一夜二人転 浅海沙天と塩見想の場合



GM:名前
メイン 見学

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.



PC1:「幻凍星エヴァーチカ」 浅海 沙天(あさなみ さてん)(キャラシート)PL:ミハエル
PC2:「プルートゥ」塩見 想(しおみ そう)(キャラシート)PL:すかいはい

Index

  • オープニング
  • ミドル1
  • ミドル2
  • クライマックス
  • バックトラック
  • エンディング


  • GM:お時間になったので始めていきます。
    浅海沙天:はーい!
    塩見想:はーい!
    GM:『一夜二人転:浅海沙天/塩見想』

    OP


    GM:N市、第4地区(商業区域)
    GM:第4支部所属である塩見想とその友人であるエージェントの浅海沙天は、平時の任務として、区域内の巡回をしていた。
    GM:街は一見して平和ではあるものの…いつ、何が起こるか分からないのだ。
    塩見想:35+1d10
    DoubleCross : (35+1D10) → 35+5[5] → 40

    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (34 → 42)
    浅海沙天:節分の用意を一瞬で撤収しバレンタインとひな祭りのムードに入ってしまった街中を歩く
    塩見想:大きなヘッドホンをした生気のない肌の青年が興味が無さそうに街の様子を見つめる。
    浅海沙天:街路樹は常緑のものしか葉をつけておらず、その葉でさえ生気のある色ではない
    塩見想:伸びた前髪が片目にかかっており、少し鬱陶しそうにする。
    塩見想:「沙天はチョコ好き?」特に意味もなく聞く。
    浅海沙天:「うーん、普通、もらえるなら遠慮なく受け取るけど積極的に買うお菓子のラインナップには入ってない」
    塩見想:「あ、そうか。もらうものか、チョコって」
    浅海沙天:その横を歩いている、特に存在感もない少年
    塩見想:「沙天はバレンタインに結構もらってそうだな」
    浅海沙天:「…あ、そういう意図じゃなかったんだけど、ただ集まりとかで配られてたらもらうって感じ」
    浅海沙天:「その言葉そっくりそのまま返していい?」
    塩見想:「ああ、なるほど。支部のブリーフィング、お菓子配られがちだもんな」
    浅海沙天:「そうそうそんな感じ」
    塩見想:「俺は今までバレンタインという存在を忘れてたくらいだし。というか、他人とあんまり関わってこなかったから……」
    塩見想:「今年は沙天にあげようかな」
    浅海沙天:「そうか……じゃあ俺もあげる」
    塩見想:「キャラメル味のやつがいいな」注文を付けている。
    浅海沙天:「試してみたいものがあって、それになるけど」
    塩見想:「試し……?」
    浅海沙天:「キャラメルね、砂糖と生クリームあれば…いやそのまま入れるには柔らかすぎるかな…」
    塩見想:「まさか俺を実験台に……」マッドサイエンティスト姿の沙天を想像して震える。
    塩見想:「違った」
    浅海沙天:「だからそういうことじゃないって…動画眺めてたらおいしそうなレシピあったから、それ試そうかなってだけ」
    塩見想:「沙天は自分でもちゃんと料理できるからすごいな」
    浅海沙天:「それだけ放っておかれているとも言えるんだけど…塩見君はどうなの?料理」
    塩見想:「俺は焼くとか煮るとかしかできない」
    塩見想:「自分で食べるだけなら凝る必要ないからな」
    浅海沙天:「十分じゃない?どんな料理でも焼いたり煮たりするし」
    塩見想:「火を通した肉とか茹でた野菜とかだぞ。料理名は特にない」
    浅海沙天:「でもキッチンの瓶をスパイスだらけにしない良さがある」
    浅海沙天:「俺はした」
    塩見想:「沙天は何にでも良さを見出す天才だな……」
    塩見想:「今度また家に遊びに行くから何か作ってよ。話してたら沙天の料理が食べたくなってきた」
    浅海沙天:「そうかな……良さを見いだせないものも普通にあるけど…」
    塩見想:「あるの?」
    浅海沙天:「ああ家、別に人いないしいいけど…」
    浅海沙天:「あるよ」
    塩見想:「あるのか……」
    浅海沙天:「……最近だと自分の能力とか」
    塩見想:「あんなすごい力なのに?」驚く。
    浅海沙天:「うーん、そうかもしれないけど……」
    浅海沙天:「どっちかっていうとあれ不良債権の類だと思うんだよな…」
    塩見想:「そうだろ。どうしてそんなこと思うんだ」
    塩見想:「大勢の敵を相手にできるし、沙天の能力ならたくさんの人を守れるじゃないか」
    浅海沙天:「それはそう、使い方次第って言うのは本当にそう思うし、だからこそ先生にも色々聞いている」
    塩見想:「師匠の教えは大事だ」うんうん頷く。
    塩見想:「ちゃんと仲良くやってる?」
    浅海沙天:「大丈夫だと思う、多分」
    塩見想:「そっか。なら、よかった。うちの師匠は前にも増して惚気話が多くなった」
    浅海沙天:「おめでとうございます?」
    塩見想:「俺に言われても……」
    塩見想:「あ、そうだ。そういえば能力のこと、ちゃんとカオルコ先生に聞いてないな」
    浅海沙天:「それ先生に聞く?カルテ出してもらったなら大体そっちに書いてない?」
    塩見想:「いや、そうじゃなくて」
    浅海沙天:「?」
    塩見想:「なんだか最近能力が弱くなっててさ……。師匠なら解決策を知ってるかなと思ってたんだけど」
    浅海沙天:「…弱体化?」
    塩見想:「そんな感じ。原因はなんとなく心当たりがあるから、あとは解決策かなって」
    浅海沙天:「ふうん……」と、言ったところでふ、と顔を上げる
    塩見想:「あ。ところで今日って何しに来たんだっけ」話しながらつられて顔を上げる。
    GM:ふと君たちは冷たく冷えるように、空気が変わる感覚を覚えます。
    GM:同時に
    GM:ピピピピ!
    塩見想:「こういう異変を見回るためだったな……」ヘッドホンに手をかける。
    GM:君たちの端末に緊急連絡が入ります。
    浅海沙天:「だね」と言いながら端末を取り
    浅海沙天:発信者をまず確認します
    GM:沙天君は近辺をパトロールしていたエージェント達が襲われ、今まさに窮地に陥っていると分かります。
    GM:発信者は─────鹿目悠希
    塩見想:「沙天、何だって?」周囲を警戒しながら聞く。
    浅海沙天:「裏手の方を哨戒していたエージェントが襲撃を受けているって」
    塩見想:「分かった。すぐにそっちに向かおう」

    GM:商業区域を少し外れた先にある廃映画館。
    GM:そこには人…否、白い石でできた聖職者の像と襲われているエージェント達がいた。
    塩見想:「早速いるな」沙天に声をかける。
    浅海沙天:周囲のエージェントの様子を確認、救援二人いればギリギリ押し返せそうかもしれない
    浅海沙天:「これは……相当まずくないかな…」
    鹿目悠希:「最悪…っ!」
    GM:エージェント…羽飾りのついた少年は昏倒しており、こげ茶色の髪の少女が白兵戦を行っている。
    塩見想:「キミ、平気か。俺たちも手を貸す」少女に向けて言う。
    浅海沙天:「ごめん遅れた鹿目さん、相手について注意する点だけ教えてもらっても?」
    塩見想:「創がやられるってことは相当な強敵か……!?」倒れている少年を見て言う。
    浅海沙天:励起用の音声認証を起動しながら、確認を取る
    鹿目悠希:「救援ありがと。気を付けて、こいつはの鐘のせいで創とボクは─────」
    塩見想:「鐘……?」いつでも攻撃ができるようにヘッドホンに触れる。
    GM:しかし、言葉を言い終える前にその白い像はその腕を掴み、床にたたきつける。
    塩見想:「おい……!」
    浅海沙天:「鹿目さん!」
    バレンチノ:『贈り物には返礼を、愛には対価を。』
    塩見想:「沙天。現状把握をしている時間は無さそうだ」
    浅海沙天:「まいったな…どうする?退く?押し切る?」
    塩見想:「決まってる。力ずく」
    塩見想:ヘッドホンを指先で叩くと、鋼の腕が現れる。
    浅海沙天:「了解」
    浅海沙天:言い切った後に、冴えた、音の無いワーディングが広がる
    塩見想:「沙天といると楽だな」こちらはつい目の前の敵ばかり警戒していた。
    バレンチノ:少女を排除したと確認すると、今度は君たちを向き。鐘を鳴らす。
    バレンチノ:『贈り物には返礼を、愛には対価を。』
    塩見想:「来るぞ……!」鋼の腕を構え、警戒する。
    浅海沙天:先手を取って鐘を鳴らそうとするが…どうやら遅かったらしい
    バレンチノ:りんりんと頭の中に響き渡る鐘の音は、手元の小さなベルの音です。
    塩見想:「これが『鐘』……!?」
    バレンチノ:『贈り物には返礼を、愛には対価を。』
    浅海沙天:咄嗟に指で金属部分を抑えるが、音が止む気配はない
    バレンチノ:そのまま近くにいる沙天へ拳を振り下ろそうとする─────!
    塩見想:「危ない……!」鋼の腕を飛ばし、沙天を庇おうとする。
    浅海沙天:「あ……」避ける術はない、元より思考負荷は高い、そのまま、目の前で鋼の腕と白亜の腕がぶつかり…
    バレンチノ:鋼の腕がひしゃげる音と共に消える。
    塩見想:「なっ……?」
    浅海沙天:「消えた…?」
    塩見想:「逃げられたか……!」
    バレンチノ:塩見想の異能を打ち消したのではない。彼から腕を保つ力がめっきりと抜けたように。
    バレンチノ:「・・・・・」そしてそのまま二人に構わず白い像は逃げようとする。
    塩見想:「この間までの弱体化とも何か違う。いったい何が起きて……」
    浅海沙天:腕が消える、視界がクリアに、いや
    塩見想:「待て!」ヘッドホンを指先で叩く。
    浅海沙天:今までずっと捉えていたはずのものが捉えられない
    塩見想:「“プルートゥ”!」鋼鉄の巨人を呼び出そうとする。
    塩見想:だが、影は呼び起されず、何も現れることはなかった。
    塩見想:「どうして……」
    浅海沙天:それだけでない、空間に少しずつ喧噪が戻っている
    塩見想:「沙天。そっちで追撃できるか……!?」
    浅海沙天:「…まって、こっちもおかしい」
    塩見想:同時に、ざわめくようなノイズが頭の中を覆い始める。
    GM:気付けば白い像は既に場からは消えている。君たちは気付くでしょう。
    GM:先程まで出来たことが出来なくなり
    GM:これまでできない事ができると直感的に理解します。
    塩見想:「何だ、これ……騒音……?」苦しげにうめく。
    浅海沙天:「……!?」
    浅海沙天:塩見君のその様子に、一瞬で理解した
    塩見想:「さっきのやつの攻撃か……?」
    塩見想:苦しそうにしながらその場に膝をつく。
    浅海沙天:「『Tempus finis』、急いで言って…!」
    塩見想:「その呪文、確かいつも沙天が……」
    浅海沙天:とんだ不良債権と称したあれが、人に渡ったと
    浅海沙天:「いいから!」
    塩見想:「……『Tempus finis』」復唱する。
    塩見想:脳内を覆っていたノイズが徐々に整理されていくのを感じる。
    浅海沙天:…普段であれば、それで情報の濁流は止まる
    浅海沙天:最も、普段見えていたものがそのままわたっているのであれば
    浅海沙天:情報の知覚は、止められるものではないだろう
    塩見想:「……少し、楽になった。少し」息を吐く。
    塩見想:「ありがとう」
    浅海沙天:「………どういたしまして」先ほどから薄く忍び寄る冷たい感覚に身を震わせながら
    塩見想:「いったい何が起きてるんだ。沙天の能力が俺に……?」
    浅海沙天:「…とりあえず、二人を連れて支部まで戻ろう」
    塩見想:「ああ。そうか。そうだな」
    鹿目悠希:「ごめんね…遅かったみたい。」
    鹿目悠希:リザレクトを終えた少女が立ち上がり、君たちに声を掛けます。
    鹿目悠希:どことなく申し訳なさそうな様子
    塩見想:「あっ。生きてる」
    浅海沙天:「鹿目さん…よかった…」
    塩見想:「キミが謝ることじゃない」
    浅海沙天:「鹿目さんもあれを?」
    鹿目悠希:「うん。沙天くん、塩見くん。落ち着いて聞いて。」
    塩見想:「落ち着いてはいる」
    浅海沙天:「うん」もう一人の負傷者を引っ張り……出せないな……と思いながらそれを聞く
    鹿目悠希:「その特異性から何から何まで含めて…」
    鹿目悠希:「キミたちは、異能を交換されているの。」
    塩見想:「交換?俺と沙天の能力が?」
    浅海沙天:「………」
    塩見想:なんとなく沙天の方を見る。
    浅海沙天:「やっぱりかあ……」
    塩見想:「これは……どうしたものかな……」
    鹿目悠希:「そう。シンドロームもエフェクトも、特筆製(ディスクリプト・ロイス)すら含めて─────」
    鹿目悠希:「全部、ね。」
    浅海沙天:塩見君の方を見つめ返す、心なしか、いつもの工業製品のような青眼がいくらか自然な色に見える
    塩見想:「治す方法はあるのか?」
    塩見想:「このままじゃあさすがに戦いにくい……」
    鹿目悠希:「白い像、あいつを倒せば何とかなる筈。」
    浅海沙天:「なるほど」
    塩見想:「シンプルでいいけど……」
    鹿目悠希:「現状創はずっと倒れたままで、ボクも戦えない。」頭に手を置く。違和感を抑えるように。
    鹿目悠希:「申し訳ないけど、君たちだけが頼りなの」
    塩見想:「能力が入れ替わったままでどこまで戦えるかだな……」
    塩見想:創の能力も結構強かったはずだけどなぁ、と思いながら言う。
    浅海沙天:「…とりあえずお互いの能力の再確認とかはしておきたいね…」
    浅海沙天:「まあ、とりあえず」
    塩見想:「だな。軽い授業くらいは必要そうだ」
    塩見想:「とりあえず?」
    浅海沙天:「戻したい、ということに関しては俺も同意だし」
    浅海沙天:「とりあえず白い像は討伐する方向でいこうか」
    塩見想:「……? ああ。いつまでもこのままじゃ戦いにくいもんな」
    塩見想:「じゃあ、授業が済んだら奴を追いかけよう」
    浅海沙天:「そうだね、とりあえずは戻ること優先だけど…」
    浅海沙天:…さっさとあの不良債権を回収しないとな
    塩見想:「重いな、お前……」倒れている創を担ぎながら文句を言う。
    GM:OP終了!ロイスが取れます!
    塩見想:ロイス!
    浅海沙天:ロイス
    塩見想:とりあえず沙天に取ろう
    浅海沙天:塩見想 〇協力/罪悪感
    浅海沙天:鹿目悠希 〇連帯感/罪悪感
    塩見想:沙天へのロイス。ポジティブが友情、ネガティブが劣等感。ポジティブが表です。
    浅海沙天:これで
    塩見想:とりあえず以上!
    GM:OK!

    ミドル1


    GM:全員登場!
    塩見想:2人しかいないけどね!
    塩見想:40+1d10
    DoubleCross : (40+1D10) → 40+10[10] → 50

    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (42 → 45)
    GM:ミドルフェイズはFS判定となります。
    塩見想:ほうほう
    塩見想:まあ、俺は無形の影があるので得意分野です
    塩見想:ないじゃん!
    塩見想:沙天、何この能力!
    浅海沙天:不良債権だよ!!
    塩見想:そんな……
    浅海沙天:早く回収するからね…
    GM:使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫だぜ!難易度は6!
    塩見想:ほどほど!
    浅海沙天:ほどほど
    GM:最大達成値:9点で、目標進行値:4となります。
    塩見想:やったね
    浅海沙天:先振っておく?
    塩見想:あっ。もう判定してもいいんですか?
    GM:その前に【ハプニングチャート】を振ります。
    浅海沙天:あっそうだった
    塩見想:おお
    GM:1d6
    DoubleCross : (1D6) → 5

    塩見想:6面ダイスだ。珍しい
    GM:5:ちょっとした荒事・戦闘が必要な局面。
    GM:ラウンド中の使用技能を≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫に変更する。
    塩見想:怖い……
    塩見想:早速変わった
    浅海沙天:変わった
    浅海沙天:RCでいけるかな…?
    GM:≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫で判定だ!
    GM:今回は特別に《運転》でもオッケーとします。
    塩見想:ロボも活躍できる!
    塩見想:では、どうしましょう。とりあえず判定していきます?
    浅海沙天:やりますか
    浅海沙天:先やります?
    塩見想:じゃあ、任せましょう
    塩見想:あ、FS判定だったらあれかな
    塩見想:ラウンド進行なので、行動値順か
    浅海沙天:そうですね
    塩見想:じゃあ、沙天から!
    浅海沙天:じゃあ先やっちゃいます、RCで
    塩見想:で、いいのかな、GM?
    GM:いいよ!
    浅海沙天:6dx+1 RC
    DoubleCross : (6DX10+1) → 8[1,2,5,6,8,8]+1 → 9

    浅海沙天:無難
    GM:達成!
    塩見想:いい感じ!
    GM:次は塩見!
    塩見想:えっと、俺は何を使えばいいんだ
    浅海沙天:素RCが一番固いと思うよ
    浅海沙天:固定値4あるし
    塩見想:ストレンジフェイズの効果を適用するためにはエフェクトを使う必要があるか
    浅海沙天:2dでも6出すだけだったらまあ…
    塩見想:素振りだと2d?
    浅海沙天:です
    塩見想:じゃあ、それか
    塩見想:では、〈RC〉で判定します
    塩見想:2dx+4
    DoubleCross : (2DX10+4) → 4[1,4]+4 → 8

    塩見想:あ、危ない……
    塩見想:一応成功!
    GM:成功!
    GM:では2/4まで進みました。
    塩見想:半分まで来た!
    GM:演出に行きます。

    GM:第四地区(支部・トレーニングルーム)
    GM:廃映画館を抜け、白い像の反応を追う君たちは
    GM:一旦、鹿目悠希の勧めもあり支部に戻っていた。お互いの異能の把握の為だ。
    GM:白い壁に覆われたこの部屋の中では、不規則に生まれる的の生成から模擬戦闘まで訓練に必要なものを用意し、対応できる。
    浅海沙天:「…どこから話そう」部屋の隅に筆記用具とカルテと荷物だけだして座っている
    塩見想:「沙天は俺の能力、使えそう?」
    塩見想:腕組みをしてうんうん悩みながら尋ねる。
    浅海沙天:「んー」さっきから影で何かを作ろうとはしているが、あまり成果は出てない
    浅海沙天:「…そもそもこれどういう能力なの?」
    塩見想:「俺も完全に理解しているわけじゃないから、直感的な説明になってしまうんだけど」
    浅海沙天:ぱち、と弾けるように影が元の形に戻る
    浅海沙天:「うん」
    塩見想:「……あまり気が進まないなぁ」ため息をつく。
    塩見想:「沙天の方が先でもいい?」
    浅海沙天:「俺だっておんなじ気持ちなんだけど……まあいっか」
    塩見想:「ただの氷、じゃないんだよな。これ」パチリと指を鳴らすが、特に凍結はしない。
    浅海沙天:カルテを出して文字を見せながら
    浅海沙天:「まずこれさ」
    浅海沙天:「炎はでない」
    塩見想:「サラマンダーなのに」驚く。
    浅海沙天:「氷も局所的な状況……まあ凍らせる水がないと出ない」
    塩見想:「そういえばいつも出してなかった」
    浅海沙天:「おまけに」
    塩見想:「まだある」
    浅海沙天:「冷気…って言ってもそんな極端な低温は出ない……頑張ってマイナス10度、普通なら0度とかそれくらい」
    塩見想:「冬場の北海道……?」大雪のニュースを思い出している。
    浅海沙天:「そんなもの…」
    塩見想:「じゃあ、どうやって敵を倒せばいいのさ」
    浅海沙天:「うん、それじゃあ代わりにできることの話をしようか」
    塩見想:「お願いします」お辞儀をする。
    浅海沙天:リュックから紙束を出す
    塩見想:「コピー用紙……?」
    浅海沙天:「これを『視て』さ、なんか感じない?」
    塩見想:「いや。うん……」軽く頭を押さえる。
    浅海沙天:大量に聖句をまとめた、情報の塊
    塩見想:「何かが、流れ込んでくる」
    浅海沙天:「『視える』かあ」
    塩見想:「……説明」
    浅海沙天:「情報の塊?を知覚できるんだって、ぼんやりとだけど」
    塩見想:「分からないけど、分かったよ」
    塩見想:「でも、これじゃあ攻撃できないだろ」
    浅海沙天:「…これ」
    浅海沙天:「壊せるよ」
    塩見想:「壊す……?」首をひねる。
    浅海沙天:「俺は鐘の音を使って全部吸い出すように壊してるけど」
    浅海沙天:「手段は人によるかも」
    浅海沙天:とん、と書類の束を置く
    塩見想:「なるほど……。いや、沙天と同じやり方でいいよ」
    塩見想:「その方が教わりやすい」
    浅海沙天:「紙束くらいなら暴走コード使わなくていいかな…」
    塩見想:「念じるだけでいいの? それともさっきみたいな呪文を?」
    浅海沙天:手持ちのハンドベルをぽん、と渡す、手はひんやりとしてる
    塩見想:「冷たい」温めようと少し手を握る。
    浅海沙天:「叩き壊すイメージで、レネゲイドをぶつければ」
    浅海沙天:「…君も冷たい」
    塩見想:「ダメか」
    塩見想:「イメージね」
    塩見想:軽く目をつむる。
    塩見想:にわかに周囲の空気がざわついていく。
    塩見想:トレーニングルーム内にガラガラとした異音が響く。
    塩見想:その異音が通りすぎると、紙束が中途半端に裂け、その半分ほどが宙を舞う。
    塩見想:「やっぱりいきなりじゃあ沙天みたいに上手くはできないな」
    浅海沙天:宙を紙片が舞う、そのほとんどは白紙化していて、もはや情報としての体を成していない
    浅海沙天:「びっくりした……」
    塩見想:「何が?」
    塩見想:「沙天はいつももっとすごいだろ」
    浅海沙天:「急に紙が飛んだから……」
    浅海沙天:「そうなんだけどさ…」
    浅海沙天:「これ、本質的には誰が使ってもおんなじことができると思うよ」
    塩見想:「能力って基本的にはそうものじゃない? 応用とかはあるだろうけど」
    塩見想:「でも、なんとなく分かった。後は実戦でどこまでできるか、かな」
    浅海沙天:「そうなんだけど……なんかよく聞く衝動とかそういうのが一切感じられないっていうか…まあいいか」
    浅海沙天:「じゃあ、今度はこっちの番?」
    塩見想:「そうだな」
    塩見想:「あまり気が進まないなぁ……」
    塩見想:「さっきも言ったけど、俺も完全に理解してるわけじゃないから直感的な説明になる」
    浅海沙天:「いいよ別に、さっきの俺がちゃんと説明できてたかどうかも自信ないし」
    塩見想:「俺がいつも使ってるあれは、影を操ってるんじゃなくて、俺の中にあるものをポンと取り出してる」
    浅海沙天:紙束をリュックに片づけて隣に座る、仕舞われたというのにその情報がそこにあるのはわかる
    浅海沙天:「……思い出とか記憶…イメージを実体化して取り出してる?」
    塩見想:「世間一般的には『死』、とか。『あの世』とか呼ばれているもの」
    浅海沙天:「あの世」
    塩見想:「それに近いと思う」
    塩見想:沙天の方に身を寄せる。
    塩見想:「もし不安になったらすぐに話を止めるから」
    浅海沙天:「…塩見君のあの世にはロボットがいるの?」これは率直な疑問
    塩見想:「なんならUGNに応援を要請したっていいし……」
    浅海沙天:「無いよ別に」
    浅海沙天:ころん、と頭を塩見君の肩に寄せる
    塩見想:「ロボットっぽく見えてるだけだろうな」
    浅海沙天:「見えてるだけ?」
    塩見想:「俺、子供の頃に一度死にかけてさ。その時、燃える車のそばにたまたま持っていたロボットの玩具が落ちてた」
    塩見想:「だから、そのせいだと思う」
    浅海沙天:「……そう」
    塩見想:「最終的には何でもいいんだと思う」
    浅海沙天:おもむろに羽織っていたフロックコートを広げ、塩見君の肩にもかける
    浅海沙天:「なんでも」
    塩見想:「表に出す形はね」
    塩見想:コートの下で、彼の手を握る。少しでも彼の不安を和らげるために。
    塩見想:「……沙天は死にたいと思ったことある?」
    塩見想:「それか、死んでもいいと思ったことは?」
    浅海沙天:「…死にたいとは思わないけど」
    浅海沙天:「死んでも仕方がない、とは何回か」
    塩見想:「仕方がない? 変なニュアンス」くすりと笑う。
    浅海沙天:「俺さ、あんまり家族に会えなかった…いや今もそんなに会えないんだけどさ…とにかくそんな感じで」
    塩見想:あまり気が進まない、と思いながら彼の手を握る。
    浅海沙天:「習い事とかは結構やらされたけど…結構周りの人変わっちゃうこと多いから」
    浅海沙天:「取り残されている感覚、ていうのかな」
    塩見想:「それで、仕方がない?」
    浅海沙天:「世界から切り離されている俺はいついらない、って言われても仕方ないかなあって」
    浅海沙天:「そういう感じ」
    塩見想:「そうか」
    塩見想:「……なら、その時の暗い感覚を思い出して」
    浅海沙天:「………」目を閉じて、想う
    塩見想:「もし戻って来られなくなりそうだったら、その時は」
    塩見想:「俺がいるから」手を握って言う。
    浅海沙天:深く、ただ白い茫漠に取り残されるような感覚
    浅海沙天:影が、白む
    塩見想:『死んでも仕方がない』その茫洋とした恐怖が沙天を取り囲む。
    浅海沙天:白い翼と、天秤と剣を持った、執行者然とした影がぼんやりと浮かんで
    浅海沙天:腕を強くつかむ感覚とともに消える
    浅海沙天:「………」ゆっくりと目を開けて、塩見君の顔を覗きこむ
    浅海沙天:「……やっぱり君はすごいや」
    塩見想:「……沙天!」彼の体を抱きしめる。
    塩見想:「平気か。あまり無理するな」
    塩見想:「思ったよりも平気そうだな……」恥ずかしくなっている。
    浅海沙天:「……平気」と、言いながらも、抱き返した腕は少し震えていた
    浅海沙天:「…君も、こんな感覚だったんだろう?」
    塩見想:その震えに気付き、彼の体を抱きしめたままにする。
    塩見想:「いや。俺は……」
    塩見想:「子供の頃はそうかもな」
    浅海沙天:「…痛みを思い出さないようにしていた?」
    塩見想:「忘れてたよ」
    浅海沙天:「…忘れたいくらい辛かった?」
    塩見想:「今はもう沙天たちがいるから大丈夫」
    塩見想:「沙天も俺がいるから大丈夫だ」
    浅海沙天:「……うん」
    浅海沙天:今までの彼のことを思いながら、さらりと黒髪を撫でる
    塩見想:「続きは少し休んでからに……どうした。急に」
    浅海沙天:「…別に?」
    塩見想:「そんなことしてると俺も撫でるぞ」
    浅海沙天:「そう、撫でれば?」
    塩見想:「よいしょ」彼の体を無理やりに引き倒して、自分の胸の辺りに持ってくる。
    塩見想:「続きは少し休んでからにしよう」沙天の頭を撫でながら言う。
    浅海沙天:「ん」少し体がこわばった後、リラックスしたように体重が乗る
    塩見想:「前に話したポンジュース工場の見学、いつ行く?」
    塩見想:落ち着いた様子で他愛ない話を始める。
    浅海沙天:「んー、予定は…」

    GM:ロイス、購入が可能!
    塩見想:やったー!
    浅海沙天:わあい
    浅海沙天:ロイスはこのままかな
    塩見想:ロイス……? 特に出会いがなかったので保留!
    塩見想:購入判定はUGNボディアーマーかなぁ
    浅海沙天:購入はどうしようかな
    塩見想:UGNボディアーマー買っておくといいですよ。ロボの装甲と合わせるとそこそこ固くなる
    浅海沙天:なるほど
    浅海沙天:とりあえず素振りしてみよう
    塩見想:俺も沙天用に狙う
    塩見想:2dx>=12
    DoubleCross : (2DX10>=12) → 10[1,10]+1[1] → 11 → 失敗

    塩見想:惜しい
    浅海沙天:1dx
    DoubleCross : (1DX10) → 7[7] → 7

    塩見想:だめでした
    浅海沙天:とりあえず以上で

    ミドル2


    GM:2ラウンド目。
    塩見想:続き!
    GM:ハプニングチャートですが
    塩見想:おお。振りましょう
    GM:ぶっちゃけこれやりたいというのがあればそれにします。
    塩見想:とりあえず振っていいと思いますw
    GM:誰かを召喚したい場合は召喚しても良いし。症状悪化させたいならそれでもいい。
    浅海沙天:振っていいかな…
    GM:では
    GM:1d6
    DoubleCross : (1D6) → 5

    GM:同じになっちゃうので振り直し
    塩見想:何だろう
    GM:1d6
    DoubleCross : (1D6) → 2

    塩見想:今度は?
    GM:2:事態が深刻化する。状態変化の進行・周囲への拡大など
    GM:ラウンド中の判定難易度を8に変更する。
    浅海沙天:深刻化……
    塩見想:ヤバいぜ
    塩見想:敵の被害が拡大するとかかな。
    GM:能力交換の場合
    GM:能力の暴走傾向が強くなる感じでしょうね
    塩見想:どうなるの、この能力……!
    塩見想:より体に馴染んでくるのかな
    浅海沙天:とりあえず判定をしてみますか…
    塩見想:するか
    塩見想:難易度は情報技能で8だったか
    GM:判定お願いします。
    GM:使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫、難易度は8です。
    浅海沙天:とりあえず無形の影だけ使って情報UGNで
    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を4増加 (45 → 49)
    浅海沙天:6dx+1
    DoubleCross : (6DX10+1) → 10[3,3,4,5,5,10]+6[6]+1 → 17

    塩見想:頑張ってる!
    GM:成功!
    塩見想:俺も「コネ:UGN幹部」を使用して〈情報:UGN〉で判定
    塩見想:4dx+1>=8
    DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 8[1,2,7,8]+1 → 9 → 成功

    GM:優秀!
    塩見想:ギリギリセーフ……
    浅海沙天:すごい…
    塩見想:これがコネの力よ
    GM:オッケー!事態が進みます!今日はここまで!
    GM:演出
    GM:夜。N市、第四地区(埠頭・湾岸再開発区域)。
    GM:……あなた達は、埠頭より異能を交換したジャームの反応が出ているという報告を受けて、急行しました。
    GM:人払いはされている者の詳細な場所までは掴めておらず、君たち自身が調査をしています。
    浅海沙天:コンテナとそれを輸送するために張り巡らされた鉄骨だけがある夜の埠頭を走る
    浅海沙天:一歩進むたびに自分の中に対するあらゆる執着が消えることに恐怖を覚えるも、それすらも意識から消えてしまいそうだ
    塩見想:「いつもならもっと楽なんだけどな……!」少年の隣を走る。
    浅海沙天:携帯を強く握る
    塩見想:ふと、走る速度を緩めて夜空を見上げる。
    塩見想:その先にいる誰かのことを意識する。
    浅海沙天:「……いた?」その様子を見て同じく足を緩める
    塩見想:「見ているのか……?」
    GM:ふと、君達は気配を感じます。
    GM:倉庫の上から、誰かが見ている─────!
    塩見想:そわそわした様子を見せながらも気配のする方に視線を向ける。
    浅海沙天:「……」その見張られているような反応に、嫌な既視感を覚えながらも、実体ある気配の方に振り向く
    バレンチノ:「…………」視線の先には、白い像がいた。
    塩見想:「目に見える方がよほど気楽だな」
    浅海沙天:「いた」
    塩見想:「あれだけど、あれじゃないな……」よくわからないことを言う。
    浅海沙天:「…早く終わらせよう、何もかもどうでもよくなる前に」
    塩見想:「お前……」沙天の手をそっと握る。
    塩見想:「そばにあるものをとりあえず意識したらいい」
    塩見想:「じゃないと、たぶん飲み込まれる」
    浅海沙天:「……お願い」
    浅海沙天:「俺からも一つ」
    塩見想:「何か?」横目で少年を見る。
    浅海沙天:「君は君、たとえ誰が何をしていようとね」
    浅海沙天:それは、いつもの自己暗示だった
    塩見想:「ああ。……ありがとう」
    塩見想:「あんた。本当にそこにいるのなら、俺のことも沙天のことも放っておいてくれよ」遠い夜空に向けて言う。
    バレンチノ:「任務続行…不可、退避。」
    バレンチノ:見られていると気付いた像が腕を大きく動かす。と同時に礫が飛ばされてくる
    塩見想:咄嗟にヘッドホンに手をかけるが、特に意味がないことを思い出して慌てて身をのけぞらせる。
    浅海沙天:「……」目を閉じて、隣の彼に、意識を向けて
    バレンチノ:海辺で拾ったであろうガラクタは塩見の傍を横切っていく。
    浅海沙天:「"ハーデス"!」
    塩見想:「……やるな」沙天を見つめる。
    浅海沙天:恐怖忘れの波から、逃れるように叫び
    浅海沙天:現れた白く朧気な盾で礫を弾く
    塩見想:「そうか。沙天だとああなるのか」
    浅海沙天:「……こんな、中で」
    浅海沙天:続きを言おうとして、首を振って
    バレンチノ:「異能実行確認、理解不能。現状離脱を決定」
    浅海沙天:代わりに、手を、強く握った
    塩見想:「逃がすか!」その手を握り返す。
    浅海沙天:「……逃げていくみたい」
    バレンチノ:異能を行使した沙天を確認するや否や、逃げ出そうとする。
    バレンチノ:白兵攻撃では─────間に合わない距離だ。
    塩見想:バチリ、とヘッドホンに繋がれたコードを外す。
    塩見想:ガラガラという異音が漏れ出る。
    塩見想:その名状しがたい音が通りすぎると、同時に
    塩見想:空間が凍結しながら天使像に襲い掛かる!
    バレンチノ:「反応負荷─────直撃。」
    バレンチノ:防御態勢に入る間もなく、攻撃が直撃。像は膝をつく。
    塩見想:「本当に……すごい能力だ」
    バレンチノ:本格的な逃走の前の一瞬だが、決定的な隙がそこに生まれる!
    塩見想:「沙天。とどめ、いけるか!」
    浅海沙天:「わかった、"タナトス"!」
    浅海沙天:眩むような白い影と共に、天使のような形が姿を現す
    塩見想:「待て。沙天……」彼の腕をつかんだまま膝をつく。
    塩見想:「一発の反動が大きすぎる……!」膨大な量の情報で埋め尽くされた頭を押さえる。
    浅海沙天:全てに対する執着の喪失を味わいつつも、槍を向けようとしたところで
    浅海沙天:体勢を崩し、彼に寄りかかる
    塩見想:「お前。いつもこんな海の中で……」
    浅海沙天:雪灯りのごとき影は、既に消えた
    浅海沙天:「……大丈夫?」
    浅海沙天:「…俺は」
    浅海沙天:「悲しいけれど慣れた」
    塩見想:沙天の胸板を拳で軽く殴る。
    浅海沙天:「自分が自分であることを忘れないで、忘れそうになったら手を握ってていい」
    浅海沙天:「…俺だっておんなじこと……言いたいけどそれすらも奪われそうなんだよな……」
    塩見想:「二度と言うな。俺の前でくらい、普通に悲しんだり苦しんだりしろ」
    浅海沙天:「………」
    塩見想:「分かったよ。じゃあ、お前が感じにくくなった分、俺が代わりに悶えたり辛がったりしてやる」
    塩見想:「俺は絶対に慣れてなんかやらない」
    塩見想:「そう思うと、これも悪くない気分だ」
    浅海沙天:「……強がって、っていうか、ほんとに強いんだった」
    浅海沙天:「羨ましいなあ」
    塩見想:「いや、これは強がってる」
    塩見想:「大事な友達のためだから」
    塩見想:「俺1人ならもうとっくにどうでもよくなってる」
    浅海沙天:「………なら」
    塩見想:「今のお前なら分かるだろ?」沙天の頬を撫でる。
    浅海沙天:「……わかるよ、だから早く終わらせよう」
    塩見想:「ああ、そうしよう。俺も、もういける」
    塩見想:ゆっくりと立ち上がる。
    浅海沙天:それに手を貸しながら
    浅海沙天:「…ここだけの話」
    塩見想:「何?」
    浅海沙天:「誰かが痛いって思っているときは、それを忘れそうに無いから」
    浅海沙天:「…頑張るよ、俺も君のために」
    塩見想:「ああ。それがいい」
    塩見想:「その痛みは忘れたらダメだ」
    塩見想:「一緒に戦おう」割れんばかりに痛む頭を押さえ、片目から涙をつうっと零しながら敵を睨む。
    浅海沙天:「うん」
    浅海沙天:手を握りながら敵を見上げる、さっきより暖かい
    浅海沙天:この手がつながっている限り、多分大丈夫
    塩見想:手をつないだまま、iPhoneのケーブルをヘッドホンに差し直す。
    バレンチノ:白い像は去っている─────が、この区域のエージェントである君たちは分かるでしょう。
    バレンチノ:この先は丁度UGNの監視の特に強いエリア。君達が昼パトロールした商業区だ。

    バレンチノ:シーン終了!ロイス取得や…調達しな!
    塩見想:ロイス!
    浅海沙天:ロイス
    浅海沙天:塩見君へのロイスを○友情/罪悪感に変更しそのままSロイス指定
    塩見想:沙天へのロイスのポジティブ感情を親友、ネガティブ感情をバカに変更。ポジティブが表です。
    塩見想:買うものは何かあったかな
    塩見想:RC攻撃するならメイド服か
    浅海沙天:ボデマまだ買えてないかもだから買っておこうかな
    浅海沙天:無形使おう
    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を6増加 (49 → 55)
    浅海沙天:6dx+1
    DoubleCross : (6DX10+1) → 9[1,4,4,7,8,9]+1 → 10

    塩見想:2dx>=20
    DoubleCross : (2DX10>=20) → 9[3,9] → 9 → 失敗

    塩見想:うーん、無理!
    浅海沙天:財産点って入れ替わってないですよね
    バレンチノ:そうよ
    浅海沙天:2点ペイして購入します
    塩見想:おお。
    塩見想:装備しな!
    浅海沙天:装備しておきます、装甲8
    塩見想:硬い
    バレンチノ:オッケー

    クライマックス


    バレンチノ:ではクライマックスです。
    バレンチノ:シーンインどうぞ!
    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (55 → 56)
    塩見想:50+1d10
    DoubleCross : (50+1D10) → 50+7[7] → 57

    バレンチノ:N市、第4地区(商業区域)
    バレンチノ:いつもは人で賑わう巨大モールも今だけは人影が見当たらない。
    バレンチノ:既に、人払いされていたからだ。
    バレンチノ:「・・・・・・逃避不可、破壊行動を開始する」
    塩見想:「諦めが早くて何より!」
    浅海沙天:「もう逃がさないよ」
    塩見想:天使像の前に立ちはだかる。
    浅海沙天:指鉄砲を構えながら天使像を見据える
    バレンチノ:像は君達を向き、敵意に満ちた目で睨みつける
    バレンチノ:「対象確認、威嚇開始─────!」
    塩見想:「そうこなくっちゃ」iPhoneから伸びるケーブルに手をかける。
    バレンチノ:衝動判定、そして。≪ワンナイトフィーバー≫を発動します。
    ≪ワンナイトフィーバー≫ 衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を100%まで上昇してもよい。拒否可能。
    この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下する

    塩見想:受ける!
    浅海沙天:受けます
    浅海沙天:6dx+1
    DoubleCross : (6DX10+1) → 10[1,2,8,8,9,10]+8[8]+1 → 19

    塩見想:2dx>=9
    DoubleCross : (2DX10>=9) → 4[1,4] → 4 → 失敗

    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を50増加 (56 → 106)
    塩見想:俺はどうせセットアップで暴走するからいいのだ
    塩見想:侵蝕率は100になる!
    バレンチノ:はーい!では戦闘を開始します!
    バレンチノ:セットアップ
    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を6減少 (106 → 100)
    浅海沙天:無し
    バレンチノ:何か行動する方はいますか?
    塩見想:怨念の呪石を使用します。暴走して《ワイルドファイヤ》の効果で行動値13になります。
    バレンチノ:くっ、バレンチノの行動値は10なので…塩見君の方が早くなりました。
    バレンチノ:では、イニシアティブ。行動する方はいますか?
    浅海沙天:無いです
    塩見想:イニシアチブは特になし!
    バレンチノ:では、塩見君の手番です。
    塩見想:了解です。
    塩見想:マイナーはなし。
    塩見想:メジャーで《コキュートス》+《コンセントレイト:サラマンダー》+《結合粉砕》を使用。
    塩見想:シーン攻撃。対象はバレンチノ!
    バレンチノ:バレンチノのリアクションは─────≪竜鱗≫!
    塩見想:そんなものを!?
    バレンチノ:装甲値を+10します!
    塩見想:とりあえず命中判定いきます!
    塩見想:12dx7+4
    DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,2,3,3,4,4,5,5,7,8,8,9]+10[4,5,6,10]+5[5]+4 → 29

    塩見想:命中の達成値は29!
    バレンチノ:命中~ダメージどうぞ!
    塩見想:5d10+6
    DoubleCross : (5D10+6) → 18[4,2,4,6,2]+6 → 24

    塩見想:24点。装甲無視!
    バレンチノ:ぐわー!24点のダメージ!
    バレンチノ:残りは、50点!
    塩見想:侵蝕率は10点上がって110に。
    バレンチノ:ではバレンチノの手番
    バレンチノ:マイナー:≪完全獣化≫+ ≪破壊の爪≫+ ≪ハンティングスタイル≫
    バレンチノ:塩見君に接近し、エンゲージします。
    塩見想:来ないで
    バレンチノ:メジャー:≪コンセントレイト:キュマイラ≫+≪獣の力≫+≪銘なき刃≫+≪増腕≫
    塩見想:範囲攻撃か……!
    浅海沙天:対象二人?
    バレンチノ:対象は二人です!
    バレンチノ:14DX7
    DoubleCross : (14DX7) → 10[1,1,1,2,2,6,7,7,7,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,5,6,6,8,8]+10[4,7]+10[8]+10[8]+4[4] → 54

    バレンチノ:すごい
    浅海沙天:来いやー!
    塩見想:めっちゃ回すやん
    浅海沙天:とりあえずガード!
    塩見想:こちらは暴走中なのでリアクション不可!
    バレンチノ:6d10+21+14
    DoubleCross : (6D10+21+14) → 30[3,1,5,9,8,4]+21+14 → 65

    塩見想:これは確実に死ぬ
    浅海沙天:死ぬ
    塩見想:バレンチノへのロイスをタイタス化。昇華して起き上がります。
    浅海沙天:バレンチノに誠意/〇敵意で取ってタイタス化して昇華、HP11
    バレンチノ:次は沙天君の手番ですね
    浅海沙天:はーい
    浅海沙天:マイナー
    浅海沙天:《原初の青:ヴィークルモーフィング》+《クイックモーション》+《アサルトルーティン》+《パーフェクトイミテイト》
    浅海沙天:ヴィークル作成ともう一手番もらうので
    浅海沙天:追加のマイナーで塩見君の手を握っておきます
    浅海沙天:メジャー
    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を11増加 (100 → 111)
    浅海沙天:《コンセントレイト:ウロボロス》+《無形の影》+《スキルフォーカス》
    浅海沙天:対象はバレンチノ
    バレンチノ:はーい!
    バレンチノ:リアクションは、《竜麟》!
    バレンチノ:装甲値10よ!
    浅海沙天:8dx7+12
    DoubleCross : (8DX7+12) → 10[4,5,5,6,7,8,9,10]+6[3,6,6,6]+12 → 28

    浅海沙天:3d10+25 装甲有効
    DoubleCross : (3D10+25) → 13[1,7,5]+25 → 38

    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を8増加 (111 → 119)
    バレンチノ:28点のダメージ!残りは…22点!
    塩見想:あとちょっと!
    浅海沙天:もうちょい
    バレンチノ:ではクリンナップ。行動はありますか?
    塩見想:無しです!
    浅海沙天:無いです
    バレンチノ:2R目、セットアップ。
    浅海沙天:無し
    バレンチノ:行動はありますか?
    塩見想:特になし!
    バレンチノ:じゃあ…次は塩見君の手番!
    塩見想:はーい。
    塩見想:今度こそトドメを刺す!
    塩見想:マイナーはなし。
    塩見想:メジャーでさっきと同じ組み合わせでバレンチノに攻撃!
    バレンチノ:リアクションは…竜鱗!
    塩見想:命中判定の直前に沙天のロイスをタイタス化して昇華。彼の手を握り返します。
    塩見想:命中判定のダイスを+10個します!
    バレンチノ:命中判定どうぞ!
    塩見想:22dx7+4
    DoubleCross : (22DX7+4) → 10[1,1,1,2,4,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,5,6,6,7,7,8,8,8,10,10]+10[1,2,3,3,4,5,7]+2[2]+4 → 36

    塩見想:よし、いい感じ
    塩見想:ダメージ!
    塩見想:6d10+6
    DoubleCross : (6D10+6) → 32[4,10,6,3,3,6]+6 → 38

    塩見想:38点。装甲無視!
    バレンチノ:竜鱗による装甲値+10で28点になり…
    バレンチノ:現在HPは22点なので、死にます!
    塩見想:装甲無視だぜ!
    塩見想:吹き飛ぶがいい
    バレンチノ:そうだ。余裕で負けてしまう
    塩見想:やったー!勝った!
    バレンチノ:君達の勝利です!
    浅海沙天:よしよし
    浅海沙天:やったあ
    塩見想:侵蝕率は+10されて120に。
    バレンチノ
    バレンチノ:演出
    塩見想:「さあ。もう逃がさないぞ」片目から涙を零しながら天使像を睨む。
    塩見想:大きなヘッドホンに刺さったケーブルを引き抜くと、異音が漏れ出る。
    塩見想:ガラガラ、という鐘のような不協和音が周囲にこだまする。
    塩見想:その音が、通りすぎるのと同時に
    塩見想:寒波のような強烈な冷気が天使像に叩きつけられる!
    バレンチノ:「攻撃感知、防御態勢移行」羽を広げ、自身を包み込むようにする。
    塩見想:強烈な凍気によって天使像はひび割れていく!
    塩見想:「よし、効いてる」酷く痛む頭を押さえながら言う。
    バレンチノ:「理解・・・不能」鉄で守られた幾層もの鋼の装甲とかした羽は、冷気の前に吹き飛ぶ!
    浅海沙天:「…すごいや」
    塩見想:「ちゃんと見てろよ。これがお前の痛みだから」苦しげに笑う。
    浅海沙天:俺が行使するよりも、遥かに猛烈に、嵐のように過ぎ去っていったそれを眺めて
    浅海沙天:「……うん」
    浅海沙天:本当は、これくらい痛みを覚えて然るべきなんだと、空虚に抜けていきそうな心に刻み込む
    バレンチノ:「攻撃態勢移行、目標を破壊する」
    塩見想:「やってみろ」
    バレンチノ:めきめきと、そう呟くと同時に天使像は巨大化していく。
    塩見想:「……前言撤回」
    塩見想:「優しくやってくれ」
    浅海沙天:「絶対当たったら痛いよね、あれ」麻痺を己に許さないと言い聞かせるように
    バレンチノ:「対象二名補足─────実行」
    バレンチノ:気付けば5mほどまでに巨大化したその身で助走をつけ─────
    バレンチノ:鋼のその身で力任せに体当たりをする!
    塩見想:「もっと天使の歌とかで攻撃してくるのかと思ったよ……!」
    塩見想:衝撃で吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる!
    塩見想:「痛いな。死ぬほど痛いよ」フラつく体で立ち上がる。
    浅海沙天:冷たい鋼の突進をもろに喰らい、モールの吹き抜けに体が舞う
    塩見想:「でも、まだ生きてる」
    塩見想:「沙天!」親友に叫びかける。
    浅海沙天:すぐに全身を震わすような痛みが駆けるが、声をかけられ、立ち上がる
    浅海沙天:すぐ近くにあった彼の手を取って、そのまま像のもとまで走る
    塩見想:「まだいけるか?」
    浅海沙天:「もちろん、君が手を握っていてくれる限りは」
    塩見想:「なら、不死身だな」
    浅海沙天:「そういうこと」
    浅海沙天:目標は、それまでの経験だけで、おおよその当たりを付けた、バレンチノを構成する情報の中枢
    浅海沙天:ぼんやりとした視覚のようで視覚でない感覚からでも、それは奇跡的に合致していた
    浅海沙天:「…来い」
    浅海沙天:「"アスラフィル"」
    浅海沙天:隣の手をつないだ影が、混ざり合い
    浅海沙天:黒白の羽を互い違いにした天使のような異形が現れる
    浅海沙天:…いつか、あの視線が、俺を迎えに来るのだろう
    浅海沙天:漠然とそんな感覚がしていた、そういうものだと諦めていた
    浅海沙天:俺は俺だと目を覆って、閉じこもっていた
    浅海沙天:…握った手は暖かい
    浅海沙天:生きてる
    塩見想:「大丈夫。俺がいる」痛みに震える声が、そう強く語りかける。
    浅海沙天:「……うん」
    浅海沙天:今この時だけは、君のために、己の意志で
    浅海沙天:その恐怖を焼き尽くす
    浅海沙天:天使が、重い、処刑者の刃を振り下ろし
    バレンチノ:「理解不能、理解不能理解不能理解…」
    浅海沙天:がつん、という重い金属音と共に、刃が盾にひびを入れた
    塩見想:「これでも倒れないか。さすがに頑丈だな……!」
    浅海沙天:「…塩見君」
    浅海沙天:「今なら、見えるよね」
    塩見想:「何、沙天?」
    バレンチノ:突如現れた自身をより巨大な天使を前に、為すすべなく攻撃を受ける
    浅海沙天:「叩き割ったところ、あそこ狙って」
    塩見想:「……ああ」
    浅海沙天:「大丈夫、この手は離さない」
    塩見想:目を細めて天使像を見る。
    塩見想:「沙天。お前はさ、この能力のこと不良債権とか言ってたろ」
    浅海沙天:「言ったね」
    塩見想:「でも、俺は今すごく感謝してる。この力があったから、忘れてしまったいつかの日にお前と友達になれたし」
    塩見想:「この力があったから、今お前をもっと深く理解できた」
    塩見想:沙天の手を強く握り返す。
    塩見想:「俺たちを見ている誰かがいるのなら、今この瞬間だけは感謝するよ」
    塩見想:「沙天。一緒に」
    浅海沙天:「……」片目から、気づけば涙がこぼれていた、そんな気がした
    浅海沙天:「うん」
    塩見想:壊れたワイヤレスイヤホンを取り出すと片方を沙天の手に乗せる。
    塩見想:「音は鳴らないんだ。壊れてるから」大きなヘッドホンを外し、ワイヤレスイヤホンの片方を自分の耳に付ける。
    浅海沙天:それを取って耳につける
    浅海沙天:「…なんでだろうね、どうでもいいけど」
    浅海沙天:「今ここに二人いるだけで、十分だ」
    塩見想:「たまにはこういうのもいいな」微笑んで言うと、情報の渦が沙天の頭の中にリンクする。
    塩見想:「お手本、頼むよ」
    浅海沙天:「そちらこそね」影の天使は既に消え、二つ分の影が揺らめくように混ざっている
    塩見想:手を握ったまま、天使像を睨む。
    塩見想:「沙天!」
    浅海沙天:「……contestor ego omni audienti verba prophetiae libri huius si quis adposuerit ad haec adponet Deus super illum plagas scriptas in libro isto」
    浅海沙天:ヨハネの黙示録、結びの文
    浅海沙天:この書に対する記述を減らしたり加えたりする者に対する天罰の警告
    浅海沙天:…そして、俺のとっておき
    浅海沙天:知覚した構成情報の中枢に真っ白な線が走り、かの者の思考を一瞬だけ完全に奪い取る
    バレンチノ:「理、解、不能、理解」「─────」
    バレンチノ:一瞬、その動きが止まる。
    塩見想:「一切は無音である。来い――」
    塩見想:「“ペイルライダー”」
    塩見想:白い静謐な空間。
    塩見想:そこに存在するはずの一切合切が奪い去られていく。
    塩見想:質量、熱量、存在のその全てが。
    塩見想:天使像から?奪される。
    塩見想:天使像は跡形もなく消滅していく!
    バレンチノ:白い像が、崩れていく
    バレンチノ:思考を奪われたバレンチノは己が消えた事すら知覚する前に
    バレンチノ:この世から消え去っていった
    塩見想:「はー。キツかった」冷や汗をかきながら脱力して沙天に体を預ける。
    浅海沙天:「お疲れ……俺も疲れた……」
    浅海沙天:身体を預けられるままにしながら、そのまま座り込む
    塩見想:「だろうね」いたわりつつも、どこかおかしそうに笑う。
    塩見想:「けど、ちゃんと取り返した」
    塩見想:「お疲れ様」
    バレンチノ:バレンチノが消えた事でふと君たちの身体に変異が起こる。
    バレンチノ:熱が元の場所へ戻る感覚
    バレンチノ:在るべきところへ離れていき、また別の何かが自分の元へと帰ってくるような感覚
    塩見想:「これで元通り。少し休んだら帰ろうか」
    浅海沙天:「……ふふ、君も」基本的に無機無表情が常の彼だが
    浅海沙天:「お疲れ様」この時は、年相応に笑っているように見えた
    浅海沙天:「そうする…報告とかもしなきゃいけないけどちょっと休む…」
    浅海沙天:寄りかかられている体に、自分も体重をかけた

    バックトラック


    塩見想:エネミーがなかなかGMに戻らない
    GM:≪ワンナイトフィーバー≫の効果受けた人は50下げてね。
    浅海沙天:浅海沙天の侵蝕率を50減少 (119 → 69)
    浅海沙天:帰還
    塩見想:下げます!
    塩見想:70%になる!
    塩見想:帰還!
    GM:侵蝕が100以下になった場合省略、配布経験点は一律5点とします。
    塩見想:はーい
    浅海沙天:ありがとうございます…!!

    エンディング


    浅海沙天:二人分の食事の用意を入れたビニール袋を片手、もはや自分のものとして持ちなれた合いかぎをもう片手に取り、家のドアを開ける
    浅海沙天:袋を玄関先に置いて、靴をそろえてそこに上がり、振り返る
    浅海沙天:「好きに上がって」
    塩見想:「お邪魔します」
    塩見想:沙天の後について部屋に入る。
    浅海沙天:袋を持ち直して部屋の扉を開け、リビングに塩見君を通し、自分はキッチンに袋を持っていく
    塩見想:ソファーに座ってキッチンの方をぼんやりと眺めている。
    浅海沙天:「充電器はソファの脇の床に刺さってるから」
    浅海沙天:と言いながら卵の包装を解いて冷蔵庫に入れていく
    浅海沙天:一通り品物を冷蔵庫に入れたら、手を洗って
    塩見想:「一通りオーケーかな?」キッチンの方を覗き見て言う。
    浅海沙天:「うん」
    塩見想:「なら、料理を始める前にこっちに」手招きする。
    浅海沙天:そのままリビングに戻ってくる
    塩見想:「ここに座りなさい」
    浅海沙天:「?うん…」指示されたように座る
    塩見想:「お互い無事に能力が元に戻ったわけだけど」
    浅海沙天:「うん」
    浅海沙天:それはそうだ
    塩見想:「これからは苦しい時や辛い時はちゃんと言うように」
    浅海沙天:「あの後検査でもなんともないって言われたしね」
    浅海沙天:「うっ」
    塩見想:「そうすれば俺も慰めたり励ましたりすることができるから」
    塩見想:「よいしょ」沙天の体を引き倒してソファーに寝かせて膝枕をする。
    浅海沙天:「……努力はする」絞り出すように答える、ここ自分の家だったよね
    浅海沙天:「わ」
    塩見想:「今は平気?何ともないか?」
    浅海沙天:「…強い痛みとか、そういうのは無いよ」
    塩見想:「そっか。だったら、よかった」
    塩見想:「能力の副作用に限ったことじゃないからな」
    塩見想:「沙天が寂しい時や怒ってる時はちゃんと言うんだぞ」
    塩見想:「……友達なんだからな」沙天の髪をそっと撫でる。
    浅海沙天:「……ん」撫でられるままに身を預けている
    浅海沙天:「…ほんとは」
    塩見想:首を傾げる。
    浅海沙天:「いつだって寂しい、んだと思う」
    塩見想:「そうだったのか」
    塩見想:「なら、なるべく沙天のそばにいるようにしないとな」
    浅海沙天:「…当たり前になりすぎて、忘れたんだと思うけどね」
    塩見想:「それは忘れちゃダメだ」
    浅海沙天:「…そう言ってくれたから、気づけた」
    塩見想:「気付いてくれてよかったよ」
    浅海沙天:ころん、と下から塩見君を覗き込む体制になる
    塩見想:目線を下げ、沙天を見る。
    浅海沙天:「やっぱさ」
    浅海沙天:「君ってすごい」
    塩見想:「沙天だってすごいさ」
    浅海沙天:くしゃり、と下から頭を撫でて
    浅海沙天:「うん」
    浅海沙天:「だから、もう羨ましがるのはやめる」
    塩見想:「……羨ましがってたの?」
    塩見想:「俺のことを?」
    浅海沙天:「そうだよ?」
    塩見想:「全然気付かなかった。いつから。というか、どこを」
    浅海沙天:「うーん」
    浅海沙天:少し試案したあと、軽く身を起こして
    浅海沙天:「のんびり話していい?作りながらでも、食べながらでも」
    塩見想:「肉がいいな。お腹空いたから」
    浅海沙天:「買ってきたよ、どうしようかな…すぐに食べられる奴がいい?」
    塩見想:「のんびり待つよ。時間はいくらでもあるから」
    浅海沙天:「…じゃ、そういう感じにする」
    塩見想:「音楽流してていい?」
    浅海沙天:「いいよ」
    浅海沙天:膝の上からよいせと降りながら
    浅海沙天:「オーブン使おうかな、時間はかかるけど、手間の少ない奴で」
    塩見想:「何でもいいよ。沙天にお任せで」
    浅海沙天:「ん」
    浅海沙天:そのままキッチンに向かっていく途中、振り返って
    浅海沙天:「ありがとね、想君」
    浅海沙天:それだけ残してキッチンに消えていった
    塩見想:キッチンに向かう沙天を見送りながらiPhoneを取り出そうとし、壊れたワイヤレスイヤホンに気付く。
    塩見想:今はもう音の鳴らないワイヤレスイヤホンの片割れを自分のポケットにしまい、もう片方をソファー脇のテーブルに置く。
    塩見想:きっとこれはここにあるのが一番良い。
    塩見想:「俺の方こそありがとう」
    塩見想:誰に言うでもなくそう呟いた。


    GM:以上!ありがとうございました!
    塩見想:ありがとうございましー!
    塩見想:たー!
    浅海沙天:ありがとうございました!!!!!
    塩見想:お疲れ様でした!
    浅海沙天:二人とも本当にありがとうございます……