アルティメット・トゥルース prequel 『grief from underwater』



GM:ミハエル
メイン 見学
sequel

本作は、「F.E.A.R.」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
(C) FarEast Amusement Research Co.Ltd.



PC1:「祈り手プレイヤー」 パミーナ (キャラシート)PL:マグパロス
PC2:「業炎烈火Fire blaster不動 一空ふどう いっくう (キャラシート)PL:MAO
PC3:「死の舞踏トーテンタンツ九重 咲良ここのえ さくら (キャラシート)PL:まえー
PC4:「鉄の女」 メリー・アシュクロフト (キャラシート)PL:タヒチ

Index

  • マスターシーン1
  • オープニング1
  • オープニング2
  • オープニング3
  • ミドル1
  • ミドル2
  • ミドル3
  • ミドル4
  • マスターシーン2
  • ミドル5
  • ミドル6
  • ミドル7
  • ミドル8
  • マスターシーン3
  • クライマックス
  • バックトラック
  • エンディング1
  • エンディング2
  • エンディング3
  • エンディング4
  • ?????


  • プリプレイ

    GM:では、まずはプリプレイから参りましょう
    パミーナ:おっけー!
    不動一空:了解です!
    GM:PC番号順に自己紹介をお願いいたします、始めにキャラシのリンクを張っていただけるとより助かります
    GM:それではPC1、パミーナさんからよろしくお願いします…!
    パミーナ:はーい!
    パミーナ:「この世は誰もが自分の役をこなさなきゃいけない舞台なのさ。俺のは悲しい役だよ。」
    パミーナ:「ま、俺のオラクルがあれば万事解決。その為の力であり、俺だからな。」
    パミーナキャラシート
    パミーナ:”祈り手”パミーナ
    パミーナ:男勝りな言葉で喋る少女、しかしその正体は割れた記憶と心から生まれたRB
    パミーナ:自ずと目的に従い体が勝手に動き、答えを出す。イレギュラーな異能。
    パミーナ:《神託》と呼ばれる自動書記のノイマンを行使する。
    パミーナ
    パミーナ:来歴
    パミーナ:望月希、両親が本部エージェントである以外はごく普通の非OVの少女がいたのですが。
    パミーナ:仕事の都合である時両親が亡くなってしまいます。
    パミーナ:その際、レネゲイド関係事案から距離を置いてもらうため、記憶措置を行われていたのですが。
    パミーナ:マスターピカロのばら撒くメモを読み、『真実』を知った結果。心が割れ。
    パミーナ:割れた心が意志と使命…神託を得てRBになりました。
    パミーナ:なのでオリジン:ヒューマン!
    パミーナ:日常に危機が起こると目覚め解決に動きますが、宿主は彼女の存在には気づいていません。
    パミーナ:公式リプレイのシザーリオ(RBのネタ元)みたいな感じですかね。
    パミーナ:最近は危機が起こり過ぎてるので根本解決のためにエージェントになり
    パミーナ:両親のコネもこの際使っちゃえと本部エージェントになりました。
    GM:全く持って危機の多さにはあきれ返るぜ
    パミーナ:世界の危機、多すぎる。
    パミーナ:データ的には、パイルバンカーを5本纏めて殴ります。
    パミーナ:ピカロくんは覚悟しておいてください。
    パミーナ:膨大な達成値ペナルティは《プレディクション》で踏み倒します。
    GM:※一般的に達成値が0を切った時ドッジ不可で攻撃が当てられるかどうかについては諸説ありますが今回はOKとします
    パミーナ:※応募前に聞いたんだぜ!ログを見る皆も相談は大切にね!
    パミーナ:あとは《インスピレーション》を使ったり
    パミーナ:勝利の女神LV7を使える。
    パミーナ:他人のダイス事故も防止できる凄い奴です。
    パミーナ:PLはマグパロス、ログを公開したりしてるこの辺りの界隈(ぼんやり表現)でダブルクロスをしています。
    パミーナ:初めての人も多いけどよろしくね
    GM:すごい人です、よろしくお願いします!
    GM:というわけでパミーナさんにHOを差し上げます
    パミーナ:「どんな脚本かな?」

    HO1 パミーナ シナリオロイス 泉朔夜
    あなたは特別情報対策室に新たに配属になったエージェントだ。配属され早速あなたに課された任務は「マスターピカロ」の討伐準備。なんでも、L市洋上にあり、現在では放棄された監視施設「ノミナ・サクラ」に「マスターピカロ」が出入りしているらしい。

    泉朔夜:「はい」
    パミーナ:「あ、苦労してる人だ。」
    泉朔夜:「というわけでマスターピカロをどうにかするために頑張っていこうね」
    GM:というわけでクリスマス以来行方をくらませていた敵がひょっこり現れたらしいので
    GM:追いかけましょう
    パミーナ:「たくさん休んだんだなピカロの奴…いいなぁ…(殺意)」
    泉朔夜:「あと調査に出た可愛い部下が何人か吸われたので追跡もお願い」
    パミーナ:「逃がさんから覚悟しておけ!」
    パミーナ:「しょうがねぇなぁ~~~」
    泉朔夜:「ありがとう…!」
    パミーナ:「人間にはちときついが俺はそうじゃない。」
    パミーナ:「日常を守る人々を救う願いだったら、叶えてやろう」
    GM:嬉しいやる気を見せていただいたところでお次の方に行きましょう
    GM:PC2の不動さん、よろしくお願いします!
    不動一空:はい
    不動一空
    不動一空キャラシート
    不動一空
    不動一空:「“業炎烈火”不動一空。N市第七支部防衛二班所属」
    不動一空:「強襲役だ、よろしく頼む」
    不動一空
    不動一空:とある街で事故に巻き込まれて覚醒したエージェント。
    不動一空:純粋なパイロキネシストで、生み出した炎を攻撃や移動に用います。
    不動一空:実験体のDロイス持ちですがこれは覚醒の事故由来にて、それだけひどい事故だったんだぞ、的な感じです。
    不動一空
    GM:大事件だったんだろうなあ
    不動一空:1つの都市を巻き込むすんごい大事件だったらしいです、はい。
    不動一空:さておき心身共に頑丈で、大抵の物事を黙々淡々と受け入れますが、感情が無い訳ではなく単にリアクションが薄いだけです。
    不動一空:しっかり感じていて、一線を越えると静かに火がつくタイプですね。
    不動一空:シンドロームはピュアサラマンダー
    不動一空:ロイス関係は――
    不動一空:Dロイス №5【実験体】
    不動一空:【仲間:愛里アサヒ@○信頼/母親ではない】
    不動一空:【支部長:成田晴史@○受容/隔意】
    不動一空:――を所持しています。
    不動一空
    GM:支部の仲間たち!
    不動一空:性能はシンプルに装甲無視範囲アタッカー。
    不動一空:地味に空を飛べるので、封鎖とかに強いです。
    不動一空:これまでの実績から、要人のコネを2つ所持してますので、回数限定ですが情報収集もそれなりになんとか。
    不動一空:こんな形です。
    不動一空
    不動一空:中の人はMAOです。のんべんだらりとTPRGを遊ばせて頂いております。
    不動一空:初めて遊ぶ人が多いので、そうした意味でも今回はとても楽しみですね。
    不動一空:よろしくお願いいたします。
    GM:よろしくお願いします!ではHOを!

    HO2 不動一空 シナリオロイス 赤城空帆
     あなたは赤城空帆の旧知だ。彼は日本支部内でも戦闘の激しい部署に配属されていたがそれでもマメに連絡はよこし、時に日本支部で事務手続きをする時は会うことも珍しくなかった。1年前くらいだろうか、彼からの連絡が途絶えたのは。日本支部にその件を聞いても「任務に行ったきり行方がわからない」との事だった。日々が過ぎる中、ある日あなたに一人の客人がやってきた。「失踪したチルドレンを奪還するのに協力してくれないか」と。

    赤城空帆:「お疲れ様です先輩」
    不動一空:「ああ」(無表情のままぽふっと頭に手を乗せる
    赤城空帆:「…俺子供じゃないんだけどなあ」
    不動一空:「そうか」(やはり無表情のまま、手を離す
    GM:みたいな後輩が消えたので、探しに行って欲しいとのことです
    不動一空:客人も気になるところですね。
    GM:お客は実際に会うときのお楽しみということで…!
    不動一空:了解です(わくわく
    GM:と言うことでよろしくお願いします!
    不動一空:よろしくお願いしまーす
    GM:ではお次、PC3の九重さん!
    九重 咲良:はい
    九重 咲良
    九重 咲良:「"死の舞踏"九重咲良と言う。UGN倫渡町支部を担当していた」
    九重 咲良:「人よりもほんの少し長生きしているだけのレネゲイドビーイングだ。よろしく頼むよ」
    九重 咲良キャラシート
    九重 咲良
    九重 咲良:常に穏やかな笑みを絶やさない、20代頃に見える青年。
    九重 咲良:実態は【桜の呪い】が具現化されたレネゲイドビーイングであり、外見からは計り知れない時間を過ごしてきた。
    九重 咲良:レネゲイドビーイングの特性に漏れず他者との交流に対して積極的で、特に部下に対しての世話焼きな側面が目立つ。
    九重 咲良:敵味方問わず感情豊かな人間はお気に入り。
    九重 咲良:その正体は、ヒトの情動によって発生するエネルギーを糧として生きる宇宙生物。
    GM:エイリアンだあ
    九重 咲良:ロイスを純粋にエネルギー源として活動する、ヒトの心を食べて生きる者。
    九重 咲良:中でも強い心の光を見せる人物がお気に入りで、その捕食のためにならあらゆる手段を尽くすと言われている。
    GM:本当になんでもしそう
    九重 咲良:自死を誘う桜の呪いを操り、死と再生を繰り返しながら戦う特異なスタイルを持つ。
    九重 咲良:シンドロームはウロボロスとエグザイルのクロスブリード。
    九重 咲良:殲滅型のオーヴァードと言われ、継戦能力は低いながらも多数の敵を一度に呪うことが可能と伝えられている。
    九重 咲良:基本戦術は3種
    九重 咲良:ウルトラボンバーとブレインハックを組み合わせた、リアクション不可能の対象任意の憎悪付与攻撃。これはクライマックスフェイズのみシーン拡大化が可能。
    九重 咲良:二つ目はその付与された憎悪による自傷攻撃。
    九重 咲良:最後はその憎悪を乗り越えてきてやってきた攻撃に対し、カバーリング+鏡の盾の反射攻撃。
    九重 咲良:徹底的に敵の力を利用してダメージを与える目的で構成されている。
    GM:隙が少なくて恐ろしい
    九重 咲良:エフェクトひとつひとつの使用回数が少なく、特にミドルフェイズの戦闘では出来ることが少なくなりがちですが頼れる仲間がいるので大丈夫だと思っています。
    九重 咲良:情報収集もまぁ…最低限なんとかなると思います。
    九重 咲良:以前、デビルスレッドに酷い目にあわされたことがあるらしく、今でも忘れずにデビルスレッドを持ち歩いているのだとか。
    九重 咲良
    九重 咲良:PL紹介は先ほど雑談で軽くやりましたが改めて。GM以外の方は初めましてになると思います、まえ一と申します。
    九重 咲良:TRPGオンセ歴は今年で四年目になりました。普段は身内でダブルクロスのテキセばかりを繰り返しています。
    九重 咲良:このキャラクターは二年半ぶりに使うことになり、立ち絵を描くいい機会だと思ってたんですが立ち絵描けませんでした。無念。
    九重 咲良:本日はよろしくお願いします。
    九重 咲良:以上です!
    GM:よろしくお願いします!ではHO!

    HO3 九重咲良 シナリオロイス 星川光輝
    「L市で失踪したチルドレンを連れ戻す任務に行ってきます」
     そう言って出て行った星川光輝が日本支部の任務に行ったきり帰ってこない。既にその状況から数か月が経過した。日本支部に詳細を聞こうにも送ったチルドレンが次々に戻ってこない以上の情報が手に入らない。状況が膠着した日々を過ごす中、倫渡支部に「特別情報対策室」から連絡が入る。「失踪したチルドレンを奪還するのに協力してくれないか」と。

    星川光輝:「日本支部のお仕事に呼ばれたので行ってきます!」
    GM:と言って出て行った彼女が戻って来ません
    九重 咲良:「ふむ。地元の百円均一の製品で暗殺戦闘ができる彼女のことだ。どこかでひょっこりと漂流生活をしているのだと思うが──」
    九重 咲良:「便りを寄こさないというのは、どうにも心配だ。うん。捜索に協力させてもらうことにするよ」
    九重 咲良:「僕にできることは多くはないが、微力を尽くさせてもらおうか」
    GM:頑張ってください、助けを求めているかもしれないしそうでもないかもしれませんが…!
    九重 咲良:なにやらいつも通りにこにこしてやってきます。何を思ってるのかはわかりません。
    GM:なんだろう……
    GM:気になるところですが最後のHOに行きましょう
    GM:HO4、メリーさんよろしくお願いします!
    メリーキャラシート
    メリー:メリー・アシュクロフト。21歳のUGNエージェントです。
    メリー:特別情報対策室内では珍しい、荒事に長ける武闘派……という設定。
    GM:文系もやしっ子だらけの部署には頼もしい存在…
    メリー:コードネームにそぐわず肉体は生身、自分でも体型と顔には絶大な自信を持っています。かわいいね
    メリー:設定上遺伝子が一部共有する妹のアガサがおり、溺愛していますが話には絡まなさそう
    メリー:特徴的な白髪は対抗種の負荷によるものです
    メリー:経歴はFH系列組織からの脱退、UGNによる保護を経ての再就職。
    メリー:その経緯はあまり深く決まっていないのでライブ感でやります
    GM:ライブ感大事
    メリー:戦闘スタイルは縮地とハヌマーンの速度を活かした高速戦闘。
    メリー:データ的には獅子奮迅やバリアクラッカーで無難に殴ります。
    GM:武闘派の名に恥じない
    メリー:武闘派なので若干ミドル判定は弱いです。
    メリー:とはいえ援護の風もあるので多分大丈夫だと思います
    GM:安定している
    メリー:性格は基本的に真面目です。妹と外見の話をしなければ……
    GM:OH
    メリー:あとは密かに顔まで老けが及ばないか心配している、そんな21歳です
    GM:まだ21なのに…
    メリー:対抗種の負荷が……はい……
    メリー:こんな感じですかね
    GM:はい!PL紹介も少しお願いします!
    メリー:おっと、失礼しました
    メリー:PLはタヒチという名前でインターネットの海を泳いでいるTRPG初級者です。
    メリー:表のアカウントはジャンプ感想まみれなのでちょっと前にここらへんの界隈に専用アカウントを作りました
    メリー:まだまだ至らない点は無数にありますが一つ一つ積み上げていこうと思います
    メリー:よろしくお願いします
    GM:よろしくお願いします!
    GM:ではHOを!

    HO4 メリー・アシュクロフト シナリオロイス 「祈り手(プレイヤー)」パミーナ
    あなたは発足、ともすればそのきっかけになる浅月透の情報隠蔽事件に立ち合い、当時から特別情報対策室に所属しているエージェントだ。今回、特別情報対策室に新人、パミーナがやってきて、「マスターピカロ」討伐準備の任務を受けた。あなたは彼や他の対策室の人員のサポートをしながら、なんとか「マスターピカロ」を捕まえる算段を立てなければならない。

    泉朔夜:「はい、また僕です」
    泉朔夜:「パミーナさんのサポートをお願いしたいです」
    メリー:「了解しました――完璧な結果をお見せします」
    メリー:(しかし……彼女の顔を見ると妙な感覚が……)
    メリー:(……今気に留めるべきことではないですね)
    メリー:「さて、お仕事しましょうか」
    GM:あとメリーさんにはRHOもあるようです
    GM:開示のタイミングはお任せします
    メリー:上手くタイミングを掴めるよう機を窺います
    GM:と言うことでよろしくお願いします!最後にトレーラー、と見せかけて

    マスターシーン1



    GM:L49案件
    GM:1年前から断続的にL市付近で失踪しているチルドレンの捜索、および情報秘匿性マスターエージェントの捕縛案件
    GM:失踪チルドレンは以下

    赤城空帆:”白紙の空” 赤城空帆
    赤城空帆:UGN日本支部第三戦闘部所属チルドレン。サラマンダーのピュアブリード。
    赤城空帆:発火能力と独自の体術を用いた白兵戦闘を主な攻撃手段とする。
    赤城空帆:L市第9地区の定期捜査任務に参加するも、直後にL市にて区長会議が崩壊。それ以降の消息が不明となっている。

    星川光輝:”現生宇宙秩序” 星川光輝
    星川光輝:前UGN日本支部第五戦闘部所属、現倫渡市支部所属チルドレン。
    星川光輝:「聖剣の王者」に識別される遺産”ギャラクティック・ファンタスティカ”を振るう白兵戦闘を得意とする。
    星川光輝:L市第9地区の定期捜査任務に参加し行方不明になった赤城空帆を捜索する任務に参加するも、以降の消息は不明。

    名取宝鼓:”彗星旅走” 名取宝鼓
    名取宝鼓:日本支部遺産管理部所属チルドレン。
    名取宝鼓:特殊な自転車型の遺産を利用した後方支援を得意としている。
    名取宝鼓:12月にL市で発生した特別秘匿案件に対し応援としてチームで派遣されたが副隊長の彼のみ戻っていない。
    名取宝鼓:隊長の報告によれば12区に向かう途中の分割行動中に行方不明になったとのこと。

    二上馨:“晩鐘来夜” 二上馨
    二上馨:アッシュ・レドリック氏傘下の背任者処断用部署所属。
    二上馨:祈りの造花に分類される遺産を駆使して白兵戦闘を行う。
    二上馨:L市に元UGNエージェントが逃げ込んだ際、確保のために派遣される。
    二上馨:脱走したエージェントは確保されるも、本人の消息は不明。

    喜多灘凜瀬:”開錠機” 喜多灘凜瀬
    喜多灘凜瀬:UGN情報部所属。特別情報対策室からスカウトを受けていた。
    喜多灘凜瀬:戦闘能力はほぼ無いが工作員の隠蔽を乗り越えることのできるセキュリティ解除技能を持つ。
    喜多灘凜瀬:度重なる失踪事件に伴い行方不明者を外部から観測するためL市付近の海上にある元海洋巡警施設「ノミナ・サクラ」に潜入するも、以降の消息が不明となっている。

    日比谷畔:”回答宮” 日比谷畔
    日比谷畔:現特別情報対策室所属のチルドレン。
    日比谷畔:卓越した思考能力を持ち難事件の解決に主に寄与している。
    日比谷畔:連続チルドレン失踪事件の鍵がL市にあるとみて、泉副室長に志願する形で先行して「ノミナ・サクラ」に潜入。
    日比谷畔:潜入当日の3日前から連絡が途絶えた。

    "マスターピカロ":「病棟の戦線、放棄されたFHチルドレンの保護、奇譚街のクリスマス」
    "マスターピカロ":「草の根活動も悪くはないけれど、やはりどうせ死ぬなら大きいことを成したいのが人の性という奴だ」
    "マスターピカロ":「故に狙おう、全ての忘却を、過去にすると」
    "マスターピカロ":「誰も彼も何かを忘れることも、隠すこともできなくなるように」

    日本支部特別情報対策室にようこそ、我々室員一同、君を歓迎するよ
    ああ、ここが何をするところかだって?そうだね、では簡単に説明しようか
    ここはレネゲイドが原因でもたらされた「知ることで人間に有害な影響が出る」「そもそも知ったところで保持できない」「通常の手段では正常に記録を取れない」といった情報を管理、保護、場合によってはその手の情報を使って悪事をする輩をひっ捕らえる。簡単でしょう?
    ふんわりしすぎているよね、ごめん、じゃあ目下一番の危険から話そう。
    「マスターピカロ」、隠匿の破壊、忘却という概念を永久に失わせることを目的としたマスターエージェント。
    試算というか前の情報からするに彼を捕らえられないと秋ごろから記憶処理薬や記憶処理機が効力を失う。大変まずい。
    他にも色々積る話はあるけれど一番大事なのはこれ。解決頑張ろうね。

    L市、ライアン・フィアンダー発掘隊の輸送機が堕ちた場所
    海■研■■設「■■■■■■」はL市から■k■の■■に■■する■■■■■■である
    しかし■■■■年■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■により施設は■■。
    ■■■■■、■■され、■■■■■■となっている。
    ■■に■■■■■■■■の■■■■は依然として■■されている。

    「ここで鍵を開けることは、我々の努力を全て無為にすることだ」
    「ここにいる人間全て、生きることも死ぬこともできなくなった無い死体、でしょうね」
    「だからこそ、これは永久に事実を葬らなければならない」
    「助けたかった、私だけが生き残った、日々見殺しにしているという事実がどうしようも無く怖かった」
    「そうやって、いくつ無い物を積み上げて行く気かな、君たちは」
    「これは怨恨ですよ、単なる私の故郷のね」
    「ごめんなさい……みんな……少しだけ報いたら、すぐにそちらに行くから…」
    「我々は、日常を、正常な思考を可能とする文明を護る義務があるのだから」


    「俺は許さない」

    ダブルクロス the 3rd edition
    「アルティメット・トゥルース prequel 『grief from underwater』」
    ダブルクロス
    ――それは、裏切りを意味する言葉

    オープニング1


    GM:シーンプレイヤーは不動さん、登場侵蝕をお願いします
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (38 → 44)

    GM:数年前 日本支部 訓練施設
    赤城空帆:「あ、お疲れ様です、先輩も休憩ですか?」
    赤城空帆:パーカーにジーンズと簡素な服装にタオルといった出で立ちのくせ毛の少年
    赤城空帆:自販機の前で飲み物を選んでいたところで、気配に気づいて振り返った
    不動一空:「ああ」カーゴパンツにタンクトップの姿の男性が、短く応じる。
    不動一空:そのまま硬貨を投入。自分の分と、少年の分と。
    赤城空帆:「あっ」自分の分の硬貨を入れて先に自販機を開けないとと思っていたところに追加で硬貨を入れられ目を丸くする
    不動一空:「──今日のは悪くなかった」
    不動一空:表情を変えないまま、おそらくは訓練に対する評価を口にする。
    赤城空帆:「…!あ、ありがとうございます…!」
    赤城空帆:「まだまだ先輩には及びませんが……これからも頑張りますね」
    不動一空:「似てはいるが、方向性は同一ではない」
    不動一空:「及ぶ及ばないではなく、どう自分の力を磨くかだけを考えればいい」
    不動一空:かつて自身が言われたことを、手を加えずそのまま口に。
    赤城空帆:「は、はい!」
    赤城空帆:やっぱり言葉少なだけれど大事なことがまとまっててかっこいいなあ、という目で見ながら
    不動一空:「……選ばなくていいのか?」視線には気づかず、淡々と。
    赤城空帆:「えっあっ…あっそうか、俺のこと待ってたんですね!?」
    赤城空帆:「すみません急ぎます!」
    赤城空帆:といってちょこちょこ歩き一番低いところのスポーツドリンクのボタンを押す
    不動一空:確認し、自分の分としてほうじ茶を選択。そのまま製品だけを手に。
    赤城空帆:「ごめんなさいお待たせしてしまって…」
    不動一空:「そうでもない」
    赤城空帆:スポーツドリンクを取って近くのベンチに座る
    赤城空帆:途中で頭を下げるのを忘れずに
    不動一空:自然、隣り合うようにして座り、茶を口に含む。
    不動一空:「……赤城はチルドレンだったな?」確認するように。
    赤城空帆:「あっ、はい、記憶がないところを助けていただいて、今こうして訓練しています」
    不動一空:「励んでいるのは、恩義からか?」
    不動一空:訥々と、続ける。
    不動一空:円滑なコミュニケーションとはいい難いが、詰問するような口調でもない。
    赤城空帆:「そうですね、これ以外に行くところも無いっていうのもありますが」
    赤城空帆:「やっぱり曲りなりでもご飯と寝床の恩はあるので」
    不動一空:「そうか」
    不動一空:なにやら納得し、再び口をつける。
    赤城空帆:「子供の権利ーとかいう人もいるけどそこまで難しいことじゃなくて、腕一つでもあればそれ以外何も無くても生きていけるんだったらそれはすごく幸運ですよ」
    不動一空:「そうか」
    赤城空帆:「先輩はどうなんです?」
    不動一空:「俺か?」
    赤城空帆:「はい」
    不動一空:相変わらずの鉄面皮。だがそれなりに時間をかけて──
    不動一空:「恩は受けているが、それを返そうという訳ではないな」
    赤城空帆:「それとは別に何かあるんですか?」
    不動一空:「納得だ」分かりづらい理由を、口にする。
    赤城空帆:「なるほど……?」
    不動一空:「在り方に納得した。だからエージェントとなった」さすがにどうかと思ったのか、付け加える。
    不動一空:「自身に訓練を課すのは、エージェントとして在るためだな」
    赤城空帆:「問題はまあまああるけれど、日常を守るスタンスとちゃんとやろうとしているところは納得できた、みたいな感じでしょうか」
    不動一空:「概ねそうだ」
    不動一空:そう、応えた上で。
    赤城空帆:「あー、なんとなくさっきよりわかりやすくなりました」
    不動一空:「恩を返す方法は、一つではない」
    不動一空:「生きて行く方法も、言わずもがなだ」
    不動一空:先程少年が『そのために』と告げたことに対して。
    不動一空:「『納得』以前なら、選択肢は多く有ったほうがいい」
    不動一空:否定するでも肯定するでもなく、訥々と所見を述べる。
    赤城空帆:「…まあ、それでも結局俺は戻って来ちゃうと思いますけどね」
    不動一空:「……そうか」
    赤城空帆:「なんだかんだ言って……あっそろそろ戻る時間」
    赤城空帆:「先戻ってます!」
    赤城空帆:慌ててキャップを閉めて訓練場入口まで走っていく
    不動一空:「ああ、すぐにこちらも向かう」
    不動一空:一気に残りを呑み干し、ダストボックスへと放る。
    不動一空:そして腰を上げ、訓練場へと──

    GM:そんな会話をしたのも、今は昔
    GM:日本支部の戦闘部隊に選ばれた後も、マメにあなたに連絡を入れていた彼は、一年ほど前から連絡が途絶えた
    GM:しかし、あなたの所属する支部での日々は、忙しくも過ぎていく
    不動一空
    不動一空:がごん──
    不動一空:「………………」
    不動一空:あの日と同じモノを、あの日とは別の場所で買い求め、口にする。
    不動一空:赤城空帆から送られてきていたのは、ごくごくあたりまえの内容ばかりだった。
    不動一空:やれ訓練でよい結果が出ただの、任務で失敗をしただの、それでも人を助けられただの──
    不動一空:それが、ふつと絶えて一年。
    不動一空:支部に問い合わせてみても、返ってくるのは「任務に行ったきり行方がわからない」と言ったもの。
    不動一空:「死亡」でも「MIA」でもなく
    不動一空:「行方不明」が一年近く続いている。
    不動一空:「………………」一気に中身を呑み干して。
    不動一空:幸い任務に少しばかり余裕はできた。
    不動一空:そして鸚鵡返しを繰り返し聞かされるのは、流石にそろそろ腹に据えかねる。
    不動一空:「直接出向くか──」
    不動一空:物騒なことを、知らずぼそっと口にして──
    GM:ふい、と自販機の横の廊下から気配がし
    笹谷憂衣:「あ、いた、お前が不動一空か?」手持ちの書類と見比べながら
    不動一空:声をかけられ、顔を向ける。
    不動一空:「ああ、そうだ」
    笹谷憂衣:「ういは笹谷憂衣、日本支部の…今日はまあ使い走りだ」ぎゅうと目をつぶって、衝撃が来ないことを確認し目を開けながら
    不動一空:「そうか」日本支部──ということはUGNの関係者だろう。
    笹谷憂衣:「ちょっと今回はお前に特別に依頼をしたい部署が出ててな」
    不動一空:「──すまんが私用を済まそうと考えていた。それは命令の類か?」
    笹谷憂衣:「んーまあ任意だが」
    笹谷憂衣:「さっきの話を聞くにお前に取っても悪い話ではないと思うぞ」
    不動一空:「──簡潔に頼む」
    笹谷憂衣:「『日本支部で失踪したチルドレンの捜索』」
    笹谷憂衣:「※赤城空帆を含む」
    笹谷憂衣:「おわり」
    不動一空:表情は変わらない。眉一つ動かすことも無く──
    不動一空:「──悪くない」
    不動一空:やはり訥々と、使い走りと名乗った少女に応じた。

    GM:シーンカット、ロイス取得のみ該当タブでお願いします
    不動一空:【後輩:赤城空帆@○誠意/不安】で取得します。3つ目

    オープニング2


    GM:シーンプレイヤーは九重支部長、登場侵蝕をお願いします
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (46 → 55)

    GM:数か月前、UGN倫渡市支部
    GM:大きな事件も今は少なく、市は平穏を謳歌していた
    GM:所属のチルドレンである星川光輝も、パトロールや備品の整備、自主訓練に時間を費やしており、前線での仕事は少ない
    九重 咲良:九重咲良は、今日も支部長向けに設けられた執務室でささやかな日常を謳歌していた。
    九重 咲良:この街の構造は少々特殊で、周囲を山に囲まれた盆地のような形となっている。
    九重 咲良:支部は街のはずれの山並みの屋敷が利用されており、以前の大きな騒動のあと修復改装を施したばかりだ。
    九重 咲良:以前の持ち主がそれなりの財産の持ち主だったこともあり、元は個人の居宅を再利用しているとは思えないほどの豪華さがあった。
    九重 咲良:その中の支部長向けの部屋となると高い場所にあり、立地も相まって街並を一望することができる。
    九重 咲良:前任の支部長から引き継いだ時から、ここは彼にとってのお気に入りの場所であった。
    九重 咲良:人と異なる法則にて生きる者である彼は、ヒトの心の光を食べて暮らしている。
    九重 咲良:人の生きる様子を遠くから眺めることができるこの場所は、彼にとってはバイキングかあるいは家庭菜園にも見えているのかもしれない。
    九重 咲良:表向きの仕事として用意した花の育成も、時間をかけるごとに少しずつ身についてきていた。
    九重 咲良:あまり自分で直接手渡すことは多くないが、花屋の仕事はいい。
    九重 咲良:花を買いに来る者は、何かしらの想いを抱えてくる。記念日、願い、弔意、あるいはあまりヒトには話せないような目的の者まで。
    九重 咲良:何か工作の素材のために花を見繕っている者ですら、彼にはその心が心地よく感じられた。
    九重 咲良:また、ここの支部に務める者は皆心地よい心の匂いがする。
    九重 咲良:淹れてもらった紅茶ですら、芳醇な香りが漂う。
    九重 咲良:ヒトではない彼に、紅茶の味そのものへの関心は薄い。
    九重 咲良:ただ、その紅茶を淹れるまでに込められた様々な人の願いの匂いを嗅ぐこともまた日々の貴重な一コマであった。
    九重 咲良:作り出したもの、売ったもの、買ってきたもの、そして淹れたもの。
    九重 咲良:死の呪いなど振り撒かずとも、大きな争いや騒動があらずとも、この街には快い心が満ち溢れていた。
    九重 咲良:不満などはない。だが、不足はあった。
    九重 咲良:ヒトには、舌が肥えるという言葉があるという。
    九重 咲良:一度、上質な食事を味わうとそれまでの食事が物足りなくなることを指す表現だという。
    九重 咲良:そういう意味では、彼の仕事は確かに肥えてしまっていた。
    九重 咲良:かつての事件の時、大いなる聖剣の光を見たその時から。
    GM:窓の外で素振りをしていた支部のチルドレン、星川光輝がす、と鳴った端末を取って電話を受ける
    GM:実際に人間擬態で眺めていたのでも構わないし、あるいは人間離れしたあなたの五感ならざる知覚で感じ取っても構わない
    GM:少女は2、3短く返事をした後端末を切って建物に入り
    GM:2、3分後、支部長室の目の前にはノックの音が差し出されていた
    九重 咲良:「どうぞ。入っておいで光輝」
    星川光輝:「星川です、今お時間…はい、入ります!」
    星川光輝:かちゃり、と音を立て執務室の扉を開ける
    九重 咲良:「張り切っているな。お出かけの連絡かな」
    星川光輝:「あ、すごい、内容までわかってましたか」
    星川光輝:「はい、そうです、日本支部から任務に来てくれないかとの連絡をいただきました」
    九重 咲良:「日本支部直々のご指名か。それはさぞ張り切ることだろうな」
    星川光輝:「なんでも赤城君が行ったきり戻ってこないから探して来いとのことで……そんなに問題ありそうな人でもないのにどうしたんでしょう…」
    九重 咲良:「ふむ……通話時間は短かったから複雑な要件ではないことは見当がついていたが、まさかご指名の内容が人探しだとはな」
    九重 咲良:「件の彼とは友人なのかな?」
    九重 咲良:興味深げに目を細め、手袋をした両手を組む。
    星川光輝:「そうですね、日本支部で訓練を受けていた時代の知り合いです、結構出世したみたいです」
    星川光輝:「まあ私出世とか性に合わないんでいいんですけど」
    九重 咲良:「旧知の仲、というわけだ。日本支部で出世を続けるとはなかなかの実力者と見える」
    九重 咲良:「にも関わらず、行方知らずになっているというのは不審なものだな。何か大きな事件に巻き込まれたか、はたまた──」
    九重 咲良:「詳しい話は気になるところだが、その様子だとそれ以上の話はまだあまり聞いてはいないのではないか?」
    星川光輝:「そうですね、場所はL市内のどこかだとは聞いているんですが…」
    GM:L市、それなりに日本支部の情勢に詳しければ耳に入るかもしれない
    GM:オーヴァードだけが住む人工島、UGNの管理下に無い無法の地
    九重 咲良:「L市…うん。それはま因果なところだな。興味深い」
    九重 咲良:「事件の香りが絶えない。そこでチルドレンが失踪したとあれば日本支部も焦ることだろう」
    九重 咲良:「わかった。行ってくるといい」
    星川光輝:「ありがとうございます!」
    九重 咲良:「便りはいい。マメに連絡する余裕があるかもわからないだろうしな。帰って来た時に光輝の大冒険活劇を聞かせてくれればそれでいい」
    九重 咲良:「なに、最悪何かがあったら骨だったとしても迎えにいこう」
    星川光輝:「承りました、最悪の件も正直心強いです」
    九重 咲良:「支部の仕事は多少増えるだろうが、こかげに回しておく。こちらのことは気にしないで行ってきたまえ」
    星川光輝:「はい、急ぎで来てほしいらしくすぐにディメンジョンゲート用の人来るみたいなのでアリス君たちには連絡お願いします」
    九重 咲良:「あぁ。忘れ物はしないようにな」
    星川光輝:「ええ、いってきます!」
    星川光輝:一礼して扉を閉め、その後パタパタと足音が聞こえる
    星川光輝:どうやら装備の準備などに向かったようだ
    九重 咲良:ヒラヒラと手を振りながら彼女の背を見送る。
    九重 咲良:様々な色をしていた。不安、驚き、高揚感。総じて言えば浮足立っていると表現できるところであろう。
    九重 咲良:L市。知る限りはチルドレンを送るには少々酷な場所だ。無事を優先するならば、送り出すのは反対するのが筋かもしれない。
    九重 咲良:だが、彼女はよりたくましくなって帰ってくるだろうという確信があった。
    九重 咲良:彼女の意思の向くままに走らせよう。それが彼らに燃ゆるものなのだから。
    GM:そうして、あなたが彼女を送り出して
    GM:既に半年は超えた。
    GM:日本支部に問い合わせても連絡は来ていないとだけ
    GM:それでも、管轄の倫渡支部では特に事件が起こることはなく
    GM:日常は過ぎていった
    九重 咲良:光輝を送り出してから、既にそれなりの月日が過ぎ去ったらしい。
    九重 咲良:咲いている花から暦を判断する身としては、その歳月の経過の早さに驚嘆するところではあったが
    九重 咲良:さすがに支部員──特定の数名からの追及が激しくなりつつあった。
    九重 咲良:自分としては半年と言わず5年でも10年かけてでも彼女の物語を全うしてほしいという考えが本音であったが、どうも待つ側の彼女たちにそれを気長に待つことは難しかったらしい。
    九重 咲良:ついには自分を超えて日本支部に問い合わせを行ったようだが、情報はゼロ。
    九重 咲良:中には持ち場を飛び出していこうという者達まで出始め、街ののどかさとは裏腹に支部は少しずつざわめき始めていた。
    九重 咲良:「ふむ………」
    九重 咲良:実際、彼らの心に目に見えて翳りが見えていた。
    九重 咲良:どうもここ1ヶ月は特に上の空だ。ほとんど仕事を放りだし、一日の大半を光輝のことを考えて過ごしている。
    九重 咲良:この状態ではさすがに持たない。ヒトは実に変化に弱い。
    九重 咲良:そろそろ手を打つべきか打たぬべきか、思案を始めていた頃であった。
    GM:支部の入り口を、見慣れない少女が潜り
    GM:相応の手続きをしてきたのだろう、10分くらい後に、控えめにドアのノックが鳴った
    九重 咲良:「どうぞ。どなたかな」
    GM:一拍後に丁寧にドアが開く
    松橋寧:「…突然の訪問大変失礼します、日本支部ホワイトハンド所属、松橋寧と申します」
    松橋寧:色素の薄い少女が入ってきた
    松橋寧:「とはいえ本日は『特別情報対策室』からの伝言を預かってきただけの身です、立場についてはあまりお気になさらず」
    九重 咲良:「ああどうぞ、いらっしゃい。この支部に務めている九重咲良と言う。その調子ならご存知だろう」
    九重 咲良:「どんなご用件かな。概ね見当はついてはいるのだが」
    松橋寧:「ふむ、端的に言えば『星川光輝さん他失踪中のチルドレンの捜索』になりますが」
    松橋寧:「それだけでは情報も不足なので順を追って説明をば」
    松橋寧:「1年前の1月、L市で大規模な内乱が発生、それを皮切りにチルドレンがL市内で次々と姿を消しました」
    松橋寧:「日本支部でもL市の情勢が不安定化している状態は危険なので、迂闊に大隊は出せず、少人数での偵察や工作任務を繰り返していたのが仇になったのでしょう」
    九重 咲良:「まるでミイラ取りのミイラの群れだな」
    松橋寧:「逐次投入は上策ではありませんしね」
    松橋寧:「ともかく、失踪者が増え、状況は膠着していました」
    松橋寧:「2週間前までは」
    松橋寧:「"マスターピカロ"という者が2週間前、L市付近の施設に潜入したと報告があがりました」
    松橋寧:「自身の情報の抹消に優れたこのエージェントは、12月にUGNに対し犯行予告を行っていたこともあり、専門の『特別情報対策室』が動きを注視してました」
    松橋寧:「で、今回件のエージェントが侵入したことにより、特別情報対策室は独断でこの件に介入、ついでにチルドレンの捜索も強行するとの方針を出しました」
    松橋寧:「そのために失踪チルドレンの関係者を集め、協力を頼みたいとのことです」
    九重 咲良:「協力することは吝かではないが、不明点がいくつか」
    松橋寧:「どうぞ」
    九重 咲良:「まずは人探しをするなら、知人よりもそれに秀でたエージェントがいるのではないか、というところだ」
    九重 咲良:「人手不足ということなら納得のしようがなくもないが、先ほど其方は『特別情報対策室』をお名乗りになられた」
    九重 咲良:「情報の名を冠する以上、人探しが得意な人材も豊富にいるのではないかと考えるが……いや」
    九重 咲良:「まわりくどい言い方はよそうか。僕の悪い癖でね」
    九重 咲良:「わざわざこうして関係者を見繕って声をかけてきたということは、その"マスターピカロ"というエージェントの特性に関係があるのだろう?」
    松橋寧:「ええ」
    九重 咲良:「情報の抹消に優れた──というのもきっと、常識の範囲のできごとではないのだろう」
    九重 咲良:「実に興味深い。詳しく聞かせてほしいものだな」
    松橋寧:「"ミーム"という概念はご存じでしょうか?」
    九重 咲良:「あぁ。現代社会では様々な意味に使われているがね。ここでは原義に近い意味合いとなるかな?」
    松橋寧:「はい、模倣によって伝達され、増殖する文化情報、そのように捉えていただいて構いません」
    松橋寧:「"マスターピカロ"はこれを喰います」
    九重 咲良:「──面白い」
    松橋寧:「わかりやすい実害で言うならば、彼に対する記録は文書にもテープにもデータにも残らず、また完全に記憶を残しきれる者も限られる」
    松橋寧:「また、これは浅月様……彼から情報を聞いたとされる方の話ですが」
    松橋寧:「彼はその状況を厭っている」
    松橋寧:「全ての物が忘れ去られず、消されず、隠されず、白日の下に晒される」
    松橋寧:「情報を喰う怪物にとっては自滅でしょうが、それを望んでいるようで」
    松橋寧:「…話を戻しましょう、このミームを喰うという特性、抵抗を持つものはオーヴァードでも限られます」
    松橋寧:「それは心理伝達専門のソラリスだったり、ウロボロスであったり、奇特なところでは変異したサラマンダーであったりしますが」
    松橋寧:「地球外生命体」つい、とあなたの目を見る
    松橋寧:「…あなたは、我々が最も手早く切れる札です」
    松橋寧:「地球外の物であれば、情報の処理系統も地球の物とは違い、記憶の揮発を潜り抜けられる」
    九重 咲良:「──興味深い目の付け所だな」
    九重 咲良:「"星を視る者(スターゲイザー)"の対極──いや、別機能の同種とも言えるのだろうな」
    九重 咲良:「奇妙なものだ。隠すもの、食うもの、消すものであるにも関わらず、隠し、食い、消すことを厭うている」
    九重 咲良:「ふむ…良いだろう。僕の"眼"がどの程度まで件のエージェントに対して意味があるものかは不透明ではあるが──」
    九重 咲良:「どのような生き様をしているのか、一度見てみたくなった。同種にせよ、天敵にせよ、だ」
    九重 咲良:「そういう理由で呼ばれたのであれば、了解だ。微力を尽くさせてもらうよ」
    松橋寧:「ご協力、感謝いたします」
    松橋寧:「初回のミーティングは2日後の9時からです、場所は日本支部3Fの308会議室で」
    松橋寧:「メモはこちらに置いておきますので、どうか確認用に」
    九重 咲良:「どうも、助かるよ」
    松橋寧:「では、失礼いたします、2日後はよろしくお願いいたします」
    松橋寧:丁寧にお辞儀をし、その場を去る
    九重 咲良:──表情はうまく取り繕えただろうか。
    九重 咲良:実に心が躍った。
    九重 咲良:光輝が帰ってこない以上、なんらかの不幸な報せかと思って期待はしていなかったものの思わぬ収穫があった。
    九重 咲良:記録、情報、記憶を喰い世界を隠す者。
    九重 咲良:それは、隠蔽する者ではない。記録する者の業だ。
    九重 咲良:情報を喰らい、自身の内側に溜め込み、星の歴史を身に刻む者。
    九重 咲良:ある意味、世界の機構の一種とも言える。思うにその在り方に反発しているのやもしれない。
    九重 咲良:FHエージェントが自死に繋がる欲望を抱くということは概ねそういうことだ。
    九重 咲良:彼の者が果たしてヒトとしての情動を持ち合わせているのかそうでないのかは対面してみるまではわからないが
    九重 咲良:いずれにしても損をすることはあるまい。光輝は実に好条件の話を持ってきてくれた。彼女には感謝しなければならない。
    九重 咲良:残り2日。まだ2日。
    九重 咲良:この支部を回すのに、特別な備えも伝言も必要はない。軽く言伝を済ませ、早く出向いてしまおう。
    九重 咲良:これまでなんとも思わなかった時間の流れが、やけに遅く流れ始めた気がした。

    GM:シーンカット、ロイス取得のみ該当タブでお願いします

    オープニング3


    GM:シーンプレイヤーはメリーさんとパミーナさん、登場侵蝕をお願いします
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (40 → 48)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (39 → 40)

    GM:『というわけで本腰を入れた調査はまだ時期尚早t』
    泉朔夜:「…………あ”ー」
    泉朔夜:コピペみたいな電子音声返事にそろそろ飽きてきた
    泉朔夜:「鳴海さん、失踪チルドレンの知り合い当たる作戦どうなってる」
    鳴海真中:「今ういちゃんねいちゃんその他お友達フル活用で勧誘対処ちゅうでーす」
    鳴海真中:「あ、ねいちゃんから連絡、副室長」
    鳴海真中:「九重支部長釣れました」
    泉朔夜:思わず天に向かってガッツポーズ
    GM:――UGN日本支部、特別情報対策室
    GM:窓際の空いた一室を利用したそこは、冷房が効いているはずなのに熱気に包まれていた
    GM:なお、室長は今日も諸事情により留守である
    泉朔夜:「引き抜きたかった喜多灘君と室員の日比谷さんが消えた分、埋まるといいけど…」
    泉朔夜:「…あ、お疲れ、ごめんねバタバタして」
    泉朔夜:「パミーナさんの案内ありがとう、メリーさん」
    メリー:「いえ、仕事なので」この部屋から一時的に抜け出せただけでも万々歳である
    メリー:「さて……」パミーナの方に目を向ける
    パミーナ:「………」
    パミーナ:スーツを着た華奢な少女がいた。一見男装の麗人のように整っては、いる。
    パミーナ:道化のようなメイクをしその表情は軽薄な笑みを浮かべている。奇妙な少女。
    パミーナ:どこかアンバランスさを感じさせる彼女は後ろ手を組みつつメリーの視線を感じ、口を開く。
    パミーナ:「いい感じにお仕事してるところ失礼。みなさん初めまして。俺は"祈り手"パミーナ」
    パミーナ:パミーナ…シェイクスピアの戯曲の登場人物を名乗る彼女は話をつづけた。
    パミーナ:「よろしく。麗しいお嬢さんに、少年。本日付で俺もここの仲間になるのかな?」
    鳴海真中:ういっすと手を上げ挨拶のポーズをし作業に戻る
    鳴海真中:「あ、うん、一応書類上は今日付けです」
    パミーナ:「UGNはいつも働き者だねぇ…。なんかすっごい忙しそうだけど今もヤバイ級案件まっさ中ってわけ?」
    パミーナ:目を細め、彼女たちがただならぬ状況であることを察する。
    泉朔夜:「あーうん、早速本題行こうか、あ、僕は泉朔夜、そっちの彼女は鳴海真中」
    メリー:「私はメリーです」
    泉朔夜:「今は逃げ込んだマスターエージェントを1週間でしばく方法編み出してるとこ」
    鳴海真中:「ういちゃん不動さん釣ってくれたー!!ありがとう~~~!!!」
    パミーナ:「そこの胃にダメージを受けてそうな子が泉君で、褐色の美しい肌に絹のような髪の麗人がメリーさんね。オッケー把握した。」
    メリー:「見る目がありますね」
    メリー:「泉さんは確かに胃を常に痛めています」
    メリー:「私に関しても正確な分析です」
    泉朔夜:「こんちくしょう!若く見られてることはいいけどさあ」
    メリー:「話進めましょう、話」
    泉朔夜:この男、26歳国語教師である
    パミーナ:「おっ、テンポいいねぇ。何、話す系の仕事とかしてるの?」
    泉朔夜:「進めようか、鳴海さんもうちょっと欲かいて氷見さんとかあららぎさん釣れないか打診入れてみて」
    泉朔夜:「あ、そう続き」
    泉朔夜:「研修も無しにこんなこと言うの本当にあれなんだけど、パミーナさんは今日から実践の準備に入ってもらいます」
    メリー:「本当にあれですね……」
    パミーナ:「あはは、面白~っ。今はやりのOJTってやつ?」
    メリー:「人手不足が極まってますからね、うち」
    パミーナ:「まぁいいよノイマンだし。加速学習ドンと来い。」
    パミーナ:「第一生まれて数年もたってないしなこっちは…」
    泉朔夜:「レネゲイドビーイングの頼もしさここに極まれり、だなあ」
    泉朔夜:「はい、じゃあまずお題ドン」
    メリー:「てってれー」
    泉朔夜:「今から"マスターピカロ"って奴を捕縛してもらいます」
    パミーナ:「はー…はー…」
    パミーナ:「そうホイホイ出来たら苦労しないだろうが!」
    メリー:「お、知ってるんですか」
    メリー:「普通はなかなか覚えられないんですが」
    パミーナ:「ピカロってやつのことはイマイチだが」
    パミーナ:「マスターエージェントっていうのは、要はFHのお偉いさんで能力の優秀な奴の肩書だろ?」
    メリー:「その通りです」
    泉朔夜:「うん、間違ってない、やっぱりちゃんと筆記研修受けてくれたんだね、ありがたいありがたい」
    パミーナ:「ふふん。そりゃもちろん」
    パミーナ:…嘘である。ノリで答えている。
    パミーナ:「まぁ今更任務は変えられないのはー。わかっていますけどー」
    パミーナ:一瞬、息を止め、神経な表情で。
    メリー:「あの面倒な筆記研修をちゃんと受けるとは……これは期待の新人です」
    パミーナ:「そのマスター『ピカロ』ってなる者は一体全体どういう特筆性でマスターになった”悪漢”さんなんだよ。」
    泉朔夜:「情報の抹消、弱めの反ミーム性…そうだね、まずは実物を見てもらおうか」
    泉朔夜:棚からA4のコピー用紙を一枚とり、ボールペンを取る
    パミーナ:「お、塾の先生みたいじゃん。」
    メリー:(塾、知ってるんですね)
    泉朔夜:「マスターピカロは20XX年7月にN市某地区で発見されたマスターエージェントです、あ、これ読み上げながら同じ文字書いてるからね」
    パミーナ:「勉強でも書きながら話すのは大事だからな…それで?」
    泉朔夜:筆記の手つきは読み上げたものをそのまま書いていると思しいが、文字が文章として認識できない
    泉朔夜:認識できない端から、ボールペンの文字がまるで解けるように消えていく
    泉朔夜:「文章読める?」
    パミーナ:「俺の眼が人間の機序に従い動いているという前提での話だが」
    パミーナ:「見えない。そもそも文字自体消えている。」
    泉朔夜:「そう、彼に関して何か記録を残そうとした時、それは全部消える」
    パミーナ:「”白紙化”ってやつか。」
    泉朔夜:「それどころか記憶も揮発…ようは忘れやすい、ちょっと特殊な人じゃないと長い間覚えてはいられないだろうね」
    パミーナ:「へぇ。そいつってオーヴァードなの?」
    泉朔夜:「今までの目撃証言を全部参照するに、恐らくウロボロス/ソラリスのクロスブリードのオーヴァードであることは確認できた」
    鳴海真中:「ありがとう浅月いや言っただけでセルフ冷房になったから今の無しで」
    パミーナ:「ん、ジャームなのかっていうのが俺は気になったんだけど。」
    泉朔夜:「侵蝕率測定器を持ち合わせる現場が無かったから目撃者の所感に頼るけど」
    泉朔夜:「どうも極端な我欲に走るとかの症状は見られなかったみたい」
    パミーナ:「面白いやつだなぁ。奴がオーヴァードなら、つまり自分の事を覚えていない人間の事をこの世への未練にしてるかもしれないんだろ?」
    パミーナ:「大体友達とかいるのかね。恨んでる奴ならいくらでもいそうだけど。ここらへんとか」
    パミーナ:そう言って大きな目を細め、君たちを一瞥する。
    泉朔夜:「恨むとか以前の問題なんだよねえ、これが」
    メリー:「まあ、そうですね」
    泉朔夜:「ソラリス記憶処理薬A~D種や記憶処理機…要するに一般人への記憶処理のためのUGN汎用兵器なんだけど」
    泉朔夜:「このままあいつの思い通りに進むとこれ、壊れるから」
    パミーナ:「この世の終わりじゃん。」
    メリー:「終わりですね」
    パミーナ:「それはつまりだ。UGNの隠蔽が継続不可能になるってことだろ。」
    メリー:「たちまち世界はX-MENです」
    パミーナ:「本来なら"天の火"でそれっぽいの焼き尽くしてもおかしくなさそうな案件だが。」
    泉朔夜:「そういうこと、ついでに今まで隠してたことも全部晒される、あいつはやる」
    泉朔夜:「あいつに関する情報は記録されない」
    泉朔夜:「捕まえようとそれっぽいの焼いたら地球を絨毯爆撃しないといけないかもね」
    泉朔夜:「それに、それですら殺しきれるかわからないなんて報告も上がってる」
    パミーナ:「マジなんですかぁ。メリーさん~~」夢ならそうと言ってくれといった表情で。
    メリー:「マジです」
    メリー:「いやー厄介ですね」
    泉朔夜:「でも、好機が来た」
    パミーナ:「んー。つまり?話を聞くに位置が不確定の上、存在が不確定なんだろ。そいつは。」
    パミーナ:「なにがあったのよ」
    泉朔夜:「2週間前の午後3時ごろ、哨戒してた喜多灘君が一件信号を受け取った」
    泉朔夜:「記録は即座に無かったことにされたけど、幸いにも彼は「マスターピカロが来ている」という内容は覚えていてくれた」
    泉朔夜:「送信元の"ノミナ・サクラ"に行った彼らが戻ってきてないけど算段は立ててる」
    メリー:「私は焼いた方がいいと思うんですけどね」
    パミーナ:「…或いは罠かもしれない、ってのもわかってるんだよな?」
    泉朔夜:「知ってる、だからこそ今できる最大の準備をしている」
    パミーナ:「そっかぁ~。それで俺が呼ばれちゃあなぁ~~」
    パミーナ:「怒りづらいわなぁ~~」
    泉朔夜:「浅月君が受け取った自供によれば、猶予は秋まで」
    泉朔夜:「これを逃がして秋までにまた足取りを掴めるチャンスがやってくるとも思えない」
    泉朔夜:「だから、あと2日で準備をして速攻で"ノミナ・サクラ"に突撃する」
    泉朔夜:「あと日本支部のあん畜生が近くに数人チルドレン行方不明にしたままでいるって言うから彼らもついでに回収します」
    パミーナ:「ははっ、急スケジュールすぎるだろ~。しかも回収任務付きかよ。」
    パミーナ:から笑い。
    パミーナ:「ま、どうせ放っておいたら"普通"の生活はなくなる。俺の守りたいものも消えてしまう。」
    パミーナ:「…それに日常を守る人々もまた、守られるべきだしな。」
    パミーナ:「いいよ。俺はやる。」
    メリー:「私は焼いた方がいいと思うんですけどね」先刻と一言一句違わず繰り返す
    メリー:「ま、そういうことになったので」
    メリー:「一緒に何とかしましょうね、パミーナさん」
    パミーナ:「オッケー。せいぜい頼りにしてるよ。メリーさん。」
    パミーナ:「んでも、その前にちょっと試したいことがある。ちょっとした情報戦だな。」
    メリー:「はあ」首を傾げる
    泉朔夜:「お、何かする?」
    泉朔夜:「事務用品なら用意できるよ」
    パミーナ:「じゃペンと…その紙を貸してくれ。ちょうど白紙になったしな。」
    泉朔夜:「どうぞー」
    パミーナ:ペンを取る。その瞬間雰囲気が変わる。
    パミーナ:「外観というものは、一番ひどい偽りであるかもしれない。世間というものはいつも虚飾に欺かれている。《Those that appearance, might be the most terrible lie. Things that the world is always deceived by trappings.》」
    パミーナ:「─────されど時は満ちた。」
    パミーナ:「真実を照らせ」「《神託》」
    パミーナ:《インスピレーション》、使用
    パミーナ:内容は「マスターピカロ」の情報
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を4(→ 4)増加 (48 → 52)
    GM:はい


    GM:情報は以上です
    パミーナ:「あ、ああああああああああ!」
    パミーナ:「こいつ消した!」
    メリー:「……そうなりますか」
    鳴海真中:「なにか みえた ようだ」
    パミーナ:「”なんか出るかな~”って思ったらわっかりづらい出し方した挙句消した!」
    パミーナ:「ゆ、許せん…」
    鳴海真中:「あとすみません35度の7-3区湾岸周回きついので戻らせてほしいそうです、後で個別に浅海君に連絡とか駄目ですか」
    鳴海真中:「そ、そんなことまで」
    パミーナ:「非常に高次元《メタ》で高度な情報戦が行われていたのだよ。鳴海君」ぐったりした表情で。
    メリー:「もっかいやってみてくださいよ。今度は見たそばから内容を叫んでもらう感じで」
    鳴海真中:「なる ほど」
    パミーナ:「やだ。つかれた。」そう言って机に突っ伏する。
    鳴海真中:「やっぱ私とは違うタイプのノイマンみたいですねえ」
    泉朔夜:「浅海君……あー浅海君………切りたいけど………!さすがに今切ったらあの人敵に回すから駄目…!」
    メリー:「疲れたのは仕方ないですね」
    パミーナ:「俺の【神託】は自動書記のノイマンで、神の世界をテキストベースでのぞき込むような力なの。超人でもキツい領域の、不自然なヘンテコ異能だな。」そう言って突っ伏していた顔を上げる。
    パミーナ:「こんなのが生まれるような世界はやっぱおかしいんだよ。…でも、その中でなんとか日常を維持してる。」
    パミーナ:「それを壊すやつを。同じ階位の異能を持つ俺は放ってはおけん。ほら、俺って"夜の女王の子《パミーナ》"だし。」
    パミーナ:「メリーさんもそこは一緒の気持ちだろ?」
    メリー:「うーん……」
    メリー:「ピカロを放っておけないのは同意しますが」
    メリー:「別にレネゲイドに思うところはないですね」
    メリー:「無論日常は守りたいと思っていますが――」
    メリー:「いえ、語りすぎました。失礼」
    メリー:「まあ、今回ほどの大事はともかく……普段の業務は仕事と割り切っています」
    パミーナ:「いいよ。スタンスの違いはよくある。背景も違うしな。人生という脚本は人それぞれだ。」「…それでも」
    パミーナ:「これは上司に言うことじゃないとは思うが。」
    パミーナ:「絶対に、裏切るなよ。前戦を戦う人間を。」
    パミーナ:「…俺はそれだけは許せない。」
    メリー:「先程も言いましたが――」
    メリー:「必要が迫れば私は……前線の全てを無に還す、そんな引き金だって引きます」
    メリー:「彼らと私が志を同じくする限り、それは誠意です」
    メリー:「ですから、その願いには沿えるものと――私は考えています」
    泉朔夜:「…大丈夫そうかな、この二人は?」
    泉朔夜:「鳴海さん後残ってる当てどこがあったっけ」
    鳴海真中:「えーん馨は付き合い少ないし名取君は部署との連携きつそうです」
    鳴海真中:「日比谷ちゃんの師匠さんとか当たってみます、施設内にいたかな」
    泉朔夜:「頼む…僕もう不毛な人員リレー切り上げて物資の方に入る…」
    GM:前夜の混乱は、まだ収まりそうにない

    GM:シーンカット、ロイス取得のみ該当タブでお願いします
    パミーナ:ロイス メリーさん 信用/〇隔意 で取得
    メリー:パミーナ 〇誠意/不安

    ミドル1


    GM:合流シーンです、全員登場侵蝕をお願いします
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (44 → 47)
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (55 → 64)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (40 → 45)
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (52 → 59)

    GM:日本支部3F 308会議室
    GM:綺麗なオフィスのテーブルの上には、人数分の紅茶と茶菓子が並んでいる
    GM:呼び出した主たちはまだ最終調整で遅れるそうだ、この間に自己紹介を行ってもいいだろう
    メリー:「さて」控えめに部屋を見渡し、口を開く
    メリー:「上司はまだ来ないようですし、お互い自己紹介でもしますか」
    パミーナ:「さっすがメリーさん。話が早い。」
    メリー:「まずは私から。一応招集した側なので」
    メリー:「UGN日本支部特別情報対策室の一般エージェント、メリー・アシュクロフトです」
    メリー:「……何を語ればいいんでしょうね、これ」首を傾げてパミーナに目配せする
    パミーナ:「自己紹介をお互い回せばいいんじゃないか?」
    パミーナ:「『激流に身を任せ、流れに同化せよ』ってな」
    不動一空:「何ができるかが分かれば助かる」
    メリー:「ふむ……では次、パミーナさんどうぞ」
    メリー:「あ、私は縮地……空間跳躍を活かした近接戦闘が主ですね」
    メリー:「非オーヴァード相手なら認識阻害も可能ですが、まあ今回は役に立たないでしょう」
    メリー:「あと多少は電撃も出せる……こんなところですかね」
    不動一空:「認識阻害に関しては、今回はあちらが専門家らしいな」
    不動一空:「それでも臨機応変に対応できる前衛は戦力として心強い」
    不動一空:淡々と、告げられた内容を咀嚼し、確認するかのように。
    メリー:「ええ、特にこの部署にいるとそう思います」
    メリー:「我々としても、皆さんのような強力な戦力を迎えられたのは有り難いことです」
    メリー:「さて、次はパミーナさんお願いします」敢えて伏せた・・・・・・真偽感知を発動しながら、何食わぬ顔で先を促す
    パミーナ:「んじゃあ、俺の番。」
    パミーナ:道化のようなメイクをしその表情は軽薄な笑みを浮かべている少女が口を開く。
    パミーナ:「同じく、UGN日本支部特別情報対策室の一般エージェントのパミーナでーす。」
    パミーナ:「まぁ、此処に入って数日経ってるか怪しいから、殆ど召集された面子と変わらないけどな。」
    パミーナ:「そういう意味じゃ情報格差は無いよ。」
    不動一空:「話が合わせやすい、助かる」
    パミーナ:「能力は…神託オラクル、ピュアノイマンらしく過程を省略して、答えへ到達したり、逆に望んだ解へ体を動かす力だな。」
    パミーナ:「…と言っても、限界はあるから程ほどに頼ってくれよな」
    不動一空:「理屈はともかく、まっとうなノイマン型と言う認識で構わないか?」
    パミーナ:「そそ。見た目通りのひ弱な女子だよ。」
    不動一空:「了解だ、程々に頼らせてもらう」
    パミーナ:「オッケー。次の自己紹介だが…屈強なエージェントのお兄さんの番だ。いいか?」
    不動一空:ちらり──と横目でもうひとりの男性に目をやる。
    不動一空:「こちらのようだ」理解。
    不動一空:「N市第七支部防衛二班所属、“業炎烈火Fire blaster”不動一空だ」
    不動一空:「失踪したチルドレンの一人──“白紙の空”赤城空帆の縁でこの件に当たらせてもらう形となった」
    パミーナ:「あぁ、あそこね。激戦区から来たってやつだろ。」
    パミーナ:「俺の神託オラクルに頼らなくてもそれくらいは分かる。」
    不動一空:「どうやらそうらしい」
    不動一空:激戦区とは聞いているが、その他の区をそれほど知っている訳では無い。
    不動一空:「燃やすことに特化した強襲役の純サラマンダーだ、よろしく頼む」
    不動一空:表情ひとつ変えず、必要最低限なことだけを簡潔に告げ、軽く一礼する。
    メリー:「よろしくお願いします」ミーム耐性の乏しさは要注意だと考えながら
    不動一空:「──さて、トリだな」
    不動一空:もう一人の男性に、改めて視線を向ける。
    メリー:「ええ、お願いします」
    九重 咲良:「…あぁ、どうもそうらしい」
    九重 咲良:静かに3人の様子を伺いながら、自己紹介に耳を傾けていた最後の一人が口を開く。
    九重 咲良:「それでは僕からもひとつ自己紹介をさせてもらおう」
    九重 咲良:「"死の舞踏トーテンタンツ"九重咲良。UGN倫渡支部で支部長を務めさせてもらっている」
    九重 咲良:「特殊な性質の敵であるが故に選ばれた、ちょっとした変わり者だ」
    九重 咲良:「僕の能力はそう…少し特殊な呪いの力を使う。あまり使い勝手が良くない力だが、盾くらいにはなれるはずだ」
    九重 咲良:「能力の性質を詳しく説明するのは難しいところだが……ふむ」
    九重 咲良:「多くの敵を一度に倒すことが得意だが、回数を使えないことを理解していただければ助かる」
    九重 咲良:「荒事はあまり得意なほうではないが、微力ながら力を尽くそう。大事な部下も連れ去られているものでね」
    九重 咲良:「よろしく頼むよ」
    パミーナ:「よろしく~」軽くメリーに肘をつく
    パミーナ:(なんか引っかかった?)
    不動一空:「なるほど、外様組は大凡そ同じ事情らしい」
    不動一空:部下を連れ去られたとの言葉に、納得する。
    メリー:(なんのことですかね)パミーナに小声で返す
    不動一空:「であれば九重支部長が殲滅。討ちもらしを他三人であたるといった形になりそうだ」
    不動一空:おおよその立ち位置と、戦力に関しては把握ができた。
    パミーナ:(いや、特にないならいいよ)
    不動一空:であれば次は──本元の情報を確認する手番だろう。
    パミーナ:「大体不動さんのフォーメーションでいいんじゃないかなぁ。」
    パミーナ:「俺も賛成するよ」
    不動一空:「そうか」
    メリー:「まあ、そうですね。私の能力は特に遊撃に向いています」
    九重 咲良:「異議はない。都度最適な構えで迎えていこう」
    不動一空:聞くべきことを聞き、告げるべきことを告げたのち、瞑目して待つ。
    GM:と、話もひと段落したことろで
    GM:引き戸の開く軽い音と、入ってくる少女と青年
    不動一空:静かに、目を開く。
    泉朔夜:「鳴海さん、天喰君に連絡は……」
    鳴海真中:「間に合いません後でごめんなさいしてきます……」
    泉朔夜:「OKその辺は腹をくくろう」
    泉朔夜:「…どうも、お先に集まってくれてありがとうございます」
    泉朔夜:「僕は泉朔夜、特別情報対策室の副室長をしております、こちらの少女は鳴海真中さん、同じ部屋所属のチルドレンです」
    メリー:「泉の方が私の上司ですね」
    パミーナ:「前も聞いたけど、若すぎないか。ひょっとして出世頭なの?」
    鳴海真中:よろしくお願いしますと礼をした後に持ってきた段ボールからレジュメを持って配り始める
    鳴海真中:「あの人26だから普通に浅月さんとかと同じくらいですよ?」
    九重 咲良:「オーヴァードの見た目ほど意味のない情報もないだろうに」
    不動一空:「年齢性別もあまりあてにならん」
    パミーナ:「へぇ~、意外なこともあるもんだな。」自分も数歳程度でしかないのだが、それは置いておく。
    メリー:「スカしてる奴は大体ノイマンです」
    泉朔夜:「まあオーヴァードとして関係なくてもこういう政府とのつながりある組織だとそれなりに関係も出てきますがね……鳴海さん配り終わった?」
    不動一空:レジュメを受け取り、目を通す。
    鳴海真中:「はーい」
    鳴海真中:配り終わったので空箱をもってとことこ戻っていく
    パミーナ:「んじゃ泉さん説明お願い。」
    泉朔夜:「はい、改めて、本日はお集まりいただきありがとうございます」
    泉朔夜:「今回お呼び出ししたのはお手元のレジュメにある日本支部L49案件及び"アルティメット・トゥルース"の作戦協力願いです」
    泉朔夜:「まずは前者の方のL49案件について解説を」
    泉朔夜:「レジュメ3ページのところにあるL市、こちらを中心に昨年1月ごろからチルドレンの連続失踪事件が起こっております」
    泉朔夜:「始めは定期視察に行った赤城君、そのあと彼の捜索を頼んだ星川さん、年末におけるL市一級非常事態の鎮圧に入って消息不明の名取君、L市内で査察部事案が発生した際に消息不明の二上君」
    泉朔夜:「彼らは未だL市内で消息不明です」
    不動一空:「立て続けだな」
    不動一空:率直に、所感を述べる。
    九重 咲良:「ミイラのバーゲンセールと言ったところだな」
    泉朔夜:「日本支部の方に今回の作戦強行前に捜索隊結成の履歴が無いか調査しましたが市内が現在も内乱に近い状態にあるせいか火種を増やしたくないという方針だそうです」
    泉朔夜:「ここまでが通常の日本支部L49案件の話、お次の話に参りましょう」
    泉朔夜:「15ページ以降を開いていただけますでしょうか」
    不動一空:こくり、と頷く。その続きが肝要だ。
    パミーナ:「おけおけ~。」
    メリー:「……」言われた通りに開く
    泉朔夜:「特別情報対策室、ここはレネゲイドによる認識汚染、情報そのものへの干渉など特殊な情報案件を取り扱う部署です」
    泉朔夜:「基本的に日本各地から認識絡みの情報が入ってきた際はここで報告などを管理することになっています」
    九重 咲良:「興味深い組織もあるものだ。ゆっくりと業務内容を拝聴する時間がないことが惜しまれる」
    泉朔夜:「ご興味がありましたら追々資料をお送りさせていただきますね」
    泉朔夜:「そして、昨年7月、N市から対策室に一件の報告が入ってきました」
    不動一空:「N市から?」
    泉朔夜:頷く「"マスターピカロ"を名乗る人物が任務中に干渉、案件自体は正常に片付いたが彼の足取りは不明、かつ記録が残せないと」
    不動一空:「──なるほど」
    不動一空:触りだけ聞いていた人物とその能力を、改めて理解する。
    不動一空:認識に関わると言うことであれば、大きな事件だったはずだ。
    泉朔夜:「事実彼に関する文書関連の記録は全く残せず、記憶に関してもすぐに忘れ去られる可能性が高いものでした」
    不動一空:であるにも関わらず、そのような記録は見た記憶がない。
    泉朔夜:「以降の足取りはN市を中心にエージェントの口頭報告を待って集める状態でしたが」
    パミーナ:「話題にしづらい、というか出来ない奴ってことだよな。まぁ困った質なこと。」
    泉朔夜:「昨年12月から1月にかけて起きた榕崎市での事件の裏で、"マスターピカロ"に直接接触を図っていたFHエージェントの少女を保護、幸運にも事情聴取ができました」
    泉朔夜:「聴取によれば"マスターピカロ"の目的は全人類から忘却の概念を奪うテロ行為、猶予は秋まで」
    泉朔夜:「言い換えれば、全人類に認識災害を起こすという宣戦布告です」
    メリー:「……そこが不思議なんですよね」
    メリー:「ピカロの能力は忘却です。呪縛と言い換えてもいい……ですから、それを塗り替えたい動機は類推できる」
    メリー:「しかし現実問題、忘却の権能を以て忘却を世界から無くす試みは、油をかけて火を消そうとするのと変わらないように思います」
    不動一空:「真逆に思えるな」
    不動一空:記録に残らない男が、全人類から忘却を奪うと宣言している。
    不動一空:確かに理屈が通らない。
    泉朔夜:「アプローチについては一応推測も出ていますね」
    メリー:「お聞きしましょう」
    泉朔夜:「自身が忘却される能力を持つなら、いっそ自分が『忘却』という概念を全て包括して、その上で自害を試みているのではないかと」
    不動一空:「禅問答の類だな」
    泉朔夜:「口伝での報告では『清算』などのキーワードが多く、全てを試みた時が正真正銘最期なのではないかとは考えとして挙がっています」
    不動一空:しかしマスターエージェントであるならば、それは荒唐無稽な夢物語で済まない可能性が高い。
    メリー:「忘却自体を忘却に導く、ですか」
    九重 咲良:「情報が少ない状態の推測は、憶測を多く含みすぎる。敵の行動原理が不明な以上は答えを出すのは難しいな」
    不動一空:「そうだな、幸いまだ秋ではない」
    不動一空:「先にやれることをすべきだろう」
    パミーナ:「それもな~、なんだか釈然としないんだよな。」
    パミーナ:「出てきてる情報を見る限り、ピカロは意識的にこちら側を介入させようとしている風にしか見えないだろ。」
    不動一空:「そう思わせることもまた手かもしれん」
    九重 咲良:「状況だけ見れば、撒き餌にまんまと魚が群がってきているようにも見えるだろうからな」
    パミーナ:「あるいは単に構ってほしいのかもしれないが。まぁ俺はあいつじゃないし気持ちなんてわからない。」
    泉朔夜:「それは確かにそうだけれど、今回を逃して秋までに再捕捉できるか、というのもまた日本支部にとっては頭が痛い話ですから…」
    不動一空:「そういうことだ。分かってやる必要もないだろうしな」
    泉朔夜:「まあとにかく、そんなエージェントの捕捉に難儀していた時に」
    不動一空:「見せたのか見えたのかはともかく、尻尾が現れた、と」
    泉朔夜:「2週間前の午後3時ごろ、電子哨戒をしていたエージェントが信号を受け取りました」
    泉朔夜:「信号元は"ノミナ・サクラ"、L市洋上5㎞の地点にある海上施設です」
    メリー:「……見覚えがありますね」レジュメの画像を見て
    九重 咲良:「ほう、心当たりが?」
    不動一空:ぺらりぺらりと、記述された資料をめくる。
    泉朔夜:「…まあ僕らにとっても因縁浅くないところだからね、ここ」
    メリー:「ここに行ったことがあるような……ううん……思い出せません」
    メリー:「………………」画像を凝視して思考を巡らせる
    泉朔夜:「ともかく、信号元は確認済み、今のところ手がかりは無し」
    泉朔夜:「何が待っててもすぐに向かわないと再度捕捉できる目も無い」
    不動一空:「施設の詳細を聞いても問題は?」
    泉朔夜:「元々L市付近の哨戒と、レネゲイドに関する研究を行っていた施設ですね」
    泉朔夜:「数年前に事故が起こって放棄されてますが…詳細は不明です」
    メリー:「うーん……どうにも記憶がはっきりしません」
    パミーナ:「メリーさん、何か心当たりあるの?」
    鳴海真中:「この不明は調べてない、じゃなくて記録が全部白塗りという意味で、です」
    不動一空:「なるほど」放棄と詳細不明──よくある話ではあるが、胡散臭いこと他ならない。
    メリー:「心当たりの心当たり、といったところですね。まあこういう時は現地に行くのが一番です――経験上」
    鳴海真中:「"マスターピカロ"の潜伏先としても妥当だとは思われます」
    九重 咲良:「"不明"とは"無くなってしまった今回の案件である"、という意味合いで受け取っても構わないかな」
    鳴海真中:「ええ」
    パミーナ:「木を隠すなら森の中ってやつか?確かにそれは妥当かもしれないが。」
    パミーナ:「なかなか攻めるのには厄介そうな場所だぞ」
    不動一空:「マスターピカロの能力だとすればやっかいだな、改めて」
    メリー:「なら、やはりミーム干渉されているようですね……私も」
    メリー:「しかし違和感が残っている以上、耐性が機能していないわけではなさそうです」
    不動一空:「自身以外の記録、記憶干渉を行える可能性もゼロではないか」
    不動一空:なにせ記録と記憶に残らないのだ。
    泉朔夜:「むしろ大いにありうる、今回は耐性持ちを優先して選抜していますが、何が起こるかはわかりません」
    泉朔夜:「しかし、ここで突入を逸したら、次に日常を守る機会が来るかはわからない」
    泉朔夜:「よって、今から飛行機でL市付近の日本の港に入り、その後船舶で施設に突入します」
    メリー:「了解しました――上手く思い出せるとよいのですが」
    メリー:「皆さんも宜しいでしょうか」
    不動一空:「ひとつ確認を」
    泉朔夜:「どうぞ」
    不動一空:「マスターピカロの対応とチルドレンらの捜索。優先順位は?」
    不動一空:目的が2つある。
    不動一空:なら、確認する必要はある。
    泉朔夜:「…最悪討伐優先、でもできる限りチルドレンの保護はやる方向で」
    メリー:「……欲張りですねえ」
    パミーナ:「そりゃチルドレンが誘拐された縁で、こうしてエージェントが来てくれてるんだからそうなるだろ。」最も、誘拐された事自体が臭うのも確かだが。
    不動一空:「──それが特別情報対策室としての見解なら、了解した」
    不動一空:下手な誤魔化しなどしなかった誠実さに、納得する。
    九重 咲良:「こちらは元より異議を挟むつもりはない。どのみち敵の手が読めない以上、虎穴に入らなければならない状況なのだろう?」
    九重 咲良:「僕は"そういう目的"のために呼ばれている。なに、少しばかり勝手の違う鉄砲玉だと思ってくれれば構わないよ」
    メリー:「では、私からも一つ」
    パミーナ:「どーぞメリーさん。」
    メリー:「今回の作戦……現地指揮官は私ですか? それとも年功序列でしょうか」
    メリー:「一応、指揮系統ははっきりさせておくべきでしょう」
    メリー:「何せ、目的も二つあります」
    泉朔夜:「指揮系統の話だね」
    泉朔夜:「まずパミーナさん、九重さん、不動君に関しては君に任せる」
    泉朔夜:「僕と鳴海さんは船内に残ってオペレーターに回るけれど必要があれば呼んでくれて構わない」
    メリー:「なるほど」
    メリー:「了解しました」
    泉朔夜:「解析とかもガンガン投げちゃっていいよ」
    鳴海真中:「働きます」
    メリー:「不動さんと九重さんもそれで良いでしょうか……若輩者ですから、異議を唱えるなら今のうちです」
    九重 咲良:「問題ない。エージェントとしての年次は大したものではないし、より適性がある者に委ねるよ」
    不動一空:「こちらも構わん」
    メリー:「ありがとうございます」嫌味にならない程度に頭を下げる
    泉朔夜:「それじゃあまあ、ブリーフィング終わり、お菓子と資料は持って行っていいから、すぐに飛行機に向かおうか」
    泉朔夜:ぽんぽんと手を叩いて扉を開け、部屋を去っていく
    メリー:――やはり違和感がある。口の中に髪の毛が入ったような、腕を蝿が這うような。
    メリー:ミーム汚染に晒された時はいつもこうだ、耐性は比較的高いとはいえ万能ではない
    メリー:あの洋上施設――ノミナ・サクラの外観を目にした時から始まった……つまりあの施設に関する記憶が関係しているのは間違いない
    メリー:ブリーフィングでも言及したが、メリーの経験上現地に赴くことで失った記憶は取り戻せることが多い。彼女には耐性もあるから猶更だ
    メリー:故に、今回の任務は渡りに舟といったところだ。
    メリー:無論任務も忘れてはいない。だが記憶の内容次第で任務にも好影響が出るだろう
    メリー:まずはこの違和感を取り除く。そしてチルドレンを助けられるだけ助け、ピカロを殺す。
    メリー:正直最後の任務は難しいと考える。しかし彼奴の前歴からしてチルドレン救助の邪魔もしてこない……予感がする。
    メリー:とはいえ、予断は禁物だし、未来は不確定だ。
    メリー:どう事態が動くにしろ、やるべきことは一つ。
    メリー:妹に恥じない自分であること、だ。

    GM:シーンカット、ロイス取得と購入は該当タブでお願いします
    パミーナ:ロイス 保留
    パミーナ:購入、パイルバンカー
    パミーナ:2dx>=13
    DoubleCross : (2DX10>=13) → 3[2,3] → 3 → 失敗

    パミーナ:南無~
    不動一空:ロイスは一旦保留で。
    不動一空:購入は高性能治療キットにしてみましょう。長丁場になるかも
    不動一空:2dx+3>=9
    DoubleCross : (2DX10+3>=9) → 7[1,7]+3 → 10 → 成功

    不動一空:購入成功。以上です。
    メリー:ロイスは保留
    メリー:購入は応急手当キット
    メリー:援護の風を使用
    メリー:4dx+6
    DoubleCross : (4DX10+6) → 8[3,3,5,8]+6 → 14

    メリー:成功

    ミドル2


    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (59 → 66)
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (64 → 73)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (47 → 57)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (49 → 55)

    GM:情報収集です、項目は以下
    情報項目L市 情報:UGN 6、10
    ノミナ・サクラ 情報:UGN 7、10
    失踪したチルドレン 情報:UGN 7

    GM:同じ項目は高い難易度出せば両方抜けます
    不動一空:ふむふむ3つ
    九重 咲良:じゃあ低い側からいきます。チルドレン7から。
    パミーナ:はーい
    九重 咲良:情報収集チーム使用1回目
    九重 咲良:2dx+3>=7
    DoubleCross : (2DX10+3>=7) → 3[1,3]+3 → 6 → 失敗

    九重 咲良:なんということだ。
    パミーナ:財産点の使いどころ
    不動一空:お金の力の見せ所
    九重 咲良:九重 咲良の財産点を1(→ 1)減少 (6 → 5)
    九重 咲良:これでたりるとおもいます。
    パミーナ:では、パミーナの番
    不動一空:さすがの!
    GM:了解です、まとめて上げるので順次どうぞ
    パミーナ:L市を調査、難易度6,10。情報:UGN コネ、UGN使用。
    パミーナ:4dx+1>=6
    DoubleCross : (4DX10+1>=6) → 3[1,1,2,3]+1 → 4 → 失敗

    パミーナ:www
    不動一空:おおう(汗)
    メリー:草
    不動一空:10届かないのか
    不動一空:あ、違う。全部使えば届くか
    不動一空:<財産ぱわー
    パミーナ:まさかこの死んだダイス目の為に財産点をすべて使うのは…
    不動一空:ですよねー
    不動一空:んじゃ私がL市調べましょう。
    パミーナ:後の事を考えたい、よろしければここは他の人にパスします。
    パミーナ:はーい!
    不動一空:とはいえ10はこいつも素ではきつい。
    不動一空:要人のコネを使ってダイスを+3
    不動一空:5dにした上で情報UGNでチャレンジします。
    不動一空:5dx+2>=10
    DoubleCross : (5DX10+2>=10) → 10[4,5,7,8,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

    パミーナ:すっご
    メリー:つよい
    不動一空:次回の市長が誰かというくらいわかりました
    GM:すごい
    不動一空:これで要人のコネは残り1つです。
    メリー:じゃあノミナ・サクラいきます
    メリー:援護の風を使用
    メリー:4dx+4
    DoubleCross : (4DX10+4) → 8[1,3,5,8]+4 → 12

    メリー:援護の風サイコー!
    不動一空:つよい!
    GM:いえあ
    GM:では解放
    ノミナ・サクラ 20数年前のレネゲイドウィルスを積みこんだ飛行機の墜落地点、及びその地点を中心として建てられたL市、これらを外部から監視するためにLからおよそ5㎞の洋上に建てられた海洋施設。数年前のある事件を境に放棄されている。放棄より前の施設の運営は数人の常駐スタッフと管理AI「ルリグ」によって行われていた。

    放棄に至る事件の内部記録は一切が不明、破棄されている。わかっているのは内部にアルフレッド・J・コードウェルを含むFHセル小隊、L市洋上から船で来たと思われる所属不明の隊、更に当時UGNエージェントであった女性も入り込み、対するUGNは”嘘吐き”浅月透含むエージェント小隊を送り込んだことのみ。推測の範疇ではあるが、情報隠蔽能力を持つ浅月透がこの件に関しての情報を全て葬ったとUGN日本支部は見ており、実際彼はこの件を境に降格処分となっている。また、この情報隠蔽を重く見た日本支部は再発防止のため「特別情報対策室」を組織するに至った。

    失踪したチルドレン 戦闘部のエースから情報担当まで様々な人間が失踪状態にある、失踪したチルドレンは殆ど全てがL市かその付近の施設「ノミナ・サクラ」に赴いていた。更に地図を辿ると主にL市内でも西方、第8、9、10区画に立ち寄った者が行方不明になっている。

    L市 ライアン・フィアンダーの発掘隊の輸送機が落ちた地点を中心として周囲を埋め立て市として成立させた箇所。市と銘打ってはいるが一般にはその存在は伏せられ、出入には専用のビザが必要、中ではオーヴァードの秘匿制限は無く、実質自治州のような状態である。内部は12の区画に分かれており、それぞれオーヴァードが勢力図を作っている。

    チルドレンの失踪した箇所として有力に挙げられている8、9、10区角は元々不時着前に住んでいた市民が有力な区画で、6区画を中心に存在しているUGNや各所に入り込んでいるFH、ゼノスと柔らかではあるが対立している。市内でレネゲイドが秘匿されてないこと、強力な支配が無く独立性が高いことを要因に内部ではそれなりの破壊力を持った兵器が多数存在している。警戒度も高く、そのまま乗り込んで交渉はリスクが大きいだろう。


    GM:飛行機内
    GM:手配された飛行機は多少手狭だが、時間はそれなりにある
    GM:レジュメに目を通すも、交流を図るも自由だ
    GM:パイロットは別の人間が担当しているようで、今であれば詳しい泉などに質問もできそうだ
    パミーナ:「渡された資料を呼んで気づいたことある。」
    パミーナ:配られたレジュメに目を通したパミーナが口を開く
    メリー:「なんでしょう」
    パミーナ:「この平然と書かれているL市って、表じゃ無い地名だよな?」
    九重 咲良:「…そうだったのかね?」
    パミーナ:「少なくとも一般人としての知識の中にはまったく存在しないな。」
    パミーナ:「なんだかさも当然のように書かれているがだいぶ変わった場所か、機密のあるところと見た」
    パミーナ:「って事でUGNで長いこと働いてる人、教えろ!」
    不動一空:「市そのものが通常のそれとは大きく違う」
    メリー:「私はあまり長くないので……ちょっとわからないですね」
    泉朔夜:「あーそこ、市民全員オーヴァードかつ飛行機例のアレ不時着地点だから超機密箇所だよ」
    不動一空:「とある墜落事故を原因に市となった区画──というのが実情だ」
    不動一空:伝手を使って手に入れた情報を開示する。
    不動一空:「泉副室長の言う通り、住民は全てオーヴァード。レネゲイドも秘匿されていない」
    九重 咲良:「もはや異界だな。類似した事例は時折聞くことがあるが、直接出向くのは久しぶりだ」
    泉朔夜:「加えて施設に一番近いところ…7~9区の西なんだけどあそこUGNともFHとも仲悪い独裁者いるから今回L市から施設に入るルート使えないの」
    メリー:「治安最悪のヒロアカって感じなんですね」
    不動一空:「他の市のような手法は使えんということだな」
    泉朔夜:「ちなみに今回の突入、下手な事して西側の連中に見つかったら何されるかわからないから慎重にね」
    不動一空:「出入りするのにも、専用のビザが必要だとのことだ」
    不動一空:「それらの手配は?」
    泉朔夜:「一応用意はある、けど問題の西側にまで入れるかといわれると微妙」
    不動一空:「区画は12もある。ならあとは現地でなんとかすればいい」
    泉朔夜:「あそこは更に独自規格の検問設けてるからね」
    パミーナ:「それはもう日本じゃないだろ。」
    九重 咲良:「全員がオーヴァードならよくやるような誤魔化しも効くまい。さて、どう切り抜けたものやら」
    不動一空:「特殊だが、日本だ」
    不動一空:「他にもいくつか、似たようなところはあるらしい」
    泉朔夜:「魔街とかね」
    パミーナ:「西側ってのはそんなにUGNを目の敵にしてるのか?」
    泉朔夜:「というか、地元住民以外の全方向に対して薄く敵対的」
    不動一空:「FHやゼノスにも同じく、とのことだ」
    泉朔夜:「FHもゼノスもギルドも襲い掛かってきたら殴る」
    泉朔夜:「あそこだけオーバーテクノロジーもバンバカ開発されているし、まともに仕掛けてもまず勝ち目無いね」
    泉朔夜:「だから今回施設潜入して手がかり得つつ、本島行くときは潜水艇使ってステルスしながらになる」
    メリー:「恐ろしいですね」
    九重 咲良:「とんだ戦いになりそうだ」
    不動一空:「勝算はあるからこその手段だろう」
    パミーナ:「へぇ…まぁ潜入先のノミナ・サクラの情報の方が重要そうだな。いや、探索対象のチルドレンにしよう。」
    パミーナ:「正直チルドレンに関しては俺は会ったことないから何も知らないんだけど。」
    パミーナ:「何か共通点とかあるのか?賢者の石持ちばっか消えたとか。」
    泉朔夜:「特に共通点は……あーいや」
    泉朔夜:「さっき言った西側、9~7区域に行った子が消えてる」
    九重 咲良:「それはクロじゃなかったらなんだというんだ?」
    メリー:「怪しいどころの話ではない、ですが……」
    不動一空:「問題は要因が場所なのか、人なのか、あるいは他のなにかなのか、と言う事だな」
    泉朔夜:「だからこそ船で近づける最大地点…施設から入ろうってこと」
    泉朔夜:「ノミナ・サクラは9区からまっすぐ5㎞の地点にあるからね」
    不動一空:「自然、隣り合う8、10とも近い、か」
    不動一空:となるとやはり、当初からの狙いであるその施設が、もっとも疑わしい。
    メリー:「そうです、ルミナ・サクラ――資料を見て少し思い出しました」
    メリー:「資料にある情報……これらは事実です。そして私は――」
    メリー:RHO開示お願いします
    GM:はあい
    GM:RHO
    シナリオロイス ”ルリグ”
    数年前、あなたは平和な状態の「ノミナ・サクラ」に継続して訪れていた。”ルリグ”は「ノミナ・サクラ」の管理レネゲイドビーイングであり、彼女は職員を愛し、職員もまた彼女を愛していた。しかし、悲劇は起こった。「ノミナ・サクラ」には所属不明の襲撃者、FH、UGNからの離反者がやってきて、施設は壊滅した。それ以上の情報は不明、真相は全て当時派遣したエージェント浅月透によって葬られた。この情報隠蔽によって現在何が起こっているのかも一切不明になり、更に施設の情報すら忘却されやすくなってしまった。再び浮上した施設名、中で何が起こっているのか、あなたは確かめなければならない。

    GM:というわけで
    GM:RHOシーンに入ります

    RHOシーン



    GM:ノミナ・サクラ フロント
    GM:L市、特に壁によって遮られ見えない西部の状況確認
    GM:そして、飛行機落下地点に近いことを利用したレネゲイド研究のためにそこはあった
    ルリグ:「……あ!また来てくれたのね!メリー!」
    ルリグ:定期監査に来ていたあなたに、施設の管理AIが手を振り返す
    メリー:「……ええ。仕事ですから」言葉とは裏腹に、口元は緩い
    ルリグ:「今日の検査事項は何かしら?何が出てもちゃんといい結果を残すわよ」
    ルリグ:手を上げると様々な数値がホログラムで出てくる
    メリー:ホログラムの数値に軽く目を通した後、いつものように言う。「今日はですね……」
    ルリグ:「………」
    ルリグ:「………!!」
    ルリグ:「………♪♪」
    ルリグ:「……これでどうかしら!!」
    ルリグ:あっという間に数字が端末に入力された、概ね問題無いだろう
    メリー:「ふむ、異状は無いようです」
    メリー:「流石ですね」
    ルリグ:「とーうぜん!なんてったってスーパーAIだから!」
    メリー:「まあ、表のAIと比べれば雲泥の差ですね。確かに」
    ルリグ:ふふーんと言わんばかりの顔
    メリー:「スカイネットにならないでくださいよ?」にやりと笑いかける。
    ルリグ:「ならないわよ、私ここの人たち大好きだし、あなたのことだって大好きなんだから!」
    メリー:「ええ、私も好きですよ、あなたのこと」
    メリー:「妹には僅差で劣りますが」
    ルリグ:「やったあ!」
    ルリグ:「あ、お茶飲む?そういえば歓迎の時お茶を飲むんだって施設の人が言ってくれたからあなたを歓迎したいの」
    メリー:「紅茶やコーヒーは苦手なんですよね……烏龍茶とかあります?」
    ルリグ:「ウーロン茶ね、オッケー!」
    ルリグ:ぴっぴと遠くで電子音がし、そのあとレールでさっとウーロン茶が運ばれてきた
    ルリグ:「どうぞー」
    ルリグ:ワクワクしながらあなたの方を見ている
    メリー:「ありがとうございます……うん、烏龍茶ですね。美味しいです」
    ルリグ:「わあい」
    メリー:「麦茶や緑茶もいいものですが、やはりこの独特の風味が好きなんですよ」
    ルリグ:「そうなの?直近のドリンクコーナー利用率を見ても、烏龍茶のボタンが押されたのは10日で3回だし、あんまり人気がないのかなと思ってたのだけれど」
    メリー:「まあ、麦茶に比べれば人気は劣りますが……」
    メリー:「それでも根強い人気はあるはずですよ。コンビニにも色々撃ってますし」
    ルリグ:「コンビニ!」
    ルリグ:「データの宝庫よね!一回行ってみたいわ!」
    ルリグ:「私はここから出られないからデータは取り寄せてもらうしかないけど…」
    ルリグ:ぺしょんとなる
    メリー:「何かボディでも作れると良いのですが……」
    メリー:「まあ、生きてさえいれば凡その夢は叶います」
    メリー:「私も上にかけあってみますし、外に出る日もいつか来るでしょう」
    メリー:「……ですから、死なないでくださいね?」
    ルリグ:「生きてさえいれば、かあ」
    ルリグ:「うん、わかったわ!」
    メリー:「あなたは特に寿命が長いですからね」私と違って。
    ルリグ:「みんなを生かして、私も生きられるようにする!」
    メリー:「まあ、私もしばらくは一緒にいますよ」
    メリー:「いい心がけです」
    ルリグ:「やったあ!ねえ、次はいつ来れる?あなたに会うのが楽しみなの!」
    メリー:「次は……ええと」スマホのカレンダーを開く

    GM:RHOシーン終了
    GM:ここからミドル2に戻ります

    GM:それが、メリー・アシュクロフトがルリグという少女に会った最後の日だった
    GM:直後に「ノミナ・サクラ」は襲撃を受け、施設は放棄、記録は白塗りにされた
    メリー:「ノミナ・サクラの管理AI……ルリグは私の善き友人でした」
    メリー:「彼女とは幾度もあそこで会い、幾度となく楽しい時間を過ごしてきましたのです」それも今まで忘れていたのですが、と自嘲する
    メリー:「今のあそこで何が起こっているのかは分かりません」
    メリー:「彼女が生き延びている可能性は……楽観視できるものではない」
    不動一空:「確認だ。何時頃の事となる?」
    メリー:「数年前……正確には、今はまだ」
    鳴海真中:「3年はもう過ぎてますね」
    不動一空:「そうか」
    鳴海真中:「本当あの野郎何してくれたんだ…」
    メリー:「彼の力がここまで強力だとは思っていませんでしたね」
    パミーナ:「L市の存在から考えるに、ルリグの情報ってすさまじく重要だったんだろ?どうにかできねぇの?この事態起こしたやつ引っ張り出すとかは?」
    不動一空:「もうひとつ。アシュクロフトの記憶を改竄したのは?」
    鳴海真中:「浅月透、追撃のエージェントでしたが例の件についての情報を全部破棄して関係者全員の記憶を有耶無耶にしました」
    不動一空:「マスターピカロである可能性は?」
    不動一空:UGNにも、無論そうしたエージェントは居るだろう。
    鳴海真中:「イコールでは無さそうです、何よりクリスマスの際に副室長が彼を特攻役に指名し、その後つつがなく情報を持って帰ってきてもらったので」
    不動一空:だがこのタイミングで、マスターピカロの対応を任された人物の記憶が改竄されている。
    鳴海真中:「むしろこれに関しては改ざんを抜けている私とかの方が異常ですね」
    不動一空:「……了解した。少し気にかかってな」
    不動一空:「そっちの浅月某に確認を取ることは難しいのか?」
    メリー:「……まあ、誰の干渉にせよ今回の任務には関係ないでしょう。恐らく」
    不動一空:「不安要素は可能な限り取り除いておきたい」
    九重 咲良:「状況だけ見るなら、"臭い物に蓋をした"というのが当てはまるだろう」
    九重 咲良:「もっとも、それが誰にとっての"臭い物"だったのかは見当が一切つかないわけだが……」
    パミーナ:「友達だったんだろ。記録が無くなったままでいいのか?どういう意図かは知らないけどよ。ルリグってやつの存在以上に、その意図は重要なのか?」
    パミーナ:「…それもFHじゃない。UGNから起きてるんだぞ。秩序を守るというこの組織の最低限の大義から見てすら危うい。」
    鳴海真中:「今から着陸までにとなると厳しいですね…潜入中の片手間にやることとして追加しておきます」
    不動一空:「ああ、臭いものが毒でないとも限らん」
    不動一空:「頼む」
    メリー:「私の所信は後々、その前に私見を述べさせてもらうと」
    メリー:「ピカロの行動原理は一貫して真実の暴露、開放。忘却への対抗です」
    メリー:「そんな存在が私の記憶に干渉し、友人の生きた記録を消し去る――こんな所業をわざわざ行うとは考えづらい」
    メリー:「あの場にそうせざるを得ない何かがあるなら別ですが、今のところ予断に過ぎません」
    不動一空:「そうだな」あっさりと肯定。しかし──
    不動一空:「だが俺は、アシュクロフトのことも、マスターピカロのことも、ほぼほぼ何も知らん」
    不動一空:「故に状況から考えられる、可能性の一つを提示させてもらった」
    不動一空:「何しろ真実の暴露を謳いながらも、その身を隠している訳だからな、マスターピカロとやらは」
    メリー:「では――」
    不動一空:「アシュクロフトの記憶が、その企みの鍵となってる可能性も、現時点では捨てきれん」
    不動一空:責めるような口調ではなく、訥々と考えを述べる。
    メリー:「パミーナさん、さっきのアレ頼めますか」
    メリー:「ピカロが絡んでいればすぐに消え去るでしょうが、そうでなければ暫く保つと思うので」
    メリー:「それで判別できるかもしれません」
    パミーナ:「ふっふっふ。俺に秘匿を暴けと依頼すると。なかなか面白い。」
    パミーナ:「それじゃパミーナさん、少しばかり本気出しちゃいますよ~!」利き腕を大きくぐるっと回す。
    メリー:「さて、その前に私のちょっとした能力を教えておきましょう。普段使わないので言い忘れていました」
    メリー:「真偽感知――UGNではそう呼ばれているエフェクトですね」
    メリー:「まあ、嘘が含まれてないか大雑把にわかるものです、その名の通り」
    パミーナ:「ふーん。なんかあるかと思っていたけど、そういうもん持っていたんだ。」
    不動一空:「ハヌマーンのエフェクトだったな、確か」
    九重 咲良:「ほう…何か独特な視線を感じると思えば興味深いもの力を持っている」
    メリー:「ええ。もちろん私もまた嘘をつけるといえばつけるのですが」
    メリー:「流石にこれから作戦行動する身ですから、そこは信頼してください」
    不動一空:「了解だ」
    メリー:「そしてパミーナさんは先程言った神託オラクル――過程を無視して事実という結果を取り出せます」
    メリー:「これで先程ピカロの情報を入手しようと試みたのですが、数秒で消滅してしまいました」
    パミーナ:「極めて高次元メタな戦いの末…何も情報は手に入らなかったんだよな。俺も悲しかったよ。」
    メリー:「そうですねえ」
    不動一空:「向こうの干渉が勝っている──と言う理解でいいか?」
    メリー:「恐らくは」
    九重 咲良:「まるで紙の上の物語に参加しているような心地だな」
    メリー:「ですから、失われたノミナ・サクラの情報、或いは記録干渉自体の下手人」
    メリー:「そういった情報を手に入れれば、消滅の様相を鑑みてテストが可能だと思われます」
    不動一空:「なるほど。相手の干渉が勝っていることを逆手に取る」
    パミーナ:「まぁ、筋とは通るよ。」
    メリー:「ええ。もちろん断言が難しい結果になる可能性もありますが。その場合は一旦気にしないことにしましょう」
    不動一空:「そうだな、理屈は納得した」
    パミーナ:「これで俺が調べた情報が消えたが結局浅月ってやつがピカロ同様俺より上位だっただけってオチなら悲しすぎるしな…。」
    不動一空:「──この疑義はあくまで個人のものだ。泉副室長が確認を取れると言うのなら、俺はそれでも構わん」
    不動一空:「パミーナのその力にしても、負担がゼロと言う訳ではないのだろう?」
    泉朔夜:「ああ、いいよいいよ、僕とて調べられるけど、相手が相手だから絶対にノイズは入る」
    泉朔夜:「パミーナさんの能力はノイズを全部取っ払ってみることができるからね、いけるのであればそれは純度の高い情報がそのまま手に入るということだ」
    パミーナ:「まぁ、負荷はだいぶあるよ。受験戦争さながらの負荷って感じ。」
    パミーナ:「でも俺の能力は過程を気にせず使えるから、つまり施設も時間も気にする必要が、ない。」
    パミーナ:「逆を言えば泉さんでも調べられるなら、バックアップとの連携が取れるなら、そっちに任せた方がよさそうだな。」
    泉朔夜:「あ、任せちゃう?それならそれでいいよ」
    メリー:「まあ、私としてもどちらでも」
    不動一空:「すまんな、手間と時間を取らせた」あまりすまなそうな感じではない無表情。
    パミーナ:「然るべき時に、然るべき用途で使わせてもらうよ。」
    メリー:「後で必要になった時に改めて……という手もありますからね」
    不動一空:「ああ、それで頼む」
    泉朔夜:「はーい、片手間でやっておくね」
    パミーナ:「気にすんな。お陰で事態がだいぶ整理できた。」
    パミーナ:「身内が記憶を弄られてるって今の段階で分かって、何が消されたか見当がついただけでも十分。」
    メリー:「――少し話を戻しましょうか。私の所信、もとい私情について少し」
    メリー:「ルリグの生存は望み薄……というところまで話したでしょうか」
    メリー:「私が思うに、ノミナ・サクラの現状は2つの可能性があると思います」
    メリー:「一つは荒廃。チルドレンたちの行方不明事案さえなければこちらが有力だったでしょう」
    メリー:「もう一つは占領。記録改竄を機に、あるいはその後耐性を持つ誰かに乗っ取られ悪用されている可能性」
    メリー:「ルリグは人を愛する者でした。前者ならば連絡の一つも寄越すはずですし、後者ならば邪悪に協力すると思えません」
    メリー:「つまり。どちらにせよ死んでいるか、獣に堕ちているか、或いは囚われているか」
    メリー:「どう転んでも力か志、もしくは両方を失っているはずです」
    メリー:「ですから――私は彼女の願いを引き継ぎ、ノミナ・サクラを取り戻したいと願っています」
    九重 咲良:「…難題だな」
    不動一空:「そうか」
    不動一空:ふむ、と考え込み。
    メリー:「まあ、取り戻したいとは言いましたが――どうせチルドレンを救出しようとすれば何らかの問題があるでしょう」
    不動一空:「──諦めは良かったのか、そのルリグと言うのは?」
    メリー:「その問題は……あ、ルリグですか」
    不動一空:「ああ」
    メリー:「彼女には、ささやかな夢がありました。恐らくは二度と叶わない夢」
    パミーナ:「夢かぁ。施設の性質上不自由そうだし望みはあったんだな。」
    メリー:「それを聞いた時……生き続ければいつか叶う、と私は言いました。もちろん私も手を尽くすと約束した上でしたが」
    メリー:「彼女はそれを素直に聞き入れ、その日がお互いを目にした最後になりました」
    パミーナ:「聞いてみてる限り、随分いい奴みたいだな。」
    メリー:「ですから、ルリグは最後まで諦めなかったでしょう。私の考えが正しければ」
    不動一空:「なら生存の可能性もゼロではないな」望み薄と言う言葉を、やんわりと否定する。
    不動一空:「事実は変えられん」
    不動一空:「で、あればこそ。事実が確認できるまで足掻くのは、そう悪いことでもない」
    不動一空:訥々と、謝罪したときと同じ顔で、それだけを告げる。
    パミーナ:「だけど。RBは思考回路が必ずしも人間と同様ってわけじゃないぞ。ルリグの人格を疑うわけじゃない。」
    不動一空:「──腰を折ったな、続けてくれ」
    パミーナ:「型にはめるのが、決めつけるのが正しいとは限らないって言いたいんだ。ひょっとしたら案外したたかな所もあったのかもしれない。」
    パミーナ:「不動さんと九重さんはもの知りそうだけど、そこらへん何かわかったりする?一家言みたいな」
    不動一空:「知恵者ではないからな。だからこそ確認するまでは足掻くことにしている」
    メリー:「したたかであった可能性はありますが、間違いなく善性の塊ではありました。私に嘘は通じませんし」
    不動一空:一家言といえるようなものではないが、これまでも、これからもそうするつもりだ。
    九重 咲良:「人間以外…の考え方かな? それに関してはなかなか回答が難しい」
    九重 咲良:「何せ定義が広すぎる。魚には魚の。桜には桜の価値観があるだろう」
    メリー:「RBの方は一人一種族みたいなものですからね」
    九重 咲良:「嘘が通じない、という能力は過信できないものだ。特に価値観が違う相手には、肝心なところを読み逃す可能性がある」
    メリー:「まあ、そうでしょうね」
    九重 咲良:「真偽感知とは難儀だな。相手を疑ってかかっているのに、相手の思考回路への信頼がなければ意味がない」
    九重 咲良:「だから曖昧な情報で推測を重ねることが危険な行為だという意見には賛成するが……」
    メリー:「結局思考の補助線にしかなりません。ええ、それは重々承知しています」
    九重 咲良:「価値感がそれぞれで、時々相手のことがわからないのはヒトとヒトの間でも同じだろう」
    九重 咲良:「どのみち我々はこれから闇鍋の真っただ中に着陸するわけだ。備えようにもこれがまたなかなか難しい」
    不動一空:「道理だな」
    九重 咲良:「目の前で起きたことを捉え、如何様に解釈して前に進んでいくかはその都度都度対応していくしかあるまい」
    九重 咲良:「"毒を食らわば皿まで"。それに耐えられる者が集められたのではないか?」
    メリー:「ええ、それをまさに言おうと思っていました」
    メリー:「チルドレン救出に伴い予想される障害。ピカロの動向。ルリグの現在」
    メリー:「これらがどう繋がるかは予想できません」
    メリー:「しかし――仮にこれらが一本の線にまとまり、その先に彼女の願いがあるのなら」
    メリー:「いえ、しばらくは“ある”と信じて使命を果たそうと思います」
    メリー:「それに不動さんの言った通り――希望は失われるまで捨てない方が良いですから」
    パミーナ:『愛は嵐の中でも揺らぐことなく堅固に立ち続ける灯台だ。さまよう小舟すべてを導く星だ。』
    メリー:「シェークスピアですね」適当に言う
    パミーナ:「実際、何が起こるのかはわからないが。望みがあれば見えてくる道もある。」
    パミーナ:「理想論とは言うがそれがなきゃ始まらないことはたくさんある。大きな事ほど、そうだ。俺もメリーさんと同感だな。」
    パミーナ:「そそ、これでも読書好きなんだよ俺。」
    不動一空:「こちらにも異存はない」
    不動一空:「改めてよろしく頼む、メリー・アシュクロフト」やはり鉄面皮は崩さぬまま。
    メリー:「よろしくお願いします、不動さん」
    メリー:「単なる意思表明ですが、こういうのがチームワークには大事らしいですからね」
    GM:飛行機が雲に再突入し、港が見えてくる
    GM:ここからは、船での移動になるだろう

    GM:シーンカット、ロイス取得と購入は該当タブでお願いします
    不動一空:ロイス操作、【現地指揮官:メリー・アシュクロフト@実直/○不安】 を取得します。残り2枠。
    メリー:ロイスはルリグ  〇好意/悔悟
    不動一空:購入判定 UGNボディアーマー。もっかいくらい購入チャンスはありそうなのでここは素振り。
    不動一空:2dx+3>=12
    DoubleCross : (2DX10+3>=12) → 9[5,9]+3 → 12 → 成功

    パミーナ:パイルバンカーが欲しい。
    不動一空:お、成功だ。購入し、装備しておきます。
    パミーナ:なぜなら、ヴァリポンLV4分の武器は用意できなかったから…。再びパイルバンカーを買います。
    メリー:パミーナちゃんが失敗したら先輩が買ってあげよう
    不動一空:がんばえー
    パミーナ:3dx>=13
    DoubleCross : (3DX10>=13) → 7[3,5,7] → 7 → 失敗

    メリー:じゃあ代わりにパイルバンカー
    メリー:援護の風を使用
    メリー:4dx+6
    DoubleCross : (4DX10+6) → 9[5,8,9,9]+6 → 15

    不動一空:おお?<15
    パミーナ:すっご
    メリー:千円ねパミーナちゃん(渡す)
    パミーナ:おっす!ジャンプ三冊分な!

    ミドル3


    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (73 → 80)
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (66 → 74)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (57 → 62)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 5)増加 (59 → 64)

    GM:ノミナ・サクラ フロント前
    GM:船でたどり着いた先の海上研究施設は、健在の状態の施設から電気を落としただけのようなほぼそのままの外観を保っていた
    泉朔夜:「さて、ここから別行動だね」
    泉朔夜:てきぱきと積み込んでいた通信機を4人に配布していく
    泉朔夜:「中の様子はモニタリング用のカメラと君たちの持っているマイクで確認する。途中何か見つけたらカメラ持って行って画像出してね」
    パミーナ:「『二人組作って』ってやつだな。…せんせぇーあぶれた人が出たらどうします?」
    不動一空:黙々と、機材をチェックする。
    泉朔夜:「偶数進行だからあぶれが出たら幽霊だよー」
    泉朔夜:「もしくは保護したチルドレンか」
    九重 咲良:「誰かが二人分になるしかないかな」
    泉朔夜:「もし中にいたとか言うことがあれば判断はメリーさんに任せる、でも事情は説明してあげてね」
    メリー:「わかりました」
    パミーナ:「まぁ、偶数でも奇数でも。帰ってくるときは戻ってくるときより増えるように頑張りますよ。」
    不動一空:「通信可能範囲は?」
    メリー:「減ってたら困りますね」
    泉朔夜:「普通に何も妨害が無ければ15層のうち10層くらいまでは届く」
    メリー:(万が一壊滅したら私が情報を持って帰りましょう)
    泉朔夜:「妨害は……あったら内容にもよるけど入口時点では見当たらないから4層まではいけるかも」
    メリー:(ゲートホルダーがいれば撤退も楽だったんですが、高望みですね)
    泉朔夜:「4層くらいであった時点で手は考える」
    メリー:「了解です」
    不動一空:「了解だ。最悪飛んでぶち抜いて上に戻る」
    パミーナ:「不動さん良いなー。大出力異能の特権ってやつだ。」
    九重 咲良:「頼りにさせてもらおう。そういった派手なことは不得手でな」
    泉朔夜:「呼べてよかった……最悪ぶち抜く手段ある人がいないと救出の目が下がるからね…」
    泉朔夜:「他に質問は?」
    不動一空:「先の件、なにか分かれば頼む。手持ちの札は増やしておきたい」
    泉朔夜:「了解、早めに何とかしておく」
    パミーナ:「俺はない。マスターピカロに関する書類なら飛行機で読めるだけ読ませてもらったし。」
    メリー:「私もないですかね」
    九重 咲良:「問題ない」
    泉朔夜:「了解、それじゃあ任務"アルティメット・トゥルース"開始」
    泉朔夜:「健闘を祈ります」
    メリー:「ベストを尽くしましょう」
    不動一空:「ああ、その上で目的もだ」
    パミーナ:「大船に乗ったつもりで任せておけって」
    パミーナ:「ここまで来たからには導いてやるよ。俺の神託オラクルでな。」
    GM:ノミナ・サクラ、15階層の元研究施設
    GM:今は天国とも地獄ともつかない場所に、あなたたちは足を踏み入れた

    GM:シーンカット、ロイス取得と購入は該当タブでお願いします
    不動一空:ロイスは保留で。交流シーンが控えてるとのことですので。
    パミーナ:ロイス、こちらも保留~
    メリー:ロイスは保留
    不動一空:購入は──ガード値を無難にあげるか
    メリー:幸運を信じてトラックスーツ狙います 購入難易度22
    メリー:援護の風を使用
    メリー:5dx+6
    DoubleCross : (5DX10+6) → 7[1,6,6,7,7]+6 → 13

    メリー:失敗
    不動一空:クリシーは15でガード12、ジェラルミンは12でガード6か。現実的にはジェラルミンだけど、むう
    九重 咲良:3dx+4>=15 ボルトアクションライフルくじ
    DoubleCross : (3DX10+4>=15) → 9[1,7,9]+4 → 13 → 失敗

    九重 咲良:余ってるし買っちゃうか……
    九重 咲良:九重 咲良の財産点を2(→ 2)減少 (5 → 3)
    不動一空:まだミドルシーンあるし、チャレンジしてみよう。クリスタルシールドを購入してみます。
    不動一空:3dx+3>=25
    DoubleCross : (3DX10+3>=25) → 7[2,5,7]+3 → 10 → 失敗

    不動一空:まあ、失敗w
    パミーナ:購入、ボルトアクションライフル
    パミーナ:3dx>=15
    DoubleCross : (3DX10>=15) → 6[5,6,6] → 6 → 失敗


    ミドル4


    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (74 → 82)
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (80 → 86)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (66 → 68)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (62 → 66)

    GM:ノミナ・サクラ 2層
    GM:フロントですら海抜0、その下は完全に水中に閉ざされるこの施設は、既に日の光も届かない
    GM:音も光も無い部屋を、あなたたちは降りていく
    パミーナ:「やっぱ暗いな、不動さん明るくできないの?バーっと燃やす感じで。」
    パミーナ:「洞窟探検するゲームっぽくて雰囲気出るし」
    不動一空:「可能だが、灯りは人目につく」
    不動一空:《炎の理》
    不動一空:掌の上に炎が生まれ、辺りをぼうっと照らす。
    不動一空:「そちらも警戒を頼む」
    パミーナ:「警戒はしてるぞ。以前問題なし!」
    不動一空:なにかあれば庇えるよう前に立ち、先へと歩を進める
    パミーナ:「…まぁけど、この手のエフェクトをちゃんと覚えてる奴って、なんだか意外だな。」
    パミーナ:軽口をたたくように話していたが、少しだけ雰囲気を変える。
    パミーナ:「エージェントならもっと大火力に特化させてもいいだろ。」
    パミーナ:「これくらいの炎が必要な時って結構あったりしたのか?」
    不動一空:「一義的な視野だな」
    不動一空:咎めるわけではなく、感じたままに、無表情なまま。
    不動一空:「エージェントと言っても、破壊するだけが任務じゃない」
    不動一空:「犬小屋を燃やすのに、ナパームを持ち出すのは過剰にすぎる」
    不動一空:「灯油缶とマッチの方が効率的だ」
    パミーナ:「へぇ、ひょっとして覚醒したての頃とか。結構やんちゃしたタイプなのか?」
    不動一空:「それくらいかわいらしければよかったのだろうがな」
    パミーナ:「…ほほぉ。」間髪入れず《プロファイリング》、不動の動きを読み取りつつ話を聞く。
    不動一空:今でこそ多少の制御は可能だが、
    不動一空:不動一空の能力本質はシンプルが故に制御が難しい。
    不動一空:やんちゃと言われるようなことはしてないが、迷惑ならそれなりにかけてきた自覚は有る。
    不動一空:「………………」
    不動一空:技能 知識:心理2
    パミーナ:8dx>=2
    DoubleCross : (8DX10>=2) → 10[1,1,2,4,5,6,9,10]+5[5] → 15 → 成功

    不動一空:「なにか知りたいことがあれば、率直に聞いてもらって構わん」
    パミーナ:(こいつは、セリフは少ないが考えや感情がないわけじゃあ、ない。凪のような表面だが)
    パミーナ:(それならその奥を見渡せばいい)
    不動一空:淡々と、了承の旨を告げる。
    不動一空:「期待に沿う答えを出せるかはわからんが」
    パミーナ:「俺は、異能が生まれた時からあるからさぁ」
    不動一空:「チルドレンには多いと聞くな」
    不動一空:「──いや、パミーナはエージェントだったか」
    パミーナ:「力と出会って、どう戸惑ったか、とか。どう悩んだっていうのはイマイチわからないんだよな。」
    不動一空:「なるほど」
    パミーナ:「…そうだな。俺は、RBだ。俺の宿主の心が割れた時の、その破片だ。人ではあるが、人そのものかと言えば話が違う。」
    パミーナ:「善意とか、悪意とか、それは確かに人の一部だけど人そのものじゃあないだろ?」
    不動一空:「そうだな、それは人を構成する1つにすぎん」
    不動一空:「RBも意思があり思考する以上、大して変わらんだろう」
    パミーナ:「…どうだろ。人の一部なんだから人以上には複雑になりようがない。」
    パミーナ:「俺は自動的なんだよ。この子、宿主の日常を守らなきゃいけない。ってシンプルなルールで動いている。」
    パミーナ:「厳密には色々細かくあって。会ったら殺すと決めている奴もいるけど。それでも単純なものだよ。」
    パミーナ:「でも、アンタはそうじゃないだろう。一人の人生があって。他人の為にここまで来た。」
    パミーナ:「だから、俺はお前の行動原理…モチベーションって言ってもいいな。それが知りたい。」
    パミーナ:「一緒にいる奴がウマが合いそうか。どういうやつかくらいは知りたいのさ」
    不動一空:「なるほど」
    不動一空:ストレートな問いに、率直に応じる。
    不動一空:「──参考になるかはわからんが」
    不動一空:「俺がこの任務を受けた理由は失踪したチルドレン、赤城空帆だ」
    不動一空:警戒を怠らぬまま、隣に並ぶ少女へと言葉を続ける。
    不動一空:「能力が類似していたことから、何度か日本支部で合同の訓練を行った程度の関係だ」
    不動一空:ひとつひとつ、順序立てて。
    不動一空:「その赤城と最後に会った時に、交わした会話がある」
    不動一空:「『在り方に納得しているか?』とな」
    パミーナ:「思春期らしい話だなぁ。それで?なんて言った。」
    不動一空:「──オマエとは少し違うかもしれんが」
    不動一空:「チルドレンは、自発的にUGNに参加したモノが少ない」
    不動一空:「詳しくは聞いてないが、赤城もそうした類だったはずだ」
    パミーナ:「生きるために働かなきゃいけないが、働くために生まれる人間はいないしな。」
    不動一空:「ああ」
    不動一空:「『飯と寝床は有る』『腕一つで生きていける』とは言っていたが」
    不動一空:「一歩違えれば、それは納得ではなく妥協だ」
    不動一空:「だから次があれば、また尋ねてみるつもりだった」
    不動一空:「『自分なりの納得はできたか』とな」
    不動一空:一旦、言葉を切り。
    不動一空:「──つまりは、そういうことだ」
    不動一空:「他人のためと言うより、俺が納得するために動いている」
    不動一空:「答えにはなったか?」
    パミーナ:『世界は舞台だ、誰もが何か役割を演じなければならない。』
    パミーナ:「お前は、そのチルドレンが自分に納得しているか。問い質す為にここまで来た。」
    パミーナ:「……お前、ばかだな。」
    不動一空:「そうだな、利口と言われたことはない」
    パミーナ:「そこまで一本気通ったやつなんてそうそういないぞ。そいつも、お前の事を待っていないかもしれない。」
    不動一空:「そうだな」
    パミーナ:「…そんな不確定な願いの為だけに命を懸けて、叶うかも分からない中一人で来てるんだぞ。わかってんの?」
    不動一空:「そのとおりだ」
    不動一空:黙々と、肯定する。
    パミーナ:「心配する人がいるだろ。それなのにこんなことやってんの?」とても困ったような、或いは呆れた顔で続ける。
    不動一空:「そうしたことがあるならスマンとは思うが」まったく、表情を変えることはなく。
    不動一空:「これが性分だ」
    パミーナ:「はー…ここまでくると呆れを通り越して尊敬するよ。」『正直なほど富める遺産はない。』とは、思っても敢えて言わない。
    パミーナ:「地元の支部、随分アンタに振り回されてるだろ」
    不動一空:「そうでもない」支部では『お母さん』と称され、どちらかと言えば面倒を見ている方だ。
    不動一空:と──
    不動一空:「こちらもひとついいか? 前に見た記事を思い出した」
    パミーナ:『金の貸し借りをしてはならない。金を貸せば金も友も失う。金を借りれば倹約が馬鹿らしくなる。』
    パミーナ:「おうよ。聞いた分くらいはばっちり返す。」
    不動一空:「脳の破損と再生に関するモノだったと思うが」唐突に、話が明後日に飛ぶ。
    不動一空:「事故で、脳組織の大半を失った──といったものだったと覚えている」
    パミーナ:「─────はぁ、そういうやつもいるんじゃないの?人間色々あるし。」
    不動一空:「当然、運動、思考、言語などに深刻な影響が残り、日常生活に戻ることは絶望視されていたとのことだ。しかし──」
    不動一空:「結果としてその男は、なんとか思考し、なんとか喋り、なんとか歩けるまでに回復した」
    不動一空:「せいぜい生命維持を司る程度しかできなかった残された脳が──」
    不動一空:「脳の『一部』が成長したから、という話だったはずだ」
    不動一空:立ち止まり、隣の少女へと目を向ける。
    パミーナ:「…勘違いしてるかもしれないが、俺は俺の在り方に疑問は抱いちゃいないよ?」
    不動一空:「そうか」
    パミーナ:「そうだよ。俺の請け負った『一部』は、それはそれで大切な気持ちと記憶なんだよ。」
    パミーナ:「…だから、それを汚す奴がいたら許さないが。」少しだけ、目を細める。
    パミーナ:「記憶も思いも、生きる為のものだから、生存上邪魔になるなら封印されても構わない。抱えてたら壊れる思いってのもあるしな。」
    パミーナ:そう言い、後ろ手に組んで笑顔で不動に微笑みかける。
    不動一空:「なら『複雑にはなりようがない』など口にすべきではないな」対象的な、鉄面皮。
    不動一空:「利口でない人間は、言葉通り自身を卑下した言葉と捉えかねん」
    不動一空:「請け負ったモノが大事と思うならな、なおさらだ」
    不動一空:そして再び、下へと向けて進み始める。
    パミーナ:「…複雑なのはこりごりなんだよ。俺は。」
    パミーナ:「特に、裏切りとか死んでる生きてるとか、そういうのは特にな。」
    パミーナ:少しいらついたような声で呟く。
    不動一空:「そうか、留意する」と応じてから。
    不動一空:「──具体的だな」
    不動一空:『裏切り』『人死に』
    不動一空:忌避すべき事柄ではあるだろうが、複雑とは直接つながらなそうな単語に違和感を覚え、問い返す。
    パミーナ:「俺って実はエリートの家系でさ。両親ともに本部エージェントなんだよね。」
    パミーナ:「どうだ、すごいだろ。」
    不動一空:「血縁は多いと聞くが、全員が本部付きとは大したものだ」
    不動一空:率直な感想。
    パミーナ:「まぁ実際優秀だったみたいでな。それなりに上手く使わせてもらってるよ。」
    パミーナ:彼女がUGN日本支部特別情報対策室へすんなり入れたのも、その来歴とコネが大きい。
    不動一空:黙って耳を傾ける。一見話題が飛んだように思えるが、頭の良い少女だ。
    パミーナ:「そんな優れた人たちでも、裏切られれば、あまりにもあっけなく命を失ってしまう。」
    不動一空:おそらくはこれも意味があるのだろう。
    不動一空:「そうだな、裏切りダブルクロスとはそうしたものだ」
    不動一空:背中を預けた人間に、背中を撃たれてはひとたまりもない。
    パミーナ:「或いはその経緯も問題だったのかもしれないな。」
    パミーナ:「宿主が人質に取られてもいたし…色々あったしな。」
    不動一空:「………………」
    パミーナ:「UGNは、この体の本来の持ち主である、望月希には、なまじ才能のある彼女の覚醒とジャーム化を懸念し、OVにまつわる記憶を消した。」
    パミーナ:「…『娘さんまでレネゲイドに関わって亡くなってしまったら悲しすぎる』って意見もあったんだろうが。」
    パミーナ:「俺にとっては同じことだよ。」
    不動一空:「同じ?」
    パミーナ:「わけのわかんない事のせいで家族を奪われて、わけのわからない人たちの思惑で記憶を奪われる。」
    パミーナ:「…自分の判断の外で、己の在り様を決められるって意味じゃ一緒だろ。」
    不動一空:「理不尽と言うやつか」
    パミーナ:「望月希の父も母も、人間として尊敬できる人だったよ。でもそのうちUGNやレネゲイドに関する記憶を失い。」
    パミーナ:「死の理由すら、もう彼女は知らない。自分がなぜ生きてるのすら。」
    パミーナ:「…まぁ他にもいろいろあるけどな。そういう面全部ひっくるめて、複雑なのは嫌だって話。」厳密には、両親の殺された原因の裏切り者の手がかりも朝月によって消されていたりなどしている。
    不動一空:「なるほど、それで『複雑』なのは嫌、か」話を咀嚼し整理、考え込む。
    不動一空:確かに『彼女』のおかれた状態は複雑なようだと理解。そしてもう一つ──
    不動一空:「真面目なやつだな、オマエは」自分なりに得た所感を、口に出す。
    パミーナ:「そうか。よく言われるが、よくわかんないなそれ。」
    不動一空:「ひたむきと言い換えてもいい」
    パミーナ:「己の存在定義に素直なだけ。」
    不動一空:「オマエの忌避する『複雑』に類することかもしれんが」
    不動一空:「自己を求めつつ、自己の存在定義を苦手とする人間も多い」
    不動一空:「簡単シンプルにいえば──『面倒』だからな」
    不動一空:「有耶無耶にされることが多いそれを、オマエはきちんと軸に定めている」
    不動一空:「他人は知らんが、それがオレがオマエを『真面目』と評した理由だ」
    パミーナ:「ちょっと自分の事話過ぎた。っていうか言い方が悪かったか。」
    パミーナ:「色々話したがそれで俺に気を使ってほしいとかそういうわけじゃない。」
    不動一空:「ああ、別に気は使わん」
    不動一空:あっさりとそう応じ
    不動一空:「今はチームメンバーだからな」
    不動一空:その理由を、次いで告げる。
    パミーナ:「そうだな。チームメンバーとしてうまくやっていけそうで何よりだ。俺もそう思うよ。」
    不動一空:「そうか」
    パミーナ:「でもな。これはちゃんと覚えておけよ。」
    パミーナ:「…望月希の両親は、切実に、真摯に前線で戦い続けた。今のお前と同様にだ。」
    不動一空:歩を止め、少女の方へと向き直る。
    パミーナ:「それでも、報われたかって言われれば相当微妙だぞ。なにせその死因も娘は知らない。」
    パミーナ:「お前が真面目で俺みたいなやつの話にも好意的に受け取ってくれるのは良いが」
    パミーナ:「少しは自分を大事にしろ。自分を思ってくれる人のためにな。」
    不動一空:「──ああ」
    不動一空:「ヤケにならないよう、留意する」
    不動一空:以前、同僚に似たようなことを言われたことを思い出し。
    不動一空:ほんの僅か、少しだけ、表情が柔らかくなる。
    パミーナ:「おいおい?何か変なこと言ったかよ」
    パミーナ:「それとも思い出し笑いでもしたのか」
    不動一空:「そうだな、その類だ」
    パミーナ:少し不機嫌そうに答える。
    不動一空:「後は再認識だな」
    不動一空:「オマエは真面目で善良だ──と」ぽんっと、少女の頭に優しく手を乗せて。
    パミーナ:「やめろ。俺は安いスケじゃあない。」
    パミーナ:「…それ、きっと他の奴にもしてるだろ。『お母さん』」
    パミーナ:「だんだんわかってきたぞ。お前の事」
    不動一空:「そうか」
    不動一空:「互いの理解が深まったようで、何よりだ」
    不動一空:そしてスタスタ、先へと進む。
    パミーナ:「あんたは兎も角、俺を理解しても潰しなんて効きやしないだろうけどな。きっと」
    パミーナ:そう小さくつぶやいた。


    GM:ノミナ・サクラ 3層
    GM:パソコンも、電灯も、ティーサーバーも、あまねく電源が落ちた部屋を、懐中電灯の光を頼りに歩く
    GM:室内には、まだ何もない
    GM:紙束やデータサーバーが出てくるのは7層目以降という話は出ているが、それにしたって片付きすぎている
    GM:襲撃なんてなかったかのようにだ
    メリー:「……妙ですね」
    九重 咲良:「片付きすぎている、というところかな」
    九重 咲良:「聞いていた話と違う光景は想定違いの最初の違和感のひとつだ。気を引き締めていこう」
    メリー:「ええ。情報では各陣営のオーヴァードが争ったという話ですが」
    メリー:「記録が失われて、記憶が消え、最後に物理的な痕跡すら消えた……?」
    メリー:「流石にオカルトすぎますかね」
    メリー:「とはいえピカロは概念に手をかけている――仮説の一つにはなる気もします」
    九重 咲良:「無い話ではあるまい。我々が遭遇している事態が既にオカルトそのものだ。現に物理的な痕跡が消えた実例は確認されているのだろう?」
    メリー:「まあ、直接的な記録は消えています」
    メリー:「その拡大解釈とも考えられるかもしれません」
    九重 咲良:「ペンの筆跡や電子記録が消せて、部屋の状態を復元できない理由がない。できるものとして考えても構わないだろう」
    メリー:「とりあえず画像送っておきますか」
    九重 咲良:「もっとも。真実はその想像とは全く異なるものかもしれないけれどね」
    メリー:「……まあ、そうですね」写真を慣れた様子で撮りながら
    九重 咲良:「──それにしても」
    メリー:「?」
    メリー:「なんでしょう」
    九重 咲良:「やはり皆、慎重な姿勢が目立つな。このような奇怪な場所、警戒をするに越したことはないわけだが……」
    メリー:「前情報が少ないですからね」
    メリー:「そうだ、九重さんディメンジョンゲート出せたりしません?」
    メリー:「もしあれば助かるんですが……」
    九重 咲良:「ふむ。出すことは可能だ。普段あまり使わない力だし、このような場所で非常手段として利用できるかは疑いがある」
    九重 咲良:「使えたら幸運、くらいに思っていてほしい」
    メリー:「あー……緊張してると使えないって言いますからね」
    九重 咲良:「その場の正しい空間認識ができているか。また、レネゲイドコントロールの妨害となる要素が少ないか。精神状態はいくつかの要素の一つに過ぎない」
    メリー:「はあ」
    メリー:「そうなるとやはり前者二つのリスクは高いですね」
    メリー:「どうもレネゲイドによる干渉が疑わしいですし」
    九重 咲良:「使えるなら救出作戦も容易であろうし、それを使ってここから脱出する者も少なくないだろう」
    九重 咲良:「基本的に、徒歩で入って徒歩で出る以上の手段は使えないと睨んでいる」
    九重 咲良:「もし使えたら、簡単にことが済んだと喜ぶとしよう」
    メリー:「うーむ、やはりそう上手くはいきませんか」
    メリー:「私の縮地が他人にも使えればよかったのですが」
    メリー:「あれは大抵の環境で使えるので」
    メリー:「……と、もう一つ聞きたいことがあったんでした」
    九重 咲良:「構わんよ。どの道静かな部屋だ。話のひとつやふたつしても罰は当たらないだろう」
    メリー:「以前担当していた支部で職員を虐殺したって聞いたんですが、あれは本当ですか?」《真偽感知》
    メリー:「それともやっぱり根も葉もないんですかね?」
    九重 咲良:「………」
    九重 咲良:「どう思うかな?」
    メリー:「質問に答えてください」
    九重 咲良:嘘を見通すはずの瞳の奥を、さらにジッと見つめるような視線をかえす。
    メリー:「YESか、NOで」
    九重 咲良:「……NOだ。さて、この答えがキミにはどう見えた?」
    メリー:「……どちらとも云える。どう見えるか、ですね」
    メリー:「詭弁の類には見えませんでした、が――」
    メリー:「ま、いいでしょう。もう一つ質問を」
    メリー:「あなたは今回の任務、どう思いますか? これは自由に答えてください」
    メリー:《真偽感知》を解除する
    九重 咲良:「──興味深い、と考えているよ」
    九重 咲良:「人の認識を左右する能力。それも、それが複数関わっているということのようだ」
    メリー:「何となく、そう仰ると思いましたよ」
    メリー:「認識は我々にとって世界の全てです」
    メリー:「あなたにとっても、恐らく」
    メリー:「つまり全人類のそれを手中に収めるというのは、まさしく世界を変えることです」
    メリー:「だからこそ、我々はピカロを討たねばなりません」
    メリー:「変化は犠牲を伴う。我々は犠牲を許容しません」
    メリー:「特に、理不尽な個人の独善となれば」
    九重 咲良:「そうだな」
    九重 咲良:「既にその様子だと察しがついていることのようだが……」
    メリー:「……」首を傾げる
    九重 咲良:「僕はあまり今回の任務の最終目的──マスターピカロなる人物の結末については頓着していない」
    九重 咲良:「可愛い部下が連れ去られていることは事実だが、あれは強い子だ。いまも彼女の戦いが続いていることだろう。特に心配はしていない」
    メリー:「では、一体――?」
    九重 咲良:「いつもよりも随分と長い戦いを繰り広げているようだが…時間の問題だろう」
    九重 咲良:「僕は個人的な興味でここに来ている。認識を消すもの。認識が残らないもの。そして、認識が消えていくことに抵抗しようとするものへの」
    メリー:「……少しは取り繕ったらどうです?」呆れた顔で
    九重 咲良:「無論、頓着しないとは言ったもののこうやってチームの一員として参加している以上作戦へは積極的に協力させてもらうが…」
    九重 咲良:「先に話した通り、このレネゲイド世界には人倫とは異なる判断基準価値基準を持つ者が多く存在している」
    九重 咲良:「この案件には少しばかりそういった者が多い。特に目立つほどにはな」
    九重 咲良:「些細な情報。世界に残された事実という痕跡。ここから相手の全体像を推測しようとすることはあまりに危険だ。しつこいようだがな」
    メリー:「ええ、わかっています」
    九重 咲良:「ひとまずはしっかりと虎穴に入って虎達の言い分を聞いてみようじゃないか。その方が面白い」
    九重 咲良:「僕も──きっと君達もな」
    メリー:「面白いかどうかはともかく……まず虎穴に入るのは賛成です」
    メリー:「予断は常に妄断に繋がりますからね」
    九重 咲良:その回答に、満足げに目を細める。
    九重 咲良:「実に経験と実績に満ち溢れた頼もしい瞳だ。さぞ、激しい戦いを繰り広げてきたと見える」
    メリー:「恐らく、あなたほどではないでしょうが」
    メリー:「まあ、それなりに」
    九重 咲良:「こういう"飛び道具"の飛び交うような場所の配属だ。さぞ、様々な経験を積み重ねてきたのだろう」
    九重 咲良:「せっかくこうやって時間が出来ている。時間潰しがてら其方の身の上を聞かせてくれると嬉しいのだが……」
    九重 咲良:「いかがかな? 無論、自分から話せというのであれば語っても構わないが……ね」
    九重 咲良:本音と建前のわかりやすい声色だった。
    九重 咲良:穏やかな声でありながらも、注意して聞いてみればその目的は明白で……ともすれば、探索なんかよりも半生語りのほうが興味があるのだろう。
    九重 咲良:「話術で相手を"乗せて"語らせることもできなくはないが、君にはこうやって率直に言った方が気分が良いだろう?」
    メリー:「……身の上、ですか」やや沈んだ声
    九重 咲良:「一時の興味のために、任務に禍根を残すような真似をしたくはないしな」
    メリー:「今の話自体が話術の一環な気もしますが……まあいいでしょう」
    メリー:「私の親はFH……その関係組織の人間でした。有力な下請けといったところでしょうか」
    メリー:「そんな人間でしたが愛情はあったようで、レネゲイドには極力触れさせないよう育てられました」
    メリー:「私が六歳の時、妹ができました。アガサと名付けられた彼女を、姉として溺愛しました」
    メリー:「今思い返せば、その頃から両親は時折暗い顔を見せるようになっていた気がします」
    メリー:「私が10歳の時、妹が4歳の時です」
    メリー:「一緒に遊んでいた妹はボールを追って車道に飛び出し、当然のように車に轢かれました」
    メリー:「それだけなら有り触れた悲劇です。しかし彼女のぐちゃぐちゃになった四肢は、みるみる元通りになったのです」
    九重 咲良:「レネゲイドの力の妙だな」
    メリー:「ええ。典型的なリザレクトでした」
    メリー:「私はそのことを二人だけの秘密にしよう、と約束しました。しかし子供の浅知恵です」
    メリー:「すぐに両親に見つかり、彼らの連絡でやってきたFHエージェントが、私たちを連れ去りました」
    九重 咲良:「……」
    メリー:「私は何が何だかわからず放心していました。恐らく適切な出力のワーディングを当てられたのでしょう」
    メリー:「ええ、その頃はオーヴァードではなかったのです。私は」
    九重 咲良:「ほう? 意外な話だな」
    メリー:「まあ、偶々でしょう」
    メリー:「連れ去った側からしても意外だったのでしょう、私は銃を向けられ二つの選択肢を提示されました」
    メリー:「一つは妹の同類となり共に働くこと。もう一つは妹の記憶を消されること」
    メリー:「私は前者を選びました」
    メリー:「それからはよくあるFHチルドレンとして活動していました――上司の主義で殺人だけは免れましたが」
    メリー:「結局は妹とも離され、薬物漬けにされながら邪悪の歯車として朦朧とした意識で働く日々」
    メリー:「そんな時間も、ある時終わりを迎えました。妹が助けに来たのです」
    メリー:「薬が抜けてから聞けば、しばらく前に担当のセルを壊滅させて私を探していたようです」
    メリー:「その後はまあ……語るほどのことはありません」
    メリー:「単純に再開を喜び、UGNに助けを求め、私はリハビリの後エージェントへ。妹はイリーガルに」
    メリー:「そうして今に至る――それくらいですかね」
    メリー:「結局、長くなってしまいました」
    メリー:「退屈だったでしょう?」全くそう思っていなさそうな顔で聞く
    九重 咲良:「いいや。人が歩んできた道のりに退屈も爽快もないとも」
    九重 咲良:「肝心なのは、その生きざまにどんな思いを込め、願い、戦ってきたか、だ」
    九重 咲良:「そういう意味合いでは、薬物によって当時の状況が伝わってこなかったことは残念ではあるが……」
    九重 咲良:「いい妹だったのではないか? 自慢なのはその通りなのだろう」
    メリー:「まあ、そうですね」
    メリー:「可愛いですし、チャーミングですし、美しいですし、キュートですし」
    メリー:「最高の妹だと思っていますよ」
    九重 咲良:「──平穏な日常から切り離されたような心情を抱えながらも、世界に尽くそうとするその姿勢は見事だ」
    九重 咲良:「さて、いい話を聞かせてもらった手前、仕事にはより力を入れて取り組ませてもらおう」
    九重 咲良:「いつまでも綺麗なフロアの探検をしているわけにもいかないだろうしね」

    GM:シーンカット、ロイス取得のみ該当タブでおねがいします
    パミーナ:ロイス 不動一空 〇信頼/疎外感 で取得。
    不動一空:ロイス、【チームメンバー:パミーナ@○真面目で善良/既視感】を取得。残り1つです。
    メリー:ロイス 九重支部長 好奇心/〇不信感

    マスターシーン2



    GM:硝子の自動ドアを、手で開ける用な音にならない音がした後
    GM:ノミナ・サクラのフロントをスニーカーの足音が通っていく
     :「……ここか、UGNの監視施設は」
     :「建設されたときは如何に破壊か無力化すべきか頭を悩ませたが、実際には勝手に沈んだようだ」
     :「…そうなると、この手紙を送ってくる人間には見当がつかないが」
    GM:L市第九地区区長、八色刹那
    GM:それが、つい先ほど手紙一枚を片手に施設に突入した者の名であった
    "マスターピカロ":「やあ、八色区長、来てくれて感謝するよ」
    "マスターピカロ":部屋の奥から、仮面とスーツをまとった怪人が歩いてくる
    八色刹那:「……」
    八色刹那:「お前か、手紙の送り主は」
    "マスターピカロ":「その通り、”マスターピカロ”と申すものです、お見知りおきはご自由に」
    "マスターピカロ":「さて、意図を秘匿したままというのも気に食わないから先に言ってしまおう」
    "マスターピカロ":「この施設は君の管轄区域から5㎞ほどの地点にある、君たちをUGNが監視するための施設だった」
    八色刹那:「……ああ、やはりそうか」
    "マスターピカロ":「危険分子であることは承知済みかい?ディストピアの王様」
    八色刹那:「無論だ、だがここまでしなくては守れるものも守れないからな、それに、飛行機が落ちたことにかこつけてあの島から行政の手を奪い取った奴らに言うことは無い」
    "マスターピカロ":「ま、そういう考えもあるか、否定はしないよ?君が作る街はつまらないけれど、ディストピアにありがちな秘密は少ないからね」
    八色刹那:「あまり茶化すな、続きは?」
    "マスターピカロ":「はいはい、続きを話そう、この施設は既に『放棄された』逆に言えばそれ以外の事実は隠匿されている」
    八色刹那:「……?」
    "マスターピカロ":「ちょっととあるエージェントの私情が絡んでいるようでね、この件についての記録は全て秘されたようだ」
    八色刹那:「情報操作か、まああり得ないとは言わないが」
    八色刹那:言外に自分であればやらせない、というニュアンスを含んでいる
    "マスターピカロ":「ともかく、この施設は放棄されたことになっていた、だけれど事実は違っていてね」
    "マスターピカロ":「人はいる、水面下で計画も進行している、俺もそいつの計画は納得できるから協力している」
    八色刹那:「……それは9区に取って有害な計画か?」
    "マスターピカロ":「いいや?むしろ有益だと思うよ?しかも計画に君はほぼ必須。君に話しても話さなくても同じなんだけど」
    "マスターピカロ":「彼は計画を君に隠した。俺はそれがちょっと気に食わない」
    "マスターピカロ":「だからこの先に潜っていって君自身の目で真相を確かめて、それからどうするか決めてほしい」
    八色刹那:「…なるほど」
    八色刹那:仮面の麗人の顔を見る限り、嘘を使って騙そう、という手合いでは無さそうだ
    八色刹那:「いいだろう」
    八色刹那:「元より年末でさえ市の陰謀について何も知らされなかった身だ、これ以上何も知らないというのは割と腹に来る」
    八色刹那:「チケットをくれたお前自体が怪しいとは未だ考えているが…まあ俺の利益になるなら捨て置くさ」
    "マスターピカロ":「どうも、名無しの怪人に裏も利益もあまり関係ないけれど」
    "マスターピカロ":「入り口はあちらです、どうぞご自由に」
    GM:足音がフロントから遠ざかり、やがて完全に消えた

    泉朔夜:「……うん、うん、おっけー関係ないんだね、ありがとう」
    泉朔夜:「なあに?」
    泉朔夜:「………」
    泉朔夜:強制終話ボタンを押して、そのまま鳴海さんに向き直る
    泉朔夜:「お疲れ、モニター何かあった?」
    鳴海真中:「…海上から出してたカメラから、一隻船がついて、そのまま人が一人」
    泉朔夜:「顔に心当たりは?」
    鳴海真中:「無いですね、L市内の人間の資料読み込めてないので、そちらの方でしょうか」
    鳴海真中:「少なくとも浅月が独断で入ったとかではないです」
    泉朔夜:「OK、合わせて伝えておこうか」

    ミドル5


    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 10)増加 (66 → 76)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (70 → 71)
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (86 → 95)
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (82 → 83)

    GM:ノミナ・サクラ 5層
    GM:建付けの悪い、少しばかり歪んだ扉の向こうは、前層とは比較にならないくらい散乱していた
    GM:モニタの硝子は飛び散り、物は散らかり、ところどころに乱闘の後
    GM:まだ無事なモニターからは、絶え間なく救援信号が鳴り響いている
    不動一空:「様相が一変したな」眼の前の惨状を、淡々と口にする。
    泉朔夜:「お疲れ、情報いくつか持ってこれたけど…そっちも5層目かな、何か様子変わった?」
    パミーナ:『険しい丘に登るためには、最初にゆっくり歩くことが必要である。』
    パミーナ:「今ちょうど険しい所に来たとこ」
    九重 咲良:「おや、聞き覚えのある話し声が聞こえるな」
    九重 咲良:「二手に別れたつもりが、どうやら似たようなところに辿り着いてしまったらしいな」
    メリー:「僥倖ですね。戦力的には固まった方が当然心強い」
    不動一空:モニタリング用のカメラで、室内の映像情報を上へと送る。
    不動一空:「ああ、そちらの成果は?」
    不動一空:「こちらは特に無し、だ」
    泉朔夜:「なるほど、画像把握」
    メリー:「こちらも収穫なしです」
    パミーナ:「なるほど。話が早くて助かったよ。」
    泉朔夜:「こちらは一応エージェント本人に連絡とった、今回の件に浅月君は関与して無いみたい」
    不動一空:「これまでは荒らされた形跡はなかった。五層に来て突然だな」
    泉朔夜:「反応からして今回の件について何も知らないみたいだからね」
    泉朔夜:「それともう一つ」
    泉朔夜:「さっき誰かがノミナ・サクラに入った」
    不動一空:「懸念が2つか、了解だ」
    不動一空:この件に関わってないということは、アシュクロフトの記憶改竄にも関わってないと言うことだ。
    泉朔夜:「誰だかは不明だけど多分日本支部に登録は無い」
    不動一空:そして予定外の来客。
    メリー:「ふむ……不意を突かれないうちに接触しておきたいですね」
    パミーナ:「L市関係者かピカロの知り合いかよ。また面倒な時に来るな…。」
    九重 咲良:「嬉しい報せだとは思わない方が賢明だろうな」
    メリー:「まあ、分かれてるうちに各個撃破されなかっただけ良しとしましょう」
    不動一空:「ああ、『来る』ことが分かったのは朗報だ」
    泉朔夜:「画像は精査した、モニターの信号は素直に救援信号でよさそう」
    メリー:「電源どうなってるんですかね、これ」
    泉朔夜:「物は散らかっているけど紙とか端末とか情報になりそうなのは無いな…」
    不動一空:「自家発電の類かもしれんな。攻められることを想定されていれば、数年保ってもおかしくはない」
    泉朔夜:「確かこの施設7層くらいから非常電源が使えるようになっているけど」
    泉朔夜:「権限入れ変えられたかな…管理AIに一任してたはずだけど…」
    パミーナ:「管理AI,ね。」メリーにそっと視線を向ける。
    九重 咲良:「また新たな障害となるかな?」
    メリー:「一任、ですか」
    不動一空:「灯りはなんとかなる、扉もまぁ──極度な耐火処理がなされれなければ大丈夫だろう」
    メリー:「私にハッキング系のエフェクトがあれば良かったんですけど。流石にまだ何もわかりませんね」
    パミーナ:「いざって時に頼りになるのは火力だよな!」
    泉朔夜:「……そういえばさ」
    メリー:「……そうですね」パミーナが背負う6つのケースを見ながら
    不動一空:「──さて。どうするアシュクロフト」
    泉朔夜:「送られた画像の右奥、端末の明かり無い?」
    泉朔夜:「薄いけど」
    メリー:「すいません、順々に……」
    メリー:「端末の明かり、ですか」
    メリー:「確かにありますね」該当する位置に目を向ける
     :「…あ、あれ」
     :「UGNの人?」
     :物陰にいたのだろう、顔を出す
    不動一空:「生存者だ、副室長」
    パミーナ:「誰だお前っ!」
    泉朔夜:「あ、喜多灘君!生きててよかった…!」
    不動一空:出てきた顔が、資料にあったことを思い出す。確か──
    喜多灘凜瀬:「どうも、UGN電子情報部の喜多灘です」
    九重 咲良:「要救助者一人目、かな?」
    不動一空:「寄せ集めだが、こちらもUGNだ」
    喜多灘凜瀬:「俺以外確認できない信号見つけてたので拾って突撃してました」
    メリー:「初めまして。我々はUGN特別情報対策室と愉快な仲間たちです」
    喜多灘凜瀬:「あっ特情室……すみません今何日ですか?」
    メリー:「此処にはあなたを含む失踪したチルドレンの捜索に……あっ今……何日でしたっけ」
    メリー:メリーは日付を曜日で管理するタイプであった
    泉朔夜:「君が信号見つけたって連絡して出発してからそろそろ2週間」
    泉朔夜:「その間に日比谷さんもそっち行ったはずなんだけど見てない?」
    喜多灘凜瀬:「うわ結構時間かかってた…日比谷はいます、今情報集めにもう一層下に行きました」
    不動一空:「──他の消息不明者との接触や情報は?」
    メリー:「ゆっくりでいいですからね」
    喜多灘凜瀬:「他は……名簿個人の名前ではまだです、ただ救援信号の割り出しとか浅いけど中の様子見とかはやってたのでデータは送れます」
    パミーナ:「なに?もしかして想像以上に時間に余裕なかったりとかすんの?」
    メリー:「ではとりあえずそのデータを」
    喜多灘凜瀬:「一週間連絡無かったら救援よこしてって言っておいたので……」
    不動一空:「それは誰に、どのように、だ?」
    喜多灘凜瀬:「はい、送信元は"ルリグ"ここの管理AIですね」
    喜多灘凜瀬:「内容は救援、元々非常電源は浅いところじゃ稼働できないんですけど何とか拡大して救援呼ぼうとしてたみたいです」
    メリー:「ルリグから救難信号が……」
    喜多灘凜瀬:「管理者権限は…争った跡がありますね、誰かがこの施設乗っ取ろうとした…というか物理的に深層部は乗っ取られているとみていいと思います」
    喜多灘凜瀬:「いくつか設備が落ちてるので」
    九重 咲良:「"物理的な占拠"とは、何者かがこの先に待ち受けていると受け取って構わないのだろうか?」
    喜多灘凜瀬:「はい、その可能性は高いです」
    九重 咲良:「助かったな。敵を倒せばいいだけならコトが単純でいい」
    メリー:「成程。一つ確認したいことが、喜多灘さん」
    喜多灘凜瀬:「どうぞ」
    メリー:「ルリグからの救難信号はあなたにしか受け取れなかったと仰っていましたが、それ以前から信号が来ていた可能性はありますか?」
    喜多灘凜瀬:「あります、けど多分消されてます」
    喜多灘凜瀬:「原因はわかりませんが今やり取りしてる限り管理者権限も不安定なので物理的に消されてるか、あるいはそっちの専門らしく反ミームトラップ入ってるかです」
    メリー:「ふむ……此処が放棄されたのが3年以上前。しかしチルドレン失踪事案は一年前から」
    九重 咲良:「我々が関知しないところで他の者もまた消えているのではないか?」
    不動一空:「可能性はあるな」
    パミーナ:「そう考えるのも道理だが…。俺的には引っかかるんだよな。まぁそれはそれとして。」
    不動一空:「地道に一つ一つ紐解いて行くのがよさそうだ」
    パミーナ:「下から救難信号が『今出ている』或いは、『出続けている』のは確かで、ここから先は待ち伏せがいる臭い。」
    パミーナ:「そんで上からはわけがわからん奴まで来ている。」
    パミーナ:「どっちみち喜多灘さんは俺達と一緒に下へ行くのが良いな。ここで見捨てるのは寝覚めが悪いぞ。」
    喜多灘凜瀬:「…ああ、だからどおりでさっき…」
    不動一空:「なにかあるのか?」
    喜多灘凜瀬:「人が上がってたような気配がしたんですよね」
    メリー:「まあ助けに来たわけですからね。見捨てる選択肢はありません」
    喜多灘凜瀬:「ここから上に、それで隠れてました」
    不動一空:「下ってきた──ではなく、か?」
    喜多灘凜瀬:「はい」
    メリー:「下の人間にこちらが気取られているようですね」
    喜多灘凜瀬:「ただ、あれは気配からして基本誰も気づかない奴ですね」
    不動一空:「気づかない」
    パミーナ:「お前は気づいてるだろ‥‥。」
    メリー:「そいつピカロじゃないですか?」
    喜多灘凜瀬:「そこにいてもいるように感じない、あ、俺はそういう実験体なのでそういうことにしておいてください」
    喜多灘凜瀬:「ピカロ…って日比谷が言ってたあれですか」
    不動一空:「可能性はあるな。記憶にも記録にも残らないなら、気配が無くても不思議でない」
    泉朔夜:「喜多灘君耐性高いからずっとうち来てって言ってるんだ……」
    不動一空:「なるほど、可能性がますますと言うやつだな、それは」
    メリー:「とりあえず最大限に警戒するだけして、それで無理なら諦めましょう」
    不動一空:「──上からの客人が気になるな」
    不動一空:「出迎えに向かったのか、迎撃に向かったのか」
    メリー:「そっちもまあ、そうですね」
    メリー:「上は一人で、尚且つ敵対が確定しているわけでもない」
    メリー:「挟み撃ちされる可能性を考えれば、多少戻ってでも接触して出方を窺いたいところですが」
    メリー:「どう思います? 泉さん」
    泉朔夜:「うーん」
    泉朔夜:「日比谷さん下なんだよね?喜多灘君」
    不動一空:「“回答宮”と連絡は取れるか、“開錠機”?」
    喜多灘凜瀬:「はい、とは言え俺もあいつも戦闘要員じゃないので行っても一個下くらいです」
    喜多灘凜瀬:「連絡は……端末は一応持って……」
    喜多灘凜瀬:端末を開く、砂嵐が鳴っている
    喜多灘凜瀬:「日比谷?」
    日比谷畔:『喜多灘君か……何かあったのか?』
    喜多灘凜瀬:『救援来た、メリーさん含む』
    日比谷畔:『そうか、私は今諸事情で結構ピンチだ』
    日比谷畔:『一応空きスペースに隠れてはいるが、姿はわからん、いつ襲われるかも正直わからん』
    不動一空:「猶予はないか」
    日比谷畔:『喜多灘君一人だと被害者増やすだけだが、他に人がいるならありがたい、助けてほしい』
    不動一空:状況を確認、こちらに呼び戻すのは難しそうだ。
    泉朔夜:「君はまたそういうことを……!」
    不動一空:「進むことを提案する、アシュクロフト」
    九重 咲良:「さて…どうしたものかな」
    メリー:「上がってきたって奴が日比谷ちゃんを襲ってる……って考えるのが自然ですね」
    パミーナ:「こんな状況になっても軽口を言うとは大した奴だな、気に入った。」
    泉朔夜:「そうだね間取ろう、一つ下にもぐって日比谷さん助け、そこで待機」
    不動一空:「少なくともあちらは、明確に『危険』だ」
    泉朔夜:「相手が止まらず降りてきているなら待っていればやってくる、はず」
    メリー:「流石に現在進行形で危険な同僚を見捨てませんよ」
    メリー:「行きましょう、下へ」
    不動一空:「了解だ、上への警戒は怠らず。な」
    喜多灘凜瀬:「はい、ついていきます…」
    喜多灘凜瀬:「…お前本当に…本当に…まあいい、死ぬなよ」
    日比谷畔:『了解、声漏れないようにもう通信切るよ』
    メリー:「すぐ行きます。頑張って生き延びてください」
    九重 咲良:「方針は決まったわけだな。少なくても敵対的な存在が下にいることは明白だ。不意打ちは受けないようにしたいな」
    パミーナ:「“回答宮”日比谷畔、ここまでよく耐えた。必ず助けから安心して隠れてろ。」
    パミーナ:「俺の神託オラクルは絶対だからな。」

    GM:シーンカット、ロイス取得のみ該当タブでお願いします
    不動一空:メリーさんの不安はとれないまま。そんな訳でロイス操作はありません。以上で!
    九重 咲良:5.メリー・アシュクロフト 〇好奇心/悔悟 もうちょっと味がでたんだろうなぁ。惜しいなぁ。

    ミドル6


    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (95 → 103)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (76 → 84)
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (83 → 93)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (71 → 81)

    GM:ノミナ・サクラ 6層
    GM:緊急脱出口を2層下に控えたこの層は、本格的なレネゲイド研究施設としての様相を呈していた、が
    GM:一切の身動きを取る思考を奪われたまま立ち尽くした白骨死体
    GM:既にうめき声しか上げられなくなった人間
    GM:かつては素晴らしい頭脳を持っていたはずが現在は既に幼児退行し子供のようなことしか喋らない人間
    GM:人間の精神を弄る実験をした末路、と言わんばかりの者たちが撃ち捨てられていた
    日比谷畔:数人の足音を待って、オフィスの机の下から手招きをしている
    不動一空:足音を可能な限り消し、少女の方へと向かう。
    メリー:「無事でしたか」やや安堵した表情で囁く
    喜多灘凜瀬:うわあ、という顔をしながらも日比谷のもとへ
    日比谷畔:「助かった、近いとは言え戦闘には自信が無くてね…」
    不動一空:暗澹たる状況を確認するも、表情一つ変えずに。
    メリー:「私が来たからにはもう安全ですよ」言いながら辺りを見回す
    不動一空:「いい判断だ」
    日比谷畔:「見てのとおり…かはわからないけど、ここは廃棄場所として使われているみたいだ」
    パミーナ:「一体何の廃棄場所だっていうんだよ。」
    九重 咲良:「……この中に敵が潜んでいるのか?」
    日比谷畔:「…人間の精神を弄る実験、かな」
    不動一空:「多少は情報を?」
    不動一空:「判断材料にしたい、なにかあるなら頼む」
    日比谷畔:「ああ、原理までは推理しきれないが、不可視、認識不可の人間が門番をしているみたいだ」
    日比谷畔:オフィスデスクの上の傷をなぞる
    日比谷畔:「この2層下が緊急脱出口になっているのは知っているかい?」
    メリー:「いえ」
    日比谷畔:「通常の施設案内であればそこから船を出せて、何かあっても逃げ出せるわけだが」
    日比谷畔:「この下に居る人間は、ここから何かをL市に運び出している」
    日比谷畔:「物資かと思いはしたが、さすがに物の運びが無さ過ぎる」
    日比谷畔:「だけれど、この廃棄場所の様子を見るに」
    日比谷畔:「人間を洗脳して、L市に流しているのではないか?という仮説は考えた」
    日比谷畔:「まあ、まだ仮説だ」
    パミーナ:「L市、なんて汚い場所なんだ…。」両手で口を覆い驚いた、ふりをし。
    不動一空:「──門番は上に対してのものか、それとも下に対しても?」
    パミーナ:「ってのは、仮説として。本当洗脳能力者だらけだな此処。」
    日比谷畔:「両方だろうね」
    日比谷畔:「上からの侵入者も、下からの離反者も出すわけにはいかない、構造上ね」
    不動一空:「副室長、まだ聞こえているか?」
    泉朔夜:「聞こえてる」
    不動一空:「念のためだ」
    泉朔夜:「確かに8層目には非常口があるけれど、そこを流路として利用されているってことかい?」
    不動一空:「この状況は、以前は違ったUGNではないと言うことでいいか?」
    メリー:「そうだとよいのですが」
    泉朔夜:「ああ、さすがに連絡を封殺して精神を操作して人間を……」
    泉朔夜:「L市のどこに流している…?」
    九重 咲良:「門番から直接聞きだせば、何かがわかるだろうかね」
    泉朔夜:「監視であればUGNに理由は無い、定期的に監視を出しているし何より6区の監獄はUGN管轄だ」
    パミーナ:「UGNではないのなら。元々ここに裏切者ダブルクロスがいたって線もあるかもしれない。」
    不動一空:「ああ、まだ相手の札を読める段階ではないな」
    パミーナ:氷の様に冷たい声で呟く。
    メリー:「しかし洗脳ですか。仮説とはいえ、可能性はありますね」
    泉朔夜:「内部の状況を僕は知りようがないけれど、UGNがそれをする理由は無い、とは言える」
    不動一空:「了解だ」
    不動一空:「なら九重支部長の言う通り、門番ないしその上役に尋ねるとしよう」
    喜多灘凜瀬:「門番って、見えない…っていうか存在感薄い感じの奴ですよね?」
    メリー:「現にチルドレンが消えている……とはいえチルドレンを洗脳なんてすれば我々のような追手が来るのも予想できるはず」
    不動一空:「パミーナもそれでいいな?」
    パミーナ:「俺も構わないよ。まぁ見つけるのが難儀しそうだが。」
    パミーナ:「不動に燻ってもらうか。煙で。」
    メリー:「ふーむ、状況証拠ではさっきの人でしょうが」
    不動一空:「保護対象が燻されかねん、却下だ」
    メリー:「門番が上がってくるってのもよくわかりませんね」
    パミーナ:「まぁ、そう来るとは思っていたが…。」神託は疲れるしなぁ。
    メリー:「普通常駐してるんじゃないですか?」
    喜多灘凜瀬:「あの、それならなんですけど」
    不動一空:「どうした?」
    喜多灘凜瀬:「多分、部屋中央よりちょっと右、今幼児退行しているお兄さんの隣あたり」
    喜多灘凜瀬:「見えないけど何かいます」
    九重 咲良:「───あぁ、なるほど」
    九重 咲良:「見えていないのだな?」
    不動一空:「む──」そちらに目を向けるが、それらしきものは確認できない。しかし──
    不動一空:「なるほど、感知できるんだったな、“開錠機”は」
    パミーナ:「俺が人間の機序で、正しく事物を見ているのだとすれば。」
    パミーナ:「人の姿なりは見えんぞ。」何かぼんやりいる様な気はするが、心霊映像だと判断している。
    不動一空:そう告げた少年が居るというのなら、居るのだろう。
    メリー:「私の抵抗力を抜いてきますか」
    喜多灘凜瀬:「あっ、今こっちに走って…メリーさん狙いで武器振ってきてます!」
    九重 咲良:「もう目前に迫るぞ。3.2.1…」
    メリー:「遅いですね――見えないですけど」嘯いた刹那、姿が掻き消え
    メリー:瞬きの後には、ドンという鋭い音
    メリー:其処に残るは、「流石に対抗種カウンターレネゲイドは通じるんですね」手刀を血に染めたメリーと――
    狩人:「……なるほど」
    狩人:レネゲイドは攪乱され、認識阻害が解けるように姿を現す
    狩人:3mはありそうな大身の長刀を持ち、顔と体を東洋の鎧で覆い隠した大男。
    狩人:「気を乱されたか、さすがはUGNと言ったところか」
    不動一空:「かくれんぼは終わりか?」
    九重 咲良:「…ほう、口は聞けるようだな」
    パミーナ:「おっ、出てきた。流石メリーさん!」
    パミーナ:おわかりいただけただろうか。
    不動一空:どの方向にも瞬時に『飛べる』よう、猫足立ちとなって──
    パミーナ:そうナレーションがつくかのように、突如お化けめいて人が現れた。
    メリー:「ピカロではなさそうですね」
    パミーナ:「えっと、お前ピカロ?」
    パミーナ:「そうだったらうれしいんだけど。仕事終わるし。」
    不動一空:「例えそうでも半分だな」<仕事終わり
    狩人:「否、かのお方はあ奴を気に入っておられるが儂はあの手の輩は好かぬ」
    不動一空:「その気に入ってる上役と言うのは、この下か?」
    狩人:「然り」
    メリー:「ま、そういうのは後でじっくり聞くので、とりあえず降伏してくれませんか?」いつの間にか大太刀を抜いている
    不動一空:「素直で助かるな」
    狩人:「しかして貴殿らあのお方と目通ること能わず」
    狩人:「ここでお命いただきたく候」大身の長刀を構える
    九重 咲良:「想像以上の収穫だ。助かったな」
    パミーナ:「ほほう。ちっとは使える奴のようだ。とはいえ」
    狩人:「降伏?かか、片腹痛いわ、我らを見捨てたUGNに降伏するわけなかろう」
    パミーナ:「眼前の恐怖も想像力の生みなす恐怖ほど恐ろしくはない。Present fears. Are less than horrible imaginings.
    パミーナ:「というわけで見えたからにはもうこっちのもんだぞ!」
    不動一空:「時代劇被れにくれてやるほど安くはない」
    メリー:「見捨てた、ですか」
    不動一空:「──約束も交わしたばかりだしな」
    メリー:「その件についてはお話する余地がたっぷりありそうですね」
    メリー:「これから殺しますが、死なないでくださいね?」

    GM:エンゲージ
    PC
    5m
    狩人


    GM:勝利条件は狩人の戦闘不能です

    GM:セットアッププロセス、宣言ある方はどうぞ、エネミー側はありません
    九重 咲良:ないです
    不動一空:この時点で、狩人さんの行動値はわからない感じでしょうか?
    GM:おっと失礼
    GM:行動値9です
    メリー:エンゲージ距離はどんな感じでしょう
    GM:上記通り、PC達との距離は5mです
    メリー:普通に見逃してた、すいません
    不動一空:ありがとうございます。では《先陣の火》を宣言。行動値を18に変更します。
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を2(→ 2)増加 (84 → 86)
    GM:はやあい
    メリー:セットアップないです
    GM:パミーナさんもセットアップ無しですかね?
    パミーナ:ないです。
    GM:ではイニシアチブ18
    GM:不動さんの手番ですが、他の方のイニシアチブ宣言はありますか?
    GM:エネミーは無いです
    九重 咲良:ないですー
    メリー:ないよ……そんなもの
    パミーナ:ないですー
    GM:ではそのまま不動さんの手番どうぞ
    不動一空:はーい
    不動一空:マイナー、戦闘移動で狩人にエンゲージ。
    不動一空:メジャー、コンボ《烈火》(コンセ/厄災の炎/結合粉砕)を使用します。対象は狩人さん。
    不動一空:判定いきまーす
    GM:どうぞ
    不動一空:14dx7+6
    DoubleCross : (14DX7+6) → 10[2,2,2,2,3,3,3,4,4,6,8,8,9,10]+10[2,3,7,8]+4[1,4]+6 → 30

    狩人:ドッジ
    狩人:5dx
    DoubleCross : (5DX10) → 10[1,3,4,4,10]+4[4] → 14

    GM:ヒット、ダメージどうぞ
    不動一空:4d10+21
    DoubleCross : (4D10+21) → 33[7,10,9,7]+21 → 54

    不動一空:54の装甲無視です
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を10(→ 10)増加 (86 → 96)
    GM:いいダイス出しますねえ
    GM:装甲無視につき54点通し、結構持っていかれた
    不動一空:揺り返しがこないといいなぁw
    GM:ではお次、何もなければ狩人の手番
    パミーナ:ないよ
    メリー:なし
    九重 咲良:どうぞ
    不動一空:ありません。
    狩人:では
    狩人:マイナー、猛毒の雫 ヒットした場合邪毒ランク3付与
    狩人:メジャー
    狩人:コントロールソート+コンセントレイト:Ne+腐食の指先+タブレット+多重生成+コンバットシステム
    狩人:命中時装甲-10、視界、4体攻撃です
    九重 咲良:あ、じゃあそこにタブレットに対して《デビルストリング》を宣言します。
    狩人:ではそこでオート
    狩人:ミスリード 難易度自動成功のエフェクトを一つ打ち消す、HP-30
    狩人:デビルストリング打ち消しで
    九重 咲良:了解です、侵蝕率だけあげておきましょうか
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を6(→ 6)増加 (103 → 109)
    狩人:では判定
    狩人:11dx7+9
    DoubleCross : (11DX7+9) → 10[1,3,4,5,6,6,9,10,10,10,10]+10[2,2,3,5,7]+6[6]+9 → 35

    狩人:リアクションどうぞ
    不動一空:ガード0なのでワンチャンドッジ
    不動一空:6dx>=35
    DoubleCross : (6DX10>=35) → 10[3,4,5,7,10,10]+8[6,8] → 18 → 失敗

    不動一空:1回は回ったんだけどなぁw ドッジ失敗です。
    パミーナ:パミーナ、ドッジ
    パミーナ:3dx+1>=35
    DoubleCross : (3DX10+1>=35) → 10[2,6,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

    メリー:ドッジ
    メリー:6dx+1
    DoubleCross : (6DX10+1) → 9[1,4,7,8,8,9]+1 → 10

    九重 咲良:メジャー放棄して攻撃をカバーリング、対象はメリー
    狩人:ではダメージを
    狩人:4d10+25
    DoubleCross : (4D10+25) → 28[9,3,6,10]+25 → 53

    狩人:装甲は無視ではありませんが-10で算出してください
    パミーナ:死にます。リザレクト
    パミーナ:1d10+93
    DoubleCross : (1D10+93) → 7[7]+93 → 100

    パミーナ:んんんんん!
    不動一空:装甲8が無効化されて53ダメージ。HP0に。リザレクトします。
    九重 咲良:九重 咲良のHPを106(→ 106)減少 (28 → -78)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (96 → 101)
    九重 咲良:戦闘不能です。あぼん。
    九重 咲良:九重 咲良のHPを0(→ 0)に変更 (-78 → 0)
    メリー:み、みんな……!
    不動一空:HPは5に。あ、これ邪毒で落ちるな(汗)
    狩人:そして喰らった上で生きてる方は邪毒3をどうぞ
    パミーナ:はい。
    不動一空:はーい
    九重 咲良:まだ攻撃の手番はあと2人分残ってる。それでHPを削り取れば狩人さんに勝てるんだから!次回──
    パミーナ:パミーナは待機で。代わりにメリーさんの攻撃にオート支援をするのでそれでも敵が落ちない場合動きます。
    GM:では、メリーさんの手番ですね
    メリー:オートで両手剣装備、マイナーで戦闘移動。この際縮地を使用して狩人にエンゲージ
    メリー:メジャーで雷迅の剣(コンセントレイト+一閃+バリアクラッカー)を使用。命中判定の際援護の風を自身に使います
    メリー:対象はもちろん狩人
    GM:判定をどうぞ、妨害はありません
    メリー:判定
    メリー:9dx7+3
    DoubleCross : (9DX7+3) → 10[1,3,3,3,4,5,7,7,7]+10[1,3,9]+3[3]+3 → 26

    狩人:ドッジ
    狩人:5dx
    DoubleCross : (5DX10) → 10[1,2,5,8,10]+10[10]+5[5] → 25

    狩人:…回避失敗、ダメージをどうぞ
    メリー:5D+35
    DoubleCross : (5D10+35) → 29[9,7,8,2,3]+35 → 64

    GM:装甲無視ですよね、バリアクラッカーあるので
    メリー:あ、そうです
    GM:はーい
    GM:……本っ当にギリギリですが生きてます
    GM:本当にギリギリ
    メリー:くそお
    不動一空:追い詰めたと考えましょう、上出来上出来。
    GM:では、待機していたパミーナさんの手番をどうぞ
    パミーナ:はーい。マイナー、戦闘移動。狩人と同エンゲージへ。
    パミーナ:メジャー、パイルバンカーで素殴り
    狩人:妨害ないです
    パミーナ:4dx-3
    DoubleCross : (4DX10-3) → 8[4,4,5,8]-3 → 5

    パミーナ:がんばった。
    パミーナ:そしてここへ
    パミーナ:『不完全な神託』《勝利の女神LV8》を宣言
    パミーナ:達成値を29まで上げます。
    狩人:…ドッジします
    狩人:5dx
    DoubleCross : (5DX10) → 10[4,6,7,7,10]+2[2] → 12

    狩人:やっぱ勝利の女神L8すごいな
    狩人:ダメージをどうぞ
    パミーナ:2+3d10
    DoubleCross : (2+3D10) → 2+28[10,10,8] → 30

    パミーナ:これが、神の力だぞ
    狩人:装甲値12
    狩人:残りHP
    狩人:2でした、戦闘不能、復活無し
    狩人:戦闘終了です
    パミーナ:危なかった…。
    GM:(この下にみんなの現在侵蝕率だけ記入お願いします)
    九重 咲良:109
    不動一空:現在侵蝕率:101
    メリー:93
    パミーナ:侵蝕率104%
    GM:侵蝕率把握しました、お疲れ様です
    GM:演出行きましょうか

    不動一空:「初手を貰う」
    不動一空ごうっ!
    不動一空:その背から爆炎が吹き出し、推進力と化して不動一空の身体を前方へと『吹き飛ばす』。
    不動一空:慮外の加速力を以て瞬く間に距離を潰し、鎧武者の巨体の眼前へと現れ──
    不動一空:鎧武者の胸板に、掌が押し当てらる。
    狩人:炎熱の使い手に、鎧も何もない、装甲の類など無意味だ
    狩人:しかし、恐れ無い、恐れた者からこの場における敗者となる
    狩人:「くれてやる、来るが良い」
    不動一空:「いい覚悟だ」門番の覚悟を受け、しかし淡々と──
    不動一空どんっ!
    不動一空:顕現するは、叫喚地獄。
    不動一空:指向性を与えられた極高温の火焔が装甲を沸き溶かし、護りを嘲笑うかのように、その中身を蹂躙する。
    不動一空:故にコードネーム──“業炎烈火Fire blaster”!
    狩人:火柱が上がる、装甲事焼き溶かされていく
    狩人:溶鉄と業炎による二重の熱傷を喰らった、これほどまでの使い手もそうはいない
    狩人:が
    狩人:「…足りぬ」
    狩人:空気を溶かすような陽炎の間を縫うように飛び
    狩人:そのまま三閃、鈍重な鎧を纏っているとは思えぬ俊敏性
    狩人:否、実際に神速の槍技を行っているわけではない
    狩人:相手の呼吸、間合い、空気、それに加えて幻覚による認識の停滞
    狩人:それらを全て組み合わせ、意図的に怨敵を「減速」させることで繰り出された、邪道の槍だ
    九重 咲良:「それを食らうわけにはいかないな」
    パミーナ:「うぇっ、こいつ動きも厄介だが毒ぬってるぞ!」
    九重 咲良:裾をまくり、手袋と袖の僅かな隙間から微かに桜の花びらが散る。
    九重 咲良:次の瞬間には狩人の周囲を桃色の光が舞い、収束していく力を乱していく。
    狩人:「それしきで崩れる技でも」
    狩人:更に、薙刀を振る
    狩人:「無いわ!」
    狩人:光を、裂いた
    九重 咲良:「──おや、困ったな」
    九重 咲良:攻撃の出を"死なせ"損ない、向かい来る一撃を前に片手を払いながら敵の攻撃を次々に"殺して"いく。
    九重 咲良:だが、直撃を逸らした代償は安くはない。
    九重 咲良:反動の重い呪いを用いたことで、咲良の半身は刃に引き裂かれたかのように崩れていく。
    九重 咲良:「…侮ったかな。防ぎ損ねてしまった」
    メリー:「いえ、十二分です――感謝しますよ」
    不動一空:「ちっ」
    不動一空:足底から炎を吹き出し、バックステップ。
    不動一空:しかし幻惑によって思うように身体が動かず、その身体を刃で貫かれる。
    不動一空:「門番と称されるだけの力はあるようだ。だが──」
    不動一空:「こちらの手は、まだ続くぞ?」
    メリー:九重の妨害によりメリーは無傷――だが、それは彼女のみ。
    メリー:門番の連撃は直撃こそ防がれたが、それでも強力なオーヴァード三人を“殺す”だけの威力があった
    メリー:数瞬だけ、振り返る。血塗れの後輩と、倒れ伏す仲間たちが目に入った
    メリー:「2秒、待ってください」背を向けて、言う
    メリー:「切り伏せます」そうして世界からも背を向けたかのように、ふっと姿が見えなくなり――
    メリー:鮮血と、轟音
    メリー:ふと気づいた時には――門番の胸から、刃が生えていた
    狩人:「ごふっ」
    狩人:鋭い痛みから、胸に刃が生えたことを知覚
    メリー:「痛いでしょう?」背後から声をかける、刀を抜く
    狩人:「ああ、見事だ」
    メリー:「所詮小細工塗れの剣ですよ」余力を警戒し、ゆっくりと距離を取る
    狩人:「だが、届かせた、特に胸の中央をひと突きするなど超人でさえ難易度が高い」
    メリー:「今のはまあ……不可視の領域なんてみみっちいエフェクトを使った手品です」
    メリー:「あなたの背後に認識阻害の領域を展開し、そこに空間転移」
    メリー:「あとはゆっくり料理するだけ。ね、簡単でしょう?」
    狩人:「それを簡単と言い切るまでが至難の業だと言うとるのに」
    狩人:「まあ良い、爺ではあるが、まだ儂も倒れるわけにはいかん」
    狩人:最後の気力を振り絞り、再び薙刀を構える
    メリー:「残念ですが――あなたはもう詰んでいます」
    パミーナ:ごぉん!
    パミーナ:刹那、釘が轟音と共に狩人へ飛び込んでくる。それは、釘のような何かだ。
    狩人:「ぬおお!!」気合と共に叫び、鎧を着こんでいたとは思えぬ体捌きでそれを回避する
    パミーナ:「ありがとさん。こっちに来てくれて助かる。」
    パミーナ:そこにはメリーの攻撃を、そして狩人の動きを予め読み、部屋をぐるっと予め回っていた彼女。
    パミーナ:バットの様にパイルバンカー持ったパミーナがいた。
    パミーナ:「時はそれぞれの人によってそれぞれの速さで歩むものです。Time travels in divers paces with divers persons.
    パミーナ:「アンタは生き急いだな、おっさん。」
    パミーナ:「狩れ、神託《オラクル》」
    パミーナ:両手でなんとか持っていたパイルバンカーを遠心力と慣性を活かし大きく振り回されている中つぶやく。
    パミーナ:本来、パミーナは筋力はおろか戦闘技術も素人同然。
    パミーナ:鍛えぬいた超人相手に当たるわけが、ましてや意識を刈り取ることなどできない。しかし。
    パミーナ:『偶々』悟られずに移動し視覚へ潜み。
    パミーナ:『偶々』予め設定していた釘打ち機が狩人を狙い。
    パミーナ:『偶々』重たいパイルバンカーの芯に、狩人の頭が当たる。
    パミーナ:結果『必然』として脳震盪を起こせば、話は別だ。素人でも超人を倒すことができる。
    パミーナ:そして望んだ結果へと体を動かすパミーナの【神託】は、それを可能とさせる力だった。
    狩人:「…!!!!」声すら出せぬまま、あらゆる偶然の針の孔を通した奇跡のような一撃に感嘆しながら
    狩人:そのまま、意識を失った
    パミーナ:「んー…やっぱ他人の動きを考慮に入れると必然性が下がるな。かなりギリギリ。」
    メリー:「お見事です」
    不動一空:「ああ、気絶に留めたのは大きい」
    パミーナ:「こういう勝ち筋じゃないと消耗も激しそうだったしな。話せる奴というのもあるが。」
    喜多灘凜瀬:「お、お疲れ様です…」
    九重 咲良:「任せっきりになってしまって済まない。事情が聴けそうな形で終われて幸運と言ったところだな」
    日比谷畔:「お疲れ様です、しかし全員なかなかの手合いだ、泉さんはいい救援を呼んでくれた」
    不動一空:「ああ、だがこいつはタダの門番だ」
    不動一空:「先に進みたいところだが──気になることを言っていたな」
    メリー:「ええ。曰く、UGNが彼らを見捨てた、とか何とか」
    メリー:「事実でも誤謬でも、興味深い」
    不動一空:「ああ。どのみち一度態勢を立て直す必要もあるしな」
    喜多灘凜瀬:「泉さんの指示もこのフロアで上からの人を迎え撃つみたいだし、ここで待って話を聞いてみます?」
    喜多灘凜瀬:「もしくは一つ上で」
    メリー:「話は聞いておきたいところですが」
    メリー:「裏の門番が不安要素ですね」
    メリー:「いや、裏表ともにこいつでしたっけ」
    不動一空:「確認できる範囲ではどうだ?」先に門番を発見した少年に問う。
    喜多灘凜瀬:「このフロアには…多分彼だけですね」
    不動一空:「ならここで話を聞くのがいいだろう。今更上に登る必要もない」
    メリー:「そうですね」
    パミーナ:「え。ここで。マジ?」
    九重 咲良:「問題ないだろう。敵性存在はいないようだ。しばらく先にはどうかは僕からはわからないがね」
    メリー:「我慢してくださいね」
    不動一空:「ここのこと、それに“あのお方”とやらのことも、素直に話してくれればいいんだがな」
    メリー:「パミーナさんが分析しつつ私が大まかに真偽を判定、ですかね」
    メリー:「口を開くかは、まあ……試してみればわかるでしょう」
    パミーナ:「やるかぁ、分析。」
    パミーナ:「どうやら丁度目が覚める頃みたいだしな。」

    GM:シーンカット、ロイス取得のみ該当タブでお願いします
    不動一空:この幕間で、高性能治療セット1回使っても大丈夫でしょうか?
    GM:いいですよー
    不動一空:ありがとうございます、では表でダイスを。
    メリー:応急手当キット誰かにあげます
    メリー:ロイスは保留
    不動一空:ロイスは保留。以上で。
    メリー:キット欲しい人います?
    不動一空:私は次の幕間でも高性能治療キットを使えると思うので、大丈夫かと。
    メリー:まあマグパロスさんも落ちちゃってるっぽいし次回始まる前に聞いときますか
    不動一空:ですねー
    パミーナ:パミーナは、幸運なことにHPはあんまり関係ない構成ではありますが。誰も使わないなら応急キット使いたいなくらいの感覚です。
    九重 咲良:HPは無くても大丈夫ですが、変なスリップダメージでロイス削れても嫌なので一応体力回復しておきます
    九重 咲良:4dx+4>=8 応急手当キット
    DoubleCross : (4DX10+4>=8) → 10[3,4,7,10]+6[6]+4 → 20 → 成功


    不動一空:3d10+5 高性能治療キット効果でHPを回復。
    DoubleCross : (3D10+5) → 18[3,9,6]+5 → 23

    不動一空:HP23点に。

    ミドル7


    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (93 → 99)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 4)増加 (101 → 105)
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (93 → 102)
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (109 → 119)
    パミーナ:訂正、104+9で113%

    狩人:「んむう……先ほどの一撃は中々効いたな…」
    狩人:「そして、貴殿らは儂を生かすか」
    不動一空:「殺しに来た訳ではない」
    メリー:「少々、聞きたいこともありますし」
    狩人:「そうか、良いぞ、なんでも聞くがいい」
    パミーナ:「おまえどこの何モンなの?」
    狩人:あっけらかんと告げる、溶けた鎧の間からは豪快な笑顔が目立つ老人
    九重 咲良:「(ふむ……? 門番をやっている男がここまで容易に口を割ることがあるのか?)」
    狩人:「強いていうならそこから来たな」指で東を指し示す、L市の方角
    不動一空:「言い方を変えよう。どこかに帰属しているのか?」
    メリー:遅ればせながら真偽感知を使います
    狩人:「天寂衆、と言うてもわかるまいな、あれは向こうでのみの名だ」
    不動一空:なんなら知識:心理2も使うぜ。
    狩人:嘘は言ってないようだ、明朗に彼視点の真実を述べようとしている
    九重 咲良:じゃあシャドーダイバーも一緒に使って作者の気持ちを考えます。
    パミーナ:「そ、そうか…」
    不動一空:「──L市におけるなんらかの組織に所属しているが、市外の勢力とは関係がない。と言うことでいいか?」
    メリー:「天寂衆……泉さんに調べてもらいますか」
    狩人:エフェクトを併用したのであれば、負けたのなら何かを弁明する必要もあるまい、そもそも遅かれ早かれこの者らは真相にたどり着くのであるから言っても変わらん
    狩人:そのような局面で、嘘を言うことも無いと判断しているとわかるでしょう
    不動一空:なるほど。
    狩人:「…まあ、こんな場所だ、少し爺の話に付き合ってくれぬか」
    不動一空:「構わん。が、手短にな」
    パミーナ:「いいよ。」
    メリー:「構いません――こちらも少々時間が必要です」
    不動一空:情報は必要だが、時間もまた惜しいのが本当のところだ。
    狩人:「感謝する」
    狩人:「ではまず始めに、20年ほど前だったか、東にあるあの街に飛行機が落ちたことは知っているか?」
    不動一空:「L市の成立理由と聞いている」
    パミーナ:「そうらしいな。」
    狩人:「承知しておるか、当時は単なる飛行機事故で済まされるか、と思うたが、飛行機の中にあった物がまずかったらしくてなあ」
    狩人:「あっという間に当時の島民は狂い、地獄絵図になったよ」
    メリー:「ジャーム化、ですか」
    狩人:「外ではそう言うのか、そうだな、おそらくそれだろう」
    狩人:「離島ではあるが、曲がりなりにも当時は日本だからな、信じて待っていれば自衛隊なりなんなりが助けに来てくれるかと思っていたが」
    狩人:「結局、助けは来ず、やってきたのはわけのわからん連中、あっという間に島はまん丸の埋め立て地になり、地図から消えた」
    喜多灘凜瀬:「……ほぼ魔街指定ですね」
    パミーナ:「まぁヒーローって案外来てくれないものだからな。もしくは遅すぎるか。」
    パミーナ:「…そんで、そのわけわからない連中ってのはUGNの事でいいのか?」
    パミーナ:ずいぶん自分たちに敵意を向けていたことを思い出す。
    狩人:「そうさな、護人会のことは今はそう言うのだろう?」
    狩人:「後はFH、最近だとゼノス、いろんな連中が躍起になってここに入ってきたが、誰一人として島民を救おうとはしなんだ」
    九重 咲良:「随分と旧い名を出すものだな?」
    狩人:「中々名の代わりを覚えられなくてなあ」
    パミーナ:「エンブレムもダサすぎるしな。ガーディアンズの方がかなりマシだぞ。」
    不動一空:「この20年、そうした組織は加速度的に増えたからな」
    不動一空:「無理もない」
    狩人:「やってきて連中のやることと言えば建設、研究、時々島民の駆除くらいか」
    メリー:「何を研究していたか、はご存知ですか?」
    狩人:「知らんなあ、気にして近づいた奴は帰ってこれなかったからな」
    パミーナ:「つっても爺さんは生きて現にこんなところにいるだろ。」
    パミーナ:「心当たりくらいはあるのが自然だろ。」
    メリー:「ふむ……UGN、FH、ゼノス。一般的には敵対的な関係なのですが」
    メリー:「やはり同舟に能うだけの魅力があったのでしょうか」
    不動一空:「同舟してたかどうかも不明だ」
    不動一空:「結局のところ、UGNはこの施設を放棄せざるを得なかった訳だからな」
    狩人:「まあそれは話を続けてからだな」心当たりについて
    狩人:「変転が起こったのは、大体7年前だったか」
    不動一空:この老爺からすれば、同類かもしれないが。
    狩人:「それ以前から陰謀なりなんなりがあったかは一介の爺にはわからんが、その辺りから急速に『技術革新』という奴が起きた」
    狩人:懐に入れていた写真を出す
    狩人:それは、現代日本では考えられない、近未来的な風景
    不動一空:「──これは?」
    狩人:「現在の9区だ」
    不動一空:合成の類も一瞬考えるが、そんなモノをここで見せる意味がない。
    メリー:「それが、何か?」
    パミーナ:「んー…なんだこの街、やけに"整ってる"な」
    狩人:「爺にはよくわからん技術ばかりだが、更地から2年で便利になったものだよ、本当」
    不動一空:「まるでSFだな」
    九重 咲良:「浦島太郎の心地と言ったところか」
    メリー:「まあ外にも戦闘ロボくらいなら持ってる人いますし」
    メリー:「最先端ならこんなものでしょう」
    不動一空:「“一部”がな」
    不動一空:「街全体があたりまえのようにこうと言うのは、少し異常だ」
    パミーナ:「大型兵器が仮にこの街にあったとして。そんなもん普通は使えないよ。」
    パミーナ:「表の世界の戦車ですら道が耐えられないんだぞ。」
    不動一空:「L市ではレネゲイドウイルスの秘匿が行われてない」
    九重 咲良:「極限の環境とレネゲイドが、ヒトの進化を急激に促したという考え方もあるな」
    九重 咲良:「ノイマンシンドロームの知能の集合によりなんらかのブレイクスルーをもたらしたのやもしれない」
    不動一空:「ああ。思い当たるのはその辺りだな」
    狩人:「まあ、その辺の技術に関しては置いておこう、思い出に取り残された爺にはわからんからな」
    不動一空:『蠱毒』と言う単語が、一瞬だけ脳裏をよぎる。
    狩人:「ともかく、急速に街は発展した、地元の強いオーヴァードでな」
    狩人:「で、余裕が出てきた市を見てあのお方は…復讐を考えた」
    メリー:「L市には詳しくありませんが……都市規模のオーヴァード集団の力を以てすれば不思議はないでしょう」
    狩人:「ううん、敬体はむず痒いな」
    メリー:「復讐、ですか」
    パミーナ:「…だから、そもそも街へ行きつく前に管理ができなくなるんだって。」
    パミーナ:「よっぽど強い支配者がいないとOVの力の魅力知ったうえで、デカい社会なんて管理できない。この町の場合、あの方ってのがそうなんだろうな。」
    不動一空:「聞きたかった単語が出たな」
    狩人:「そうだ、ここまでの惨状を放置し、広げ、草っぺらのように潰した世界にな」
    パミーナ:写真を見た。あの写真は、OVの集まりの街というにはあまりにも綺麗であった。
    不動一空:「何者だ、あのお方と言うのは?」
    狩人:「…僧侶だったな、あの街に元々住んでいた」
    狩人:「最新の技術にもレネゲイドとやらにも熱心だったよ、今思えばあの野原の時からあの人の陰謀はあったかもしれないが」
    狩人:「そういえば、子供も育てておった」
    メリー:「名は?」
    狩人:そこで、くるりと入口を向いて
    狩人:「いるんだろ刹那坊、隠れてなくて話に付き合ってくれ」
    八色刹那:「……」
    八色刹那:扉が開く、出てきたのは青年
    八色刹那:「悠里のおじさん、何でこんなところに」
    八色刹那:場違いなところにいる親戚の叔父を見る目でこちらを見ている
    不動一空:「“客人”──らしいな、どうやら」
    不動一空:先に報告があった、新たなる来訪者。
    メリー:「我々はUGN特別情報対策室です。名と所属をお願いします」
    不動一空:おそらくこの男がそうなのだろう。そしてどうやらやはり、関係も深いらしい。
    八色刹那:「UGN…」
    八色刹那:少し顔を険しくして
    パミーナ:「人の建物の中だぞ。ここ一応。」
    八色刹那:「L市9区区長、八色刹那だ」
    メリー:「9区。繋がってきましたね」
    不動一空:「管轄区内の視察──にしては些か物々しいな」
    八色刹那:「僕の作った物に苦言ばかりだから入りずらかったんだが…まあいい」促されたところに座る
    パミーナ:「どうだろ。このお偉いさん、爺さんがここにいる事も知らなかったみたいだし。9区が事件につながってるかは微妙。」
    パミーナ:「さっき上から来た奴っていうのは、お前か?」
    八色刹那:「視察、ではない、先程"マスターピカロ"から招待状とやらを貰ってここに呼び出された」
    八色刹那:「どうやら中を見てもらいたいようでな」
    不動一空:「──なるほど、そちらの関係者でもあるか」
    メリー:「奴の常套手段ですね」
    狩人:「あ奴刹那坊巻き込んだな……」
    不動一空:「そういえば少しなりとも面識があるよう話しぶりだったな」
    不動一空:「あのお方とやらとピカロの関係に関しても、聞かせてもらえるのか?」
    狩人:「ああ、話を更に進めよう」
    メリー:「あ、その前に」
    メリー:「この八色さんは、あなたとどういう関係で?」
    狩人:「焼け野原にいた時のシェルタ―仲間、くらいか」
    八色刹那:「それ以前に大事な区民ですよ、今のあなたも」
    狩人:「かか、生意気になったものだ」
    メリー:「なるほど、すっきりしました。ありがとうございます」
    パミーナ:「聞いた話じゃ9区は閉鎖的…アットホームなところなんだろ。」
    パミーナ:「どうやってそこのお偉いさんがあちこちぷらぷらしてるピカロと縁ができたんだ?」
    狩人:「あ、儂負けてるから手出し無用な刹那坊」
    不動一空:「さらに言えば、この下にいる“あのお方”ともだな」
    八色刹那:「お、おう…」
    不動一空:「今のところ、奴の行動が一番見えん」
    メリー:「奴に閉鎖的なんて概念が通用すると思わない方が良いでしょう」
    メリー:「神出鬼没、変幻自在な存在です」
    狩人:「あのお方の目的、か」
    狩人:「難しいの、あのお方は時に9区を襲い、時にUGNの施設を襲って人間を洗脳して送り込んでいる」
    八色刹那:「襲い……ってやはり天寂衆っておじさんや父さんだったのか……」
    パミーナ:「そっかぁ。」どうやら天寂衆が、一連の出来事を起こしているのは確かなようだ。
    不動一空:「──ここのこれも、その一環か?」
    狩人:「そうだ」
    狩人:「深い方で何をしているかは知らんが、少なくともここから2~3層くらいは、査察に来たチルドレンとかを洗脳して9区に送り込んでいるという話だ」
    不動一空:「そうか」やはり表情ひとつ変えず、事実として認識する。
    不動一空:「外部──UGNから来たチルドレンも同じく、か?」
    不動一空:そして尋ねるべきことを確認。
    狩人:「ああ、9区を嗅ぎまわった人間を優先してはいるようだが」
    パミーナ:「…なぜ、エージェントは狙わないんだ。」
    パミーナ:少し違和感を覚える。ただの杞憂かもしれないが。
    狩人:「知らぬ、儂は門番だから、研究内容まではな」
    メリー:「洗脳……というか9区への送り込み。これにはあなたも関わっているのですか? 八色さん」真偽感知は依然として発動している
    八色刹那:「待ってくれ、チルドレンを送り込んでいた?去年からぽつぽつと実力ある者が入ってると思ったらそういうことなのか?」
    八色刹那:頭を抱えて居る
    メリー:「……なるほど」事情を概ね理解する
    不動一空:「つまり復讐を理由に他人を洗脳し、自分たちの目的のために使おうとしている」
    不動一空:「あのお方とやらがしているのは、それで構わないな?」
    狩人:「まあ、概ねそれで構わんだろう」
    九重 咲良:「どうやら把握している事情にそれぞれ差異があるように見えるがな」
    メリー:(去年から……チルドレン失踪事案の始まった時期とも一致しますね)
    不動一空:「ああ、嘘をついているとは思えんが、これが全てとも限らん」
    メリー:「その通りです」
    狩人:「あと、あのお方は刹那坊には最後まで何も言うなと言ってたから多分こいつはほぼこの辺は知らんぞ」
    狩人:これは本当
    不動一空:周囲の人たちを改めて確認。少なくとも資料にあった子たちは確認できないってことで大丈夫でしょうか?
    GM:いません
    パミーナ:「んー。チルドレンへの扱いと区長への接し方を見るに、何だか俺的には屈折した思想を感じるな。あのお方とやらからは。」
    不動一空:「思想を問うなら、直接尋ねる必要があるだろうな」
    メリー:「“あのお方”の思想が如何なるものにせよ」
    メリー:「ピカロが八色さん……そして恐らくは我々を。わざわざ呼び寄せたからには、まだ何か隠された事実があると思われます」
    九重 咲良:「復讐……と言っていたか。無軌道ながらも何かしら強い目的を持っていると見える」
    九重 咲良:「動きが変わったということは、状況が変わったということ。何かしら向こうの備えも次の段階に移ったのだろうな」
    パミーナ:「おそらくだが、区長の八色サンがここにいることを"あのお方"とやらも知らないかもしれない。」
    不動一空:「なるほど。ピカロとはそうした奴か」
    メリー:「さて、2つ。いえ、3つ」
    メリー:「まだ質問したいことがあります」
    メリー:「一つ。あなたたちの企みはいつから始まっていたのか」
    メリー:「一つ。あなたがピカロについて何を知っているか」
    メリー:「一つ。“ルリグ”という名に聞き覚えがあるか」
    メリー:「どうですか? 門番さん」
    狩人:「一つ目、あのお方がどこからどこまで考えているのかは知らん、少なくとも儂含め人が集まってきたのは7年前くらいからだ、集められたのも中高年から老人が多いな」
    狩人:「二つ目、マスターピカロが何を考えているのかは知らんがこの区画を上下しているのは知っている」
    狩人:「真ん中を歩いていても気づかんくらいの存在感だ、アレはよほどの力があるか意図的に本人が緩めない限り真正面でも気づかんだろう」
    狩人:「三つ目、わからん」
    メリー:「ありがとうございます」
    不動一空:「数年前にここを襲撃したのは、お前らではないのか?」
    狩人:「ああ、儂らだそれは」
    狩人:「9区に近すぎず遠すぎず潜伏にはちょうど良く、かつUGNの邪魔も一気に消せる、という意図らしい」
    メリー:「襲撃以前はどこに?」
    不動一空:本来の目的ではないから知らされてなかったか。
    不動一空:あるいはその逆か──
    狩人:「9区の寺とかを使っていたよ、適当にな」
    狩人:「他に聞きたいことはあるか?」
    不動一空:「復讐の最後がこうなったにしては、ずいぶんさっぱりしているな?」思ったことを、率直に口にする。
    狩人:「まあ、儂は別に復讐とか興味ないし」
    狩人:「最後に槍働きを街のためにやれるなら、それはそれで楽しい老後だろう?」
    九重 咲良:「中々に鬼気迫る一突きだった。それを『老後の楽しみ』と言い切れるならまだ先は長いな、ご老人」
    不動一空:「老人会感覚でこれだけのことをされては、周囲がたまらん」
    パミーナ:「行方不明者は、基本的にこの「ノミナ・サクラ」か9区の定期捜査任務に参加していた。」
    パミーナ:「名取宝鼓と二上馨は、L市で活動はしていたようだが9区外での活動の中消えたそうだ。」
    パミーナ:「自転車型の遺産と、祈りの造花型遺産持ちのチルドレン。心当たりは?」
    八色刹那:「……うちの区にいる」
    不動一空:「理由は聞かせてもらえるのか?」
    八色刹那:「普通に検問を通って、普通に保護され、普通に所属している、手続きにも不審な点は無い」
    八色刹那:「…洗脳されて送り込まれているとなると、話は変わるがな」
    不動一空:「可能性はあるな」
    九重 咲良:「……『保護』? 遺産を持ち、戦闘の経験値を積んだUGNチルドレンがか?」
    八色刹那:「それなんだが、遺産の類は所持していなかった」
    八色刹那:「…一度そちらの行方不明者リストを見せてもらっても?」
    九重 咲良:「顔を知るものなら話が早くていい」
    八色刹那:「区民の顔は全員覚えているからな」
    不動一空:「構わないか、アシュクロフト?」
    メリー:「まあ、いいでしょう」
    不動一空:内ポケットに畳んでおいた資料から行方不明者のリストだけを千切り、そちらへと。
    パミーナ:「こいつらがホームを外れてでも狙ったチルドレンの共通点は全員遺産持ちで、遺産は今別の場所にある。」
    八色刹那:パラパラとそれを眺めて、顔を険しくする
    パミーナ:「そういう線でも、あやしい。」
    八色刹那:「赤城…星川…参ったなガーンデーヴァ(治安維持組織)の隊員までいるぞ……」
    不動一空:「──逆に居ないやつは居るか?」
    不動一空:渋面からその数を察し、確認の仕方を変える。
    八色刹那:「……リスト最後の喜多灘と日比谷はいないが…顔から見るにそちらの二人だろう?」
    メリー:「そうです」
    喜多灘凜瀬:「はい」
    不動一空:「──なるほど、つまりは全員か」
    日比谷畔:「そうだな」
    八色刹那:「そうなる」
    パミーナ:「───そいつらは、保護時には怪我とかしていたか?」
    八色刹那:「特には、そもそも検問に入ってくる人間は周囲の環境が住める形じゃないから入ってきてる奴がほとんどだ」
    不動一空:「消息はとりあえず確認。そして何をされているかも解った」良し悪しは別として。
    不動一空:「後の疑問は、“何を”させようとしているかだな」
    日比谷畔:「…ふむ、八色殿、一つ質問をいいだろうか」
    九重 咲良:「老人を集めていることからある程度推測は立つが、まだ情報が足りないな」
    八色刹那:「どうぞ」
    日比谷畔:「この子達は戦力になったかい?」
    八色刹那:「…ああ、とても、正直意欲も実力もある彼らがいなかったら9区は年末越えられなかったと見ていい」
    メリー:「ふーむ」
    日比谷畔:「なるほど、ありがとう」
    不動一空:「──何に気づいた?」
    日比谷畔:「…ふむ、もう一手詰めていいかい?」
    メリー:「まず考えつくのは」
    メリー:「む、どうぞ」
    日比谷畔:「狩人さん、9区への襲撃は、どれくらいの規模でやっていたんだい?」
    狩人:「…本当に小規模だ、街の破壊も最小限、派手な騒ぎにはしているが」
    日比谷畔:「OK、概ね想定通りだ」
    メリー:「……やはり着火ですかね」
    パミーナ:「一つ聞きたいんだけど、あのお方って9区の事は好きだったのか?っていうか、いまも好きなの?」
    狩人:「もちろんだ」
    八色刹那:「ああ、父さんが9区を嫌うなんて想像もつかない」
    パミーナ:「んじゃあUGNや他の区は?」
    八色刹那:「…あんまり好きではなかったと思うな」
    狩人:「大体同意見だ」
    メリー:「L市は憎むが、9区は憎まず」
    メリー:「奪われた遺産。チルドレンの洗脳」
    メリー:「どう思いますか? パミーナさん」
    不動一空:「好悪が必ずも、行動に繋がってるとは限らん」
    不動一空:「──が、推測の助けにはできる。か」
    パミーナ:「話を聞く限りだと八色父はL市の為、ってよりは9区の為の行動として誘拐を選んだ。と思われる!」
    パミーナ:「…俺としては、チルドレンをUGNから引き離したかったって意図も感じられたけど。」
    パミーナ:「とはいえ、純粋な地元の戦力増加の為なら遺産を引き離すのは不可解だ。戦い方もだいぶ変わるしな。」
    不動一空:「ああ、不自然だな」
    パミーナ:「遺産が何らかの形で地下での研究にもかかわってると見るのが自然だろう。メリーさん、以上。」
    メリー:「最初の赤城さんは遺産を持ってないんですよね」
    不動一空:「遺産持ちではなかったはずだ」
    九重 咲良:「行方不明となったチルドレンはここへ立ち寄った者が片っ端からだ。遺産持ちを優先して選んでいるのなら、任務選定の段階で何らかの形で手引きされているのかもしれない」
    メリー:「最初は別の目的で攫っていたのが、星川さんの遺産を見て考えを変えた……のかもしれません」
    不動一空:「逆に、埋没させるためかもしれん」
    不動一空:「遺産持ちであれば、それなりに目立つ」
    不動一空:「あるいは──遺産の代償とやらも関連してるかもしれんな」
    不動一空:多くの遺産は、精神に干渉すると記録で見た。
    不動一空:であれば洗脳とは、相性が悪い可能性もある。
    パミーナ:「八色さんへ、これも質問なんだけど。」
    メリー:「赤城さんと星川さんは共に定期捜査任務とやらに参加していましたが、それ以後はバラバラの任務です」
    パミーナ:「アンタから見て疑問や知りたいことってあるの?」
    パミーナ:「息子だし、区長なんだろ。それなりの疑念は出ていても、おかしくない。」
    八色刹那:「…仮に父親が黒幕だとして」
    八色刹那:「何故俺に教えなかった?というか俺に何をさせようとしている?」
    八色刹那:「そこは知りたい」
    八色刹那:「あとはそうだな…君たちは何をしに来たんだ?」
    不動一空:「消息不明者の保護」
    不動一空:「それに迷惑者の討伐だ」
    八色刹那:「そうか」
    メリー:「ピカロですね」
    九重 咲良:「可愛い部下がお世話になっているようだ」
    パミーナ:「厳密には、このまま奴を放っておくとUGNの秘匿がぶっ壊れるんだよ。」
    八色刹那:「行方不明者は…可能な限りすぐに送還しよう」
    パミーナ:「んじゃあピカロくん締めましょうねってなったわけ。」
    八色刹那:「秘匿?」
    不動一空:「外の世界では、レネゲイドは秘匿されている」
    不動一空:「そのことだ」
    メリー:「ま、そういうことですね」
    八色刹那:「薄く話にしか聞いたことが無いが、そうなのか」
    メリー:「詳しくは今度上司を締め上げてください」
    メリー:「私はあなたをよく知らないので、詳しく明かしてよいのか分かりません」
    八色刹那:「それと、保護された人間だが、もう一つ共通点が」
    八色刹那:「…彼らは、俺達が戦力が足りない、まずい、という状況になって、出てきたような気がする」
    八色刹那:「誰も彼も大きな事件の前か直後だったからな」
    不動一空:「──ピンチにヒーローが都合よく、か」
    不動一空:「飛びつきたくなる話だな」
    メリー:「ならば、やはりチルドレンをそちらに送ったのは9区への援助のため……と見るべきでしょうね」
    メリー:「その援助自体の意図は、不明ですが」
    メリー:「先程あなた方は“あのお方”を9区を好いていたと言いましたが」
    メリー:「人の内面など、この世界では決して判別できないものです。特に――我々オーヴァードの間では」
    メリー:「9区に戦力を渡したいなら自分たちが直接所属すればよいのです」
    不動一空:「堂々巡りだな、結局のところ決め手が見当たらん」
    メリー:「そうしなかったのですから、当然必ず裏があります」
    メリー:「まあ、そうですね」
    メリー:「やはり――奥に進むべきでしょう」
    パミーナ:「んー。それはそうなんだけど、その前に前提を捉え直すべきだな。」
    日比谷畔:「とりあえず推論はできたけれど情報はまだ欲しい、上からの脅威も無くなったことだし下に行かないかい?」
    不動一空:「なにかあるのか、パミーナ?」
    パミーナ:「八色さん、アンタはピカロから呼ばれてきたんだよな。あいつがなぜここへお前を呼んだかわかるか?」
    八色刹那:「確か、『あいつの計画自体は賛同できるが、あいつが僕にこのことを隠したのが気に食わない』と言っていた」
    不動一空:「あいつがすなわち“あのお方”──アンタの父親か」
    メリー:「賛同してたんですか、チルドレンの洗脳に。ピカロらしくないように思えますが」
    パミーナ:「…なるほど、だから自分に何かをさせようとしたか悩んでいたわけか。」
    パミーナ:「アンタ、偉くても知らないことだらけみたいだな。実の父親の事すら。」
    メリー:「まあ、そういうこともあります」
    メリー:「私も長じるまで妹が実験体だったの知りませんでしたし」
    八色刹那:「……そうだな」
    不動一空:「実の父と言っても他人だからな」
    不動一空:「向こうが隠そうとしていれば、なおのことだ」
    パミーナ:「そうだな。縁起が悪い話だが墓の向こう側にまで持って行ったらもうわからない。」
    パミーナ:「或いは、知ったときは既に手遅れかも、しれない。」
    不動一空:「──そうとも限らん」
    不動一空:「息子には伝えなくとも、他人に伝える可能性はある」
    不動一空:「完全な秘密なぞ、そうそう有るものでもない」
    不動一空:「──現にこうして、知ることとなりそうな実例が目の前に居る」
    メリー:「全てを知るのも、何もかもを記憶するのは不可能です――少なくとも、私には」
    九重 咲良:「因果なものだな。なんでも見えてしまう力というものは」
    不動一空:「万能が万能とは限らん──と言うやつだな」
    メリー:「知ろうとしないことが罪なのではありません。知ってなお目を背けるのが罪なのです」
    メリー:「逆に言えば、残酷な真実に対して我々ができるのは、それだけです」
    不動一空:「それすらも、傲慢かもしれんがな」
    メリー:「どう見えるか、です」
    不動一空:「そうだな」
    パミーナ:「ぶっちゃけると、身内の真実も知らないままっていうのは酷過ぎると俺は思う。」
    パミーナ:「八色さんとは初見だし。友達でもなんでもないけど。」
    パミーナ:「もし俺が同じ事をされて、理不尽な事実を突きつけられたら。…大切な事を今まで隠されていたと知ったら。」
    パミーナ:「俺は、許さない。」
    不動一空:「──そうか」少しなりとも、境遇を聞かされた身として。
    パミーナ:その言葉に普段のようなお遊びは一切ない。
    不動一空:その想いことばに、同意する。
    メリー:「…………」何か言いたそうな顔をするが、口は開かない
    九重 咲良:「……」
    パミーナ:「…それと、こんな状況になるまで放置しといて『八色刹那は行き詰った状況に巻き込まれるだけ』、『彼がどっちを選んでもピカロの思い通りのまま』」
    パミーナ:「これを気に食わないって思うのは、俺だけか?」
    八色刹那:「……それは、確かにそうだが」
    八色刹那:「…忘れていたな、利害に関係しないからどうでもいいと捨てていた」
    不動一空:「気に食うか食わないかを言うならば」
    不動一空:「俺は最初ハナから気に食わん」表情は変えぬままに。
    メリー:「ぶっちゃけ我々としては一旦帰ってここ焼いてもいいんですけどね。施設は建て直せるので」
    メリー:「まあ、ルリグの件があるので私情としては正直もう少し探索したいのですが」
    メリー:「UGNとしてはピカロの顔を潰しつつ撤退、というのは悪くない」
    パミーナ:「俺は、ぶっつけ本番で八色刹那が理不尽に会うのが気に食わないってだけ。あとピカロがムカつく。」
    メリー:「じゃ、あれやりますか?」
    不動一空:「任せる」
    パミーナ:「…やるかぁ~~~!」メモとペンを取りだす。
    パミーナ:腕を大きくぶんぶんと振る。
    日比谷畔:「お、新人さんの飛び道具かい」
    パミーナ:「そんな感じ。そうそう、最後に八色刹那。もう一度お前の願いが聞きたい。」
    パミーナ:「親父が何を望んでいるのか、知りたいか?それがどんな事だったとしても。…奴らの想定を今なら超えられる。」
    八色刹那:「ああ、残りのことは後から考える、まずはそれを知りたい」
    パミーナ:「オッケー、それじゃあ任された!」
    パミーナ:『いかに美しいものでも行為によっては醜悪になる。』
    パミーナ:『腐った百合は雑草よりひどいにおいをまき散らす。』
    パミーナ:「叶うなら、膿み切る前に真実を。照らせ、神託オラクル!」
    パミーナ:《インスピレーション》使用。
    パミーナ:質問内容:八色刹那の父親が八色刹那に何をさせようとしているか。その阻止方法。
    GM:質問受託

      
      :L市には『遺物』という強いレネゲイドを持った物質がある、市外の『遺産』もこれに近いが、強いレネゲイドを帯びた物質は周囲の現実を改変する能力を持つ。とりわけ、純粋なソラリス能力者用に調整された遺物は使用者の思考と現実出力の即時性に優れている。 が、これだけでは足りない、彼は街を外敵から守らせ、発展させながら、それを更に、更に拡大させる必要があった。ジャームの持つ『虚実崩壊』による現実改変補強でも、まだ足りない。遺産を集め、人を育て、邪魔者を消し、全てをひそかに行う必要がある。知らせればそれがノイズになりかねないからだ。 …蓮杖寺住職、寂鈴、またの名を天寂衆頭目の目的は、「八色刹那の持つ現実改変領域を地球規模に拡大すること」である。この計画が成就すれば、世界の常識は緩やかに崩壊し、全てが9区と同文明、同支配、同言語、同常識の地域になるだろう。 また、現在の9区の形態は、特段上層部の持つ大きな秘密も無く、扱いやすい。”マスターピカロ”が狙いとしているのはこれでもあるだろう。 これを阻止するには、この施設の最深部にいる、全てを計画している元凶を、討たねばならないだろう。

      :この文面に、間違いは無い

    GM:処理終了

    八色刹那:「………何かわかったか?」
    パミーナ:「一言でいうと、お前の親父はお前の能力を遺物で拡張して世界を支配しようとしてる。」
    八色刹那:「……は?」
    不動一空:「一言でなくて構わん」
    不動一空:「解るように頼む」
    パミーナ:「遺物ってスーパークールレネゲイドアイテムがL市にはある。ソラリス用に調整したら現実改変もできちゃう。」
    九重 咲良:「一介の村長を世界の王に仕立てようというわけだな。親心というものはつくづく想像を越えてくるものだ」
    メリー:「なるほど」
    パミーナ:「とはいえ、素のままじゃ足りない。ジャームの持つ『虚実崩壊』による現実改変補強でも、まだ足りない。遺産を集めて出力を上げてる最中!」
    不動一空:「なるほど。つまりは炎が区長、チルドレンたちが薪か」
    メリー:「……これを乗っ取ればピカロの目論見を挫けるかもしれませんね」
    八色刹那:「…何が9区利だあの男!!」
    パミーナ:「この計画には、9区が安定して存在してることが第一だ。チルドレンが誘拐されたのはそれが理由。」
    パミーナ:「子供は、伸び盛りだしな。おまけに派遣されるチルドレンは即戦力だ。」
    不動一空:「区長、聞かせてもらっていいか。たらればで構わん」
    不動一空:「もし可能であり、行うとするならば、アンタはどのように世界を作り変える?」
    八色刹那:「……今の延長線でいいなら」
    八色刹那:「可能な限り必要な者が全員に行き届き、公平で平等で、それでいて隠し事も無い」
    八色刹那:「そんな感じだろうか」
    不動一空:「──それだな」
    不動一空:最後の言葉に、納得する。
    メリー:「なるほど」
    メリー:「まず隠匿を。それから忘却を除く」
    メリー:「そんなところですかね」
    九重 咲良:「片棒を担ぐには十分の理想といったところだな」
    パミーナ:「世界全部が9区みたいにされるぞ。文化も、言語も、みんな一緒だ。常識までご丁寧に共有される。」
    不動一空:「なるのではなく、されると言うのが大きな問題だな」
    日比谷畔:「加えて、区長はソラリスだろう?」
    日比谷畔:「ソラリスによる一通りの改変が通ってしまった世界だと、必然マスターピカロも目的を遂行しやすくなる」
    日比谷畔:「あれもソラリスとウロボロスのクロスブリードらしいからね」
    不動一空:「仮に上手く行かなくとも、テストケースとすることはできるか」
    メリー:「しかし、この情報が抜けたのは大きいですね」
    パミーナ:「敵対する直前に知るよりは気分は楽だな。状況は変わらないが。」
    九重 咲良:「解決するべき課題ははっきりした。力で打ち倒せばいいのなら、それに越した解決方法はあるまい」
    九重 咲良:「もっとも、壮大な目的を掲げた敵が無防備でいるはずがないところが問題だが……」
    パミーナ:「この施設の最深部にいる奴を倒せば、事態は止まる。」
    不動一空:「相手の目的が判れば、対応も可能だ」
    パミーナ:「最深部だっていうんだからなるほど確かに警備が厚いだろうな。」
    不動一空:「だが複雑でなくてシンプルでいい」
    メリー:「最深部に行くのは前提として……八色さん、あなたここで帰る気はありませんか?」
    メリー:「帰って、壁の分厚い部屋に閉じこもってくれると楽なのですが」
    九重 咲良:「父親に目的達成の手段として利用され尽くした子というのは見覚えがある」
    九重 咲良:「堪えがたい感情であることは理解するが、大抵良くない結果に結びつく」
    九重 咲良:「そのうえでどのように行動するのか、よくよく考えて決めるといい」
    不動一空:「ああ。だが強制はできん」
    不動一空:「直接質すのも、アンタの自由だ」
    八色刹那:「……そうだな、意図はわかった、後の討伐はあなたたちがやるのだろう」
    パミーナ:「不動の言う通り状況は随分整理されてきた。俺好みにな。そして、俺にだけ好都合ってわけでもない。」
    メリー:「そうですね」
    不動一空:「ああ、懸念もいくつかは解消されたしな」
    パミーナ:「普段は色々ゴタついているかもしれないが、八色刹那。今回のお前には時間があるぞ。」
    パミーナ:「メリーさんの言う通り逃げるなり、好きにできる。」
    メリー:「というか」
    メリー:「あなたが帰ってくれないと困る・・んですよね」
    八色刹那:「このまま追従もできるが…それよりもっとできることがありそうだ」
    八色刹那:「一度戻らせてもらおう、気にせず先に進んでいてくれ」
    不動一空:「そうか」
    メリー:「感謝します――そして賢明ですね」
    パミーナ:「精々有意義に、後悔のしないように使ってくれ。俺の労力分程度にはさわやかにな。」
    パミーナ:「悩むも怒るも、何をするにも…時間がないとできない。知ることの大切さだ。」
    九重 咲良:「あとは僕の部下をよろしく頼むよ。少しばかり待つことになったが、迎えにいけそうだ」
    九重 咲良:「残りはこの先に待ち受けるのが持ち去られた遺産の数々でないことを祈るのみだな」
    八色刹那:「ああ、それでは」最も、迎えに行く前に送っていくつもりだが
    八色刹那:一礼して、施設の入り口の方に戻っていく
    パミーナ:「‥‥いい奴なんだな。あいつ。別に感謝されたかったわけじゃない。それでもお助けてよかったって思えるくらい。」
    パミーナ:八色刹那を見送りつつぼやく。
    メリー:「ええ、斬ることにならなくて良かった」少し緊張を抜いて
    不動一空:「そうだな。が、一旦託されただけだ」
    不動一空:「後は俺たち次第と言うことだろう」
    パミーナ:「そうだな!良いことしたしこのまま気持ちよく下へ行こうぜ。」
    日比谷畔:「まだ謎も残っている、詰めていこう」
    不動一空:「了解だ」
    九重 咲良:「さぞ様々な願いを抱えて潜んでいるのだろう。相まみえるのが楽しみにもなってきた」
    九重 咲良:「ここを乗り越えれば、誘拐事件は収束だ。大きな不確定要素は未だ残るが、目の前の障害をひとつひとつ排除していこうか」
    メリー:「さて、私は一瞬上に戻って連絡してきます――報連相は大事ですからね」
    不動一空:「頼む。区の住民は区長も手配するだろうが、こっちも動く必要があるだろう」
    九重 咲良:「上まででいいのなら一度ゲートを試してみようか。ここで使えるのかの確認も兼ねてな」
    メリー:「では、良ければお願いしましょう。縮地、疲れるので」
    パミーナ:「九重さんゲート持ちかよ!すげえじゃん」
    九重 咲良:「他人を送るのはあまり経験がない。異変を感じたら適度なところで帰ってくるといい」
    九重 咲良:ではやります。シュート。往復料金は要りますか?
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を3(→ 3)増加 (121 → 124)
    GM:いらないです
    メリー:「有難い――あ、チルドレンのお二人も帰りますか? どっちが危険かは分かりかねますが」
    日比谷畔:「謎が残っているのに帰るのもなんだからね、まだ残るよ」
    喜多灘凜瀬:「また何かいた時に目が無いと困りそうなので、残ります」
    メリー:「ではそういうことで」門の奥に消えていく
    不動一空:「了解だ、頼らせてもらう」
    パミーナ:「偉いなお前ら!これが終わったら滅茶苦茶美味いおばあちゃんちで食べた寒天を送ってやるよ。欲しいものリストから。」
    不動一空:「──子供らしくはない選択だな」
    メリー:数十秒後、戻ってくる
    メリー:「得た情報は概ね伝えました」
    メリー:「我々が戻れなくとも次が来ることでしょう」
    九重 咲良:「では我々という歴史の徒花が散ったとしても無為に消されないことを願っていよう。今回の敵はそういう相手だ」
    不動一空:「無為に散らすなら」
    不動一空:「奴らの企みだな」
    パミーナ:「『次』なんてない。ここで終わらせるからな。」
    不動一空:「ああ。アシュクロフトには悪いが、気遣いを徒労とさせてもらおう」
    メリー:「いえ、私も無事に帰りたいのはやまやまです」
    メリー:「人事を尽くし、天命を待つ――ですが今は神託オラクルもついています」
    不動一空:「そうだな、心強い」いつもの無表情で、同意する。
    メリー:「そして神託は人が叶えるもの。我々が為すべきこと」
    メリー:「皆さん、よろしくお願いします」
    九重 咲良:「──力強い瞳だな。戦いに挑む前はこうでなくては」
    九重 咲良:「奥に潜む者もさらにその闇に紛れる者も、並大抵な相手ではないが……」
    九重 咲良:「なに。先は後れをとったものだからな。次こそは張り切って力を振るわせてもらうとしよう」
    不動一空:「ああ、こちらも了解だ」気負いのない、いつもの口調でそれだけを返す。
    不動一空:その内に、滾らせながら。
    パミーナ:「おうおうそう言われたら調子乗っちまうぞ~!」
    パミーナ:「まぁ…大船に乗ったつもりでいろ。此の為に俺は生まれたんだからな。」

    GM:シーンカット、ロイス整理とNPCカード処理のみ可能です
    GM:忘れていたNPCカードを一つ
    パミーナ:おお
    GM:NPCカード
    喜多灘凜瀬 水晶の剣 武器一つの攻撃力+8、シナリオ3回

    GM:欲しい人は言ってください
    パミーナ:ほしいです
    不動一空:おお
    メリー:ください
    喜多灘凜瀬:誰がどれに欲しいのか整理だけお願いします
    メリー:当然両手剣です
    不動一空:このタイミングで、同一武器に×3の重ねがけとかも大丈夫でしょうか?
    パミーナ:パミーナはヴァリポンするんで火力がモリモリあがる。
    不動一空:あ、私は大丈夫です。お気遣いだけで。
    不動一空:<物理では殴らない
    パミーナ:では、パミーナのパイルバンカー二つに残りの強化使ってもよろしいですか?
    不動一空:こちらは問題なく。
    不動一空:最後のロイス【首魁:寂鈴@関心/◯憤怒】を取得。ぐつぐつ。
    不動一空:あ、あと可能なら高性能治療セットをここでも使っておきたく。承認頂けましたらば、HPに関しては次回の処理などで。
    GM:処理確認、NPCカードは1つをメリーさん、もう二つをパミーナさんでOKですか?
    不動一空:あ、こちらも一点。高性能治療セットで3d回復大丈夫でしょうか?<使い捨てでない
    不動一空:NPCカードに関してはこちらは問題ありません。
    不動一空:<GM
    パミーナ:それで自分はオッケーです。
    メリー:問題ないと思います
    不動一空:まえーさんも大丈夫でしょうか?
    不動一空:NPCカード効果、水晶の剣をパミーナちゃんとメリーさんに使う。
    九重 咲良:あ、大丈夫です
    パミーナ:じゃ二回分貰いますね。
    不動一空:全員承認(ぽんっ
    パミーナ:で、これで処理は全部終了!
    メリー:メリーの刀がかっこよくなった

    ミドル8


    GM:ミドル8
    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (105 → 108)
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (113 → 114)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 2)増加 (101 → 103)
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 1)増加 (124 → 125)
    パミーナ:すいません、ここで前回のインスピレーション分の侵蝕も加算します。
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を4(→ 4)増加 (114 → 118)
    GM:受理ー

    GM:ノミナ・サクラ 通路
    GM:階層を下る。
    GM:奥に行けば行くほど、機械の動きや人の流れ、またデータの置き場所が目立ってくる
    GM:そうして降りて11層目
    GM:少し薄暗く、紙束などの書類が散った区画
    GM:どうやら、襲撃直前の施設の様子が色濃く残っている施設のようだ
    GM:というわけで情報収集
    GM:項目はこれ
    情報項目 ・コンピューターを調べる 情報:UGN 10
    ・紙束を整理する 情報:UGN 9
    ・周囲に何かないか調べる 知覚 8
    ・明かりのついているデスクを調べる 精神 12

    不動一空:お、調度人数分。
    GM:以上4つです、お好きに調べてください
    パミーナ:精神判定はピュアノイマンが向いてると思うのでパミーナが振ります。
    不動一空:お願いします、知覚は1なので向いてない。情報のどちらかを貰えればと。
    パミーナ:9dx>=12
    DoubleCross : (9DX10>=12) → 9[1,2,2,4,5,6,8,8,9] → 9 → 失敗

    パミーナ:『不完全な神託』《勝利の女神LV8》達成値+24
    不動一空:圧倒的だ
    パミーナ:ごり押しで突破します。
    メリー:暴力
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を4(→ 4)増加 (118 → 122)
    メリー:じゃあコンピューターいきます
    不動一空:では紙資料の方が得意そうなので、そちらを頂いて知覚を九重さんにおまかせしてよろしいでしょうか?
    九重 咲良:はいさ
    メリー:援護の風を使用
    メリー:8dx+4
    DoubleCross : (8DX10+4) → 10[2,2,3,4,7,8,9,10]+4[4]+4 → 18

    メリー:こんなものか
    不動一空:コネ:要人への貸しを使い捨て使用してダイス+3 侵蝕ボーナスと合わせて+6 合計8d+2
    不動一空:・紙束を整理する 情報:UGN 9 にチャレンジします
    不動一空:8dx+2>=9
    DoubleCross : (8DX10+2>=9) → 10[3,4,5,5,5,5,8,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

    不動一空:成功しました。
    九重 咲良:6dx+1>=8 周囲に何かないか調べる 知覚 8
    DoubleCross : (6DX10+1>=8) → 10[2,5,6,8,10,10]+7[2,7]+1 → 18 → 成功

    不動一空:おお、回った。
    パミーナ:すごい
    不動一空:これならピカロ一匹でも見逃さないに違いないw
    九重 咲良:野良ピカロはおらんか
    パミーナ:それじゃ歓談に入りますか。
    不動一空:はーい
    パミーナ
    パミーナ:区画を調べていたが、そろそろ飽きてきたパミーナは、椅子の背もたれに体重を預けつつ。何かを思いついたように口を開く。
    パミーナ:「そういえさ、九重さん。さっきの狩人爺さんの迷彩効いてなかったよな。」
    パミーナ:「アンタどの程度人間離れしてるの?」
    九重 咲良:「どの程度…とくると、なかなか具体的な表現は難しいものだが」
    パミーナ:ごく普通に、世間話をするようにそんな話題を出した。
    九重 咲良:「種族RBの都合でな、少しばかりモノを見る目が違うのだ。特にヒトに類するものを見る目がな」
    不動一空:「同等の能力が相手であれば、以後も喜多灘のサポートは不要と言うことでいいのか?」
    不動一空:紙の束をまとめ、分類し、整理しながら。
    九重 咲良:「向こうとの能力の違いがあまりハッキリしないので断定はできないものの、おおよそ似たようなものが見えていると言っていいだろう」
    パミーナ:「そりゃ、RBは人間に興味を持つようにできてるよ。でもそれと身体構成は話が別だし。」
    パミーナ:「アンタのは、もっと違う意味なんだろ。俺とは違う。」人の体を使い、人から生まれた自分とは。
    不動一空:実務的な確認を終え、黙々と作業に戻る。
    不動一空:「了解だ」
    メリー:「元々そういう存在であるから呼ばれたんです。“違い”も推して知るべきでしょうね」ため息をつく
    パミーナ:「ぶっちゃけ人間離れしていれば、いるほどありがたいってのがこっちの気持ちとしてはあるんだよな。」
    パミーナ:「前提が異なれば連中の技術もピカロの奇怪な忍術も効かないかもしれないし。」
    不動一空:「混成部隊の強みだな」
    九重 咲良:「そういうことだ。要点だけ言えば、この星の生まれではない。それなりの長さここで育ってはいるがね」
    メリー:「……」ぎりぎり生きているコンピュータを慎重に操作しながら、耳を傾けている
    九重 咲良:「マスターピカロなる彼がどういった原理でこのような奇天烈を実現しているかはわからないが、似て非なる存在ではないかと睨んでいる」
    九重 咲良:「こちらの目から君達の目に見えているものと見えていないものを区別することは少々困難だが、斥候まがいのことならば任されよう」
    不動一空:「──やつも人ではないRBということか?」
    パミーナ:「【神託】越しの感覚だけど、RBではないな。人の血肉というかガワはもってるぞ。」
    九重 咲良:「血肉を持つだけやもしれぬぞ。機能が外付けされることには十分にあり得る話だ」
    パミーナ:「化け物じみてようが、初めからそんな生まれならそんな生まれで良いんじゃね。」
    メリー:「血肉があるなら十分。斬って斃せるならヒトもRBも同じです」
    不動一空:「同感だ」
    不動一空:完全に不要と解る紙束を取り除く。だいぶ絞れてきた。
    パミーナ:「外付けされているとしたら、多少は話は変わるが…。俺がそこまで踏み入る相手でもないしな。」
    パミーナ:「なんとなく見えてきた。アンタ結構ピカロに興味があるクチなんだな。」
    メリー:「予告した所業を除けばおもしろ人間ですからね……気持ちはわかります」
    九重 咲良:「この先に潜んでいる者が、何某かは不明だがな。直接対面しなければわからぬこともあるだろう」
    九重 咲良:「この"目"は、そこまで"遠く"が見えないように造られている」
    パミーナ:「仲間以外にも動機がありヒトに興味を持った。その内容は、きっとアンタという存在の受容に役に立つ。」
    パミーナ:「まるで見える目も持ってたかのような、やろうと思えばもっと色々できるみたいな、言葉だな。」
    九重 咲良:「…少し違う。この身はそこまで意のままにできるものではない。"そういうモノ"として作られた、"そういう機能"を持っただけのモノだよ」
    九重 咲良:「其方の理解の外の存在ではあろうが、想像しているほど万能ではないよ」
    九重 咲良:「ただ、そうあるだけの存在でしかない」
    九重 咲良:「僕が人間へと関心を寄せるのは、個人的な嗜好と生命の理由……ヒトにわかる感覚ならば、食欲のために生きる者とだけ思っていれば良い」
    パミーナ:「なるほどね。『そういう風に出来た』存在っていうなら理解できる。」
    パミーナ:「おかげでアンタの在り様もそこそこ分かったつもり。…まぁ故意に直接的に人に害をなす事はない、程度は。」
    パミーナ:「少なくとも、どういう奴であれこちら側に立つアンタの人間性は好ましいと思うよ。」
    パミーナ:「過去に何があったかはともかく」「その内面が俺たちをどう眼差したとしても。」
    パミーナ:「俺自体が存在定義さえ叶えられれば後は割とどうでもいい、化け物だしな。」
    GM:情報
    解析されたデータ 絶え間ない救援信号の中に、ところどころデータがある、曰く
    ・送信者はルリグ、管理者権限は保持しているがシステム自体がつくりかえられており手は出しにくい
    ・中にはまだ当時の研究者が残されているので彼らの救出を優先してほしい
    ・この部屋は(データ不明瞭)が使っていた部屋だ、救出する以上は彼も敵になるだろう
    ・何かしらの端末があれば支援が届くかもしれない


    デスクの上の書類
    備忘録のようだ、文字はほぼ消えていて見えない、何かしら超常の手段を用いなければ中身を見ることは不可能だろう。

    紙束の並べ替え 紙面には文字の切り貼りで、何かの経過が記されていた
    ○月○日
    8:00 施設に天寂衆を名乗る謎の集団が侵入、施設内を襲撃し始める
    9:00 施設に(空白)セルの一隊がやってくる
    9:17 UGNエージェント(空白)がやってくる、(空白)セルとの合流の為と考えられる
    9;50 (空白)セルの連絡を受けてアルフレッド・J・コードウェルとマスターレイス数名が施設に侵入。
    12:15 事態を発見したUGNが”嘘吐き”浅月透や”鉄の女”メリーアシュクロフト含む複数人のエージェントを派遣
    13:00 状況UGN優勢、(空白)セル部隊はほぼほぼ死亡、マスターレイス部隊は天寂衆部隊を追おうとしたが追跡できず
    14:20 マスターレイス部隊撤退、内部人員ほぼ壊滅(UGN側含め)”嘘吐き”今回の件を(空白)で全て葬る。死亡前にメリー・アシュクロフトはかろうじて撤退。しかし内部勢力が記憶干渉能力者揃いのため記憶の混濁が深刻。当初の作戦目標含め葬られた為施設内部は廃棄とされているが実体は天寂衆に乗っ取られ、研究プラントになっている。

    補遺
    天寂衆の目的は遺物や遺産、その他各地から集めてきた賢者の石などのレネゲイドアイテムによって9区長八色刹那の現実改変範囲を世界規模まで拡大し、世界全部を9区にすることと考えられる。アルフレッド・J・コードウェルはどうも天寂衆を叩き潰すために優先的に連絡を入れてもらったらしい。


    周囲の物 紙束の中に、小さな冷蔵庫や新聞、毛布などと言った簡単な生活の痕がある、紙以外のゴミは少なく、ここには人がいたようだ。しかも、比較的几帳面な。横のガラクタ(恐らくは先住者のものとして丁寧に詰めていたのだろう)からは何か持っていけそうだ
    購入2回分を行うことが可能です。


    九重 咲良:「怪しい物はこちらではあまり見当たらなかった。見えていなさそうなものも特別…なさそうだったからな」
    九重 咲良:「その分、使えそうなものはそれなりに残っていそうだ。それぞれ必要なものは適宜持っていくといいだろう」
    不動一空:「了解だ、後で見繕さてもらおう」
    パミーナ:「サンクス!クレバーに使わせてもらう。」
    メリー:「ふむ……」使えそうな対BCスーツが目に入るが、いったん振り払い動きそうなPCを探す
    喜多灘凜瀬:「なんか探してます?PCなら持ってますし修理も簡単であればできますが…」
    メリー:「先程まで何台か当たったんですが、上手く動きませんでした」
    メリー:「あれが一番状態がよさそうです。少し見てもらえますかね」大きめのデスクトップを指差す
    喜多灘凜瀬:「了解です、じゃあちょっと見てきます」
    喜多灘凜瀬:デスクトップの方へ生き、軽く様子を見て
    喜多灘凜瀬:何やらコードやディスクを取り出してつなげたり入れたりして
    喜多灘凜瀬:「お待たせしました、これで行けると思います」
    メリー:「……」
    メリー:「これ、もしかしなくても全部喜多灘さんがやった方がいい気がしますね……」
    パミーナ:「メリーさん、機械得意そうな感じしないもんな…。叩いて直す方が得意そ」
    パミーナ:のんきに軽口をたたく。
    喜多灘凜瀬:「なんか見てほしい奴とかあります?」
    メリー:「簡単な機械ならこう、因子をガッとやって物理で直せるのですが」
    メリー:「何が見られそうかもわからないので、お任せします」開き直る
    不動一空:「餅は餅屋に任せればいい」
    喜多灘凜瀬:「了解です、中身開いてみます」PCを稼働し、中のデータを調べる
    喜多灘凜瀬:「うーん、上層と似た情報…だけじゃないな…」
    喜多灘凜瀬:「あ、これ送信元ルリグですね、そこは一緒」
    喜多灘凜瀬:「管理者権限はギリギリ残ってるけどここのシステム自体つくりかえられちゃったみたいで大がかりには動けないみたいです」
    喜多灘凜瀬:「あとはこの部屋についての話も書いてあるんですけど…」
    喜多灘凜瀬:「肝心の名前がきれいに真っ白で誰の部屋かわからないです、でも敵らしいです」
    喜多灘凜瀬:「なんかの端末とかあれば直接連絡も取れそうですが…どうします?」
    メリー:「……他の皆さんの情報が出揃ってからにしましょう」
    喜多灘凜瀬:「了解です、準備だけしておきます」
    日比谷畔:「他に何かわかったのはあるかい?」
    不動一空:「──こちらは七年前の襲撃の時系列が記されたものを見つけた」
    不動一空:とりあえず会話がまとまったことを確認し、切り出す。
    不動一空:そして順番に並べ替えた書類を確認しながら、皆に説明を始める。
    不動一空:「襲撃の目的だが、あの老人たちの組織──天寂衆は遺物や遺産、それに賢者の石らレネゲイドアイテムの確保。そしてコードウェルの率いるFHは、天寂衆を叩き潰すことを目的にこの施設へと訪れたらしい」
    メリー:「UGNは?」
    不動一空:「順を追う」
    不動一空:「理由は知らんが、コードウェルは組織内でも優先的に天寂衆の情報を収集していたようだな」
    不動一空:「襲撃順としては天寂衆、FHの順だな。差は60分も無い」
    不動一空:「その後、事態を把握したUGNが浅月やアシュクロフトを始めとするエージェントを派遣。三つ巴となったようだ」
    不動一空:「結果、最終的にはFHを敗退させたがUGNも甚大な被害を被り、撤退する羽目となっている」
    不動一空:「内部に居た人員を含め、ほぼ壊滅状態。その後浅月嘘吐きの能力で諸々記録と記憶をチャラにしたようだな」
    不動一空:「──アシュクロフトの記憶混濁は、やはりこの事件が原因のようだ」
    不動一空:「内部勢力に記憶干渉能力者が多かったため、混濁したようだとの記録がある」
    不動一空:「──事故か何らかの作為があるかは、これだけでははっきりせんがな」
    メリー:「……私が派遣されていた。そう、ですか」
    メリー:「監査任務に携わっていたのですから不思議はありませんが……」
    不動一空:「あくまでも記録だが、ある程度信憑性があると俺は考える。本来、人目につかなかったはずの記録だからな」
    不動一空:人目につかない情報であれば、ミスリードにはなり得ない。
    メリー:「疑ってはいませんが、正直全く覚えていません――不気味な気分ですね」
    メリー:「しかしその書類、単なる印刷ではないように見えます」
    不動一空:「──ともあれ、最終的にこの施設は天寂衆のものとなり、現状に至ると言う訳だ」
    不動一空:と、一旦言葉を切って。
    不動一空:「──────」
    不動一空:書類の一部を皆に解るように開示。
    不動一空:切り貼りで構成された文章の所々に、不自然な形の空白が存在している。
    不動一空:「ああ。ご覧のように、切り貼りを使って記録されている」
    不動一空:「そしてそこまでしたにも関わらず、不自然な空白が無視できんレベルで存在している」
    不動一空:「改竄までは至ってないようだが、隠蔽はされていると考えたほうが無難だろう」
    パミーナ:「まーーーたピカロか。」
    メリー:「文字の切り貼りは反ミームへの対抗策ですかね」
    不動一空:「断定はできん」
    不動一空:「が、少なくとも類する能力が行使されているようだ」
    メリー:「単純ながらケースによっては有効ですが……まあ、これ以上のことはわかりません」
    不動一空:「俺の方は、これくらいだな」
    パミーナ:「じゃ俺の成果な、デスクの上からこいつを見つけた。」
    パミーナ:そう言って備忘録のようなものを出す…が文字はほぼ消えていて、見えない。
    パミーナ:「"なんかある"感すげーよな。見えないけど。」
    不動一空:「白紙に見えるな」
    不動一空:「──が、そうではないと言うことか?」
    九重 咲良:「……そのようだな」
    メリー:「確かにそんな気配はします」僅かにオルクスの因子が反応している
    パミーナ:「ま、そういうこと。」ペンをくるりと回す。
    パミーナ:「別に、全く見えないわけじゃないしな。俺なら筆の癖を読み取る程度は可能だ。」
    パミーナ:「─────癖を理解したら後は、俺の異能に身を任せるだけでいい」
    パミーナ:手が嘗ての筆者の筆跡をなぞる様に、滑らかなに動く。
    パミーナ:《プロファイリング》を元にした《完全演技》のなせる業だ。
    パミーナ:そして、メモを補填し、再現した。

    マスターピカロ、あるいは     の備忘録 ・俺は恐らく人に記憶されない。記録はもっとされない。そういう風に改造されたらしい。ついでに改造の副作用でそんなに長くも生きられない、精々30手前が限界らしい。日記もまともにかけないのは不便だが書くだけ書くことにする。
    ・研究所が無くなった、研究者たちは俺達の事もすっかり忘れてしまったようだが無い物は仕方ない。404とかはUGNに行こうかという雰囲気になっているがそれはそれであの研究レポートが表に出ないから寝覚めが悪い、ここは俺一人でもやってみようか
    ・名前はマスターピカロにした、計画名だ、ギリギリ文字にも残せるだろう、まあ長く残るものでも無いが。
    ・さて、一回この姿で色々見回してみたが、どうもこの世界忘れられた物が多すぎる。結構いい物も落ちているのに勿体ない。おまけにレネゲイドに寄って強制的に「忘れされられた」物も少なくない。バーゲンセール。
    ・忘れられたと泣く人間を見つけた。なるほど、現に彼らを見る人はいない。仕事ができた。これを糺そう、多少過程で混乱が起きるだろうが忘れられて塩漬けにされて泣く人間なんて少ない方がいい。
    ・九重遠、使えそうな人、たまに手を貸してもいいかもしれない
    ・天喰大輝、清算リスト、全部終わったら彼に首を差し出すこと
    ・一回一回案件を潰していたが、キリが無い。それを繰り返すのも人生と言うのだろうが、あいにく俺もそこまで長く無い。どうせ死ぬなら死ぬ前にマスターらしいことをしてもいいかもしれない。願いはある。「忘れさられること」これを俺は許さない。例え上手くいかなくても、まあ構わない、それも人生だ。

    GM:メモの内容はさほど多くない、恐らく本命の手帳は別で所持しているのだろう
    パミーナ:メモを書き終えたパミーナは、それを皆の見える位置に置く。
    パミーナ:「…『最高の人生の見つけ方』みたいなことするんだなぁピカロのやつも。」
    パミーナ:「どうやらこんな奴にも執着や覚えてる相手や事物はあるみたいだな。後で調査してもらおうぜ。」
    九重 咲良:「やはり、血肉だけがヒトだっただけの存在だったようだ。気の毒なものだな」
    不動一空:「判ってみれば」
    不動一空:「シンプルな動機と行動だな」
    不動一空:看過はできないが、理解する。
    メリー:「忘却は我々の確固たる権利です、が――確かに同情できる点もありますね」
    メリー:「只人なら気が狂うでしょう」
    不動一空:「だが見過ごす訳にはいかん」
    日比谷畔:「404……あれまさか……うーん、これは後で確認かな……」
    メリー:「もちろん、見過ごしません」
    パミーナ:「穏当に見て冷凍刑、厳しめに見て消去(デリート)ってところか。」
    メリー:「というと?」
    パミーナ:「UGNは、ジャームを治すことを最終目標にしている。」
    パミーナ:「死者蘇生は兎も角改造人間一人治すくらいはいつかはできないと、困るって話だな。」
    パミーナ:「ま、ぶっ殺せば手早く反ミーム特性が消えて晴れて皆に覚えてもらえるかもな。」
    不動一空:「本人に確かめる術はなし、か」
    パミーナ:「天喰と九重遠だっけ。そいつらがピカロを覚えたままでいられるのも、案外そういう手しかないかもしれないし。」
    パミーナ:「それ込みで殺されるような真似してるのかもしれん。まぁ俺はこいつの気持ちなんて、分かりたくもないけどな。」
    九重 咲良:「難儀なものだな。結果だけがあれど、原理はわからない」
    不動一空:「矛盾とも思える一部の記憶は、そうした願望が無意識に反映されている可能性もある、か」
    メリー:「奴がどんな考えでいようが我々は退きませんし、退けません」
    メリー:「あなたも判っているでしょう――ピカロ?」適当にカマをかける、単なる直観で
    "マスターピカロ":「知っているとも」気づけば冷蔵庫から飲み物を出してそれぞれの前に出している
    パミーナ:「こ、こいつ、まるで準備してきたかのような超速登場しやがって─────!」
    "マスターピカロ":「どうもー、冷蔵庫の中身好きに取っていいよ」
    パミーナ:「何くつろいでんだ、ここは手前の実家じゃねぇんだぞ。」
    メリー:一瞬戸惑うも踏み込み、「――ッ!!!」抜刀しつつ突っ込む
    "マスターピカロ":それをひらりといなして躱しつつ
    "マスターピカロ":「でもここ俺の部屋だよ?」
    パミーナ:「名前書いてないじゃん」
    パミーナ:「ペットボトルに名前書いた?」
    "マスターピカロ":「あ、サインした方がいい?」
    "マスターピカロ":ペットボトルに名前を書いて渡す、当然すぐに消える
    パミーナ:「人が来るなら書くのがマナーだな。礼儀正しいようで何より。」
    不動一空:「なるほど、こうして目の前に居る分には認識できるようだ」姿を確認することも、声を聞くこともできる。
    パミーナ:「消えてもどこかできっと見てる人はいるぞ。まぁ覚えてられるのは俺くらいだが。」
    "マスターピカロ":「それはその通り、いくら見られてないとはいえ礼まで欠いてはいけないよ」
    九重 咲良:「ほう。改造というのはずいぶんな特異性に見える。なかなか興味深い」
    メリー:「皆さん余裕ですね――っ!!」様子を窺っていたが再び突撃、今度は刺突
    不動一空:即座に襲いかかれるよう、軽く腰を浮かせる。──隠そうともせずに。
    "マスターピカロ":マントを振って受け止め、そのまま軌道を逸らす
    パミーナ:「メリーさん、落ち着けよ。ここだと俺も武器出すわけにいかないじゃん。」
    不動一空:「討伐対象がわざわざ出てきて、話をしてくれている」
    パミーナ:軌道を逸らされたメリ―の手をとり、そのままバランスを取らせ着席させる。
    メリー:「チィ……いやこれ無理ですね」納刀
    不動一空:「耐性があるおまえらなら、記憶できるかもしれん。ならまずはそうするべきだろう」
    "マスターピカロ":「どうせやるなら最深部とかにしておくれよ」
    メリー:「冷静に考えてほしいのですが、本人の気分次第でいつでも逃げられる敵とお喋りする方がおかしいですよ」
    パミーナ:「ところでお前、マスターピカロでいいんだっけ?」
    "マスターピカロ":「うん、あってる」
    メリー:「違ったら……困っていました」
    パミーナ:「メリーさん、まずはそこからだぞ。前提から確認していこうぜ。」
    九重 咲良:「他に同一特性の者が複数人もいたら区別がつかない。助かったな」
    不動一空:「そうだな、一つずつだ」
    "マスターピカロ":「特性くらいならそっちにも何人かいると思うけどね、まあその辺は置いておこうか」
    不動一空:「らしいな」
    メリー:「いや、名指しで殺しますって表明した直後に呼んだ? って出てくる方が悪いですよ。違ってても」
    パミーナ:「お前、今まで忘却に反抗してたって話だけど具体的に何をしていた?たのしかったか?それ。」
    パミーナ:「自分と同じ忘れられた者を助けるのはさ。」
    "マスターピカロ":「病院行って院長の手助けしたりFHの子供ら拾っていい感じに叛逆しないかなーって育てたり?」
    "マスターピカロ":「楽しいよ、何もしないよりはね」
    "マスターピカロ":「人が人を助ける、人間社会として当たり前の行為を楽しいと思うのはそんなに変かい?」
    メリー:「多分シヴィライゼーションVの方が楽しいですよ。今からでもそっちにしませんか?」投げやり
    不動一空:「結果として混乱を起こしている自覚はあるのか?」
    不動一空:淡々と尋ねる。
    パミーナ:「そうだぞ!不動の言う通りだぞ!」
    パミーナ:ぱっと反論が浮かばなかったので乗っかる。
    "マスターピカロ":「あるよ、でもなんもしないよりはいい方向に転がってる気がしない?」
    不動一空:「せんな」即答。
    パミーナ:「確かに、忘却は悲しく酷いことだな。」
    パミーナ:「だからって無くすことはできない。俺たちが俺たちとして生きる為には必要なことなんだよ。」
    パミーナ:「人が人として文明を持ち生きるには、レネゲイドは、オーヴァードは早い。」
    パミーナ:「…でも、お前の気持ちも分からないわけじゃない。」
    パミーナ:「騒ぎが起こらずUGNに喧嘩を売らずお前の本懐が叶う手段があるなら、俺個人は協力してやるぞ。」
    不動一空:「パミーナの言うとおりだな」
    不動一空:「オマエのやり方は、短絡的で一義的だ」
    不動一空:「余命も関係しているのかもしれんが、だからと言ってそれによって引き起こされる被害は看過できん」
    メリー:「とりあえずXーMEN見てもらえるとわかると思います」
    メリー:「この世界に、行き過ぎた力には、秘匿は必要なことです」
    メリー:「で、何しに来たんですか」
    "マスターピカロ":「まあ君たちの言い分はわかる、パミーナ嬢の善意もね」
    九重 咲良:「…とはいえ」
    九重 咲良:「そんなまともな論理を受け付けられるほど、君に余裕がないのではないかな」
    "マスターピカロ":「だけどやったからと言って全部が全部悪化するわけじゃないし、それが決まったわけでもない」
    "マスターピカロ":「その通り、どうせならやるだけ全部やって捕縛されるなら捕縛されてから後のことはゆっくり考えるつもり」
    不動一空:「根拠のない楽観には付き合えん」
    メリー:「民主主義とか知らないんですか……?」
    メリー:「あなた個人の独善に人類の将来を左右させるわけにはいかないんですよね」
    "マスターピカロ":「別に俺は君たちを止めてるわけじゃないよ?」
    "マスターピカロ":「止まるならそれまで、止まらないならその程度の人類だった、それだけさ」
    不動一空:「なるほど」
    不動一空:「改めて、相容れんな」
    メリー:「よく分からないということが分かりました」
    パミーナ:「九重さん的にはどうおもう?あっ、九重さんってこちらのかたね。」
    九重 咲良:「相容れはしないだろう。見えてる世界も違えば、経験してきた価値観も違う」
    九重 咲良:「不倶戴天の敵という立ち位置でしかいられないのなら、互いを排斥し合うのが人のサガだ」
    九重 咲良:「…事実」
    九重 咲良:「『どうせならやるだけ全部やって捕縛されるなら捕縛されてから』だなんてことだ」
    九重 咲良:「忘れられたくないこと自体は事実だとしても、もうとうに全てどうでもよくなっているのではないか?」
    九重 咲良:「もとより、そういうものとして我々はここに集ったものだと。そう、思っていたのだがね?」
    九重 咲良:どこまでも"そういうもの"は"そういうもの"でしかあらず、"始まり"から"終わり"まで変わらない。
    九重 咲良:生命の"成長"や"変化"は、形状や体長の変化であるのみであり、種を越えて変態することはない。
    九重 咲良:「在るのは共存か死、のみだよ。それを賭けることに生命の価値があるんだろう?」
    "マスターピカロ":「あー確かに、思ったより人間社会見限ってるかも?」
    不動一空:「そうだな、いずれ忘れることだとしても」
    パミーナ:「…じゃあ、人間は?」
    不動一空:「自身で引き起こそうとしている厄介事を」
    不動一空:「天が与えた試練のように、上から目線で語られるのは面白くない」
    "マスターピカロ":「それはそう、その一瞬に賭けなければ、ここまで生きてた甲斐も無いよね」
    パミーナ:「社会を見限ってるっていうんならじゃあ、人間はどうだってんだよ?」
    パミーナ:「さっきから偉そうなことを言うが、それでもお前からはジャームの雰囲気は感じない。」
    パミーナ:「まだ、誰かを期待しているし、執着している。俺はそう思って、その上で出来るところまで付き合ってやるっていってるんだぞ。」
    パミーナ:『どんなに辛いことがあっても、生きてるならきっと幸せになれる。』
    パミーナ:「…もう一度だけ聞くぞ。今から誰にも迷惑かけない手段に変えるんなら手を貸してやる。この言葉に免じてな。」
    "マスターピカロ":「無理、それを実行するには個人的に入れ込んでいる人間が多すぎたね」
    "マスターピカロ":「それでも付き合う気なら、追って御覧よ」
    "マスターピカロ":「この深海の底、嘆きの部屋までね」
    "マスターピカロ":《瞬間退場》
    不動一空:「ひとついいか?」
    "マスターピカロ":「どうぞ?」
    不動一空:「秘匿を良しとしないのなら、確認だ」
    不動一空:「それは『期待』か?」
    不動一空:先の返事に対し、確認する。
    "マスターピカロ":「そうだよ、結構彼女は気に入った」
    "マスターピカロ":「じゃあ、冷蔵庫の中身持ってっていいよ」
    パミーナ:「…、メモを取ったとき、見覚えのある書体だった。アレはお前の」
    "マスターピカロ":今度こそ声は聞こえない
    メリー:「あ、もう一ついいですか――いない……」
    パミーナ:「─────っち。聞きそびれた。まぁ大体合ってるだろうし、いいか。」
    不動一空:「──嘆きの部屋と言っていたな」
    喜多灘凜瀬:「メモ?」隠れていた
    パミーナ:「メモだよ、メモ。パミーナさんがさっき書き出したピカロのメモ。」
    パミーナ:「昔似た文字を見たことがあったんでな。書き起こす時、少し助かった。」
    喜多灘凜瀬:「へえ、そんなことが……」
    メリー:「――さて、闖入者も消えましたし」
    メリー:「ルリグと通信してみますか」
    喜多灘凜瀬:「あ、了解です、つなぎます」
    喜多灘凜瀬:軽くチャットを打って、つなげる
    ルリグ:「……UGNの人?」
    メリー:「……ルリグ」
    ルリグ:「…!?メリー!?」
    メリー:「私です、メリー」
    ルリグ:「メリーなの!?あの後送り出したはいいけど、生きて…!」
    メリー:「ええ、五体満足ですよ」
    ルリグ:「よかった……」
    メリー:「私も再会できて嬉しいです」
    メリー:「……そちらの状況は?」
    ルリグ:「…あんまりよくないわ」
    ルリグ:「中に研究員の人たちが捕まっているんだけど、システムつくりかえられちゃった今、私は手が出せない」
    メリー:「まだいるんですか、研究員が」
    ルリグ:「洗脳、かしら、あの日も飛び交っていたし、ともかくそれで研究所で研究させられている」
    メリー:「洗脳……私も正直、長く記憶が混濁していたようです」
    メリー:「憶えていればこんなに待たせなかったのですが――すみません」
    ルリグ:「いいえ……ありがとう……来てくれただけで嬉しい」
    ルリグ:「今の部屋は…マスターピカロの部屋、ね」
    メリー:「ええ」
    メリー:「奴は……強いですね。私では敵いません」
    ルリグ:「…からくりはあるの」
    ルリグ:「ただ、私は私でしかないから、手は施せないだけ」
    メリー:「……私は、奴の討伐任務を受けています」
    メリー:「よければ、教えてくれませんか」
    ルリグ:「……記録上に存在している技」
    ルリグ:「それを受け付けない」
    ルリグ:「要するに、倒すためには毎回その場で新しい技を作って、それで戦わないといけないの」
    メリー:「それは……難題ですね」
    メリー:「しかし仲間にはそういうことが得意そうな者もいます」
    メリー:「ありがとう、ルリグ」
    ルリグ:「知られていると、威力は著しく減衰するし、それを模倣される」
    ルリグ:「…どういたしまして、下に行くのかしら」
    メリー:「はい。我々はUGNですから」
    ルリグ:「なら、喜多灘さん…のタブレットに入れて連れて行ってもらってもいい?」
    ルリグ:「ちょっとくらいは役に立てるはずだから」
    メリー:「そういうことが、できるんですか」
    メリー:「構いませんね? 喜多灘さん」
    喜多灘凜瀬:「あ、まあ、どうぞ」
    喜多灘凜瀬:タップでタブレットにつないで、それを移す
    ルリグ:「ありがとう」
    メリー:「終わったら義体を作りましょうね、ルリグ」
    ルリグ:「……ええ」
    メリー:「コンビニで烏龍茶を買って、あなたのものと飲み比べてみましょう」
    メリー:「約束です」
    ルリグ:「………ええ」
    パミーナ:「ルリグとメリーさんも再開できたことだし何よりだな!」
    不動一空:「ああ」
    パミーナ:「あとは下にいるボス面の連中をとっちめるだけだ。」
    パミーナ:「…ああ、漸く見つけたんだ。俺の目覚めた切っ掛け。始まりであり、終わりに。」
    パミーナ:「必ず報いを受けさせると誓ったやつに。」
    パミーナ:彼女らしくない。小さく、暗い声色でそうつぶやき、メモを握りつぶした。

    GM:シーンカット、ロイス取得のみ該当タブでお願いします
    パミーナ:購入対象、ブルーゲイル
    パミーナ:6dx>=20
    DoubleCross : (6DX10>=20) → 10[1,1,1,3,5,10]+4[4] → 14 → 失敗

    パミーナ:俺の全財産点、ここで使うぜ。6点使用!購入成功します。
    メリー:対BCスーツ
    メリー:4dx+6
    DoubleCross : (4DX10+6) → 9[1,4,4,9]+6 → 15

    メリー:よし
    メリー:装備してイニシアチブの死と引き換えに邪毒への完全耐性を得ました
    不動一空:おおー!
    メリー:縮地があるので移動距離は関係ない、クレバー極まりない戦略
    不動一空:ではクリスタルシールドチャレンジ。25は高いけどチャレンジする価値はある。
    メリー:援護の風とか投げましょうか?
    不動一空:そちらが大丈夫であれば、ありがたいです。
    メリー:じゃあ《援護の風》使用。不動さんの購入判定ダイスを+4
    メリー:侵蝕2
    不動一空:ありがとうございます。
    不動一空:ではここに手配師を使ってダイス+3
    不動一空:侵蝕ボーナスが3 合計+8 社会は2だから10dスタート!
    不動一空:うおお、俺は今超神を超える!
    不動一空:10dx+2>=25
    DoubleCross : (10DX10+2>=25) → 10[1,2,2,4,5,6,7,8,8,10]+9[9]+2 → 21 → 失敗

    九重 咲良:あれ、とれた?
    不動一空:よし、4点財産点を使って購入。装備します!
    不動一空:行けました。ありがとうございます。
    パミーナ:購入、パイルバンカー
    パミーナ:6dx>=13
    DoubleCross : (6DX10>=13) → 10[2,6,7,7,8,10]+8[8] → 18 → 成功

    不動一空:5dx+3>=36 リアクティブコートチャレンジ。目標値36
    DoubleCross : (5DX10+3>=36) → 10[1,2,7,8,10]+8[8]+3 → 21 → 失敗

    不動一空:お、回ったけど流石に駄目。二回購入判定終了です。
    メリー:ハードコート狙います
    メリー:4dx+6
    DoubleCross : (4DX10+6) → 6[2,4,6,6]+6 → 12

    不動一空:ロイスはMAX。内容に変更なし。二回購入判定も終了。以上です。
    メリー:ロイスはピカロ 同情/〇嫌悪
    九重 咲良:4dx+4 >=35
    DoubleCross : (4DX10+4) → 10[3,6,7,10]+5[5]+4 → 19

    九重 咲良:4dx+4 >=35
    DoubleCross : (4DX10+4) → 10[3,5,9,10]+6[6]+4 → 20

    九重 咲良:6.パミーナ   〇好奇心/同情  面白い着眼点を持つ人だなぁという感じ。ヒトに見えてない者が見えていながら、ヒトの感性を持ち合わせている
    九重 咲良:あと一枠ありますが、下の人用に残しておきます
    メリー:やっぱ防具全部脱ぎます、イニシアチブ6,装甲値0
    パミーナ:ロイス 九重 咲良 〇有為/脅威 で取得。味方にいてよかったと思っています。
    パミーナ:ロイス マスターピカロ 〇使命感/???で取得

    マスターシーン


    GM:ノミナ・サクラ 8層付近深海
    八色刹那:正直、ついていきたいという気持ちが全く嘘というわけではない
    八色刹那:何も知らされない案件を何も知らされないまま片づけたと思ったら、今度は親の何も知らない事実のために突っ込まされ、挙句UGNに何も知らないのかと言われる
    八色刹那:まあまあの屈辱だった、まあまあだが
    八色刹那:「……知らされてなかったとはいえ、君たちを洗脳して利用したことには変わりない、そこは否定しない」
    八色刹那:「…が、最後に一つだけ、彼らに力を貸してはくれないだろうか」
    八色刹那:「彼らは、まあ曲りなりにもと但し書きのつく奴もいるが、君たちのために頑張ってくれている」
    八色刹那:「頼んでばかりで情けない指令だが、この通りだ」
    赤城空帆:「…なんだ、そんなこと」
    赤城空帆:「言われなくても行きますよ、俺、UGNチルドレンですから」
    星川光輝:「むしろ、感謝してます、うちの支部長、あそこに乗り込んだんでしょう?」
    星川光輝:「困っているかどうかはわかりませんが、置いて帰るほど薄情になった覚えは…ありますけど今はそう言うの辞めました!」
    名取宝鼓:「まあ、あと遺産あっちにあるみたいですし」
    名取宝鼓:「あれないとテンション戻ってこないので持ち帰れそうなら持ち帰りますよ」
    八色刹那:「……」
    八色刹那:「妙見、ハッチを開けろ、彼らの出撃を邪魔するわけにもいかない」
    GM:音を立てて、上開きの扉が上がる
    八色刹那:「…どうか気を付けて」
    GM:親指をあげて、次々とチルドレンが飛び込んでいく
    GM:その最中
    二上馨:「ああ、そうだ区長さん」
    八色刹那:「どうかしたか、上の方で合流するならすぐに転回するが」
    二上馨:ゆっくりと被りを振って
    二上馨:「あなたの区、悪くなかったですよ、あれはあれで」
    二上馨:「究極の真実なんて、それで十分でしょう?」
    二上馨:最後に続いて、そのまま飛び出していった
    八色刹那:ハッチを閉める指令を出し、そのまま離れる、ここから先は自分が出るべき戦いではない
    八色刹那:ああ、でも、もしも究極の真実アルティメット・トゥルースと言うのがあるならば

    鳴海真中:「パミーナさんからの連絡から2時間、時間通りであればそろそろ彼らが最深部につくはずです」
    泉朔夜:「了解、今から計算して3時間以内に戻らなければ、残念ながら撤退せざるを得ないということだね」
    鳴海真中:「……無事に帰ってこられるでしょうか、全員」
    泉朔夜:「それは…わからないよ、こういう仕事じゃあね」
    泉朔夜:「僕らにできるのは、きっと信じてやるべきことをやることだけだ」
    泉朔夜:「そうやって信じて待って、人事を尽くして、ついでに天命も届いて」
    泉朔夜:「そしてうまくいった結果普通の人の目に留まることはありませんでした、ここまで来て初めて成功と言える」
    鳴海真中:「隠さなきゃいけないんですよね、究極の真実アルティメット・トゥルースを」
    泉朔夜:「そう言うこと、不毛ともいえるかもしれないけど、でもその中にあるたった一かけら、世界は平和になりました、あなたたちのお陰ですと言える達成感」
    泉朔夜:「これが楽しいって言えて、一人前のエージェント、あくまで僕の感想だけど」
    鳴海真中:「少数派ですよそんなジャンキー」
    泉朔夜:「それもそうか、さ、残ってる奴片づけちゃおうか」

    寂鈴:「……やってきたか、偶然の隠蔽を越え、真実を見て、UGNが我らが嘆きの底に」
    寂鈴:「まだ、取らせはせん、究極不変の真実は、我らが作り上げるものだ」
    寂鈴:「我がうちにある幻想こそ究極の真実アルティメット・トゥルース、それ以外の現実など排斥されなければならぬ」
    寂鈴:「そのために、ここまで来たのだから」

    "マスターピカロ":「さあさお立合い、今宵は我らが一大計画」
    "マスターピカロ":「どれが真実であろうとも、俺はそれを明るみにするだけ」
    "マスターピカロ":「観客傍観上等、と言いたいところだけれど、そうもいかないかな」
    "マスターピカロ":「おいでUGN、一つの決着をつけにいこう」

    海洋研究施設「ノミナ・サクラ」はL市から5㎞の洋上に位置する総合研究施設である
    しかし20XX年7月XX日、アルフレッド・J・コードウェル他多数組織の襲撃により施設は放棄。
    存在は破棄、隠匿され、存在しない物となっている。
    内部に取り残された職員たちの救難信号は依然として黙殺されていた、はずだった。
    20XX年8月、UGN特別情報対策室チームが内部に潜入
    内部の生存者、および侵入者の存在を検知
    施設最深部への侵入を結構、目下進行中

    泉朔夜:「鍵は開いた、たとえ努力が無為になっても、突撃の時だ」
    日比谷畔:「まだ、中の人には生存の目がある」
    鳴海真中:「たとえ葬られるにしても、その先は平和でしたでありますように」
    ルリグ:「まだ、助けられる、生きてさえいれば、とメリーも言っていた、なら、諦めきれない」
    寂鈴:「これは怨恨であり、復讐であり、唯一無二の真実だ、我らが勝利し、空虚に満ちた現実を塗り替える、これ以外の結末など認めない」
    星川光輝:「我ら、日常を守る者ですから」


    八色刹那:「たとえこの手に何も無くても、過ごした時間の一瞬にでも意味があるのなら」

    ダブルクロス the 3rd edition
    「アルティメット・トゥルース prequel 『grief from underwater』」
    ダブルクロス
    ――それは、裏切りを意味する言葉


    クライマックス


    GM:準備の終わった方から登場侵蝕をお願いします
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (125 → 135)
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (107 → 110)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (108 → 115)
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (122 → 125)

    GM:ノミナ・サクラ 14層前廊下
    GM:足音が向こうから聞こえる
    GM:走ってくる音だ、君たちを追ってくるように
    パミーナ:「随分軽い足音だな。ガキか?」足音の方向に顔を向ける。
    パミーナ:「パミーナさん子供の相手は苦手なんだけどな~」
    不動一空:「──多いな」
    赤城空帆:「あ、間に合いそう、みなさーん!」
    九重 咲良:「随分とここまで早かったな」
    名取宝鼓:「よくあんなに元気に走れるなあの人…」
    星川光輝:「あ、支部長!はい!近くまで送ってもらったので!」
    星川光輝:「間に合ってよかったです!」
    不動一空:「洗脳は?」最初に声を上げた少年に、問う。
    二上馨:「八色さんが全部解いた、らしいです、それ以前の記憶は全員朧気にしかないですが」
    メリー:「……八色氏は無事に帰投できたようですね。それに頼れる援軍。ありがたい」
    赤城空帆:「です!」
    不動一空:「そうか」やはり表情ひとつ変えぬまま。
    九重 咲良:「健勝なようで何よりだ、光輝。心配したぞ。ここ三ヶ月の支部の生産性は平時の半分まで落ち込んだ。はやめに戻って皆を安心させてあげるといい」
    九重 咲良:「…と、このような奥底で言っても仕方がないものではあるのだがな」
    星川光輝:「はい!でもその前に支部長を帰還させてからですね!」
    メリー:(チルドレンが一人抜けただけで半減……? 人手不足でしょうか)
    パミーナ:「随分心配されていた奴もいたみたいだな。」
    メリー:「……なるほど」
    名取宝鼓:「羨ましい限りですね……俺とかもう名簿からも忘れられてそう」
    メリー:「ピカロじゃないんですから……」
    不動一空:「名簿には載っていた、安心しろ」
    名取宝鼓:「最後の福利厚生だ…」
    メリー:「……さて」
    メリー:「これから我々は最深部に突入します。目標・目的は聞いているでしょうか」
    二上馨:「最深部にいる天寂衆棟梁を倒せ、とだけ」
    二上馨:「加えると、それが成功すれば、君たちは中の人員と一緒に帰還できるだろうと、提案形ですね」
    パミーナ:「これが失敗するとUGNも消えるしな。」
    二上馨:「何が背後なのかわかりませんが緊急事態なのはわかりました」
    パミーナ:「帰れる上に手前の帰る先も守れるし一石二鳥だな!」
    メリー:「天寂衆の排除は目的の半分、といったところでしょう」
    メリー:「最大にして根本的な目的は最深部に存在する“遺物”を用いた計画――その阻止です」
    星川光輝:「遺物…数人の遺産が消えていることと関係が?」
    不動一空:「無断借用されている」
    九重 咲良:「厄介なことにどうもそういうことのようだ。皆の力が、奥でよからぬことに使われているらしい」
    メリー:「ええ、その通りです」
    メリー:「起動は八色氏にしか不可能……という情報でしたが、何らかのリスク或いはデメリットを負う次善策が用意されているかもしれません」
    メリー:「ですから、敵がそれらしい挙動を見せていれば、適当と思われる対応をお願いします」
    不動一空:「複雑に考えることはない」
    不動一空:「首魁を倒し、目的を阻止し、生きて還る」
    不動一空:「いつも通り、シンプルだ」
    不動一空:淡々と、言葉を継げる。
    パミーナ:「ついでにピカロもぶっ殺す!」
    赤城空帆:「了解です、赤城空帆支援にも入ります」
    不動一空:「了解だ」
    メリー:「ああ、そうです。ピカロについても対応策を教えておきましょう」ルリグから聞いた仕掛けを話す
    名取宝鼓:「毎回新技か……まあ遺産も無いしいい機会ですね…」
    パミーナ:「メリーさんピカロ野郎に幾つも技晒しちゃってたけど大丈夫か~?」
    不動一空:「仮にもエージェントだ」
    不動一空:「アレで全てではないだろう」
    九重 咲良:「凄腕のエージェントだ。そこは問題に及ぶまい」
    メリー:「新技出すしかないのですから、いくつ技を晒したかは関係ないと思いますが……」
    メリー:「どちらにせよ、問題はないでしょう」
    喜多灘凜瀬:「飛び道具に対しては後方支援もそれなりにいるので、皆さんは思いっきり殴ってきてください」
    パミーナ:「精々頼らせてもらう。任せたぞ。」
    九重 咲良:「了解した。どの道、回数を使える攻撃ではない。短めに済ませることができるように努力するとしよう」
    不動一空:「ああ、短期決戦といこう」
    ルリグ:「じゃあ、ドアを開けるわね、つくりかえられても基盤がいっしょなら大丈夫なはず…」
    GM:電子音の後、ドアが開く
    GM:ドアの向こうには、蛍光色の池のようなプラントとその中にいる骸、骸、時々遺産の山
    GM:内部を見回っていたらしき服装のバラバラな人間たちが武器を構える、その奥に
    GM:傘をかぶり、数珠を持ち、目を固く閉じた男はそこにいた
    寂鈴:「来たか」
    寂鈴:「…あ奴は…遅れるか、悠長なことだ」
    パミーナ:「ここで施設に突っ込まれてるのは生きる事も死ぬこともできない死骸、か。」
    パミーナ:「息子をこんな気色悪いところに呼ぼうとしたのかよ。最低の親だな。」揶揄うように声をかける。
    寂鈴:「元より呼ぶつもりなど無かった、刹那には何も知らないままでいてもらわねばならぬ」
    不動一空:「何も知らぬまま、片棒を担げと?」
    不動一空:憤慨する少女についするように、淡々と確認する。
    寂鈴:「あれの作る幻は頑強かつ純粋だ、このようなものを見せて不純物を混ぜるわけにもいかぬ」
    寂鈴:「左様、純粋な幻想こそ、真実とするにふさわしい」
    不動一空:「──なるほど」
    メリー:「……寂鈴、ですね? 一応聞きますが」
    メリー:「今からでも投降する気はないですか? これも一応聞きますが」
    メリー:「八色氏の幻想は既に濁りました」
    メリー:「最早あなたに協力することも、協力したとして望む結果になることもないでしょう」
    メリー:「詰みは早めに認めた方が、潔いですよ?」
    パミーナ:「メリーさんの言う通り。ひれ伏せ!天下のUGNに!」
    寂鈴:「だが、あ奴は帰った」
    寂鈴:「それ自体があ奴が真実に踏み込まず、幻想に帰った証左であろう」
    寂鈴:「無論協力のつもりもない」
    寂鈴:「あ奴は自分の城で自分のことをしておればいい、我らがそれをここにある資材で増幅させてやればそれだけで事足りる」
    寂鈴:「それくらいならできるだろう」
    メリー:(……やっぱり殴って拉致るべきだったかもしれません)
    メリー:「では、開戦といきますか? 他に何か言いたい人、います?」
    不動一空:「真実を隠匿したまま、か」
    メリー:「後ろの敵さんたちも遺言が残せるのは今だけ――お得ですよ」
    不動一空:「どうにもオマエもピカロも、上から目線だな」
    不動一空:「自分だけが、真理を得ているような物言いだ」
    寂鈴:「真理を得ている?否」
    寂鈴:「真実は作り出し、流布し、広げるものだ」
    寂鈴:「ただ一つの幻であろうと、それが人間すべての夢となれば、それは究極の真実アルティメット・トゥルースになる」
    寂鈴:「私は彼の夢を皆に見せる、私が真実を作り出す、故に得るものではない」
    不動一空:「──復讐も隠蔽も否定はせん」
    不動一空:言葉を受け、淡々と返す。
    不動一空:結局のところ、それは唯の行為だ。
    不動一空:正しきを以て成されることもあれば、悪意を以て齎されることもあるだろう。
    不動一空:それ自体に正悪はない。しかし──
    不動一空:「だが──」
    不動一空:表情一つ変えず──
    不動一空:されどその内で静かに燃え上がらせ、男へと視線を向ける。
    不動一空:「人をそれに巻き込む輩は、見ていて醜悪に過ぎるな」
    不動一空:門番たるあの男は言っていた。
    不動一空:『復讐は興味がない』
    不動一空:『楽しい』
    不動一空:と。
    不動一空:であるならばそれは──
    不動一空:「究極の真実アルティメット・トゥルースだのなんだの、大仰な言葉を担ぎだしてるが」
    不動一空:「やってることは、自慰行為と大して変わらん」
    不動一空:無表情のまま淡々と、されどそのうちに滾らせて──
    不動一空:「己が子にまで自身の欲望ねがいを押し付け、悦に入る」
    不動一空:「業腹と言うやつだな」
    不動一空ごうっ!
    不動一空:その身が、炎に包まれる。
    不動一空:無表情のまま、淡々と。
    不動一空:されどその業炎が顕わすは、紛うことなき憤怒。
    寂鈴:「かか、違いない」
    寂鈴:「だが、やらねばならぬことだ、その憤怒さえ屍にして超えさせてもらうぞ」
    九重 咲良:「『純粋な幻想こそ、真実とするにふさわしい』……か」
    九重 咲良:「悪くない考え方だ」
    九重 咲良:「ヒトの心、情念は様々な情報によってその色を多彩に変える」
    九重 咲良:「ヒトが目指す味へと向けて、家畜への飼料・飼育環境・ストレスをコントロールしているように」
    九重 咲良:「貴君のように目指すゴールが明確な場合は、そのアプローチも一つの考え方なのだろうな」
    九重 咲良:その目に、情は見られない。どこか楽しむように緩やかにほほ笑む表情も、そこに感情が介在してはいない。
    九重 咲良:「だが、少し残念。僕としてはその理想の求め方は理解はできても賛同ができない」
    九重 咲良:「狙って目指す結果にはな、狙って目指すものにしかならないのだ」
    九重 咲良:「いざ目の前に結果が現われても『なんだ、こんなものか』と。落胆する」
    九重 咲良:「意外と、そうなってみないとわからないところだがな」
    九重 咲良:「真実はな、その時突然人の目の前に現れて煌く色彩なのだ」
    九重 咲良:「その点、残念だがこの星を貴君の養殖場にされるわけにはいかない」
    九重 咲良:表情は見えなくても、レネゲイドの質は変わる。
    九重 咲良:人を喰う怪物、それがほんの少し。牙を見せたかのような。
    九重 咲良:「全く。どこもかしこも、視界すべてを一色に染めたがる者ばかりで困ることばかりだな」
    九重 咲良:「この星は広い広い白いキャンパスだ」
    九重 咲良:「そこには何十億もの色彩が煌き、その波長は互いに打ち消し合いまた高めあいながらも幾千億もの光が瞬いているのだ」
    九重 咲良:「安易な生存競争となってしまうところは味気ないものだが……」
    九重 咲良:「僕はこの星の人々のため、貴君を打倒しなければならないな」
    星川光輝:(うん、いつもの支部長ですね)
    寂鈴:「視野が広いな、さぞかし高名な方なのだろう」
    寂鈴:「しかし我らはそれでもあの輝きに魅入られ、それ以外見えなくなった、それ以外が我らを救わなかったともいえるが」
    寂鈴:「故に、貴殿も打倒しよう、我らにとってはあの星以外不要なり」
    パミーナ:「刹那氏の作る街自体は、そう悪い感じじゃなかったよ。写真越しだけどそれは分かる。」
    パミーナ:スーツに道化化粧の、どこかアンバランスさを感じさせる少女は後ろ手を組みつつ、口を開く。
    パミーナ:「そして世界を息子と自分の街で染め上げる行為、それをお前はアルティメット・トゥルースと言う。」
    パミーナ:「でも真実っていうのはそういうもんじゃない。」
    パミーナ:「何があっても変えられないのが真実だ。」
    パミーナ:「子供の願いにも老人の妄執にも、この世界は塗り潰せない。潰させはしない。」
    パミーナ:「なにせ、そうしないと、望月希宿主の日常を守れないしな。それは俺の存在意義に関わる。」
    パミーナ:「それに、UGNエージェントだった。望月希の両親が守った世界も消えてしまう。」
    パミーナ:「…こんな世界だけど確かに輝きがあった事もなくなってしまう。」
    パミーナ:「感情的にもお前には同意はできん。地元最高がやりたいなら祭りでも開け。」
    パミーナ:「少なくとも、世界に呪いは吐くな。掃除する側はな、いつだって大変なんだよ。」
    パミーナ:「俺からももう一度だけいうぞ。さっさとこの呪い塗れの場所を綺麗に掃除して投降しろ。」
    寂鈴:「否、もはや掃除の必要すらない、断言しよう」
    寂鈴:かつん、と床を叩く音
    GM:続いて、池から出てくる人型の数々
    GM:その数12体
    天寂衆1:「どうも、彼らがいなければ私、最後まで消されたままなようなので」
    天寂衆1:「お付き合いしますよ、何があっても」
    天寂衆2:「ええ、イイ夢の対価くらい、自分で支払わなねば、ねえ?」
    天寂衆3:「アホに見えるやろうけど、俺らそれだけ刹那様のこと好きやからなあ」
    天寂衆4:「ぼろ雑巾よりいい夢ありがとう寂鈴さん、お礼はたっぷりここでさせてもらうよ」
    GM:それぞれ武器を構え、人形と共に立ちはだかる
    メリー:「おや、皆さん自我があったんですね――墓は仏教式で構いませんね?」
    メリー:「希望があれば、今どうぞ」
    天寂衆4:「どうせなら共産主義者の葬式希望、僕はね」
    天寂衆1:「私は弔われるのであればなんでも」
    天寂衆2:「あなた方負ける気で挑まないでください、見た目通りで」シスター服の女
    天寂衆3:「あんさんもちゃっかり希望だしてるやろがい」
    メリー:「……ややこしいですね。パミーナさん覚えましたか?」
    パミーナ:「知らん。聞いてない。まぁ死んだら神託《オラクル》で調べてやる」
    メリー:「薄情ですねえ」
    パミーナ:「だからおまえらも安心しろ!」
    メリー:「薄情じゃなかった」
    メリー:「では――墓の希望も聞きましたし、そろそろ戦りますか」大太刀を構える
    不動一空:「了解だ」炎に包まれたまま、何時でも飛べるよう、腰を落とす。
    メリー:「教えてあげましょう――あなたたちが語る究極の真実など、私の前には無意味だということを」
    九重 咲良:「……心得た」

    GM:衝動判定、難易度9
    GM:同時に
    寂鈴:堕落の誘い 衝動判定失敗時侵蝕を100にあげてから2d10上昇
    寂鈴:これを宣言
    GM:というわけで判定をどうぞ
    パミーナ:10dx>=9
    DoubleCross : (10DX10>=9) → 10[1,1,4,5,7,7,8,8,9,10]+5[5] → 15 → 成功

    不動一空:9dx+1>=9 衝動判定
    DoubleCross : (9DX10+1>=9) → 10[1,3,3,6,7,8,8,10,10]+4[2,4]+1 → 15 → 成功

    九重 咲良:7dx+3>=9 衝動判定
    DoubleCross : (7DX10+3>=9) → 9[3,3,5,6,6,9,9]+3 → 12 → 成功

    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を2d10(→ 13)増加 (135 → 148)
    メリー:援護の風を使用
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を2(→ 2)増加 (110 → 112)
    メリー:9dx
    DoubleCross : (9DX10) → 10[2,4,5,6,7,8,8,9,10]+3[3] → 13

    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を2D10(→ 16)増加 (112 → 128)
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を2d10(→ 6)増加 (115 → 121)
    パミーナ:2d10+125
    DoubleCross : (2D10+125) → 7[6,1]+125 → 132


    GM:エンゲージ
    寂鈴(16)
    10m
    複製超越者;エンジェルハイロゥ(14)
    複製超越者;バロール(8)
    複製超越者;ブラックドッグ(6)
    複製超越者;エグザイル(5)
    複製超越者;キュマイラ(3)
    複製超越者;オルクス(6)
    複製超越者;サラマンダー(4)
    複製超越者;ソラリス(4)
    複製超越者;ハヌマーン(6)
    複製超越者;ウロボロス(8)
    複製超越者;モルフェウス(9)
    複製超越者;ブラム=ストーカー(10)
    10m
    天寂衆教徒 1(15)
    天寂衆教徒 2(10)
    天寂衆教徒 3(5)
    天寂衆教徒 4(10)
    10m
    PC


    GM:更に
    寂鈴:E:虚実崩壊
    寂鈴:効果は以下
    GM:・イニシアチブ1ごとにエネミーの受けるダメージが2倍になるシンドロームと受けるダメージが半分になるシンドロームが一つずつ切り替わる。
    GM:ダメージ倍/半減のシンドローム順序は固定、以下はその一例
    ダメージ倍化/ダメージ半減 16ソラリス/ノイマン
    15ウロボロス /オルクス
    14エンハイ/ソラリス
    13バロール/サラマンダー
    12ブラックドッグ/ウロボロス
    11ブラムストーカー/エンハイ
    10キュマイラ/バロール
    9エグザイル/ブラックドッグ
    8ハヌマーン/ブラムストーカー
    7モルフェウス/キュマイラ
    6ノイマン/エグザイル
    5オルクス/ハヌマーン
    4サラマンダー/モルフェウス
    3ソラリス /ノイマン
    2ウロボロス /オルクス
    1エンハイ/サラマンダー


    NPCカード 星川光輝 妖精の手+妖精の輪、判定の出目を2回10にできる、1判定1回、シナリオ4回
    赤城空帆 炎陣 カバーリングを行う、ラウンド2回
    二上馨  原初の黒:勝利の女神 達成値+18、ラウンド1回
    名取宝鼓  戦術 セットアップ使用、ラウンド間全員のメジャーD+6、シーン1回
    日比谷畔 戦局判断 セットアップ使用、全員の行動値+1~9(任意の値)
    ルリグ 施設支援 イニシアチブ使用、一人を対象に行動値を+-4する(値は+-4内任意) ラウンド3回
    喜多灘凜瀬 凍てつく刃 ダメージ前オート使用、ダメージ+15+1d ラウンド1回


    GM:セットアッププロセス、エネミー側
    寂鈴:E:唯我独尊+E:妄念の姿:常勝の天才+レネゲイドキラー宣言、このエネミー以外のキャラクターがエフェクトを使用した場合エフェクト使用事に3点のダメージ、エネミー全体のラウンド間ATK+24
    GM:残りは無し
    不動一空:ではPC側のセットアップ宣言ですね、少々お待ちを。
    パミーナ:NPCカード:日比谷畔 戦局判断 セットアップ使用、全員の行動値+1~9(任意の値)、回数無制限 を使用。不動、九重、メリーの行動値を+9、パミーナの行動値を+8
    GM:変動後の数値宣言お願いします
    九重 咲良:九重 咲良のイニシアチブを17(→ 17)に変更 (8 → 17)
    メリー:15です
    パミーナ:行動値8→16
    不動一空:行動値が8>17となります。
    GM:受理、他のセットアップ宣言はありますか?
    不動一空:あ、すみません。間に合うなら+8にしてパミーナちゃんと同じ16で
    GM:はーい
    不動一空:ありがとうございます、行動値16に
    不動一空:名取さんのNPCカードも使用します。ラウンド間、PC全員のメジャー判定ダイスを+6Dで。
    GM:承り
    不動一空:とりあえずこれで大丈夫かな。私はセットアップ行動はこのラウンドはありません。
    メリー:なし
    九重 咲良:なし
    パミーナ:なし
    GM:ではイニシアチブ17(倍化サラマンダー/半減モルフェウス)
    GM:順当にいけば九重支部長の手番ですが
    天寂衆4:時間凍結(HP-23)
    天寂衆4:マイナー無し、メジャー死神の瞳+停滞空間+悪魔の影+スターダストレイン ヒット時次回ダメージ+7d、行動値0に
    天寂衆4:ダメージは出ないです、割り込みありますか
    不動一空:対象はPC全員でしょうか?
    天寂衆4:はい
    不動一空:了解です、ちょいとお待ちくださいませ。
    パミーナ:割り込みはないです。命中どうぞ。
    天寂衆4:9dx+3
    DoubleCross : (9DX10+3) → 10[1,1,2,3,4,5,7,8,10]+8[8]+3 → 21

    パミーナ:回すじゃん
    天寂衆4:リアクションどうぞ?
    パミーナ:ドッジ
    天寂衆4:あ、そうだ
    天寂衆4:対象はPC側+自分ね
    パミーナ:自分をまきこんで…なんでそんなことを‥‥
    九重 咲良:7dx>=21
    DoubleCross : (7DX10>=21) → 10[1,1,3,3,4,5,10]+9[9] → 19 → 失敗

    九重 咲良:惜しい。
    メリー:ドッジ
    メリー:13dx+1
    DoubleCross : (13DX10+1) → 10[1,1,2,3,4,5,5,6,7,9,10,10,10]+10[9,9,10]+5[5]+1 → 26

    九重 咲良:屈強
    メリー:効きません
    不動一空:7dx>=21
    DoubleCross : (7DX10>=21) → 10[1,3,4,4,5,6,10]+6[6] → 16 → 失敗

    不動一空:当たりました。
    パミーナ:5dx+1>=21
    DoubleCross : (5DX10+1>=21) → 7[2,3,3,4,7]+1 → 8 → 失敗

    パミーナ:『不完全な神託』《勝利の女神LV8》達成値+24 を自身に使用
    メリー:7dx+1
    DoubleCross : (7DX10+1) → 10[3,4,6,7,7,8,10]+2[2]+1 → 13

    パミーナ:達成値、32。回避成功。
    不動一空:確定ちょいお待ちを。
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を4(→ 4)増加 (132 → 136)
    パミーナ:HP7→4
    九重 咲良:NPCカード:星川光輝 妖精の手+妖精の輪、判定の出目を2回10にできる、1判定1回、シナリオ4回 使用
    九重 咲良:1dx+20
    DoubleCross : (1DX10+20) → 7[7]+20 → 27

    九重 咲良:1dx+30>=21
    DoubleCross : (1DX10+30>=21) → 4[4]+30 → 34 → 成功

    メリー:NPCカード:二上馨  原初の黒:勝利の女神 達成値+18、ラウンド1回 使用します。達成値が31となったので自動的にドッジ成功します
    不動一空:NPCカードの赤城君を使用宣言。私をカバーしてもらいます。このラウンド残り1回
    天寂衆4:誰もデバフ受けなーい
    天寂衆4:自分の行動値を0にしてリアクション不可と次回ダメージ+7dを付与してターンエンドだよ
    GM:ということで九重さんの本手番どうぞ
    GM:倍化サラマンダー/半減モルフェウス
    九重 咲良:《オリジン:プラント Lv3》+2 使用したシーン中【感覚】の判定の達成値+Lv*2
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を2(→ 2)増加 (148 → 150)
    九重 咲良:九重 咲良のHPを3(→ 3)減少 (17 → 14)
    九重 咲良:メジャーアクション
    九重 咲良幽明櫻輪転曲ロンド・ケラスス【九分咲】フィナーレ《ウルトラボンバー LV6》+《ブレインハック Lv2》+《原初の虚:神速の鼓動 Lv2》+《フラットシフト Lv2》
    九重 咲良:攻撃力+35 命中したら任意の対象に憎悪を付与 攻撃対象をシーン(選択)に
    九重 咲良:対象は敵エネミー全て
    GM:ここでの妨害は無いです、判定どうぞ
    九重 咲良:13dx+1+6
    DoubleCross : (13DX10+7) → 10[1,1,2,3,3,4,4,6,6,6,8,8,10]+9[9]+7 → 26

    九重 咲良:リアクション不可
    九重 咲良:ダメージロール前何かありますか
    GM:無いです
    九重 咲良:3d10+8+35
    DoubleCross : (3D10+8+35) → 18[8,9,1]+8+35 → 61

    天寂衆4:光の守護、ダメージ0に
    GM:残りは装甲に応じてそれぞれ喰らいます
    九重 咲良:命中した相手に任意の相手に憎悪付与
    九重 咲良:憎悪付与
    九重 咲良:行動値16 寂鈴 ⇒複製超越者:ソラリス
    九重 咲良:行動値15 天寂衆1 ⇒ 複製超越者:ウロボロス
    九重 咲良:行動値14 エンジェルハイロゥ ⇒ 複製超越者:エンジェルハイロゥ
    九重 咲良:行動値10 ブラムストーカー ⇒ 複製超越者:キュマイラ
    九重 咲良:行動値10 天寂衆2 ⇒ 複製超越者:キュマイラ
    九重 咲良:行動値9 モルフェウス ⇒ 複製超越者:エグザイル
    九重 咲良:行動値8 バロール ⇒ 複製超越者:ハヌマーン
    九重 咲良:行動値8 ウロボロス ⇒ 複製超越者:ハヌマーン
    九重 咲良:行動値6 ブラックドッグ ⇒ 複製超越者:ノイマン
    九重 咲良:行動値6 ハヌマーン ⇒ 複製超越者:ノイマン
    九重 咲良:行動値6 オルクス ⇒ 複製超越者:ノイマン
    九重 咲良:行動値5 エグザイル ⇒ 複製超越者:オルクス
    九重 咲良:行動値5 天寂衆3 ⇒ 複製超越者:オルクス
    九重 咲良:行動値4 サラマンダー ⇒ 複製超越者:サラマンダー
    九重 咲良:行動値4 ソラリス ⇒ 複製超越者:サラマンダー
    九重 咲良:行動値3 キュマイラ ⇒ 複製超越者:ソラリス
    九重 咲良:行動値0 天寂衆4 ⇒ 複製超越者:ソラリス
    九重 咲良:九重 咲良のHPを0(→ 0)に変更 (14 → 0)
    九重 咲良:メリー・アシュクロフトへのロイスをタイタスに変更し、復活します。
    九重 咲良:九重 咲良のロイスを1(→ 1)減少 (6 → 5)
    九重 咲良:九重 咲良のHPを13(→ 13)に変更 (0 → 13)
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を0(→ 0)増加 (150 → 150)
    GM:中身把握しました
    九重 咲良:PC側処理終了です
    GM:ではお次
    GM:イニシアチブ16、不動さんかパミーナさん、相談の上行動開始してください
    GM:倍化ソラリス/半減ノイマン
    パミーナ:『疑似領域:夜の女王の独唱曲ニュクス・アリア』《プレディクション》《ヴァリアブルウェポン》《マルチウェポン》《万軍撃破》+11+5
    パミーナ:パイルバンカー×6を使用。
    パミーナ:攻撃力は12+16さらに、パイルバンカーの効果、命中判定直前に使用攻撃力に+10。
    パミーナ:これを、6本分使用。
    パミーナ:攻撃力+60。合計攻撃力88、ドッジ不可。シーン攻撃を行います。
    GM:判定をどうぞ
    パミーナ:9dx+1
    DoubleCross : (9DX10+1) → 9[1,3,3,4,5,6,6,7,9]+1 → 10

    パミーナ:割り込みなければダメージ出します。
    天寂衆4:メジャー放棄してカバー、対象天寂衆2
    パミーナ:(10-24で、達成値は-)
    パミーナ:喜多灘凜瀬 凍てつく刃 ダメージ前オート使用、ダメージ+15+1d ラウンド1回
    パミーナ:ダメージ算出
    パミーナ:88+2d10+15
    DoubleCross : (88+2D10+15) → 88+13[10,3]+15 → 116

    天寂衆4:…僕用に7d10、追加で振ってくれる?
    パミーナ:7d10
    DoubleCross : (7D10) → 34[6,5,1,4,5,4,9] → 34

    パミーナ:おうよ!
    天寂衆4:ありがと?
    GM:計算中につき少々お待ちを
    パミーナ:侵蝕率+16、136→152。レネゲイドキラー、HP4→1
    GM:…計算終わり
    GM:サラマンダーとソラリス(複製体が戦闘不能
    天寂衆4:そして僕も戦闘不能だけど
    天寂衆4:鏡の盾
    天寂衆4:150の倍で300点ダメージのプレゼントだ
    パミーナ:HP1で受けるぞ。
    パミーナ:ロイス、九重咲良をタイタスにして復活。HP11
    天寂衆4:お仕事終わりで戦闘不能、復活無し
    寂鈴:同タイミング、八色刹那へのロイスをタイタス昇華して憎悪解除
    GM:(後追いデビルスレッド宣言あり、鏡の盾無効

    GM:では改めて不動さんどうぞ
    不動一空:マイナー:氷の回廊 飛行状態になって移動距離+4mした戦闘移動を行います。これで複製超越者のところにエンゲージ。
    不動一空:不動一空:不動一空の侵蝕率を2(→ 2)増加 (121 → 123)
    不動一空:これで3ダメかな
    GM:はい
    不動一空:HPが34>31
    不動一空:メジャー
    不動一空:コンボ《業炎烈火》コンセ/厄災の炎/結合粉砕/プラズマカノン 侵蝕率+14
    不動一空:成田支部長のロイスをタイタス昇華。判定ダイスを+10dします。
    GM:判定どうぞ
    不動一空:基本の16に戦術で+6タイタスで+10
    不動一空:合計32Dで判定します。いくぜー
    不動一空:32dx7+6
    DoubleCross : (32DX7+6) → 10[1,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,6,6,6,6,7,8,8,8,10,10,10]+6[1,2,4,4,5,6,6]+6 → 22

    不動一空:うっそw
    不動一空:星川さんのNPCカードを使用します。
    星川光輝:どうぞ!!
    不動一空:出目2つを10に変更。なので2dx7+26か。行きます。
    不動一空:2dx7+26
    DoubleCross : (2DX7+26) → 2[1,2]+26 → 28

    不動一空:おーい(汗)
    星川光輝:もう一回いけますよ!
    星川光輝:36からどうぞ!
    不動一空:1dx7+36
    DoubleCross : (1DX7+36) → 10[8]+10[7]+2[2]+36 → 58

    不動一空:それなりに格好がついた数値に(ほっ
    複製超越者::回避は一律20固定
    天寂衆1:ガード
    天寂衆2:ガード
    天寂衆3:命の盾+リフレックス:So
    天寂衆3:10dx7
    DoubleCross : (10DX7) → 10[2,3,4,5,5,5,5,5,8,9]+10[3,8]+5[5] → 25

    天寂衆3:無理
    不動一空:あ、私の攻撃はシーンでないから、複製超越者だけです。
    GM:おっとなるほど
    GM:失礼、フルヒットです
    不動一空:ではダメージ。装甲無視ですね。
    不動一空:6d10+54
    DoubleCross : (6D10+54) → 27[2,2,5,7,2,9]+54 → 81

    不動一空:81の装甲無視ダメージです。
    複製超越者:Mo:不壊の城壁、ダメージ-60
    GM:全体21点もらいます
    GM:瀕死…!
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を14(→ 14)増加 (123 → 137)
    九重 咲良:《デビルストリング Lv4》《デビルスレッド Lv2》+10 オートアクションを打ち消す シナリオlv回
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を10(→ 10)増加 (160 → 170)
    GM:となると
    複製超越者::ぜんめつ
    複製超越者::復活はありません、復活はね
    不動一空:(ほっ
    GM:ではイニシアチブ16、最後のエネミー側
    寂鈴:マイナー無し、メジャー
    寂鈴:狂戦士+タブレット+多重生成+中和剤
    寂鈴:エネミー側全員次の攻撃C-1、ダイス+10、憎悪解除
    九重 咲良:《デビルストリング Lv4》+6 オートアクションを打ち消す シナリオlv回
    九重 咲良:タブレットスラッシュ
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を6(→ 6)増加 (170 → 176)
    寂鈴:拡散する世界
    寂鈴:HP-20にしてシーン化
    寂鈴:対象は変化無し
    GM:ということでお次かな
    GM:イニシアチブ15 倍化ウロボロス /半減オルクス
    メリー:オートで両手剣装備 マイナーで戦闘移動して天寂衆にエンゲージ この際オートで縮地を使用
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を2(→ 2)増加 (128 → 130)
    メリー:メジャーで《雷迅の舞》(コンセントレイト+一閃+バリアクラッカー+獅子奮迅)侵蝕16、対象はエンゲージしてるエネミー全て
    天寂衆1:隠された世界
    天寂衆1:対象単体に、選択し直しお願いします
    九重 咲良:《デビルストリング Lv4》《デビルスレッド Lv2》+10 オートアクションを打ち消す シナリオlv回
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を10(→ 10)増加 (176 → 186)
    天寂衆1:切られます
    GM:判定どうぞ
    メリー:18dx7+3
    DoubleCross : (18DX7+3) → 10[1,1,1,1,2,2,3,4,4,4,5,5,5,6,6,7,7,8]+10[1,4,7]+4[4]+3 → 27

    メリー:1dx7+33
    DoubleCross : (1DX7+33) → 10[8]+3[3]+33 → 46

    メリー:1dx7+53
    DoubleCross : (1DX7+53) → 10[10]+6[6]+53 → 69

    天寂衆1:ガード
    天寂衆2:ガード
    天寂衆3:ドッジ
    天寂衆3:10dx7
    DoubleCross : (10DX7) → 10[1,2,3,5,6,6,7,9,10,10]+6[1,3,4,6] → 16

    GM:ダメージどうぞ
    メリー:ガード不可 装甲値無視
    GM:じゃあドッジさせてきます
    天寂衆1:5dx
    DoubleCross : (5DX10) → 10[6,9,10,10,10]+8[1,4,8] → 18

    天寂衆2:5dx
    DoubleCross : (5DX10) → 6[3,4,5,6,6] → 6

    GM:ダメージどうぞ
    メリー:9D+35
    DoubleCross : (9D10+35) → 53[7,5,1,9,5,4,7,7,8]+35 → 88

    天寂衆1:イニシアチブ軽減で半減して受け
    天寂衆2:素受け
    天寂衆3:素受け
    GM:まだ生きてる
    メリー:そ、そんな
    GM:ではエネミー側、サクサク行きます
    メリー:あ、すいません
    GM:はい
    メリー:侵蝕とHPを反映しときます
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を16(→ 16)増加 (130 → 146)
    GM:お願いします
    メリー:メリー・アシュクロフトのHPを21(→ 21)減少 (27 → 6)
    メリー:これで大丈夫だと思います、先どうぞ
    GM:では
    天寂衆1:イニシ15、動きます
    天寂衆1:マイナー無し、メジャー光の手+コンセントレイト:Ha+鋼の顎
    天寂衆1:ATK+7の単体射撃攻撃、装甲無視、同一エンゲージ不可
    天寂衆1:対象は一番侵蝕低い不動さん
    GM:妨害ありますか
    天寂衆1:12dx6+4
    DoubleCross : (12DX6+4) → 10[2,3,3,4,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[1,1,2,4,6,8,10]+10[2,3,7]+1[1]+4 → 35

    GM:リアクションどうぞ
    不動一空:ガードしてもダメそうなのでワンちゃんドッジ。
    不動一空:7dx>=35
    DoubleCross : (7DX10>=35) → 9[3,3,5,7,7,8,9] → 9 → 失敗

    不動一空:ダメージください。
    天寂衆1:4d10+7+24
    DoubleCross : (4D10+7+24) → 35[8,10,10,7]+7+24 → 66

    天寂衆1:装甲無視。
    不動一空:戦闘不能。メリーさんのロイスをタイタス昇華して復活。HP14、残りロイス4
    GM:では次
    天寂衆2:イニシアチブ10
    GM:倍化キュマイラ/半減バロール
    天寂衆2:マイナー無し、メジャー神機妙算+虚構のナイフ+バリアクラッカー+コンセントレイト:Bd
    天寂衆2:対象はパミーナさんと九重さんのエンゲージで
    天寂衆2:妨害は
    九重 咲良:ノン妨害
    パミーナ:ないです
    不動一空:ありません
    天寂衆2:12dx6+12
    DoubleCross : (12DX6+12) → 10[1,3,4,4,5,5,5,6,6,7,8,9]+10[3,4,7,8,10]+10[1,9,10]+10[1,7]+2[2]+12 → 54

    九重 咲良:《崩れずの群れ》+2 ダメージロールの前に宣言する。攻撃一つをカバーリングする
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を2(→ 2)増加 (186 → 188)
    天寂衆2
    九重 咲良:九重 咲良のHPを3(→ 3)減少 (13 → 10)
    天寂衆2:ダメージ
    天寂衆2:6d10+24+15+7
    DoubleCross : (6D10+24+15+7) → 31[9,1,6,6,6,3]+24+15+7 → 77

    九重 咲良:九重 咲良のHPを154(→ 154)減少 (10 → -144)
    九重 咲良:パミーナへのロイスをタイタスに変更し、復活します。
    九重 咲良:九重 咲良のロイスを1(→ 1)減少 (5 → 4)
    九重 咲良:九重 咲良のHPを13(→ 13)に変更 (-144 → 13)
    GM:ではイニシアチブ5
    GM:倍化オルクス/半減ハヌマーン
    GM:の前に
    "マスターピカロ":1d10
    DoubleCross : (1D10) → 1

    "マスターピカロ":シーンインします
    パミーナ:なんだそのダイスロール!?
    "マスターピカロ":登場侵蝕だけど?
    パミーナ:そっかぁ…
    不動一空:登場数かと思ったw
    "マスターピカロ":本来だったらイニシアチブ15で行動するけど、ここは待機
    天寂衆3:というわけで手番
    天寂衆3:マイナーオリジンサイバー、メジャー狂乱の一声+抗いがたき言葉+コンセントレイト:So+タブレット+多重生成
    天寂衆3:4体対象、命中時憎悪付与ATK+4
    GM:妨害は
    パミーナ:ないです
    メリー:なし
    九重 咲良:売り切れです
    天寂衆3:12dx6+18
    DoubleCross : (12DX6+18) → 10[1,2,4,6,6,6,8,8,8,9,9,10]+10[1,3,3,5,6,7,7,8,8]+10[1,2,5,7,7]+10[6,9]+10[4,10]+10[10]+10[7]+10[9]+5[5]+18 → 103

    天寂衆3:リアクションしはって、どうぞ
    九重 咲良:《崩れずの群れ》+2 ダメージロールの前に宣言する。攻撃一つをカバーリングする
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を2(→ 2)増加 (188 → 190)
    九重 咲良:九重 咲良のHPを3(→ 3)減少 (13 → 10)
    不動一空:いちおうまずはワンチャンドッジ
    メリー:万が一ドッジ
    不動一空:7dx>=103
    DoubleCross : (7DX10>=103) → 10[1,1,1,5,6,7,10]+9[9] → 19 → 失敗

    不動一空:うん、無理。
    メリー:8dx+1
    DoubleCross : (8DX10+1) → 10[2,2,3,4,8,9,10,10]+8[3,8]+1 → 19

    メリー:それはそう
    不動一空:ちょいダメージはお待ちを
    パミーナ:九重さん、助かる…
    不動一空:すみません、抗いがたき言葉、何レベルでしょうか?
    GM:4
    不動一空:-4dと、了解です。
    不動一空:すみません、残ロイス確認をちょっとこちらでいいでしょうか?m(_ _)m<PCず
    GM:そうですね、一度宣言お願いします
    不動一空:私残り4です
    メリー:6
    九重 咲良:3+未取得1です。いま倒れたのでこれから1個減ります。
    パミーナ:ロイスは残り5つです。
    不動一空:ありがとうございます。
    不動一空:では相談の結果私にこのラウンド最後の赤城君によるカバーリングを適応させてください。
    GM:了解です
    GM:ではダメージ
    天寂衆3:11d10+24+4
    DoubleCross : (11D10+24+4) → 71[5,9,2,10,4,8,3,6,5,9,10]+24+4 → 99

    九重 咲良:九重 咲良のHPを198(→ 198)減少 (10 → -188)
    九重 咲良:都築 京香へのロイスをタイタスに変更し、復活します。
    九重 咲良:九重 咲良のHPを0(→ 0)に変更 (-188 → 0)
    九重 咲良:九重 咲良のロイスを1(→ 1)減少 (4 → 3)
    九重 咲良:九重 咲良のHPを13(→ 13)に変更 (0 → 13)
    メリー:死にました。九重支部長のロイスをタイタスにして昇華、復活
    メリー:メリー・アシュクロフトのHPを14(→ 14)に変更 (6 → 14)
    GM:deha
    GM:待機していたマスターピカロの手番、イニシは0(倍化バロール/半減ウロボロス)
    "マスターピカロ":マイナー無し、メジャー
    "マスターピカロ":原初の赤:紅蓮の衣+エクスプロージョン+ツインバースト+パーフェクトイミテイト+タブレット
    "マスターピカロ":対象は…
    "マスターピカロ":九重さんパミーナさんエンゲージ
    "マスターピカロ":7dx+2
    DoubleCross : (7DX10+2) → 8[3,5,6,6,7,8,8]+2 → 10

    "マスターピカロ":ドッジ不可
    九重 咲良:オートアクション
    九重 咲良:《崩れずの群れ》+2 ダメージロールの前に宣言する。攻撃一つをカバーリングする
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を2(→ 2)増加 (190 → 192)
    九重 咲良:九重 咲良のHPを3(→ 3)減少 (13 → 10)
    寂鈴:力の法則、ダメージ+5d
    "マスターピカロ":1d10+5d10+17+35 (パーフェクトイミテイトは紅蓮の衣適用
    DoubleCross : (1D10+5D10+17+35) → 5[5]+23[4,5,3,6,5]+17+35 → 80

    九重 咲良:九重 咲良のHPを160(→ 160)減少 (10 → -150)
    九重 咲良:オートアクション
    九重 咲良:《原初の黒:鏡の盾 Lv7》+10 受けたHPダメージを[Lv*20]まで反射する
    九重 咲良:140点
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を10(→ 10)増加 (192 → 202)
    "マスターピカロ":危ないもう少しで残り1/4だよ
    九重 咲良:残り40点もあるんかいタフガイか??
    九重 咲良:マスターピカロへのロイスをタイタスに変更し、復活します。
    九重 咲良:九重 咲良のHPを0(→ 0)に変更 (-150 → 0)
    九重 咲良:九重 咲良のロイスを1(→ 1)減少 (3 → 2)
    九重 咲良:九重 咲良のHPを13(→ 13)に変更 (0 → 13)
    GM:そしてもう動く人がいないので
    GM:クリンナップ
    GM:特に何もないかな
    パミーナ:ないですね。
    メリー:なさそう
    不動一空:ありません
    パミーナ:これ今現在のエンゲージ表ってどうなっていますか?
    不動一空:ちょっと整理しておいた方が良さそうですね。
    九重 咲良:九重 咲良のイニシアチブを8(→ 8)に変更 (17 → 8)
    九重 咲良:行動値だけ戻しておきましょう各自
    寂鈴(16)
    10m
    不動
    10m
    天寂衆教徒 1(15)
    天寂衆教徒 2(10)
    天寂衆教徒 3(5)
    メリー
    10m
    九重 パミーナ
    5m
    マスターピカロ

    GM:そして
    GM:勝利条件開示:マスターピカロ、および寂鈴の戦闘不能
    GM:ではラウンド2、セットアップ
    GM:エネミー側はありません
    九重 咲良:ないです
    メリー:なし
    パミーナ:ブルーゲイル使用、行動値及び侵蝕率を+5
    不動一空:すみません、ちょいお待ちを
    パミーナ:行動値、8→13。侵蝕率、152→157
    不動一空:おまたせしました、不動自体はセットアップありません。
    パミーナ:日比谷畔 戦局判断 セットアップ使用、全員の行動値+1~9(任意の値)
    パミーナ:を使用。
    パミーナ:パミーナは、+3し、行動値16へ。
    不動一空:不動は+8で行動値16にします。
    九重 咲良:+8で16にします
    九重 咲良:九重 咲良のイニシアチブを16(→ 16)に変更 (8 → 16)
    メリー:+7、13

    GM:イニシアチブ16(倍化ソラリス/半減ノイマン)
    GM:PC側の九重さん、不動さん、パミーナさんは相談の上行動開始してください
    パミーナ:パミーナの手番。マイナー、ジェネシフト
    パミーナ:157+1d10
    DoubleCross : (157+1D10) → 157+2[2] → 159

    パミーナ:惜しい…けどいいや。
    パミーナ:マスターピカロのロイスを 〇使命感/???から、使命感/〇殺意 に変更。
    パミーナ:Sロ指定、タイタス化。
    パミーナ:《万軍撃破》の回数を回復します。
    パミーナ:メジャー
    パミーナ:『疑似領域:夜の女王の独唱曲ニュクス・アリア』《プレディクション》《ヴァリアブルウェポン》《マルチウェポン》《万軍撃破》+11+5
    パミーナ:内容は前ターンと変わらず。攻撃力88、ドッジ不可。
    パミーナ:6dx+1
    DoubleCross : (6DX10+1) → 5[1,2,2,4,4,5]+1 → 6

    GM:そのままダメージどうぞ
    パミーナ:喜多灘凜瀬 凍てつく刃 ダメージ前オート使用、ダメージ+15+1d ラウンド1回を使用。
    パミーナ:88+15+2d10
    DoubleCross : (88+15+2D10) → 88+15+11[10,1] → 114

    不動一空:よしっ、3桁!
    "マスターピカロ":雲散霧消、ダメージ-25
    "マスターピカロ":(自身だけ)
    天寂衆2:半減あるけど死だな…
    天寂衆1:落ちます
    天寂衆3:落ちます
    "マスターピカロ":…してもシンドローム倍化だからだな無理だな
    "マスターピカロ":死んで蘇生復活、HP1
    寂鈴:かなりごりっといったけど
    寂鈴:まだ生きてる
    パミーナ:ご飯にボンドでも掛けて食べてるのかよ
    GM:ではお次、イニシアチブにカード使用する場合もここで宣言どうぞ
    不動一空:とりあえず私の後にも同じことができると思うので、まずは動きますね。
    不動一空:マイナーで寂鈴のところに戦闘移動、エンゲージ。
    不動一空:コンボ《業炎烈火》コンセ/厄災の炎/結合粉砕/プラズマカノン 侵蝕率+14
    不動一空:妨害の類はなさそうなので判定行きます。
    GM:どうぞ
    不動一空:17dx7+6
    DoubleCross : (17DX7+6) → 10[1,2,2,2,3,3,4,5,5,5,6,6,6,8,8,10,10]+10[1,3,3,10]+1[1]+6 → 27

    不動一空:今日はほんと低いなぁ(汗)
    寂鈴:ガード
    寂鈴:ダメージを
    不動一空:その前にNPCカード二上を使って達成値+18 達成値を45にします。
    不動一空:で、寂鈴のロイスをSロイス指定。内容は変わらず。タイタス昇華してダメージを+5d10します。
    不動一空:ダメージ行きます!
    不動一空:10d10+54 装甲無視
    DoubleCross : (10D10+54) → 47[5,3,6,5,6,9,8,2,1,2]+54 → 101

    不動一空:うし、3桁。
    不動一空:101の装甲無視です。
    不動一空:不動 一空の侵蝕率を14(→ 14)増加 (137 → 151)
    寂鈴:無理無理
    寂鈴:死にます
    寂鈴:復活は…無いです
    不動一空:(ほっ
    不動一空:では行動終了。
    GM:ではお次
    GM:そのままいけば九重支部長ですがどうします?
    メリー:施設支援を使ってメリーのイニシアチブを16にします
    GM:ではメリーさんからどうぞ
    メリー:マイナーで戦闘移動、ピカロにエンゲージ
    メリー:あ、縮地使います
    メリー:メジャーで《雷迅の剣》(コンセントレイト+一閃+バリアクラッカー) 対象は当然ピカロ
    "マスターピカロ":どうぞ
    メリー:12dx7+3
    DoubleCross : (12DX7+3) → 10[1,3,4,5,6,6,7,8,8,8,10,10]+10[1,3,5,6,7,8]+10[1,7]+1[1]+3 → 34

    メリー:せっかくなので星川ちゃんのNPCカードを使用
    パミーナ:『不完全な神託』《勝利の女神LV9》達成値+27
    GM:追加どうぞ
    パミーナ:パミーナの侵蝕率を4(→ 4)増加 (170+ → 174)
    メリー:1dx+43
    DoubleCross : (1DX10+43) → 6[6]+43 → 49

    メリー:1dx+53
    DoubleCross : (1DX10+53) → 2[2]+53 → 55

    GM:女神込みで82かな
    メリー:そうですね
    メリー:ガード不可
    "マスターピカロ":ドッジするかあ
    "マスターピカロ":5dx
    DoubleCross : (5DX10) → 10[3,6,9,9,10]+9[9] → 19

    "マスターピカロ":ダメージどうぞ
    メリー:11D+35
    DoubleCross : (11D10+35) → 51[7,1,7,7,3,5,7,2,2,9,1]+35 → 86

    "マスターピカロ":死ぬー
    "マスターピカロ":戦闘不能、復活はもう無し
    GM:戦闘終了です
    メリー:大勝利だ!!!!
    メリー:メリー・アシュクロフトの侵蝕率を12(→ 12)増加 (146 → 158)
    パミーナ:勝利ー
    不動一空:やったー
    九重 咲良:わぁい
    GM:では先に

    バックトラック


    GM:バックトラックだけします
    Eロイス
    堕落の誘い (2)
    マジカル★リクエスト
    虚実崩壊
    妄念の姿:常勝の天才
    悪夢の鏡像 ×12
    変異する悪夢×3

    GM:以上、20個、振りたい人は振ってください
    パミーナ:ふります
    パミーナ:174-20d10
    DoubleCross : (174-20D10) → 174-121[9,4,9,10,6,1,5,9,7,2,8,2,8,4,1,5,4,10,8,9] → 53

    不動一空:頂きます。
    不動一空:151-2d10
    DoubleCross : (151-2D10) → 151-15[7,8] → 136

    メリー:もらいます
    不動一空:まちがい(汗)
    パミーナ:倍振り
    パミーナ:53-6d10
    DoubleCross : (53-6D10) → 53-50[9,8,10,10,6,7] → 3

    メリー:158-20D
    DoubleCross : (158-20D10) → 158-114[10,1,10,8,4,7,10,2,1,7,6,6,2,5,9,6,5,4,3,8] → 44

    不動一空:136-18d10
    DoubleCross : (136-18D10) → 136-86[9,8,4,2,9,8,2,4,1,2,3,10,5,8,2,6,1,2] → 50

    不動一空:ロイス3残ってるので、倍振り。
    不動一空:50-6d10
    DoubleCross : (50-6D10) → 50-26[2,4,2,5,6,7] → 24

    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を20d10(→ 98)減少 (202 → 104)
    九重 咲良:メモリー使用2個分
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を20(→ 20)減少 (104 → 84)
    九重 咲良:等倍
    不動一空:倍振りなので3点で生還。
    九重 咲良:九重 咲良の侵蝕率を2d10(→ 7)減少 (84 → 77)
    メリー:等倍振り
    メリー:44-5D
    DoubleCross : (44-5D10) → 44-33[8,8,5,2,10] → 11

    メリー:無事帰還
    GM:皆さん帰還!おかえりなさいませー!

    GM:皆さん帰還!おかえりなさいませー!
    寂鈴:「仕方があるまい、あれを出すか」
    寂鈴:「センダラヤ・モウノウハラバ」
    寂鈴:突如、深海の更に奥に光が差し
    寂鈴:それすら届かない隙間から、せせら笑うような声
    寂鈴:「エフェクトと言ったか」
    寂鈴:「使ったが最後、引きずりこまれると思えよ」
    不動一空:「──生憎、それは俺たちにとっていつものことだ」
    不動一空:身体にかかる負荷を確認。
    不動一空:だがしかし、エフェクトがオーヴァードを引きずり込もうとすることなど、口にしたように日常あたりまえのことだ。
    不動一空:ならばそうだと認識し、対応するのみ。
    メリー:「これは……毒の類ですか。それもレネゲイドに反応する」
    メリー:「ですが、あなたたちも影響を逃れ得ない――そして、この程度」
    メリー:「私にとってはそう条件は変わりません。不動氏とは、また違う意味ですが」
    メリー:剣を戦旗のように振り上げ、言う。「行きましょう、皆さん」
    名取宝鼓:「…内部識別:レネゲイドキラー+エグゾースト2つと…あと常勝の天才です、これもエグゾーストかな」
    日比谷畔:「内訳」
    名取宝鼓:「虚実崩壊と妄念とあとなんか……っつ」
    名取宝鼓:ふと腕に骨のような棘が絡む感覚を覚え
    名取宝鼓:「ああそうかそういう事かこれ」
    日比谷畔:「OK、虚実なんてなんでもありだが、この人数、多対応で強化と弱体化を一気に混ぜると見てよさそうだ」
    日比谷畔:手元の骨を掴んで踏む
    日比谷畔:「流れが速い、が適切にダメージを与えられるタイミングは確実にある、必要ならこちらで分析しようか」
    天寂衆4:「おっと、タイミングは握らせたら負け、狙うは一律よーいスタートで全員同じ順位だよ?」
    天寂衆4:パチン、と手を下にスナップ、青い砂嵐
    天寂衆4:一つ一つが小さな重力力場であり、フラッシュバンでもある
    天寂衆4:「1抜けも2抜けもさせられないかな?」
    天寂衆4:当然自分にも降りかかるが、それでもいい、それすら仕込みだ
    日比谷畔:「初速を一律にする魔眼の嵐か、これは絶対に回避しないとサンドバッグにされかねないな…!」
    パミーナ:「面倒だなぁ。避けろ。神託オラクル!」
    パミーナ:目を瞑ったかと思えばひとりでに体が動く。
    パミーナ:ホップステップ、ジャンプと踊るように駆け。重力場の小さな隙間から完全回避を為す。
    パミーナ:「これ当たるとヤバイやつだぞ。まともにやったらキツいから気合で避けろ!」
    赤城空帆:「了解です、とりあえず先輩から」
    赤城空帆:手を下に、炎を吹き上げテイクオフ
    赤城空帆:流星のように重力場を駆け抜け、一条の流星が通った後のような空隙ができる
    不動一空:「あと何度耐えられる」
    不動一空:自身を庇った少年に、言葉を投げる。
    不動一空:その無表情からは、気遣いなのか単なる確認なのかは伺いしれない。
    赤城空帆:ぱっぱと払いきれる分だけ砂のようになった魔眼を払い
    赤城空帆:「今から全員が物量に任せて突撃で2回、そうでないならもう少し余裕も」
    不動一空:「了解だ。二度目はこちらが指示を出す」
    不動一空:短く、それだけ告げて。
    九重 咲良:「──光輝」
    九重 咲良:部下の名を呼ぶ。
    九重 咲良:要件は要らない。その程度がわからない彼女ではない。
    星川光輝:「はっ」
    九重 咲良:向かい来る力の流れへと指をさす。
    星川光輝:短く返事をし、区長の艦のがらくた箱から拝借して改造した水圧スラスターに点火
    星川光輝:そのまま折り畳みで格納していた各種シールドを展開、砂よけにする
    星川光輝:「ハイテク産業物ばっかりだったので拝借してきてます、後はお先に」
    星川光輝:この盤面で先行制圧ができる人であることはよくわかっていた
    九重 咲良:砂嵐は水圧スラスターに阻まれ、既に咲良に触れられるほどの強度を失い目前で散り散りになり消失していく。
    九重 咲良:「ふむ、技のキレも勝負勘も鈍っているわけではないようだ。一安心と言ったところだな」
    二上馨:間を縫って、彼女の近くに
    二上馨:そのまま布状に広げた影を振る
    二上馨:目の前の彼女には先ほど通りの景色、ここまでのカバーの攻防など見えていない
    二上馨:当然、攻撃は緩む
    メリー:「ありがたい」レネゲイドを励起させ、雷撃と猛風で蒼い砂を防ぐ
    メリー:当然、防ぎきれない粒子も出るが――彼女の対抗種たるレネゲイドには耐えられない
    メリー:本格的なエフェクトではないため、負荷はまだ許容範囲。
    天寂衆4:「やば、なんも見えない、今どうなってる?」
    天寂衆2:「全員回避です」
    天寂衆4:「いやあん戦犯」
    メリー:「あー、そういう感じですか」
    天寂衆4:「正確には何とも無い光景が見えてるけどねえ、それなんか見えてるって言わねえんだわ」
    メリー:「そうです、かっと」数メートル分、縮地――射程外に逃れる。
    メリー:「……私にばかり目を取られていると、危ないですよ?」
    九重 咲良:「──だ、そうだ」
    九重 咲良:次の瞬間、光の柱が現れた。
    九重 咲良:「では、僕も表に出るとしよう」
    九重 咲良:「今回もあまり有効な手助けとならないまま終わりになるのも味気ない」
    九重 咲良:「それに、部下の手前だ。たまには全力を出すのも悪くはないだろう」
    九重 咲良:「僕の力は美しい反面、目の毒だ。ゆめゆめ気を付けてほしい」
    九重 咲良:そこで言葉を切り、手袋を脱ぎ、両の指を組む。
    九重 咲良
    九重 咲良:「異形化マトリクスシフト開花宣言インクルード
    九重 咲良
    九重 咲良:光の正体は、レネゲイドの『桜』。
    九重 咲良:オーヴァードではない者には視認することができない、見る者を殺す桜。
    九重 咲良:同時に、ヒトのそれと変わらなかった皮膚が少しずつ樹木の表皮へと変わっていく。
    九重 咲良:これが彼の本当の姿。宙から降り、星に根付いた天の樹。
    九重 咲良:人の情熱を吸い上げ育つ、墨染の桜。
    九重 咲良:「さぁ、いよいよ本番だ。生と死の輪廻が刻まれた人々の情念の転輪。とくとご覧あれ」
    九重 咲良:咲良の周囲に集まっていく青白い光の柱は、やがてその曲線を複雑に絡ませながらやがて放物線上に広がっていく。
    九重 咲良:彼の力はあくまで"呼び水"。この光の結晶は、独りでに惹かれて集まった数多の"死"そのものだ。
    九重 咲良:巨大な誘蛾灯は、やがて大きな果実を実らせる。
    九重 咲良
    九重 咲良:「──幽明櫻輪転曲ロンド・ケラスス【九分咲】フィナーレ
    九重 咲良
    九重 咲良:果実が音もなく弾け、青白い閃光は色を変え一帯の空間を広く広く満たしていく。
    九重 咲良:それはまるで、満開の桜吹雪が散っていくようで。
    九重 咲良
    九重 咲良:哀れな者は、心と命と情報をその光へと奪われた。
    九重 咲良
    九重 咲良:「"これ"が"その時、起きたこと真実"だ。メリー嬢」
    九重 咲良:「少しばかり、ヒトには刺激が強い力である故──それなりの頻度で不幸な事故がおきる」
    九重 咲良:「"これ"をどう認識するかは、ヒトの目に任せよう」
    九重 咲良:暖かな色の冷たい死の舞う海の底で、『ヒトならざる者』はそう問いの答えを返した。
    GM:技術の粋を尽くして作られしは、危機クライシスの名を冠する12体のオーヴァードの複製体
    GM:しかし、心は、プログラムに無い、それでも人として生まれ落ちた以上、それは確かにそこにあり
    GM:手勢12、そして周囲にいた天寂衆数人、全てのみこまれた
    天寂衆4:「う、う、うーわやば!!」なんとか外套で自身だけ保護して、周りの惨状に目を丸くする
    寂鈴:「論理障壁崩壊……情動を吸い上げると言うのであれば最後の彼をくべねばなるまい
    寂鈴:そうだ、何を迷っていたのだろう、私はこの期に及んでまだ彼を子供だと思っていた
    寂鈴:神であらなければならないのだ彼は、全ての人間の信仰を吸い上げ、信仰に答えうる神でなくては
    寂鈴:錯乱を解く術式を用意するよりも、早く動く影がある
    パミーナ:「…父親というのは、自分の子どものことは分からないものだ。It is a wise father that knows his own child.
    パミーナ:「馬鹿野郎がよ。言っておくがお前が幾ら自分を犠牲にしようと無駄だ。」
    パミーナ:「俺の【神託オラクル】は絶対で─────そしてもう10秒前に起動しているよ。」
    パミーナ:パミーナの神託《オラクル》は、決して破壊に秀でた力ではない。
    パミーナ:どんなに"偶然"を引き起こそうとも威力の限界は存在する。
    パミーナ:故に彼女の得物は限界を広げる事に特化したものだ。
    パミーナ:異能を使いセットされたすなわち6機の釘打ち機にセットされたタイマーが起動し続けていた。
    パミーナ:それが、パミーナの言葉により初めて認識できるようになる。或いはここまで彼女の神託の計算だったのかもしれない。
    パミーナ:"偶々"制御の当てのない釘打ち機がオーヴァードの複製体達、天寂衆に命中し
    パミーナ:"偶々"命中と同時に同時に起動。血の花が咲き乱れる中反作用でまた吹き飛び
    パミーナ:"偶々"壁を跳ねるように、宙を飛び回った釘打ち機があちらこちらを行き交う
    パミーナ:何度も、何度も、何度も。今この瞬間ですら!
    パミーナ:「復讐の炎は地獄のように我が心に燃えDer Holle Rache kocht in meinem Herzen,
    パミーナ:「死と絶望が私の周りで燃え上がる!Tod und Verzweiflung flammet um mich her!
    パミーナ:「いわばここ総てが俺の、【神託オラクル】の領域なんだよ。もうお前は逃がさない。」
    パミーナ:「っとと。喜多川、そこの水槽に火をつけてくれ。」
    喜多灘凜瀬:「俺直接発火はできないので」
    喜多灘凜瀬:手元にライターを作る、この分では俺の特殊な異能を使うまでもない
    喜多灘凜瀬:そのまま近くに垂れていたオイルをウェスで回収して点火
    喜多灘凜瀬:水槽に投げ込む
    パミーナ:同時に、複製体ジャームの一体の脳天にパイルバンカーが刺さり
    パミーナ:パイルバンカー、起動。水槽へと吹き飛ばされる。
    パミーナ:"偶々"異能が暴走し、水を爆発性の物質に変える状態のまま水槽に突っ込み…。
    パミーナ:喜多川がライターを投げた瞬間、フロアを揺れるほどの爆発が起きた。
    GM:血と火と撃鉄の嵐が、それまでまだ秩序があった深海の一室を、地獄へと変えた
    天寂衆4:「うっわあぶな、軽減入らないのは…あんたか」
    天寂衆4:近くの天寂衆を引き込んで、自分の後ろへ
    天寂衆4:「それじゃあ最期に魔法を一つ」
    天寂衆4:少しだけ時計の文字盤が背後に浮かんだ瞬間、全ての時間が停止した
    天寂衆4:「投げ返すように手動で位置を変えないと…って」
    パミーナ:「・・・・・・・・・」パミーナの動きが止まる。
    パミーナ:その手にはメモが彼女に見えるように広げられていた。内容は、”今、気づいても遅い”
    天寂衆4:「なんであなた動いてるんでしょうねえ!!」
    九重 咲良:停止した時間に、割って入る『ことば』があった。
    九重 咲良:「悪いが、その手の呪詛まほうころし方は十分心得ている。何せ身に覚え嫌な記憶があってね」
    九重 咲良:散った桜の花から新たな閃光が走り、白い光の枝として文字盤を討ち貫く。
    九重 咲良:枝はレネゲイドを──いや、そこに込められた人の願いを吸い上げさらにその力を増していく。
    九重 咲良:「君も人の足を引くのが得意な性悪と見える。そういうものの相手は出来るだけ此方で引き受けようか」
    九重 咲良:「まずは一人目だ、おやすみ」
    九重 咲良:文字盤はくしゃりとひしゃげるように割れ、時は再び進み始める。
    天寂衆4:「むーかーつーくー!仕事ひとっつもできてないごめーん!!」
    天寂衆4:恨み言と詫びを丁寧に投げて、そのまま顔面に来たパイルバンカーを直に受け止めた
    パミーナ:「うーん。危なかった。というか嫌らしいな、お前。」
    九重 咲良:「なに、性悪には性悪の結末が待つだけのことだ」
    不動一空:「続くぞ」短く告げ。
    不動一空づどんっ!づどんっ!
    不動一空:二つの破砕音が、ほぼ同時に鳴り響く。
    不動一空:ひとつは男が足底から炎を放ち、床面を焼き砕いて飛び上がったモノ。
    不動一空:そしてもうひとつは身体を反転させた男が、複製超越者たちの真上──
    不動一空:天井を踏み砕き“着地”したモノ。
    不動一空:「──あれだけの攻撃に耐える。“能力”的には大したものだ」
    不動一空:上へ──自身へと集中し向けられた視線を、真っ向から受け止めて。
    不動一空:「だが“戦力”としては発揮させん」
    不動一空:ちら──と。
    不動一空:視線を、二人に送る。
    不動一空:見上げることで複製超越者たちが視界から外した。
    不動一空:九重咲良と、星川光輝へと。
    九重 咲良:「あぁ、不用心にも足元が御留守のようだ」
    九重 咲良:彼女の"盾"を割った光の枝が、幾本も地中から突きたてられていく。
    九重 咲良:先刻舞わせた桜の花弁はその一枚一枚が、彼の力の断片であり彼の肉体の破片。
    九重 咲良:全ての操作が自在に可能で、まるで戦場全てが手のひらの上かのよう。
    星川光輝:「隙を見せましたね」
    星川光輝:スラスターの機動でまだ残るパイルバンカーを回避しながら
    星川光輝:上の階にあったケーブルを解き、拘束していく
    星川光輝:ぎゅ、と最後のケーブルと枝の擦れる音を聞き
    星川光輝:「今です」
    九重 咲良:「桜の呪いは場と心へ残る。刹那で散るものは必ずしも、刹那で消えるものではない。覚えておくことだ」
    九重 咲良:「──そうすれば、攻撃態勢に入っていた彼のことなど忘れてしまうだろう?」
    不動一空づどんっ!づどんっ!
    不動一空:再び響く、二つの破砕音。
    不動一空:天井を踏み砕き、陣形を崩された複製超越者たちの中心へと“着弾”し。
    不動一空:淡々と──
    不動一空:「あいつの心の中あれだけで終わると思うなよ」
    不動一空:──告げる。
    不動一空ごうっ!
    不動一空:そして地獄の業火それが顕現する。
    不動一空:蛍光色の池は瞬く間に蒸発し、構造材が沸き立ち、プラントが爆ぜ融け──
    不動一空:複製超越者たちの身体を極高温の炎が蹂躙し、炭化させていく。
    複製超越者::焼かれていく、つい先ほど生産されたばかりの兄弟らしきものと一緒に、自身が
    複製超越者::残ったのは、いや、芽生えたのは疑問
    複製超越者::呪いによって植え付けられたのかはわからないが、それは確かにあった
    複製超越者::元々、物を作る、壁を張る個体だ、そう認識している
    複製超越者::なら、彼らの悲鳴を、少しでも小さく――
    九重 咲良:「──良い。その使命を疑わない無垢さ」
    九重 咲良:「ささやかながらも、確かな光があろう」
    九重 咲良:光の枝がソレの胸を貫通する。
    九重 咲良:収束しつつあった力は脆くも砂の城の如く霧散していく。
    九重 咲良:「いい味だ。名は知らぬが、その願いの色は記憶するとしよう」
    複製超越者::胸が熱い、力が抜けていく
    複製超越者::ああ
    複製超越者::誰か助けたかったな
    GM:空間は焦土だ、渦中にいた複製体は、誰も助かっていない
    寂鈴:「…4つか、随分と減ったものだ」
    寂鈴:必要分は作り終えた、札に乗せて、飛ばす
    九重 咲良:指を払うと、空間になおも散る花弁が舞い札を焼き落とした。
    九重 咲良:「焦るな。もう少し混乱と狂騒を味わっていくといい」
    寂鈴:「読めている」
    寂鈴:札が、はじけ飛ぶ
    寂鈴:「順天則、神の前に混乱を引き起こしてはならない」
    寂鈴:先程以上に、迷いのない声
    天寂衆1:「ああ……もう駄目そうですねえ」
    天寂衆1:頭を振って呪いを振り払いつつ
    天寂衆2:「やめます?」
    天寂衆1:「いえ、それでは先ほど何もできずに倒された彼女に申し訳ないので」
    天寂衆3:「まあ、あいつの分くらいまでは頑張ってみよか」
    九重 咲良:「やられたな。空間制御の優位を握られたか。世界の変革を豪語するだけのことはあるようだ」
    メリー:「――では」
    メリー:風よりも疾く、或いは光すら追い越す。
    メリー:文字通り地を縮める、空間歪曲。
    メリー:物体も、力も、運命も。
    メリー:この世の全てに干渉し得るオルクスにおいて、メリーが実戦域に仕立てた数少ない業。
    メリー:それが縮地を以ての一撃必殺バックスタブ
    メリー:だが今の標的は一、二、三
    メリー:ただの一太刀では斬れない、では何を為して応ずるか。
    メリー:当然──幾度も斬れば良い。
    メリー:然し──ただの連撃では不足だろう。
    メリー:一撃を以て必殺と成す、それが彼女の剣。
    メリー:ならば、やはり。
    メリー:一撃を以て連撃を成し、連撃を以て必殺を成す。
    メリー:それが王道だ。
    メリー
    メリー:「ならば」
    メリー:「然して」
    メリー:「一期一振、一振全殺といきましょう」
    メリー:そう嘯く時には、既に三人の背後に回っている。
    天寂衆1:「うおっと」右手の円盤が廻る、自分以外の傷を即座に遡行できるように
    天寂衆1:最後にUNDOのスイッチに手をかけ、最低限用意は整った
    九重 咲良:「見くびらないでもらおう」
    九重 咲良:円盤に落ちたほんの一枚の花弁が発芽する。
    九重 咲良:細いトゲのような枝が手を貫いた。いまはこの一瞬で十分
    九重 咲良:「空間の制御を奪われたとて、君達の死神はいまもその大剣そこにいる」
    天寂衆1:「っつ無限に厄介ですねえ…!お二人死ぬ気で避けるか耐えてください」
    メリー:「感謝します」振るうは無銘の大太刀。
    メリー:剣閃はさながら舞のように、またオーケストラの指揮者のように。
    メリー:その剣筋からは純白の因子が紡がれ、彼女を包むように領域が形作られ。
    メリー:瞬きの間もなく──轟音の雨、稲光の洪水。
    メリー:鎌鼬が敵方を悉く切り刻み、紫電は護りを例外なく打ち砕く。
    メリー:それは無論、ただの剣技ではない。
    メリー:斬撃を通して拡散させた、オルクスの因子。
    メリー:因子により制御した、ハヌマーンによる無数の真空斬撃。
    メリー:そして真空の斬撃群に流し込む、ブラックドッグの雷撃。
    メリー:言葉にすればただそれだけの業、だが正しく――無双の型。
    天寂衆3:回避も
    天寂衆2:守護も
    GM:意味をなさなかった
    GM:通常と超常の果ての剣技を、その身に喰らう
    天寂衆1:「…げほっ、皆さん生きてます?」
    天寂衆2:親指を立てる
    天寂衆2:立ち上がりながらなので横向きだが
    天寂衆3:「生きとるよ
    天寂衆1:「よろしいです、では」
    天寂衆1:撃ち抜かれた手で先ほどの状況をリセット、セーブを現在の状態に入れ替え
    天寂衆1:状況記憶、視界良好、標的捕捉、半分機械に置換しているからか、このあたりは便利で助かる
    天寂衆1:最後にスイッチを押してファイア、一条の光が飛ぶ
    天寂衆1:その身に当たれば瞬時に身体に現在の自分たちの傷害状況がロード、頑丈でもなければ一度は戦闘不能になるだろう
    不動一空:「ぐっ──」
    不動一空:光をまともにくらい、その身体に釘で撃たれたような大穴が空く。
    不動一空:かすかにその顔が歪むが──耐えられない傷ではないたかが致命傷だ
    不動一空:抉られた臓腑の損傷を意志の力で無視し、倒れること無く次の手に備え力を溜める。
    天寂衆2:「まだ出し足りないようですねえ、では」
    天寂衆2:近くに構えていた楽器ケースを開ける
    天寂衆2:中から出てきたのはパーツの数々
    天寂衆2:一見すると完成図が見えないそれを瞬時に組み立て
    天寂衆2:「今日は調子がいいので、特別仕様です」
    天寂衆2:「たあっぷり出しますから、いっぱいイクのがよろしいかと」
    天寂衆2:4連装の電磁力砲、鍬形虫のようなそれ
    天寂衆2:全て構え、腕が複数あるかのように装填、照準合わせ
    天寂衆2:引き金を
    天寂衆2:引く
    九重 咲良:「気力が充実しているようで何より、美味で良い」
    九重 咲良:蔦が、樹が攻撃を握るように攻撃を包み込む。
    九重 咲良:が、防ぎきれない。
    九重 咲良:紫電の閃光は残った枝を破砕し爆風を周囲に舞う。
    九重 咲良:樹が爆ぜ、連動するかのように咲良の左肩が抉れ、腕が地に落ちる。
    九重 咲良:呪い返し。彼の身体の一部たる樹が壊されれば、彼の手も壊れるが道理。
    九重 咲良:「とはいえ、徐々に誤魔化しは効かなくなってきたな」
    九重 咲良:「場を握られたのが堪えている。呪詛ももはや効いていなさそうだ」
    九重 咲良:無数と言っても差し支えないほどにあった花弁も今や数えるほどにも残っていない。
    九重 咲良:残った右肩を竦める。
    九重 咲良:その復元速度は遅かった。
    天寂衆3:「ほな続くかあ…って」体を二重三重のホログラムに変化させながら
    天寂衆3:「あんた遅すぎたんとちゃう?」
    "マスターピカロ":「――そんなにカリカリしないで欲しいなあ」
    "マスターピカロ":あなた方の後ろから、悠々と出口をふさぐように
    "マスターピカロ":「あ、先いいよ」
    メリー:「……ここで来ましたか」
    不動一空:「真打ち登場──にしては些か間に合ってないように思えるな」
    九重 咲良:「さて困ったぞ。いよいよもって窮地だ」
    天寂衆3:「ほな」
    天寂衆3:ホログラムが空間に染み込んでいく
    パミーナ:「来たか。…そっちのあんたの能力は一体なんだ?」
    天寂衆3:種のように蒔かれたそこから、雨後の竹の子のように、恐怖が吹き出す
    天寂衆3:人間の無意識的な恐怖を直に流し込む代物、そこには正気を投げ出すほど最も恐ろしい物が映る
    不動一空:「赤城っ!」
    不動一空:“二度目”──に対する指示。
    赤城空帆:「はい!」
    赤城空帆:不定形の人影を振り払い、目の前に立ち、視界を狭める
    赤城空帆:そのまま、床を抜けないように焼き、幻覚のフィールドを狭めていく
    不動一空:「──頑張りの成果だな」
    不動一空:耐えきった少年の頭にそっと手を乗せ、前へと出る。
    不動一空:力を──溜め続けながら。
    メリー:足が竦む、脳裏から離れないイメージ――妹の死。
    メリー:精神攻撃だとは理解している。
    メリー:しかし、だからといって振り切れるのであれば苦労はしない。
    メリー:悍ましい、怖ろしい、身の毛のよだつ恐怖。
    メリー:ならば――どうするか。
    メリー:メリーが選んだのは単純な選択肢。干渉を振り切れるほどの対抗種、そのレネゲイドを励起させる。
    メリー:「ごホッ」……当然、その負荷には耐えきれない。死ぬ、が――
    メリー:「……まだです」意地で、意地だけで立ち上がる。
    メリー:もう、ヴィジョンは見えない。
    九重 咲良:樹へその"喚起"の行き先を移し変え、ダメージの行き先を捻じ曲げる。原始的な呪い映し。
    九重 咲良:しかし、その行先は"樹"という分身じぶん
    九重 咲良:二人分の負荷を受け、咲良は内側から幾重にも裂けボロボロと塵芥がこぼれていく。
    九重 咲良:「…これもまた違った形の呪詛のろいと言ったところか。僕ではなく僕の喰らってきた記憶から直接"恐怖の感情"を具現化するとは器用なことをする」
    パミーナ:「庇ってもらってうれしいけど。あんた大丈夫?かなり不味そうなんだけど。」
    九重 咲良:「残念だが、あまり大丈夫ではないな。僕が現在の戦況を見るに決め手が欠けている」
    九重 咲良:「ジリ貧という奴だ。悪いが僕もじきに行動限界だ。死にはしないが、完全に場を握られ、ただの案山子になり果てる。死ぬより状況は良くないな」
    九重 咲良:「さて、パミーナ嬢。まだ動けるな?」
    九重 咲良:「【神託オラクル】とやらの不確定性に賭ける」
    九重 咲良:「勝算はないが、それを何とかするのが君の力なのだろう?」
    九重 咲良:「敵の攻撃は僕が捌こう。君は好機を逃さぬように」
    九重 咲良:「なに、"神頼みいのり"は最も強いヒトの心のひとつだ」
    九重 咲良:「その色彩が志半ばで潰えることはない」
    九重 咲良:「あぁ、どんな形としても残るとも。それがこのヒトの想いなのだから」
    パミーナ:「オッケー。承った。並みのオーヴァードなら逃げ出すだろうが…」
    パミーナ:「俺は本部エージェントの娘で、特別情報対策室の一員で、なにより。」
    パミーナ:「俺の【神託オラクル】は絶対だからな。この状況、何とかしてやる。」
    "マスターピカロ":「来てもらったはいいけれど秋前に捕捉されるのはよろしくなくてね」
    "マスターピカロ":「戦闘、あんまり取りたくないけど仕方ないか」
    "マスターピカロ":姿が、消えていく
    "マスターピカロ":目の前にいても認識できなくなっていく
    "マスターピカロ":周りのエフェクトが勢いを増していく、せせら笑う骨がはっきりとあなたたちを捉え、絡みつき、突き刺していく
    GM:マスターピカロ、その異能は「自身の消去と消去分の自身の置換」
    GM:この場で自身を消去し、その分を寂鈴の結界に置換した
    GM:ここにマスターピカロという存在は、もう無い
    寂鈴:捨て置いている、この場の結界など、自由に使わせておけとの放任
    寂鈴:それよりは、神、ああ私が今より作り上げる神の方が重要だ
    寂鈴:空間は暴れるまま、勢いを増していく
    パミーナ:「コイツ、自分の存在を『無』にすんのかよ。」
    パミーナ:「…俺の趣味には著しく反するが、これは厄介だ。九重さん、手ある?」
    九重 咲良:「改造された人間だと言っていたな、合点がいった」
    九重 咲良:咲良の右腕が"それ"を掴む。
    九重 咲良:「だから"これ"はヒトの常識からしか逃れられないのだな」
    GM:無は、返事をしない
    九重 咲良:周囲からの攻撃はみるみるうちに激しくなり、咲良の目を、臓腑を、片足を次々に削り落としていく。
    九重 咲良:既に幾重の攻撃により復元が間に合っていない彼の身体は、藁人形を壊すようにほつれ崩れる。
    九重 咲良:「大した力だ。"これが本命本気の情熱"でないことが惜しまれるが、見かけほどの軽薄や無頓着ではないと見える」
    九重 咲良:崩れた顔面が、歓喜に歪む。
    九重 咲良:「これだけは譲るわけにはいかなかった」
    九重 咲良:「僕は、"コレ"のために来たのだから」
    九重 咲良:かろうじて残された右手の先に青く小さな光が灯る。
    九重 咲良:その光は強く激しくその規模を増していき
    九重 咲良:弾けるかのように四方八方へとその枝が伸び拡散する。
    九重 咲良:同時に何かが貫かれるような音と、人間の血が飛び散った。
    九重 咲良:これまで何もなかったはずの場所には、胸の内側から無数の白い樹木が飛び出している""が宙に縫いつけられていた。
    九重 咲良:「おかえり、こちらの世界へ。こういうのをヒトは"モズの早贄"と呼ぶらしい」
    九重 咲良:「結界の術式に頼らない、僕が最後に君だけに取っておいた本物の空想樹の種子だ」
    九重 咲良:「この星の者では在らず、故に在り得ざる領域からこの星へ根を下ろすための"権能ちから"が残されている」
    "マスターピカロ":「……はは、"雨霖鈴曲"でも詰むと思っていたら思わぬところから来てしまったね」
    九重 咲良:「君から直接受けた攻撃を"縁"として利用させてもらった。そればかりは切っても切れるものではないだろう?」
    九重 咲良:「先に僕を叩いた呪ったのは紛れもなく君自身なのだから、その因果は決して消えず、途切れず、なくなりはしない」
    "マスターピカロ":消去した瞬間、知覚が反転、気づけば枝で全身を滅多刺しにされた、最後の意地で人型になるようギリギリ再構成はしたが、それも手のひらの上だろう
    九重 咲良:「それなりの出費代償を払ったが、これでようやく届いたな。"キミ"に」
    九重 咲良:「その肉体に施された術式が如何ほどのものかは知らないが、しばらくは"現世ここ"から離れることは適うまい」
    "マスターピカロ":その胸にのこった感情を食べられるのは、文字通り全部を捌いたあなただけだろう
    "マスターピカロ":「こうなる前に使わせてから出るつもりだったんだけどねえ、本当」
    九重 咲良:「では頂くとするとしよう──その情熱たましい
    九重 咲良
    九重 咲良:「転移共有レゾナンス呪詛輪転万象複写アヴェスター
    九重 咲良
    九重 咲良:術者と対象の因果を繋ぎ、これまで受けた"痛み"と同じだけの"呪詛返し"を共有する九重咲良の本質たる『共有術式』
    九重 咲良:"記憶"だけではない。肉体に刻まれた"記録"や"歴史"を共有し、"共感"による死をもたらす。
    九重 咲良:「──不完全ながらも、いい味だった」
    九重 咲良:「致命にまでは至らなかったのは残念だが、この場の戦略的な役割としては十分だろう」
    九重 咲良:「幸い、ここなら君に迫る"因果"には困るまい───」
    "マスターピカロ":「うわあ、君最悪…!」
    "マスターピカロ":何をされたのか直感でわかってしまった
    "マスターピカロ":「普通に徒歩で帰ろうかなと思ったけど帰してくれそうにないし」
    日比谷畔:「当たり前だよ九重さんが君の情報大幅に落としたからここからが面白いところだろう!?」
    日比谷畔:「さて推理に戻ろう、先程は流れもあって阻まれたけど」
    日比谷畔:「あの男の能力は自己消去と消去分の置換、置換先は無理のあるものにはできない、あくまでこの場で『存在できる』ものでないといけないね」
    日比谷畔:「今は沈静化されて使えなくなってるけど……少ししたらまた動く…いや消えるだろうなあ、今度は逃亡で」
    パミーナ:「自己消去って言ってもなぁ。」
    パミーナ:「あいつ、一方通行で消えるってわけじゃない。実体化できる。置換とは言うが、変形だなあれは。」
    パミーナ:「反ミームっての?ヤツ自身には効かないしな。ずっりー話だ。」
    パミーナ:「徒歩で帰るってのも海の下で何言ってんのって話だが、大方マジなんだろ」
    不動一空:「だが放置もできん」
    不動一空:「殺せば死ぬことは解った。ならそうするだけだ」
    メリー:「ええ」
    メリー:「彼奴は忘却の呪いを以て真実を開放し、我々は銘記の権利を以て現実を封印する」
    メリー:「相反する我々とピカロ、その決着をつける時です」
    パミーナ:「…やるかぁ。喜多川えもーん、アンカーショット付き万能パイルバンカー作って」
    喜多灘凜瀬:「喜多灘です、ちゃんと目当ての物が出るかどうかは運なので祈ってください」
    喜多灘凜瀬:「 Quis autem vel eum iure reprehenderit, qui in ea voluptate velit esse, quam nihil molestiae consequatur, vel illum, qui dolorem eum fugiat, quo voluptas nulla pariatur?しかしだれに、いらだたしい結末のない喜びを享受することを選ぶ人や、その結果としての喜びを生み出さないような痛みを避ける人にある、落ち度を見つける権利はあるのだろうか?
    喜多灘凜瀬:余裕も無いし規模も無茶だ、遠慮なく全拘束解除してフル回転
    喜多灘凜瀬:異能は「指定した状況を打破する道具を即座に作り出す」こと
    喜多灘凜瀬:状況指定、このパイルバンカーが十全な威力を発揮できない状況、または威力の過剰に寄ってこの部屋が沈む状況
    喜多灘凜瀬:生成開始、一瞬だけ周囲の現実が何もない状態まで剥ぎ取られ
    喜多灘凜瀬:再構成
    喜多灘凜瀬:「…全機ご注文通りにできましたよ…!この部屋壊さないでくださいね…!」
    パミーナ:「ありがとな”開錠機”。今度はそっちが祈ってくれ。」
    パミーナ:パイルバンカーを受け取ったと同時に、宙を舞うパイルバンカーの一基に乗り、天寂衆の元へ瞬時に移動する。
    パミーナ:「ピカロ野郎も現れたことだし、【神託】もかけなおし。でも。」
    パミーナ:「もうお前らの”詰み”だ。四肢を貫かれてついでに気絶しろ!」
    パミーナ:移動のさ中、パイルバンカーの軌道をずらしていく。同時に幾つもの釘打ち機が、あらかじめ狙っていたかのように釘を射出。天寂衆を貫いた。
    天寂衆1:声を出す間も無く貫かれている
    天寂衆2:しかし、顔には満足感があった
    天寂衆3:これが終わりでも、最後に大事なもののために死ねるのであればそこに後悔はない
    "マスターピカロ":動けないままパイルバンカーのお代わりを貰う
    "マスターピカロ":口から血の塊は出るが、磔刑は終わらない
    パミーナ:「オラっお前は逃げんな。いつも逃げるから釘とか樹で縫い留められるんだぞ。」
    パミーナ:「ともかく、これでようやく話せる。」
    パミーナ:「…お前は覚えているかは知らんが俺はお前に真実を教えてもらった一人だ。」
    パミーナ:「だから、聞きたいことがある。」
    パミーナ:「あのメモで書いてあった内容も、もしも忘却を消し去ったら明らかになるのか。」
    "マスターピカロ":「そうかもしれない、検証はしてないし、その世界に俺はいないから興味も無い」
    "マスターピカロ":「俺の名前は、最初に燃えたからね」
    パミーナ:「あっそ。俺はお前には興味ないけど。それはちょっと悲しいだろ。」「……【神託オラクル】」
    パミーナ:《インスピレーション》使用。
    パミーナ:内容:目の前の彼が自分の名前だと思っている呼び名を教えて
    GM:……秘匿情報として送信することになります、よろしいですか?
    パミーナ:いいぜ!
    GM:では

    GM:以上です
    パミーナ:オッケー!
    パミーナ:「…なるほど。お前の名前らしい名前もそうじゃないのも大体わかった。」
    パミーナ:「その上で、ぶっ倒す。そんで忘れてやる。それがお前への報いだ。」
    パミーナ:ロイス:マスターピカロ 〇使命感/???から、使命感/〇抹消 に変更し、タイタス化。
    パミーナ:パイルバンカーを構える。先ほど【神託】に教えてもらった情報、"マスターピカロ"を狙い。
    パミーナ:「お前がきっかけで生まれた俺は”マスターピカロ”を…」大きく息を吸い。
    パミーナ:「永遠に勘当し」パイルバンカー、一撃。地面が揺れる。
    パミーナ:「永遠に見捨て」パイルバンカー、二撃。あちこちにひびが入る。
    パミーナ:「永遠に粉砕する。」パイルバンカー、三撃。骨が砕かれる音。
    パミーナ:「"マスターピカロ"を為した総てを破壊して」四撃。息も絶え絶えの中放つ。
    パミーナ:「反ミームの影響とやらも全部ぶっ殺して…」パイルバンカー、五撃。ピカロのスーツも最早ぼろ布のようになり。
    パミーナ:「お前の消えた名前とやらを、白日の下に晒す!マスターピカロの為した事を抹消し全部元通りにな!」六撃。蓄積されたこれまでの傷が総て開く。
    "マスターピカロ":元より、声も出ない身だ
    "マスターピカロ":肉と骨が潰れる音を立てながら、パイルバンカーを喰らっていく
    パミーナ:最後の一撃と同時に、磔の固定すら半壊された。
    "マスターピカロ":既に内臓は飛び出し、喉は裂かれ、筋繊維は裁断されたうえで露出しているが
    "マスターピカロ":まだ息はある
    二上馨:寂鈴の視線は、既にマスターピカロには無い
    二上馨:虚空からくる彼の神だけを見ている
    二上馨:ならば、欺瞞でそれを強化してやればいい
    二上馨:影が目を覆い、神の夢を見せる
    不動一空:一瞬、後方を確認。
    不動一空:あれならば、討伐対象ピカロは任せられるだろう。
    不動一空:であれば──
    不動一空:「仕留める」
    不動一空っ!
    不動一空:炎を吹き上げ地面を焼き砕き、
    不動一空:視界を奪われたもう一人の見逃せない存在対象との間合を、一瞬にしてゼロとする。
    不動一空:そして──
    不動一空:がっ!
    不動一空:内と外に炎を滾らせた男が、首魁の顎を鷲掴み、宙吊りに持ち上げる。
    不動一空:「俺は哲人や賢人の類ではない」
    不動一空:吹き上がる熱気とは真逆、底冷えするような淡々とした貌と声で──
    不動一空:「故に、究極の真実キサマのお題目になぞ興味はない。だが──」
    不動一空ごおっ!
    不動一空:掴まれたその身体が、炎に包まれる。
    不動一空:それは担い手の腕すら炭化させる、超々極高温の火焔。
    不動一空:「その究極の真実とやら独善、遂げさせる訳にはいかんな」
    寂鈴:「ああ、神よ、この世に存在することが許された究極不変の真実よ…!」
    寂鈴:「今こそこの欺瞞を塗りつぶし、世界を真実に……」
    不動一空:「興味がない──と言ったぞ」
    不動一空:信念を抱こうが、妄執を抱こうが。
    不動一空:それは全てを燃やし尽くす。
    不動一空:故にコードネーム── 業炎烈火Fire blaster
    不動一空:「殺しはせん──」
    不動一空:消し炭としか思えぬ有様となったそれに、淡々と告げる。
    不動一空:「──二度と再起もできんだろうがな」
    不動一空:どさっ──
    不動一空:九割方炭化させられたその身体が、
    不動一空:同じく炭化した担い手の腕ごと、静かに落ちた。
    メリー
    メリー:「さて、そろそろ閉幕カーテンフォールですね」
    メリー:思い出す。
    メリー:旧友の言葉、宿敵の秘蹟。
    メリー:“記録された技は、無意味”――ならば、その場で編み出した技で屠るのみ。
    メリー:着想の源は既に在る、それは絵空事たる創作物、しかし超人オーヴァードならば為せるモノ。
    メリー:踏み込む。
    メリー:背後の磔群、それらに目もくれず。
    メリー:“斬るべき相手は、すぐそこに”――ならば、最優先かつ即座に対処するのみ。
    メリー:自身の余力は残り僅か、敵の体力も見るからに無に等しい、つまり彼奴との決着はすぐ其処に。
    メリー:虫の息とはいえ、相手は強力極まりないオーヴァード。油断はできない。
    メリー:タネを暴いたところで一筋縄では行かない、それも理解済み。
    メリー:とはいえ――やることも、できることも変わらない。
    メリー:ぶつけるべきは、やはり縮地を以ての一撃必殺バックスタブ
    メリー:そこに新しい技を混ぜ込む……至極、容易だ。
    メリー
    メリー:そして跳ぶ――跳んだのは、相手の頭上。
    メリー:太刀の切っ先は、真っすぐに地面を向き。
    メリー:刀身は雷鳴を纏い、使い手の武威を示す。
    メリー:彼女の肢体が、ゆっくりと得物から離れ。
    メリー
    メリー:一言呟く――「行け」
    メリー
    メリー:その時には既に――メリー、大太刀、ピカロ。
    メリー:場を構築する三者が直線上に並んでおり。
    メリー:彼らを文字通り貫くように、レネゲイドの奔流、純白の領域が紡がれている。
    メリー
    メリー:気づいた時にはもう遅い、そもそも物理的に動けない、従ってソレは運命の如く――ピカロを貫く。
    メリー:須臾の間に、ピカロの胴には大太刀が。刹那の後には、対抗種の力が流し込まれる。
    メリー
    メリー:それは因子の万能性を利用した、変則電磁操作術。
    メリー:これは体系的な技能を無視した、反則的異能剣術。
    メリー:その場しのぎの邪道にして、この場限りの必殺の刃。
    メリー:領域を砲身に転用し、不格好ながらも成立させた――電磁加速砲レールガンである。
    GM:肉片の一片、細胞の一つ一つに至るまで、レールガンが焼き尽くし
    GM:後には、炭化した肉塊だけが残った
    メリー:「……死にましたかね? 何かわかります? パミーナさん」警戒を緩めずに問う
    パミーナ:「俺の知ってる限り、これよりもっとひどくなっても生きてる奴はいたぞ。」
    パミーナ:「気を緩めるな。」
    メリー:「あなたに言われずとも、です」
    不動一空:「ジャームの──オーヴァードの死ほどアテにならんものもないからな」
    不動一空:同じく、警戒は解かず。
    喜多灘凜瀬:「……ふむ」端末で肉塊の写真を一枚
    九重 咲良:「それらしき生命活動は感じられないが、単純に拘束が解けて逃げただけやもしれんな。いやはや」
    喜多灘凜瀬:プレビュー、見えない
    喜多灘凜瀬:「…これの写真、プレビューできないんですけど、どう思います?」
    メリー:「うーん……ピカロの異能は前例がないですからね。なんとも」
    メリー:「……とりあえずこの肉塊は持って帰りますか」
    不動一空:「死亡後に影響を残すタイプも居なくはない」
    メリー:「逃げられたにせよ、そうでないにせよ、これが奴の肉体だったことは恐らく間違いないでしょう」
    メリー:「分析すれば何かわかるかもしれません」
    パミーナ:「たぶんそれ。消えるぞ。」
    九重 咲良:「個体としての生死はともかく、その肉体にかけられた改造のろいはその機能を回復しつつあるということだろう」
    不動一空:「仮に逃げられたとしても、切った尻尾を掴むくらいはできたはずだ
    不動一空:「次に繋げればいい」
    メリー:「まあ、どちらにせよ――我々がここで出来ることはもう無いでしょう」
    不動一空:徐々に再生を始めようとする『ソレ』に、再び一度炎を浴びせ。
    不動一空:「ああ、こいつらの処理もあるしな。撤収を進言する」
    メリー:「チルドレンは全員救出。思わぬ障害も排除完了。ピカロも死亡の可能性あり、と」
    メリー:「上出来でしょう」
    不動一空:「いくつかの謎も解消された」
    不動一空:「上出来だろう」
    ルリグ:「あ、その前に、管理者権限をある程度取り戻したので」
    ルリグ:「遺産のサルベージしてきます、皆さんの」
    メリー:「助かります」
    パミーナ:「親玉も一応生きてるし刹那氏にも恨まれずに済むだろ。残りの磔にした面子含めL市のUGNに媚び売る良い材料だ。」
    不動一空:「ああ」
    九重 咲良:「さて、幕引きだ。ここで思わぬ道連れを喰らわぬうちに手短に撤収をしようか」
    メリー:「ええ、帰りましょう――地上へ」
    パミーナ:「まぁ、これで死んでるわけはないんだろうが─────」
    パミーナ:「手ごたえは掴めた。次は必ずぶっ壊してやるよ。"マスターピカロ"をな。」
    パミーナ:「それで全部終りだ。」

    エンディング1


    GM:UGN日本支部 319会議室
    GM:報告書を書くようにしばらく貸し出された部屋だ、ここで書いてすぐに出せば戻った時にやり取りする必要もないだろう
    二上馨:「記憶操作で無くなった分、八色さんが自分の視点からわかること全部送ってくれたのでこれを頼りに書けばよさそうですね」
    不動一空:「記録と記憶の差異も重要だ」
    不動一空:再生途上の利き腕を布で釣り、
    不動一空:残った左手で黙々と人差し指タイピングをしながら、口を挟む。
    不動一空:「今回のは、特にな」
    不動一空:作成にあたり『マスターピカロ』と言う単語を入力しようとする。
    GM:エンターを押した瞬間、キーが入力前の箇所に戻った
    不動一空:現象の数を改めてカウントし、別途記載する。
    不動一空:「──こうした状況だからな」
    赤城空帆:「とはいえ、俺達一同ほとんど何も覚えてないのでどのみちお世話にはなりそうですけどね…」
    不動一空:改めて『討伐対象』と、当り障りのない表現へと変更。
    不動一空:「ああ、精神操作の類はやっかいだからな」
    不動一空:「しばらくは全員、精査が最優先になる」
    松橋寧:「書き終わったら全員検査なので覚悟の準備をしておいてください」
    松橋寧:壁際で見ていた女が口を開いて閉じる
    不動一空:「そちらもな」壁際の少女へと。
    不動一空:「今回は幸いこの程度で済んだ」
    不動一空:「が、次もうまくいくとは限らん」
    不動一空:責めるわけでなく、淡々と所感を述べる。
    不動一空:「対策室であるならば、この件も蓄積し、活用してほしいものだ」
    松橋寧:「鳴海に伝えておきます、私はただのホワイトハンドなので」
    不動一空:「そうしてくれ。でなければ現場はたまらん」
    不動一空:と、書類の作成に悪戦苦闘するチルドレンたちに目を向ける。
    不動一空:「──L市の状況と報告についてはまとまったか?」
    松橋寧:「ちなみにですが作成は任意だそうです」
    不動一空:担当しているチルドレンに確認を。
    赤城空帆:「あ、それはあらかたまとまりました」
    赤城空帆:一番長く失踪していたので自分が担当していた
    不動一空:「一旦共有しよう。報告してくれ」
    赤城空帆:「1月に区長会議が崩壊、その後6度の区同士での紛争と12月の時計塔での騒乱を経て元々いた区長は半分以下に」
    赤城空帆:「現在は残った各区が復興作業中、といった感じです」
    不動一空:「ノミナ・サクラと、首謀者たちのその後は?」
    赤城空帆:「全員6区管轄の監獄に投獄、寂鈴さんは移送中に自害したそうです」
    不動一空:「──そうか」
    不動一空:一瞬だけ間が空くが、やはりいつもの淡々とした無表情で。
    赤城空帆:「ノミナ・サクラは現在のL市の状態を鑑みて再建は検討中とのことです」
    不動一空:「UGNこちらとの関係もあるからな、やむを得んだろう」
    不動一空:自分の分の報告書に、改めて記載。そして──
    不動一空:「マスターピカロ──討伐対象に関する報告はどうなっている?」
    二上馨:「喜多灘さんが別室…もとい特別情報対策室本室で呼び出しを受け」
    二上馨:「鳴海さん泉さん立ち合いの元書いてます」
    松橋寧:「餅は餅屋、戦闘員の方は別に報告しなくていいです、と言ってました」
    松橋寧:「ただまあ、いただいた肉塊が入っているとされたコンテナ空けたら中身空っぽだったので」
    松橋寧:「ある程度生きていると察せられたのでしょう」
    不動一空:「そうか」
    不動一空:生死に関しても、判然としない。
    不動一空:確かに厄介極まりない。
    不動一空:「とりあえず『餅は餅屋』と抜かしたやつには」
    不動一空:「『であれば餅屋だけで片付けてみせろ』と、現場から苦言があったとだけ上げておいてくれ」
    松橋寧:「実際あれ、元々は餅屋だけで片付けようとしてたらしいですよ」
    不動一空:「だができなかった」
    松橋寧:「上げるには上げておきますけど上げたが最後今度こそ全部自力解決図って沈没しそうな気がするので、まあ、期を見ておきます」
    不動一空:「責めてる訳では無い」
    不動一空:「ある程度の共有は必要だろう」
    不動一空:「全てを──という訳では無いがな」
    不動一空:性質上仕方がないとはいえ、今件はそうしたことが多いように感じられたが故の進言。
    不動一空:『今回は上手く言った』
    不動一空:自分が口にした言葉だが、言い得てるだろう。
    不動一空:『次も上手くいくかが判らない』と言う点に関しても。
    不動一空:であれば改善できる点は、改善した方がいい。
    松橋寧:「良きに計らっておきますね、で、終わりましたか?」
    不動一空:「ああ、今終わった」改行キーを叩き、データを保存する。
    不動一空:「そちらはどうだ?」そして他のチルドレンらにも確認を。
    二上馨:「終わってます」
    赤城空帆:「はい、終わりました」
    名取宝鼓:「終わってます」
    松橋寧:「では、検査に行きましょう、今退室してかぎ渡せばキリのいい時間なので」
    不動一空:「松橋」
    不動一空:と──
    不動一空:「その後のこいつらの予定は?」
    松橋寧:「夕方なので日を開けて残りの検査、異常が無いのを確認してから次の任務に順次向かうことになるかと、名取さんは監視に戻る形になりますね」
    不動一空:「──なら少し時間はあるな」
    不動一空:端末を左手で操作し、訓練室の空きを確認。
    松橋寧:「……言っておきますが検査の待機時間は休養ですからね」
    松橋寧:「せめて辞書で調べる時間にしてください」
    赤城空帆:「あはは…そういえば不動さんは検査終わったらすぐに所属に戻る形ですか?」
    松橋寧:「いえ…彼は同時突入の都合上検査項目多いので無問題でも数日お時間はいただきますが」
    赤城空帆:「じゃあ、時間余ってたら声かけてください!いつでもついていきますので!」
    二上馨:「俺も空いてれば訓練付き合いますよ」
    不動一空:「そうか」三人のそれぞれの問いに、一言で応じる。
    不動一空:どうやら時間に余裕はあるらしい。
    不動一空:幸いになことに。こちらにも。あちらにも。
    不動一空:「赤城」そして『ついていく』と述べた少年に声をかける。
    不動一空:「あの時の続きだ」
    赤城空帆:「…はい!」
    不動一空:「まずは検査だな」そしてぽんっと、その頭に軽く手を添える。
    赤城空帆:やっぱりまだ追い抜かせてないなあ。と実感しながら、追いかけていった
    不動一空:その背に変わらぬ表情を向け、思う。
    不動一空:『次も上手くいくとは限らない』
    不動一空:それが究極の真実と嘯くつもりは更々無いが、事実の一つであることは間違いないだろう。なればこそ──
    不動一空:次も上手く行かせるために、手を尽くすのは当たり前だ。
    不動一空:「──心配性にすぎると、叱られかねんな」
    不動一空:珍しく、微かに苦笑などを浮かべ。
    不動一空少年少女チルドレンたちを、送り出した。

    エンディング2


    GM:倫渡町支部 支部長室
    GM:星川光輝が帰還して、数日心配と安堵の声が支部に響き渡った後
    GM:少しだけ落ち着きを取り戻した支部を上から眺める展望室で、あなたは本人を呼び出していた
    星川光輝:「失礼いたします!」
    星川光輝:丁寧にノックをしてそのまま入ってくる
    九重 咲良:「いらっしゃい光輝。少し良い菓子を用意してある、すぐに用意してしまうからそこにかけなさい」
    星川光輝:「はい、ありがとうございます!」
    九重 咲良:応接室も兼ねている支部長室。やや豪華なガラス張りの机と長椅子へ座るよう促す。
    九重 咲良:「君は飲み物は甘い方が好みだったか? このような時間を取るのもしばらくぶりになるな」
    星川光輝:「どちらでもOKです、そうですね…だいぶ時間経っちゃいました」
    九重 咲良:あらかじめ温めておいたティーカップへ、紅茶を注いでいく。
    九重 咲良:「このような場には花弁を添えると喜ばれることもあるようだが、君たちの好む香りはわからないからな。元々の香りを損なわぬようにしよう」
    九重 咲良:一通りの準備を済ませて静かに並べつつ、自らも席につく。
    星川光輝:「そうですか」正直いい香りとかに関心のアンテナが立たないのでそのまま流した
    星川光輝:「では、いただきます」支部長が席に着いたのを見計らって紅茶をいただく
    九重 咲良:彼女の様子をしばらく眺めた後、大きな窓の向こうへ広がる街の景色へと視線を移す。
    九重 咲良:「僕はこの部屋からの景色が気に入っている。この街が一望できるからな」
    九重 咲良:「それなりの時間が経ったが、いまの光輝からはこの街や仲間達を見て変わったと感じるか?」
    星川光輝:「…いいえ、特には」
    星川光輝:「みんな私のことを心配してくれて、怒ってもくれて、いつものみんなのままでした」
    九重 咲良:「…なるほどな」
    九重 咲良:「君がいない間の皆の変調はなかなかに見ごたえがあったぞ、光輝」
    九重 咲良:「それぞれがどのような様相だったかは個々の尊厳に関わるので敢えて僕から伝えることはしないが……」
    九重 咲良:「それが君が戻ってからはピタリとなくなった」
    九重 咲良:「いや、正確には復帰してからかな。戻ってすぐはそれはそれで大騒ぎだったか」
    九重 咲良:「君から見て何も変わらずに見えるのなら、それは君が戻ったことであるべき形に帰ってきたということなのだろうな」
    星川光輝:「なるほど」一通り楽しんできたんだろうなあ、とぼんやり思いつつ手元の菓子を開ける
    星川光輝:「また謝らないといけないこと、増えちゃいましたね」
    星川光輝:紅茶を一口。
    星川光輝:「そういえば支部長、どうやって私を見つけてこれたんです?」
    星川光輝:時期については問わない、支部長が迎えに来るなら大体このタイミングでもおかしくはないからだ
    九重 咲良:「残念ながら僕から積極的に探しにいってようやく見つけた、というわけではないな」
    九重 咲良:「困ったことに心配をしようにも手掛かりがなかった。皆が騒いだが、光輝を信じるしかなかったところでな」
    九重 咲良:「そんなところに『特別情報対策室』とやらに今回の話を伝えられて、同行した。というわけだ。君の行先の手掛かりもその時になってようやく第一報を得たところだった」
    九重 咲良:「君の行方については噂の区長殿がすべて把握していたから、向こうについてからはとんとん拍子と言ったところだったな」
    九重 咲良:「元々は最下層に巣食っていた一党を退けてからゆっくりと迎えにいく算段であったのだが……結果的には君達に助けられることとなってしまった」
    九重 咲良:言葉を切り、カップを手に取る。
    星川光輝:「一方的に助けに…と言うのもなんだか性に合わないので、お役に立てたのであれば何よりです」
    九重 咲良:「随分な長居だったようだが、区での暮らしはどうだった?」
    星川光輝:「ふむ」
    星川光輝:「技術的にはとても進んでいて、便利だしやりがいもありました、区長さんが機械技術に明るく、教えてもらったいくらかは今後の戦闘任務にも転用できそうです」
    星川光輝:「街並みは…平和ではありましたね、9区だけは」
    星川光輝:「門は開かれていますけど、それでも色々限界みたいなところはあって、それを全員の祈りと個人の力で何とかしてる…みたいなそんな印象です」
    九重 咲良:「興味深いな」
    九重 咲良:「これが救出任務でなければ一人で残ることも考えるところだったかもしれない」
    九重 咲良:「追い詰められた状態では人間はその生命の限界を超えた力を発揮できるという」
    九重 咲良:「遺産聖剣を手放してなお君達が戦い抜いてこれたのはそういった意思の力だろうな」
    星川光輝:「まあ、聖剣あれが無くてもやることをやるだけですからね、私」
    星川光輝:「観光は……一応ビザが取れれば入れるそうですよ、あそこ」
    星川光輝:「休日にふらりと言って帰ってくる分にはいいんじゃないでしょうか」
    九重 咲良:「────悪くはないな」
    九重 咲良:「なに、そろそろ僕が多少外したとてどうにかなるような支部ではあるまい」
    九重 咲良:「幸い協力者の数には困らないし、事実光輝を迎えに行った時にはここを空けたわけだしな」
    九重 咲良:「ふらりと出て行ってみよう。しばらく戻らなかったら、雑事はこかげあたりに頼んでおけば良い」
    星川光輝:「その時はできることをお手伝いしてきますね」
    星川光輝:「年が明けるようでしたら、お迎えも」
    九重 咲良:「あぁ、迎えは無くとも構わないぞ。今回は運が良かったものの、僕のついでに光輝やアリス君までミイラになってしまっては本件の二の舞だ」
    九重 咲良:「丈夫なのは心得ているだろうし……あぁ、なるほど」
    九重 咲良:「僕をあそこに放置するほうが色々と気がかりなのかな?」
    星川光輝:「いえ、手癖・・の面では特に心配はしていないです」
    星川光輝:「あそこに行った支部長を助けに行ってくれそうな日本支部の部署、単純に戦闘力不足しそうなので、その時はということで」
    九重 咲良:「ククク……これは手厳しいが、事実だろうな」
    九重 咲良:「そういうことなら楽しみに待つとしよう。いやはや、敵の手中に落ちることすら待ち遠しくなってきたな」
    星川光輝:「…できる限り自助努力で戻ってきてくださいよ?」
    九重 咲良:「できる限りはそうするさ」
    星川光輝:「ならいいんですけど」
    九重 咲良:「特に"心配"はしていないとのことだったが、それなりに訝しまれているようだな」
    九重 咲良:「今回の件で久しぶりに外の者と関わってわかったことだが、やはり僕はヒトにとって特異な姿に映るようだ」
    九重 咲良:「時を刻み、これまでと違う者達と暮らして帰ってきた今。光輝、君の瞳には僕はどう映る?」
    星川光輝:「んー」
    星川光輝:「感情を燃料にしないと死ぬ、感情は大きければ大きいほど美味しい、で、そのために時々手癖で感情を引き出そうとする人」
    星川光輝:「ここまでなんとなくの考察です、でそれを踏まえると」
    星川光輝:「別に食べられた感情が減っては無いしいいんじゃないですか?」
    星川光輝:「もちろんおいしく食べるために大量殺戮しますとか言ったらさすがに止めますが」
    星川光輝:「そうでないなら別に、手癖が悪いことを除けば普通の支部長です」
    九重 咲良:「『さすがに止めざるを得ない』事態を引き起こしたら、君は本気で僕を斬ってくれるのかな?」
    星川光輝:「……どういうこと……あー……」
    星川光輝:「えっ、聖剣の光食べるんですか?」
    星川光輝:少し思考した後、確かめるように聞いてみる
    九重 咲良:「ああ。おかしいか?」
    星川光輝:「喰らってどうなるか検証してませんよね?」
    九重 咲良:「光輝は歴史上初めてフグを食べた者の気持ちを考えたことはあるか?」
    九重 咲良:「ある種の生物学者は、対象の有毒性を確かめるために自らの味覚器官を活用するらしい」
    九重 咲良:「未知へ挑む行為に、その後どうなるかを顧みないのはヒトも同じことであろう?」
    星川光輝:「……なるほど?」
    星川光輝:「まあ、答えを言ってないのは不誠実なので言いますが」
    星川光輝:「支部長の意図が私の想像した通りでも、止めなきゃいけない事態だったら本気で止めにいきますよ」
    星川光輝:「常に一生懸命、正々堂々たれ、ですからね」
    九重 咲良:「その答えを聞いて安心した。君の色彩は如何な角度からもその輝きを失わないな、光輝」
    九重 咲良:「君がそう在るからこそ、惹かれる人々が多いのだろうよ」
    九重 咲良:「僕もそのような者の一人だ」
    星川光輝:「ありがたく受け取っておきます」
    星川光輝:「…日も傾いてきましたね、そろそろ外に出られると思うので訓練のため素振りしてきます」
    星川光輝:空のカップを丁寧に置いて、その場を辞そうとする
    九重 咲良:「あぁ。忘れ物はしないようにな」
    星川光輝:「ええ、では失礼いたします」
    星川光輝:お辞儀をして扉を閉める
    九重 咲良:ヒラヒラと手を振りながら彼女の背を見送った。
    九重 咲良:彼女は言っていた。皆変わらないと。
    九重 咲良:だが、世界に不変なものはない。
    九重 咲良:彼らが人間である以上、その生命は終わりへと確実に進んでいく。
    九重 咲良:それなりの時間が経ったことで、彼女の体もその分の変化が発生していた。
    九重 咲良:この街も例外ではない。
    九重 咲良:戯れに始めた花屋を営んでいると、四季の流れを折々に感じることがある。
    九重 咲良:すっかり固定客もついた、彼らにも色々なことが起きている。
    九重 咲良:生まれた者、死んだ者、出ていった者、新たに住み着いた者、多くの人の変化があった。
    九重 咲良:モノの変化があった。
    九重 咲良:それでも変わらないのが、ヒトの願いだった。
    九重 咲良:こうあってほしい、こうあるべきだ。
    九重 咲良:変わらない願いが、現実へと干渉し世界を次々へと変えていく。
    九重 咲良:今回戦った相手もそう言った手合いであった。世界に干渉されて
    九重 咲良:自らの在り方を歪められた者。
    九重 咲良:その運命に対し、様々な形で抗おうとした者。
    九重 咲良:「…つくづくこの星は飽きないものだ」
    九重 咲良:席を立ち、窓から街を見下ろす。
    九重 咲良:桜の花の季節は過ぎ、並木通りは深緑の色に染まる。
    九重 咲良:多くの命が芽吹く大地を一人の少女が駆けていく。
    九重 咲良:桜の精は、今日も静かにその後ろ姿を見守っていた。

    エンディング



    GM:都内某所 コンビニ
    GM:日本支部から徒歩2分の箇所にあるコンビニは、まだアイスクリームの販売が盛況な時期だ
    ルリグ:「ほわあ」セルフレジの方を見ている
    ルリグ:「あ、あれがコンビニのセルフレジ、あそこから受け取ったデータがコンビニのお店の中に蓄積されてるのね……」
    メリー:「ええ……昔はセルフではなかったのですけど」
    メリー:「世界は変わります」
    メリー:「レネゲイドがあろうと、なかろうと」
    ルリグ:「日々アップデートね…私の更新は数年前で止まってしまったから、頑張って追いつかなくちゃ」
    メリー:「何、まだまだ最新鋭でしょう」
    ルリグ:「…年代を比較してみたのだけれど」
    メリー:「はい」
    ルリグ:「私の製造、アイフォンで言ったら大体3か4くらいの時期なのよね」
    メリー:「……製造、ですか」
    メリー:「そのあたりのことを、あまり聞いていませんでしたね」
    メリー:「書類上では目を通したのですが」
    メリー:「少し、聞いてもいいですか? この後」烏龍茶のペットボトルを掴む
    ルリグ:「ええ、とは言っても書類上とさほど変わらないのだけれど」
    メリー:「では」ルリグの手を取り、レジに向かう
    ルリグ:プリペイドカードなるものを1枚、仕組み確認用だ
    ルリグ:手元の袋に入れ、駐車場へ
    ルリグ:「まず、製作は大体10年ちょっと前、面影島の事件から少ししたくらいね」
    ルリグ:「というよりは、面影島の件を見てプロジェクトが発足した方が正しいのでしょうけど」
    ルリグ:「人々の思い出が息づき、レネゲイドが新しい生命体になるという動き」
    ルリグ:「飛行機が落ちて当時不安定な情勢だったL市は安全かつ快適に監視するのに、一番に技術を投入するのにふさわしい場所だった」
    メリー:「技術は必要が生じると進歩が早まりますからね」
    メリー:「しかし製作、ですか」
    メリー:「書類を見た時も思ったのですが……当時の技術であなたほど完成したRBを人為的に作れるものでしょうか」
    メリー:「いえ、私は別にその方面は詳しくないですが」
    ルリグ:「ああ、別に最初から完成したわけじゃないのよ」
    ルリグ:「私の今のバージョンがベータ版14.23.8」
    ルリグ:「ここまでたくさんアップデートして、そのたびに完成に近づけていったの」
    ルリグ:「まあ、完成版前にそこで更新が止まっているのだけれど、あなたに会ったときが確かベータ版のバージョン9の頃だったかしら」
    メリー:「確かに、あの時よりは進化しましたね」
    メリー:「色々と」
    メリー:「とはいえ、最初からあなたはあなたでした」
    メリー:「……私の知る限りは」
    ルリグ:「そうねえ」
    ルリグ:「とはいえ、このまま就職先が無いことには、私の更新も永遠に止まってしまうのが悩みどころね」
    メリー:「UGNに、留まらないので?」
    ルリグ:「あ、勿論残るわよ、ただ、部署が見つかるかなって話」
    ルリグ:「最新鋭のエクセルやUGNデータベースを入れるにもこのままじゃ時間かかりそうだし…」
    メリー:「……そうですねえ」
    メリー:「折角ですし、対策室に来ませんか?」
    メリー:「私の席が空きますし、反ミーム耐性も優れています」
    ルリグ:「対策室…というと、メリーの今の部署……]
    ルリグ:「辞めてしまうの?」
    メリー:「――ええ」
    メリー:「私、対抗種でしょう」
    メリー:「そろそろ、ガタが来始めています」
    ルリグ:「……」
    メリー:「髪も元は有り触れた色だったんですけどね」
    メリー:「……今回、色々な死に触れました」
    メリー:「あなたは死んでいるかもしれない」
    メリー:「いえ、死んでいるに違いない――会うまでは、そう思っていました」
    メリー:「それに、最後の戦闘で」
    メリー:「妹の死……その幻影を見せられました」
    ルリグ:「妹さん……私より好きな人のことね」
    メリー:「当時はガムシャラに振り切りましたが、少し経つと怖くなったのです」
    メリー:「……ええ、すいません。こればっかりは譲れませんので」
    ルリグ:「ふふ、いいの、私はあなたが大好きだけれど、あなたが最期に縋るのは、同じ人間でいてほしいから」
    メリー:「……すみません」
    メリー:「ええ、妹との時間を過ごしたくなった――というのが正直なところです」
    メリー:「私の寿命もそうですし。妹もいつ死んでもおかしくない仕事をやっています」
    メリー:「ですから、あの子との思い出を作りたいのです」
    メリー:「月並みですよね」
    ルリグ:「ううん、大事なことよ」
    ルリグ:「…あそこにいた人、殆ど助かってない話は聞いたかしら」
    メリー:「聞きましたよ」
    ルリグ:「最後にちょっと部屋の掃除をする機会があったんだけどね」
    ルリグ:「ほとんどの人が、家族の写真とか、友達の写真を大事そうに持ってた」
    ルリグ:「多分、お休みの日に会いに行くのを楽しみにしていて、最後に会いたかったって、どこかに悔いがあったんだと思う」
    ルリグ:「……死ぬときに看取る者が機械しかいない、って言うのも、それはそれで空しいのよ、家族はAIには絶対に埋められない」
    ルリグ:パックで買っていた烏龍茶を、ストローで啜る
    メリー:「……私は、あなたにも看取られたいですよ」
    メリー:「親友ですから」
    メリー:「まあ、流石にしばらく先でしょうが」
    ルリグ:「……冬」
    ルリグ:「冬になったら、一回お部屋に顔を出してくれる?」
    ルリグ:「暑い日に車で飲む烏龍茶もいいけど、その時はあったかくておいしい物、ちゃんと調べて作るから」
    メリー:「わかりました」
    メリー:「でも、あなたが私の家に来てもいいんですよ?」
    メリー:「いつだって、歓迎しましょう」
    メリー:「今は、立派なボディがあるのですから」
    ルリグ:「ふふ、私としたことが、また発想が硬かったわ」
    ルリグ:「そうね、あなたの家に遊びに行くのも、それはそれでいいのかも」
    メリー:「家でなくとも、外で遊ぶこともできますしね」
    メリー:「……ガタが来てるとは言いましたが、別に墓場が差し迫ってるほどではないんですよ?」
    ルリグ:「あら、そうなの?」
    メリー:「脅かしてしまいましたね」
    メリー:「しかし、どちらにせよ」
    メリー:「あなたより私の方が、先に眠ることでしょう」
    メリー:「ですから、それまでは」
    メリー:「一緒に楽しく生きましょうね、ルリグ」
    ルリグ:「ええ」
    ルリグ:「親友だもの、最期を選べる幸福に、乾杯」
    メリー:「――乾杯」ペットボトルを掲げ、少しだけ――しかし楽しそうに笑う
    GM:車内に、冷えた烏龍茶の温度を感じる風が吹いた

    エンディング


    GM:UGN日本支部、特別情報対策室
    泉朔夜:「はいというわけで」
    喜多灘凜瀬:「マスターピカロは肉塊になるまでひき潰されました、いやあれ耐性ない人間は見れない奴ですね」
    泉朔夜:「だけれどコンテナは?」
    鳴海真中:「空です」
    泉朔夜:「そして写真は?」
    喜多灘凜瀬:「この通りです」タブレットで写真をプレビュー、そこには何もない
    パミーナ:「おい、俺達の仕事の成果早速消滅してるぞ」
    泉朔夜:「さて問題、日本支部のケツ持ちは完了した、でも僕たちの仕事は終わりましたか?」
    パミーナ:「終わってるわけないじゃないの。死体がないってことは、ピカロが生きてるってことだろ?」
    日比谷畔:「概ね同意見だ、加えて写真」
    日比谷畔:「九重支部長殿が彼の能力の正体を肉体にかけられた呪いと評したのであれば、肉体をミンチにして死んでいれば写真にそれが映る」
    泉朔夜:「はい、跳躍推理持ち二人が終わってないなら終わってない本線で考えます」
    パミーナ:「はいはい、はーい!パミーナさん気になったことあります!」
    泉朔夜:「どうぞ」
    パミーナ:「①ここまでやって生きて逃げるってことは俺たちはピカロを無力化できるの?」
    パミーナ:「②大丈夫か?この部署。メリーさん居なくなったけど。俺も純粋な戦闘人員じゃあないぞ。」
    パミーナ:「③、メリーさん抜けた分も含めて次は今回以上に戦闘人員集められるの?それもピカロぶっ殺せるようなバケモン。」
    泉朔夜:「はい、議題提供ありがとうございます」
    泉朔夜:「それじゃあ1番から行こう、ここからピカロを殺す方法を考える」
    泉朔夜:「そのためには今回出た情報をまとめる必要があるね、鳴海さんいける?」
    鳴海真中:「はいさい」
    鳴海真中:「まず今回確定した情報1、ピカロは人間です」
    鳴海真中:「つまり人間の殺し方、釣り方がある程度通用します」
    鳴海真中:「情報2、ピカロの能力は『自己の消去』で『肉体由来』、ついでに『情報基幹が別の生物種には無効』です、まあ最後は置いといていいでしょう、九重支部長と同格の例外が出るかは怪しいです」
    パミーナ:「宇宙人があちこちのUGNにいるわけないもんな!」
    鳴海真中:「雨霖鈴曲フラワー・テイルでさえ使いどころになるか怪しいですからねえこれ!」
    鳴海真中:「で、最後、これの性質は『後天的』です、つまり付与した輩が必ずいます」
    パミーナ:「ピカロの手帳によるとそいつも記憶があるか怪しいぞ」
    鳴海真中:「そう、当事者に記憶はない」
    鳴海真中:「逆にです、それは施設自体の隠蔽ができてないってことにもなりますよね」
    鳴海真中:「マスターピカロの性質上、単独で、誰もいない施設をエフェクトで更地にするという芸当は不可能です」
    パミーナ:「ピカロビームとか使えないってことな」
    鳴海真中:「そういうことです、一応前提情報提示しましたが、殴りどころ見つかります?」
    喜多灘凜瀬:「いくつかはあるな、これだけでも」
    パミーナ:「ほうほう。では喜多灘えもん、冴えた考えを教えてくれよ」
    喜多灘凜瀬:「一つ、人間であれば情がある、ましてや彼は侵蝕域からしておそらく通常圏内だ、ロイスは残っているだろう」
    喜多灘凜瀬:「では相手は誰か、パミーナさんはあの時の手帳の中身覚えていますか?」
    パミーナ:「覚えてる。覚えてる。あいつにもお友達がいるんだってな。」
    パミーナ:「九重と天喰だっけ。」
    日比谷畔:「……鳴海さん、該当者」
    パミーナ:あの宇宙人支部長と同じ名前だなと言いつつ話を繋げる。
    鳴海真中:「経歴から調べずとも、異端審問スーサイドとナカツカミですね?」
    パミーナ:「…そいつらを調べて、どうすんの?」
    日比谷畔:「マスターピカロを釣る」
    喜多灘凜瀬:「それが一手目」
    鳴海真中:「幸いお二人とも立派に戦闘要員としての基準はクリアしています……ちょっと難はありますが」
    パミーナ:「んー。釣るってことは一旦協力を要請するってことだけど。」
    パミーナ:「そいつらはUGNの正式な一員なんだよな?」
    パミーナ:「釣るってことは、前提として仮にもマスター相手に命を交渉材料にするんだけど。」
    鳴海真中:「異端審問スーサイドはこの件に関してですが既に協力を取り付けています」
    鳴海真中:「ナカツカミは……今までのところマスターピカロとの接触歴最多です、こっちが何か言わなくても、向こうが勝ってにつられて巻き込まれるがオチかと」
    パミーナ:「前者は兎も角、後者はちゃんと監督者に指導した方がいいと思うぞ…」
    鳴海真中:「再三言ってるそうです…」
    鳴海真中:「まあとにかく、釣り出しを試みるのであれば今から用意も可能です」
    パミーナ:「監督者泣かせだなぁ。まぁ良い。釣りだすことは分かった。戦力って面でもある程度は工面できる。」
    パミーナ:「でも言っとくけど。前回は"強力な"戦闘エージェントがいてダメだったんだぞ。真っ当な戦力じゃ、恐らく前回の規模は揃えられない。」
    パミーナ:「そうなると、根本的に異能レベルでピカロへ通じる様な変種オーヴァードでもないともうピカロへの有効打にならないんじゃないか。」
    日比谷畔:「じゃあ一つ考えを」
    日比谷畔:「ノーヒントで異能者を探すことは不可能でも、施設を抑えれば該当者の糸口はつかめそうじゃないか?」
    日比谷畔:「マスターピカロは誰もいない施設を更地にする手段は持たない、だから付与した施設は残っている、なるほど鳴海さんの考えはいい」
    日比谷畔:「なら急ぎ施設を特定して糸口になる能力者を探すヒントくらいはそろえられるんじゃないか?」
    日比谷畔:「もう一つ」
    日比谷畔:「あれは肉体に対する呪いだ」
    日比谷畔:「ならば精神特化で能力者を集め、機能を停止することを目標にしてみるのはどうだろう」
    日比谷畔:「まあ、こっちは見つからなかったときの保険だけれどね」
    パミーナ:「じゃあ、施設を調べつつ、精神特化の能力者でも引っ張ってくるのが安全策か。」
    泉朔夜:「精神特化……じゃあ彼切ってみようかな…あえてだけど」
    パミーナ:「…前から思っていたんだけど此処ってそんなことできるマンパワーあるの?」
    パミーナ:「お、泉さん。コネ…人のアテあるんだ。」
    泉朔夜:「肉体は無理だけど、精神特化だったら多少当ては」
    泉朔夜:「そういう部署だしね、元々」
    鳴海真中:「まあ最悪精神特化ならうちの万年リア狂室長をどうにか叩き起こせばいいですしね」
    パミーナ:「室長って会った事なかったけど今何してんの?」
    泉朔夜:「基本的に読んだら死ぬよりひどい目に遭う報告書をしまった部屋で番をしてもらってる」
    鳴海真中:「なんかどっかの実験のせいで普通の空間じゃワードサラダしか喋れなくなったらしいので……」
    鳴海真中:「正気でいられるとこだったらあれほど頼もしい人もいませんけどね…」
    パミーナ:「な、なるほど」
    パミーナ:「まぁ気軽に会えそうにはないことは分かった」
    喜多灘凜瀬:「ともかく、ここまでの話をまとめると」
    喜多灘凜瀬:「まずマスターピカロが能力を付与されたであろう施設を特定、次に囮として二人と精神特化エージェントを集める、最後に釣ったところを撃破」
    喜多灘凜瀬:「こんな感じでしょうか」
    パミーナ:「ん―大体それでいいんじゃないか。」
    パミーナ:「けど調査をするなら専門の部署か人員がいないときついと思うぞ」
    鳴海真中:「それはそうですね……どうやって調べた物か……?」急にペンが上に上がる
    ???:「朝8時の日差しは素晴らしく、露頭の棺桶のすすり泣く声がなんともしおらしいなあやあ諸君、何かお困りかい?
    泉朔夜:「あっこの文章が文章してない声は」
    ???:ひょこり、と顔を出す日焼けした青年の顔
    鳴海真中:「室長!?どうしたんですか今日!?」
    パミーナ:「室長か!さわやかな不審者かと思ったぞ!」
    ???:「 昔マーフィーはこう言いました、「貴方の人生は貴方の思いどおりに変えられる。なぜなら貴方自身によってデザインされるのが貴方の人生だからだ。」どうもこうも君たちが俺に見覚えのある話で困っていたようだからな、何か手伝えるのであれば言うといい
    泉朔夜:「なんか手伝いたいってことしかわからないんだけど誰か文意取れる人いる?」
    日比谷畔:「私は無理だな」
    パミーナ:「んー…。俺は分かる。”知ってる話題だし手伝えるから声をかけてほしい”だって。」
    パミーナ:少し目を細める。
    喜多灘凜瀬:「俺もざっくりですね…泉さんと同じくらいの理解度です」
    ???:「心配しないでは、発生したら何が起こるのか、発生しなければ結果はどうなるのか。 誰もご存知の通り、意義さえあれば、心配しないでを慎重に考えざるを得ない。 私からすると、問題のコツをマスターすれば、残りは全て刃を迎えて解くと思われる。あ、これについては心配するな、昔からの呪いみたいなものだ。誰かがめちゃくちゃにしたキャンパスの上でないと俺はまともにしゃべれん
    パミーナ:「…じゃあ俺からは分かるようにすることはできないな。そういう呪いを撒くの、嫌いだしできないから。」
    ???:「こんな問題に対面している時、 それならそれでいいは一体どんな存在なのかをきっちりわかるのが全ての問題の解くキーとなります。それならそれでいい、俺が単なる狂人扱いされてこそ世界は平和だからなあ
    喜多灘凜瀬:「まあとにかく、話戻しますか」
    パミーナ:「確かに、それもそうだな。ありがとう室長。その時は頼むよ。」
    パミーナ:「話を戻すって、えっと今どうだったっけ」
    喜多灘凜瀬:「そもそもマスターピカロについてどこまでこの人が知っているか次第ではありますが…」と言って軽く説明
    喜多灘凜瀬:「で、今は彼が能力付与された施設を洗えないか調べてます」
    ???:「思い返せば。 拙もじっくり考えながら、夜となく昼となく彼が古くから火をくべていた仲であることを考えていた 昔テレンティウスはこう言ったように。ああ、  の小僧がまだ生きていたか、それなら話が早い、施設には心当たりがある、ついでに潜り込みくらいはささっと済ませられるがどうだ?
    パミーナ:「そこで、室長がやってきたと。」
    パミーナ:「…さっきの室長の言葉だが、翻訳させてもらうと「そういえば、室長。施設に心当たりがあるし、なんなら潜ってくる」って言ってるんだけど」
    泉朔夜:「早速大当たり引いた!?」
    パミーナ:「…この人に任せちゃっていいの?」
    日比谷畔:「…どうだろう、私にはさっぱりわからないから皆さんにお任せするよ」
    パミーナ:「というのも、俺はこの人がどの程度正気で頼れるか分らんのが大きい。」
    鳴海真中:「私はさっぱりですけど基本的に根は信用のおける人間なので大丈夫だと思います」
    パミーナ:「よしっ、正直ネコの手も借りたいからがっつり頼るぞ!」
    鳴海真中:「よしんば出先が敵の巣でもそっちの方が正気になれる人ですしねこの人」
    泉朔夜:「それはそう、じゃあがっつり頼ろうか室長」
    ???:うむうむと首を縦に振ってから、新入りと気づいた人たちに握手として手を出す
    パミーナ:「よろしく室長。長い付き合いになるかは分からないけど。死線を潜り抜ける仲間にはなれそうだ。」
    パミーナ:握手で答える。
    パミーナ:「ピカロとの戦いは大船に乗った気で任せてくれ、俺の神託は“絶対”で」
    パミーナ:「...何より、この時の為に生まれてきたんだからな。」
    ???:にこり、と微笑み返して、一礼して部屋を去る、すぐに調査しに行くようだ

    GM:ダブルクロス the 3rd edition
    GM:「アルティメット・トゥルース prequel 『grief from underwater』」
    GM:嘆きは払われた。


    ?????


    GM:???????
    "マスターピカロ":どこでもあって、どこでもない場所
    "マスターピカロ":聞こえはいいけれど、実際には己の存続のコストを払いながら最期の時を待つ場所だ
    "マスターピカロ":肉塊になっても、呪いは消えなかったが
    "マスターピカロ":残りの命の蝋燭は、もう幾ばくも残っていない
    "マスターピカロ":……でも、まだだ
    "マスターピカロ":まだ終われない
    "マスターピカロ":例え幾ばくしかなくても、それが何であろう
    "マスターピカロ":例え忘れ去られても、それが何であろう
    "マスターピカロ":ただ、最期の瞬間まで、何にもなれなくても、何かをするために
    "マスターピカロ":足掻かねば

    昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
    世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見え――
    そして、誰も彼も、隠すことも忘れることもできなくなった。

    それは全世界に鳴った「最後の号砲ラストサプライズ
    そして世界にかけられた忘れじの呪い
    日本支部は調査の後、マスターピカロに対して囮作戦を決行
    まだ打てる手を模索して、今度こそ喉元に刃を届かせに行く
    一方のマスターピカロ、示した刻限まであとわずか
    その先に勝つのは、呪いか、祈りか

    ダブルクロス the 3rd edition
    「アルティメット・トゥルース sequel 『The Maverick’s skyscraper』」

    ダブルクロス
    ――それは、誰にとって、何であるか