クライマックス
バレンチノ:ではクライマックスです。
バレンチノ:シーンインどうぞ!
浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (55 → 56)
塩見想:50+1d10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+7[7] → 57
バレンチノ:N市、第4地区(商業区域)
バレンチノ:いつもは人で賑わう巨大モールも今だけは人影が見当たらない。
バレンチノ:既に、人払いされていたからだ。
バレンチノ:「・・・・・・逃避不可、破壊行動を開始する」
塩見想:「諦めが早くて何より!」
浅海沙天:「もう逃がさないよ」
塩見想:天使像の前に立ちはだかる。
浅海沙天:指鉄砲を構えながら天使像を見据える
バレンチノ:像は君達を向き、敵意に満ちた目で睨みつける
バレンチノ:「対象確認、威嚇開始─────!」
塩見想:「そうこなくっちゃ」iPhoneから伸びるケーブルに手をかける。
バレンチノ:衝動判定、そして。≪ワンナイトフィーバー≫を発動します。
≪ワンナイトフィーバー≫
衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を100%まで上昇してもよい。拒否可能。
この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下する
塩見想:受ける!
浅海沙天:受けます
浅海沙天:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[1,2,8,8,9,10]+8[8]+1 → 19
塩見想:2dx>=9
DoubleCross : (2DX10>=9) → 4[1,4] → 4 → 失敗
浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を50増加 (56 → 106)
塩見想:俺はどうせセットアップで暴走するからいいのだ
塩見想:侵蝕率は100になる!
バレンチノ:はーい!では戦闘を開始します!
バレンチノ:セットアップ
浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を6減少 (106 → 100)
浅海沙天:無し
バレンチノ:何か行動する方はいますか?
塩見想:怨念の呪石を使用します。暴走して《ワイルドファイヤ》の効果で行動値13になります。
バレンチノ:くっ、バレンチノの行動値は10なので…塩見君の方が早くなりました。
バレンチノ:では、イニシアティブ。行動する方はいますか?
浅海沙天:無いです
塩見想:イニシアチブは特になし!
バレンチノ:では、塩見君の手番です。
塩見想:了解です。
塩見想:マイナーはなし。
塩見想:メジャーで《コキュートス》+《コンセントレイト:サラマンダー》+《結合粉砕》を使用。
塩見想:シーン攻撃。対象はバレンチノ!
バレンチノ:バレンチノのリアクションは─────≪竜鱗≫!
塩見想:そんなものを!?
バレンチノ:装甲値を+10します!
塩見想:とりあえず命中判定いきます!
塩見想:12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,2,3,3,4,4,5,5,7,8,8,9]+10[4,5,6,10]+5[5]+4 → 29
塩見想:命中の達成値は29!
バレンチノ:命中~ダメージどうぞ!
塩見想:5d10+6
DoubleCross : (5D10+6) → 18[4,2,4,6,2]+6 → 24
塩見想:24点。装甲無視!
バレンチノ:ぐわー!24点のダメージ!
バレンチノ:残りは、50点!
塩見想:侵蝕率は10点上がって110に。
バレンチノ:ではバレンチノの手番
バレンチノ:マイナー:≪完全獣化≫+ ≪破壊の爪≫+ ≪ハンティングスタイル≫
バレンチノ:塩見君に接近し、エンゲージします。
塩見想:来ないで
バレンチノ:メジャー:≪コンセントレイト:キュマイラ≫+≪獣の力≫+≪銘なき刃≫+≪増腕≫
塩見想:範囲攻撃か……!
浅海沙天:対象二人?
バレンチノ:対象は二人です!
バレンチノ:14DX7
DoubleCross : (14DX7) → 10[1,1,1,2,2,6,7,7,7,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,5,6,6,8,8]+10[4,7]+10[8]+10[8]+4[4] → 54
バレンチノ:すごい
浅海沙天:来いやー!
塩見想:めっちゃ回すやん
浅海沙天:とりあえずガード!
塩見想:こちらは暴走中なのでリアクション不可!
バレンチノ:6d10+21+14
DoubleCross : (6D10+21+14) → 30[3,1,5,9,8,4]+21+14 → 65
塩見想:これは確実に死ぬ
浅海沙天:死ぬ
塩見想:バレンチノへのロイスをタイタス化。昇華して起き上がります。
浅海沙天:バレンチノに誠意/〇敵意で取ってタイタス化して昇華、HP11
バレンチノ:次は沙天君の手番ですね
浅海沙天:はーい
浅海沙天:マイナー
浅海沙天:《原初の青:ヴィークルモーフィング》+《クイックモーション》+《アサルトルーティン》+《パーフェクトイミテイト》
浅海沙天:ヴィークル作成ともう一手番もらうので
浅海沙天:追加のマイナーで塩見君の手を握っておきます
浅海沙天:メジャー
浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を11増加 (100 → 111)
浅海沙天:《コンセントレイト:ウロボロス》+《無形の影》+《スキルフォーカス》
浅海沙天:対象はバレンチノ
バレンチノ:はーい!
バレンチノ:リアクションは、《竜麟》!
バレンチノ:装甲値10よ!
浅海沙天:8dx7+12
DoubleCross : (8DX7+12) → 10[4,5,5,6,7,8,9,10]+6[3,6,6,6]+12 → 28
浅海沙天:3d10+25 装甲有効
DoubleCross : (3D10+25) → 13[1,7,5]+25 → 38
浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を8増加 (111 → 119)
バレンチノ:28点のダメージ!残りは…22点!
塩見想:あとちょっと!
浅海沙天:もうちょい
バレンチノ:ではクリンナップ。行動はありますか?
塩見想:無しです!
浅海沙天:無いです
バレンチノ:2R目、セットアップ。
浅海沙天:無し
バレンチノ:行動はありますか?
塩見想:特になし!
バレンチノ:じゃあ…次は塩見君の手番!
塩見想:はーい。
塩見想:今度こそトドメを刺す!
塩見想:マイナーはなし。
塩見想:メジャーでさっきと同じ組み合わせでバレンチノに攻撃!
バレンチノ:リアクションは…竜鱗!
塩見想:命中判定の直前に沙天のロイスをタイタス化して昇華。彼の手を握り返します。
塩見想:命中判定のダイスを+10個します!
バレンチノ:命中判定どうぞ!
塩見想:22dx7+4
DoubleCross : (22DX7+4) → 10[1,1,1,2,4,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,5,6,6,7,7,8,8,8,10,10]+10[1,2,3,3,4,5,7]+2[2]+4 → 36
塩見想:よし、いい感じ
塩見想:ダメージ!
塩見想:6d10+6
DoubleCross : (6D10+6) → 32[4,10,6,3,3,6]+6 → 38
塩見想:38点。装甲無視!
バレンチノ:竜鱗による装甲値+10で28点になり…
バレンチノ:現在HPは22点なので、死にます!
塩見想:装甲無視だぜ!
塩見想:吹き飛ぶがいい
バレンチノ:そうだ。余裕で負けてしまう
塩見想:やったー!勝った!
バレンチノ:君達の勝利です!
浅海沙天:よしよし
浅海沙天:やったあ
塩見想:侵蝕率は+10されて120に。
バレンチノ:
バレンチノ:演出
塩見想:「さあ。もう逃がさないぞ」片目から涙を零しながら天使像を睨む。
塩見想:大きなヘッドホンに刺さったケーブルを引き抜くと、異音が漏れ出る。
塩見想:ガラガラ、という鐘のような不協和音が周囲にこだまする。
塩見想:その音が、通りすぎるのと同時に
塩見想:寒波のような強烈な冷気が天使像に叩きつけられる!
バレンチノ:「攻撃感知、防御態勢移行」羽を広げ、自身を包み込むようにする。
塩見想:強烈な凍気によって天使像はひび割れていく!
塩見想:「よし、効いてる」酷く痛む頭を押さえながら言う。
バレンチノ:「理解・・・不能」鉄で守られた幾層もの鋼の装甲とかした羽は、冷気の前に吹き飛ぶ!
浅海沙天:「…すごいや」
塩見想:「ちゃんと見てろよ。これがお前の痛みだから」苦しげに笑う。
浅海沙天:俺が行使するよりも、遥かに猛烈に、嵐のように過ぎ去っていったそれを眺めて
浅海沙天:「……うん」
浅海沙天:本当は、これくらい痛みを覚えて然るべきなんだと、空虚に抜けていきそうな心に刻み込む
バレンチノ:「攻撃態勢移行、目標を破壊する」
塩見想:「やってみろ」
バレンチノ:めきめきと、そう呟くと同時に天使像は巨大化していく。
塩見想:「……前言撤回」
塩見想:「優しくやってくれ」
浅海沙天:「絶対当たったら痛いよね、あれ」麻痺を己に許さないと言い聞かせるように
バレンチノ:「対象二名補足─────実行」
バレンチノ:気付けば5mほどまでに巨大化したその身で助走をつけ─────
バレンチノ:鋼のその身で力任せに体当たりをする!
塩見想:「もっと天使の歌とかで攻撃してくるのかと思ったよ……!」
塩見想:衝撃で吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる!
塩見想:「痛いな。死ぬほど痛いよ」フラつく体で立ち上がる。
浅海沙天:冷たい鋼の突進をもろに喰らい、モールの吹き抜けに体が舞う
塩見想:「でも、まだ生きてる」
塩見想:「沙天!」親友に叫びかける。
浅海沙天:すぐに全身を震わすような痛みが駆けるが、声をかけられ、立ち上がる
浅海沙天:すぐ近くにあった彼の手を取って、そのまま像のもとまで走る
塩見想:「まだいけるか?」
浅海沙天:「もちろん、君が手を握っていてくれる限りは」
塩見想:「なら、不死身だな」
浅海沙天:「そういうこと」
浅海沙天:目標は、それまでの経験だけで、おおよその当たりを付けた、バレンチノを構成する情報の中枢
浅海沙天:ぼんやりとした視覚のようで視覚でない感覚からでも、それは奇跡的に合致していた
浅海沙天:「…来い」
浅海沙天:「"アスラフィル"」
浅海沙天:隣の手をつないだ影が、混ざり合い
浅海沙天:黒白の羽を互い違いにした天使のような異形が現れる
浅海沙天:…いつか、あの視線が、俺を迎えに来るのだろう
浅海沙天:漠然とそんな感覚がしていた、そういうものだと諦めていた
浅海沙天:俺は俺だと目を覆って、閉じこもっていた
浅海沙天:…握った手は暖かい
浅海沙天:生きてる
塩見想:「大丈夫。俺がいる」痛みに震える声が、そう強く語りかける。
浅海沙天:「……うん」
浅海沙天:今この時だけは、君のために、己の意志で
浅海沙天:その恐怖を焼き尽くす
浅海沙天:天使が、重い、処刑者の刃を振り下ろし
バレンチノ:「理解不能、理解不能理解不能理解…」
浅海沙天:がつん、という重い金属音と共に、刃が盾にひびを入れた
塩見想:「これでも倒れないか。さすがに頑丈だな……!」
浅海沙天:「…塩見君」
浅海沙天:「今なら、見えるよね」
塩見想:「何、沙天?」
バレンチノ:突如現れた自身をより巨大な天使を前に、為すすべなく攻撃を受ける
浅海沙天:「叩き割ったところ、あそこ狙って」
塩見想:「……ああ」
浅海沙天:「大丈夫、この手は離さない」
塩見想:目を細めて天使像を見る。
塩見想:「沙天。お前はさ、この能力のこと不良債権とか言ってたろ」
浅海沙天:「言ったね」
塩見想:「でも、俺は今すごく感謝してる。この力があったから、忘れてしまったいつかの日にお前と友達になれたし」
塩見想:「この力があったから、今お前をもっと深く理解できた」
塩見想:沙天の手を強く握り返す。
塩見想:「俺たちを見ている誰かがいるのなら、今この瞬間だけは感謝するよ」
塩見想:「沙天。一緒に」
浅海沙天:「……」片目から、気づけば涙がこぼれていた、そんな気がした
浅海沙天:「うん」
塩見想:壊れたワイヤレスイヤホンを取り出すと片方を沙天の手に乗せる。
塩見想:「音は鳴らないんだ。壊れてるから」大きなヘッドホンを外し、ワイヤレスイヤホンの片方を自分の耳に付ける。
浅海沙天:それを取って耳につける
浅海沙天:「…なんでだろうね、どうでもいいけど」
浅海沙天:「今ここに二人いるだけで、十分だ」
塩見想:「たまにはこういうのもいいな」微笑んで言うと、情報の渦が沙天の頭の中にリンクする。
塩見想:「お手本、頼むよ」
浅海沙天:「そちらこそね」影の天使は既に消え、二つ分の影が揺らめくように混ざっている
塩見想:手を握ったまま、天使像を睨む。
塩見想:「沙天!」
浅海沙天:「……contestor ego omni audienti verba prophetiae libri huius si quis adposuerit ad haec adponet Deus super illum plagas scriptas in libro isto」
浅海沙天:ヨハネの黙示録、結びの文
浅海沙天:この書に対する記述を減らしたり加えたりする者に対する天罰の警告
浅海沙天:…そして、俺のとっておき
浅海沙天:知覚した構成情報の中枢に真っ白な線が走り、かの者の思考を一瞬だけ完全に奪い取る
バレンチノ:「理、解、不能、理解」「─────」
バレンチノ:一瞬、その動きが止まる。
塩見想:「一切は無音である。来い――」
塩見想:「“ペイルライダー”」
塩見想:白い静謐な空間。
塩見想:そこに存在するはずの一切合切が奪い去られていく。
塩見想:質量、熱量、存在のその全てが。
塩見想:天使像から?奪される。
塩見想:天使像は跡形もなく消滅していく!
バレンチノ:白い像が、崩れていく
バレンチノ:思考を奪われたバレンチノは己が消えた事すら知覚する前に
バレンチノ:この世から消え去っていった
塩見想:「はー。キツかった」冷や汗をかきながら脱力して沙天に体を預ける。
浅海沙天:「お疲れ……俺も疲れた……」
浅海沙天:身体を預けられるままにしながら、そのまま座り込む
塩見想:「だろうね」いたわりつつも、どこかおかしそうに笑う。
塩見想:「けど、ちゃんと取り返した」
塩見想:「お疲れ様」
バレンチノ:バレンチノが消えた事でふと君たちの身体に変異が起こる。
バレンチノ:熱が元の場所へ戻る感覚
バレンチノ:在るべきところへ離れていき、また別の何かが自分の元へと帰ってくるような感覚
塩見想:「これで元通り。少し休んだら帰ろうか」
浅海沙天:「……ふふ、君も」基本的に無機無表情が常の彼だが
浅海沙天:「お疲れ様」この時は、年相応に笑っているように見えた
浅海沙天:「そうする…報告とかもしなきゃいけないけどちょっと休む…」
浅海沙天:寄りかかられている体に、自分も体重をかけた
バックトラック
塩見想:エネミーがなかなかGMに戻らない
GM:≪ワンナイトフィーバー≫の効果受けた人は50下げてね。
浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を50減少 (119 → 69)
浅海沙天:帰還
塩見想:下げます!
塩見想:70%になる!
塩見想:帰還!
GM:侵蝕が100以下になった場合省略、配布経験点は一律5点とします。
塩見想:はーい
浅海沙天:ありがとうございます…!!
エンディング
浅海沙天:二人分の食事の用意を入れたビニール袋を片手、もはや自分のものとして持ちなれた合いかぎをもう片手に取り、家のドアを開ける
浅海沙天:袋を玄関先に置いて、靴をそろえてそこに上がり、振り返る
浅海沙天:「好きに上がって」
塩見想:「お邪魔します」
塩見想:沙天の後について部屋に入る。
浅海沙天:袋を持ち直して部屋の扉を開け、リビングに塩見君を通し、自分はキッチンに袋を持っていく
塩見想:ソファーに座ってキッチンの方をぼんやりと眺めている。
浅海沙天:「充電器はソファの脇の床に刺さってるから」
浅海沙天:と言いながら卵の包装を解いて冷蔵庫に入れていく
浅海沙天:一通り品物を冷蔵庫に入れたら、手を洗って
塩見想:「一通りオーケーかな?」キッチンの方を覗き見て言う。
浅海沙天:「うん」
塩見想:「なら、料理を始める前にこっちに」手招きする。
浅海沙天:そのままリビングに戻ってくる
塩見想:「ここに座りなさい」
浅海沙天:「?うん…」指示されたように座る
塩見想:「お互い無事に能力が元に戻ったわけだけど」
浅海沙天:「うん」
浅海沙天:それはそうだ
塩見想:「これからは苦しい時や辛い時はちゃんと言うように」
浅海沙天:「あの後検査でもなんともないって言われたしね」
浅海沙天:「うっ」
塩見想:「そうすれば俺も慰めたり励ましたりすることができるから」
塩見想:「よいしょ」沙天の体を引き倒してソファーに寝かせて膝枕をする。
浅海沙天:「……努力はする」絞り出すように答える、ここ自分の家だったよね
浅海沙天:「わ」
塩見想:「今は平気?何ともないか?」
浅海沙天:「…強い痛みとか、そういうのは無いよ」
塩見想:「そっか。だったら、よかった」
塩見想:「能力の副作用に限ったことじゃないからな」
塩見想:「沙天が寂しい時や怒ってる時はちゃんと言うんだぞ」
塩見想:「……友達なんだからな」沙天の髪をそっと撫でる。
浅海沙天:「……ん」撫でられるままに身を預けている
浅海沙天:「…ほんとは」
塩見想:首を傾げる。
浅海沙天:「いつだって寂しい、んだと思う」
塩見想:「そうだったのか」
塩見想:「なら、なるべく沙天のそばにいるようにしないとな」
浅海沙天:「…当たり前になりすぎて、忘れたんだと思うけどね」
塩見想:「それは忘れちゃダメだ」
浅海沙天:「…そう言ってくれたから、気づけた」
塩見想:「気付いてくれてよかったよ」
浅海沙天:ころん、と下から塩見君を覗き込む体制になる
塩見想:目線を下げ、沙天を見る。
浅海沙天:「やっぱさ」
浅海沙天:「君ってすごい」
塩見想:「沙天だってすごいさ」
浅海沙天:くしゃり、と下から頭を撫でて
浅海沙天:「うん」
浅海沙天:「だから、もう羨ましがるのはやめる」
塩見想:「……羨ましがってたの?」
塩見想:「俺のことを?」
浅海沙天:「そうだよ?」
塩見想:「全然気付かなかった。いつから。というか、どこを」
浅海沙天:「うーん」
浅海沙天:少し試案したあと、軽く身を起こして
浅海沙天:「のんびり話していい?作りながらでも、食べながらでも」
塩見想:「肉がいいな。お腹空いたから」
浅海沙天:「買ってきたよ、どうしようかな…すぐに食べられる奴がいい?」
塩見想:「のんびり待つよ。時間はいくらでもあるから」
浅海沙天:「…じゃ、そういう感じにする」
塩見想:「音楽流してていい?」
浅海沙天:「いいよ」
浅海沙天:膝の上からよいせと降りながら
浅海沙天:「オーブン使おうかな、時間はかかるけど、手間の少ない奴で」
塩見想:「何でもいいよ。沙天にお任せで」
浅海沙天:「ん」
浅海沙天:そのままキッチンに向かっていく途中、振り返って
浅海沙天:「ありがとね、想君」
浅海沙天:それだけ残してキッチンに消えていった
塩見想:キッチンに向かう沙天を見送りながらiPhoneを取り出そうとし、壊れたワイヤレスイヤホンに気付く。
塩見想:今はもう音の鳴らないワイヤレスイヤホンの片割れを自分のポケットにしまい、もう片方をソファー脇のテーブルに置く。
塩見想:きっとこれはここにあるのが一番良い。
塩見想:「俺の方こそありがとう」
塩見想:誰に言うでもなくそう呟いた。
GM:以上!ありがとうございました!
塩見想:ありがとうございましー!
塩見想:たー!
浅海沙天:ありがとうございました!!!!!
塩見想:お疲れ様でした!
浅海沙天:二人とも本当にありがとうございます……