壊れる前の【防犯カメラの映像】は見れないし持ってないからね!」
    月野 弧白: 「承知しました、そこも念頭に置いておきます」
    エルロック・ショルメス: 「可能ならサルベージもしておきたいところ、か」
    “遍在する癒し”ニュー: 「まぁ。持ってないのならしょうがないですね」
    月野 弧白: 「無いものに詰め寄ることはできませんからね」
    長谷部万力: どうやら難を逃れられそうなのでホッと息を吐く
    長谷部万力: 「じゃ、あたしはこのへんで……」 そそくさと去ろうとする
    月野 弧白: 「ああ、では最後に一つだけ」
    月野 弧白: 「今回は人間であればだれでも起こりうる魔が差したということで見逃しますが、今後またあなたに反省が見られないようであれば、その時は…然るべき処置を取らせていただきます」
    月野 弧白: 「私は優しくありませんし、沙汰が下るときには言葉を聞き入れない主義なので」
    月野 弧白: 「お忘れなきように」
    “遍在する癒し”ニュー: 「安心してください」
    “遍在する癒し”ニュー: 「どんなときにも正しいものには、救いは遍在しますからね」
    “遍在する癒し”ニュー: 「これもゆめゆめ忘れないよう」
    エルロック・ショルメス: 「付け加えておくと」
    エルロック・ショルメス: 「さっきのシルバーは情報料の前払いで渡したつもりだから、そこ『だけ』は安心してくれ給え」
    長谷部万力: 「だ、『だけ』ね。はい、はい」 頷きながら後退し去っていく
    長谷部万力: 「何なのよアイツらっ、もう大損だわっ!」 ぶつくさと文句を言いながら背を向けて去っていった。


    ナナ・ドナ・カナ: ルルル~今はリサーチ4の舞台裏~そしてアタシは購入判定~♪
    ナナ・ドナ・カナ: イヌの居ぬ間になんとやら、ロゴスを買うわ! カード切らなくても自動成功だけど敢えて手札を使う!
    ナナ・ドナ・カナ: ハートの7! キーッこのへんどいつもこいつもサイレントしか売ってない!!
    ナナ・ドナ・カナ: 以上よ!
    赤嶺竜真: うーん、どうしようかな。多分次のリサーチ、ストリート系だと思うから……
    赤嶺竜真: 手札はこのままで行きましょう。以上。

    リサーチ5:野望の城


    RL: シーンプレイヤーはナナ・ドナ・カナ
    RL: 登場判定は社会:NOVA・ストリート・企業で10です
    赤嶺竜真: チーム同行登場はオッケーでしょうか?
    RL: 手札回ししても良いよ~
    RL: もちろん!
    赤嶺竜真: 了解です。情報収集あるかもしれないのでとりあえず手札はこのままで。
    RL: はーい、他に登場判定失敗する人はいますか?
    RL: (手札回し)
    ナナ・ドナ・カナ: 私はそういうのは出来ないはずですよね。 なので赤嶺さんをチーム同行者として登場要請!
    RL: あ、他のPLの人達に聞いたつもりだったけど
    RL: まあ別に他のシーンでもできるしな……
    RL: 進めちゃいますねー
    赤嶺竜真: はーい
    RL: シーンチャートはカブキ
    RL: キーワードは門出。暗示は完全なる偶然による現状の進展。善かれ悪しかれ
    RL: ────
    RL: あなた達は得た情報から、レッドエリアの廃ビルに向かっていた。
    RL: レッドエリアでは珍しくもない、ボロボロの廃ビル。
    RL: これが、ファルケがわざわざ裏ルートで買い取った物件であり────
    RL: そのビルの前では、ガラの悪い男たちが、銃や刃物を手に周囲を見張っていた。
    ソニア: 「うわーっ、すっごい……」 物騒、という意味で
    ナナ・ドナ・カナ: 「なんて事なの…何でもないビルをあんな人手で警備してるなんて」
    赤嶺竜真: 「なんともまあ、わかりやすいこった」嘲り笑う。
    ナナ・ドナ・カナ: 「探ってくれと誘ってるようなもんだわ…! 煽情的すぎる! これだけでもう犯罪よ!」喜色をにじませて拳をわきわきと握る! 残念ながらドラッグは抜けているぞ!
    ソニア: 「せ、戦場的?」 危ないんだなー、と思ってる
    赤嶺竜真: 「──で、どうする? 全員マカブりゃいいのか?」
    ソニア: その言葉の後、尋ねる様にナナの方を見る
    ナナ・ドナ・カナ: 「…う~ん。 イヌの目は無し、さりとてアタシらが殺人犯になるのもちょっとね…」
    ソニア: 「竜真なら殺さなくても無力化するくらい楽々じゃない?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「それはそうね。 どうせなら顔も見られたくないんだけど」
    赤嶺竜真: 「──まあ、な」身体の運びから、男たちの技量を推し量る。
    赤嶺竜真: 「ひのふのみのよ──ってとこか」
    赤嶺竜真: ひょいひょいひょいと、地面に転がる石塊を4つほど拾う。
    赤嶺竜真: 「──で、顔は見られないほうがいいんだな?」傍らのナナに確認。
    ナナ・ドナ・カナ: 「"取材"してもいいんだけどね。どうせ肝心なことは何も知らないでしょ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「任すわ。アタシはスクープの見出しでも考えてるから」
    ソニア: 「竜真の"アレ"。久しぶりに見るな」 石塊をみて
    赤嶺竜真: 「んじゃま──」
    赤嶺竜真: 石塊を軽く握り、耳の横で構え──
    赤嶺竜真: 「しっ!」
    赤嶺竜真: 空手は空の手とあるが、
    赤嶺竜真: 同時に武器術でもある。
    赤嶺竜真: 手裏剣術などは、その最たるもの。
    赤嶺竜真: 人を昏倒させるに充分な威力を持った礫が、正確に男たちの顎を撃ち抜き、『優しく』昏倒させる。
    赤嶺竜真: 一人、二人、三人、四人──
    赤嶺竜真: 声をあげるまもなく、地面に倒れ伏す音だけを残し、全ての人影が地面と同化する。
    ナナ・ドナ・カナ: ペン状デバイスを弄ってインスピレーションを働かせながら、片手間で周囲の電脳警備に介入。
    RL: 程なくして、見張りは一人残らず昏倒する。
    ナナ・ドナ・カナ: セキュリティを沈黙させている。
    赤嶺竜真: 「──っし、そっちの案配はどうだ、ナナ?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「手の回るところは回した感じね」
    ソニア: 「さすが!……ナナさんも何かしたの?」 気が付いていない
    赤嶺竜真: 「上等」
    赤嶺竜真: 「んじゃ次は、足で行けるとこに行くとすっか」
    赤嶺竜真: ずかずかと、廃ビルへと向けて歩きだす。
    ナナ・ドナ・カナ: 「いちおう警戒はして。完全スタンドアローン式で、送受信ポートそのものがない警備装置もある」
    ソニア: 「あっ、待ってよー!」 てこてことついていく
    ナナ・ドナ・カナ: 「この辺はさすがに、直で見ないと遠隔ハックがきついわ」
    赤嶺竜真: 「了解だ。──ソニア」
    ソニア: ビックリして足を止める。
    ナナ・ドナ・カナ: ソニアを追う形の位置取りでついていく。
    赤嶺竜真: 「ナナから離れるなよ? カンがいいからな、なんかありゃそいつが気づくはずだ」
    ソニア: 「う、うん!」
    ソニア: 「よろしくお願いします」 ナナにぺこりと頭を下げる
    ナナ・ドナ・カナ: 「任せなさい。アタシが居れば百万トンの大船に乗ったも同然よ」
    ソニア: 「凄そう……!」
    RL: ────
    RL: そうして然したる障害も無く────多少はあったが、物理的なものは赤嶺が、電子的なものはナナが問題なく対処した────あなた達はビルの内部を見て回ることが出来た。
    RL: そこにあったのは、薬品の生産工場だ。
    RL: 最近ストリートで流通しているドラッグが、精製されている。
    ナナ・ドナ・カナ: 「…『サイレント』」
    赤嶺竜真: 「──なんともまあ、大仰なこった」
    ナナ・ドナ・カナ: 「急に出回りだして、どんな副作用があるかわかったもんじゃないとは思ってたけど… 案の定、随分急ごしらえだったじゃない」
    ソニア: 「これが……!」
    ソニア: 緊張した面持ちで見つめている。
    ナナ・ドナ・カナ: 「何年後か知らないけど、健康被害訴訟暗黒法曹ゲームをする連中が歯ぎしりするでしょうね」
    赤嶺竜真: 「何年後がありゃぁ──だがな」
    ナナ・ドナ・カナ: 「請求先がその時まで残ってないパターンだわ」
    赤嶺竜真: 嘲るように、嗤う。しかし──
    赤嶺竜真: 目はそうではない。
    ソニア: ちらり、と竜真の方を見る。
    ソニア: (怒ってる……?)
    赤嶺竜真: 「──あ?」ソニアの視線に気づき、顔をそちらに向ける。
    ソニア: 「あ……」 一瞬言葉に詰まり
    ソニア: 「ううん、怒ってるのかな、って」
    赤嶺竜真: 「怒りねぇ──」ぼりぼりと、顎をかきながら、生産工場に目をやる。
    赤嶺竜真: 「そりゃ、あいつがこんなもんを見た日にゃ、怒髪天ってやつだったろうな」
    ナナ・ドナ・カナ: 「そっちの事情は記事にはしないから」
    ソニア: 「……うん」 小さく頷く。目元に雫が浮いている。
    赤嶺竜真: そうだ、キックスであれば、この光景は許せないだろう。
    赤嶺竜真: だが──
    赤嶺竜真: 「……………………」冷めた目で、再びドラッグの方へと目をやる。
    赤嶺竜真: 赤嶺竜真は、キックスではない。故に──
    赤嶺竜真: この光景に、怒りを覚えることはない。
    赤嶺竜真: 怒りを覚えるとすれば──
    ソニア: 再び、頷く。
    ソニア: 言葉があったわけではない、ただ、何かを感じ取って頷いた。
    ソニア: 「……ナナさん、ここの事もちゃんと記事にお願いします……!」
    RL: そして、現場の写真を撮っていたナナは、あることに気が付く
    ナナ・ドナ・カナ: (…にしても今回はアレね。 首尾よく助けを借りられたことを含め、うまく行き過ぎているというか)
    ナナ・ドナ・カナ: (こういう時って、だいたい派手な揺り返しが…)物理と電子、両方の耳を澄ましてみれば…
    ナナ・ドナ・カナ: 作業機械やコンベアの駆動音に混じった、今では骨董品のアナログ時計の秒針のような音。 発信源は…
    ナナ・ドナ・カナ: コンベアの間に不気味に鎮座する、片目の入っていない状態のうすらでかいダルマ!
    ナナ・ドナ・カナ: 「…そうか! ダルマの中に、爆弾が!」
    ソニア: 「わっ、あれなんだろ。トーキョー土産かな」 ぼんやりしている
    ナナ・ドナ・カナ:
    赤嶺竜真: 「ちっ!」
    ソニア: 「えっ?」
    赤嶺竜真: 咄嗟に右にソニア、左にナナを抱きかかえ──
    赤嶺竜真: 「口閉じてろっ!」
    赤嶺竜真: 窓から外へと、身を躍らせる!
    ソニア: 「……ひゃあ~~!?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「うおっ…ナイス!」
    赤嶺竜真: 「閉じてろってんだろが!」そのまま数メートルの距離を着地!
    赤嶺竜真: バネを使って衝撃を殺すと同時に。大地を蹴って廃ビルから離れる!
    RL: そして3人が窓から飛び出した直後────
    RL: ビルが、爆音と共に炎に包まれる!
    ナナ・ドナ・カナ: 『いやそう言われてもあたしに口を閉じてろっていうのはバイオ魚にエラ呼吸をやめろっていうようなもんなんだけどアンタはそのへんどう思ってるのかしらアダマンブロウ』以下略!長文!
    ナナ・ドナ・カナ: だがその声は届かない! 赤嶺竜真 は体一つで戦う、究竟のウェットだ!
    赤嶺竜真: 「ったく──」炎と熱が害を及ぼさない距離を取り
    赤嶺竜真: ポイッと無造作に、両手の花から手を離す。
    ナナ・ドナ・カナ: 「…は~。 助かったわ、アダマンブロウ」
    赤嶺竜真: 「気づいたのはテメエだ。貸し借りなしとしとこうぜ」
    ソニア: 「ば、爆弾だったとは……」  声が震えている。
    ナナ・ドナ・カナ: 「参ったわね。 ニューちゃんに手土産は出来たけど、記事の土台がパアだわ」
    赤嶺竜真: 「なに、テメエから尻尾を切りやがったんだ」
    赤嶺竜真: 「本体が在るって、謳ったようなもんだぜ」
    赤嶺竜真: 「嗅ぎつけるのはオマエらの得手だろ、トーキー?」
    赤嶺竜真: にやりとナナに笑いかけて──
    ナナ・ドナ・カナ: 「そうね、前向きに考えましょう。 爆発してしまった以上は」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ここに何が隠されてたってことにしても、反証のしようがないわ」
    RL: そのような会話をしつつ、ビルのあった後を去っていくあなた達────
    RL: その背を眺める、二つの眼があることに、あなた達は気が付かなかった────。
    RL: ────
    エルロック・ショルメス: 我々はぼちぼち帰路についている頃だろうね。
    “遍在する癒し”ニュー: 得るものがあって良かったですね。
    月野 弧白: SSSの賄賂について情報:警察で調査します
    月野 弧白: 公開はスペードのQ、理性と合わせて19で成功です
    エルロック・ショルメス: ウーン、行けるカードはあるがどっち斬ろうかな……!
    エルロック・ショルメス: 持病のエリクサー使えない病の発作が起きている
    エルロック・ショルメス: よーし決めた。ホークについて社会:警察で調べよう。
    エルロック・ショルメス: 出すカードはクローバーのA。スートは一致してるから自動成功だね。
    RL: え、A!NOVAのエリクサーだ!
    エルロック・ショルメス: フフ……私は悩んだ末にこのカードを出している。
    エルロック・ショルメス: この意味が解るかい?
    月野 弧白: A!
    RL: ヒエ~
    “遍在する癒し”ニュー: ただいま~
    月野 弧白: ニューさん何します?
    エルロック・ショルメス: 現在余ってる項目は3つありますね
    【ゲオルグ】 社会:NOVA、ストリート、警察 7/9/12
    【エミリー・サカキ】 社会:NOVA、ストリート、企業 7/9/12
    「防犯カメラの映像」 情報:NOVA、テクノロジー 7/11/15

    月野 弧白: これが調べられますね
    エルロック・ショルメス: 頼れるサポート力だぜ……
    ▼SSSへの賄賂〈社会:N◎VA、ストリート、警察〉12 賄賂を送っていたのは、【ファルケ・シュレーゲル】というエグゼクだ。

    ▼ホーク〈社会:N◎VA、ストリート、メディア〉12 キックスのギャング団に参加していたメンバー。腕利きのカブトワリだった。
    15 野心の強いレッガーで、「いつか地上から脱出してやる」とよく口にしていた。
    18 若手のエグゼク、【ファルケ・シュレーゲル】によく似ているが、同一人物という確証はつかめない。しかし、もし本人の口から過去について聞くことができれば、明白な証拠となるだろう。

    エルロック・ショルメス: フッ。後必要な物は裏付けという訳だ
    “遍在する癒し”ニュー: では、ゲオルグを調べます
    “遍在する癒し”ニュー: 【ゲオルグ】 社会:N◎VA、カードはダイヤの10を開放、これに能力値を合わせる。
    合計値18

    “遍在する癒し”ニュー: 【ゲオルグ】の情報をすべて抜きました。
    ▼ゲオルグ〈社会:N◎VA、ストリート、警察〉7 ファルケに雇われたボディガード。荒っぽいが優秀なカブトだ。
    9 腕利きのカタナでもあり、特に降魔刀の扱いは達人の域に達している。
    12 チャクラとして戦闘を好む性格をしており、ファルケに雇われていれば強い敵と戦えると考えている。

    “遍在する癒し”ニュー: なんだか
    “遍在する癒し”ニュー: すごく既視感がある
    “遍在する癒し”ニュー: ウェットチャクラでは流石に無さそうだけど
    エルロック・ショルメス: 何となくだが、ノックの積もりでドアを破壊してきそうだよね

    リサーチ6:実力行使


    RL: シーンプレイヤーは赤嶺竜真
    RL: 登場判定は社会NOVA、ストリートで10
    RL: という訳で登場の宣言だけはしちゃってね。赤嶺さん以外は手札回ししても良いよ
    ナナ・ドナ・カナ: <社会:ストリート><交渉><隠密>
    ナナ・ドナ・カナ: クラブの3、達成値12。
    月野 弧白: 出ます、手札回し無で
    エルロック・ショルメス: ではチーム権限で登場しつつ手札も回しておこう。
    エルロック・ショルメス: ダイヤの4で判定失敗しつつ登場するよ
    “遍在する癒し”ニュー: 登場。自分も手札回し無しで。
    ナナ・ドナ・カナ: あっ隠密噛ませたらクラブだと判定できないわ
    ナナ・ドナ・カナ: チーム権限で登場します。
    RL: おっけー!
    RL: シーンチャートはクグツ
    RL: キーワードは維持。暗示は膠着状態、不安定、中途半端、味方ゲストの自己犠牲的な協力
    RL: またピッタリなのが来たな……
    RL: ────
    RL: エルロック・ショルメスの事務所をいったんの拠点とし、二手に分かれた貴方たちは、
    RL: それぞれの情報を手に、事務所に戻ってきていた。
    RL: 長谷部万力の元に行った3人は【SSSのワイロ】、【防犯カメラの映像について】の情報を
    RL: そしてレッドエリアの廃ビルに向かった3人は、ドラッグの製造現場の証拠写真、そしてその隠滅を……
    ソニア: 「……流石に疲れたなあ」 はあ、と息を吐いて硬いソファに腰かける。
    情報項目【エミリー・サカキ】 社会:NOVA、ストリート、企業 7/9/12
    「防犯カメラの映像」 情報:NOVA、テクノロジー 7/11/15

    RL: これについて調査してもよい
    “遍在する癒し”ニュー: では、ニューが賄賂を調べます
    “遍在する癒し”ニュー: ハートのクイーンに、能力値で11。派遣調査
    “遍在する癒し”ニュー: これで合計15
    RL: ワイロについては月野君が調べたよ~
    RL: カメラの映像かな?
    “遍在する癒し”ニュー: ミス!防犯カメラについてでした
    RL: オッケー!
    エルロック・ショルメス: テクノロジー流用なら問題なく行ける数字だね。
    エルロック・ショルメス: では余ったエミリーについて。社会:ストリートで判定だ。
    エルロック・ショルメス: 公開するカードはハートの3。基礎値7にご近所さんと鑑札補正で+2。
    エルロック・ショルメス: 合計12。ナントカ全開放かな
    RL: ヨシ!
    ▼監視カメラの映像〈社会:N◎VA、テクノロジー〉7 事件現場の近くの監視カメラは全て破壊されていた。映像を復元するのは不可能だ。
    11 監視カメラが破壊される直前に、キックスがウェブへアクセスして映像をどこかへ転送しているようだ。
    15 転送先は【ソニア】という少女のアドレスだ。ただし、ソニア本人はそのことには気付いていないようだ。
    キーワード【転送されたデータ】を入手

    ▼エミリー・サカキ〈社会:N◎VA、ストリート、企業〉7 ファルケに雇われた秘書兼愛人。
    9 実は腕利きの暗殺者(カゲ)で、ファルケにとって邪魔な人間を排除している。
    12 ファルケの才能を見込んでおり、彼に付いて軌道に上がろうと考えている

    ▼転送されたデータ〈社会:N◎VA、警察、テクノロジー〉〈電脳〉12/15

    月野 弧白: では転送されたデータについて
    system: [ “遍在する癒し”ニュー ] 報酬点 : 11 → 10
    月野 弧白: 社会:警察を適用、公開はスペード5
    月野 弧白: 外界と足して13
    月野 弧白: 更に財産点2点投下
    月野 弧白: これで15
    system: [ 月野 弧白 ] 報酬点 : 6 → 4
    ▼転送されたデータ〈社会:N◎VA、警察、テクノロジー〉〈電脳〉12 キックスが送ったデータは、ソニアのイヤリングの中にある。
    15 とても強固なプロテクトがかけられており、簡単には解除することができない。優れた電子操作の腕が必要だろう。

    RL: これはね~
    RL: 電脳神を使うタイミングです
    RL: なんか3人もいるんだけど!
    月野 弧白: 3人もいますね?
    “遍在する癒し”ニュー: ニューロエイジではよくあること
    RL: 誰が使っても良いので相談しておいてね
    赤嶺竜真: おおー
    エルロック・ショルメス: じっくり観察させて頂こうかな……(ヒルコ並感)
    RL: ────
    RL: あなた達は持ち寄った情報を交換していた。
    エルロック・ショルメス: 「……」一通り【ホーク】について洗ったことを話し終え、一服している。
    エルロック・ショルメス: 「ナナ達の方も相応に物騒だった様だね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「とりあえず工場は一つ減ったわけだけど」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…IDをいくらでも偽造し放題なら、またいくつでも作れるでしょうね。 一時凌ぎちゃんだわ」
    赤嶺竜真: 「なに、増やすより先に、潰してきゃあいい」
    赤嶺竜真: 「作るより壊す方が早えのは道理だからな」
    “遍在する癒し”ニュー: 「わたしも"親切なイヌ”からの情報で監視カメラを調べたけど」
    “遍在する癒し”ニュー: 「どこかへキックスが重要なデータを飛ばしたところまでしか分からなかったわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「きっと信頼できる人に送ったのだと思うけれど」
    エルロック・ショルメス: 「成程?」ちら、と頼りになる『イヌ』を視野に入れる。
    月野 弧白: 「…それで今ふと思い至ってソニアさんから耳飾りを拝借したのですが」
    ソニア: 「何かわかった?」 期待の眼
    月野 弧白: 「…監視カメラの映像が来ているのはわかりました、ただこれ以上のことをすると少し大がかりになりそうですね」
    ソニア: 「……なるほど?」
    エルロック・ショルメス: 「私と君が出会った時に奪われなくてよかった、という事さ」
    月野 弧白: 「かなりプロテクトが頑丈です、…というかこの手の突破苦手なんですよね…護る側だし…」
    ソニア: 「なるほど!」 エルロックの言葉にパッと顔が明るくなる
    ソニア: 「ありがとうねエルロック!」
    “遍在する癒し”ニュー: 「相応の施設が必要な状況ってことね」
    ニュー(別端末): 「なるほど」
    “遍在する癒し”ニュー: 「なるほど」
    ソニア: 「そんなすごいものだったんだ、これ」 イヤリングを手に眺めている。
    エルロック・ショルメス: 「どういたしまして」ひらひらと手を振り、煙草を吸い終える。
    赤嶺竜真: 「しちめんどくせえな。バキッとあけらんねえのか?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「さてさてどうでしょう?」
    ニュー(別端末): 「どうでしょう~?」そう言いながら、ソニアのイアリングを手に取る。
    ナナ・ドナ・カナ: 「おっ。やっちゃう?」
    ニュー(別端末): 「ちょっと待ってて。『綺麗に』してあげる」
    ソニア: 「あ、うん」
    月野 弧白: 「…お願いしても?相応の大がかりな施設が必要であれば、貴方の得意分野でしょうから」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ。ええ。」
    エルロック・ショルメス: 「”偏在する”という言葉は伊達ではない訳か。」
    エルロック・ショルメス: 「門外漢らしく、ゆっくり眺めさせてもらうとしよう」
    “遍在する癒し”ニュー: 「調べものならお任せを、なぜなら救いは」
    ニュー(別端末): 「遍在するからね~」そう言い、別端末は繋がる
    赤嶺竜真: 「だな。餅は餅屋って奴だ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ん~。 取材許可が出るかどうかは中身を見てからって感じかしら」
    ニュー(別端末): ニューたちに、つまり
    ニュー(別端末): ニューのクローンネットワークの電算処理能力に
    赤嶺竜真: 「なんかほざいてんぞ、月野?」
    月野 弧白: 「検閲してからです……全く……」
    ニュー(別端末): ロックが開く、本来なら相応の施設が必要な処理を一瞬で終わらせたのだ
    『電脳神を宣言』

    エルロック・ショルメス: 各所より生体クラウド送信されるデータ送受信の奔流を、じっと『眺めて』いる。
    ニュー(別端末): 「ひらいたよ~」
    ニュー(別端末): 少しふらつきながらもイアリングをソニアに返す
    エルロック・ショルメス: 「確かにこれは熟練とコツが要りそうだ」
    ソニア: 「えっもう?」 ビックリしたように言い、それを受け取る
    ソニア: 「……ちょっと怖いなあ……」 と、緊張した様子で呟いたところで────
    赤嶺竜真: 「餅屋だからな」カカと驚くソニアを笑う。
    ナナ・ドナ・カナ: 「生きバイオ馬の目を抜くのよ」
    RL: あなた達の元に、武装した人物特有の足音が騒がしく届く。
    system: [ “遍在する癒し”ニュー ] 電脳神 : 1 → 0
    RL: 相当の人数が、事務所の周りを取り囲んでいるようだ。
    月野 弧白: 「どうやら整理は後回しのようですね…」
    赤嶺竜真: 「──っと」
    赤嶺竜真: 「『客』のご登場だな」
    エルロック・ショルメス: 「その様だね」パチリと目を閉じ、今の光景を記憶器官に焼き付ける。
    ゲオルグ: 「邪魔するぜぇ」 ドアを開く男、その後ろに、武装した人間が大勢いる
    赤嶺竜真: 「おいおい、ノックくらいしろや?」
    ゲオルグ: 「おお、エミリーのやつに聞いたより多いじゃねえか」
    ゲオルグ: 「良いだろ別に」
    ゲオルグ: 「フェイトの事務所なんだろここ」
    赤嶺竜真: 「良くねえな、育ちが知れんぜ?」
    エルロック・ショルメス: 「自覚があるようで何よりだね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「3,2,1,キュー」
    ゲオルグ: 「つーか俺の育ちは別にどうでもいいだろ」
    エルロック・ショルメス: バイオリンを傍らに持ち、ゆっくりと立ち上がる。
    赤嶺竜真: ソファーに深く腰掛けたまま、男と相対する。
    “遍在する癒し”ニュー: 「竜真さん」「私は仕事をしました」
    赤嶺竜真: その後ろにソニアをかばうようにして──
    ニュー(別端末): 「ごくつぶしにならないで…ね」
    赤嶺竜真: 「ああ、ご苦労さんだ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「は~いどうも、7chanで~す。 今日は"突撃!他人の家でくつろいでいたら暴漢が来た"で優勝してくわ」ライブ配信を始めている。
    月野 弧白: 「公務執行妨害がひいふうみい……いや」
    ゲオルグ: 「ウワッ育ちについて言うならいきなり配信始めたアイツは良いのかよ!」 ナナを指さす
    エルロック・ショルメス: 器用にバイオリンの角度を調整し、ライブカメラから顔を隠している。
    ゲオルグ: 「いやだから育ちの話は良いんだって」
    月野 弧白: 「伸びているのを数えたほうが早いですね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「そうよ! 育ちが何よ!」
    赤嶺竜真: ごきりごきりと首を鳴らし──
    赤嶺竜真: 「で──」
    赤嶺竜真: 「漫才にでも来たのか、オマエは?」嘲るように嗤う。
    月野 弧白: 「倫理の墓場で育ちを語らないでください馬鹿らしい!」
    エルロック・ショルメス: 「要件を聞こうか、【ゲオルグ】君。」
    ゲオルグ: 「お笑い芸人できるほど高尚な育ち方してねえんだよなあこれが」
    エルロック・ショルメス: 「覚え間違えていたら少し申し訳ないが。」
    ゲオルグ: ぽりぽりと頬を掻き、ポケットロンを取り出す。
    ゲオルグ: 「いや、合ってるぜ。ウチの親分が痛く腹を立てててな」
    赤嶺竜真: 「──んだよ、メッセンジャーボーイならそう言えってんだ」
    ゲオルグ: そういうと、ポケットロンから声が響き始める。
    ファルケ・シュレーゲル: 「聞こえているかね?」
    ニュー(別端末): 「きこえませーん」
    ファルケ・シュレーゲル: 「ストリートで昔の事を嗅ぎまわっている愚か者とは……」
    ファルケ・シュレーゲル: 「茶々を入れるな!」
    ファルケ・シュレーゲル: 神経質なようだ。
    エルロック・ショルメス: 「電波が遠いみたいだね。フォローはナナに頼もうか」
    ナナ・ドナ・カナ: 「おおっと、疑惑の人の登場よ…! …ちょっと、視聴者数0ってどういうこと!?」
    ゲオルグ: 笑っている
    ファルケ・シュレーゲル: 「んんっ、そう。忠告に来てやったわけだ。」
    ナナ・ドナ・カナ: 「何を頼まれたかはわかんないけどとにかく任せなさい」
    赤嶺竜真: 「へえ──」
    ファルケ・シュレーゲル: 「悪いことは言わない、手を引き給え」
    赤嶺竜真: 「そいつぁご親切なこった」
    ファルケ・シュレーゲル: 「賢い人間は"沈黙の音"などを探そうとはしないものだ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「沈黙…? 音…?」
    赤嶺竜真: 「──なあ?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…なんてことなの!? コイツ言語野が15周りだわ!」
    赤嶺竜真: ポケットロンの向こうの人物へと、語りかける。
    ファルケ・シュレーゲル: 「……なにかな」 ナナの声が煩くてイラついている
    エルロック・ショルメス: (洒落た言い回しをする。本人の感性か…)
    エルロック・ショルメス: (『誰か』の手から、奪ったものか)
    赤嶺竜真: 「馬鹿なのか、オマエさん?」はぁ──っと、大仰なため息と共に。
    ファルケ・シュレーゲル: 「……」 黙って聞いている
    赤嶺竜真: 「最初にテメエが言ったんだよな、オレらを『愚か者』だと」
    赤嶺竜真: 「んでその後に『賢い人間なら』だぁ?」
    赤嶺竜真: 「ママにスピーチの推敲をしてもらい忘れたか?」
    ファルケ・シュレーゲル: 「ふ、つまりキミ達は向上心(賢くなる気)のない屑ということだ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「意識高いわねコイツ」
    赤嶺竜真: 「上ばっか気にして、足元を疎かにしてるやつにゃそう見えるかもなぁ?」
    月野 弧白: 「向上心があれば今昔の件にかかわってないのでは…?」
    月野 弧白: 「ブーメラン刺さってません?」
    エルロック・ショルメス: 「良いじゃないか、がっついてる姿勢は昔から変わっていないのだろう?」
    “遍在する癒し”ニュー: 「向上心があるのにおはなしがつまらないのね」
    エルロック・ショルメス: 「そういう『スタイル』を貫くしか能がない」「とも言えるがね」
    “遍在する癒し”ニュー: 「うらやましいわ。まだたくさん向上できるのですもの」
    ファルケ・シュレーゲル: 「……」
    ニュー(別端末): 「いいなーいいなー」とニューと楽しそうに話す
    赤嶺竜真: 「──おい、黙っちまったぞ。オマエのご主人?」
    ファルケ・シュレーゲル: 「痛い目を見ないとわからないようだ。ゲオルグ、やってしまえ」
    赤嶺竜真: 「──っと」からかうように男に声を投げかけて──
    ゲオルグ: 「────だそうだ」 ポケットロンをしまう
    ゲオルグ: 「お前ら容赦ねえな……」 引いてる
    赤嶺竜真: 「馬鹿言うな」
    月野 弧白: 「鏡のごとく反響しただけですが」
    赤嶺竜真: 「容赦してなきゃ、もっとニューやナナに喋らせてる」
    エルロック・ショルメス: 「丁寧にノックをしてくれたらもう少し優しい対応はしたともさ。」
    月野 弧白: 「それはそれとして、今からあなた方は私達の邪魔をするという認識でよろしいのでしょうか?」
    ゲオルグ: 「そこ根に持ってんのかよ」
    ゲオルグ: 「ああ、まあそうなるな」
    ナナ・ドナ・カナ: 「だいたい、アタシ達が何も言う前にアンタらが勝手に工場を爆破したんじゃない」
    ゲオルグ: 「それは知らんが……俺としてはそれで死ぬようじゃないときいて楽しみにしてたんだ」
    月野 弧白: 「ハイ言質」録音を一度切る
    ナナ・ドナ・カナ: 「つまりアンタ達のせいよ。アタシは悪くないわ…あっ」録音と映像が切れる!
    ゲオルグ: 「ええ~何だコイツら……まあ良いや全員殺せば関係ないだろ────」
    ゲオルグ: そうして、音もなく大きな刀を抜き放ち────
    ゲオルグ: <死の舞踏> 赤嶺竜真を完全死亡させます
    ゲオルグ: 神業以外ではどうしようもない!
    ゲオルグ: 「────まずは一番手ごわそうな奴からだ!」
    エルロック・ショルメス: 〈突然変異〉を使用。適用対象は〈電脳神〉。
    RL: OK
    エルロック・ショルメス: そのまま即座にコピーした〈電脳神〉を使用。
    エルロック・ショルメス: たった今使用された<死の舞踏>の効果を打ち消すとしようか。
    system: [ エルロック・ショルメス ] 突然変異 : 1 → 0
    RL: OK!
    エルロック・ショルメス: 「──その判断自体は」「君にとっては至極真っ当な物なんだろうね、ゲオルグ君。」
    RL: 魔の降りると言われる刀が、微動だにしない赤嶺に迫る、そして────
    赤嶺竜真: 「ああ──」深々と腰掛けたまま、ふてぶてしく嗤い。
    赤嶺竜真: 「雇い主と同じだな、テメエで言って忘れてんじゃねえよ」
    赤嶺竜真: 「“フェイトの事務所”なんだぜ、ここは?」
    エルロック・ショルメス: その振り下ろされた太刀筋は、見事に両断した。
    エルロック・ショルメス: ──『誰も座っていない』ソファを。
    ゲオルグ: 「コレは……オイ!」 背後に控える集団に、入ってくるよう声を掛ける
    ゲオルグ: 自分一人で楽しみたかったため控えさせていたが────
    エルロック・ショルメス: 厳密にいえば、擦り抜けたように赤嶺竜真の姿が消えた。
    エルロック・ショルメス: そういう風に『見えた』。
    エルロック・ショルメス: 振り上げた刀を戻せば、事務所に残っている人間は『君』だけだ。
    エルロック・ショルメス: 目の前の探偵を除くならば、だが。
    ゲオルグ: 「チッ、舐めた真似しやがって……お預けかよ」
    ゲオルグ: 部屋の中を探し回る男たちの横であなたを睨みながら呟く
    エルロック・ショルメス: 「そういう訳だね。電脳信号の飽和による位置情報の誤認をさせた。」
    エルロック・ショルメス: 「折角だから分派長の真似をしてみたが、付け焼刃でも通じる相手で助かったよ」
    エルロック・ショルメス: ぽふんと帽子を被り直す。『彼』自体もアバターなのだろう。
    ゲオルグ: 「クソ、エミリー連れてくるべきだったか……」
    エルロック・ショルメス: その帽子には奇妙な目玉がへばり付いている。
    エルロック・ショルメス: 「種明かしをすると、録音を切った段階で私たちはすでにここを去っている。君たちも体勢を立て直しておくといい」
    エルロック・ショルメス: 「私も大体の情報は集め終えた。楽しみにしていたまえ」
    エルロック・ショルメス: 「"沈黙の音”が反響する時を、ね。」
    エルロック・ショルメス: パチリとゲオルグの端末へ向けてウィンクをし、跡形もなくアバターが消える。
    ゲオルグ: 「……ッハァー、旦那を宥めるのに苦労しそうだ」
    ゲオルグ: そう言って頬を掻き
    ゲオルグ: 「お前ら、引き上げるぞ!」
    ゲオルグ: ……そうして、騒々しいひと時は去っていった。
    RL: ────
    RL: 全員登場なので舞台裏はナシ!
    RL: ────

    ルーラーシーンLittle Message



    RL: イヤリングには小さな記憶素子(クリス)が埋め込まれており
    RL: 2つのデータが、そこには保存されていた。
    RL: 一つは監視カメラの映像。そしてもう一つは────
    キックス: 「このメッセージが聴かれている頃には、僕はもう死んでしまっているだろう」
    キックス: 「やっぱり、ドラッグはロクな物じゃない。アレが全てを狂わせてしまった」
    キックス: それは、掠れた声だった。
    キックス: 恐らく、ほとんど力も残っていないのだろう。しかし、小さな声には、真実を託そうとする強い意志が込められていた。
    キックス: 犯罪組織と製造企業の取引が破綻した現場に、ドラッグが残されていたこと────
    キックス: キックスとギャング団の仲間がそれを発見したこと、処分しようとしたキックスにホークが反抗し、売って資金にしようと言いだしたこと────
    キックス: 「口論の末に、ホークは皆を殺してしまった。僕ももうすぐ……」
    キックス: 「アイツはストリートからのし上がろうとしている。才能はあるやつだ、改心して、自分の力で上り詰めていくようなら、この映像は破棄してほしい」
    キックス: 「もし、ドラッグを使って、ストリートを食い物にし続けるようであれば、止めて欲しい……」
    キックス: 「真実は"沈黙の音"のようなものだ。誰もが本気で探そうとしない」
    キックス: それは、ファルケがここまでのし上がってこられた理由でもあるだろう。
    キックス: つまり、彼の過去を本気で探るような奴はそれまでいなかったのだ。
    キックス: 「それでも、僕は信じている。"沈黙の音"を、真実を見つけられる人間がいることを」
    キックス: 「ソニアに伝えてくれ。キミは僕の自慢の妹が。ずっと見守っている……」
    キックス: そこまで言って、音が途切れる。暫くの無音が続いて
    キックス: 音声は終了した。
    ソニア: 1人の少女が、それを聞いて泣き続けていた。
    ソニア: そして────
    RL: ────

    リサーチ7:真実の在処



    RL: シーンプレイヤーはエルロック・ショルメス
    RL: 登場判定は社会:NOVA、ストリートで10
    RL: 最後のリサーチシーンだよ!
    エルロック・ショルメス: シーンプレイヤーの為手札交換に対してはゆびをくわえていきます
    赤嶺竜真: んではチームパワーで登場させてもらって、札を回そうかと。
    月野 弧白: チームパワーで出ます、手札回し無で
    赤嶺竜真: ダイヤの8でスート不一致ですが、チームですので登場します。
    “遍在する癒し”ニュー: スペードの4で公開、スート不一致ですが、チームですので登場
    ナナ・ドナ・カナ: ハートの9で登場、スート不一致で自動失敗。
    RL: チームパワーで登場しますか
    ナナ・ドナ・カナ: します!
    RL: オッケー!
    RL: シーンチャートはクロマク
    RL: キーワードは深淵。暗示は事件の黒幕の協力、介入、妨害、賢者による的確な助言
    RL: ────
    RL: ゲオルグたちから逃げ、キックスの残したメッセージを聞いたあなた達。
    RL: 泣き、そして顔を上げたソニアは、エルロックにこう言った。
    ソニア: 「私、ホークから兄貴を殺したことをどう思っているのか聞きたい……!」
    ソニア: 「兄貴が嵌められ手死んで、それを知ってる奴が黙っているのは納得がいかないんだ!」
    ソニア: 「エルロック、あなたなら、本当の事を聞き出してくれるって信じてる」
    ソニア: 「だんまり決め込んだアイツから、"沈黙の音"ってやつを聞き出して!」
    エルロック・ショルメス: 「──確かに、承ったよ。」シルクハットを深くかぶる。
    エルロック・ショルメス: 「……『ファルケを止める』方法は幾つかあるだろうが、『ホーク』から真実を聞き出す方法となれば一筋縄ではいかないだろう」
    エルロック・ショルメス: 「あるにはある」「ファルケだけではない。君の心にも踏み込む方法だが」
    エルロック・ショルメス: 「それでも君は、真実(トゥルース)を求めるのだね?」
    ソニア: こくり、と頷く
    赤嶺竜真: 「そうだな、そりゃオマエらフェイトの領分だ。任せらぁ」
    赤嶺竜真: 「ソニアにしても、トゥルーをテメエから求めんなら、もう“お守り”の必要もねえだろうよ」
    エルロック・ショルメス: 「……そのようだね。赤嶺君」
    赤嶺竜真: 「そんな訳で御役御免だ」
    ソニア: 「うん、ありがとう竜真」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、ええ。ではわたしはその場を整えましょう」
    エルロック・ショルメス: 「音声も聞いた。写真資料も見た。後は──」
    赤嶺竜真: 「礼を言われるほどのことはしてねえよ。奢ってもらったメシのついでだ」
    赤嶺竜真: 「なんで後はまぁ──“いつもどおり”やらせてもらうぜ、俺ぁ」
    赤嶺竜真: 清々しく、凶悪に嗤う。
    エルロック・ショルメス: 「崖際のロケーションでも用意してもらうとしようかね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「うっわ、マジでXYZねこれ」
    月野 弧白: 「…ほどほどにしてください、と言っても無駄でしょうね…まあ、多めに見ましょうか」
    ナナ・ドナ・カナ: 「だいたいの状況はこっちのクライアントと共有したけど」
    ナナ・ドナ・カナ: 「これでアタシも、最初に請けたお仕事は終わり。 ここからはどう動こうかしら」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ではナナ、少し頼みたいことがあるのだけど」
    “遍在する癒し”ニュー: と、いくらかの報酬をトロンよりチラリと見せつつ
    ナナ・ドナ・カナ: 「あら太っ腹。手を引く気は元々ないけど、貰えるものは貰っとくわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、実はね…」と耳打ち
    ナナ・ドナ・カナ: 「ワオ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ニューロね。乗った!」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…まぁ、元々そのつもりではあったんだけど。ディレクターズカットといこうじゃないの」
    赤嶺竜真: 「んだよ、また悪巧みか?」
    月野 弧白: 「法規に抵触しない程度にお願いしますよ?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「そうね。そういうことにしといて」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ちょっとした悪戯よ。‥‥実を結んだらおいしい実をつける、ね」
    赤嶺竜真: 「ま、首や手が後ろに回らねえようにな」
    赤嶺竜真: いつものことだと、軽く流す。
    月野 弧白: 「まったく……こちらも好きで連行はしたくないのですから…」
    月野 弧白: 「まあ、確実に一人動向を願い出るべき方はいらっしゃいますので」
    月野 弧白: 「私は私の仕事をしましょう」
    ファルケの居場所 社会:NOVA、ストリート、メディア 16

    RL: これが最後の情報だ!抜いたらカチコミ出来るぞ!
    月野 弧白: では抜きます、社会:ストリートで
    月野 弧白: 公開はスペードのK、理性と合わせて合計19
    RL: 素晴らしい!
    月野 弧白: 抜けました
    エルロック・ショルメス: 購入判定と行こう。鎖帷子を購入。
    エルロック・ショルメス: 信用2+ダイヤの6。購入目標は8。
    エルロック・ショルメス: 成功して装備しておくよ
    ナナ・ドナ・カナ: 何もしないと言いましたが、あれは嘘だ。閃鋼を買います
    ナナ・ドナ・カナ: 目標値20、カードはダイヤのJ。<信用>に財産5入れて購入
    ▼ファルケの居場所〈社会:N◎VA、ストリート、メディア〉16 ファルケはタタラ街の埠頭へ向かったらしい。埠頭付近にはファルケ名義の倉庫がいくつもある。
    証拠を隠滅するつもりだろう。アドレスを入手する。

    RL: というわけでカチコミできるようになりました
    RL: ────
    月野 弧白: ブラックハウンドの捜査サーバーにアクセスし、人相の似ている人間の情報を追い
    月野 弧白: 「ました。」
    エルロック・ショルメス: 「ました」
    月野 弧白: 「タタラ街の埠頭にいますね、大方証拠隠滅といったところでしょうか」
    ソニア: 「……またアイツは、隠そうとしてるんだ……!」
    ナナ・ドナ・カナ: 「イディオットの一つ覚えね。 今度は何を爆発させる気かしら」
    赤嶺竜真: 「一度楽をすると」
    赤嶺竜真: 「それしかできなくなんだよ、あーゆー輩は」
    赤嶺竜真: ぽんぽん、とソニアの頭に軽く手を乗せて。
    エルロック・ショルメス: 「成功の条件付けか」「思考の固定化は探偵にとっては最も忌むべき事態だね」
    赤嶺竜真: 「──が、まだ隠せてねえ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、二年前と今は違うもの」
    赤嶺竜真: 「隠そうとしてんなら、そうさせなきゃいいってだけの話だ」
    ソニア: 「……うん!」
    ソニア: 力強く頷く。私じゃできないけれど────
    ソニア: 「皆、お願いします……!」 皆に向けて頭を下げる
    system: [ ナナ・ドナ・カナ ] 報酬点 : 8 → 3
    赤嶺竜真: 「だとよ、フェイト?」おどけるようにして怪人に
    エルロック・ショルメス: 「我が誇りにかけて」
    エルロック・ショルメス: 「任せておきたまえ」紳士的に礼を返す。
    ナナ・ドナ・カナ: 「ちょっと刺激的なことになるし、ここから先はついてこないほうがいいわね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ケーサツで安全な場所とか確保できないかしら」月野さんへ。
    月野 弧白: 「……やめろと言っても行くでしょう、彼女」
    月野 弧白: 「でしたら、可能な限り安全を確保しながら速やかに確保するのが仕事です」
    月野 弧白: 「その辺私はとても下手なので」
    月野 弧白: 「犯人が消し飛んでしまっても大丈夫だと言えるのであればですが」
    月野 弧白: ちらりとソニアさんの方を見る
    ソニア: 「……うん」
    ソニア: 「私はやっぱり、本人の口から聞きたい。邪魔にならないようには、するよ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…そっか」
    赤嶺竜真: 「したいようにさせりゃいい」
    赤嶺竜真: 「もうガキじゃねえんだ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「仕方ない子ね。 いいスタイル、持ってんじゃない」
    月野 弧白: 「…なら、構いませんよ、少なくともそこの傷害罪常習者と個人情報保護法違反常習者を阻止するよりは楽そうだ」
    エルロック・ショルメス: 「そういう訳だね。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「…『強請るな、勝ち取れ。さらば与えられん』。その通りね」ニューは真教の聖句を呟き、彼女に同調する
    “遍在する癒し”ニュー: 「ソニア。貴方が望むのならば、私からも手助けをしましょう」
    “遍在する癒し”ニュー: 「何故なら、救いは遍在するのですから」
    RL: ────
    RL: 全員登場したので舞台裏はナシ!
    RL: ────

    クライマックス:Break The Silence


    RL: 全員登場!
    エルロック・ショルメス: 出ようか。
    月野 弧白: 出ます
    “遍在する癒し”ニュー: 出ます
    ナナ・ドナ・カナ: 登場太郎。ヴィークル(原付)に乗っておきます
    RL: シーンチャートはカリスマ
    RL: キーワードは啓蒙。暗示は宗教、あるいは世俗的影響力の介入、権力、罪の恩赦
    RL: ────
    RL: タタラ街、埠頭
    RL: そこには大勢の人間がいた。部下に指示を出すゲオルグ、そして────
    ファルケ・シュレーゲル: 「証拠は残すなよ、徹底的に────ん?」
    ファルケ・シュレーゲル: 「キミ達は……」
    エルロック・ショルメス: ──かつ、かつ、かつ。
    エルロック・ショルメス: 紅いシルクハットを被り、紳士服に身を包み、誇りのコートをたなびかせ。
    エルロック・ショルメス: 「予告通り、鳴らしに来たよ」覆い隠されようとしている謎の元へ。
    エルロック・ショルメス: 「"沈黙の音"をね」『探偵』が来た。
    ファルケ・シュレーゲル: 「……何を言っているやら……」 申し訳なさげに目を逸らしてから
    ファルケ・シュレーゲル: 「実は、あの後私も反省したのです。いくらレッドエリアだからと、ドラッグをバラまくなんて……」
    ファルケ・シュレーゲル: 「だからこうして、もうこいつが出回らないように処分して……もうこんなことはせず、静かに暮らしていこうと思っているのです」
    エルロック・ショルメス: 「……そうかい、そうかい」〈シャーロックホームズ〉を使用。
    ファルケ・シュレーゲル: お、どんな裏付け・ヒントが欲しいですか
    エルロック・ショルメス: 口先だけでなく本当に心を入れ替えられるのか、『最期』の確認をします
    ファルケ・シュレーゲル: では難易度は基本の10のままだ、どうぞ
    エルロック・ショルメス: 切り札を使用。適用するカードはクローバーのA。
    エルロック・ショルメス: 自動成功だね。
    ファルケ・シュレーゲル: 素晴らしい。それではあなたは、彼がこの後「得たお金も全てあなた達にお預けしますから……今回ばかりは見逃していただけませんか?」
    ファルケ・シュレーゲル: とレッガーの神業<買収>を使用して、この場を切り抜ける気であると想像が付きます
    ファルケ・シュレーゲル: つまり心を入れ替えるつもりは毛頭ない!
    エルロック・ショルメス: 「……さしずめ、君は次にこう思うのだろうね。」
    エルロック・ショルメス: 「所詮はレッドエリアの探偵崩れ。俺は軌道にさえ上がれればいいのだからここで薄汚い金をすべて吐き出せば話も通じるだろう……とか」
    エルロック・ショルメス: 懐から取り出した煙草に火をつける。
    エルロック・ショルメス: 「薄汚いスタイルもここまで貫けるならば大したものだ。」
    ファルケ・シュレーゲル: 笑みに、冷や汗が混じる。
    ファルケ・シュレーゲル: 「何のことやら……」
    エルロック・ショルメス: 煙草の煙が、彼の姿を覆っていく。
    エルロック・ショルメス: 「そんな君にくれてやれる、最期の贈り物だ。」
    エルロック・ショルメス: 〈ヒューマナイズ〉:適用開始。
    エルロック・ショルメス: 怪人の姿が隠れ、やがて吹く潮風がその煙を払う。
    キックス(?): ──〈真実〉を使用。
    キックス(?): ファルケから真実を引きずり出します。
    キックス(?): 「ひっでえことするよな、【ホーク】」払われた煙の内に立っていたのは。
    ファルケ・シュレーゲル: 「なっ。ばっ、」
    キックス(?): 「結局──最期の最期までしらを切りやがって」君がかつて、この手で撃ち殺した男だ。
    キックス(?): ホーク。
    ソニア: 「兄貴!?」 少女が驚愕の声をあげる。だがそれ以上に────
    ファルケ・シュレーゲル: 「バカな!お前は確かに【俺が殺した】はずだ!」
    ファルケ・シュレーゲル: 「……いや、落ち着け」
    ファルケ・シュレーゲル: 「だったら【もう一度殺し】てやればいいだけだ」
    ファルケ・シュレーゲル: 「【信頼だの、誰かを守るだの、くだらねえ】!」
    ファルケ・シュレーゲル: 「【俺は、あいつの善人ぶった面が】」
    ファルケ・シュレーゲル: 「【大嫌いだったんだ】!【生き返るってんなら殺してやる】!【何度だって】!」
    ファルケ・シュレーゲル: 「【そうしてまた、俺はのし上がってやる!】」
    system: [ エルロック・ショルメス ] 真実 : 1 → 0
    キックス(?): 「ハッ」「あの時からさっぱり変わってねえみたいで安心/がっかりしたよ」
    キックス(?): 「悪いが──同じ轍を踏むほど耄碌しちゃあいないんでね!」
    キックス(?): 勢いよく指を鳴らす
    月野 弧白: パチン
    月野 弧白: フィンガースナップと同時、口元隠しに使っていた風船ガム型携帯食料の割れる音
    月野 弧白: いつまでたっても慣れないが、煙草よりはいい
    月野 弧白: 手元の紙に吐き出し、ボイスレコーダーを切る
    月野 弧白: 「「サイレンス」の取引関与による麻薬取締法違反、「キックス」への殺人、および当該案件におけるSSSに対する偽証、周辺住民への恐喝、「ファルケ・シュレーゲル」の戸籍偽造、達磨を用いた爆薬による火薬類取締法違反、「サイレンス」の窃盗」
    月野 弧白: 「…役満ですね、反省の色があるのであれば多少の加減は考えましたが」
    月野 弧白: 「どうやらそれも無い様子」
    ファルケ・シュレーゲル: 「……ハッ!」 思わず口元を抑える
    月野 弧白: 「freeze、どうかご同行を」
    ファルケ・シュレーゲル: 「……ゲオルグ!」
    ゲオルグ: 「はいはい、お断りだそうだぜ」 楽し気に笑い、1人の男が前に出る
    ゲオルグ: 「お前らだけで勝てるつもりかい?今度はこっちも全力だ」
    ゲオルグ: 彼の他、周囲にいる武装した者たちは40人強。
    月野 弧白: 「…よくもまあこんなに」
    月野 弧白: 「ですが」
    ナナ・ドナ・カナ: 「あーもう。 煙ばっかでなんも映ってないじゃないの…これ、ケーサツの捜査協力なのに」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ま、ナマのオーディエンスがこれだけいるなら話は早いか」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…頭数ってね。 とりあえずで増やすと後でとんでもない事になるのよ。経験者のナナちゃん様が言うんだから間違いないわ」
    ゲオルグ: 「あん……?」
    ゲオルグ: 「まあいいや、覚悟は出来てるってこったな」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、あなた達が知る必要のない事よ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「今はね」
    “遍在する癒し”ニュー: シスター服を着た少女が現れる
    “遍在する癒し”ニュー: 「『沈黙の音』、確かに聞かせてもらったわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「想像以上に…騒がしい音なのね、知らなかった」
    “遍在する癒し”ニュー: 「探偵さんも素敵ね、きっといい役者に成れるわ」
    “遍在する癒し”ニュー: くすくすと笑み、表情を戻す
    “遍在する癒し”ニュー: 「でも、貴方のせいで大勢の人が苦しんだ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「居なくならなくてもいい筈の人がいなくなり」
    “遍在する癒し”ニュー: 「残された人も不当に傷つけられ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「赤嶺さん。感想を頂いても?」
    “遍在する癒し”ニュー: 言葉を向ける。隣の男に
    赤嶺竜真: 「おう──」
    赤嶺竜真: キックスの形をしたソレの隣に現れた男が、がしっとその首根っこを引き寄せる。

    赤嶺竜真: 「とりあえず、その前に──」
    赤嶺竜真: 「その面と声は、アイツのもんだ」
    赤嶺竜真: 「三文芝居に勝手に持ち出すな」
    赤嶺竜真: 笑っている。しかし瞳は──
    キックス(?): 「……」そっと瞳を見返す。
    キックス(?): 「そうだね、ここまでにしておこう」パチリと目を閉じ、もう一度煙が覆う。
    キックス(?): ──〈ヒューマナイズ〉:適用終了。
    エルロック・ショルメス: 煙が去った後、残るのは怪人の姿だ。
    赤嶺竜真: とんっと、怪人を小突いて距離を取り、ファルケに向き直る。
    赤嶺竜真: 「嫌いで邪魔なやつをぶっ殺す。シンプルじゃねえか」
    赤嶺竜真: 「それだけなら、この街じゃよくあること。せいぜい生じるのは仇討ち」
    赤嶺竜真: 「だがな──」
    赤嶺竜真: 静かに、ソレを吸う。
    赤嶺竜真: 「テメエは、アイツの生き方を虚仮にしやがった」
    赤嶺竜真: 「アイツのトゥルーを、出来の悪いフェイクに変えやがった」
    赤嶺竜真: 獰猛に嗤っている。しかし瞳には──
    赤嶺竜真: 肚に溜め込んだ、ソレが秘められて──
    赤嶺竜真: 「テメエの犯した一番の罪ってのを教えてやんよ、ファルケ?」
    赤嶺竜真: 「テメーは──俺を怒らせた」
    ファルケ・シュレーゲル: 「貴様の様な屑1人を怒らせたからどうだと言う!」
    ファルケ・シュレーゲル: 「貴様たちを皆殺せば真実はまた沈黙に包まれる!」
    赤嶺竜真: 「テメエのことだ」
    赤嶺竜真: 「一年前にも似たようなことをほざいてたんじゃねえのか?」
    赤嶺竜真: しかし結果、沈黙は真実にかき消された。
    ソニア: 少女が1人前に出て、イヤリングを見せつける。
    ソニア: 「兄貴はアンタみたいなのも信じていた」
    ソニア: 「ドラッグに頼らず、自力でのし上がるようなら……って」
    ソニア: 「でもアンタは────」
    ソニア: 「私には何もできない、でも、私をここまで連れてきた皆がいる」
    ソニア: 「ファルケ!私も、キックスも────皆、お前を許さない!」
    エルロック・ショルメス: 「スタイルがぶつかり合う時、どちらかは止まる他なくなる」
    エルロック・ショルメス: 「お互いに正念場と言う訳だ、ファルケ。」眼の器官が、怪人の被るそれにも顕れる。
    エルロック・ショルメス: ペルソナをヒルコに変更します。
    月野 弧白: 「……と、まあ40人の武装集団が相手でも構わないくらいのやる気十分な方々がいらっしゃるのでお気遣いなく」
    月野 弧白: そっと足で倉庫の扉を押し開ける
    月野 弧白: 月のない夜だ、差し込むのは街明かりと、潜入用に着ている最近のパーカーから発せられるほのかな白い光だけ
    月野 弧白: やや乱暴にフードを取り、愛用の携帯式月光砲を向ける
    月野 弧白: 「さて、凍り付いてくれないのであれば仕方ありません」
    月野 弧白: 「今日はさぼりの月に代わってお仕置きです」
    ナナ・ドナ・カナ: 停車したスクーター…-何故かマイクスタンドが付いている-のステレオを、シート後部のアンプに接続。 真実の探求を歌う、場違いなポップミュージックが大音量で流れ始める。
    RL: ────
    RL: ではカット進行に移行します
    RL: ちなみにソニアは啖呵切った後「じゃ、後ヨロシク!」と後ろの方に避難しました
    ナナ・ドナ・カナ: よろしくされたぜ!
    月野 弧白: いい子ですね
    “遍在する癒し”ニュー: 良い子だ
    エルロック・ショルメス: 安心だね。
    RL: 配置はこう
    ファルケ・カブトワリ・トループ*2-5m-ゲオルグ・エミリー・サカキ-PC達

    RL: では戦闘準備プロセス、なにかありますか?
    エルロック・ショルメス: バイオスリングを準備。
    “遍在する癒し”ニュー: ニューからは無し
    赤嶺竜真: セットアップはありません。
    ナナ・ドナ・カナ: 武器とかは無し!
    月野 弧白: フェイタルゲイズ、カンナビノイド装備で
    RL: エネミーも色々装備したりします
    ではセットアッププロセス!

    月野 弧白: 閃鋼を使用しCS+6、13へ
    エルロック・ショルメス: 閃鋼を使用。CSに+6だ
    エルロック・ショルメス: 15になるよ
    “遍在する癒し”ニュー: はい、ターボブースト
    “遍在する癒し”ニュー: スペードの10を公開
    ナナ・ドナ・カナ: こっちも閃鋼!
    “遍在する癒し”ニュー: これによりニューのCSは16へ
    ナナ・ドナ・カナ: CS14わよ
    ゲオルグ: 縮地 CS+生命 9→18に
    エミリー・サカキ: こっちはアドレナライズをファルケに、カードは……
    ゲオルグ: あっ縮地のカード出してない
    ゲオルグ: よく見たらスートが極端!スペードのAを公開して難易度10を成功させます
    エミリー・サカキ: で、アドレナライズは一致するスートがない!なし!
    RL: というわけでイニシアチブ!割り込みが無ければゲオルグから
    赤嶺竜真: 割り込みなしで
    エミリー・サカキ: カゲなのであります。神業<不可知>で行動を行います
    エミリー・サカキ: 神業を使用しない限りリアクションやアウトフィットの使用は出来ない!
    ナナ・ドナ・カナ: 《チャイ》
    ナナ・ドナ・カナ: 行動などさせぬ…
    エミリー・サカキ: マイナーでアサルトナーブスを起動して、メジャーで……ウワ―ッ
    エミリー・サカキ: ではチャイの効果により<不可知>は掻き消される!
    エミリー・サカキ: ────
    エミリー・サカキ: この状況下で、姿を一切見せなかった女が1人────
    エミリー・サカキ: 地面スレスレ、音も立てず駆け、手にした武器を振るわんと迫るが────
    ナナ・ドナ・カナ: 「…そこ! オラァッ!」
    ナナ・ドナ・カナ: バイクに搭載されたストロボがその姿を照らす! 牽制で噴出する催涙ガス!
    ナナ・ドナ・カナ: 「出て来るならここだと思ってたわ! だって一番『映える』もん!」
    エミリー・サカキ: 事も無げにそれを回避し、立ちあがる黒いアーマージャケットの女
    エミリー・サカキ: 「あら、そこの令嬢おふた方は狙い目かと思いましたが」
    エミリー・サカキ: 「なかなかどうして一筋縄ではいかないご様子」
    “遍在する癒し”ニュー: 「いい目をしているわね。でも残念。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「私達、見かけよりも厄介よ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「このナナちゃん様をダルマで爆殺しようとした恨み、晴らさなきゃ忘れるまで忘れるわけないでしょ! 地獄でベロ抜いてやるから覚悟しなさい!」
    system: [ ナナ・ドナ・カナ ] チャイ : 1 → 0
    ゲオルグ: 「くはは、勇ましい嬢ちゃんたちだ!こっちも楽しもうぜえ!」
    ゲオルグ: ────
    RL: という訳で次はCS18のゲオルグ
    RL: マイナーは……無いな
    RL: メジャーで白兵+修羅で攻撃、居合があるので達成値+4
    RL: 対象は、苦い思い出があるからエルロックにしておこう
    エルロック・ショルメス: フッ……来たまえ
    RL: スペードの絵札を公開、7+10+4で21かな
    RL: リアクションどうぞ!差分値ダメージもあるぞ
    エルロック・ショルメス: 一応ドッジもできるが……どうした者かな。
    エルロック・ショルメス: では回避にジョーカーを出そう。
    エルロック・ショルメス: 回避適応スートは?。選択カードはハートのA。
    RL: ウワ―ッ!?
    エルロック・ショルメス: 自動成功だね。
    ゲオルグ: ぐぬ~!
    エミリー・サカキ: <ファイト!>
    エミリー・サカキ: ゲオルグの<死の舞踏>の回数を1回増やします
    ナナ・ドナ・カナ: させるか!《電脳神》!
    ゲオルグ: そして<死の舞踏>!対象は……ウワ―ッ!?
    system: [ ナナ・ドナ・カナ ] 暴露 : 1 → 0
    ナナ・ドナ・カナ: ファイトなどさせるものか!
    system: [ ナナ・ドナ・カナ ] 暴露 : 0 → 1
    エルロック・ショルメス: やれやれ、持つべきものはご近所の繋がりって訳か。
    system: [ ナナ・ドナ・カナ ] 電脳神 : 1 → 0
    エミリー・サカキ: クソーっ下手すれば神業の抱え落ち!使うしかねえ!
    エミリー・サカキ: <プリーズ>、ゲオルグ!死の舞踏でエルロックを殺せ!
    エルロック・ショルメス: 随分と剥き出しの殺意じゃないか。光栄だね。
    エミリー・サカキ: ホログラフィックカモフラージュで逃げられると面倒!
    赤嶺竜真: んじゃ《死の舞踏》を《難攻不落》でカキーンします。
    system: [ 赤嶺竜真 ] 難攻不落 : 1 → 0
    ゲオルグ: くそ、しぶとい!
    ゲオルグ: ────
    ゲオルグ: 降魔刀を、振る。その対象はエルロック・ショルメス!
    ゲオルグ: 「前みてえに逃げられちゃ敵わねえな!」
    ゲオルグ: 「とっとと死ね!」
    エルロック・ショルメス: 「フフ。流石に凄い殺意だ。ゾクゾクしてくるね」
    エルロック・ショルメス: 脚を動かすことなく、滑るように死の領域から離れる。
    エルロック・ショルメス: (……と、ここまでで避けられるなら苦労はしないが)
    ゲオルグ: 「エミリー!」
    エルロック・ショルメス: 足元からは紅い菌糸が軌跡を描く。
    エミリー・サカキ: 「はいはい、人使いの荒い方ですこと」 鋼鉄の鞭が蜘蛛の糸のように伸び、その動きを絡めとらんと迫る
    エミリー・サカキ: 「私の主人はあなたじゃありませんのよ?」
    ゲオルグ: 「コレで詰み!だろ!」
    ゲオルグ: 再度エルロックに迫るカタナ
    エルロック・ショルメス: 「──そうだね」迫る刃を眺め、眼は逸らさない。
    エルロック・ショルメス: 「私が『独り』だったならば。」
    ナナ・ドナ・カナ: ギョーン!
    ナナ・ドナ・カナ: タップから、エレキギターの演奏音…これを演奏と呼ぶならば…が流れる。ハッキングデバイスがフル稼働開始!
    ナナ・ドナ・カナ: エミリーの手繰る鋼糸がたわむ! 制御装置が停止したのだ!
    エミリー・サカキ: 「下品な音ッ!」 ナナの乗るヴィークルを蹴りつけ、デバイスを一瞬停止させ、一瞬だけ自らの武器を再起動させる。
    ナナ・ドナ・カナ: 「あっ私のビューティフル佳人薄命ナナちゃん号が…!」
    ゲオルグ: 「ともかく、これで────!」
    エルロック・ショルメス: 頭部が影に隠れて見えない帽子を一瞬浮かせ……ようとし、留める。
    エルロック・ショルメス: 「頼めるかい?赤嶺君」
    赤嶺竜真: がぎんっ!
    赤嶺竜真: 「おいおい?」
    ゲオルグ: 「!」
    赤嶺竜真: 瞬間、振るわれた凶刃が猿臂と膝で挟みこまれ、剛力を以て宙空に固定される。
    赤嶺竜真: 「相手が違うんじゃあねえか?」
    赤嶺竜真: 「それとも強いのとやりあいてえって看板は、とっくに下ろしちまったのか?」
    赤嶺竜真: とんっ──
    赤嶺竜真: 身体を捻り刃を押し返すようにしてそちらへと弾き、ニヤリと嗤う。
    ゲオルグ: 「ふっ」
    ゲオルグ: 「悪かったなあ、いまさら逃げるような奴らでもねえか」
    エルロック・ショルメス: []
    ゲオルグ: そう言って笑い、再度構える。
    ゲオルグ: 「本気で行くぜ」
    エルロック・ショルメス: 「そうでなくてはね」
    エルロック・ショルメス: 帽子をかぶり直し、菌糸を這わせ始める。
    RL: ────
    RL: ではCS16、ニューさんだ!
    “遍在する癒し”ニュー: はい!
    “遍在する癒し”ニュー: 確認です。ファルケは中距離にいる、でよろしいですよね
    RL: 近─近で離れてるから中距離!
    “遍在する癒し”ニュー: おっけ!
    “遍在する癒し”ニュー: 叱咤激励 ダイヤのキングを開示
    “遍在する癒し”ニュー: 自動成功
    “遍在する癒し”ニュー: 対象は勿論赤嶺さんで
    “遍在する癒し”ニュー: というわけで赤嶺さん、行動どうぞ
    RL: では赤嶺さんはARを消費せずに行動だ!
    赤嶺竜真: はい。
    赤嶺竜真: ではムーブアクションでゲオルグ、エミリーにエンゲージ。
    赤嶺竜真: メジャーアクション、<修羅/功夫/粉砕剣> でゲオルグを攻撃します。
    赤嶺竜真: 使用カードはハートのJ
    赤嶺竜真: 達成値は10+9+5で最大値の21です。
    赤嶺竜真: 効果は命中時、肉体ダメージ+18&差分値 生身のみ
    RL: はーい
    ゲオルグ: ではドッジするぞ……!
    ゲオルグ: スペードの10を公開、理性7なので17……差分は4!
    ゲオルグ: あっ
    “遍在する癒し”ニュー: あ
    月野 弧白: あ
    ゲオルグ: これスペードじゃなくてクローバーだ!
    エルロック・ショルメス: ああ……
    赤嶺竜真: ん、おや。
    “遍在する癒し”ニュー: GMの手札が…
    ゲオルグ: えーと合うスートが無いのでドッジは自動失敗かな、
    ゲオルグ: 差分どうなるんだっけ
    “遍在する癒し”ニュー: 差分値は…
    エルロック・ショルメス: どうなるんだろうな……(ルルブペラペラ)
    赤嶺竜真: 制御値での対決になるのでは?
    ゲオルグ: そうしましょう、クローバー出したのは無かった事にして
    ゲオルグ: 制御値で対抗します(ぐだぐだ)
    ゲオルグ: 生命の制御値は15なので差分は6かな
    赤嶺竜真: うす、ではダメージはスペードのAを提示。
    赤嶺竜真: 差分6+18+11なので35のIがダメージとなります。
    “遍在する癒し”ニュー: これ死んじゃうぞ
    ゲオルグ: 35のI……!ちょっと待ってね……!
    ゲオルグ: えーとIの装甲が4あって、31……!
    ゲオルグ: 受けて死にます。即<黄泉還り>
    ゲオルグ: 復活!
    赤嶺竜真: こちらは対抗ありません<黄泉還り
    RL: ────
    赤嶺竜真:
    “遍在する癒し”ニュー: 「では赤嶺さん、いつものを」
    赤嶺竜真: 「応よ」
    “遍在する癒し”ニュー: 少女はつま先を立て、男の耳に囁く

    “遍在する癒し”ニュー: それは只の言葉ではない、ゴスペルによる導き
    それは一人の言葉ではない、"遍在する癒し"総体による合唱

    “遍在する癒し”ニュー: 「■■■■■■■■■■■」
    “遍在する癒し”ニュー: 赤嶺の体が熱くなり、心拍数が上がる。視界は明晰になりニューの産毛すらも捉える
    “遍在する癒し”ニュー: ウェットの身でありながらサイバーウェアを入れたかの如く
    “遍在する癒し”ニュー: 群体による 咤激励が、赤嶺の身を焦がす
    赤嶺竜真: 「へっ──」身体を巡る力に溺れぬよう、されど逆らわぬよう──
    赤嶺竜真: とんっ──
    赤嶺竜真: 「本気出すってんなら──」
    赤嶺竜真: 一挙動。流れるような動きで追うように間合いをつめて。
    赤嶺竜真: 「──とっとと出した方がいいんじゃねえか?」
    赤嶺竜真: ゲオルグの首筋に、分厚い手刀を叩き込む。
    赤嶺竜真: ごきょっ!
    赤嶺竜真: 鈍い音を立て、男の太い首が後ろへと捻じ曲がり──
    赤嶺竜真: 「──っと」
    赤嶺竜真: 「手とどっちがマシか、聞くの忘れちまった」
    RL: ぐるり、と折れた首があなたを向きなおす
    ゲオルグ: 「想像以上だ、だが手は勘弁してほしいな」
    ゲオルグ: 「刀が握れなくなっちまう」
    赤嶺竜真: 「上等」嬉しげに、楽しげに嗤い──
    赤嶺竜真: 「もっぺんそっちを回してやらあ。後で手にしてくれとか言い出すなよ?」
    ファルケ・シュレーゲル: 「何を遊んでいるんだ、あいつらは────!」
    RL: ────
    RL: ではCS15、エルロックの手番
    エルロック・ショルメス: まずは移動しよう。ムーブタイミングでエミリーたちのエンゲージへ突入。
    RL: ウワ―ッ来るな!
    エルロック・ショルメス: マイナーでサイバーシリンジ使用。巨人血をキメる
    エルロック・ショルメス: シーン間肉体ダメージを?2する状態になりつつメジャー。
    エルロック・ショルメス: 護身術+怪力でエミリーを攻撃。使用武器はバイオスリング。
    エミリー・サカキ: 返り討ちですわ!ボコボコですわ!
    エルロック・ショルメス: 使用カードはクローバーのK。能力値と合わせて18かな
    エルロック・ショルメス: リアクションどうぞ。
    エミリー・サカキ: ウオオ、クローバーの10を公開!達成値は……16!
    エミリー・サカキ: キャアーッ!?
    “遍在する癒し”ニュー: おしいねぇ
    エルロック・ショルメス: ではダメージと行こうか。
    エルロック・ショルメス: S属性5の武器に特技効果が5+8。ここにダメージカード9。
    エルロック・ショルメス: 合計で27。ダメージが一点でも通れば邪毒(3)を追加効果で進呈だ
    エミリー・サカキ: S属性は装甲が1あるので……21!頭部損傷で死にます
    エミリー・サカキ: それともスタン攻撃?
    エルロック・ショルメス: ふむ……ソニアもいるし、スタン攻撃としようか。
    ソニア: 優しい!(建物の影から)
    エルロック・ショルメス: おいしそうで少し惜しかったけどね。
    エミリー・サカキ: 近寄らないでバケモノッ!
    RL: ────
    エルロック・ショルメス: エミリー、君は今どこにいたりするかな。
    エルロック・ショルメス: さっきの喧しい記者の姦しい口を今度こそ元から断とうとしていたり?
    エルロック・ショルメス: はたまた健気にファルケ社長の指示のもと、ゲオルグの支援を続けていたりするのかな?
    エルロック・ショルメス: 恐らく……その支援なり攻撃なりを行う直前だ。
    エルロック・ショルメス: 君は違和感を覚えるかもしれない。
    エミリー・サカキ: 「……?」
    エルロック・ショルメス: そう思った君の頭に、紅いシルクハットが被せられる。
    エミリー・サカキ: 「なんですの……!?これは……!」
    エルロック・ショルメス: 少しばかり…帽子の背に繋がっている飾りひもがたわまっている。
    エルロック・ショルメス: 耳の方に『紐』が入り込んだ。
    エルロック・ショルメス: 『私』が詰めるスペースは、それだけでよかった。
    エミリー・サカキ: 「なっ、なん、なに、なにが。あ?」
    エルロック・ショルメス: 「君は」「本当に運がいい。」
    エルロック・ショルメス: 「手術に応用できる程度には私がこの技術を磨いた状態であり、君を壊しつくすべきでない理由がすぐ傍にいるのだから。」
    エルロック・ショルメス: 「今はゆっくり眠るがいい、令嬢(フロイライン)」
    エルロック・ショルメス: 後遺症が残らないよう繊細に調整した麻酔を、『直』に撃ち込む。
    エミリー・サカキ: 「ギッ……」 ガクガクと体を痙攣させ、昏倒する。
    エルロック・ショルメス: 「つまらないエゴだが──」『紐』を抜き、影で見えない頭部に帽子をかぶり直し。
    エルロック・ショルメス: 「君の運命の相手が、彼(ファルケ)でないことを祈っておこう」
    エルロック・ショルメス: 傍らにエミリーを寝かし、悠然と戦場へ歩みを戻す。
    ナナ・ドナ・カナ: (うっわ、またやりやがった。 ケーサツの前で、よくやるわ)
    ナナ・ドナ・カナ: (追手がかかっても知ーらない♪)
    エルロック・ショルメス: (やれやれ。君の心配の種を断ったつもりなのだがね、ナナ)
    エルロック・ショルメス: 視線を感じ、残存する麻酔の陶酔も混ざった苦笑を浮かべる。
    RL: ────
    RL: ではCS14のナナさんだ
    ナナ・ドナ・カナ: オッケー。戦況が傾いたところで、一気に畳むわよ
    ナナ・ドナ・カナ: ムーヴでゲオルグほかのエンゲージに移動。マイナーでスリーアクション
    ナナ・ドナ・カナ: …だが使用するのはL2Mだけだ! ディープスリートは使わない!
    ナナ・ドナ・カナ: メジャー。<心理><交渉><†熱狂>
    ナナ・ドナ・カナ: 精神攻撃。ファルケとトループ2体を対象に指定
    RL: イヤーッ
    ナナ・ドナ・カナ: 説得攻撃とかはしません。
    RL: あっクソ―!
    ナナ・ドナ・カナ: クラブの8
    ナナ・ドナ・カナ: 達成値は8+6+8で22、上限が21なら21に減るのかな
    ファルケ・シュレーゲル: ウオオ、自我で対抗……自我持ってねえコイツ!
    ファルケ・シュレーゲル: 感情なので制御値は11……くっ
    ファルケ・シュレーゲル: カブトワリ・トループくん達に至っては8なのでどうしようもない
    ナナ・ドナ・カナ: ダメージカード。ダイヤの…6!
    ナナ・ドナ・カナ: 熱狂で+4 各種アイテムで+7
    ナナ・ドナ・カナ: 17点です。
    RL: ぐっコレは……
    ゲオルグ: クソ―ッ仕事だから庇わねば!<難攻不落>!
    ゲオルグ: そのダメージ、消えるよ
    月野 弧白: 電脳神宣言、その難攻不落を打ち消します…!
    ゲオルグ: グワーッ!?
    月野 弧白: ここで防がれたら殺すしかないんですよ
    ナナ・ドナ・カナ: 同時に《暴露》を使用!
    エルロック・ショルメス: フフ。お優しい事だね
    ナナ・ドナ・カナ: 生前から死後に及ぶまで、キックスが受けていた不当な社会戦ダメージを全て打ち消します。
    “遍在する癒し”ニュー: 仕事をしてくれた!
    RL: ────
    ナナ・ドナ・カナ: 月のない夜もN◎VAは眠らない。 街全体が、電脳構造体が、常に夜をまぶしく照らしている。
    ナナ・ドナ・カナ: その鼓動に心身を委ね、カブキが歌う!
    ナナ・ドナ・カナ: 「ファファファファファルケさん!アッアッアーあなた、過去についてなにも、なにも語りませんよNE☆」
    ナナ・ドナ・カナ: 「なんでなんでしょう(なんでなんでしょう)何かー、何か後ろめたいコトでもあるんじゃないですか!?」
    ファルケ・シュレーゲル: 「な、なんだこいつ……!?」
    ナナ・ドナ・カナ: ホロビジョンに、独自の方法で真実を負ったトーキーの取材映像が浮かぶ! そして…隅田川の写真!
    ナナ・ドナ・カナ: 「ねえ、ちょっとー♪」ビートが一気に早くなる。積乱雲の如き電子パーカッション!
    ナナ・ドナ・カナ: 瞬間。 監視カメラの映像が、N◎VAじゅうの電脳空間に拡散する。
    ナナ・ドナ・カナ: 新進気鋭のエグゼク、ファルケ…今はそう呼ばれている男が銃を乱射し、薬物を着服する無加工ドキュメンタリー。
    ファルケ・シュレーゲル: 「なっ、何を」
    ファルケ・シュレーゲル: 「貴様何をやっている!?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「Ah♪ ファルケちゃん あなた何も学んでない」ぎらりと目を光らせ、嗤う。
    ナナ・ドナ・カナ: 「Ah♪ 真実の音 それは確かにそこにある」
    カブトワリ・トループ: ざわざわと、武装した男たちに動揺が広がっていく
    ナナ・ドナ・カナ: 「別に聴こうとしないだけ N◎VAはすべてを覚えてる 真実の音は何度だって蘇る」
    ゲオルグ: 「チッ、惑わされるんじゃねえぞ!お前ら!」
    エルロック・ショルメス: 「……」頭脳部代替器官へ回ってきた麻酔が音に反響し、喜劇的トリップを彼の視界へ映し始める。
    ナナ・ドナ・カナ: 「だって事実は消えない 自分が生きた証は 誰知らずとも世界に刻まれる」
    エルロック・ショルメス: (……フロイライン・エミリー)要するに
    エルロック・ショルメス: (本当に君は幸運だと思うよ。私はね)頭痛がして来た。
    ナナ・ドナ・カナ: 「Yo! こんな足元お留守のヤツに付いてったらお先真っ暗 きっと何年経っても学ばない」
    ナナ・ドナ・カナ: 「Yo! お前が割るのはどのカブト? ソウルに訊け スタイルに訊け お前の銃はお前のもの!」
    ゲオルグ: 「チッ……!」 赤嶺から一瞬目を逸らし、ナナの方へ駆ける。
    “遍在する癒し”ニュー:
    ナナ・ドナ・カナ: 畳みかける! ファルケがスタイルを、銃を預けるに値する人間か、傭兵一人一人の目を見て問いかける!
    ゲオルグ: (もう遅いか?全力って言ったのに悪いなあ"金剛撃")
    月野 弧白: 「おっと」
    ゲオルグ: 「だが、これも仕事だ!」 ナナの口を止めんと刀を振るおうと────
    月野 弧白: パン、とゲオルグの足元で何かが爆ぜる
    ゲオルグ: 「グッ!?」
    月野 弧白: 適当なメモリに過剰電流を流し込み炸裂させるだけの単純なトラップだ
    月野 弧白: 足を止め、説得をしてもらうには十分だろう
    月野 弧白: 「こちらも更生してくれるならそれが一番なので」
    月野 弧白: 「邪魔はしないでいただきましょう、なんなら貴方もどうです?投降」
    ゲオルグ: 「雇い主がマトモな判断できる状況じゃなさそうだ」
    ゲオルグ: 「やれるところまで俺の判断でやらせてもらおう」
    ゲオルグ: 獰猛な笑みが浮かぶ
    ナナ・ドナ・カナ: 「…こんな感じでいいかしら? 『ボス』」 今夜の雇用者である、"偏在する癒し"に笑みかける。
    ナナ・ドナ・カナ: 何か反り返ったような奇怪なポーズを取っているが気にしないほうがいいだろう。
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、ええ。良いビズだったわ」
    ニュー(別端末): 「キマってたよ!」
    カブトワリ・トループ: 武装集団のざわめきが止まり、装備を放棄をし始める
    ファルケ・シュレーゲル: 「きっ貴様ら……!」
    ファルケ・シュレーゲル: 「クソッ、クソッ……!」
    RL: ────
    RL: ファルケ(士気喪失) ?/買収/不可触
    カブトワリ・トループ*2(指揮喪失・戦闘放棄)

    近 

    ゲオルグ 難攻不落×/黄泉還り×/死の舞踏×
    エミリー・サカキ(気絶・戦闘不能) 不可知×/ファイト!×/プリーズ×
    赤嶺竜真 難攻不落×/死の舞踏/黄泉還り
    ナナ・ドナ・カナ 電脳神×/チャイ×/暴露×
    エルロック・ショルメス 真実×/突然変異×/突然変異



    ニュー 電脳神×/神の御言葉/腹心
    月野弧白 制裁/とどめの一撃/電脳神×

    system: [ ナナ・ドナ・カナ ] 暴露 : 1 → 0
    system: [ 月野 弧白 ] 電脳神 : 1 → 0
    RL: なんと今戦闘可能なのはゲオルグとファルケだけ!死屍累々!
    RL: という訳でCS13、月野さんの手番だ!
    月野 弧白: はいさい
    月野 弧白: マイナー無し、メジャー、ファニングL2、花吹雪L2、01フィーリングL1、クワッカーを使用、電脳達成値+2、フェイタルゲイズでフルオート射撃、範囲選択、FA6
    月野 弧白: 対象ファルケ
    月野 弧白: 公開は…ハートのAで
    RL: ウワ―ッ!?
    月野 弧白: C(21+3+2+4)  命中 c(21+3+2+4) > 30
    月野 弧白: リアクションどうぞ
    RL: あ、これ達成値かな
    RL: Aは数字11か、合計達成値を21にするかなので
    月野 弧白: あ、じゃあ合計21の方で…
    ファルケ・シュレーゲル: ドッジ!ダイヤのAを公開!達成値21として扱います!
    ファルケ・シュレーゲル: ウオーッ!
    ニュー(別端末): やっぱ持ってたじゃん切り札!
    エルロック・ショルメス: フッ。いよいよ向こうも後がないという訳だね
    ファルケ・シュレーゲル: よく見たらハートだとファニング花吹雪使えないので変えて良いよ!
    月野 弧白: ※、公開をジョーカーに変更、スペードAとして算出します
    ファルケ・シュレーゲル: ジョーカー!?!?
    エルロック・ショルメス: ジョーカ-仲間だったという訳だね。
    ニュー(別端末): ファルケー!
    ファルケ・シュレーゲル: 達成値は!?
    月野 弧白: 合計21!変わりません!
    ファルケ・シュレーゲル: では受動優先で改めてダイヤAで回避成立させます
    ニュー(別端末): ギリギリギリギリで生きてる
    ファルケ・シュレーゲル: 生存!
    ファルケ・シュレーゲル: では返す刀で<とどめの一撃>!
    ファルケ・シュレーゲル: 死ね!イヌ!
    月野 弧白: ぎえ
    エルロック・ショルメス: おっと、それは困るね。
    エルロック・ショルメス: 最後の〈突然変異〉だ。今回は……〈難攻不落〉をもらおうか。
    エルロック・ショルメス: 即座に使用し、ファルケによる〈とどめの一撃〉のダメージを打ち消すよ
    ファルケ・シュレーゲル: そんなー
    system: [ エルロック・ショルメス ] 突然変異 : 1 → 0
    ファルケ・シュレーゲル: ではもう為す術がない!
    RL: ────
    月野 弧白: セーフティを外す、滑るように砲を構える
    月野 弧白: 「殺すのは最終手段にしたいのですが」
    月野 弧白: 「加減はできないので頑張ってください」
    月野 弧白: ごう、と言う音とともに今夜の月が、ファルケを穿とうとする
    ファルケ・シュレーゲル: 「舐めるなよ」 苛立ったようにアサルトライフルを構える。
    ファルケ・シュレーゲル: 風狼、と呼ばれるそれは、青白い光の豪雨をするりと抜けて黒い弾丸を放つ
    月野 弧白: 「…っ」射手同士の撃ちあいになってしまえば、後は根競べだ
    月野 弧白: くわえてあの弾丸、おそらく精度はとっておき
    月野 弧白: 致命傷覚悟で歯を食いしばり…
    エルロック・ショルメス: ──そのとどめを刺す軌跡に、幾重もの鋼糸が滑り込む。
    エルロック・ショルメス: 「万が一のことを考え、『拝借』しておいてよかったな。」
    エルロック・ショルメス: 月野の致命の軌道を尽く弾き、逸らし、阻む。その鋼糸の伸びる先は──
    エルロック・ショルメス: 倉庫の壁に寄りかかって立つ、一人の探偵の片手に。
    エルロック・ショルメス: 「しっかりしたまえよ、刑事殿」
    エルロック・ショルメス: 「貸しひとつだ。ここで二階級特進されては私も後味が悪いのでね」
    月野 弧白: 「…助かりました」
    月野 弧白: 「縄を持っていくのは本当に最後にしておきます」
    エルロック・ショルメス: 「フフ。その言葉が嘘にならないよう私も精進しなくては」
    ファルケ・シュレーゲル: 「クソ、大人しく死んでおけ……!」
    月野 弧白: 「確保までは死んでも死に切りませんよ」
    月野 弧白: ぐ、と腕を少し捲る
    月野 弧白: 傍らには魔術のような言葉を使う情報屋一人と仇を討つ気満々の一般人一人、釘はさしたから殺害はしないだろう
    月野 弧白: 照準を
    月野 弧白: 切り替える
    月野 弧白: とどめの一撃宣言、対象ゲオルグ
    ファルケ・シュレーゲル: 為す術なし!
    ゲオルグ: 仕事だけどどうしようもない!
    エミリー・サカキ: しんでる!
    エルロック・ショルメス: おいしそうだったよ。
    月野 弧白: ダメージは…15番の動脈切断で
    月野 弧白: 気絶狙います
    ニュー(別端末): やさしさ
    ゲオルグ: では出血多量で気絶します。
    RL: ────
    月野 弧白: 狙いは護衛たるゲオルグの急所、外さず殺さず確保できる位置
    月野 弧白: コンピューターに直結させた神経で極限まで位置を計算
    月野 弧白: トリガーを引く、この間コンマ1秒
    月野 弧白: 隙を生じぬ二連撃に見える、まさしく神の御業
    月野 弧白: 最も、こんな時代ではその御業も凡骨の許に降りてくるのだが
    月野 弧白: とにかく、この場で事件の収拾に必要な一手は打てた
    ゲオルグ: 視線を外し、それから赤嶺に向きなおしたその瞬間
    ゲオルグ: 首筋を白光が掠めた。
    ゲオルグ: 「────あ?」
    ゲオルグ: どぼどぼと流れる血液に何が起こったかもわからず、そのまま気を失う。
    月野 弧白: 「…後はお好みで、しかし殺されると困りますが」と赤嶺さんに目配せ
    RL: ────
    RL: ではCS9、赤嶺さんの手番だ!
    system: [ 月野 弧白 ] とどめの一撃 : 1 → 0
    “遍在する癒し”ニュー: ここで“遍在する癒し”ニューの神業を宣言
    “遍在する癒し”ニュー: 神の御言葉
    system: [ “遍在する癒し”ニュー ] 神の御言葉 : 1 → 0
    “遍在する癒し”ニュー: 対象は勿論ファルケ、ダメージチャート14番、幻惑を選択
    “遍在する癒し”ニュー: 酩酊(大)を受けてもらいます
    ファルケ・シュレーゲル: はーい!あらゆる判定の達成値-5!
    ファルケ・シュレーゲル: でか……
    ファルケ・シュレーゲル: 改めて竜真さんの手番だぜ!
    赤嶺竜真: では《死の舞踏》を宣言。対象はファルケ
    ファルケ・シュレーゲル: 嫌ー!
    赤嶺竜真: ダメージチャートは肉体20 脊髄損傷による[仮死]です。
    赤嶺竜真: いやなら21にしてそのあと黄泉がえりでもいいよw
    ファルケ・シュレーゲル: どっちも嫌だよ!お好きな方で!
    赤嶺竜真: 流石にあれなので、最初の宣言で。
    ファルケ・シュレーゲル: では為す術無く仮死状態になります
    ファルケ・シュレーゲル: そしてこれによってエネミーは全滅!
    RL: ────
    ニュー(別端末): 苛烈な戦場の中、影が一つ
    ニュー(別端末): 「わっ」
    ニュー(別端末): ファルケのすぐ背に迫っていたニューの別端末がその体に組み付く
    ファルケ・シュレーゲル: 「なっ!」
    ファルケ・シュレーゲル: 「は、放せ!」
    ニュー(別端末): 「いいよぉ」「これが終わったら」
    ニュー(別端末): 耳元で、言葉を放つ
    「■■■■■■■■■」

    ニュー(別端末): この場で行うのは自責と反省を促す、基本的なカリスマの言葉
    ニュー(別端末): ただ一つ違うのは、今この個体で運用可能な"遍在する癒し"ニューのリソースで行う事
    ニュー(別端末): ─────ファルケの周囲から音が消える。
    ファルケ・シュレーゲル: 「あ、あ────?」
    ニュー(別端末): ■BGM:Reach Out to the Truth
    忘れ去っていたはずのトーキー: 「諦めませんからね!絶対にあなたの秘密を暴きますよ!」
    記憶のソニア: 「ファルケ!私も、キックスも────皆、お前を許さない!」
    記憶のソニア: これまで自分が傷つけた幾多の幻覚や記憶が現れ、ファルケを追い詰める。
    記憶のソニア: ………
    ……

    ニュー(別端末): 幾千もの幻影《データ》はファルケの自我から溢れ境界を侵す
    ニュー(別端末): 『バッファオーバーフロー』
    ニュー(別端末): ゴスペルの基本をニューロの基本で刷新する真教分派“遍在する癒し”の為す業
    ニュー(別端末): 皮肉の一種か、それは"サイレント"の作用と酷似していた。
    ファルケ・シュレーゲル: 「やめろっやめろやめろやめろ!皆消えてしまえ────!」
    ファルケ・シュレーゲル: 絶叫が戦場を貫き、しかし彼は呆然と立ち尽くしたままだ
    ニュー(別端末): そしてファルケの…ホークのその心の最奥に届ける言葉は、彼の記憶にはないもので
    ?????: 「このメッセージが聴かれている頃には、僕はもう死んでしまっているだろう」
    あの日のキックス: あの日のキックス、彼がそこに居た
    あの日のキックス: 「やっぱり、ドラッグはロクな物じゃない。アレが全てを狂わせてしまった」
    あの日のキックス: それは、掠れた声だ。知っている自分がそうしたのだから
    あの日のキックス: 「アイツはストリートからのし上がろうとしている。才能はあるやつだ、改心して、自分の力で上り詰めていくようなら、この映像は破棄してほしい」
    あの日のキックス: 「もし、ドラッグを使って、ストリートを食い物にし続けるようであれば」
    あの日のキックス: 「止めて欲しい……」
    あの日のキックス: 「‥‥‥‥」彼はもう何も語らない
    あの日のキックス: されど幻影は消えず
    これがニューの”沈黙の音”。ファルケへの罰だった。

    “遍在する癒し”ニュー: 「フリーズ・クラッシュ。もう貴方は動けない。」
    “遍在する癒し”ニュー: 「懺悔なさい」
    ファルケ・シュレーゲル: そして一歩も動けなくなった彼に、近づく影が一つ
    赤嶺竜真: どんっ──
    赤嶺竜真: ふらついたキックスの身体が、その影にもたれかかる形となる。
    赤嶺竜真: 「いい悪夢(ゆめ)見させてもったみてえじゃねえか?」
    赤嶺竜真: 見上げれば、凶悪な笑みを湛えた男が一人。
    赤嶺竜真: 影が利き手の五指を折り曲げ、熊手を形象す(かたちづく)る。そして──
    赤嶺竜真: とんっ──
    赤嶺竜真: 迫力に欠けた、打撃と呼ぶにはあまりにも力ない一撃を、頭頂へと加える。
    ファルケ・シュレーゲル: 「……?」 呆然としている彼は、リアクションを取らず、
    赤嶺竜真: 穿たれたのは泉門。
    赤嶺竜真: 頭骨と頭骨を繋ぎとめる、重要な交差点。
    赤嶺竜真: 痛みもなにもない。行われたのは加撃ではないが故に。
    ファルケ・シュレーゲル: そして一拍置いた後に、危機感を覚え、対処しようとし────
    赤嶺竜真: 触れた瞬間神域の技術を以て、五指を開き強固に繋ぎ止められた頭蓋を三方へと引き剥がす。
    赤嶺竜真: 「俺が気つけをくれてやんよ」
    赤嶺竜真: 脳を保護し固定するはずの硬膜は強引に広げられ、
    赤嶺竜真: 生み出されたスキマの中で脳漿は激しく揺れ動き、破壊されていく。
    赤嶺竜真: なんてことはない、死に至ることはない。
    赤嶺竜真: 代わりに千の吐き気と万の苦痛、そして億の懇願が生まれるだけだ。
    赤嶺竜真: 『いっそ殺してくれ』と。
    赤嶺竜真: 「ちぃとばかり、刺激は強えがな」
    赤嶺竜真: 古流の一手──六波返し。
    ファルケ・シュレーゲル: 言葉に為らぬ音が喉から迸り、そして血反吐を吐くほどの悲鳴の後に、彼は崩れ落ちる。
    赤嶺竜真: 「いい余生をな、ファルケ」
    赤嶺竜真: 「どこで過ごすのかぁ、俺の知ったこっちゃねえがな」
    エルロック・ショルメス: かつ、かつと革靴を鳴らし、探偵が皆の元へやってくる。
    system: [ 赤嶺竜真 ] 死の舞踏 : 1 → 0
    エルロック・ショルメス: 「片付いたようだね、赤嶺君」
    月野 弧白: 「…2337、状況終了、これより確保に入ります」
    赤嶺竜真: 「ようやっと──な。喉の小骨が取れたってやつだ」
    赤嶺竜真: ごきりごきりと、首を鳴らす。
    エルロック・ショルメス: 襤褸切れの如き有様のファルケを尻目に、煙草に火をつける。
    エルロック・ショルメス: ゾンビライフを使用。ペルソナをフェイトに変更します
    “遍在する癒し”ニュー: 「さて、私達のする事はもうここにはなさそうね」
    エルロック・ショルメス: 「……ふぅ。これにて一件落着となればいいのだが」
    赤嶺竜真: 「月野とナナは、むしろこっからがビズだろうがな」
    ナナ・ドナ・カナ: 「Ah♪ ファルケちゃんのお家 きっととっても個性的な形 Ah♪ ファルケちゃんのお腹 見た訳じゃないけどどうせ出ベソ~」
    ナナ・ドナ・カナ: ノリにノって歌っている。 歌唱力はともかく歌詞その他は壊滅的だ。
    赤嶺竜真: 「──っと。おい、ソニア!」そして離れていた少女に、声をかける。
    ソニア: 声を受けて、物陰からトタトタと駆けてくる
    ソニア: そして、地に伏してガタガタと震える男を見つめる
    赤嶺竜真: 「俺は、してえようにやった」
    赤嶺竜真: 「オマエも、してえことがあるなら、しとけ」
    ソニア: 「うん。でも、それは皆がしてくれたから」
    ソニア: 「……終わったよ、兄貴」 イヤリングを握り締め、祈るように呟いた。
    ナナ・ドナ・カナ: カシャカシャカシャッ! バイクのストロボが光る! 遠隔でカメラ操作だ!
    ナナ・ドナ・カナ: ファルケ…いや、ホークという男が、過去に追いつかれ敗北した姿。それをシャッターが何度も何度も捉える。
    赤嶺竜真: 「──おい、アレはいいのか?」親指でトーキーを指差し、イヌに問う。
    エルロック・ショルメス: 「流石に私は警戒されているからね。」煩わし気にフラッシュから目を逸らし。
    “遍在する癒し”ニュー: 「ほどほどの所でやめさせるわ。イヌさんに怒られたら怖いですもの、ね?」
    “遍在する癒し”ニュー: 月野に目配せ
    エルロック・ショルメス: 「ナナに公務執行妨害を付けるなら、刑事殿の方でやっておき給え」
    月野 弧白: 「………倉庫外に待機しているシルバーレスキューとブラックハウンド隊員は入ってきても大丈夫ですので」明らかに通信越しに必要な声量より大きな声をだし
    月野 弧白: 通信を切り
    月野 弧白: 「さて、このままいけば然るべきところに縄がくくられるでしょう」
    月野 弧白: 「私は優しくないのでかけるべきところにはしっかり縄をかけますが」
    月野 弧白: 「優先順位とその場に間に合わなかった結果であればそれも仕方無いと言います」
    月野 弧白: 「……お分かりですね?」
    ナナ・ドナ・カナ: 忽然と姿が消えている。
    ナナ・ドナ・カナ: 話の途中でケツを捲って逃げたようだ。
    “遍在する癒し”ニュー: 「あらま」ナナの身の早さに驚く
    赤嶺竜真: 「逃がすなよ、ソイツのためにも」
    赤嶺竜真: 「次に街でソイツのツラを見たら、2秒でマカブんぜ」カカと笑いながら応じて。

    月野 弧白: 「…早速一本減ったか…まあ連絡は控えていますし映像提出だけで勘弁して上げましょう」
    エルロック・ショルメス: 「やれやれ」肩を竦め。
    エルロック・ショルメス: 「それでは、優先度が低そうな私も失礼させてもらうとしよう。」ゆっくりと踵を返す。
    月野 弧白: 「三分で退出しなければあなたにも手錠かけると言ってるんです察してください赤嶺さん」
    赤嶺竜真: 「へいへい」
    エルロック・ショルメス: 「フロイライン・エミリーはあちらで眠っているから、見落として風邪を引かせないようにね」
    赤嶺竜真: 「んじゃ、レイによろしくな」そして背を向け片手を上げ、悠々とその場を去って行く。
    エルロック・ショルメス: 「では。またどこかで縁がある事を祈って」吸殻を消し、手を振りながら去っていく。
    “遍在する癒し”ニュー: 「私は何も違法な事はしていないけど、捜査の邪魔になるのは本意じゃないわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「後の事は任せました。真面目なイヌさん」
    “遍在する癒し”ニュー: くすと笑みながら手を振る
    ニュー(別端末): 「さよーならー」ばたばた
    月野 弧白: 「はあ…」黙って見送った後、協力に感謝しますと口だけ動かし
    月野 弧白: そのまま入ってきた後処理班を迎える
    月野 弧白: 制裁を使用
    月野 弧白: 対象はファルケ、いや、ホーク
    月野 弧白: ダメージは17、逮捕令状
    月野 弧白: 然るべき治療と裁きと更生が下されるように。
    system: [ 月野 弧白 ] 制裁 : 1 → 0
    RL: ────

    エンディング5


    RL: そうして、然るべき裁きが下されて数日が経ち────
    : ブラックハウンド・捜査資料室。

    RL: あなたと、"暴走課長"レイの目の前には膨大な捜査資料がある。
    "暴走課長"レイ: 「これでよし、と」
    "暴走課長"レイ: 新たな資料を棚に収め、満足げに呟く。
    "暴走課長"レイ: 「お疲れ様、月野。コレで今回の仕事は完璧に終了だ」
    月野 弧白: 「はい、課長もお疲れさまでした」
    月野 弧白: 「大変だったでしょう、こちらもどうぞ、ほんのねぎらいです」
    月野 弧白: ぽん、と合成甘味料バリバリの炭酸飲料を渡す
    "暴走課長"レイ: 「おお、ありがとな」 嬉しそうに受け取る
    "暴走課長"レイ: 「お前、ホント気が利くし良い奴だよな。ブラッグハウンドには珍しいぜ」
    "暴走課長"レイ: ははは、と笑いながらそれをごきゅごきゅと飲む
    月野 弧白: 「…いい奴でしょうかね」少し遠い目
    "暴走課長"レイ: 「……ぷはっ、なんか気になることでもあったかよ?」
    "暴走課長"レイ: 「コレの代金程度には相談に乗るぜ?」
    月野 弧白: 「いえ、いつもの発作です」
    月野 弧白: 「正しく生きようとして自分の心の重箱の隅をつつき」
    月野 弧白: 「勝手に自己嫌悪に陥るいつものやつです」ほんとにいつもの奴だ、課長の前では結構やってる
    "暴走課長"レイ: 「相変わらず難儀な奴だなあ」
    "暴走課長"レイ: 「オレ達の仕事は、この町で見過ごされてる悪を引きずり出すことだ」
    "暴走課長"レイ: 「お前の力もまだまだ必要!勝手に潰れてくれんなよ?」
    "暴走課長"レイ: そうしてまた、笑う。
    月野 弧白: 「……ええ、ですが一つだけ」
    月野 弧白: 「低空飛行ですが、課長がブラックハウンドにいてくれるなら、当分潰れはしなさそうです」
    月野 弧白: 「あなたの人間性にはそれくらい信頼を置いているので」
    月野 弧白: こともなげに言う、初めのころより涼しい顔で言うようになってきた
    "暴走課長"レイ: 「はっ、抱きしめてやろうか?」 そう言って、背中を預けていた壁から背を離す
    "暴走課長"レイ: 手にした缶を握り潰し、ゴミ箱に投げ入れる。
    月野 弧白: 「そういうのをねだっているわけではないのですが…」
    月野 弧白: 「まあいいでしょう、お互い潰れるのが遅くなるようにという願いくらいは込めたいので」
    月野 弧白: すっと立って近づき、一瞬だけ抱きしめ
    月野 弧白: 「」
    月野 弧白: 離れる
    "暴走課長"レイ: 「……こっちも冗談だったんだが……」 少し顔を赤くして
    "暴走課長"レイ: 「ま、いいや、資料の整理も終わったし、仕事は山積みだ」
    "暴走課長"レイ: 「行くぞ、月野」 にっ、と笑って手を取ろうとする
    月野 弧白: 「やめてくださいよそういうこと言うの実行に勇気要ったんですから」
    月野 弧白: といいつつもしっかりと手は取る
    月野 弧白: 「ええ、このままにしてはおけないことはまだまだありますからね」
    "暴走課長"レイ: そして、光り輝く闇の世界に、今日もあなた達は挑んでいく
    RL: ED5:猟犬の役目
    RL: ────

    エンディング4


    RL: アサクサのバー、その奥の席
    RL: 1人の男が、上機嫌に酒を飲んでいた。
    RL: 河渡白夜、あなたに依頼をし、そしてそれが解決した今また、あなたを呼び出した男だ。
    “遍在する癒し”ニュー: 「随分上機嫌ね。白夜さん」
    “遍在する癒し”ニュー: 場に不釣り合いなシスター服の少女、ニューがバーの席に着く
    河渡白夜: 「ああ」
    河渡白夜: 「ドラッグの製造元は潰れ、残った売人は一掃、よくやってくれたな」
    河渡白夜: そう言って、あなたの分のドリンクも注文する。
    ニュー(別端末): 「あ、ノンアルで」ニューのとなりの別端末が応える
    河渡白夜: 「わかってるよ、お前らがそういうのに煩いってことは……」
    河渡白夜: 自分はがぶがぶとアルコールを入れているが、一向酔う様子はない
    “遍在する癒し”ニュー: 「今回の件だけれど」
    “遍在する癒し”ニュー: 「キックスがハイランダーと取引していたと聞いていたわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「てっきり動きがあるかと思ったけれど私達にはついぞその手は伸びなかった…」
    “遍在する癒し”ニュー: 「貴方達のお陰、ということでいいのかしら」
    河渡白夜: 「なんだそりゃ」 呆れたように言う
    河渡白夜: 「アイツは裏でやってたことは隠していたんだ。そこに軌道が手を向けることはねえだろう」
    河渡白夜: 「そんでもってあの<暴露>だ」
    河渡白夜: 「もしファルケ・シュレーゲルが復帰したとしても、もう軌道への道はないだろうな」
    “遍在する癒し”ニュー: 「ええ、それがいいわ。」
    “遍在する癒し”ニュー: ドリンクの氷をつんとつつき
    “遍在する癒し”ニュー: 「軌道よりも、彼にはこの街が合ってる」
    河渡白夜: 「最も、この街の光を見ることももう無いだろうがな」
    河渡白夜: 可笑しそうに笑う。
    “遍在する癒し”ニュー: 「そういう事でありふれているものねこの街は」
    “遍在する癒し”ニュー: 「でも」

    ニュー(別端末): 「そういう事もあるのなら、そうでない事もあるでしょう」
    “遍在する癒し”ニュー: 「明日の事なんて誰にも分からないわ」
    “遍在する癒し”ニュー: 「少なくとも身元の分からない人間が一年で軌道入りを噂されるほど急成長する程度には」
    “遍在する癒し”ニュー: 「─────もっとも、私は安らかに過ごせればそれでいいのだけれど」
    河渡白夜: 「おっと」 そう言って飲み物の入ったコップを置く
    河渡白夜: 「優秀なあんたがたに、新しい仕事を持ってきたんだが」
    河渡白夜: 「余計なお世話だったかな」 そう言って一枚の紙きれを取り出す
    ニュー(別端末): 「なんですか~これ」ひょいと手に取る
    RL: 新しい仕事についての簡単な説明だ。
    RL: わざわざ紙に書いてある、ということはあまり口に出しづらいことなのかもしれない
    “遍在する癒し”ニュー: 「随分慎重なのね。それとも信頼されてる?」
    RL:
    “遍在する癒し”ニュー: 「まぁ、いいわ。受けましょう」
    “遍在する癒し”ニュー: 「何故なら救いは」
    ニュー(別端末): 「遍在するからね~」
    RL: エンディング2:Next biz
    RL: ────

    エンディング3


    RL: ストリートの隅にある、小さな空き地。
    RL: そこには手作りの墓があった。
    RL: NOVAの共同霊園に葬るには、市民登録と管理費の納入が必要だ。
    RL: だからこの墓は、ソニアが手作りしたもの。
    RL: 案外、キックスには嬉しいことかもしれない。
    赤嶺竜真: 「んだよ、キレイにされてんじゃねえか」ぶらり──と男が現れる。
    赤嶺竜真: その手には、墓の下で眠る男が好んでいた合成酒の瓶。
    赤嶺竜真: 「よ──っと」
    赤嶺竜真: 軽く手刀を振るい、その口を飛ばし。
    赤嶺竜真: ごくごくごく──と、自分で呑み干す。
    赤嶺竜真: そして簡素な墓石の前にしゃがみ込み。
    赤嶺竜真: ぱんっぱん──
    赤嶺竜真: 柏手を鳴らし──拝む。
    赤嶺竜真: 「──────」
    赤嶺竜真: 「──うっし終了」
    赤嶺竜真: 自分なりに納得して、空となった瓶を墓石の前に供える。
    RL: そうして、あなたの記憶からかつて交わした会話が蘇る────
    キックス: 「なあ、竜真」
    キックス: 「僕はストリートが好きだ。こんなに汚くて……犯罪の多い場所のために戦う」
    キックス: 「馬鹿げていると思うかい?」
    赤嶺竜真: 「ああ?」
    赤嶺竜真: 「好き嫌いなんざ人それぞれ」
    赤嶺竜真: 「醜女を好むやつもいりゃぁ、美女じゃなきゃダメってやつもいる」
    赤嶺竜真: 「そんだけの話だ。馬鹿げてるかどうかを問う方が、馬鹿げてるってやつだ」
    キックス: 「ふっ、それもそうだな」 少し吹っ切れたように笑う
    キックス: 「僕はこれからも、ストリートの為に戦うとするよ」
    キックス: 「迷っている余裕なんて、ないからね」
    赤嶺竜真: 「やりたいように、やりゃあいい」
    赤嶺竜真: 「仮に途中で力尽きたとしても──」
    赤嶺竜真: 「しねえで腐るよりゃぁ、マシってもんだ」カカと笑い、応じる。
    キックス: 「キミと話していると元気が出るよ」 ハハハ、と溢す様に笑い
    キックス: 「竜真、キミは本当に強いと思う、その力を今後も貸して貰いたいとも思う」
    キックス: 「でも、君自身は何のために、誰の為に戦うんだ?」
    キックス: キックスのその言葉に、あなたは────
    赤嶺竜真: 「さて、ね──」
    赤嶺竜真: 眠る男にかつて問われた言葉を思い出し、独りごちる。
    赤嶺竜真: そしてやおら立ち上がり、墓石へと背を向けて──
    赤嶺竜真: 「とりあえずまぁ、理由は一つ減っちまったみてえだけどな」
    赤嶺竜真: もう届くことの無い返事が、風にまかれて静かに消えた。
    RL: エンディング3:誰が為に
    RL: ────

    エンディング2


    RL: ナナ・ドナ・カナの記事は……まあ、いつもと同じで、良くも悪くも話題になった。
    RL: とはいえ、わかる人にはわかる形でキックスの汚名は払拭され、町でも彼の悪評は聞こえなくなっている
    RL: そしてあなたの前で、1人の女性が満足げに頷いている
    結城あや: 「流石ナナちゃん。大したものね」
    ナナ・ドナ・カナ: 声をかける先には、どこでも売っているカジュアルを、「なぜこうなった」としか言えないようなアレンジで着た女。
    ナナ・ドナ・カナ: 薬物常習、軽微なハッキングを繰り返す、N◎VAのどこにでもいるケチな犯罪者。
    ナナ・ドナ・カナ: 机に倒れ伏し、紫色の顔だけを横に向けて中空を睨み
    ナナ・ドナ・カナ: 「もう死ぬしかないじゃない…」
    ナナ・ドナ・カナ: ブツブツと何か呟いている。脱稿後しばらくの、いつもの光景だ。
    結城あや: 「正気に戻りなさい」 手にした原稿であなたの頭を軽くはたく
    ナナ・ドナ・カナ: 「おぶっ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「ちょ、吐きそうなときに勘弁してって…ちゃんとするから…」身を起こす。
    結城あや: 「毎度のことだけど心臓に悪いわ。バッドトリップもほどほどにしてよね」
    ナナ・ドナ・カナ: あの晩帰宅したナナは寝もせずインスピレーションのままにデスクに向かい、ご機嫌なカクテルをキメながら?枝大葉と原稿を仕上げ
    ナナ・ドナ・カナ: 夜明けとともに胃の中身を全て裏返し、原稿を提出してそのままシルバーレスキューのご厄介になったのだ。
    ナナ・ドナ・カナ: 「まぁホラ、アタシとしては記事の反響がデカいのは当然っていうか…」
    ナナ・ドナ・カナ: 「今回はどこがウケたのかしら。日本軍の兵器のレプリカをレッドエリアで密造してたところか、警察に確保されたまま親指を立てて木更津湖に沈んでいくところか…」
    結城あや: 「いつもの大衆小説よね」
    ナナ・ドナ・カナ: 「あとは女の子の兄貴の仇討ちとか?」
    結城あや: 「そうね、そのコンセプトが受けてたわ」
    結城あや: 「それはそうとウチはニュース専門チャンネルであって、娯楽小説を配信するチャンネルではないのだけど」
    結城あや: 「まあ、ウケてるから許すけどね?」 はあ、とため息をつきつつ
    ナナ・ドナ・カナ: 「アッハハハ。 まさかそのいかにもキャッチーなコンセプトのところがむしろ真実だなんて」
    ナナ・ドナ・カナ: 「それこそ、わかる奴にしかわからないでしょーね」
    結城あや: 「でも、わかる人にはわかる」 スッスッとトロンを操作し、写真が数枚映し出される
    ナナ・ドナ・カナ: 「お?」
    結城あや: 「知ってか知らずかソニアちゃんも大分暮らしやすくなったみたいよ」
    結城あや: 「虐めてたら復讐されるって思っちゃったのかもね」 楽しそうに笑う
    ナナ・ドナ・カナ: 「…あいつらが物騒すぎんのよ。 ファルケがびっくりするくらい真っ黒だったのもあるけど」
    ナナ・ドナ・カナ: 「なんであんな人間兵器みたいな奴ばっかりウロウロしてるのかしら…狂ってるわ、この街…」
    結城あや: 「それには同意、でもそんな街を平気でうろつける狂った人間じゃないと、トーキーは務まらないわ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「でも、まぁ。 元気にしてるなら何よりね」写真の中で笑っているソニアを見て、少し微笑む。
    ナナ・ドナ・カナ: 「フッフッフ、お互い辛いところね」何故か同類を見る目で結城あやを見ている。図々しい。
    結城あや: 「……うーん、なんか釈然としないけど……ま、良いわ」
    結城あや: 「今回の事件が終わって、手が空いたでしょう?」
    結城あや: 「良いネタがあるんだけど……追ってみない?」
    ナナ・ドナ・カナ: 「…ほほう?」目がギラリと光る。
    ナナ・ドナ・カナ: 「脱稿後モードのこのナナちゃん様は…天才と紙一重よ? キレ過ぎる記事がこの世に生まれちゃうわよ?」
    結城あや: 「頼もしいこと」 フフ、と笑う
    結城あや: 「今回はきっと、それに見合う事件よ」 挑発するように言う
    ナナ・ドナ・カナ: 「やってやろうじゃないの。 いかにも散りゆきそうな、路傍の儚い花…その意地とプライドを見せつけてやるわ」
    ナナ・ドナ・カナ: 「楽しいビジネストークの始まりよ」
    ナナ・ドナ・カナ: 軌道からの圧力は夜を跨ぐ前にかかって来った。いつもの事だ。最初からそのつもりで、危険な事実にはブラー加工をかけていた。
    ナナ・ドナ・カナ: 世界の高みに登り詰め、その地位を維持するには、それ相応の対価がある。 残るのは、人目をはばかる…知ること自体が命取りになる、沈黙した真実の骸の山。
    ナナ・ドナ・カナ: …是非もないことだ。 真実と虚構、2つの世界の境界。 ナナ・ドナ・カナは、その広い隔たりの間に巣食う…そんな芸風(スタイル)のトーキーなのだから。
    RL: エンディング4:暴露の光

    エンディング1


    RL: ────
    RL: 事件が解決して数日。
    エルロック・ショルメス: おっと、その前に失礼。
    RL: おっと失礼、どうぞ
    エルロック・ショルメス: 新しい家をレッドエリアに購入しよう。
    RL: wwwナナさんに家バレしたから
    エルロック・ショルメス: 事務所を購入。エリア補正も含めて難易度は3かな。
    エルロック・ショルメス: 信用2に報酬点1を加えて自動成功……ってできたかな、GM?
    RL: 購入判定は出来る!OK!
    エルロック・ショルメス: ありがとう。ではまた襤褸いマンションの一室を購入して事務所に改造したよ
    system: [ エルロック・ショルメス ] 報酬点 : 2 → 1
    RL: では改めて────
    RL: ひと時は騒がしかった事務所に、静けさが戻った。
    RL: ……というのも当然で、あなたは事務所を変えていた。
    エルロック・ショルメス: リクライニング機能が死んでいるチェアに腰掛け、紅茶を啜っている。
    エルロック・ショルメス: 新しい家に残っていたボロい椅子をナントカ修繕し、『彼』はつかの間の平和を過ごしていた。
    エルロック・ショルメス: (さて、ぼちぼちバイオリンの練習もするかな)
    エルロック・ショルメス: あの騒動の中どこに隠し持っていたのかは不明だが、狭い部屋に立てかけられているバイオリンのケースを開く。
    エルロック・ショルメス: 芸術:バイオリンで出来栄えを判定。
    RL: どうぞ
    エルロック・ショルメス: 出すカードはハートの10。芸術の対応スートは無し。
    エルロック・ショルメス: 自動失敗だね
    RL: 悲しさ
    エルロック・ショルメス: 「…………」辛うじてバイオリンの弦が千切れない力加減は分かってきた。
    エルロック・ショルメス: 音の方は酷い物だ。人間以外の生物が持つ美的感覚からしても。
    エルロック・ショルメス: (ご近所付き合いもあるし、10分くらいの練習で留めておくか……)
    RL: そんな貴方の耳に、こちらに向かってくる控えめな足音が聞こえてくる。
    RL: しばらくして、コン、コンとノックの音
    エルロック・ショルメス: 「……おや、こんなところに来客か。」バイオリンを止め。
    エルロック・ショルメス: (ナナならハック&ピッキング。赤嶺君ならノックで壊す……という事は、別の人かな)
    エルロック・ショルメス: 「少々お待ちを」
    エルロック・ショルメス: バイオリンを片付け、ドアを開ける。
    RL: 扉を開いたあなたの視界に、花束が広がる。
    ソニア: 「エルロック・ショルメスさんの事務所はこちらでしょうか」 そして、悪戯気な声が遅れて聴こえる。
    エルロック・ショルメス: 「──やぁ。これはこれは」右目を細め、花束に隠れた少女を見る。
    エルロック・ショルメス: 「随分とかわいい依頼人じゃないか」「ソニア」
    ソニア: 「今回は依頼じゃないけどね、お礼」 そう言って花束を差し出す
    ソニア: 「前の事務所言ったら誰もいないんだもん、バイオリンの音が聞こえたからナントカ辿り着いたけど」
    ソニア: そう言って肩をすくめる
    エルロック・ショルメス: 「有難く。飾る花瓶も仕入れておかないとね」優しく受け取り。
    ソニア: 「うん……改めて、エルロック。今回は本当にありがとうございました」
    ソニア: ぺこりとお辞儀
    エルロック・ショルメス: 「こっそり君の動向も調べてはいたが、アフターケアも要らなさそうで安心したよ」
    エルロック・ショルメス: 「お茶でも飲んでいくかい?今回のフレーバーは大分持ちが良くてね」
    ソニア: 「じゃあ、お言葉に甘えて」
    エルロック・ショルメス: ───
    エルロック・ショルメス: ──
    エルロック・ショルメス: ─
    エルロック・ショルメス: こぽこぽ、とティーバックが入った湯呑にお湯が注がれていく。
    ソニア: その様子を興味深そうに眺めている。
    エルロック・ショルメス: 少し彼には背の低いコンロエリアにお湯が半分に減った鍋を戻す。
    エルロック・ショルメス: その合間に、湯呑に注がれたお湯が赤く変色していく
    エルロック・ショルメス: 「フレイムマッシュフレーバー。合成にしてはいい奴を引けた」
    エルロック・ショルメス: 「ピリッと来る味が最近のマイブームでね」
    ソニア: 「へえ……」 こくり、と一口
    ソニア: 「ゲボーッ!?」
    ソニア: ひっくり返る
    エルロック・ショルメス: 「あれ?口に合わなかったかいソニア」
    ソニア: 「あがあがあが……」 口が回らない
    エルロック・ショルメス: 「しまったな、期限切れか……?」とか言いつつ自分も一口。
    エルロック・ショルメス: 「ほら、温くなってきたしこっちのお湯で口直ししたまえ」
    ソニア: 「うん……」 それを一気に煽る
    エルロック・ショルメス: 新しい湯呑にお湯を入れ直して差し出す。
    ソニア: 「げほっげほっ」 少し咳き込んだ後
    ソニア: 「人間が飲むものじゃなくない!?」
    エルロック・ショルメス: 「そうなのかい?ヒルコ街の路上販売で投げ売りされてた掘り出し物なんだが……」平然と飲んでいる。
    ソニア: 「いや、まあ買った本人が飲めるなら良いけどさ……」
    ソニア: 「人に出すのはやめておきなよ……?下手すると死ぬって……」
    エルロック・ショルメス: 「その様だね……済まない事をしてしまった」くい、と紅茶を飲み干す。
    ソニア: 「ま、良いけどさあ」
    ソニア: 「あのね、エルロック、ちょっと相談があってきたんだけど……」
    エルロック・ショルメス: 「…フフ。そうだろうね」
    エルロック・ショルメス: 「探偵の元を訪れる人なんて、大抵はそういう理由さ」
    ソニア: 「……じゃあ依頼料とか、必要かな」
    エルロック・ショルメス: 「安心したまえ、今は事務所新調記念のセール期間でね。」
    エルロック・ショルメス: 「変なお茶を出した詫びも含め、依頼料は特別にツケで聞いてあげよう」
    ソニア: ホッとしたように息を吐く
    エルロック・ショルメス: そう言って、”MAD-D”は優しく微笑む。
    ソニア: 「……えっと」
    ソニア: 「私さ、私もさ」
    ソニア: 「"沈黙の音"を探す探偵に、なりたいな……って」
    ソニア: 「どうやったら、フェイトになれますか?」
    エルロック・ショルメス: 「…………成程。」彼の頬に汗が流れる。
    エルロック・ショルメス: 「私の場合、人に教えられるほど体系付いたやり方ではないのだが──」
    エルロック・ショルメス: 「そういう話ではなさそうだね。」かたん、と湯呑をテーブルに戻す。
    エルロック・ショルメス: 「付いて来ると良い、ソニア」
    エルロック・ショルメス: 「私が一番頼りにしている行きつけの店/コネクションから案内してあげよう」
    ソニア: 「……!」
    ソニア: 「ありがとう、エルロック!」
    エルロック・ショルメス: 「……とはいえ、私も名がつく方の腕ではないからなぁ。」
    エルロック・ショルメス: 「ダメそうなら下水道の潜り方だけでも伝授してあげよう。」「なにせ──」
    エルロック・ショルメス: 「探偵は、足が物をいうのだからね」
    RL: エンディング1:Sound of Silence